上富良野町議会 令和1年第3回定例会 2019年9月25日
(1)中学生の医療費無料化について/(2)保育の無償化に伴う副食費の徴収について/(3)町立病院の建設について/(4)翁道路の整備について
2019年9月25日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「中学生の医療費無料化について」「保育の無償化に伴う副食費の徴収について」「町立病院の建設について」「翁道路の整備について」について質問し、町長 向山富夫、町民生活課長 北越克彦が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、町民生活課長 北越克彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 7番 米沢義英
私は、さきに通告してありました4項目についてお伺いいたします。まず第1点目は、中学生の医療費の無料化についてであります。子どもの医療費助成制度の拡充が年々進んでおります。厚生労働省の2018年度の調査でも、高校、中学校卒業までの医療費助成をしている自治体が約9割に達したとの発表がありました。これは、お金の心配がなく子どもが必要な医療を受けられるようにという世論の広がりの結果ではないでしょうか。町議選挙においても、中学校卒業までの医療費の拡充を望む声が寄せられました。そこで、次の点について町長に見解を求めるものであります。一つ目には、中学校卒業までの医療費の無料化を望む声があるが、どのようにこの声を受けとめているのか。また、子どもの命と健康を守るため、子育て支援充実のためにも、完全実施に向け、踏み出すべきだと考えておりますが、この点について町長の見解を求めます。二つ目には、中学校卒業までの医療費の無料化を拡充したときの対象人数や費用額について伺います。三つ目には、中学校卒業までの医療費無料化を、所得の少ない世帯、非課税世帯を対象に実施しておりますが、その対象人員と利用実績についてお伺いいたします。次に、保育の無償化に伴う副食費の徴収の問題についてお伺いいたします。幼児教育の無償化が消費増税と引きかえにこの10月から実施されようとしています。その対象は、3歳から5歳の認可保育所や、新制度に移行した幼稚園の保育料は無償となります。また、副食材料費は実費負担となります。生活保護世帯などについては副食材料費が免除になるということであります。そして、0から2歳については保育― 28 ―料は基本的に従来どおりという形で据え置きになるということであります。完全無償化となっていないというのが多くの課題を残しているのではないでしょうか。そこで、次の点についてお伺いいたします。一つ目には、保育料の無償化で、町独自の保育料の負担分、持ち出しがあると考えますが、その費用額についてお伺いいたします。二つ目には、副食費が保育料から除外されているが、本来、子どもの発育、発達に欠かせないもので、心身の成長に重要なものであることから、公費負担が原則だと考えますが、公費負担について町長はどのような見解をお持ちなのか、お伺いいたします。三つ目には、保護者負担の軽減のためにも、町独自の助成をすべきと考えますが、対応について伺います。また、保護者の負担額について、どのようになっているのか、お伺いいたします。次に、町立病院の建設について伺います。町民の命と健康に欠かせない町立病院に、スプリンクラーの設置が義務づけられました。最優先の建設が求められていることは言うまでもありません。また、同時に、建設に向けて財源の確保、施設機能について、また、検討委員会の設置や、住民の意見を聞く機会を設けるなど、必要なことがたくさん考えられますが、あわせて、現在の進捗状況等についてお伺いいたします。次には、翁道路の整備についてお伺いいたします。翁道路は、一般車両や自衛隊、観光バス、農作業用の車両が往来する道路ですが、翁橋から東4線の間、未整備の状況になっているのが実情であります。早急に道路の改修を望む声がありますが、今後の対応についてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の4項目の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めの、中学生の医療費無料化に関する3点の御質問にお答えいたします。子どもの医療費につきましては、これまで受診頻度の高い乳幼児を抱える子育て世帯の負担軽減を図るため、就学前の乳幼児の医療費全額の助成を実施するとともに、平成29年4月からは、子育て世帯における低所得者世帯の支援対策として、助成対象を中学生まで拡大し、町民税所得割非課税世帯に対し、通院、入院に係る費用に関し、助成させていただいているところであります。まず1点目の、中学校卒業までの医療費の無料化についての御質問でありますが、町においては、これまでも子育てステージの各分野において、切れ目のない支援対策を通じ、子どもの健康づくりに取り組むことを重点施策として推進しており、引き続きこれらの施策を充実させていくことが何よりも重要と捉えているところであります。特に子どもの病気や健康についての知識の習得や学習は大変重要であり、将来にわたって生かされていくことから、これらの施策について、今後一層充実させてまいりたいと考えております。また、適正な負担と受益で維持される自治体運営を考え、考慮するとき、子育て世帯の暮らしの実態、あるいは少子化対策における政策効果等を多角的に検討する中で、子どもの医療費についても考えるべきものと認識をしており、現在の仕組みにつきましても、住民の皆様の理解が得られているものと理解をしているところであります。次に、2点目の、中学校卒業までの医療費の無料化を拡大した場合の対象者数と費用についての御質問でありますが、平成30年1月から12月までの国民健康保険加入世帯の小中学生を対象に推計いたしますと、小学生220人、中学生90人、費用については2,200万円程度と推計されるところであります。3点目の、町独自の拡大分としての町民税非課税世帯につきましては、平成30年度の実績で、小学生27人、中学生12人で、助成額は78万円となっているところであります。次に、2項目めの、保育の無償化に伴う副食費の徴収に関する3点の御質問にお答えいたします。幼児教育・保育の無償化につきましては、子ども・子育て支援法の改正により、本年10月1日から、幼稚園、保育園、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの利用料は無料となりますが、給食費、教材費等については引き続き実費で徴収する費用として保護者の負担となるものであります。まず1点目の、保育料の無償化により軽減される保育料の財源についてでありますが、国が2分の1、道が4分の1、町4分の1となるところであります。ただし、今年度分の道及び町負担分につきましては、国により財政支援が行われることとなっておりますが、歳出上の保育料無償化に伴う負担の増額分は、今年度当初予算に比べ、年額で約1,400万円程度の増額と試算されるところであります。次に、2点目の副食費の公費負担と、3点目の保護者負担の軽減について、町独自の助成につきましては関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。子どもの成長において、食はとても重要な要素で― 29 ―あり、昼食についても、家庭や施設等、どの場面においても同様と認識しております。また、給食費の負担につきましても、受益者負担が基本であるとの観点から、実費相当分についての御負担をしていただくものであり、現制度においても、給食費については公定価格の中で算定されており、利用者負担となっているところであります。なお、このたびの幼児教育・保育の利用料無償化におきまして、町民税所得割非課税、7万7,000円以下の方の副食費は無償となりますことから、各施設を通じ、保護者の皆様に周知させていただいており、町独自の副食費に対する助成は考えていませんことを御理解賜りたいと存じます。次に、3項目めの、町立病院の建設についての御質問にお答えいたします。町立病院につきましては、昭和54年12月に、現在地において改築、開院し、本年度で築40年を迎えております。この間、施設機能を維持するために計画的な修繕に努めてまいりましたが、経年劣化による施設の老朽化や機能低下が進んでいる状況にあります。一方、消防法施行令が改正され、有床診療所、病院については、スプリンクラー設備等の設置が義務づけられ、設置期限が令和7年6月30日までとなっているところであります。このような背景から、現町立病院の整備につきましては、昨年度から内部における協議、検討を進めてきたところであります。御質問の、病院整備に向けた内部協議の状況についてでありますが、昨年5月に、役場内で横断的な協議を図るため、医療、介護、保健福祉を初め政策、財政、建築を担当する課長及び主幹によるプロジェクトチーム、医療と保健福祉、介護の担当課長、主幹会議を設置し、また、本年4月には、病院内に病院施設整備室を開設し、この間、プロジェクトチーム及び関係機関等と協議、検討を重ね、先般、現段階での町立病院整備に向けた方向性についてまとめたところであります。整備に向けた基本的な方向性につきましては、現病院は老朽化と医療機能低下等が著しいことから、種々、対応策について客観的に検討する中で集約した結果、新病院建設の方向づけを行い、今後さらに協議、検討を重ねていくこととしております。事業目標時期につきましては、スプリンクラーの設置期限でもあります令和7年度までの竣工予定としたところであります。財源の確保、施設機能につきましても、基本的な方向性を踏まえ、引き続きプロジェクトチーム及び関係機関等と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、建設検討委員会の設置や住民意見の聴取につきましては、医療施設の整備という特殊性に鑑みまして、医療施設整備に精通した専門家の方々や学識経験者等で構成している町立病院運営審議会委員の皆様等から御意見を伺うとともに、地域医療構想に資するよう、富良野圏域地域医療構想調整会議にも諮ることとなっており、これらを踏まえて十分に協議、検討を加え、具体的な基本計画等の策定を進めてまいりたいと考えております。この間におきまして、住民の皆様からも御意見等を聞かせていただく機会も設けるべきと考えておりますが、具体的な時期や方法につきましては、今後、検討を行ってまいりたいと考えております。また、基本計画策定時におきまして、パブリックコメントを行うなど、さまざまな機会を通じ、住民の方の御意見も伺ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。なお、建設検討委員会等の設置につきましては、同類の事例等も参考とし、どうあるべきかを判断してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、町立病院は地域医療を支えるかなめであり、地域での暮らしにおける安全・安心を担保する最も重要な施設であるとの認識に立ち、将来にわたってその役割を確実に果たし得るような施設となるようとり進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めの、翁道路の整備についての御質問にお答えいたします。本路線は、翁橋を起点とし、演習場までの2,115メートルを整備する計画で、平成4年度より、路面状態が劣化している東4線道路から演習場までの区間の整備を先行して改良舗装工事を実施いたしました。残る翁橋から東4線道路区間につきましては、一部、補償物件の交渉が難航し、平成16年度までとした事業実施期限内での解決が見通せず、北海道防衛局とともに、地域住民の皆様に状況説明を行い、平成14年度の事業を最後に、やむなく休止とし、現在に至っております。この区間につきましては、現在、自衛隊車両の通行については配慮をいただいておりますが、観光者等の通行も多く、かつ、簡易舗装であることから、毎年、ひび割れが発生し、補修を行っている実態にありますが、現時点において、新たな動きも見込まれないことから、引き続き適正な維持管理に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 7番 米沢義英
医療費の無料化についてお― 30 ―伺いいたします。この間の町の子ども・子育て支援事業計画に伴うアンケート調査の中にも、こんなようなことが書かれております。子どもの医療費助成対象が、今どき、未就学児までとはあり得ない、あるいは、上富良野町では医療費の無料化対象が小学生未満ですが、中学生など、延ばすことはできないのかというような、これは就学前のアンケートで、このような結果が載っております。小学生の児童等を対象としたアンケートの中にも、中富良野町では中学校卒業まで医療費無料化となって、ぜひ上富良野町でも中学校の医療費の無料化を行ってほしいということの、そういった声が自由意見の中にも書かれているというのが実態です。自由意見の就学前までの98人の対象の中で、医療費の無料化を求めるのが27ありました。この小学生のところに至っては、45に対して17件、約3割近くが、医療費の無料化を望む声が出ているわけです。答弁書の中には、町長は、今の現状について、住民の皆さんの理解が得られているものと理解しているというふうに書かれております。しかし、アンケート自由意見の中で、多くの人たちが、中学生までの医療費の無料化を求める声がこれだけあるのです。そういったことを考えた場合に、住民の理解が得られているというふうに思いますか、町長。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の、医療費無償化に関します御質問にお答えさせていただきます。私も次世代育成の計画のアンケートの内容等もしっかりと見させていただいております。そういった、議員からただいま御発言ありましたような中身についても承知をしているところでございますが、そういった無償化があればいいという御意見がそこに多数記載されていることも承知しておりますが、また一方では、子育て世帯の方々、あるいはさまざまな子育て中の方々、あるいは子育てにかかわる方々と、ただいまのテーマに関しましても意見交換をさせていただく機会がございますが、そういったことを総合的に参酌し、あるいは今、町が行っております子育て支援策全般につきまして意見交換をする中で、そういった中からは、特に無料化を求めるというような声が常に議論の中心になってくるような実態とはなっておりませんで、非常にそういった面の理解は、広い意味では町民の皆さん方の理解をいただいていると認識できるところでございます。以上でございます。
質問 7番 米沢義英
理解は広まっていないという話だったかというふうに思いますが、町長が何回もおっしゃるように、総合的な子育て支援の充実がより大事になってきているということの話でありますが、しかし、実態として、これだけの方々が自由意見の中で述べられています。この間も子育て中のお母さん方から話を伺う機会がありました。そこの中では、特に強調していたのは、周りの自治体が、やっぱり子育て支援で、移住・定住政策の中で、やっぱり安心して子育てができる環境づくりというのは、上富良野だけではないのですと。もう既に予防医療も含めて充実してきているのです。上富良野だけがいまだに、幻のように、上富良野町は子育ての予防医療が充実しているというのはちょっとおかしいのではないかというような率直な、一生懸命自治体も努力されているのはわかるのだけれども、しかし、子どもさんというのはいつ何どき病気になって、やっぱり治療を受けなければならないとか、そういうことが突発的に起こるわけです。そういったときに、やはり少しでも経済的な負担の軽減等があれば、どんなに助かるのになというような話をされているのです。ですから、私は、率先してこういった部分に対してきちっと向き合う姿勢が町長には必要だというふうに思うのですが、これはあくまでもそういう声はそう広がりがないから、実施しなくてもいいという判断ですか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、私、この事業のみならず、町全体の事業をどのように取り組んでいくかという判断を常にさせていただいておりますが、いつも基本に置いておりますのは、そういった住民の声、さらには、行政の実態、さまざまな、またそれにかわり得る効果的な事業はないのかというようなことを総合的に判断させていただいて、意思決定をさせていただいております。今、御質問にありますような、乳幼児の医療費、子どもの無料化につきましては、現在、町が進めております事業の事業成果、あるいは町民の皆さん方の暮らしの実態、そういったもの、さらには、当然、新たな事業展開には財源も必要となってくることから、そういったことを総合的に判断して決断させていただいておりますが、とりわけ、私が申し上げるまでもございませんが、こういった給付事業につきましては、ないよりあったほうがいいというのは、私もそういう立場でしたら、あったほうがいいというふうに理解をすると思いますが、しかし、申し上げましたように、総合的に判断する中で、当町において、それが行政効果が必ずしも期待できる事― 31 ―業ではない、他の事業をもってそれに変え得る効果を期待できるということで判断させていただいているところでございます。
質問 7番 米沢義英
ちょっと担当者にお伺いいたしますが、小学校まで自己負担は、入院、通院というのは無償化になっておりますか、お伺いいたします。負担割合、1割負担、2割負担ありますかということ。
答弁 町民生活課長 北越克彦(町民生活課長は2020年3月まで)
7番米沢川議員の質問にお答えいたします。小学生の医療費につきましては、通院の部分につきましては、町におきまして町民税の所得割非課税世帯におきまして無料ということにしております。小学生の入院につきましては、北海道段階での措置もございます。通常でありますと、医療費の負担が3割負担ということになりますが、自己負担につきましては、この3割負担が保護者の負担割合が1割負担ということになります。残りの2割につきましては、北海道が1割、町が1割負担ということになっております。以上です。
質問 7番 米沢義英
今、担当者がおっしゃったように、このアンケートの中にも載っているのは、せめて小学校まで完全に無料化を実施してほしいという声があるのは、1割負担がまだ残っているということなのです、町長。このように、せめてこの部分でも無料化にするという前提をつくりながら、段階的に中学校までの医療費の無料化を実現していくという方法も、私は一つの方法ではないかというふうに思いますが、この1割負担が残っていることについて、どのようにお考えですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。北海道において支援も行っているという制度でございますけれども、1割負担が残っているという、この状況に対しまして、私はそれについて違和感を感じるものではございません。
質問 7番 米沢義英
アンケートの中にも、この点について書かれているのですよ、町長。おかしいと。せめてこの部分だけでも取り除いてほしいという切実な声が載っているわけなのですよ。そういう問題についても、私は知らないという、全くまともに住民と、やっぱり対話の行政だとか、光を隅々までと言っておきながら、向き合わない町政だと私は思うのです。そういうことを考えて、財源をどうするのかということなのですけれども、やっぱり今進められている拠点施設をやめるだとか、あるいは地方創生の財源を使いながら、こういったものをメニューに上げながら、その財源を振りかえながらやる、あるいは積立金を取り崩しながら捻出すれば、幾らでも、ある程度この財源を確保することが可能なのです、町長。そういうことをやらない町自体が、僕はどうもおかしいのではないかなというふうに思いますし、やっぱりこれだけ多くの住民の声があるにもかかわらず、それに背を向けているというふうに町長自身はお考えになりませんか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、現在、当町が行っております事業の形態につきましては、私は先ほど申し上げましたように、これまでいろいろな町民の皆様からいただく御意見、あるいは町の住民の皆さん方の生活実態、あるいは町全体の財政運営等、総合的に判断する中で、私は、議員から御意見いただいておりますような、そういう配慮に欠いたものだというふうに私自身は理解はしておりませんが、それはそれぞれ皆さん方の捉え方の差異もございましょうし、とりわけこういった給付に関します事業については、慎重にあるべきだと。特にアンケートなどは非常に大切な要素でございますので、十分に尊重はしますが、こういったことに関しましては、とかく一般的な傾向として申し上げますと、受けがいいと感じられるようなものについては希望がすごく集中するという傾向にあるというふうに理解をしておりまして、そこはやはり慎重に取り扱うべきものだというふうに考えているのが基本的なスタンスでございます。
質問 7番 米沢義英
受けがいいだとか、そういう話ではないのですよね。他の自治体では、子育て支援と定住・移住政策をあわせて、子どもの健康を守るために、こういった側面からの医療費の負担軽減を行いながら、将来を担う子どもたちの健康を守る、育成をする、体の、そういう立場から実施されているわけです。町長の話を聞きますと、すぐコストに結びつけているのです。これは高くつくから財政的に無理だからやらない。これは全く子育ての原点からやっぱり反するものです。子育ての、子どもたちの健全な体をもって育成するという、この点からも全く切り離された理論、論議になっているというふうに思っているのです。― 32 ―ほかの町村、何回もしつこく言いますが、やはり子育て、家族、定住支援、そして何といっても将来を担う子どもたちの健康管理を側面から応援しようという、この立場から充実をして、医療費の無料化を拡大しているというふうにやっているわけです。そういうことを考えたときに、私は上富良野町が子育て、あるいは健康の町ということであれば、率先してこの部分に対して手をつけて、財源もきっちり確保しながらやれる環境というのはたくさんある。それを、あるのだけれども、この間、目をつぶって、実施しなかったというのが今の現状だというふうに思っているわけであります。もう一度確認いたしますが、まず第一段階目として、この1割負担、入院、導入されておりますが、これを解消するというおつもりありますか。今後検討されますか。この点、確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。何度もお答えさせていただいておりますが、特に子どもの医療費の無償化につきましては、専門家の、あるいは識者の、さまざまな評価も私も耳にしたり読んだりしておりますが、非常にこの事業については大きく見解が、幅広く評価をされているところでございまして、今、米沢議員から御発言のあったような見解も述べられている方もございます。一方では、全く真っ向から否定するような識者もおられます。そういったような非常に幅広の御意見があるという実態を踏まえますと、そう短絡的に判断をするべきものではないというふうに考えておりまして、何度も申し上げておりますが、総合的に、例えばただいま米沢議員から御意見いただいておりますような手法を講じることによって少子化がとまるとか、あるいは子どもの健康が極めて改善されるとかいうような、そういったことを取り上げますと際限なくなりますので申し上げませんが、広く私も私なりに勉強させていただく中から総合的に判断いたしまして、現在の体制を維持することが本町にとって御理解をいただけていることというふうに判断をしているところでございます。
質問 7番 米沢義英
全く話がかみ合わないし、子育ての、いわゆる子どもたちの健康を守るという立場からも、その立場からの議論にもかみ合っていないと言わざるを得ません。ちょっと担当者に、申しわけないのですが、仮に1割負担、これが無料化にした場合の概算というのは、急で大変申しわけないのですが、そういったのがわかれば、どのぐらい必要分が発生するか、わかれば。わからなければよろしいです。
答弁 町民生活課長 北越克彦(町民生活課長は2020年3月まで)
7番米沢川議員の、小学生の入院の関係の医療費等々の御質問でございますが、就学前とあわせまして、小学生だけの入院だけの医療費については、ちょっと今、数字を持ち合わせておりませんが、人数だけで申し上げますと、29年度が39名、30年度が47名ということでございます。そういうことで、よろしくお願いいたします。
質問 7番 米沢義英
人数的には、恐らく高学年になればなるほど、中学生に至っても、体力もつきますし、入院、通院が、よほど突発的な問題がない限りは、そう治療にかからなくなるという現状が全国的にも、道内においても、管内においても共通しているという状況であります。その点を考えたら、恐らくそんな大きな金額でなくて、町の持ち出しもそんなに多くなくて、1割負担の本人負担を解消できるのではないかというふうに考えております。単純に1人当たり、町の2万円かちょっとぐらいかかっているのかなと思いますが、それを考えた場合、30人としたら60万円か70万円、90人としたら180万円ぐらいで済む話なのかなというふうに思います。やはりそういった部分から、少しずつやはりステップアップしながら、医療費の無料化を段階的に、やはり負担軽減をしていくというところが、今、町に求められております。最終的には中学校までということが必要だというふうに思いますが、町長、その点については全然考える余地はございませんか、入院費についても1割負担、自己負担をなくすという方向で。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問についてお答えさせていただきます。米沢議員のみならず、複数の方々がそういった思いを持っておられるということを私の胸にとめさせていただくということで御理解いただきたいと思います。
質問 7番 米沢義英
今、おわかりのように、全く住民の思いとは裏腹な、思いとは逆な思いで行政を進めているというところに大きな問題があります。このアンケートの中にも、これだけ無料化を進めてほしい、あるいは小学校までの完全無料化を実施してほしいというような声があるにもかかわらず、それに応えようとしない、冷たい町政というのが改めて浮き彫りになったような気がします。この点は終わらせていただきまして、次、保育所― 33 ―の保育料の副食、教材費の無償化の問題についてお伺いいたします。この点、本来でありましたら、この背景というのは、国が消費税導入とあわせて、負担軽減するための、あるいは待機児童をなくそうというための、そういう中での保育料の無償化等が出てきたわけであります。しかし一方で、副食費は保育料から除外されて、結局、自己負担になったというのが実態だというふうに思っております。そこで、もう一度確認いたしますが、従来は、やはりこういった給食、主食、副食においても、やはりこれは子どもたちの食育の立場から、やっぱり公定価格の中にカウントされながら、それが負担、国が持ってきたというような実態かというふうに思います。そういう立場からすれば、やはり公定価格から除外するというのはいかがなものかなというふうに、問題があるのではないかというふうに思いますが、この点、本来、公費で負担すべきだというふうに思いますが、町長、この点、どのようにお考えなのか、確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の、子どもの保育・教育の無償化に関します御質問の中での副食費についてのお考えについての御質問にお答えさせていただきますが、本来、先ほど申し上げましたように、副食費については公定価格の中で、既にそれは内包されている、含まれている部分でございまして、今回は保育・教育に関します部分について、切り分けて無償化するという国の方針でございまして、これは実費を、食に関しましては食育上の観点から、やはり給食業務で食事を提供するということは、これは非常に重要なことでありますし、その価値も感じるわけでございますけれども、負担につきましては、これはそれとはまた別次元の捉え方となるなと思っております。従来も御負担いただいておりますので、これからもそういった形が踏襲されることについての違和感は感じないところでございます。
質問 7番 米沢義英
問題は、これによってどういう問題が発生するかという点も見ておく必要があるのだろうというふうに思います。国が示した指針では、3人、同一保育所に子どもさんを預けていれば、3人目は無償の対象となるという、そういうことであります。もしも3人いなければ、おのずと2人は無償の対象から外れる、いわゆる自己負担になるという形になるわけです。そうすると、4,500円としましたら、2人で9,000円になるわけですから、当然、所得のある人、少ない人、段階的に保育料も所得に応じて決められていますから、所得の少ない人ほど負担率、所得に占める副食費の負担率が高くなるというのは、これは当然なのです。こういった問題を、従来、解消するためにも、普通、本来であれば、公定価格の中に盛り込みながら、これの個人負担を避けてきたというのがこの間の内容だったというふうに私は考えているところです。あくまでも、答弁書の中にも書かれているのですが、個人負担はあったと言っているのです。確かに名目上、制度上は、公定価格の中に含まれていて、本人が負担しているという形にはなっているのですけれども、だけども、それは国からきちっと来ている補助金ですから、負担金ですから、本人は実質負担しなくてもいい仕組みになっていたのです。ところが、今回の制度の中では、これをなくして、個人負担にしたというところに、全国からも大きな問題がありました。やっぱりこういうことはおかしいと、従来どおりの公定価格の中に盛り込むべきだという形で声がありまして、道内でも一部、この副食においては段階的に軽減を設ける自治体などが生まれるなど、やはり住民の側に寄り添った、そういった対策をとる自治体が今あらわれてきております。上富良野町においても、やはりこういった所得の少ない人ほど負担率がふえるという、こういった逆進性をなくすためにも、こういった部分の町の負担軽減策を私は実施すべきだというふうに思いますが、それは道理にかなった話だというふうに思いますが、この点、確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の、幼児の教育・保育料の無償化に伴います副食費の御質問についてお答えさせていただきますが、多子世帯の子どもに関します保育料の助成等につきましてとの関連性については、少し私は関連づけて考えておりませんが、一方、今回の教育・保育無料化事業につきましては、副食費の無償化の対象者を町民所得割非課税の額を7万7,000円まで拡大しておりまして、今回、従来から見れば改善されているというふうに受けとめておりまして、一定程度の御負担を、ましてや食べ物に関する部分でございますので、それはどういう生活、あるいはどういう保育をされておりましょうと、それは必然的にかかる経費でございますので、そこは切り分けて整理されているということについては、ごく自然のことではないかなというふうに理解をしているところでございます。
質問 7番 米沢義英
確認いたしますが、普通の― 34 ―ことだとおっしゃるのですが、私は普通のことではないですね、この背景を見ますと。消費税が上がって、そこでまた私たちは消費税を納めなければならな い と い う よ う な 中 で 、 国 は 今 回 の 、 国 民 を 、ちょっと本題からそらすためのいろいろな政策をやってきた一環の一つでこれは実施されているわけで、このことを考えたときに、やはり所得の少ない人ほど、その負担を伴う、こういった問題が内包しているというふうに思うのですが、この点、町長、思いませんか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、国におきまして、私どもも全く思いは共有しておりますが、特に昨今の社会状況の中で、格差を生まない、あるいは格差を解消するというようなことは大前提で、あらゆる施策が講じられていると思います。そういう観点に立ちますと、今回の国が新たに10月から行おうとしている事業につきましては、一定程度評価をできるものというふうに考えております。その中で、負担と受益というものは、これは常にあるわけでございまして、そういう観点から申しますと、全てが無料化、無償化がベストというような理解は、必ずしもそうでなかろうと。やはり弱者に対して手厚く手を差し伸べるということは一方ではするべきでしょうし、応分の負担が可能な階層につきましては負担していただくということについての不自然さは感じないなというふうに理解をするところでございます。
質問 7番 米沢義英
保育料そのものは、やはり所得に応じて決まっているわけですから、最低でも実費負担においてもそういった対策を、最低でもとるべきだというふうに思います。所得がある人もない人も、確かに軽減される部分はありますが、一方で、ゼロから2歳については、その分、現状維持という形の中で、公費負担の中でカウントされているという現実があるわけですよ。そうしますと、3歳から5歳児に至っては、そういった軽減策、カウントされていない中で、実費負担するわけですから、ここにも矛盾があるわけです。そういうことを考えたときに、私は、やはり本来であれば、こういった給食副食費に至っても、段階的な軽減措置を行う、あるいは軽減をするということが、私はあって、それは自然な流れであるというふうに思いますし、別に無理な話ではないというふうに思います。町長の腹、気持ち一つで、やっぱりこういった問題に対してどう向き合うのかという姿勢が、またここで問われているわけです。この姿勢が問われているにもかかわらず、そこにまたしっかりと目を向けないという町政では、これでは困るというふうに思いますが、本来だったら、こういった副食費においても段階的な軽減措置があっていいと思いますが、確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。繰り返しのお答えになるかもしれませんが、米沢議員がおっしゃいますような、非常に制度上の不備を感じる、矛盾を感じるというような見解のようでございますが、私といたしましては、現在の副食費について申し上げますと、受益者負担があるということについては、特に違和感を感じるものではございませんで、それは米沢議員の見解と私の見解と、若干見解が違いますが、それはそれとして受けとめさせていただきたいと思います。
質問 7番 米沢義英
次に、病院の建設についてお伺いいたします。令和7年までに竣工する予定という形になっております。ここでお伺いしたいのは、非常にこれは財源を確保するという点で非常に大切になってくるかというふうに思います。聞きましたら、防衛補助というのは新設1回きりで、なかなか財源を確保するというのは難しいという話でありまして、この点について、どのような財源確保の、これからのところもたくさんあるかというふうに思いますが、どういう財源の手当をしながら、この建設に向けて進めようとしているのか、現時点でわかっている範囲でいいから、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の、町立病院の整備に向けて、財源等についての御質問にお答えさせていただきますが、議員御発言にありましたように、現在の病院が既に防衛省の補助を受けて建設しておりまして、防衛省の見解によりますと、60年間はその補助がきいているということでございまして、適化法がいまだに外れないということでございますが、現実として、まだこれから20年間、十分に機能し得る施設かどうかということをよく見てほしいというようなことで、今、事務段階で、そういった技術的な押さえ方について検討させていただいているところでございます。現在、考え得る財源の確保といたしましては、企業債ぐらいがあるのかなと。それは非常に交付税の措置も薄い起債でございますし、非常に高負担が想― 35 ―定されることでございますので、また、先ほど申し上げました防衛省の補助に少しお願いしようとすれば、使用に耐え得る施設でないということを証明するために、耐震化診断を多額の費用を投じてしていただかなければならないというような、私どもとしては非常に不利なような状況を、今、事務段階でお話を聞いているところでございまして、それらを一つ一つ解消しながら、有利な財源確保、それから、一番有利であろうと思われる過疎債については、当然、適用がございませんので、私も総務省へ直接出向いて御相談申し上げましたところ、やはり上富良野町の現況を考えると、過疎債にまさる優位性のある起債はないよということでございまして、それは適用対象外だということで、非常に財源確保とあわせて病院計画を慎重に進めるべきと考えているところでございます。
質問 7番 米沢義英
いろいろな課題もありますが、それを乗り越えていくしかないかというふうに思います。次に確認したいのですが、この間、町立病院の整備に向けた方向性の中で、一般病棟については、現在44床ありますが、30床以下、介護保険、老健、これは併設して収益が上がるということで、40床以上という形の検討をされているという話であります。そういうものも含めて、やはり介護と町立病院の一体的なあり方というのはどうあるべきかという、一定のこれからの必要な大事な部分になってきていますので、こういった部分を含めて、住民とのやはりやりとり、パブリックコメントを含めた住民との対話などを積極的にやる必要も出てくるのではないかというふうに思いますが、この点、今後どのようにされるのか、もう一度確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の、病院の整備につきましての御質問にお答えさせていただきます。住民の皆さん方からの御意見をお聞きするということは極めて基本的なことでもありますし、大事なことだというふうにこれからも受けとめさせていただいていきますが、冒頭のお答えでもお答えさせていただきましたように、ある種、専門的な、非常に専門性がある組み立てが必要なことは避けられませんで、そこについては、やはり専門家の御意見を伺うことがいいであろうと考えているところでございます。あるいは、病床の押さえ方、あるいは老健施設についての押さえ方、これらについては、実はもう病院の医療現場から、院長を初めそういった方々からも考えを述べられておりますので、そういったことも参酌しながら、総合的に、ぜひ、主役は町民でございますので、そこは忘れないで進めたいと考えております。
質問 7番 米沢義英
この点について、最後、確認いたしますが、敷地については、現敷地内で行うという形の検討という形でよろしいでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
7番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、これもさまざまいろいろ選択肢の中から、まず私的には、現在の敷地の中ということを基本に、役場の庭のほうも、町道も町有地でございますので、それも選択肢に排除しないで、というのは、ドクターのオンコールというのがありまして、そのドクターが同一敷地内に居住していないと、非常にそういう補助を受けるなどでもハンディが課せられますので、そういったことも考えると、これは避けて通れないのかなということを考えております。
質問 7番 米沢義英
次に、翁道路の整備についてお伺いいたしますが、これは答弁の中では、地域とのいろいろと、ちょっと隔たりがあったという説明でありますが、最近、また一部、自衛隊車両も通行しているという実態もありますし、長年のいろいろな食い違いがあったりしても、やはりここをある程度きちっと整備計画を持って今後も整備するということが必要ではないかというふうに思いますが、この点、確認しておきます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
米沢議員の、翁道路についての御質問にお答えさせていただきます。実は私も推進したいと常々思っておりますが、何分にも障がいが除去できないという状況を超えて、道路構造法、ルールを逸脱した工事はできませんので、私もぜひ方法があれば解消したいと望んでいる一人でございます。
質問 7番 米沢義英
今後、引き続き住民との話し合い、接点を持ちながら進める計画をお持ちなのか、確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
私といたしましては、機会があれば、新たな事業を起こすことも不可能ではございませんので、そういった前提条件が整うようなチャンスはうかがっているという状況でございます。