上富良野町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月19日
(1)介護マークの普及について/(2)町立病院の運営について/(3)地域医療圏構想について/(4)ラベンダーハイツの運営について
2018年6月19日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「介護マークの普及について」「町立病院の運営について」「地域医療圏構想について」「ラベンダーハイツの運営について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 11番 米沢義英
私は、さきに通告してありました点について、町長に質問いたします。まず、第1点目は、介護マークの普及についてであります。国及び北海道においては、認知症の方などの介護者が介護中であることを周囲に理解してもらうための介護マークの普及を推進しているという状況があります。平成29年度においては、道内で35市町村が介護マークの普及を推進している状況であります。上富良野町では介護マークの普及と推進がまだ十分周知されていないという状況であると思いますが、今後の対応についてお伺いいたします。次に、町立病院の運営についてお伺いいたします。平成28年4月に消防法施行令が改正されました。病院にはスプリンクラーの設置が義務づけられるという状況であります。現在、スプリンクラー未設置の病院については、平成37年6月30日までの経過措置が設けられました。以前にもこの問題点について質問しましたところ、町長は、6次総合計画の中で取り組みたいというような答弁であり、必ずしも明確な答弁は得られませんでした。まちとして、今後、スプリンクラーの設置を目指すのか、あるいは病院建設を、改築を目指すのか、明確な答弁を求めます。次に、地域医療構想についてお伺いいたします。今、国は社会保障費の削減を目指し、医療、介護の一体的な見直しによる医療改革を自治体に求めてきています。医療機関の機能別で見れば、高度急性期、急性期回復期、慢性期などの病床のあり方を明確にせよと、病床の削減を迫っているというのが実情であります。富良野圏域においては、全体として23床多いとされております。現在、町立病院においては、救急医療の受け入れ、介護型の老人保健施設、一般診療など、地域住民の重要な医療機関としての役割を担っているという状況があります。今後、医師確保など、医療全体の充実が求められることはあっても、病床等の削減など、医療の後退はあり得ないと考えますが、次の点について町長の見解を求めます。1番目には、住民の高齢化に伴い、医療と介護の連携を図ることが重要になってきていると考えます。まちでは町立病院を取り巻く状況のまとめを策定し、町立病院の今後の方向性もこの中に一定程度示されていると思います。町長は、この各項目にどのような認識をお持ちなのか、また、同時に今後の方向性を、町立病院のあり方そのものをどうするのか、この点を早急に示すべきだと考えますが、答弁を求めます。2番目には、町民の健康を守る立場から、当然、医師の確保が当然必要であります。また同時に、機械的な医療の再編成をやめるよう、国に求めるべきだというふうに考えています。当然、町立病院において、一般病棟等がなくなれば、入院が必要な人たちの医療難民を出すことも考えられますから、そういった点では、きちっと実情にあった医療のあり方、これを国、道に、機械的に中止、削減ではなくて、まちとしては町の実態を訴えるべきだと考えますが、この点について見解を求めます。次に、ラベンダーハイツの運営についてお伺いいたします。介護施設の運営には、当然、介護職員が絶対欠かせません。現在、ラベンダーハイツにおいては、介護職員の確保ができないという状況にあります。一般の職員で交代で支援を行うという状況にあります。当然、入所者へのサービスの提供に支障が出てきているという状況も一部で聞かれます。今後、入所者や介護者が安心して、不安のないような介護サービスが受けられるような体制づくりというのは当然必要だと思いますが、その考え方等についてお伺いいたします。一つ目には、介護職員が確保できない現状の把握及び職員が確保できない中での入所者への介護サービス提供にどのような支障が出てきているのか、実情についてお伺いいたします。二つ目には、介護職員が離職する背景には多くの要因があると考えますが、その中には、当然、共通しているのは、給与の改善が不十分という状況があり、また同時に、正職員への採用なども当然必要だというふうに考えておりますが、こういった改善が当然必要だと思います。また、同時に、施設長などの給与をまちで持つなどの抜本的な対策が必要かというふうに思いますが、今後の対応等について伺います。三つ目には、介護報酬等の引き下げなどの社会的要因で赤字経営になっている要因もあると考えますが、こういうものも含めて、今後の改善計画、どのようにされるのかお伺いいたします。4番目には、一般職員の派遣のめどはいつまでなのか、当然、業務に支障があってはならないというふうに考えておりますので、いろいろと聞きましたら、それなりに職員の方は頑張って派遣に応じられ― 35 ―ておりますが、しかし、実態はかなり厳しい実態もこちらのほうに聞こえてきますので、こういうものも含めて抜本的な改善が必要だと思いますが、町長の明確な答弁を求めます。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の4項目についての御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの介護マークの普及に関する御質問にお答えいたします。議員御質問の介護マークは、静岡県において、地域で高齢者を支えるため、介護する方が介護中に表示することで、周囲から偏見や誤解を招くことがないよう、先進的な取り組みとしてスタートしたものであります。全国的に普及を図るために、平成23年12月に要望書が提出されたことから、厚生労働省がその普及に向けて、全国の市町村に対して通知がなされたところであります。北海道における介護マークの普及状況につきましては、平成29年4月には35市町が取り組んでおり、平成30年度においては新たに11市町村が取り組みを検討しているところであります。本町におきましても、これまで介護にかかわる関係機関と情報や認識は共有しているところでありますが、現在、その必要性について、情報交換する中で特に意見が出されなかったことから、具体的な取り組みには至っていないところであります。しかしながら、介護マークは介護を必要とする方と介護をする方が周囲に理解をしていただくための表示マークとなることから、広く町民の皆様に御理解いただけるよう、広報誌、まちのホームページへの掲載のほか、民生児童委員協議会を初め関係団体、機関の御協力を得て、普及啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの町立病院の運営に関する御質問にお答えいたします。町立病院につきましては、昭和55年3月に現病院が開院し、約38年が経過したところであります。議員御発言のように、平成25年に福岡市の有床診療所の火災で多くの死傷者が発生したことにより、平成28年に消防法施行令等が改正され、避難のために患者の介護が必要な有床診療所、病院については、原則として、延べ床面積にかかわらずスプリンクラー設備等の設置が義務づけられ、その設置期限につきましては、現在の建物や新築中のものは平成37年6月30日までの経過措置が設けられたところであります。御質問のスプリンクラー設置の方法につきましては、前段、金子議員の御質問にもお答えさせていただきましたように、第6次総合計画期間中での事業として位置づけ、具体的施策、事業としての方向づけをするため、現在、庁内において設置しております「医療と保健福祉・介護担当課長・主幹会議」において、町立病院を含めた医療、保健福祉施設等の整備のあり方について検討しているところであり、その結果等を踏まえ、どのようにスプリンクラー設置への対応を図るべきかについて判断をさせていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの地域医療圏構想に関する御質問にお答えいたします。国が進めている地域医療構想は、2025年に団塊の世代が全て75歳以上となる中、医療や介護が必要な状態になっても、でき得る限り住みなれた地域で安心して生活が継続できるよう、切れ目のない医療及び介護の提供体制を構築するため、改正医療法により地域医療構想が示され、平成27年3月に地域医療構想策定ガイドラインが策定されました。北海道は、国から示されましたガイドラインに基づき、同年7月に医療法に基づく第2次医療圏と、介護保険法に基づく高齢者保健福祉圏域を同じ区域とする北海道地域医療構想策定方針を定めたことから、富良野地域におきまして、平成27年9月に富良野圏域地域医療構想調整会議が設置され、平成28年12月には富良野区域地域医療構想が策定されたところであります。富良野区域地域医療構想による富良野圏域の2025年を目標とする病床数は、厚生労働省令で規定する割合により推計し、487床とされたところでありますが、平成30年5月現在、圏域の医療機関において、高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4種の機能別に病床数を分けて推計いたしましたところ、491床となることから、今後、引き続き富良野圏域全体で協議されていくものと認識しているところであります。このような状況を踏まえ、1点目にあります町立病院の今後の方向性についてでありますが、町立病院の現状につきましては、本年3月の厚生文教常任委員会において、町立病院の運営についてを示させていただき、御説明させていただいたところであります。その中でお示しした6項目を主要な課題としてとらえており、今後、その内容、実態を十分に検証、検討を行うとともに、住民の皆様の声もお聞きしながら、課題解決に向けて努力をしてまいりたいと考えております。特に町民の皆様が安心・安全に暮らしていただく― 36 ―ためには、医療の充実は極めて重要なことでありますので、示させていただきました課題は全てに関連が深く、庁内に設置いたしました「医療と保健福祉、介護等担当課長・主幹会議」におきましても、総合的見地から検証を行い、将来の指針を示してまいりたいと考えております。次に、2点目の医師の確保及び医療再編に係る国、道への要望についてでありますが、特に医師の確保につきましては極めて大きな課題でありますので、今後においても地域一体で取り組んでいくことが重要であると考えております。また、地域医療のあり方につきましても、地域の実態を反映した医療体制づくりが必要であると考えているところであり、住民の安心・安全を最優先に、富良野圏域の医療体制のあり方について議論を進める中で、本町の医療体制につきましてもしっかりと位置づけがされるよう取り組んでまいりたいと考えております。これらを実現するため、必要に応じ、国、道等への要望等も行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めのラベンダーハイツの運営に関する4点の御質問にお答えいたします。ラベンダーハイツの介護職員の確保につきましては、近年、全国的にも介護士不足が大きな社会問題となっている中、ラベンダーハイツにおきましても、昨年度、複数名の介護職員の離職があり、それに対応した人材を確保することができませんでした。しかし、これによる入所者に対するサービスの低下を招くことはあってはならず、さらに新たな入所者を受け入れるための対応も急がなければならず、介護職員の人材確保や体制強化に向け、職員一体となり取り組んでいるところであります。まず、1点目の入所者への介護サービス提供についての御質問でありますが、現在、サービス提供に対しまして、入所者に対する介護職員の適正配置に留意する中で、介護職員の日中勤務者を調整するなどの勤務体制で対応しておりますが、入所者の見守りや寄り添いなどに支障を来すことがないように、毎日午後、2名の一般職員による支援を行っているところであり、入所者に対するサービス提供面において支障が生じているものとは認識していないところであります。次に、2点目及び3点目の今後の改善策などについてでありますが、介護職員の離職についてはさまざまな要因があると思われますが、近年、富良野圏域において新たな介護事業所等が開設され、さまざまな採用形態がとられ、その中で、正規職員としての採用なども応募に結びつく一つの要素となっていることも考えられるところであります。このような状況に対し、まちといたしまして、介護職員の処遇改善を図るため、賃金の改善等を行い、新たな人材確保に向け、取り組んでいるところでありますが、他の状況も見きわめ、引き続き職員の身分、給与、職場環境などについて、必要な対応を検討し、人材確保が図れるよう取り組んでまいります。一方、施設の経営改善につきましては、これまでの介護報酬の引き下げ、あるいは施設の老朽化に伴う維持管理費負担などの要因も重なり、経営に苦慮しているところでありますが、今後におきましては、ラベンダーハイツの経営を総体的に検証し、安定経営が図られるよう、新たな方策を講じてまいりたいと考えております。次に、4点目の一般職員の派遣についてでありますが、これにつきましては、全課にわたり計画的に対応しているころであり、業務への支障が生じないようにとり進めているところでありますが、一日も早く介護職員の確保を図り、一般職員による派遣の解消に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
まず、介護マークについてお伺いいたします。介護マークについては、今、答弁されたように、非常に多くの方から、今後、利用される傾向が出てくるかというふうに思います。とりわけ公共のトイレの利用、あるいはスーパー、デパート等において下着を買うなど、いろいろなことが介護者には求められてきます、男女問わず。そういったときに、やはりこういうマークがあれば、介護中だという形で、偏見の目で見られなくて済むというのが全国的にやはり広がっているという状況にあります。これは押しつけではなく、あくまでも、当然、本人が望む、望まないというのもありますから、この点、当然、関係する機関とも協議しながら、ぜひ進めていただきたいというふうに思いますが、この点、確認しておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の、介護マークについての御質問にお答えさせていただきます。私も非常に介護マークというものについて、そうだよなと、本当にこういったものが広く周囲の皆さん、当事者はもちろんのことですけれども、周りの皆さん方が認識することによって、本当にどちらかというと偏見がなくなったり、小さくなって買い物するような、そういうようなことは解消されますの― 37 ―で、これは積極的に町民にアピールできるように取り組んでまいりたいと考えております。
質問 11番 米沢義英
次に、町立病院の今後の運営についてお伺いいたします。この間、金子議員の答弁でも共通しているところでありますが、いわゆる医療と保健福祉、介護担当者、主幹会議が開かれていると。そういう意見をもとに、町立病院及び医療、保健福祉等の整備のあり方について検討されるということは言っております。しかし、これをもとに検討するということであって、みずから何をしたいのかということは明確に答弁されていないわけであります。今、こういうことを考えたときに、町長自身が、これを待たずとしても、やはり町立病院は、当然、新たな方向での動きをきちっと段階を踏んで積み上げて、将来のあるべき姿をやはりきちっと示す段階にもう入っています。そうしますと、検討委員会等、あるいはいろいろな委員会等が開かれて、用地の話から含めて、もう既に日程に上らなければならない、非常に大事な、重要な案件だというふうに思いますが、この点、町長は、主幹会議を待たずとしても、きちっとみずからの意思としてどうあるべきなのかというところの意見をお持ちなのかどうなのか、この点、明確に述べていただきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の、町立病院に関します御質問にお答えさせていただきます。何度もこれまでもお答えさせていただいておりますが、ぜひ御理解いただきたいのは、私といたしましては、町立病院のあり方につきましては、町民の皆さん方の思いに応えていけるような体制に整えていくことが、ぜひそういう形をみずからも望んでいるところでございます。しかしながら、私の思いがそうであろうとも、やはり行政的な側面から検証をして、そして確実にそれが町民の皆さん方に喜んでいただける、あるいは上富良野の将来を考えたときに、その方向が将来に資するようなものになるのか、あるいは、さらには町民の皆さん方の負担感等についてもしっかりと、そのバックボーンができなければ、やはり幾ら私が熱い思いを持ったとしても、それはかなうものでございませんので、そういった検証も含めて、実務者による検討を重ねて、決断をしたいと、そういうようなプロセスを経ていきたいということでございますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
その検証という点では、当然必要だというふうには思います。私は、もう既にスプリンクラー等の設置が待たれるという、この現実を見たときに、やはりもう既に日程等が上ってこないとだめなのだけれども、相変わらず、28年度に質問したときも、6次の総合計画というだけであって、必ずしも明確な答弁はされていませんでした。もう一度確認いたしますが、これからの町民の医療を考えた場合、包括的な医療を考えた場合、やはり安心して住み続けられる町立病院のあり方というのは、当然、答弁の中でも必要だということを言われているわけですから、私は、いろいろなことがあっても、この町立病院の改築というのは何よりも私は最優先すべきだし、確かに検討会議の意見も当然参酌しながら、その方向性を求めるべきだというふうに思いますが、それを含めながら、私は、今後、拠点施設とかいろいろ出てきていますけれども、何よりも私は、この町立病院のあり方というのは早急に、やっぱり改築の方向で、単刀直入に伺いますが、行うべきだと、そういう計画を持つべきだというふうに思いますが、その点では同じような意見でしょうか。それとも、あくまでもこれにも主幹会議の方向性が出ないと、私の意見としてはなかなか言いづらいということなのでしょうか。どちらでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。平成37年6月をスプリンクラー設置の期限という、既にタイムリミットが示されております。これを変えることはできませんので、当然、それを念頭に置いた病院のあるべき姿の方向を示していく、それから逆算して進めていくということは、これは私ども、職員も含めて共有をしているところでございま す 。 で す か ら 、 当 然 、 そ う い っ た タ イ ム ス ケジュール感を持って作業を進めております。申し上げるまでもなく、幾ら思いが熱かろう、強かろうが、えいや、で進めるような性格でございませんので、ここはしっかりと、そのスケジュール感も認識しながら、しかるべきときにしっかりと町民の皆さんにお示しできることが私としての責任の果たし方だというふうに考えておりますので、時期が来ても一向にその姿が、まず最小限度、スプリンクラー機能がない中で診療が継続されていくというようなことは100%考えられませんので、そういったことを御理解賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
ということで、きちっと前へ進めるということで確認させていただきたいというふうに思います。― 38 ―次に、地域医療構想についてお伺いいたします。地域医療構想というのは、いわゆる医療費の削減を前提とした、各都道府県みずから医療費、あるいは病床が多ければ、構想された一定数の病床を超えるような状況があれば、地域で相談して、話して、削減しなさいよという形になっております。同時に、医療費についても、国保も関連しながら、医療費の多い、少ないについては、みずからの仕組みづくりでこれを削減しなさいという形になっているかというふうに思います。上富良野の医療構想が、例えばこのまま前に進んだとするときに、何が起こるのなかというふうにちょっと考えてみたのです。上富良野の場合は、町立病院の運営の中にも書かれております、当然。その中には、当然、上富良野町で唯一の有床の病院であるということ、それと、緊急の医療行為を行っているということであります。2次医療圏に向けてのゲートキーパーという形の役割も担っているという形であります。そういうふうな中で、建設されてから36年も経過しますから、当然、この中にも書かれているように、待合室の中でもいろいろな情報が耳に入ってきて、これは聞いたらだめだなというのも入ってくるときがあるのですが、そういうのもあって、やはり早急にこういった部分で求められる状況、改善しなければならない状況があります。例えば、国、道が進めている、回復期がないから、回復期を上富良野町に設置した場合、急性期をなくすというわけにいかないけれども、完全になくなった場合、それでは一般の緊急に診療が必要になった、そういうときというのは、当然、回復期だけの病床体制では成り立たない話であります。また、緊急医療という形で、いつ、どういう状況の中で緊急に診療を求める人が出てこないとは限らないという状況があります。そうしますと、こういう医療構想というのは、こういうまちの実態を全く無視したとは言いませんが、ほぼ無視したような形で、一方的に、この枠にあるから町立病院は有床の病床はだめですというような形の押しつけが、現在、今来ているという状況にあります。そういったときに、やはり上富良野町の病床のあり方、医療構想のあり方というのは、やはり一般病床も含め、回復期も含めて、地域包括的な診療体制の中で、きちっと住民に寄り添いながらの病院の医療構想というのがあるべきだというふうに私は考えておりますが、この点、町長自身はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の、病床数、あるいは病院機能等についての御質問にお答えさせていただきます。まず、厚労省から示されました圏域の病床数につきましては、私が聞き及んでいるところでございますが、これにつきましては、過去の医療機関から保険申請がされますレセプト、これらの積み上げがベースになって、あるべき、厚労省として望ましい病床数と機能について示されたというふうにお聞きしておりまして、全く根拠のないものではないということでございます。ただ、その中で、上富良野の町立病院について言えば、先ほど米沢議員かもお話ありました、2次医療圏のゲートキーパー的な役割というものを非常に協会病院のほうでも高く評価されております。また、加えて、救急指定も指定されているということで、上富良野町立病院について言えば、示されております、うちで言えば、高度急性期は対応できないにしても、救急業務、それから、回復期、慢性期の機能は、それはしっかりと持ち合わせていなければならないと。そしてまた、そういうことは、この圏域の中でも皆さん認識いただいておりますので、少なくとも上富良野町立病院の機能と病床数の確保は、私は図られるというふうに思っているところでございます。
質問 11番 米沢義英
安心ばかりはできないというふうに思うのです。そういう覚悟できちっとやっていただいて、やはり何回も申しますが、レセプトにおいて、ベッド数の稼働率など、国、道などは見ていまして、その稼働率で、例えば上富良野の場合でしたら、30床しか稼働していませんと。ですから、それ以上のベッド数は要りませんねというような算定をやっているのですけれども、しかし、いつなんどき、町民の健康というのは急変するかわかりません。そういうときに、一定程度、やっぱりきちっとしたベッド数ではなくて、空きベッド数も当然必要になってくるわけです。もう一つは、例えば介護の状態が、老夫婦で介護していると。どちらかが体が弱くなった場合に、病― 39 ―院でお世話しなければならない、もしくは、介護が認定されていれば介護施設にお世話にならなければならないというような、本当に不測の事態に直面するというのが実態であります。そういうことを考えたときに、私は町長と同じ考えなのだというふうに思いますけれども、一般病床も含めながら、やはりそういった介護のケア病棟も含めながら、町立病院のあり方というのをやはりきっちり訴えていかなければならないというふうに思っているところであります。こういったところが、国は機械的にレセプトで、利用されていないから一般病床はだめですという形になっているわけです。しかし、いろいろな問題点がありますよね。上富良野町の医師がいない、不足するという状況の中で、この間、当然、泌尿器科だとかいろいろな、眼科だとかありましたし、そういったものが、2次医療圏の富良野協会病院ですら医師の確保が難しいという状況があるわけです。そうしたときに、やはり上富良野町の町立病院の役割というのは、そういうものもカバーできる力と能力を備えた医師集団がいるというふうに思っていますので、やっぱりそういう意味でも、この町立病院を有床から無床にするというわけにいかないですし、慢性期だけの対応ということには私はいかないというふうに思っていますので、やはりこういう実態を、町長、国だとか道に対して率直に言うべきだと思いますし、私たちも関係機関に働きかけながら、応援してというふうに思っていますので、そういう実態というのは、町長、もう一度確認いたしますが、御存じですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の、病院のことに関しましての御質問にお答えさせていただきますが、現在、地域医療構想の中で、特に国におきましては、公立病院について、改革をしなさいというようなことを示しているわけでございまして、私立の病院については特に申しておりません。それはなぜかと、その背景を考えますと、まず基本的に病院の、少なくともうちの病院のあり方については、今、米沢議員から御発言のあったとおりの認識でございます。しかし、国が言わんとすることは、私が推察するに、きちっと実態に合ったような病院の体制につくり変えなさいと。要するにあれもほしい、これも必要だということになってしまうと、まちとして支えていけるのですかということが背景にあって、言ってきているものかなというふうに思います。ですから、それも一理あることですから、最終的には、私は町民、まちがどれだけの覚悟を持って町立病院を運営していくかということで判断できるものだというふうに思っておりますので、特に制度的にたがをはめられるようなことについては、しっかりと意見を申して引き続きいきたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
ぜひその点で訴えていただきたいというふうに思っております。前にも同僚の議員から質問ありましたけれども、やっぱり眼科、泌尿器科がなくなるという形の中で、やっぱり非常に本当に苦慮されているという形で、ある男性の方に聞いたら、バスで富良野まで行くのだけれども、その間が大変なのだと。ちょっと尿だとかいろいろとあって、本当に大変なのだというような、運転できないのです、その人は。実態として、やっぱりそういう現状が上富良野町の中にもあります。もう一つは、入院していて、退院された高齢者が、やはりなかなか自分で、栄養指導を受けるのだけれども、それがなかなかできなくて、また入院してくるというような、そんな状況も上富良野町であるわけです。やはりそういった現状が、この町立病院がそういう人たちを受け入れる場所があるから、そういう人たちでも、この上富良野町立病院に来て、病気になったときにも診療が受けられる体制があるから、本当に安心して暮らせるのだというふうに、その方の話を聞いて考えたのです。私は、そういう人たちの思いが、今、国の医療圏構想によって、本当にずたずたに切り刻まれるところまではいきませんが、そういう思いを打ち砕いてしまう、そういう現状の、本当に地域の実態を知らない、医療圏構想そのものが実態だというふうに思っています。ですから、今、地方でも、なかなかこの医療圏構想が、進んでいるところもありますが、進んでいないというのは、そういうジレンマが自治体にもあるし、自治体の方々も苦慮されて、そういう実態もわかるから、そういった問題に対して強く反発したりですとか、一様に医療圏構想、はい、いいですよというふうにはなっていないというような実態があるというふうに思いますが、この点、同感いたしますか、町長。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。今、この地域医療圏構想についての議論につきましては、少なくとも富良野圏域におきましては、議論はそんなに活発に行われている状況ではないというふうに理解をしております。それぞれが、やはりそれぞれの役割をこれからもしっかり果たしていこうということの確認のほうがむしろ強くなって、と― 40 ―にかく住んでおられる方に御不便をおかけしないように、最大限のサービス提供をお互いにしていこうということがむしろ強くなってきているというふうに考えておりますので、そういった私どもの考えを北海道なり国なりにしっかり伝えていくことが必要だというふうに考えております。また、少し蛇足になりますが、泌尿器科、あるいは過去の眼科等、さまざまな診療科が変遷を経ておりますが、特に私、痛切に深刻さを感じておりますのは、医師不足に連動して、やはり周産期医療が非常に窮屈だ、困難だという状況にあることから、これらも含めて、地域医療をしっかりと支えていくように努力してまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
町長が言うように、2次医療圏も成り立たない現状が浮かび上がってきているのですよね。実際、医師がいない、周産期医療も十分に整えることができないという状況でありますから、この点、ぜひいろいろな形の中で実態を訴えていただきたいというふうに考えております。次に、ラベンダーハイツの運営についてお伺いいたします。ラベンダーハイツの運営について、この間、答弁もありましたが、離職者が出るという状況の中で、十分な入所者に対する介護サービスが提供できなくなったという状況で、今、毎日午後から2名の一般職員の方が支援されているという状況があります。実際、離職された方、それぞれいろいろな事情がありますが、オウム返しになりますが、1番目には、何と言っても、一つ目には、どういう状況なのかという形なのですが、ある方に聞きましたら、十分な入浴介助ができないと。規定の入浴介助、2回ぐらい入るのかなというふうに思うのですが、今、改善されているのかもしれませんが、当時は1回しか入浴することもできなかったと。例えば、話ができる方はいいのだけれども、話ができない人もいると。そういう人たちに、例えば話ができる方は、介護者と、例えば散歩に、外に出たいということはわかるけれども、直接話ができない方については、なかなか、忙しさの余り、人手がいない余りに、そこまで目が行き届かないのだというように話しているという状況になっています。何よりも、私たちは入所されている方たちの、やはり必要なサービスを提供する、その気持ちで働いていて、そこに十分手が届かないというのは本当にもどかしいのだということで、大変離職された方にも申しわけないし、入所されている方にも申しわけないのだということでの気持ちを語ってくれたのです。それぐらいに、実態は、何もないというような書き方をしているけれども、これは全く別な話です。実態はそういう実態なのですよ。そういうことをつかんだときに、いかに職員の確保というのが重要になってきているのか、このことをまちはきっちりと肝に銘じるべきだと私は考えておりますが、そういう実態をつかんでいますか、町長。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の、ラベンダーハイツに対します御質問にお答えさせていただきます。介護従事者の減少に伴いますサービス提供を低下させてはならないということを基本に据えておりまして、今、議員から御質問ありましたような、例えば見守りする人、あるいは外に散歩に出るときの介助業務、そういったものが、介護従事者が充足、あるいは一定程度確保できていた状況のときには、その従事者をもって対応しておりましたが、それらがかなわなくなったときに、それらのサービスを中止するということは低下を招くことになりますので、そういった状況を把握しているからこそ、サービス低下を招かないために、一般職員をもって対応できる部分について対応させていただいたということでございまして、それは本当の一時期、そういう状況を確認する状況の中で、一時、御不便をおかけするような状況が生まれたことはあろうかと思いますが、それがずっと続いていることもございませんし、解消しているところでございますので、抜本的なサービス低下を招いたとうような認識はないところでございます。
質問 11番 米沢義英
でも既に、町長、サービス低下を招いているのですよ。いろいろと後になって職員の支援体制だとかやっていて、それなりの向上は図られてきているというふうに、いろいろ聞きましたら、そういう部分も確かにあります。一番大変なのは、新しく移って、かわって、担当の職員なのだというふうに僕は思っているのですよね。職員の方に聞いたら、新しく来た職員の方は、いろいろと前から見たらすごく風通しがよくなってきたというのです。職員が悪いのかどうか、そうではないと思うのですが、上の指導が悪かったのか、いろいろあるというふうに思うのですが、前は非常に風通しが悪くて、私たちの言うことに対して耳を傾けなかったというような声も聞かれるのです、実際に聞いたら。そういうことも含めた場合に、今、ラベンダーハイツの所長がかわられて、相当僕は苦労しているのだろうというふうに思います。次長も含めて― 41 ―なのですが、現場の職員の方含めてだと思うのですが、そういう苦労を、やっぱりさせてはならないし、それは職員だけの問題ではなくて、入所されている皆さん方にしわ寄せがいっているのだということを、町長、どうしてわからないのですか。そういうサービスの低下は来していないということをどうして言えるのですか。実際、話を聞いたのですか。確認いたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。実態も把握しておりますし、現場から声も聞いておりますし、私も直接足を運んでお話を聞かせていただく中で、状況を確認をしている状況でございます。
質問 11番 米沢義英
もしも町長、みずからの気持ちを、やはりそういったところに耳を傾けるような努力をされているのだというふうに思いますが、もしも聞こえないとすれば、本当に気持ちを、職員の方々とも交わすような、通じ合えるような、そういう関係があってこそ、本当の生の声というのが聞けるのです、町長。そういったところを聞かないから、そういう答弁が私は出てくるのだというふうに思いますので、ぜひ町長、実態を聞いているということであれば、さらに踏み込んで、そういった実態も聞いていただきたいというふうに思います。二つ目に、職員の処遇の問題であります。今回示された処遇改善で、例えば前にも質問しましたが、1,430円、20年以上勤めた場合、8時間、20日、12カ月働いて、350万円ぐらいではないかというような話であります。これは20年勤めて初めてこのレベルです。これは介護福祉士の資格を持っている方であります。もう一つは、例えば10年勤めたとした場合に、1時間1,360円としても、270万円から300万円くらいなのかなというふうに換算しております。職場の状況を見ますと、なかなか20年を勤めあげられる方というのはそういないのかなというふうに思っております。そうしますと、今回、処遇の改善という形の中で、月額の単価は改善されました。これは傾向としていい方向であります。しかし、実態としては、なかなか働いている方が望む賃金形態、あるいは処遇改善にはつながらないのではないかというふうに思います。一歩前進だというふうに思いますが、根本的にはつながらないのかなというふうに思いますが、もっとこういった点で、賃金体系とあわせて、正職員に一定程度雇用に結びつけるような、採用時における、そういうものも含めて、職員のやはり不足分を補うような、そういう体制づくりもやらなければならないのではないかというふうに思いますが、この点、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の、これはラベンダーハイツに限ったことでございませんが、介護職員の処遇等についての御質問にお答えさせていただきます。さまざまな雇用形態、採用形態がある状況にございますが、ラベンダーハイツ、あるいは町立病院の老健の介護に従事されている方々の、さまざまな方々の意向、あるいは実態等を考慮した中で、今回、改善策を講じさせていただいたところでございます。給与の総支給額、そういったものについては、現在、他の同様の施設の従業員と遜色のないものと、むしろ少し優位性があるぐらいの状況づくりはできたのかなというふうに理解をしているところでございます。一方、採用形態でございますが、確かに議員のほうから、正職員としての採用ということも、これは方法としては当然考えられます。しかし、働いておられる方々からさまざまな御意見を聞く中で、まだこれからさらに改善をするために検討してまいりますが、正職員、あるいは一定程度の給料を超えるようなことになると、やめざるを得ないと。要するに扶養から外れるような状況になると、残念ながら働き続けられないと、そういうことも一方で実態としてありますので、どこでそういったことの着地点を見出すか、そして、さらに処遇の改善につながるような方法はどうやってすればつくれるのかということを、これから、とりあえずまず第一歩踏み出しましたので、さらに研究、検討を続けて、雇用、従事者確保につながるよう努力してまいります。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
町長、どうも理解されていないと思うのですが、働く人はこういう形だと思うのです。扶養に外れるから、私はここまで計算して、時給何ぼだから、何日働けばセーフだなと、そういう働き方をしているのです。そういうことを考えたときに、きちっとそういう人はそういう人たちでそのラインで働くのです。もうちょっと、やはり正職員として働いて、介護の技術があるから、やはりそれを生かしたいという人は、きちっとそのラインで働くのです。そういうごまかしというか、そういうことは言ったらだめなのですよ、町長。そういう人たちは、みずからきちっと計算しながら働いているわけですから、やはりそういったきちっと介護職員が将来きちっと働けるような、正職員も募っ― 42 ―て、なおかつそれで足りなければ、パートだとか臨時だとかという対応をやりながら、きちっとラベンダーハイツの職員の確保をしなければ、相変わらず同じことの繰り返しになるというふうに思うのですよ。町長、そこはどうなのですか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、雇用形態等につきましては、先ほど申し上げましたように、ともすれば、私が見聞きする実態の中では、いかにも正職員としての位置づけが万能なような印象をどうしても持たれがちでございますが、実態としては、他の民間の実態等も調査いたしたりしておりますが、形の上では正職員としての採用はしておりますが、いただいている、もらっている給料総額等については、特に際立っているわけでもなく、必ずしもそういった正職員、今、議員から御質問ですからお答えさせていただきますが、正職員としての形態が万能だというようなことではなくて、多様な形態というものはやはり想定しておかなければならない、そんなような思いを持って、これから検討を重ねていきたいというふうに考えているところでございます。
質問 11番 米沢義英
そんなの織り込み済みなのですよ、どういうふうな状況なのかということで、それも踏まえて質問しているわけで、だけど、そういう民間の介護職であっても、手当が出るのですよ、ちゃんと通勤手当も含めて、ボーナスも出ているのですよ。だけれども、臨時の場合、どうですか。そういう手当出ますか。出ていないでしょう。そういったところに不満というのが募っていくわけでありますから、そういったことを、要するにこういうことなのだろうと思うのです。安上がりで、介護が充実できるような介護職員を、ある程度賃金を上げて雇用すればそれでいいのかなというような話なのかなというふうに私は聞きました。本当に最低レベルの、町長、話ですよ、それは。今求められているのは、働き方改革だとかいろいろな形で言われているわけですから、やっぱりそれに沿ったラベンダーハイツの改革をしなければ僕はならないというふうに思っているところです。ぜひ取り組んでください。いつまでにこの改善計画を新たに取り組むのか、もう一度確認しておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米澤議員の御質問にお答えさせていただきます。実際の雇用に早期につながるように、改善策はタイムリーに行うことが望ましいと考えておりますので、そのような取り組みを進めてまいりたいと考えております。