みんなの議会

上富良野町議会 令和1年第4回定例会 2019年12月11日

(1)複合型拠点施設構想について/(2)上富良野町立病院の整備について

2019年12月11日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「複合型拠点施設構想について」「上富良野町立病院の整備について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。

質問者
荒生博一 議員
答弁者
町長 向山富夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 8番 荒生博一

私は、さきに通告しております2項目、8点について、向山町長の所信をお伺いいたします。まず1項目め、複合型拠点施設構想について。町ではこれまでの間、複合型拠点施設の方向性に関して、庁舎内に検討会議を設置されるなど検討を行ってきている。また、本年8月には、関係機関や公募の方々からなる町民検討会議を設置したと聞いている。この間、10月には町民に向けてアンケート調査を行い、意見やアイデアを募ったと聞き及ん― 14 ―でいる。そこで、現在までの取り組みと進捗状況について、下記5点の質問にて町長のお考えをお伺いいたします。1点目、役場庁舎内での検討会議では、どのような機能が必要かなど、複合型拠点施設の方向性について検討されてきた具体的な内容に関して町長にお伺いいたします。2点目、10月に行われたアンケート結果において、どのような意見やアイデアが記載されていたのか、具体的な内容に関して町長にお伺いいたします。3点目、複合型拠点施設にどのような機能を入れるか、場所はどこにするか、規模はどのくらいかなど、具体的な方向性はこれから町民検討会議の中で話し合われると思われるが、町民検討会議のメンバーだけではなく、より多くの町民と時間をかけ話し合う必要があると考えるが、町長の見解をお伺いいたします。4点目、本年3月の定例会において町長は、「私の想定の中に道の駅という位置づけは想定しておりません」と御答弁をされておりましたが、なぜ道の駅としての機能を持たせることがだめなのか、町長のお考えをお伺いいたします。5点目、巨額な予算を投じて行う事業のため、建物を建て、完成することが目的ではなく、将来的に維持・管理にも相当額費用がかかることが予想されるため、今度、将来的に町民の皆様に安定的な行政サービスを行っていく上でも、しっかりとした収益性のあるものでなければならないと考えますが、町長の見解をお伺いいたします。続きまして2項目め、上富良野町立病院の整備についてお伺いいたします。町では、平成30年5月から町立病院等の将来のあり方について、庁舎内での横断的な協議を図るため、プロジェクトチームを設置し協議を進めてきている。また、本年4月からは、病院内に病院施設整備室を設置し、協議・検討を行い、本年8月には、現病院は医療機能の低下と老朽化が著しく、改修工事では、これらの改善はなされないことから、改修工事は実施せず、建てかえの方向で進めることを検討結果としており、令和7年6月末のスプリンクラ一設置期限に間に合うよう、新病院建設の方向性が示されたところである。そこで、下記3点について町長のお考えをお伺いいたします。まず1点目、9月26日厚生労働省が再編統合の再検証を求める公立・公的病院として全国424病院を公表し、北海道では54施設が対象で、その中に上富良野町立病院も入っており、報道などで知った多くの町民の方々から、存続が心配されている声が寄せられた。新病院建設への影響が非常に心配されるが、町長の見解をお伺いいたします。2点目、上富良野町立病院は、設置以来町民の命と健康を守り続けてきた地域に欠かせない大切な医療機関であり、現在では町内唯一の有床医療機関である。このことからも令和7年まであと5年半という短い期間で、基本構想、基本計画、パブリックコメント、実施設計、建設など、さまざまな工程をスピード感をもって取り組む必要があると考えるが、建設までの今後のスケジュールを町長にお伺いいたします。3点目、本年8月の病院施設整備室での検討結果の中に、ラベンダーハイツの併設や隣接についての検討結果が示されていなかったが、新病院建設時にラベンダーハイツの併設や隣接を行う考えはないのか、町長にお伺いいたします。以上でございます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員の2項目の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目目の複合型拠点施設構想に関する5点の御質問にお答えいたします。町におきましては、昨年度から複合型拠点施設の整備に係る庁内検討会議を設置し、内部検討を行うとともに、今年度においては基本計画の策定に向けて町民検討会議を設置し、御協議をいただいているところであり、またその一環として町民を対象としたアンケート調査も行い、さまざまな御意見等の集約に努めているところであります。まず1点目の複合拠点施設の方向性について、庁内検討会議における検討内容等についてでありますが、昨年度実施しました複合拠点施設に係る基礎調査を踏まえるとともに、各計画の策定過程において得ることができました町民の方々からの御意見や意向、また、他地域における事例等を参考にしながら、持たせる機能や規模、立地、運営方法について検討し、基本計画の策定に向け、一定の方向性をまとめるための作業を行ったところであります。また、本年度におきましては、利用される施設を念頭に課題の整理を行うとともに、保持する機能にかかわりの深い部署の委員、職員も町民検討会議に加わり、ともに協議を進めているところであります。次に、2点目の町民アンケート調査についてであ― 15 ―りますが、10月中旬に性別、年齢別に無作為に抽出した町民1,050人を 対象に実施し、226件、率にしまして21.5%の御回答をいただいていたところであります。重点を置くべきテーマとして最も回答が多かったのは産業振興の43.1%、次いで町民交流の21.8%となっており、それらの選択理由としましては観光拠点、特産品販売拠点の充実、憩いの場、交流の場を求める声が多く寄せられたところであります。また、自由記載では潜在するものを含めて、町の魅力をもっと発信する場が必要であること、町民同士が交流できるスペース、子どもや友人同士、または1人でも気兼ねなく自由に過ごせる居場所が欲しいといった声も多く寄せられておりました。次に、3点目の町民意見等の反映についてでありますが、この間、地域の産業、生活、交流に関連する団体、グループへのヒアリング、そして町民検討会議のメンバー構成も、広く委員を募り、公募委員も2名参画いただいているところであります。また、委員以外の町民の方にも御参加いただく意見交換会の開催や、実施しました町民アンケートを通じ、得られた意見の反映等に務めていきたいと考えているところであります。今後におきましても、町のホームページや広報を通じ、情報提供を行うとともに、計画策定後におきましても御意見をいただく機会を設けてまいりたいと考えております。次に、4点目の道の駅についての御質問ですが、昨年12月定例会において、議員の一般質問にお答えしたとおり、道の駅に備えられている機能を全て否定するものではなく、整備の前提を道の駅とした場合には、具備しなければならない機能や施設の運営方法、さらには立地面での条件等も限定されてくるものと思われるため、道の駅に軸足をおいた整備計画とはしないと考えているところであります。なお、計画の遂行上、一部道の駅整備事業を活用し、かつ本来の事業目的を果たせると判断できた場合には、本制度の活用を検討対象としてまいりたいと考えております。次に、5点目の施設の運営に関する御質問かと思いますが、情報発信機能や町民交流といった公共性の高い機能を多く含むため、相応の管理費用を要することが予想される一方で、産業振興に直接つながる農産品の直売や、委託販売による小売り機能や、飲食店舗営業等については、民間ノウハウの活用、収益性の確保を考慮した運営体制の構築が重要であろうと考えているところであります。議員御質問にありますように、箱をつくることが目的ではなく、今後10年、20年と将来にわたり、真に役立つ拠点を目指すものであり、そういった観点からも特に安定運営は重要と捉えていること御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの上富良野町立病院の整備に関する3点の御質問にお答えいたします。1点目の厚生労働省が公表した再編統合の検討すべき病院についてでありますが、町においてはがんや心疾患、脳卒中など、九つの領域で診療実績が特に少ない、または診療機能が類似、かつ近接する医療機関があることとされた公立、公的医療機関等を再編統合の必要性について、特に議論が必要な公立、公的医療機関等として公表し、公表された医療機関については、2025年度に向けて具体的に地域医療構想に沿ったものとなっているか、再検証を求められているところであります。その後、厚生労働省からの通知においては、再検証に向けた基本的な考え方として、地域医療構想の実現に向けて、さらに取り組みを進めていく観点から、客観的なデータを国から提供し、各医療機関が担う機能や病床数等について検証を求めるものであり、必ずしも医療機関そのものの統廃合を求めるものではなく、病院が将来担うべき役割や、それに必要なダウンサイジング、機能分化等の方向性を機械的に決めるものではないとの通知をいただいているところであり、これまで地域医療構想の議論を進めていた中で、本町の病院改築計画について、今回の公表が大きく影響を及ぼすものではないと理解しているところであります。このようなことから、町では令和7年度内の新病院への移行を見据え、今後の町立病院のあり方について地域医療構想に資するよう、しっかりと検討した上で、地域医療圏である富良野地域医療構想調整会議の議論を進め、合意を得た中で新病院建設に向けて作業を進めてまいりたいと考えております。次に、2点目の町立病院改築に向けての今後のスケジュールについてでありますが、さきにも申し上げましたように、まず今後の町立病院のあり方について北海道との協議を整えることが必要であります。あわせて、事業完了を予定している令和7年度に向けて、遅滞なく基本構想、基本計画、実施計画の策定等を計画的に進め、新病院の建設を進めてまいりたいと考えております。次に、3点目のラベンダーハイツ等の併設や隣接についてでありますが、これまでもプロジェクトチーム、医療と保健福祉、介護の担当課長主幹会議の中で協議、検討を進めてきたところでありますが、財源の確保など、相応的に勘案した結果、現在の整備計画には盛り込まないとしたところでありま― 16 ―す。しかしながら、ラベンダーハイツにおきましても今後、施設の老朽化、介護ニーズの変化により、入居希望者の増加に伴う施設整備が必要となってくることが想定され、さらに介護度の高い入所者の急変時の対応、また限られた人的医療資源の活用や介護職員の負担軽減等を考慮しますと、中長期的にはラベンダーハイツを含めた医療施設と介護施設の拠点化は必要と考えておりますが、現在、計画中の令和7年度の病院改築と連動したラベンダーハイツの併設整備については、事業費や現在のラベンダーハイツの施設状況等から、今計画においては位置づけをしていないことを御理解賜りたいと存じます。

