みんなの議会

上富良野町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月14日

(1)火葬場及び共同墓について/(2)パートナーシップ制度について/(3)加齢性難聴者に補聴器購入補助について/(4)高校生までの医療費の無料化について/(5)自衛隊募集名簿の提供について/(6)拠点施設の整備構想について

2023年6月14日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「火葬場及び共同墓について」「パートナーシップ制度について」「加齢性難聴者に補聴器購入補助について」「高校生までの医療費の無料化について」「自衛隊募集名簿の提供について」「拠点施設の整備構想について」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 7番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について町長に質問いたします。1点目には、火葬場及び共同墓地について伺います。― 77 ―火葬場については、老朽化するという状況の中で、建て替えが今、余儀なくされているという状況があります。お聞きする範囲では、建て替えするとなると約50億円の費用もかかるのではないかというような話もあります。そういう状況の中から、当然多額の費用が必要になるのであれば、今後、中富良野町との火葬場の共同使用、一部修繕しながら共同利用できる方向で協議しているとの話であります。しかし、いずれにしても、今後こういう問題については、議会での審議や住民への周知など、一定の理解がなければ当然できないものと考えます。また同時に、そういった建て替えに至った経緯及び進捗状況等についてお伺いいたします。次に、二つ目に伺いたいのは、人口減少という形の中で、共同墓の問題についてお伺いいたします。人口減少や少子化などによって、墓地を家族で見守ることができなくなってきているという不安の声が町内にも同様に上がっています。昨日の墓地の質疑と答弁のやり取りの中でも、令和3年には14区画が墓じまいという形になった。令和4年については24区画が墓じまいに至ったという状況の中で、今後増えるのではないかという答弁も出ました。そういう問題も含めて、今後、大事な先祖の墓地を継承することがなかなか難しいということであれば、一部自治体では、共同墓を設けるなどの対応を取っている自治体が近年増えるという状況にありますが、町においては今後どのように対応されるのか、この点についてお伺いいたします。次に、2番目に、パートナーシップ制度についてお伺いいたします。今、社会では差別や偏見などをなくして、誰もが安心して暮らせる、そういった個人として尊厳される多様な社会を認め合う、多様性を認め合う社会を求める流れがあります。今の社会では、家族として認められなければ公営住宅の入居や税の控除など、国や自治体などの公的制度が受けられないという状況もあります。余りにも理不尽ではないかと考えます。性的少数者や同性婚者だとしても、自治体の行政サービスが受けられるようにする、これは当然ではないでしょうか。そのためにも自治体においては、行政サービスが受けられるようにするためにも、パートナーシップ制度を導入することが必要だと考えます。現在、このパートナーシップ制度を導入している自治体は、全国で約325自治体に上っているとされています。この問題を考えにおいては、町に同性婚者がいるかいないか、存在するかしないかではなくて、法の下の平等を定めている憲法の下で安心して暮らせる社会を目指すこと。そのためにもパートナーシップ制度を設ける必要があると考えますが、町の今後の対応についてお伺いいたします。次に、加齢難聴者に対する補聴器購入補助についてお伺いいたします。日本の65歳以上の高齢者は約1,655万人いると推計されております。3人に1人が加齢難聴を抱えているとされているということが明らかになっています。この多くの人たちは、人との会話が苦手になり、引きこもりがちになることで認知症にもつながるとされているというのが現状であります。高齢者が安心して地域で暮らせるようにするためにも、他の自治体でも実施しているように、補聴器購入補助制度を設けることが町においても必要と考えます。今現在、補聴器購入補助制度を導入している自治体、道内では約18市町村に及んでいます。加齢難聴の対象者は、併せてお伺いしますが、何人いるか、お伺いいたします。いずれにしても、地域で安心して暮らせる、そういう環境をつくるためにも補聴器購入補助制度というのは欠かせないものと考えますが、この点についてお伺いいたします。次に、高校までの医療費の無料化についてお伺いいたします。最近では、物価高騰や実質賃金の低下などにより、住民の暮らしは大変になってきています。また、人口減少や少子化などで多くの世代が地域で安心して暮らすことが今求められています。国は今、そういう流れの中で、子育て世代に対して支援策を強化しようとしています。町においても子どもたちが健康で暮らしてもらうためにも、一層の支援が必要だと考えます。子育て対策として、町においては、中学校までの医療費の無料化を実施、この間しましたが、さらにそれを拡充して高校までに対象とすべき時期が来ていると考えますが、町長はこの間、私の質問に対して、効果などを検証し、その後において十分検討したいと述べておりますが、現在のところの進捗状況、検討等はどのようになっているのか、お伺いいたします。次に、自衛官の募集名簿の提供についてお伺いいたします。岸田政権の下で、憲法9条が改悪されようとしているのは絶対許されるものではありません。日本は、戦前の他国への侵略で罪のない多くの人々を死に追いやった反省に立ち、平和を守ってきました。憲法9条の精神を今しっかり堅持すべきだというふうに考えます。名簿提供は、その立場に立てば、当然若者や多く― 78 ―の自衛隊員を戦地に、危険な紛争地に送るということは絶対してはなりません。そのためにも名簿提供は直ちにやめるべきと考えますが、次の点についてお伺いいたします。一つ目には、自衛官募集名簿提供の根拠及び対象年齢並びに令和元年度から令和4年度までの名簿提供の状況等についてお伺いいたします。二つ目には、名簿提供は個人情報にも関わる問題で、除外申請や同意がない対象者には名簿から除外することなどが必要と感じていますが、この点についても対応について答弁を求めます。次に、拠点施設の整備、道の駅等の構想についてお伺いいたします。今、多くの町民からまち中ににぎわいを戻すことが必要だと、にぎわいがなくなってきているという声がささやかれています。実際、まちのにぎわいが後退し、元気のないまちになっているような気がしています。しかし、多くの町民は一生懸命地域を支え、地域の商店や地域の産業を守るために一生懸命頑張っている状況があります。人口減少や少子高齢化によって、気軽に寄って談話でき、飲食などができる場所が欲しいねという声があちらこちらから聞かれるという状況にあります。にぎわいを戻すためには、人が集まれ、気軽に立ち寄れる場所、地元の農産物や加工品が販売、また購入ができる場所が求められていると考えています。まちに人の流れを呼び込み、上富良野町の魅力を知ってもらうためにも、今後、道の駅を含めた拠点的な施設の構想が当然必要かと思いますが、これらの点について町長の明確な答弁を求めるものであります。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の6項目の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの火葬場及び共同墓についての2点の御質問にお答えいたします。1点目の葬祭場の今後について、上富良野町葬祭場は、昭和48年から現在の施設で運用を行って約50年が経過し、施設や設備の老朽化や体型の大型化等により炉のサイズの矮小化が問題となっております。また、昨今の人口減少や施設の建設、設備の負担増を踏まえ、広域利用について、昨年から中富良野町の西山火葬場の共同利用について協議を行ってきたところです。現在までの共同利用に向けた進捗状況については、中富良野町の現有施設の利用状況と上富良野町民が利用した場合を想定し、検証を行った結果、施設の電気系統の低圧から高圧への改修で共同利用が可能であることから、本年度中に共同利用に向けた施設改修費、今後の大型改修、施設の維持管理などの負担割合を、共同利用に関する協定(仮称)を両町で締結し、令和8年度からの共同利用開始に向け協議を進めてまいります。また、利用する町民の皆様への周知に関しましては、共同利用についての検討方法を住民会長懇談会や地域懇談会で提供し、両町の合意決定いたしましたらこ広報紙等で周知を行ってまいりたいと思いますので、御理解をお願いいたします。次に、2点目の共同墓の設置については、さきの議員の御質問にもお答えいたしましたが、現在の少子高齢化や核家族化、地方の人口減少により、地方における墓石の管理や寺院の納骨堂の継承などをためらう状況にある現況から、永代供養や合葬墓に改装し、墓じまいが急増している現状は多く、当町においても昨年から急激に増加している現状であります。道内自治体でも合葬墓を設置している状況であり、その需要が増える状況であることは認識しているところです。今後、当町に合葬墓を設置するニーズを調べることも必要であり、当町にも納骨堂を抱える寺院があることも踏まえ、民間との整合性を持ちながら、今後検討すべき事案と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めのパートナーシップ制度についての御質問にお答えいたします。国内においては、現行法規上、同性婚は認められていない中で、平成27年3月に東京都渋谷区において、条例によるパートナーシップ制度が、同年9月には、東京都世田谷区において、要綱によるパートナーシップ制度が導入され、その後、大都市を中心に、特に要綱によるパートナーシップ制度が導入されております。道内においても苫小牧市、岩見沢市が本年、パートナーシップの宣言を行っておりますが、人口の多い大きな市が中心であり、現状では、それぞれの窓口等に対し、パートナーシップ制度や同性カップルに関する相談が寄せられている状況にないことから、引き続き国の制度改正について注視するとともに、先進自治体での取組について研究してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの加齢性難聴者に補聴器購入補助についての御質問にお答えいたします。補聴器購入制度の創設についてでありますが、さきの中澤議員の御質問にもお答えさせていただきましたが、加齢による難聴の方々への補聴器購入補助は全国的な課題であり、独自で助成制度を創設して― 79 ―いる道内市町村が微増している状況を把握しておりますが、医学的に認知症との因果関係が明らかになっていないことや、対象年齢、聴力レベルが人それぞれであり、現段階においては、町独自に補聴器購入に対する補助についての考えは、現在のところ持ち合わせておりませんが、補助支援の方策については、国や北海道及び道内市町村の取組状況などの把握に努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、2点目の加齢性難聴対象者の推計についての御質問でありますが、事業所や企業等が実施する職場の健康診断においては、視力・聴力検査が労働安全衛生法に基づく定期健康診断の項目として位置づけられておりますが、町が実施する住民健診においては、国民健康保険特定健診並びに後期高齢者医療保険の後期高齢者健康診査の項目に聴力検査は入っていないことから、町として難聴者の実態を把握することは困難であることを御理解願います。参考までに、大学教授などの研究による加齢性難聴の頻度は、60歳代前半で5人から10人に1人、60歳代後半で3人に1人、75歳以上で7割以上と公表されておりますので、単純に4月1日現在の65歳以上の人口3,395人では、加齢性難聴の可能性のある方がおおむね1,132人と推計されるところであります。なお、町では、民生・児童委員に御協力いただき、毎年5月に実施している高齢者実態調査において、65歳以上の高齢者の方々を訪問して、日常生活における動作と併せて、日常生活で不自由を感じていることなどの聞き取りを行っており、また、高齢者支援班や地域包括支援センターへの相談を含め、これらの中で、高齢者の状態に応じて障害福祉サービス、在宅福祉サービス、介護保険サービスを御案内させていただいているところであります。これらのことから、様々な機会を通じて、会話などが聞こえづらくなっている個々人の状況を確認することは可能と考えているところであります。次に、4項目めの高校生までの医療費の無償化についての御質問にお答えいたします。昨年4月より中学生までの医療費の無償化を実施しましたが、高校生までの無料化については、制度開始前に議会でも検討していたところでありますが、コロナ禍での通院の自粛等がある中で、昨年の結果でありますので、さらに検証し、適正な時期に行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、5項目めの自衛官募集名簿の提供についての2点の御質問にお答えいたします。1点目の提供根拠、対象年齢及び提供状況についての御質問にお答えいたします。自衛隊法第97条第1項に基づく募集業務を、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務を行うこととされていることから町が業務を行い、自衛隊法施行令第120条の規定の求め、令和3年2月5日付、防衛省人事教育局人事育成課長並びに総務省自治行政局住民制度課長の自衛官または自衛官候補生の募集事務に関する資料の提出についてを根拠に基づいて行っております。なお、住民基本台帳法第11条第1項は、国または地方公共団体の請求による住民基本台帳の閲覧を定めており、自衛隊法第97条第1項により、その範囲内で必要な報告を行っております。対象年齢については、その該当する年度末で18歳及び22歳に到達する、4月2日から4月1日までの男女です。提供状況につきましては、令和元年と2年につきましては、住民基本台帳の閲覧としており、令和3年と4年については紙媒体での提供を行っているところです。2点目の名簿提供の除外についての御質問ですが、法律に基づく事務として行っておりますので、特別な除外の手続を行う予定はございませんので、御理解を賜りたいと存じます。次に、6項目めの拠点施設の整備構想についてでありますが、過去の複合拠点施設構想につきましては、実現しなかったことは議員御存じのとおりであります。しかしながら、議員御指摘のとおり、まちのにぎわいは大変貴重だと考えているところであり、道の駅の整備もまちのにぎわいの創出の一つと考えておりますので、私といたしましては、道の駅という形で実現をしたいと考えているところでありますが、どこまでの方向性を示すことができるかは、現時点ではなかなか難しいと考えております。

質問 7番 米沢義英

火葬場等の建て替え等についてお伺いいたします。非常に多額の費用がかかるということの前提があります。お伺いしたいのは、今後、この建て替え等に至っては、当然住民の理解、あるいは議会の審議等、議決等が必要になってくると思いますが、こういった大事なところをおろそかにしてはならないと考えますが、この点について確認をお願いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。― 80 ―今後、この事業を進めていくに当たり、当然予算等の節目節目では、議会の皆さんの同意といいますか、可決が必要になってきますので、そのときだけではなく、あらかじめ、事前から情報共有、もちろん議会の皆様だけではなくて、もっと広く住民の皆様に対しても情報を提供して、その中で皆さんに判断してもらうということが非常に重要なことだと考えております。以上です。。

質問 7番 米沢義英

再度確認いたしますが、令和8年度から利用開始に向けてという形になっておりますが、もう既に実施を前提にして進められております。そうすると、住民からしたら、何か置き去りにされているのではないかという印象もあるのではないかと思いますが、この点については、事前の構想なども十分説明すべきだと思いますが、再度確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。去年おととしの住民会長会議では情報を提供しておりまして、その段階では、どういう改修が必要かという具体的な調査はまだでしたので、今その調査が終わった段階ですので、今後、もし上富と中富で共同でやる場合は、電気系統を含めて、こういう改修が必要で、その先はまだ決まっていない部分は、維持・補修についての費用負担については、これから中富と協議を詰めていかなければなりませんが、その辺の情報がある程度決まった段階で、余り小出しに出し過ぎてもあれですけれども、ある程度固まったらぽつぽつと、ある程度の球で、町民の皆さん含めて議会の皆さんにも情報提供していくということは、同意を得る上では重要なことだと認識しております。以上です。

質問 7番 米沢義英

次にお伺いしたいのは、ぜひそういった説明も丁寧にお願いしたいと思います。当然共同墓地の関係で、跡地利用というのが、もしも万が一進める場合、将来、今ある既存の火葬場を撤去せざるを得ないという方向に進んだ場合に、こういった共同墓を設置するなどの、いわゆる再整備に向けた活用方法という形で、そういうものに対する交付税等の措置がされる場合もあるかと思いますが、この跡地というのは、仮の話ですが、どうされようとしているのか、共同墓等の方向で考えているのか、この点をお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。協定がうまくいって、共同で中富を利用した場合、現在使用している葬祭場の跡地利用については、まだこれからなのですが、現在のところは全く、何をするという計画は持っておりません。

質問 7番 米沢義英

いずれにいたしましても、共同墓のニーズというのが一定あります。そういうものも含めて、答弁の中では、ニーズ調査も含めながら、民間との整合性も持ちながら対応していきたいということで、具体的にいつまでにどうするというような工程というのは町長の中でお持ちなのか確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。きっちりとした、何年に何をやって、いつまでに何という工程は今のところ持ち合わせておりませんが、まず、ニーズを調査を、これはやるやらないにかかわらず、そういうニーズが実際に本当にあるのかどうか、多分あるのだろうと思うのです、一定の数は。それによって規模とかいうのも決定してきますので、ニーズ調査は必ず早急に何らかの形で始めなければならないのかと思っております。それ以後のことについては、今のところは、いつまでに合葬墓を建てたらいいのか、それは今のところはまだ持ち合わせてございません。以上です。

質問 7番 米沢義英

合葬墓等の要望もありますので、ぜひ前に進めていただきたいと思っております。次に、パートナーシップ制度についてお伺いいたします。前回の質問のときにも、各先進自治体を参考にしながら町の対応を決めたい。注視して、対応について研究したいということで、ほぼ変わらない答弁になっております。まず、確認したいのは、この制度を設置するかどうかというのもありますが、町長自体は、この社会にLGBTという方々というのは、これは認められますか。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお― 81 ―答えしたいと思います。そういう方がおられるということは認めますといいますか、おります。

質問 7番 米沢義英

認めるのであれば、私は、憲法の下で、法の下に平等という形の中で、誰もが等しく婚姻の自由を決められるという解釈もされております。最近の道新等の報道でも、上川管内の美瑛町がこのパートナーシップ制度導入に向けて、2024年度に導入する方針を明らかにしたという報道があり、札幌や函館など8市町村で、町村にはないという形の中で、その中で、町長は、互いの個性や多様性を認め合い、誰もが生きがいと誇りを持つことができる町の実現へ、制度の導入を新たに検討すると述べたということですから、検討段階でありますけれども、こういう小さな自治体であったとしても、やはり生きづらさ、女性だから女性の在り方ということは今、古くなりました。あくまでも、誰もが生きづらさがなく過ごせる環境を求める社会でありますから、こういったLGBTの方たちであったとしても、社会の中で等しく生きて、個人の尊厳が認められる、そういった社会の実現というのが、今、上富良野町にも求められていると思うのです。そういう方が上富良野町に存在するかしないかではなくて、どんな状況の中でも門戸を開いて、受け入れ態勢を整えるということが基本になる。それが町の多くの人たちの住みやすさ、暮らしやすさ、そういったところにもそういった理念はずっとうつるわけですから、そういったまちづくりをしっかり今、現実に目を向けて、すべきだと思いますが、この点について拒否されますか。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。誰もが多様性を認めて、生きやすい社会、上富良野においてもそういう社会を実現することは重要だと思っておりますし、前回の答弁でも私、記憶しておりますが、当然同性婚は町が認める前に、そもそも法律がどうなっているのかという問題もありますし、配偶者控除とかの問題も、それは税法の問題ですので、なかなか町が全てできるという問題ではありませんが、町でできることもあります。それは前回の答弁でも申させていただきました。公営住宅等に入る場合、申し出てくれれば配慮することは可能だということで、役場としてできることは、多様性を尊厳するという答弁をさせていただきました。それを制度としてどうするかというのは、制度がなくても我々はできることをやるのだということを前回、答弁させていただいたと記憶しておりますし、今もその考えは変わりないと、答弁させていただきます。

質問 7番 米沢義英

そうであるならば、当然国の問題もありますから、ただ自治体でできる部分もあります。ですから他の市町村では既にこういったことを実施しているという現状を見た場合、町長がそういうことを認めていらっしゃるということで確認しましたので、きっちりと宣言して、制度の在り方をどうするかということも検討して、対応すべき時期ではないですか、確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。私自身が、特に性的マイノリティーという方に対して偏見とかは余りないからかもしれません。多様性を認めているといいますか、そういうのがあっても当たり前だという前提で生きているのかもしれませんが、特にパートナーシップ制度を設けようが、要綱等がなくても、実際に実生活において公営住宅等で、偏見を持たずに、そういう人たちの人権をできるだけ尊重していくということは十分可能だと思いますので、特にパートナーシップ制度ありきではありませんけれども、制度そのもの、要綱等をつくることにこだわっているわけではなく、実際にやること、やれること、実際にそういう人がいるのかどうかは別として、そういう準備は役場では今もしておりますし、これからも十分対応していきたいと思っております。以上です。

質問 7番 米沢義英

町長がそういうふうに思っていても、職員皆さんの方の合意だとか、住民の合意が、そういう制度をするということの話合いがなされなければならないと思っています。制度としてきっちり、条例なのか分かりませんが、設けること、それがなくてもすぐ対応できるのだという答弁なのですが、私は、それと同時に、きっちりとした組立てをもって、どうするのかということをしなければ、絵空事に終わってしまう可能性があると思いますが、この点、制度設計をすることであるのだったら、されたほうがいいと思いますが、いかがです― 82 ―か。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。法律で決まっている税とか配偶者控除、その点については、相談するまでもなくできないですので、それは置いておいて、役場でできることというのは限られているかもしれませんが、皆さんのコンセンサスで決めなくても、皆さんのコンセンサスというよりは、例えば公営住宅なんかは具体的なのですけれども、それは役場の裁量の範囲で十分やっていけるものと考えております。以上です。

質問 7番 米沢義英

それでは、お伺いいたしますが、確かに控除だとかいろいろなものは、国の制度がありますから、そこは国のほうでしていただかなければなりません。そこまで言うのでしたら、実質そういう制度設計があるということを宣言しなければ、多くの方にも知ってもらう必要があると思いますが、何かこういう制度があるから、むちゃむちゃで終わってしまうのではなくて、そういうことであればきっちりと意思表示をして、やはり町民にも知らせるということは必要だと思いますが、それを知らせなくても、現行の町の制度の中で対応できるという判断なのですか。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。相談を受ければ当然相談を受けることで、特に、積極的にPRという話も出ましたが、困り事があればいつでも承ります。以上です。

質問 7番 米沢義英

そういう意思であれば、宣言したと受け止めてもいいですね、間違いないですね、これは。後でどうのこうのと言われても、大問題ですから、きっちりとしたパートナーシップ制度があるのだということを意思表示して、なおかつそういう人たちに安心感を、上富良野町はあるのだと思ってもらえるような、そういう町なのだということをきっちりと宣言しなければならないと思いますが、宣言しなくても現状の中で対応できるということなのですね。私はこの二つが必要だと思う。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。多様性といいますか、そういう人がいるということは認めます。そういう人を排除してならないということは思っておりますし、必ずしも皆さんがパートナーシップ制度はどういうものなのか、パートナーシップ制度という言葉は皆さん、ピンと来るかもしれませんけれども、中身がどうなのかというのは、皆さんがどういうふうに感じているのかというのは個々様々で、特にパートナーシップということを宣言するというよりも、そういう相談が、困り事があったら、日々、バートナーシップにかかわらず、困り事があったら真摯に対応するというのが行政の一番大切なところなのだろうなと。その中に当然パートナーシップ、同性婚なんかも含まれると考えております。以上です。

質問 7番 米沢義英

実質、パートナーシップ制度を宣言したというふうに私は受け止めますので、そういう制度があるということをきちっと公表していただきたいと思います。ぜひ公表を行っていただきたいと思いますが、再度確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。御質問にあるように、いわゆる婚姻とか税の控除なんかを含めた、それがパートナーシップだと思っている方もおられるかもしれません。誤解を招いては困るのですけれども、そういうものを町長として、今、上富良野で認めたわけではございません。そういうものは国の法令に従って粛々とされるべきものだと考えております。それ以外で、町のできることについては善処するということで、特に宣言等は考えておらず、日常の業務の中で対処するということです。以上です。

質問 7番 米沢義英

税の控除だとかというのは国の制度だとか、先ほども言っております。そういう環境におられる方も、そういう制度がありながら、いろいろ自ら発信しながら、制度の改正を望んでおられるという形になっておりますので、ぜひこの点、しっかりとした対応を取らなければならないということを述べて、次の加齢難聴の補助金の質問を伺います。ここでお伺いしたいのは、この間、同じことなのです。結局、認知症と加齢難聴との関係が分からない。従来の福祉だとか介護認定、障害認定が受けら― 83 ―れていれば、それで対応できるという形になります。しかし、こういう状況にあったとしても、現実にこの枠から実際に適用にならない。漏れている方が実際にいるわけです。障害者の方でなくて、認知症の方でもなくて、あるいは若くても難聴という方もいらっしゃいます。そういう現実を目にしたときに、こういった人たちに対するしっかりとした、やはり安心して上富良野町で住み続けられるまちづくりのためにも、しっかりとこういった制度設計が必要だと思いますが、町長、この点は認められますか、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。補聴器の購入については、従来から町としましては、耳鼻科のお医者さんに行ってもらうということが大前提で、難聴といっても原因が分かりません。治るものもあるかもしれませんし、補聴器が必要な場合もあるかもしれません。病院に行ってもらうということが町としての姿勢です。手軽に補聴器が買えるというのは、非常に便利な面もあります。眼鏡なんかも処方箋がなく、眼鏡をつくろうと思ったらつくれますし、補聴器についても処方箋なしでつくれるのは少ないのです。ほかの先進国に行くと、補聴器をつくるのは処方箋が要ります。処方箋なしにつくれるのは便利な反面、リスクもありまして、様々な病気の見落とし、勧誘のトラブル、日用雑貨のたぐいになりますので、勧誘のトラブルですとか、調整不足による補聴器の能力が発揮できない可能性、不備な使用による耳の症状の増悪、便利な反面、こういうリスクが隠れているということを町民の皆さんに知ってほしいというのもあります。まず、処方箋なしで補聴器が買えるということがいいのか悪いのか、こういうリスクがあるにもかかわらず、安易に行っていいのか、それでもいいのだという国民のコンセンサスができているのであればいいのですけれども、そういう隠れた病気があるかもしれない。補聴器は、お医者さんに行って処方箋でつくらないと駄目だという国民的コンセンサスを抜きに、安易に補助というのは、大切なコンセンサスの議論が欠如しているといいますか、そこをスキップして、安易に補聴器の補助を出せばいいのだ、駄目なのだという一足飛びの議論は、非常に説得がない印象を私は持っております。以上です。

質問 7番 米沢義英

今の言葉をかりれば、そういう人たちをちょっとないがしろにしているのではないかという議論になってくるのです。そうではないのです。私が述べているのは、町長が耳のお医者さんだとか咽喉科だとか行かなければなりません。ですから言いますが、18市町村、東川町、東神楽町、幌加内町、上川町でも、美瑛町でも、だから基準を設けているのです。そういう基準を設けて、そういう人たちに安心して暮らしてもらうためにも、基準を設けて、しっかりと診察もしてもらって、その上で、40デシベル以上70デシベル未満だとか、それに対して非課税にするか、非課税でなくても、限度額を決めて補助するというふうにしているのです。そういう町長の言い回しだと、その人たちを置き去りにしてしまうという形になっているのです。その人たちは何も補聴器を、単に補助が欲しくてということではないのですよ。よりよい生活をするために、そういった補聴器をつけながら、そういったものを受ければ少しでも負担の軽減につながるということで、他の自治体でもそういうことをやっているのですから、それを町長、見失ってはならないのです。町長の立場としたら、きっちりとしたそういう方向性も見定めて、制度。それでは、お伺いいたしますが、そういう診断をしてもらって該当になれば、そういった対象になったということで町長は認めて、それなりの制度設計をするということですか。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えいたします。私が答弁したのは、病院にかかるということが大切だということで、もちろん身体障害者の基準もありますので、それはそれで。だからといって、病院に行けば、身体障害者から外れても補助するのだと、そこまでセットで言ったわけではありません。まずは、大切なのが病院に行くこと。身障者の補装具なんかに該当すれば、もちろんそれは優先しますし、それ以外の人は、必ず町が補助するとかしないとか、それは今ここで決めたといいますか、米沢議員が言っているようにするのですかと、それは、私が答弁しているとおり、今、町では持ち合わせていませんということです。以上です。

質問 7番 米沢義英

十分こういうものも含めて、他の自治体でもう既に行っています。数は少ないです。だけれども、よりよい地域の中で過ごして― 84 ―もらうということの前提の中でやっているわけですから、ぜひこういう制度を決めて、実施するという形の方向を検討していただけますか。これ以上問答してもなかなか町長自身の答弁、僕、理解力が不足しておりますので理解できないところがあります。今後、検討していただけるということで確認していいですか。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。答弁のとおり、今後についても国や北海道及び他市町村の取組状況の把握に努めてまいります。以上です。

質問 7番 米沢義英

次、高校生の医療費の無料化問題なのですが、約200万円あればできるという話です。決算なんか予算なんかでもそうだったのですが、これについても検証は必要だということを言われておりますが、もう既に中学校までの医療費の無料化しながら検証しているのではないかと思いますが、この点について、早急に、適正な時期に行うという答弁になっておりますが、いつ適正な時期だと判断しているのですか、町長、お伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。適正な時期というのは、データが出そろった時期、そのときを適正な時期と考えておりまして、そのときに制度について考えていきたいと思っております。以上です。

質問 7番 米沢義英

なかなか明確に御答弁なさらないのですね。私は、町長の権限というのは大きいと考えていますし、すぐ町長が実施するということを宣言すれば、本当にもう実施できる環境にあるのだと僕は思っているわけです。再三言いますが、実施しているところでは、愛別、上川町、美瑛町、南富良野町など、他の自治体でも一部、18歳までという形の方向性を としている自治体もあります。私は、恐らく町長の任期中にされるのかと思って期待しているのですが、この点は、任期中にされますか。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。他の状況を十分、私も関心事でありますので、他の市町村の状況は十分承知しておりますので、データが出そろって、これはできると思ったときには、適切に実施していきたいと考えております。以上です。

質問 7番 米沢義英

できる力を持っているのです、私たちによりも、財政を握っていますから。職員の方々にこうだとお話しすれば職員の方は動くのだと思うのです。そういう力を持って、ぜひ進めていただきたいと思います。自衛官の募集の問題なのですが、個人情報という問題があります。個人情報を提供するにはそれ相当の理由がなければ提供できないというのが条文にもあります。それぐらいに、仮に国、自衛隊のほうから提供できるということがあったとしても、万が一、米沢が知らない間に自衛隊のほうに提供されていて、数日後に入隊しませんかという話が来た場合、本人が全然知らないうちに提供されているということになったら、これ大問題だと思います。幾ら国との関係であったとしても、個人をないがしろにしているということになりませんか。この点、まずお伺いいたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。個人情報は、先ほど申し上げました、今は紙媒体で提供しておりますが、住民基本台帳法で閲覧はできます。閲覧は誰でも、国はできるので、それを止めることはできませんので、便宜を図っているだけですので、これは個人情報の問題というより、便宜を図るか図らないか、そういう問題だと認識しております。以上です。

質問 7番 米沢義英

閲覧ができるか、公共性なのです、町長自身も言っているように。かといって、誰もが閲覧できる環境であったにしても、それをさらに公共性に持ち出すかということになれば、さらに大問題なのです、閲覧するにしても。それを閲覧して個人的な、いわゆる利益につなげようとする人もいるのかもしれませんけれども、分かりません。そういう方もひょっとしたら、世の中ですからいるかもしれません。しかし、それ相当の理由がなければ、閲覧にしたって持ち出すにしたってできないと私は考えていますが、それはそれでよろしいですか。― 85 ―

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。誰でもかれでもというのは、誤解を招くかもしれませんが、誰でも、国も含めて、国は国の業務、目的があれば個人情報を閲覧することもできますし、民間の企業であっても、その目的が世論調査とかアンケート、それが公共性を持つと認められる範囲においては住民基本台帳の閲覧できますので、目的が私的なビジネス、何でもかんでも目的なんかを問わずに閲覧できるわけではない。やはり公共性を持った目的、国における住民基本台帳の閲覧は、それ相当の目的達成のために公共性があるわけですが、それに対しては、幾ら国といえども目的外に使用しては駄目ですので、それは法律でしっかりと規制されております。以上です。

質問 7番 米沢義英

提供は義務ではないのです。あくまでも提供できるとしていると書かれているだけであって、義務ではありません。ましてや自衛隊というのは、私、自衛隊の災害時の派遣だとかいったときに、国民の命を守るという立場でしっかりと仕事をしてもらうということが憲法なんかにも書かれていますから、個人を恨む話ではありません。そういうことをまず伝えておきたいと思います。何よりも問題は、そういった義務でないにもかかわらず提供されているというところが問題であると同時に、これは直ちにやめるべきだと思いますが、この点、確認いたします。

答弁 町長 斉藤繁

7番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。自衛隊法よって、施行令によって町長が報告しております。他市町村では意向を聞いて除外しているわけですが、先ほどの繰り返しになりますが、個人情報の問題は住民基本台帳の問題で、紙媒体で出すかどうかというのは便宜の問題で、私たち上富良野町としては自衛隊に対して十分協力できるものはしていくという姿勢であります。以上です。

出典:上富良野町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月14日 議事録 PDF(85ページ) 間違いを知らせる