上富良野町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日
地域おこし協力隊の活用について
2022年12月14日、上富良野町議会の一般質問で、佐藤大輔議員が「地域おこし協力隊の活用について」質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤大輔 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 9番 佐藤大輔
私は、さきに通告してありました1項目、7点について町長にお伺いいたします。地域おこし協力隊の活用について。人口減少や高齢化の進行が著しい地方において、担い手となる人材の確保が特に重要な課題となっております。そこで、地域外の人材を積極的に誘致し、その定住・定着を図り、地域力の維持強化にも資する取組として、地域おこし協力隊員の活用は極めて有効と考えられます。隊員は、斬新な視点を持ちながら地域ブランドの開発、地場産品の販売や広告・宣伝といった地域おこし支援、農林業等の従事、住民支援など様々な活動を行うことにより、地域の活性化に貢献し、任期終了後は地域の担い手として、根を張った活躍が期待されます。また、3年間を上限に、国がその人件費や活動経費などを、年間上限480万円まで特別交付税措置を講じるとされており、隊員を受け入れる側の自治体にとっても積極的に取り組みやすい制度と言えます。令和3年度には、全国で約6,000名の隊員が活躍しておりますが、政府は、この隊員数を令和8年度には1万名にまで増やすとしております。特に上川管内では、東川町の約60名を筆頭に、近隣では中富良野町が11名と、管内全ての自治体で既に多くの隊員が活躍しております。我が町でも現在2名の隊員がそれぞれの得意分野で活躍しておりますが、以下7点につき、町長の見解をお伺いいたします。1、我が町において、現時点では、令和5年度採用予定の隊員を募集していないと伺っておりますが、今後の募集の可能性についてお伺いします。2、総務省の地域おこし協力隊推進要綱には、隊員の活動が円滑に実施されるよう複数人の受入れを同時に行うことを推奨しておりますが、この点について、見解をお伺いします。3、隊員が任期途中で離職することを防ぐために、町として意識している点、また、既存の取組があればお伺いします。4、隊員が地域協力活動を終了した後、スムーズに定住・定着できるよう町として意識している点、また、既存の取組があればお伺いします。5、隊員の募集等に要する経費についても、200万円を上限として特別交付税措置が講じられますが、この制度を活用した効果的な募集の手法について、研究・検討がなされているのであれば、その詳細をお伺いします。6、現在、全国的に自治体の採用枠数に対して応募人数が少ない、売り手市場の様相を呈しており、その傾向はより強くなると推察されます。他の自治体と隊員の奪い合いが激化する中で、能力の高い隊員を確保するために、どのような方策を講じるべきと考えておられるか、お伺いします。7、現在、担当課の職員がその隊員の募集、面接、採用から住居の世話などの業務を担っていると伺っています。これら職員の負担は、各課が隊員を積極的に活用しようとする上での障壁になり得ると思われますが、この点につき、見解をお伺いします。以上です。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の地域おこし協力隊の活用についての7点の御質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、1点目の今後の募集の可能性についての御質問ですが、国は、令和8年度までに隊員数を1万人に増やすという目標を掲げており、その人件費や活動費においても、各費用の上限はあるものの、隊員1人当たり480万円を上限に、特別交付税措置を行う制度であります。現在、本町においては、その制度を活用し、観光推進員、ジオパーク推進員の2名が隊員として活躍しているところであります。地域おこし協力隊の活用は、隊員の斬新な視点や行動力が地域に大きな刺激を与え、地方公共団体においては、行政ではできなかった柔軟な発想、住民が増えることによる地域の活性化、自身の才能や能力を生かした活動や、本人の理想とする暮らしや生きがい発見など、今後さらに飛躍していくものと考えており、本町においても令和5年度の予算編成に当たり、現在、おおむね6名程度の新たな隊員の募集を検討しており、地域課題の解決に向け活躍して― 10 ―いただけるよう、活動内容や処遇等の協議を行っているところであります。次に、2点目の複数人の受入れを同時に行うことについての御質問ですが、受入れ人数を複数人にすることにより、経験のない地域で仲間とともに課題を共有しながら活動ができる環境を構築することができ、また、新たな展開や発想ができる可能性があると考えられます。さらには、仲間意識の醸成や任期満了後の定住にもつながることと考えられ、本町においても複数人の任用を進めていきたいと考えており、どのような体制が活動しやすいのか、受入れの目的に応じた検討は必要だと考えています。次に、3点目の隊員が途中離職を防ぐために意識している点、既存の取組についての御質問ですが、途中退任されるケースとしては、受入れ地域、受入れ自治体、隊員の3者のミスマッチや収入などの条件に関する悩みを理由に退任されるケースが多いと考えられます。町として意識している点としては、人生における大きな決断をして移住し、慣れない生活の中で地域協力活動に従事することから、隊員の業務面のみならず生活面を含めてサポートすることを意識しているところです。既存の取組につきましては、特筆した取組があるとは言えない状況にはありますが、地域のすばらしさを改めて認識していただく機会や、不安や悩みを解消していく取組の実施、隊員と各担当職員との意思疎通の場を定期的に設けることで、離職を防ぐことはもとより、任期満了後の定住にもつながっていくことと考えており、今後においてもそのような取組を行っていきたいと考えているところであります。次に、4点目の隊員が地域協力活動を終了した後、スムーズに定住できるよう町として意識している点、また、既存の取組についての御質問ですが、北海道における令和3年3月末の任期満了後の定住率は約73%と、全国の約65%と比較しても高く、その定住率の高さにも注目しているところであります。定住に向けた取組といたしましては、北海道が主催の隊員向け研修、NPO法人等においても、任期終了後の進路に向けたセミナーや起業に向けたセミナー等が積極的に開催されており、過去に参加している経過があります。そのような研修やセミナーに隊員の参加意向を尊重し、参加できるよう、特別交付税措置の上限額の範囲内にはなりますが、活動経費の統一した要綱整備と予算措置について努めてまいりたいと考えております。将来の定住・起業に向けたサポートとしましては、空き家情報の提供や起業を目的とした研修会への参加、定住し、事業継承するために要する経費を特別交付税措置により支給するための要綱整備と予算計上など、任期満了後に向けたサポート体制について検討しているところであります。次に、5点目の募集等に要する経費の特別交付税措置制度を活用した効果的な募集の手法や研究・検討についての御質問ですが、令和3年度に募集経費を委託費で計上し、募集を行った経過がありましたが、現在においては、一般社団法人移住交流推進機構JOINの募集ホームページの充実や、民間事業者においても自治体とのマッチングを行うサイトなども充実してきておりますので、町のホームページやSNSと併せて募集をしていきたいと考えております。また、今後におきましても効果的な募集方法については、研究・検討を行ってまいりたいと考えております。次に、6点目の能力の高い隊員を確保するためにどのような方策を講じるべきと考えているかとの御質問ですが、議員、御質問にもありますように、地域おこし協力隊においては、現在、まさに売り手市場の状況であり、募集したが応募がないという自治体の声も聞き及んでいるところであります。町自体が魅力的であるということが大前提ではありますが、活動内容が隊員のスキルや希望にマッチングされており、その上で、生活設計に配慮した活動体制や活動に要する経費の予算計上など、隊員へのサポート体制を充実させることが重要だと考えております。また、近隣自治体においては、民間会社から社員を派遣してもらい、地域おこし協力隊として委嘱しているところもあり、能力の高い隊員が確保されているということも聞いております。そのような方法が将来の定住につながるのかどうかも検討しながら、引き続き能力の高い隊員確保に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、7点目の担当課の職員が、その隊員の募集、面接、採用、住居の世話などの業務を行うことが職員の負担になり、各課が隊員を積極的に活用する上での障壁になり得ると思われるとの御質問ですが、現在、担当課におきまして、どのような形で推進していくのが、隊員と職員にとって最善の方法なのか内部で協議を行っております。現在は、業務ごとに要綱を設置している状況にありますので、まずはその統一を行い、主となる担当部署での受け入れ態勢やサポート体制の構築、予算科目の創出につい― 11 ―ても検討を行っている最中であります。また、面接、採用につきましても、隊員一人一人が町の顔となっていただくこととなりますので、担当職員だけではなく、理事者としてもしっかりと関わっていく仕組みづくりを構築したいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
質問 9番 佐藤大輔
6名の募集を予定されているということで、本当に町長の本気度というものが非常に伝わってまいりました。全般通してかなり前向きな御答弁をいただいたという印象でございまして、せっかくできた料理なのに味を壊したくないなという気持ちでおりますけれども、正直、私も以前から地域おこし協力隊の活用を進めていただきたいと思っておりましたので、大変うれしく思っております。しかしながら、私、議員になって初めて母親が傍聴に来ておりますので、ここで再質問しないというわけにはいかないので、確認の意味で何点かお伺いさせていただきます。3点目に飛びます。任期途中で離職することを防ぐためにということで、町長から今、御答弁がございました。町長おっしゃるように、任期途中の離職の原因としては、やはりミスマッチだったり待遇面であったりということが挙げられるかと思います。おおむね今の答弁の中では、任用中の対応について述べておられましたが、私は、任用前にミスマッチを防ぐことも、ある意味可能なのかなというところでお伺いしますけれども、隊員として活動する前に、地域協力活動を体験しながら、受入れ地域とのマッチングを図ることができる「お試し地域おこし協力隊」という制度や隊員としての実際の活動や生活がより具体的にイメージできるよう、2週間から3か月間、実際の地域おこし協力隊と同様の活動に従事する「地域おこし協力隊インターン」という制度がございます。これらも特別交付税措置の対象事業でありますが、お試し地域おこし協力隊、また、地域おこし協力隊インターンという制度、採用後のミスマッチを防ぐために、現時点でこれらを活用するお考えがあるかどうか、お伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。離職を防ぐということで、特に採用前にできることだと思います。おっしゃるとおり、お試し地域おこし協力隊とかインターンというのも非常に有効な方策だと考えております。ただ、現段階では、来年の募集に関して、施策に盛り込むかは今のところはまだ考えておりませんが、将来的には、そういうことも有効的に活用しながら、ミスマッチを防ぐ、途中離職を防ぐということは考えていかなければならないことだと思っております。以上です。
質問 9番 佐藤大輔
このことについてちょっと調べた中では、近くでは鷹栖町がこのような取組をされておられまして、具体的なことを申し上げますと、まず、オンラインディナー交流会というものを開催しているそうです。この後、12月21日に開催予定で、今、8名ぐらいの応募があると。どういうことをするかというと、応募者に対して地域の特産品をお送りして、オンラインで応募者と行政の担当者がまずは会食をすると。そのときに、鷹栖町のことを知ってもらうと。次のステップとして、来年の1月22日から24日の2泊3日を予定されているそうですけれども、実際今度は応募者に自己負担で町まで来ていただいて、町内施設の案内であったりとか、先輩移住者と対話する機会を設けたりとか、協力隊としての活動や私生活をイメージできる企画や鷹栖町独自のアクティビティの体験などを通じて、漠然としたイメージを具体的なものにして、鷹栖町は、提案型地域おこし協力隊という形を取っているのですけれども、そういったことで、自分が鷹栖町に行ったらどういうことができるのかということをイメージしやすいような、そういった取組の一つとして、先ほど申し上げたお試しだったりインターンというものを活用しているそうです。この話というのは、特に質問する意味で申し上げているわけではなくて、上富良野町の潜在魅力を考えると、非常に我が町にマッチした形かなということを私の印象としては思いましたので、町長も今おっしゃいましたが、検討していただければと思います。続いて、4点目の質問に移ります。4点目で、スムーズに定住・定着できるようというようなことで御質問いたしました。定住に当たっては、町長がおっしゃるように、まず、隊員本人が各種制度を活用して、研さんを積むこと、そして起業や事業承継につなげるための、行政がそれにサポートしていくということは当然必要だと思いますが、私は、そこに隊員に対する地域住民の認知や理解が加わると、さらに定住・定着の可能性が高まるのではないかな。これは3点目の質問にもありました離職を防ぐことにもつながるのかと思いますけれども、こういった定期的に隊員と地域住民の交流会― 12 ―を開催している自治体も実際ありますが、この点につき、町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。3年間の地域おこし協力隊としての活動を、定住・定着してもらうためにどのようなことが必要かということで、研修等ということで述べさせていただきましたが、そのほかに、まず、前提としては、上富良野を好きになってもらうという、先ほど議員のほうからもありました、上富良野にはすばらしい住環境が整っているという潜在的な能力が多くありますので、当然そういうことをアピールしたり、議員おっしゃるとおり、地域住民との交流、もちろん行政としては、住民になってもらいますので、住みたくなるような町ということで、諸制度なんかも含めて、とにかく住んでみたくなるような町にしていくということが大事なことかと思っております。具体的には、先ほど述べた研修とかが具体的な策になるのですが、一歩進んで、今言った大きな目標といいますか、定住してもらうためには、そういうことが大切だと考えております。以上です。
質問 9番 佐藤大輔
恐らく様々な形で協力隊の、お顔を出していいかちょっと、そこは個人情報なので本人の意思確認が必要かと思いますけれども、積極的に町民に対して、その方の存在だったりとか活動であったりとかということをPRする場があるといいなと思います。これも具体的には鷹栖町の話になるのですけれども、年に1回、住民に対して活動報告会を開催しているそうです。その際、住民の方と交流を深めながら、これなら協力できるよとか、あの人は詳しいから、このことはあの人に聞いてみたらいいよとか、直接住民の方から、過度に口を出されるとやりづらさがあるかもしれませんけれども、住民の方も我が事として関わってくれるような関係になりつつあるといったことを鷹栖町の担当者の方からもお伺いしておりますので、鷹栖町では、町のホームページ上でも結構、活動の報告とか協力隊の卒業生の現況とか、そういったことも閲覧できるようになっておりますので、こういった見せ方もあるのかと思いますので、参考にしていただければと思います。7点目に飛びます。7点目について再度お伺いいたします。職員の負担軽減というところは、私は非常に大事な部分かなと。募集をかけるという段階までもなかなかいかない可能性があるなというふうに、職員の負担が過度にあるとというか、それを警戒してと。職員の方も通常の業務があると思いますので。当然、町長がおっしゃるように、民間の力だったりとかもあると思うのですが、ある自治体では協力隊の卒業生が集落支援員、地域おこし協力隊と同列の、これも報酬に対して特別交付税措置があると思うのですけれども、集落支援員に任命して、これは専任なのか兼任なのかは別として、現役の隊員のサポートであったり、主に相談になると思うのですが、そういった業務を町から委嘱を受けて担っているというふうに聞いております。民間事業者であったり職員の方以外で、町民のマンパワーを活用して、職員の負担軽減とともに協力隊の方のサポート業務というところで、私は有効かなと思っていたのですが、この点について、町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。協力隊員が今のところ町は2名なのですが、少ないと担当の課で募集とか、いろいろ生活支援なんかを行っているのですが、今後、複数、10名近くになったりすると、担当する協力隊の分野も一つの課に収まらず、複数の課で配置するようなことになると、募集もそれぞれ担当課でばらばらにやったり、待遇の面とか生活面の支援とかもばらばらになると、それぞれの課で負担が増加したり、対応がばらばらになったりしたら困りますので、その辺はある程度集約していくのがいいのかなと、まだ2名ですので、内部で協議段階ですが、今後どうあるべきかというのは内部で協議しているところであります。その際、募集に関しても窓口を一本化したらいいのではないかとか、生活をサポートするのはどうなのか、処遇とか、その辺は統一したほうがいいのかどうかも含めて、さらに、議員おっしゃるとおり、集落支援員とか地域おこし協力隊コンシェルジュ、地域おこし協力隊の人が地域おこし協力隊をまとめるような形もありますので、どういう形がいいのかというのは、現在、内部で協議している最中でありますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。
質問 9番 佐藤大輔
十分理解いたしました。本当にしっかり考えておられるということは分かりました。ちょっと話は変わりますが、5、6、7と全般的に共通する話かと思いますけれども、厚真町、富良― 13 ―野市では、それぞれに違いはありますけれども、隊員の募集、研修、採用、任用中・任用後のサポートなど、かなりの部分で民間事業者に委託をしております。先ほど町長が6点目の質問の答弁で触れておられた近隣自治体の例というのは、恐らく富良野市ではないかと思います。私の調査と合致するので。厚真町と富良野市の担当者の方は、共に口をそろえて、非常に助かっていると。私、正直、民間事業者が入り込み過ぎてどうなのかと思っていたのですが、非常に助かっているとおっしゃっていたのです。何が一番助かっているのかとお聞きしたら、当然いろいろな業務負担の軽減があるけれども、一番は、結局この隊員がこの業務に合っているのか、そもそもこの隊員はうちの町で活躍できるのかという目利きの部分だというふうにおっしゃったのです。それぞれの職員の方、私たち行政職員は、そういった目利きの力がないので、こういった部分を民間事業者に委ねることで、採用した隊員が想像以上の働きをしてくれているのだというようなお話でもありました。ちなみに、先ほど例に挙げていた鷹栖町のオンラインディナーであったりという取組も、プロポーザル方式を使って民間事業者に委託しているとのことでありました。町長も終始答弁の中で、民間事業者の活用ということにも触れておられましたが、改めて確認の意味でお伺いしますが、こういった思い切った一つのパッケージとして民間事業者活用なのか、それぞれ部分部分なのか、それらは別としても、今後こういった民間事業者の活用というのは、競争が始まるとかなり厳しくなると思いますので、いち早く検討に関しては取り組んでいくべきかと思いますが、改めて町長の考え方をお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。民間企業の活用ということで、目利きの部分、今お聞きました。上富良野町も地域おこし協力隊の活動がばらばらで、本当に専門性を使って募集要項がきっちり決まるようなものから、企業の事業継承をする人を募集したりするような、資格より本人の意気込み等を重視するようなもの、ばらばらありますので、その辺は、何がいいのか。もちろん民間の力も検討しておりますので、今後は民間も含めて、募集する隊員の内容といいますか、どういう人は民間が向いているのか、それとも向いていないのかということも含めて検討していきたいと考えております。以上です。
質問 9番 佐藤大輔
まとめとして、これまでの質疑応答を経ての総括的な質問となりますけれども、先日、私、上富良野町の協力隊員の方とそれぞれお話しをさせていただきました。最も印象に残ったのは、お2人とも共通していたのですけれども、覚悟を持って移住してきたということでありました。先ほど町長も御答弁の中で、隊員は人生において大きな決断をして移住ということで述べておられました。改めて、我々は隊員の覚悟に応える責任があるということを感じたところであります。行政は、今、町長がおっしゃっているように試行錯誤を繰り返しながら、制度の経験をこれから積んでいって、募集方法やミッションの選定、任用中・任用後のサポートなど、その時々で最善を尽くしていくと。地域住民、町民は、本来よそ者である隊員を快く受け入れて、隊員の方々に第二のふるさとだと思ってもらえるよう、居心地のよさを提供していく。そして我々議会は、地域おこし協力隊に関わる経費については、おおむね特別交付税措置が講じられるということを理解した上で、隊員の活動に関心を持って、側面から支えていく。行政、町民、議会が三位一体となって、これはどの事業もそうなのですけれども、三位一体となって環境を整えていくことで、隊員がその能力を最大限発揮することにもつながり、また、移住を決断した隊員の覚悟にも応えることになると思います。これが今、町長との質疑応答を経ての私の所感であります、この点について、町長において、相違点、また、付け加える点があればお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の質問といいますか、付け加える点といいますか、行政側としても、3年間の期間が終わった後のこと、移住・定着してもらうために、そこら辺も当然視野に入れながら、政策を打っていきたいと。地域おこし協力隊のそもそものコンセプト、よそ者、若者というのを外から来てもらって、定住・定着してもらって、地域を活性化していきたいというのは私の思いでありますので、ぜひこの事業を活用して、地域おこしにつなげていればと考えております。以上です。
再質問 9番 佐藤大輔
恐らくこれが最後の質問になるかと思いますが、戻って、1点目の再質問として、今後のことについて再度お伺いいたします。今後といっても、令和6年度以降の今後ということでございます。令和6年度以降も、何人ということはまだ町長も言及できないと思いますけれども、毎年採用を続けていくと、いろいろなタイプの方が、また、ジャンルとしては、例えば教育であったり農業であったり、介護であったり子育て支援であったり、もちろん観光であったりICTであったりと、様々な隊員同士がつながり合って、刺激し合って、お互いを高め合っていくと。そして、いずれはこの隊員が卒業されて、今、卒業された隊員お1人おられますけれども、卒業された卒業生と現役隊員とで重層的なよそ者のグループが形成されると思うのです。既にこの方々は、隊員として町に根差した活動をされておられるので、もはやよそ者ではなくて、我々より客観的に町を見ることができる貴重な人材だと言えると思います。そういった人材が人材を呼び、町に活力を与え、町を元気にしてくれる。新しいことだけではなくて、今まさに消えかけていた上富良野町の古き良き伝統や文化に再度灯をともしてくれるかもしれない。これは簡単なことではないと思いますが、私は、悲壮感漂う今だからこそ、地域おこし協力隊の活用に関する、未来にこのような期待をせずにはおれません。このたび、地域おこし協力隊の活用に関して、大きな一歩を踏み出そうとしておられる町長がお持ちの未来ビジョン、地域おこし協力隊の活用に関する未来ビジョンについてお伺いいたします。
答弁 町長 斉藤繁
9番佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。若者、よそ者といいますか、その人たちに上富良野の住民になってもらって、刺激を与えてほしい、刺激だけではなくて、消えかかっていた伝統・文化といいますか、産業も含めて、そういうものの継承も含めて担ってほしいというのは、将来にわたって私も思っております。来年はおおむね6名ということで、その後はどうなのだということですが、やはり受け入れ態勢といいますか、条件整備が、今働いている2名の方は、役場のロケサポとかジオパークをやってもらっているので、役場が条件整備を整えればすぐ受け入れられるのですが、これが例えば農業の新規就農を目指す人を募集するのであれば、役場で農業を教えられませんので、受入先とか教えてくれる方を捜したり、いろいろな条件整備、商業に関しても同じだと思います。そういう諸条件が整い次第、募集していきたいのですが、急には条件を整えることはできませんが、整えられたところが順次募集していきたいという思いは現段階で持っております。そういうことで御理解を賜りたいと思っております。以上です。