再質問 8番 荒生博一

まず、拠点施設構想について再質問ですが、町長は常々、この施設を機に地域力の向上を図っていきたいということで、我々にお示しをいただいております。やはり地域力の向上には、地域住民の方々の協力がなくしてはなり得ないということで、今回のこのアンケート結果は無作為に1,050人を対象に266件の回答をいただいたということで、パーセンテージでは21.5%という回答率になっておりますが、一般的にアンケートでは回答・回収率というのは協力率という例えもなされており、まずこの今回のアンケート結果を町長はどのように受けとめているか答弁お願いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。今回、実施させていただきました町民の皆様方の意向調査、アンケート調査につきましての回答率につきましては、5分の1の方々が御協力いただいたということで、一定の関心を示されているのかなということで理解をしているところでございます。

再質問 8番 荒生博一

現在、11月末の上富良野町の人口は1万675人になりまして、今回のそのアンケート結果は無作為で1,050人を対象者としておりますけれども、意見の集約的にはわずか2%強という数字でデータにはなっておりますが、現在、この計画を進めていく上で、先般、町側が示したスケジューリングでは、今後、来年1月末に最後の町民検討会議がなされた後、一定的な方向性を、意思決定を行い、そして、その後に基本計画ができ上がるというスケジューリングを示されております。ちょっと順番はどのようになるかというのはあれなのですが、本来、住民周知や意見を募るというのは、基本計画策定の前、基本構想のときがやはりタイミング的にはよろしいのかと個人的には思うのですが、町長の見解をお伺いします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、町民の皆様方のお考えをお伺いするという作業を想定しますと、一定程度の自分の考えと対比できる対象イメージがなければ、なかなか本当にアウトラインもイメージできないような状況の中でのお答えをいただくということは、非常に困難であろうというように考えておりますので、一定程度の方向性をお示しした中で意向を伺うことのほうが的確な御判断をいただけるのではないかということで、私は判断しているところでございます。

再質問 8番 荒生博一

現在、これまでの間のアンケート調査では、町民の方々からの要望というのは、例えば町長がかねてから申し伝えております防災機能であったり、また情報の発信基地であったり、また、例えば子育ての方々を集まる場所を提供されたい。また、ほかにもいろいろな御希望が、やはり民意が出ている中で、本当に漠然と、今もまだイメージがつかない状態であるというのは、私の率直な意見です。その中で一定程度、やはりこれから計画を策定していく中では、あれもこれもそれもではなく、あれかこれ、もしくはあれとそれというようなしっかりとした決めごとを決定した後に、また力を投入し、事業を完成に向けて取り進むべきだと考えますけれども、今後、お示しになられる計画上、そこまで絞り込みということをされるという認識でよろしいでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、この事業によらず、おおむね事業を推進していく中にあっては、各段階を経て、プロセスを経て前へ進めていくというのが一般的な形かと思います。現在、町民の皆様方からアンケート調査を通じていただいた意向というものを、私なりに判断いたしますと、私がこの事業目的として定めていた方向と、町民の皆様方が思いをもっておられるものとはほぼ一致しているという、私は理解をしたところでございまして、今後、余り前のめりに持たせる機能だとか、特に立地場所等について限定というか、いかにも想定したような、場所を想定したようなもとでの意見の集約というのは、これは少し前のめりすぎるなということでございますの― 17 ―で、議員から御質問にありますように一つ一つ、その段階を経た、迎えた中できちんと、さらにしっかりとした姿をお示しするような段階をこれから想定して、作業を進めてまいりたいと考えております

再質問 8番 荒生博一

では今後、基本計画が策定の後に、十分な時間を町民の方に、計画の周知であるとか、そして、意見の聴収というのはしっかりと全町民の方々を対象に行うという判断でよろしいでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。その十分な時間という捉え方につきましては、私といたしましては、そういった機会を設けるということは当然、必要でしょうし、想定もしておりますが、余り長々と期間を設けるということは、果たしてこういった事業を推進していく中で、この町民の皆様方の思いを共有していくのに、果たしてそれがいいことかどうかということは、やはり少し考えなければならないことでありまして、そこはやはり適切な時間を設定してタイムリーに、そしてまた当然、完成を目指す時期というものも設定いたしますので、それらを総合的に判断して、そのタイムテーブルは設定するべきだと考えております。

再質問 8番 荒生博一

では質問を変えます。道の駅に関しての可能性の言及については、ただいま町長からの御答弁で確認はさせていただきましたが、今後、その事業を遂行していく中で、その道の駅自体の機能を活用するという可能性もあるということでの御答弁をされておりましたけれども、現在この道の駅事業というのは、今年で4半世紀を迎え、全国で1,160駅、道の駅がつくられております。また、これから先も年に何駅なのかはわかりませんけれども、着実に道の駅事業というのは伸びるということで、私は理解しております。また、そのような中、最近、近年、全国でいろいろな自然災害があるという中で、国も道の駅に防災機能を有した場合、重点的に社会資本整備総合交付金を配当する、配分するということを申しております。そういった事柄からも考えまして、町長はまずこの計画を立ち上げられたときに、私どもに一番最初に示されたのは防災機能です。まさに町長の思いが、今これからの道の駅設置に合致しているというふうに思うのですけれども、そういったその交付金、受ける、受けないにもかかわると思いますけれども、やはり防災機能を備えた道の駅というのも検討案の対象になるかどうか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、まず少し具体的な持たせるべき機能のお話になっておりますが、その防災関係について特に申し上げますと、私は当初からお話しさせていただいておりますが、まずこの想定しております複合施設を避難場所としての想定は当初から持っておりません。町といたしましては、避難場所についてはもう既に計画を持っておりますので。ただ、その今、想定しております施設の中に、万が一、災害が発生したときに食べ物の、食料の供給機能を持たせるような、そういうところはこの施設の中に併設、あるいは主要な機能として持たすことは当初から想定をしておりまして、それがその道の駅構想と合致するかどうかというのはちょっと、そこまで研究しておりませんが、そういう機能は持ち合わせるべきだというふうに想定をしております。

再質問 8番 荒生博一

ではぜひ、再度この計画策定に向けて、そういった側面からも十分な検討をしていただく中で、もしその道の駅事業とうまく合致するようなことがあるようでしたら、その検討を十分職員、それから委員の皆様方と協議いただけることを信じております。また最後に、やはり箱物は建てた後、将来、持続可能でなければなりません。また10年後、20年後先を見据えますと、先般、社人研が発表した当町の人口の推移は、現在の1万600人から2045年には5,800人まで減るという衝撃的な数字が示されたわけですけれども、やはりそうなると財源的な部分であるとか、また交付税、自主財源もやはり数字的にはどんどん下がってくるのが予想されます。そのような中、行政はもちろん町民に対しての福祉サービスがモットーなわけですから、そういった町民の皆様方に対しての行政サービスの低下が一番、懸念されるところであります。そういった側面からも、しっかりとした事業計画をされていく中で、やはり収益性のあるものに特化と言いますか、そういった要素も公共性を重視するのはもちろん大切ですけれども、やはりそのような中、収益性事業というのも中に組み入れることで、持続的にそういった維持費というのを削減が考えられると思いますが、この点に関して町長にお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

荒生議員の複合施設等につ― 18 ―いての御質問にお答えさせていただきます。将来、20年、30年も先を想定しますと、議員からお話がありましたように、非常に人口減少はさらに進むであろうということが想定されます。当然、それに伴いまして、この地方の自治体財政というものも、やはり相当厳しい方向に向かうのかなと想定もしております。とりわけ、こういった施設が財政を圧迫するというのは、もうこの地方自治体の常道でございますので、それは何としても避けたいというのが基本でございます。とりわけ、少し突っ込んだお話になってしまいますが、安易にという言葉は適切ではないかもしれませんが、非常に幅広な施設にしてしまうと、非常に維持というのが将来の重荷になってまいります。とりわけ、その道の駅というものを選択、それを軸足を置かないという選択のゆえんはそこでございまして、やはり冬季間であろうと、どういうときであろうと24時間、例えばトイレをあけておかなければならないとか、利便性のいいところに設置しなければならないというようなことを逆に町民側から見ますと、だんだん高齢化率が高くなっていく中で気軽に行ける場所なのかどうか、あるいは人もいない時間に、24時間トイレをあけて維持管理をしていくというコスト等を考えれば、議員おっしゃるとおり、やっぱりしっかりと安定経営ができるような、そういうものを目指すべきだというふうに考えているところでございます。

再質問 8番 荒生博一

道の駅は、この事業が創設されて4半世紀の話はしましたけれども、現在、当初のステージとしては、やはりその道路利用者に対して休息の場を提供するといったサービスの側面が第1ステージ。第2ステージは昨年、私の一般質問で町長が御答弁いただきました、道の駅そのもの自体が目的であるというところで、連携をした中で、その道の駅に利用者を誘導するという側面が第2ステージです。ただし現在、第3ステージ、今、構想が考えられていますけれども、町長の懸念されているような、そこの目的だけに、道の駅が目的になるというようなことは、現在は考えていないそうです。ですから、そういったところでも今後、その24時間のトイレとか、さまざまな問題があり、さきに申し上げましたとおり、やはり安定的な維持管理というのがなされるのは、もう絶対に必要不可欠なのはわかります。しかしながら、当町には恵まれた立地条件であるとか自然景観、何せこの237号線、富良野美瑛線を含めて、車はもう黙っていても通ります。現在、道の駅の設置は美瑛町に本年新しくできました2件目の駅を含めて、美瑛から南富良野の間までは一切、道の駅はございません。当町が、もしそのような事業を検討していくような、将来方向がなされれば、利用者にも、またさらに利便性が向上されるということも地図上、立地上、十分考えられますので、ぜひ、そういった背景も検討課題に据え置いていただき、今後、計画を策定いただくことを願い、もう一度済みません、このような背景等々について町長の答弁を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、これまでの答弁の繰り返しになりますが、やはり目指すべきものは町民の皆様方が本当によりどころとしていただける、そしてまた産業の町の活力の起爆剤になるような、そういうようなことを目的とした事業にしたいというのが変わらぬ思いでございますので、そういった中でそういった観光、通過される皆様方の利便性に寄与できるものがあるとすれば、それは活用していくことはやぶさかではございませんので、それらがうまく強調できるような姿を目指してまいりたいと考えております。

再質問 8番 荒生博一

それでは、続きまして病院の再質問に移ります。やはり町民の皆様、一番心配されているのが過日、9月26日の厚生労働省の発表がネックになったわけでございまして、今回の御答弁ではそのような影響、また新病院建設においては、そのような影響、心配はないという、本当に安心できる御答弁をいただきました。再度、確認します。町長の御答弁の内容の認識でよろしいでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員の町立病院の整備計画についての御質問にお答えさせていただきますが、さきに、9月に厚労省から示されました将来、統廃合云々の発表でございますが、これについては厚労省からも言ってみれば機械的に捉えたという考え、それから北海道からも同じようなお答えをいただいておりますし、また私のほうからも非常に地域の実態を無視するような、そういう一方的な発表であることは遺憾だということを申し上げておりまして、それに対して、いやそんなことはないのだというような返答もありませんので、ただ1点だけは、この富良野地域の医療圏構想、これだけはクリアしなければならないということは、これは実態でございますので、それをきちんとクリアした中で新― 19 ―病院建設に向けては、しっかりと計画を進めてまいりたいと考えているところでございます。

再質問 8番 荒生博一

それでは、令和7年という期限がございますので、残り5年半です。先般、行われました議会懇談会でも多くの町民の方が病院建設に期待を寄せられているということで、その中で1点貴重な御意見があったのですけれども、5年半で間に合うのかいという意見がございました。もちろん御答弁では、しっかりと今後、基本構想、計画、実施設計等々において、タイムスケジュールを沿線の富良野地域医療圏構想とかけ合わせながら、しっかりと行ってまいりたいということでしたので、間に合いますよね。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、令和7年6月の開院を目指しておりますので、逆算いたしまして、これからの基本計画、それから実施計画、さらには建設事業と、私どもの検討会議の中では、時間的に不足するというような状況ではございませんので、それぞれの段階で一定程度の時間を区切って進めることはありましょうが、計画遂行上に時間が足りないということは想定はしておりません。

再質問 8番 荒生博一

それでは、令和7年6月の末までのスプリンクラー設置という期限に間に合わせていただけるということですので、しっかりと我々もこの計画遂行を注視していきたいと思います。最後に、ラベンダーハイツとの隣接、併設の件は昨年来、私が厚生文教常任委員会に属しているときに、その中での閉会中の継続調査で町立病院等、そういった施設についての報告がなされた後に、しっかりとその検討課題として取り上げていただいた中で、残念ながらこの病院建設のステージにはラベンダーハイツとの併設、隣接は挙がらなかったという御答弁で、しかしながらその後、やはりその医療と福祉が有機的に結び合うことにより、例えば人的配置であるとか、そういったところがスムーズになされるということはもう十分、町長の御答弁どおりのことなのですけれども、最後に確認させていただきます。やはり今回、同時建設というのは無理でしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員のラベンダーハイツとの併設の御質問にお答えさせていただきますが、ざっくりとした病院改築の整備計画の事業費等を想定いたしますと、到底、私どもの身の丈に合う事業費をはるかに超えてしまうということが想定されます。それともう1点、ラベンダーハイツも現在、どちらかというと場当たり的な部分も否定しませんが、中の設備だとか、あるいは屋根だとか、そういったことを一定程度、長寿命化できるような、実は事業も既にさせていただいておりまして、それらを考えますと、やはり病院は病院で一度事業を行った上に、その後、併設に向けての事情が許せば、そういう方向はぜひむしろ進めたいという考えでおりますので、今はなかなかそこまで手が届かないというふうに御理解いただきたいと思います。

再質問 8番 荒生博一

済みません、最後と言いながら確認をさせていただきます。今回、その新病院建設の用地及び敷地の中に、将来的にラベンダーハイツを迎い入れるスペースの確保は検討されるということで御理解してよろしいでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

8番荒生議員の御質問にお答えさせていただきます。今、私どもがこれまで研究、調査をさせていただいている中で、そういう事例はあります。どういう形をとっているかというと、多くは多層式になるのですね。果たして、その例えば3階建ての上に、さらに2階足せるかというと、それはなかなか現実的には無理でしょうけれども、恐らく共有できる部分が、想定の中で共有できる部分もあろうかと思いますので、コンパクト化はできるというふうに思いますので、十分な敷地がどの程度かということは、そこまではまだ想定しておりませんが、一応、そういうこともあり得るだろうということでの用地の想定、拡大するかどうかまでは別といたしまして、そうするとどの程度のスペースがいるということは当初から話の中には含めておりますので、御理解賜りたいと存じます。

出典:上富良野町議会 令和1年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる