みんなの議会

上富良野町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日

(1)防災について/(2)泥流地帯映画化について

2021年3月10日、上富良野町議会の一般質問で、小田島久尚議員が「防災について」「泥流地帯映画化について」について質問し、町長 斉藤繁、総務課長 宮下正美、副町長 石田昭彦、企画商工観光課長 佐藤雅喜が答弁しました。

質問者
小田島久尚 議員
答弁者
町長 斉藤繁、総務課長 宮下正美、副町長 石田昭彦、企画商工観光課長 佐藤雅喜

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 小田島久尚

斉藤町長、御就任おめでとうございます。私は、さきに通告した2項目4点について質問をいたします。1項目めの防災計画についてですが、上富良野町地域防災計画は平成26年に改定されて以来、胆振東部地震によるブラックアウトや新型コロナウイルスによる感染症など、新たな防災上の対策が課題となっています。今年度、防災計画の見直しが計画されていますが、次の2点についてお伺いします。― 103 ―まず1点目は、上富良野町地域防災計画の見直しの進捗状況及び上富良野町防災会議の開催はいつ頃になるのか。2点目は、昨年の質問で自主防災組織及び防災士との連携は重要との回答をいただきましたが、ネットワークづくりについて、町長のお考えをお伺いします。次に、2項目めの「泥流地帯」の映画化についてですが、「泥流地帯」の映画化も昨年9月に制作会社と連携協定が締結されるなど、映画化に向け百歩前進と期待が高まっております。町としても全面協力を約束しているところですが、次の2点についてお伺いします。1点目は、地域を挙げて映画制作に協力することが重要と考えますが、町として、町民にエキストラやボランティアなどの参加を呼びかける体制づくりは考えているのか、お伺いします。2点目は、町内にロケセットが建てられる場合において、ロケセットの活用は考えているのか。以上、2項目4点について、町長のお考えをお伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

おはようございます。小田島議員、どうもありがとうございます。12番小田島議員の2項目の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの防災に関する2点の御質問にお答えいたします。現在の地域防災計画につきましては、平成26年3月に全面的に改定したところであります。改定後は、この計画に基づきまして、ソフト・ハード両面にわたり、様々な防災対策に努めてきているところでありますが、この間において、平成30年9月の北海道胆振東部地震によるブラックアウトや昨年から継続している新型コロナウイルス感染症への対応など、現行計画の中で具体的な想定をしていない事象について、本年度中において、現行計画上に反映すべく準備を進めているところであります。また、地域防災計画の改正に当たっては、上富良野町防災会議の開催が必要であり、当会議については、多くの関係機関の参集が必要となりますが、今般のコロナ禍における会議開催方法として、近くオンライン形式で開催ができるよう準備を進めている段階であります。次に、2点目の防災士のネットワークづくり等に関する御質問ですが、昨年の3月定例会で小田島議員からの一般質問に対し、当時の向山町長からお答えしておりましたが、地域防災力維持・向上のためには、自主防災組織や防災士の活性化を図る上で、地域づくりのネットワーク、組織のネットワークづくりというのが非常に重要であること。私自身も同様に思うところであります。しかしながら、昨年からこれまでにおいては、コロナ禍において、地域活動を初め様々な会議・会合が中止・縮小となっている中で、防災士スキルアップ研修を昨年7月に開催したのみとなっており、また、先日の十勝岳噴火総合防災訓練においても、町民の方が参加する避難訓練は実施しなかったことから、町としてそのネットワークづくりに関し発信する機会を得なかったところでありますが、今後においても、引き続き機会をうかがいながらネットワークづくりに向けた働きかけを行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの「泥流地帯」映画化に関する2点の御質問にお答えさせていただきます。1点目の体制づくりについてでありますが、映画「泥流地帯」の撮影にとどまらず、ドラマやCMなど各種の撮影に協力する取組として、「ロケサポートかみふらの」を今月から立ち上げ、活動していくこととなっており、撮影・制作会社との調整や町民との交流・ボランティアの募集などを進めてまいります。また、泥流地帯の映画化につきましては、泥流地帯映画化を進める会が既に発足しており、ロケサポートとの連携を図りながら、引き続き活動を行っていくことを期待しているところであります。次に、2点目のロケセットの活用については、現時点では、制作会社でも細部が定まっていないところですが、昨年、監督が現地の下見を行った際には、旧東中中学校校舎に興味を持たれているところであります。これらのことから、町内の各所や旧東中中学校体育館・校舎、日新・草分地区などのロケセットの設置などが想定されています。撮影の終了したロケセットは、必要に応じ移設・保存して公開するなど利活用を進め、映画の聖地として観光推進などに役立ててまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 12番 小田島久尚

1項目めの1点目についてお伺いします。計画の進捗状況は、今年度中に現行計画に反映すべく準備を進めているとのことですが、防災会議の開催は、今年度中に開催する予定があるのか、お伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。― 104 ―今年度中に開催するよう、準備をただいま進めているところであります。以上です。

質問 12番 小田島久尚

ありがとうございます。時代に合った計画になるよう見直しをすることは重要であり、今後もしっかりとした計画をつくっていただきたいと思います。今回、防災会議についてもちょっと調べさせていただきました。防災会議の内容がホームページに掲載されていますが、平成14年2月には、結果報告として2ページ、平成17年3月には、計画の案として、全文330ページ、平成25年12月の防災会議の記録は、同じく計画の案として全文357ページが掲載されています。防災会議の内容と計画の内容が同じようなものということで、防災会議は、修正内容等を掲載したほうがよいのではないかと考えるのですが、防災会議の内容を変更するお考えはどうか、お伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。今回予定している改定の内容は、ブラックアウトや新型コロナウイルス感染症について、それぞれ水害や地震、十勝岳災害というような、一つの災害として規定するのではなくて、災害発生時におけるブラックアウトや新型コロナウイルス対策をそれぞれに盛り込むという形で改定する予定ですので、防災計画自体はそのままということです。改正内容は、コロナやブラックアウトのことを追記するということで、御理解願いたいと思います。

質問 12番 小田島久尚

昨年質問した際に、十勝岳の防災計画だったから、今回の地域防災計画に載っているか確認していなかったのですけれども、避難者カードというのを、時代にそぐわないということで、今回の見直しで削除するというような答弁があったと記憶しています。その部分が今回の改正に含まれているかどうか自分も調べていないところですが、防災会議の開催は、大きな修正があった場合に、承認を受けるということで、正式なものになっていくというふうに理解をしています。追加だけでも、何を追加したか、全文を載せてしまうと、どこの部分が追加、修正、削除とか、なかなか調べるには非常に分かりづらい、困難で、防災会議の説明資料では、新旧対照表などを使って説明していると思いますが、自分としては、そういう新旧対照表のようなものを防災会議にアップするということも、防災会議の内容の説明にはなるのではないかと考えています。どこが変わったか分かりやすいのではないかと思いますので、そういう資料を載せることもいいのではないかということで、町長、お考えはどうでしょうか。

答弁 総務課長 宮下正美(総務課長は2022年3月まで)

12番小田島議員からありました地域防災計画の見直しに係る部分につきまして、細かい部分でしたので私のほうから説明をさせていただきたいと思います。今回の地域防災計画につきましては、先ほど町長のほうから答弁させていただきましたが、計画自体を大きく見直すということではなくて、今ある現行の計画の中で不足している部分について、ブラックアウトの部分、あと新型コロナウイルス感染症の部分を文言として一部追加をするという形で整理したいと思っております。ブラックアウトとコロナの関係の実際の部分につきましては、既に対応といいますか、感染症対策の避難所運営ですとか、あるいはブラックアウトにつきましては、発電設備の整備ですとか、実際に進んでおりますので、基になる計画のほうが、ちょっと文言が合っていないので、そこにそれら対処の部分で文言を追加するという見直しで予定しております。あと、昨年のときに避難者カードの質問も受けてございましたので、その部分につきましては、現状としまして、今の時代に合ったやりかたということで、その部分については、次回の見直しのときに文言を削除しますということでお答えしていますので、そこら辺の文言の整理も今回併せて行わせていただくことで予定をしているところでございます。あと、会議の結果の部分につきましては、先ほど言ったように、防災会議は、あくまでも計画のいわゆる承認機関でございますので、その会議の資料につきましては、今、小田島議員からありましたように、いわゆる改正内容が分かるような、この部分にコロナを追加しました。この部分にブラックアウトの文言を追加しましたというような、資料につきましては作成させていただいて、後日公表するような形になると思っておりますが、余り大きな改正ではないということで、御理解を賜りたいと思います。以上です。

質問 12番 小田島久尚

よろしくお願いします。― 105 ―次に、2点目の自主防災組織、防災士についてですが、自主防災組織、防災士の活性化を図る上で、ネットワークづくりが非常に重要であるとの回答をいただき、今後の取組に期待するところではありますが、なかなかネットワークづくりが進んでいないのが現状だと思います。ネットワークづくりに向けた働きかけを行うとのことですが、具体的にどのような働きかけを考えているのか、お考えがあればお伺いしたいと思います。

答弁 副町長 石田昭彦(副町長は2021年9月まで)

12番小田島議員の御質問にお答えさせていただきます。防災士のネットワークの組織については、以前から防災士同士のスキルアップ研修の折に、情報交換できるような機関の設置ができればいいなというようなことで、防災士のほうからもそういった声も上がってきたことも事実であります。そのようなことで、それぞれそういった組織づくりについて、機運が高まっていた状況にありますけれども、現実の問題では、それぞれの自主防災組織においても活動の熟度といいますか、そういうものについても結構まだまだばらつきがあるのも実態でありますので、そういった一体的な、一気に組織化をしようというようなことについては、少し足踏みの状態が続いております。そのようなことから、前町長においても、そういうネットワークのつくりで、いろいろと各地域の防災士同士が情報交換等をするような機会というのは非常に重要なことになるだろうというようなことで、町においても、ぜひどうでしょうかというような声かけについては、町もイニシアチブを取っていくことも必要だろうということで、そういった考え方を町では持っています。今後も防災士を含めたスキルアップ研修や、それぞれの避難訓練等においても防災士の皆さんに参加いただく機会等も想定しておりますので、そういう機会を通じて、町からもお声をかけさせていただければというふうに思っているところであります。

質問 12番 小田島久尚

今、副町長から答弁いただいたように、行政と防災士との連携も重要になってくるのだろうと思いますが、防災士の方への防災情報の提供についてですが、昨年5月作成された避難所運営マニュアル、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営マニュアルが防災士の方が知らないという御意見をちょっと伺っております。特に避難所の管理運営については、地域住民の協力が不可欠であり、防災士の方への情報提供をしっかりやっていただきたいと思いますが、細かなあらゆる防災情報を発信していくべきだと考えますが、町長はどのようにお考えですか。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。今後も連携を図りながら、うまく上手に連携を図りながらやっていきたいと考えております。以上です。

質問 12番 小田島久尚

よろしくお願いします。東日本大震災から明日で10年の節目となります。この震災の教訓を踏まえて、自主防災組織、防災士の体制づくりが図られてきたものと思っております。町の自主防災組織の組織率が100%、防災士も昨年53名とのことで、10年をかけて我が町の組織体制は整ってきたものと考えます。今後、重要なことは、執行方針でも述べられているように、防災士間の連携と資質の維持・向上を図る機会を設ける。このことを実現していくことだと私は思っています。改めて、執行方針の実現に向けての町長のお考え、今後、自主防災組織と防災士の連携につながるような施策について、お考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。東日本大震災を契機にこのような自主防災組織がつくられ、我が町にも、先ほど議員御指摘のとおり、100%、53名の防災士の方がおられます。今後においても、我が町も十勝岳を抱えておりますので、防災士のスキルアップ、そして自主防災組織のレベルアップ等を含めて、今後、引き続き取り組んでいく方針には変わりございません。以上です。

質問 12番 小田島久尚

よろしくお願いします。次に、2項目めについてですが、ロケサポートかみふらのを中心に募集を進めるとありますが、エキストラ・ボランティアの募集時期とスケジュールについて、どの程度決まっているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 企画商工観光課長 佐藤雅喜(企画商工観光課長は2024年3月まで)

概略は後ほど町長からお話しいただけると思いますけれども、細― 106 ―かいスケジュールにつきましては、3月1日に一応名称等を決めて、事務局といいますか、地域おこし協力隊が中心となって体制をつくっていくということでございます。したがいまして、もう既に、3月1日からサポーター・ボランティアをしていただける方の募集はしておりますけれども、残念ながら皆さんの手元に届いていないのですけれども、今日の広報かみふらの、ちょうど発行日ですので、今日の広報かみふらのに載せることで、ぜひいろいろエキストラで出たいとか、お食事を用意したいとか、いろいろそういう方の御希望を伺いながら、そういった方々の募集をしていきたいと思います。募集につきましては、いつまでとかということではなくて、随時、御希望の方は入っていただいて、もうやめるという人はやめていただいて、自由な形で登録をして、一定程度何かのロケが来たようなときにはまたお声かけをするというようなスタイルになるかと思います。全体としては、実際にロケが入ったときに活動が始まるものですから、名簿登録といいますか、そういう形で組織づくりというか、サポーターづくりになると思っております。以上でございます。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。先ほど担当課長から説明あったとおり、今日の広報にボランティア・サポーター大募集ということで載っていまして、答弁のとおり、いつまでという期日は設けていませんが、募集する内容といたしましては、エキストラの登録、ロケ支援のお手伝いは、撮影に関すること、それとロケ支援のお手伝い、食事、グルメに関すること、そして情報発信に関するお手伝いということで、これらのサポーターを募集することとなっております。以上です。

質問 12番 小田島久尚

ありがとうございます。次に、泥流地帯の映画化は、上富良野町を全国に発信する絶好の機会であり、観光の面においても大いに期待をするところです。個人的、私ごとではありますが、ぜひこの映画に関わりたいと思っている1人です。実は私の祖母が泥流により犠牲となっています。記録によれば5歳で、95年前の出来事が映画化されることは、十勝岳の大噴火による災害の大きさ、復興の歴史を学ぶ機会となるものと考えています。このように、この映画に関心を持つことは防災意識の向上にもつながっていくと私は思います。多くの町民がこの映画に関わりたいと思うような機運を高めていくことが極めて大事ではないかと思います。機運を高めるために、今、広報で募集を載せているということをお聞きしました。そのほかに何かいろいろな方策というのですか、町の機運を高めるような施策等をお持ちであれば、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。機運を高める活動といいますか、そういうものにつきましては、町民の交流イベントを予定しております。映画「泥流地帯」のクランクインの事前の交流とか、本格的な撮影が開始される前のイベントとして、町民全体としての盛り上がりや機運の醸成、映画づくりへの参加の機運などの向上に向けて、このようなイベント、機運の醸成を図ってまいりたいと考えております。以上です。

質問 12番 小田島久尚

ぜひ町が盛り上がって、この映画を成功させるという方向に進んでいっていただきたいと思います。次に、2点目のロケセットは必要に応じ、移設・保存して公開するなど利活用を進めるとありますが、移設先の候補地等、お考えをお持ちであればお伺いします。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問にお答えいたします。ロケセットの活用は、できれば考えてはいますが、具体的な場所等については、今の段階ではまだ何も決まっていないところでございます。以上です。

質問 12番 小田島久尚

最後になりますが、この映画に関して、多くの町民の方に参加を呼びかけたり、映画の大ヒットを願ったり、メディアの取材対応等もしっかりやってもらいたいと思います。ぜひ町長自ら先頭に立って、映画のPRをしていただきたいと思っていますが、町長はいかがでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

12番小田島議員の御質問― 107 ―にお答えいたします。誠に僭越ですが、そういう声があれば、私、先頭に立って、ぜひ町民の方の機運も含めて、町全体として盛り上がるように、この「泥流地帯」を機に町が元気になるように、先頭に立って頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

出典:上富良野町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日 議事録 PDF(115ページ) 間違いを知らせる