みんなの議会

上富良野町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日

(1)合葬式施設について/(2)観光振興策について

2018年3月13日、上富良野町議会の一般質問で、荒生博一議員が「合葬式施設について」「観光振興策について」について質問し、町長 向山富夫、町民生活課長 鈴木真弓が答弁しました。

質問者
荒生博一 議員
答弁者
町長 向山富夫、町民生活課長 鈴木真弓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 荒生博一

私は、さきに通告しております2項目7点に関して町長にお伺いいたします。まず1項目め、合葬式施設について。少子高齢化が進行する我が国においては、平成17年に、死亡者数108万4,000人が出生数106万3,000人を上回り、昨年、平成29年は、出生者数94万1,000人、死亡者数は134万4,000人となっており、死亡者数の増加に伴う墓の需要の増加が見込まれる一方、墓の継承者がいないという問題が深刻化しつつあります。高度経済成長期以降の核家族化に加え、非婚化、離婚率の上昇等により、家族形態は多様化し、墓を代々継承していくことが当然であるといった価値観、文化は崩れ始めております。このように、家族による継承を前提とした墓制度の維持が困難になってきている中、家族が祖先祭祀の役割を果たせなくなったとしても、死者の尊厳を守り、死者が安らかに眠ることのできるような墓のあり方が模索されてきております。そこで、下記3点について、町長のお考えをお伺いいたします。1点目、昨今、納骨堂や合葬式施設などが全国的に広がっていることからも、家の墓は子孫が代々管理していくという考え方や、家ごとの墓にこだわらない、共同利用を許容する意識の広がり、人々の価値観が多様化していることがうかがえます。こうしたライフスタイルの変化に応じた多様な形態の墓を選択できる環境が必要と考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。2点目、少子高齢化、核家族化等の進行により、墓の使用権を引き継ぐことへの不安を抱える人々がふえてきております。継承する者がいなくなることは、墓の無縁化の増加につながり、将来的に町営墓地の適正な維持管理に支障を来すおそれがあります。現在の町営墓地の状況は、このような問題がないのかお伺いいたします。3点目、合葬式施設がもし町内の景観のすばらしい場所にできたならば、町民のお墓としてのわかりやすさはもとより、その場に立った者が、ふるさと上富良野に対してさまざまな思いをめぐらせることができ、郷土愛を育むことにもつながります。町民の安心・安全な暮らしができるまちづくりのためにも、私は、将来に負担をかけない合葬式施設が今後必要と考えますが、町長はどうお考えかお伺いいたします。次に、2項目め、観光振興策について。当町の観光入り込み客数の維持・拡大を図り、安定した地域観光関連産業を確立することを目的に策定された「上富良野町観光振興計画」も、平成30年度が6カ年計画の最終年度となります。観光事業者だけではなく、町民との協働による観光地域づくりを進め、上富良野町の魅力の一層の向上と産業、地域社会の発展を実現するために策定された計画ですが、この間、大型事業所の撤退、廃業など、さまざまな要因で観光入り込み数は伸び悩んでいるものの、インバウンドは依然増加傾向にあり、今後においては、2020年の東京五輪開催、泥流地帯の映― 58 ―画化など、当町の観光入り込み数の増加を見込める要因が多くあり、平成13年の100万人超えも夢ではないのではないでしょうか。通年を通し訪れていただくお客様に満足いただけるよう、下記4点について、町長にお伺いいたします。1点目、現在、観光協会にして積極的PR活動を行っている「かみふらの八景」の数カ所は、冬季は訪れることができません。当町の課題である冬期間の集客増を目指し、除雪を行い、受け入れ態勢を整えてみてはいかがでしょうか。2点目、平成28年度予算により、新規事業として行われた地域おこし協力隊事業により、観光推進員を1名採用したが、昨年11月より不在となっております。地域及び広域観光エリアにおける観光地域づくり活動の促進を図るため、多言語対応能力を有し、地域協力活動や自主的な活動を行える人材として採用し、町の課題解決の促進を図ることを趣旨としていたが、現在不在であるこの状況をどうお考えか。3点目、近年、バックカントリースキー、スノーボードのため、十勝岳エリアを訪れる外国人観光客が増加している。疲れを癒すため、十勝岳温泉の施設や吹上露天の湯を利用されているようだが、温泉施設はまだよいが、吹上露天の湯は、外国人観光客には、英語での入浴に際しての説明の看板などが必要と考えるが、町長はどうお考えかお伺いいたします。4点目、観光振興計画の戦略に、五つの癒しによる展開の中に、「食べて癒される」の項目で、地域内の食資源を生かしたメニューの効果的な提供、シンボリックな特産品の開発などの実施とあるが、このシンボリック、すなわち、象徴的な特産品の開発はどのようになっているのか、進捗状況をお伺いいたします。以上でございます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の2項目についての御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの合葬式施設に関する3点の御質問にお答えいたします。初めに、2点目の町の墓地の状況についてでありますが、平成30年2月末現在、町内5カ所の墓地で1,855基分の区画のうち1,778区画が使用されておりまして、中央共同墓地につきましては、平成27年度に周辺の造成を行い、63区画を整備したところであります。お墓の管理状況につきましては、お墓の建立者が町内の方で、お亡くなりなった場合は、速やかに継承していただけるよう、死亡届等の手続が行われるときに、御遺族の方に継承や管理について説明させていただいているところであり、これまでのところ、皆さんに御理解をいただいているところであります。また、通常の墓地管理につきましては、使用に関するマナーについて、敷地内に意識喚起看板を掲示するなどの対応を図っており、適正に管理されているものと認識をしております。次に、1点目と3点目と合葬式施設につきましては、関連がありますので、あわせてお答えさせていただきます。納骨の形態としましては、一般的に墓地または納骨堂などがありますが、昨今、価値観の多様化などにより、祖先への祭祀に対する考え方が変化をしてきていることは理解しており、現在見受けられる多くの合葬式施設につきましては、従来のような、祖先を代々お祭りしていくためのお墓の意味合いというより、むしろ御遺骨をお守りする遺族の負担軽減を考慮した施設であるように理解をしているところであります。議員御質問にあります当町での合葬式施設の必要性につきましては、さきにもお答えさせていただきましたように、墓地の管理状況も良好であり、一方、町民の方々から、あるいは寺院関係者等からも納骨についての御心配の向きも聞き及んでいないことを考えますと、当町においては、ただいまのところ合葬式施設を検討しなければならない状況とはなっていないと判断をしていることを御理解賜りたいと存じます。次に、2項目めの観光振興に関する4点の御質問にお答えさせていただきます。議員の御発言にありますように、町の魅力向上と産業を初め、地域の発展を実現するため、観光振興計画の推進に努めているところでありますが、その中でも、1年を通して本町を訪れる方々に御満足いただけるための通年観光の構築は、本計画の極めて重要なポイントであると認識しているところであります。まず、1点目の冬期間における「かみふらの八景」の除雪等、受け入れ環境の整備についてでありますが、「かみふらの八景」は、四季を通じて非常に高いポテンシャルを有した景勝ポイントでありますが、冬期間における厳しい気象条件の中での眺望場所や駐車スペースの確保等については、難しい課題があるものと感じているところであります。現在、観光振興計画のワーキング作業においても、閑散期・冬期間における誘客メニューの開発に向けた研究・検討作業を進めておりますことから、「かみふらの八景」全てにおいての冬期間通しての― 59 ―利用は難しいと思いますが、冬のイベント等で八景を活用するための検討は、十分に価値があると思われますので、観光に携わる皆さん方と連携し、冬期間の集客増につながる取り組みについて、今後、協議を進めてまいります。次に、2点目の観光推進員の配置についてでありますが、昨年11月までの1年間、インバウンド対応の観点から、地域おこし協力隊事業を活用し、多言語対応職員を配置しておりましたが、現在は配置していない状況にあります。私といたしましては、地域おこし協力隊事業の活用による人材確保は有効な手法の一つであると理解をしておりますが、前回配置した経過等も踏まえ、人材登用の手法について検討を行うとともに、観光協会などの関係機関・団体と協議の上、必要な人材の確保に努めてまいります。次に、3点目の吹上露天の湯の英語表記による説明看板についてでありますが、吹上露天の湯を管理しております上富良野町振興公社からも、外国人の利用が増加している状況について報告を受けているところであり、文化の違いから来るトラブルの回避や利用環境の向上を図る観点から、外国語表記による看板設置にして、対応を図ってまいりたいと考えております。最後に、4点目の特産品開発とシンボリックな特産品についてでありますが、本町は恵まれた食資源を有し、これらを生かした観光振興は重要な要素であることから、観光振興計画の基本戦略として位置づけ、地域の食資源を生かしたメニューづくりや特産品開発の促進を図ってきたところであります。民間事業者の創意工夫や努力により、新たな商品の開発も活発に行われてきており、その中からシンボリックな特産品にふさわしい商品も生まれてくるものと期待をしており、新たな起業や特産品開発事業等の活用を促進するとともに、ふるさと応援モニター商品としての活用や販路拡大に向けたPR活動など、ハード、ソフト両面における支援を行い、これら観光振興計画の目標実現に向けて取り組みを進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 9番 荒生博一

ただいまの町長の答弁では、現在、中央墓地を初めとする五つの墓地の管理状況は良好であるということで一安心しております。そんな中、現在、墓じまいや、それから、無縁化しているお墓が世間でもよく取り上げられておりますが、当町においては、そのような問題というのは現在ないということでよろしかったですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えさせていただきますが、特に中央共同墓地については、私もたびたび行っておりますが、管理状況は極めて良好に保たれております。また、他の各地域に存在しております墓地についても、地域の皆さん方の御協力もいただきながら適正に管理されておりますが、今、御質問にありました墓じまいというような事象が、うちの町で起きているのかどうかということについては、課長のほうから答弁させていただきます。

答弁 町民生活課長 鈴木真弓(町民生活課長は2018年3月まで)

9番荒生議員のお墓の管理にかかわる御質問にお答えさせていただきます。町でお墓を管理させていただいている中で、御遺族の方からお墓を移設したい、または、納骨堂に移したいなどの理由、あと、家族が町内ではなく、町外にお住まいのことから、お墓の管理がなかなか難しいという御相談を、昨今、御相談を聞くことが多くなってございます。それによりまして、お墓を改葬するということで、墓じまい、議員御質問いただいておりましたが、そのような形で、町のほうにお墓を戻すということで届け出された方は、27年度で10件、28年度で10件、平成29年2月末現在で9件となってございます。その方たちにつきましては、適正に工事業者と調整され、設置看板もつけ、改葬ということで、もとの形に戻していただけるような形で整備を終えております。以上です。

質問 9番 荒生博一

現在、当町のホームページを見ると、町民生活課から生活環境班、中央共同墓地についてということで、現在、平成10年の整備分、それから27年の整備分ということで、この2期分の区画の状況が一覧で見られるようになっていますが、今、ウエブ上で拝見する中身と申しますか、例えば27年度造成分に関しては、バツ印が三つということは、この区分け区画が販売済みというニュアンスで受け取ってよろしいですか。そして、平成10年度分に関しては、あきの番号で申し上げますと、23、36ということで、この白抜きはわかるのですけれども、黒く潰れた意味合いというのをちょっと確認させていただいてよろしいでしょうか。

答弁 町民生活課長 鈴木真弓(町民生活課長は2018年3月まで)

9番荒生議員の墓― 60 ―地の管理にかかわる御質問にお答えさせていただきます。27年度造成につきましては、現在、3件使用許可をいただいているということで、議員御質問のとおりでございます。平成10年度造成分につきましては、現在127区画中121区画御使用いただいておりまして、5区画については、使用可能ということで対応させていただいております。127引く121でございますので、実際、6区画使用許可はできるのですが、そのうち、黒く塗り潰されているところにつきましては、地盤のほうがちょっと適正ではないということで、現地で判断しまして、それについては、使用許可をしない形で対応したいということで考えているところでございます。以上です。

質問 9番 荒生博一

では、現在の数字をお伺いしますと、リアルタイムな情報ではないですね。平成10年度の部分に関しては、23と36しかあきがなく、黒塗りが2個、127区画のうち121個が使用されていて、6区画は、使用許可がおりている中、二つが潰れているということは、4区画残っているということになりますよね、確認をお願いします。

答弁 町民生活課長 鈴木真弓(町民生活課長は2018年3月まで)

9番荒生議員の御質問にお答えします。大変申しわけございませんが、ウエブでのホームページに掲載している情報と、私が今、御答弁させていただいた数字に差異がございましたことについては、今ちょっと手元にある資料とウエブとの確認がとれませんので、改めて確認をして、御質問にお答えしたいと思います。申しわけございません。

質問 9番 荒生博一

それでは、しっかりと利用者の方にわかるような、リアルタイムな情報の発信をお願いします。次に、町民の方々あるいは寺院関係者等からも、納骨についての心配の向きも聞き及んでいないとおっしゃっておりますが、それは本当でしょうか。現在もこのようなお悩みを抱えていらっしゃる方々がいらっしゃると思いますし、近い将来、確実にこのようなお悩みを抱える方々がふえてくると私は考えます。今後のまちづくりの課題として捉え、まちづくり推進委員や町民の方々と協議をし、現状把握のためのアンケート調査を行ってみてはいかがでしょうか、お考えを確認させてください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の合葬施設についての御質問にお答えにさせていただきますが、当初お答えさせていただきましたように、現在、町の担当課、あるいは私もこういった立場上、寺院関係者の皆様方、あるいは町民の皆様方と会話をする機会は多々ございますが、そういったような納骨についての悩みとか、あるいは心配を持っておられるというようなお話を伺うことは、これまではございません。町民の方々が、それぞれどういうような考え、あるいは御心配を持っておられるかということまでは及びませんが、議員からお尋ねありましたように、今、アンケート調査を、アンケートをとって皆さん方の思いを伺うというような、今そういう状況ではないというふうに私は理解しておりまして、そういった、議員から御質問にありましたような声が、さまざまな機会の中で伝わってくるようなことを感じれば、これは、意向等をお聞きすることも大事でしょうし、一方、こういった施設の整備については、民間でやる場合もありますし、公がやる場合もありますので、そこら辺の勉強もこれからしていく必要もあるかなと、そんなふうに考えているところでございます。

質問 9番 荒生博一

私が感じるには、将来そこに向かって社会情勢が進んでいる、そういうことを見据えて、今から準備することが必要ではないでしょうかということの確認でお話をさせていただきまして、私もこの質問を考えたときに、今すぐにという問題ではなく、今後、必ず少子高齢化が進んだ後に、このような問題が起こるのではないかということで非常に懸念しております。町長の御答弁では、合葬式施設は、従来のような祖先を代々お祭りしていくためのお墓の意味合いというより、むしろ遺骨をお守りする遺族の負担軽減を考慮した施設であるように理解されているということですが、まさに私も同感だと思います。今現在、北海道の墓石の平均金額というのが、全国的に比較しますと、お安目にはなっておりますが、まだ140万円前後ということで、非常にお墓を建てる、建立するに際しての初期投資というのが、まず墓石だけで140万円。それから、例えば中央共同墓地であれば、使用料が10万円ということで、墓を一つ購入するというのに必要な費用というのが150万円です。将来どのような形でこの150万円が重くのしかかるということは、まだ想像域ではないのですが、いずれにしましても、町民の方々にとっての将来的不安の解消というのが、これからのまちづくりとして必要不可欠だと思います― 61 ―が、最後にもう一度、町長のお考えをお聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の合葬式施設についての考え方についてお答えをさせていただきます。議員、御理解いただいているようでございますが、私といたしましては、合葬式施設等が普及していくということは、私の心情から申し上げますと、寂しいなというような実感を持っているところでございます。お墓についての価値観ですが、実は私、就任させていただいた当時、御説明させていただきましたように、過去数度にわたって墓地区画を整備してきておりますが、私が就任させていただいた当時も、あっと言う間に区画がなくなってしまって、町長、すぐ造成してくださいと、要望に応えられませんということで整備させていただいた途端に、1区画か2区画しか利用していただけなかった。非常に景気と墓地に対する思い入れというのが物すごく振れ幅が大きいということで、現在は非常に過剰在庫を抱えているような、言葉は適正ではないですけれども、そういう状況で。この先どういうふうになるかわかりませんが、私としては、やはり祖先を敬う、そして遺骨もしっかりと、それなりにそれぞれの家庭の責任で守っていただくような社会になっていただくことを願っているのが私の心情でございます。合葬式施設については、今後、社会がそういうような、社会状況が変わるということになれば、これは当然考慮していく必要は感じているところでございます。以上でございます。

質問 9番 荒生博一

町長の考えは確認させていただきましたので。続きまして、2項目め、観光振興策の1点目、八景に関しての質問をさせていただきます。現在、観光協会では、平成28年度より、八景スタンプラリーということで、28年7月から9月の3カ月間、それから昨年、29年度、7月から9月3カ月間、このスタンプラリーを開催するに当たり、総閲覧数等々も28年度から29年度にかけては、約800アクセスふえていたりとか、必要な得点の応募者数というのもかなり、4倍までふえていて、にわかにですけれども、この上富良野を訪れるお客様が、八景というワードに対して比較的敏感に動いてきているという背景がございます。本年度、30年度がこのスタンプラリーの3年目の計画になりますが、先ほど、冬期間あいていないところがあるということにおいては、ぎりぎり見えるような施設と申しますか、今、私の把握しているところでは、パノラマロード江花は可能です。それからジェットコースターの路、これは半分あいていますので、これもポイントとしては可能だと思います。そして十勝岳温泉郷、これも可能ですが、今、深山峠の碑のほうは、向かい側の施設の状況等々もあり、駐車場が利用できなくなった場合は厳しいのかなと思う中で、日の出のラベンダー園、こちらに関しては、例えばスキー場を利用して上まで行けば、ある程度の景勝ポイントとしての役割を果たせるということで、ひとつお願いというか、できましたら、最近、サンピラーとか、そういった写真を撮りに再び、にわかに写真撮影のお客様も増加傾向にあり、千望峠を越えて二股のほうに向かうお客様が非常にふえております。そんな中、しばれがきつく、町に雲海がでるようなシチュエーションに出くわすと、必ず皆さん千望峠の駐車場の手前でお車をとめて、後ろを振り返り、そのすばらしい景観を撮影されているというシーンを幾度も私は見ております。そんな中、千望峠には、駐車場以外にもトイレ施設がありますが、トイレをあけろとまでは言いませんが、現在、入り口のところ、ゲートがあり、その手前、除雪でどんどん押されて、数年前にゲートもよじれて曲がってしまったということがありましたけれども、訪れるお客様の安全の確保ということに重きを置いていただくのであれば、少しでも駐車のスペースがあれば、そういったお客様は路上駐車をせずに、当町の景観をゆっくりと撮影することができると考えますが、今回、観光振興計画の中にも、それぞれ観光施設及び八景の景勝ポイントにおいては、駐車場の整備を行うということで、これも一応マニフェストで、事項として挙げられておりますが、そういったことも踏まえ、もう一度、今後の整備について、町長の考えをお聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員のかみふらの八景を中心とした、特に冬期間の観光振興についての御質問にお答えさせていただきます。かみふらの八景のポテンシャルと申しましょうか、そういったものが高いことは、私も方々のところから非常に好評をいただいている、また、すばらしい景観だということも聞き及んでおります。ただ、冬期間についての活用については、冬ならではのよさもあることも実は一方ではあるのです。先ほどのサンピラーなんかのそういった現象を求めて、写真を撮りに来られるお客さんがいるということも実は聞いております。ただ、駐車場確保のス― 62 ―ペース、それから、御理解いただきましたが、そうなると、トイレはどうするのだとかということ、非常に超えなければならないハードルも一方ではあります。冒頭申し上げましたように、そういったことが、期間を、日にちとかをある程度想定した中で、その期間、駐車場を確保するとか、安全確保するとかという、そういうことは今後、可能かと思います。そういうことも含めて、観光協会あたりが、ぜひ利活用のスケジュール等を持って活用していただくということであれば、それは、除雪等の対応は可能になってまいりますので、そういうようなところから少し積み上げていければいいなと、そんなふうに今思っているところでございます。以上です。

質問 9番 荒生博一

八景のポテンシャルの高さ、そして今後、当町の課題の冬の誘客に向けて、ぜひ前向きに、駐車場整備も含めた受け入れ態勢の整備をよろしくお願いします。続きまして、観光推進員の配置に関しての御答弁では、現在、町長は人材登用のいろいろなそういったものを協議し、今後そういった多言語対応能力を有する職員を配置する考えがあるということで確認させていただきましたが、28年の観光推進員登用に当たりましては、残念ながら、当初予算の中に組み込まれた中で、観光シーズンが終わったオフシーズンに、残念ながら人がいないというのもあったのでしょうけれども、採用になったという経緯がありますので、今後、こういった人材を登用するお考えがあるのでしたら、前回の失敗を酌んでいただき、もし可能であれば早い段階で、今、必要な人材というのを早期に求める必要があると考えますが、町長の考えを確認させてください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の観光推進員についての御質問にお答えさせていただきます。前回採用させていただきましたが、そこから十分な成果に結ぶつくような足跡を残せなかったという反省も踏まえまして、この推進員の必要性については十二分に理解をしております。そのために、やはり一番最前線で活躍していただく現場となる観光協会、そういった方々と、地域おこし協力隊等が、そういうことに偏らないでも必要な人材が確保できるということであれば、私もこの必要性は十分理解しておりますので、なるべく早く配置できることが望ましいわけですが、早急にそういった検証を重ねて、配置できるような方向へ向けた検討を進めてまいりますので、ぜひ御理解賜りたいと存じます。

質問 9番 荒生博一

それでは、観光のための人材の確保は早期に行っていただけるよう、諸機関との検討を含めまして、協議のほうを一日も早く進めていただければと思います。続きまして、吹上露天の湯の外国語の看板ですが、町長の御答弁では、配置を図っていただけるということで、その際なのですけれども、現在、やはり英語だけではなく、やはり3カ国語ぐらいの看板の設置というのが必要だと私は考えますが、その点1点、お考えをお聞かせください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の吹上露天の湯の看板の関係でお答えさせていただきますが、冒頭お答えさせていただきましたように、あえて英語と申さなかったのは、おっしゃるとおりで、多言語ということで御理解、お酌み取りいただければと思います。

質問 9番 荒生博一

それでは、確認させていただきましたので、よろしくお願いいたします。最後に、特産品開発とシンボリックな特産品についてですが、現在、町長は、6次総の早期に実現を目指す複合型拠点施設の導入機能の調査を本年度行うということで、6次総の早い段階にこういった拠点施設ができた場合、やはり当町のPRのために、農産物直売機能が入ると私は確信しております。その中、オンシーズンは取り立ての野菜があり、お米があり、全てにおいて品ぞろえは満たされると思うのですけれども、やはりオフ期にはどうして加工品であるとか、その他特産品がそこに陳列されていないというのは寂しいことですので、この観光振興計画の中に掲げられていた特産品の開発、これにおきましては、町長の所信表明でもございました、31年度以降、また再び5年間の第2次観光振興計画を策定いただけるということで、今回の第1次の計画の中でなし得なかったことも含めて、この複合型拠点施設というのは、当町のPRには本当に持ってこいの施設になると思いますし、なるべきだと思います。そんな中で、民間からの特産品の開発を待つばかりではなく、やはり行政としても主体性を持って、積極的に特産品の開発に力を入れるべきだと考えますが、最後に、この問について町長のお考えを確認させてください。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

9番荒生議員の特産品開発に対します御質問にお答えさせていただきます。非常にこの分野は可能性を秘めておりますし、ま― 63 ―た、当町には、そういった食資源を中心とした資源は私は豊富にあるというふうに理解しております。私も議員と同様に、特産品の開発に向けたエネルギーは少し足りないのかなというふうに理解をしております。それらが、生産者側である農業者、一方では、商品化する商工事業者、これらが独自に、今までは、どちらかというとチャレンジしてきたように理解しております。これらがもっと、私ども行政がコーディネーター役を積極的に努めることによって、その開発テンポも早くなるでしょうし、そして、お答えさせていただきましたように、それら、できたものをどのように皆さんの目に触れるように、複合的施設も一つのツールと考えておりますが、あるいはふるさと応援モニターのアイテムとするとか、そういうことは行政はできますので、私どもの動きと、実際に商品化にチャレンジしていただけるような皆さんともっともっと、そういったことに思いを共有して向かっていけば、幾つも特産品が生まれて、そしてその中でも、さらにシンボリックになるような商品が必ず生まれてくると。私は、シンボリックな特産品と聞きますと、すぐ、サガリというふうにイメージしてしまうのですが、現実にうちの町にはそういうものがありますので、過去のそういった歩みもよく検証して、ぜひ実現に向けて、さらに観光振興計画の次の計画の中では、しっかりとそれが果たせるような計画になるように取り組んでまいります。

出典:上富良野町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる