みんなの議会

上富良野町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

(1)商工業者のキャッシュレス促進について/(2)高齢者の引きこもり対策について

2020年9月16日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「商工業者のキャッシュレス促進について」「高齢者の引きこもり対策について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
金子益三 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 金子益三

私は、さきに通告してあります2項目について、町長にお伺いをいたします。その前に、今般の台風10号の被害に遭われました方に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様が一日も早く元どおりの生活に戻られることをお見舞い申し上げるところでございます。また、町長におかれまして、さきの報道でもありましたとおり、3期12年の一つの節目といたしまして御報告がありました。この間、町長におかれましては、私が言うに及ばず、児童・生徒の安心・安全の教育環境のために、上富良野小学校の改築、また、上富良野中学校におきましては、耐震化により、本当に新しいきれいな校舎をつくられる。さらには、高齢者や交通弱者のために、その足となる乗り合いタクシーを充実させたり、ふるさと応援モニターにより、まちの経済の一助となる税収の向上に努め、町内におきましては、民間の事業者による光ファイバーの導入、さらには、郡部においてはいち早く無線を活用した高速通信網の充実など、非常に御尽力されていました。そして、まちの産業の柱でもあります農業のワンストップ化、また、非常に大きなまちの活力となります自衛隊におきましては、各防衛大綱、そして中期防におけるそれぞれの自衛隊の存続の危機におきましても、現状の規模堅持のために、足繁く防衛省に通っていただき、改編時におきましても、第14施設群の新編増を代表するように、まちの自衛隊が削減されないように、本当に汗を流していただいたと思っております。さらには、疲弊する商工業のためにも、商工会へ手厚いサポートを行っていただいたり、健康づくりのまち宣言をするなど、様々な御功績にあったこと、改めて敬意を表すところでございます。それにおきまして、今回、質問をさせていただきます。初めに、商工業者のキャッシュレスの促進についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染防止により、国におきましても、商工業に対してのキャッシュレスの対応の加速化が図られてきております。この間、経済産業省が主導といたしましたキャッシュレスでの決済において、5%の還元が、今年、2020年の6月末まで行われていたことに加えまして、そのことに各種キャッシュレス対応の会社、いわゆる何々PAYというようなところで、独自のポイント還元などにより、非接触型の支払いが非常に広く浸透し始めてきております。また、今月は、総務省によりますマイナポイントが各種キャッシュレスポイントに5,000円相当付与されるなど、キャッシュレス化への促進展開は官民合同で進められている状況にあります。このような中において、我がまちでは、昨年、商工会を通じ、商工業者に対して、AIR PAYを導入し、キャッシュレス時代への対応に向けた取り組みを行ったところであります。しかし、残念ながら参加する会員が当初の予想よりも少ない状況にありました。これらの要因としては、まず、商工会といたしましても、この商工会に対しての周知、説明に若干の丁寧さが欠けていたことが見られます。さらに、初期投資及びランニングコストに対する不安などが商工業者にあったというふうに聞いております。キャッシュレス化を促進させることにより、現在、商工会で行っているポイントサービス事業に地域カード事業を上乗せサービスで行い、住民にとっても商工業者にとってもよりよいサービスと恩恵が受けられる事業となる可能性があります。地域カード事業をうまく利用して、地域内消費向上のみならず、行政サービスとの連携、ボランティア活動の拡充、地域活動の幅出しや深掘り、健康推進活動の高揚など、その使い道は大きく広がるものと期待されます。そのためにも、まず地域商工業者のキャッシュレス参加率が増加し、ドミナント効果を生み出すことが第一歩であると考えます。そこで、キャッシュレス化が伸び悩んだ原因の一つであります、いわゆるランニングコストに対して、行政で後押しを行うことが大切だと考えます。具体的に申しますと、キャッシュレス決済に際して発生する販売手数料の助成を行ってみてはいかがでしょうか。導入当時は販売手数料も無料だったキャッシュレス事業者も、一定程度の期間が過ぎた現在は、約3.2%の販売手数料を事業者からとって お り ま す 。 ま た 、 カ ー ド 会 社 に お き ま し ては、カード決済時におきますCAT端末と呼ばれる決済端末があるのですが、それらの販売手数料は約2%から5%程度、その業者によっても違いますが、販売手数料が発生しております。このことにより、中小企業においては、キャッシュレス化の導入に対して慎重になっていることが見られております。一定程度の次元立法でもよいので、期間限定の補助を行うことで、キャッシュレス化に対して躊躇している事業者に対しての促進につながることとも― 17 ―考えられます。いまだ終束の見せることのないこのコロナ禍において、新しい生活スタイルが余儀なくされております。キャッシュレスというものは、感染防止にも効果があるというふうに捉えられておりますので、この機会に補助を行うことが、様々な効果等があるというふうに考えますが、町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。続きまして、2点目でございます。高齢者の引きこもり対策についてお伺いをいたします。今も話したとおり、一向に終息を見せることのない新型コロナウイルスによりまして、今年は様々なイベントが中止となっております。加えまして、高齢者等が集まります小さなコミュニティの集会も、この新型コロナウイルス感染拡大防止により、様々な制約を受けている現状にあります。夏には一旦終息を見せようとしましたこのコロナウイルスにつきましても、そのたがを緩めたことにより、まだ北海道においても第2波、第3波が押し寄せたかのように、まだまだ余談を許さない状況下にございます。このような中で、様々な世代で新型コロナの影響を受けております。児童・生徒においては、休校に伴う学習の遅れや夏休みの短縮、さらに様々な式典や部活動の大会の中止、児童・生徒のみならず、社会人においても、リモートワークなど、働き方の改革や、外食や宴会の中止、そして何よりも、高齢者の方はその御家庭から出ることすらままならない状況が続いております。このような状況の中で、若者に関しては、インターネットを活用して様々なコミュニケーションをとることが可能ではありますが、高齢者は地域で行っていた各種ふれあいサロンや運動活動が制限され、おうちから出ることができずに過ごしております。ある人においては、お盆に子どもたちが帰省するまで、ずっと誰とも話すことがなかった。また、子どもたちがお盆が終わって帰ってしまってから、一人ぼっちになってしまった。また、ある人は、新型コロナウイルスのおかげで、子どもや孫も帰省できなくて、この3月からずっと話し相手が誰もいないままおうちで1人で過ごして過ごしたなどといったことが起きております。高齢者は、社会的に孤立してしまいますと、認知症が進んだりする可能性もあり、最悪の場合、孤独死といった悲劇もあり得ることが考えられます。そこで、感染防止対策をしっかり図るということが、まずこれが大前提ではございますが、それらをしっかりと行った上で、高齢者が地域で集まり、いわゆる短い時間でもともに過ごし、活動し、日々の会話をするような、そういった活動に対して、行政も様々な支援を行うことが必要と考えます。しかし、このような様々な会場をするに当たりまして、高齢者が集まるサークルの活動の助成をすることが大切でございます。今までは2時間で1回行っていたものが、やはり密を避けるということで1時間の集まりを2回行うというようなことの中で、それを使う地域の会館の事業費などが加算していくことが考えられますので、それらの補助を安定的に行い、活動ができる仕組みを構築することで、この上富良野町の健康づくり宣言のまちとして、元気な高齢者のための応援の仕組みにつながると考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番金子議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めの、商工業者のキャッシュレス化促進に関する御質問にお答えさせていただきます。キャッシュレス化の促進につきましては、御質問にもありましたように、昨今の消費税増税にあわせた一連の経済対策によりまして、カード端末機の無償貸与や手数料補助など、普及をより加速させる取り組みが行われてきており、本町においても、商工会が中心となり、商工業者に対する働きかけが行われているものと認識をしております。また、昨年3月には、商工会より町に対しまして、地域カードの導入とあわせて、キャッシュレス化に向けた支援の要望をいただき、これまで商工会と導入支援策について協議を継続して行ってきているところであります。今後、キャッシュレス決済への流れは、現在のコロナ下における状況を踏まえ、より一層加速するものと思われることから、引き続き商工会が中心となって、普及、導入への取り組みが行われることをまちといたしましても期待をしているところであります。キャッシュレス化促進に伴うまちの支援についてで あ り ま す が 、 商 工 会 か ら の 要 望 に 基 づ い た 地域カードの導入につきましては、第2次商工業振興計画におきましても、導入について検討するものと位置づけておりまして、まちの行政サービスの連携につきましても、具現化を想定し、既に指示をしておりますが、まず一定の広がりが事業効果を高めることとなることから、町内商工業者へのキャッシュレス化の広がりも見ながら、導入の時期や導入に係る具体的な支援策について、商工会と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。― 18 ―委員御質問の、キャッシュレス決済に伴う事業者が負担する手数料についてでありますが、確かに一定期間の助成につきましては負担が軽減されることから、導入促進効果も考えられますが、キャッシュレス化自体が、事業者それぞれの利便性の向上やサービスの充実に資する中で吸収されていくものと認識しておりますが、一方で、キャッシュレス化を地域全体に広げる支援策といたしまして、取り組みが検討されている地域カード事業の導入は、前段触れましたように、まちの支援は、ドミナント効果を高めていくためにも有益と受けとめているところであります。いずれにいたしましても、キャッシュレス化は今後ますます必要となる重要な施策と認識しておりますので、商工業者や商工会と協調し、まちが果たすべき役割について十分協議を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの、高齢者の引きこもり対策についての御質問にお答えさせていただきます。新型コロナウイルスは、昨年10月に中国で初めて感染者が確認され、本年1月に世界保健機構が国際的な緊急事態を宣言するなど、世界中へ感染が広がり、現在に至っております。我が国においても様々な対策が講じられておりますが、同時に私たちの生活も大きく変化し、これまで開催していた多くの事業の延期や中止、または開催方法の見直しが求められるなど、感染症対策を講じながらの生活を余儀なくされているところであります。これまでまちといたしましては、国、道の緊急事態宣言により、3月2日から31日、4月18日から5月25日まで、公共施設等を利用中止とし、高齢者に対しましても、保健福祉総合センター、健康入浴室や浴室等の利用中止を初め、日ごろから活動している老人クラブサークル、ふれあいサロン、独居老人昼食会、認知症カフェ並びに介護予防活動のお元気会や健康体操、ふまねっと運動も中止することとなりました。議員御発言のとおり、特に新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高いと言われる高齢者にあっては、御家族等も行き来を自粛するなど、これまで経験のない不自由な生活を余儀なくされておりました。そのため、例年実施しております民生委員による高齢者実態調査につきましても、調査期間の5月から6月までを7月から8月までに変更した中で実施し、コロナ禍における生活実態について検証を進めているところであります。特に独居高齢者に対しまして、地域包括支援センターと社会福祉協議会が連携し、電話、訪問による安否確認と相談を実施したところであります。また、閉じこもりによる高齢者の社会的孤立、認知症の進行等を予防するために、感染予防対策を講じ、公共施設利用再開や各活動、事業等の開催方法について見直しするなど、3密の回避と新北海道スタイルの実践に取り組んでいるところであります。また、コロナ禍において、地域活動を進める上で、活動を維持、継続するための費用がかさむなどの課題が生じているものについては、支援が必要と考えるものであります。今後におきましても、コロナ禍での高齢者の閉じこもり予防や認知症予防等は地域共通の課題として捉え、新たな介護予防活動について検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 5番 金子益三

2点目の高齢者の引きこもり対策につきましては、もうほぼほぼ町長と同じ考えを共有するもので、非常に御理解賜れたものと理解しております。1点目のキャッシュレスでございます。それこそこのたび第99代の総理大臣になられる菅さんもおっしゃっております、いわゆる自助、共助、公助というものは、それぞれの地方自治体においても大変大事だということを私も考えております。このキャッシュレスを広めるためにおいても、まず商工事業者が取り組みをみずからやってみるという第一歩、そして、それらのカード会社や様々なところが応援するよという共助、さらには、一定程度それらを後押しする公助といったものがしっかりかみ合うことで、これらの事業というのは非常に進んでいくのでないかなというふうに捉えるところでございます。町長の中でも、このキャッシュレス化が様々な商工業者のツールとなり、また加えて、まちのいろいろな独自事業のプラスアルファの優位性を持つということで、共通認識であるところで理解をさせていただきました。一番やっぱり大事なのは、ヨーイドンで一斉に進んで広がるということがやはり何よりなのですね。私も様々な事業所を回らせていただいたときに、導入されていない事業所、それから、既に導入されたところもお伺いしたところ、やはりキャンペーン期間中はよかったんだよと。しかし、終わってしまったら、これ、結構つらいから、取り外してほしいなというようなところも何件かありましたし、取りつけないところにおいては、日々のお金がかかるんだよねというちょっと不安感があったのですね。いわ― 19 ―ゆる例えば無線通信でかかったりとか、そういったものというのは、当然、事業者の財産になりますから、これは自助の中で頑張っていくものだと思いますけれども、逆にかかるランニングの部分というのは、ずっと見る必要はないと思いますけれども、スタートから例えば1年間とか、一定程度の期間というのは、私はやっぱりぜひ必要なものだと思うのですけれども、再度お伺いいたしますが、例えば令和3年に限ってまちもしっかり応援しますよ、だから一斉にこれは進めていったらどうでしょうかというような、そういった方策がとれないのか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番金子議員の、キャッシュレス化促進に対します御質問にお答えさせていただきます。まず、前提として認識を共有させていただいていると思いますが、もはやデジタル化、キャッシュレス化というのは、もうこの流れは、加速こそあっても、停滞することはないというふうに考えております。ですから、当町におきましても、キャッシュレス化等がこれから経済活動に及ぼすもの、そしてさらに効果、私、冒頭のお答えでもお答えさせていただいておりますが、こういったものに対する、新しいものにとっつきづらいというのは世の常でありまして、そういったことで、もっともっと私どもも含めて、キャッシュレス化というのは、ある種、消費活動の中で、購買行動の中ではなくてはならない、これが主流になってきますというようなことをもうちょっとアナウンスもしていく必要も重要かなと思います。そういう中で、もし私どもが支援策を講じることによってそういう理解が深まるということが見込まれれば、それはそういう支援策を一時講じることは、事業効果を高めることになるというふうに理解はできます。いずれにいたしましても、そういうアナウンス効果をもうちょっと高めまして、キャッシュレス化を図ることによって、事業者の方々にも、今まで毎日銀行へ足を運んでいたものが、もう手元でそういったことが確認できたりということで、そういう利便性も裏にはあるよというようなことをお知らせしながら、ぜひ金子議員もおっしゃってくれましたように、やはりこういったものについては広がりがあることが非常に事業効果を高めますので、今後とも商工会の皆様方などと通じて、そういう新たな促進策が構築できるかどうか、検討させていただきたいと思います。

質問 5番 金子益三

はい。

出典:上富良野町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる