上富良野町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
(1)災害対策について/(2)後期高齢者医療について/(3)予約型乗合タクシーについて/(4)就学援助について
2016年9月13日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「災害対策について」「後期高齢者医療について」「予約型乗合タクシーについて」「就学援助について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和が答弁しました。
- 質問者
- 米沢義英 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫、教育長 服部久和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 米沢義英
さきに通告してありました4点についてお伺いいたします。まず、第1点目は、災害対策についてお伺いいたします。7月31日、8月17日、21日、23日という形で集中豪雨、台風等が大雨を降らすという状況に― 18 ―なりました。1時間当たりの降雨量を見ても、前例のない90ミリ、1日平均でも260ミリという異常な雨であったということは報道されております。また、我が町においては、台風などの被害により、町の河川や農地などに被害が出るという状況があります。特に、日新、清富、日の出、旭野、東中地域においては、収穫を目の前にした芋やメロン、タマネギ、小豆などが流失、あるいは水につかるというような被害が出ているというのが実態であります。さらに、清富地区においては、大雨の被害による河川の氾濫により、民家に水や土砂が流れ込むなどの被害出るという異常な事態になっています。そこで、今後の対応についてお伺いいたします。一つ目には、農作物や農作業道路等にも被害が出ていますが、具体的な救済対策はどのようにされるのか、お伺いいたします。二つ目には、日新、清富地区においては、大雨で河川の氾濫が起き、民家に水や土砂の流入等が起き、道路等が削られるなどの被害がたびたび起きております。地域の方に至っては、このようなたびたびの被害というのは人災ではないのかというような嘆く声も出るという状況であり、一時的な対策ではなく恒久的な対策が必要だということを口々にしております。今後、町においては、どのような恒久的な対策をされようとしているのか、お伺いいたします。三つ目には、道道美沢上富良野線は大事な主要幹線道路であり、地元の農業者も利用している道路でありますが、復旧の時期等についてお伺いいたします。二つ目には、後期高齢者医療制度についてお伺いいたします。後期高齢者医療制度は、世帯の所得に応じて保険料が減免されるという制度であります。国の制度改革により平成29年度からは低所得者の特例軽減が廃止されるという状況の中で、軽減廃止による影響対象者は、上富良野町においても現時点で1,034人と聞いております。その影響額は、国民年金9割軽減で見た場合で約1万円の新たな負担になるという見通しであり、改正後の影響という状況の中で、多くの加入者のこの軽減世帯が負担を強いられるという状況になることは明らかであります。また、町は国に対して、こういう状況も踏まえて新たな負担をもたらす改正の中止を要請すべきと考えますが、町長はこの点についてどのような見解をお持ちなのか、お伺いいたします。3番目に予約型乗合タクシーについてお伺いいたします。予約型乗合タクシーの利用がふえているという状況にあります。買い物などの用事で出かけるとき、あらかじめ時間の設定ができることから、大変利用がふえております。しかし、帰りになると、買い物、通院などで帰りの時間設定ができない場合があり、その都度、タクシーを呼べるように改善してほしいというような声が聞かれます。限られた配車、車対応で大変だと考えますが、住民要求である以上、この改善に向けた対応を今後町としてどのようにされるのか、お伺いいたします。次に、就学援助について、教育長にお伺いいたします。就学援助は、教育の無償、また、憲法に定めた26条の教育基本法に基づいて、経済的理由によって就学が困難と見られる児童生徒の保護者に対して支援する制度であります。近年、国においては、児童生徒の入学準備に必要な支援をするようにという、各自治体に対して早目の就学援助の支給を求める通達も出されております。この背景には、貧困という状況の中で、あるいは、お金が工面できないという状況の中で、ひどい例においては、小学校に入学するといっても、衣服が買えないという状況の中で入学をためらうという、そういう世帯も国内の中ではあるという状況にもあり、上富良野町においても実態を調査しながらも、早急に支給に向けた対策を講ずるべきだと考えますが、この点についてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの災害対策に関します3点の御質問にお答えさせていただきます。1点目の農業被害対策についてでありますが、行政報告の中でも触れさせていただきましたように、7月31日の局地的豪雨及び8月の台風による豪雨によって、農地及び農道や用排水施設等の農業施設に大きな被害が発生いたしました。7月31日の豪雨におきましては、麦類の収穫や防除作業の真っ最中であり、また、バレイショやスイートコーン等の本格的な収穫期を控えていたところから、緊急な対応が必要と判断し、農地及び農業施設の復旧に対して予算額500万円を8月2日に専決処分を行い、被災農業者が行う復旧工事等に対し、その費用の2分の1について、1農業者100万円を限度として助成を行うこと、さらに8月の台風による豪雨では、被害地域が全町に拡大し、取りまとめに一定程度の期間を要することから、まとま― 19 ―り次第、予備費から充当し、予算措置を講じることとしております。一方、冠水や土砂の流入などによる農作物への被害につきましても、麦や大豆、バレイショなど本町の主要作物を中心に、農協の被害調査結果等から想定される被害額は約7,000万円と見込んでおりますが、今後、湿害などによる被害の拡大も予想されますことから、来年の営農への影響を最小限にとどめるためにも、災害支援資金への利子補給を行うなど、必要な対応を関係機関と連携し進めてまいります。次に、2点目の恒久的な対策についての御質問にお答えいたします。7月31日における清富地区の時間雨量90ミリ、24時間雨量263ミリは過去に例のない大雨であったことから、雨水とともに土砂や伐採木などが一気に河川へ流れ込み、道路横断管や取りつけ管をふさぎ越水し、被害が拡大したものと考えられます。これらに対し、原形復旧は可能でありますが、質的改良を伴う恒久的な工事対応につきましては、先ほど髙松議員の御質問でもお答えさせていただきましたように、公共土木施設災害復旧事業は原形復旧が基本であることから、断面を拡大するなどの質的改良を行う工事は難しく、単独災害復旧事業とあわせて、でき得るだけの対応を図ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、住民の皆様の安全を確保することは大変重要であり、災害復旧や予防対策におきましては、町の対応に加え、北海道や国への要望活動もあわせて行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の道道美沢上富良野線の復旧についてでありますが、旭川建設管理部富良野出張所より、今月16日に全面通行予定と連絡があったところであります。また、地先の農業関係者につきましては、通行許可書が交付されておりまして、農作業には支障なく通行ができておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの後期高齢者医療の保険料軽減に関する御質問にお答えさせていただきます。後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者及び65歳から74歳のうち一定程度の障がいがある方を対象とした医療保険であり、保険料については、平成20年度の制度施行時から国の予算措置に基づく特例措置により軽減策を講じているところであります。議員御質問の保険料の特例軽減策につきましては、平成27年1月13日の社会保障制度改革推進本部におきまして、平成29年度から原則政令本則に基づく軽減策に戻すこと、また、急激に保険料負担がふえる方に対しては激変緩和措置を講じるとされております。現在、具体的内容については知らされていないところでありますが、当町におきましては、おおむね1,000名の方が特例軽減に該当すると推測しており、また、保険者であります北海道後期高齢者医療広域連合からの情報によりましても同様でありますことから、今後、具体的な内容を把握した中で、必要に応じて、北海道町村会等を通じて意見を述べてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの予約型乗合タクシーに関する御質問にお答えいたします。予約型乗合タクシーにつきましては、高齢者など交通弱者を対象にした地域公共交通として、平成23年度に一部地域による試行運行からスタートし、現在では登録者も856名となり、通院や買い物のほか、閉じこもり予防なども含め、多くの方々に御利用をいただいております。当事業は、町内のタクシー運行2事業者に委託し実施しているところでありまして、利用に当たりましては、事前に御予約をいただき、1日8便体制でそれぞれ運行時間に合わせて御利用いただく形態となっており、同一時間に利用を希望される方々が相乗りすることで効率的な運行となっております。御質問にあります通院や買い物時における帰りの時間に合わせた運行につきましては、お気持ちは十分理解できるところでありますが、地域公共交通としての役割を果たす事業であることなどを踏まえますと、限られた条件と一定のルールの中で、少しでも多くの皆様に有効に御利用いただいている現在の方法を継続していくべきものと考えておりますことから、タクシーと同様の利用形態とすることは考えておりませんことを御理解賜りたいと存じます。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
11番米沢議員の4項目めの就学援助に関する御質問にお答えいたします。就学援助制度についてでありますが、学校教育法におきましては、「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童又は学齢生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない」と規定されております。これを受けまして、当町では、要保護児童生徒に対し、修学旅行費、医療費に要する経費について援助しているところであります。準要保護児童生徒に対しましては、学用品費、通学用品費、校外活動― 20 ―費、体育実技用具費、新入学児童生徒学用品費、学校給食費、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費に要する経費について援助しているところであります。また、学用品費、通学用品費、新入学児童生徒学用品費などの支給につきましては、少しでも早目に支給ができるよう取り進めてきたところであります。今後におきましても、それぞれの費目について検証、検討を行い、少しでも早い支給ができるよう取り進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 米沢義英
災害対策についてお伺いいたします。1点目の、いわゆる農業被害にかかわった救済対策という形で、災害支援資金への利子補給を関係機関と連携して進めるというような話になっておりますが、この点については、具体的にもう話が進められているかというふうに思いますが、例年こういった問題に対しては定義、あるいは国民健康保険の減免制度もうたわれておりますが、この部分について、どういった利子補給を想定しているのか、この点についてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の農業被害に対します支援策についての御質問にお答えさせていただきますが、ふらの農協におきまして、農業被害に対します資金需要につきまして既に申し込みが取りまとめられております。集計結果についてはまだ情報をいただいておりませんが、それらについて、これはふらの農協が独自に緊急支援として行う融資事業だというふうに伺っておりますので、それらに対して利子補給などをまず行うことが肝要かというふうに考えているところでございます。
質問 11番 米沢義英
そうしますと、町もこれに対応した資金対応も当然入った中で対応されるのか、ふらの農協単独ということにはならないというふうに思いますが、この点、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えいたします。農協が取りまとめております本融資制度につきましては、オール富良野というような状況でございまして、上富良野の農業者の被災実態等をこれから、農協で取りまとめました推定数字は押さえておりますが、実際にこの資金の取りまとめの中で、どういうような農業者の方々からの実態が浮かび上がってくるかということを踏まえまして、さらに町独自の資金対応が必要だというような状況と判断する場合には、それらについても考慮してまいりたいと考えているところでございます。
質問 11番 米沢義英
いずれにしても、資金対応は既に町として対応すべきものでありまして、その農協待ちという動きもありましょうけれども、やっぱり原資をきちっと出しながら、負担軽減に努めるということも必要だというふうに思いますが、今、町長の答弁を見ますと、その対応次第では出さないというような動きの話だったのかなというふうに思いますが、この点はどうでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えいたします。農業者の方々から資金需要が寄せられるかどうかということは、今、農協の調査等を踏まえた中で判断しようというふうに思っておりますが、現在のところ、私どもに寄せられております情報の中では、そういった切迫した状況というように判断できるような情報は寄せられていないところでございます。
質問 11番 米沢義英
確認いたしますが、切迫した状況があれば出すと、町も対応するということでよろしいですね。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えいたしますが、そういった実態があるとすれば、その状況に応じて判断して、適切に判断してまいります。
質問 11番 米沢義英
次にお伺いしたいのは、ここに書かれています、いわゆる農業者の被災、恐らく土砂修復等の費用かというふうに思います。これで、もう既に修復を独自にされているという実態が見受けられます。当然そういった方々にもこの度合いに応じて費用限度額というのも適用されるのかどうなのか、これからの方とあわせてお伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の農業災害に対します御質問にお答えさせていただきます。ただいま御質問いただきました助成措置につきましては、補助施策につきましては、既に対応されたものも該当させているところでございます。
質問 11番 米沢義英
次に、2点目の恒久対策― 21 ―についてお伺いいたします。この日新、清富地区については、町長も御存じのように、たびたび大雨等が降れば被害が出るという状況にあります。現地の方に聞きますと、このようにたびたびということであれば、一時的な手直しではもうどうにもならないと。町は、お金はないからなかなか、この災害復旧で国の補助事業の対象になれば一定部分直せるけれども、単費となるとなかなか、町の河川ということで対応してくれないという切実な声が寄せられています。私はこのことを考えたときに、町長が言う危険地域、もう既にこういう場所ですよね。いわゆる旧教員住宅も泥だとか水に流されるだとか、避難指定施設であるにもかかわらず、小学校だとか、そういったところが水につかるという状況になっているわけですよ。そうすると、町長が答弁されたとおりの危険な場所と判断される場所です、ここ。そうすると、そういったところにきちっとした恒久的な財源、予算を組んで、やはり暮らしている人たちの生活を守る、農地を守る、河川の管理をきちっとするということに該当する地域だと私思うのですが、この点、町長はどのような認識でしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。今回の、特に7月31日の局地的な集中豪雨に対しまして発災いたしました清富地区、特にピリカフラヌイ川関連の河川でございますが、それらにつきまして、まず、基本的なところを共有させていただきたいと思いますが、今回の被災、川があふれたということは原因として第1位の原因ではございますが、そういった川を通行しております、特に個人のお宅への出入り口、取りつけ道路、そういったものの中に設置されております横断管だとかそういったものは、基本的にはその御本人が自分の意思によって設置されたものであるということがまず大前提に理解をしなければならないことでございまして、しかしながら、今、議員からも御質問ございましたように、やはり今後も危険が想定されるというように客観的に私どもも判断している場所については、特に清富地区の今回大きく被害を受けられた方々に対します河川、特に横断管の扱い等につきましては、町といたしまして将来を考えますと、不安を除去しなければならないという観点から、恒久的な改善策を講じることといたしまして、それに向けて今作業を進めているところでございます。以上でございます。
質問 11番 米沢義英
確かにいろいろなケースだとか状況があるのかもしれません。しかし、ピリカフラヌイ川の上流部分から、いわゆる美瑛とか南富良野の境界から流れてくる水が横断管を入って直角に清富小学校のほうに流れ込むような仕組みになっています。その中間には、また幾つかの人たちが使っている水道水がきちっと設置されていて、そういったものなども含めていろいろな障がい物が詰まった、たまっただとかという形になってきております。いずれにしても、町長がきっちりそういうふうに言うのであれば、こういったところは恒久的に、やはり早急に対策を講ずるべきだというふうに思いますし、また、計画中だということでありますから、どういうような計画で進められているのか確認したいと思います。ここに住んでいる方は、何度も何度も、もう嫌になったというのですよ。これは本当に人災の何物でもないというような、そういう声が、行ったらやっぱり言われるのですよ。畑には水が入る、あのジャンボのところに、ハウスに水が入って、泥が入って、そんなふうになっているということで、本当に何とかしてくれないかというような涙ながらに語ってこられた人もいます。あの一心組合に行く道路もそうなのですが、そういうことを考えたときに、維持管理も含めた恒久対策というのは本当に今必要ですし、町の資料でもおわかりのように260ミリだとか、1時間に90ミリ、場所によっては140ミリだとかという、やっぱり考えられないような大雨が来るという状況でありますから、早急な対策が必要だと思いますので、今後どのようにその計画を持たれているのかということをお伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。私どもは、特に常習的に水が出てくる、あるいは構造的に十分でないというような箇所につきましては、先ほど申し上げましたように、基本的なところ、本当にたびたび申し上げて恐縮でございますが、特に今回被災されたお宅等につきましても、御本人によりましてこれでよかろうということで設置した施設でございますが、しかし、それは個人として対応するには限度がございますので、この際、またそういう危険が想定される危険度の高いところでございますので、これは公費をもって、具体的に申し上げますと、現在、管渠になっております部分をカルバートによりまして口径を拡大して対応しようというふうに地先の方々との合意に基づいて計画を進めているところでございます。― 22 ―また、他の箇所につきましても、髙松議員のときもお答えさせていただきましたが、緊急性が高い、あるいは常習性がある、危険度が高いというようなところにつきましては、あらかじめ木を伐採するなど、あるいは川底を下げておくなど、そういう対応は通常の維持管理の中でも行っていることを御理解いただきたいなというふうに思います。
質問 11番 米沢義英
いろいろな事情はあるにしても、あそこは河川がいわゆる低いという状況もありまして、複合的な要因の中で水害等が起きていますので、まだまだ細かく言えばたくさんあるのですが、大枠でおさめておきたいと思いますけれども、本当に地元の人は待っているということですよ。早急に何とかしてほしいということです。町に予算がないからということで余り強い言葉では言えないけれども、やっぱり根本的に直してほしいということを言っていますので、ぜひその点をしっかり押さえた計画を進めていただきたいというふうに思います。次にお伺いいたしますのは、後期高齢者医療制度の問題についてお伺いいたします。これは、後期高齢者というのは、いただいた町の資料でも、33万円からそのぐらいの世帯というのが圧倒的に多いという状況になっております。ここら辺に至っては、国民年金の世帯という状況になっております。全国平均でも127万円ぐらいではないかというような報告がされておりますし、基礎年金の満額の80万円以下という世帯も多数いるという状況の中で、本当に月々3万円、5万円の生活をせざるを得ないという人たちがこういう後期高齢者医療の中に入っているという方がたくさんいるわけです。町のほうでちょっと試算していただいたのですが、所得区分で33万円かつ被保険者の全員が所得ゼロで9割軽減の場合、現行、年間4,980円ですが、29年から本則7割軽減という形になった場合に1万4,942円で、年間約1万円の支払いがふえるという状況になってきています。また、問題なのは、被扶養者、いわゆる扶養されている方が9割減免という形になっておりますが、これが今度改定されれば5割軽減という形の中で、単純に町の資料で均等割4,980円という形で、今度5倍ぐらい、2万4,000円の、1万9,000円の負担が新たに求められるという内容の制度の見直しです。私が言いたいのは、こういう弱い人に負担を求める国の制度というのは、本当に社会保障制度からいってもいかがなものかというふうに私は思います。そういう意味で町長は、こういう実態を御存じなのかどうなのか、ちょっとお伺いしたいというふうに思います。どのようにお考えなのか、お伺いいたします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の後期高齢者の保険料の軽減策にかかわります御質問にお答えさせていただきます。議員が今御説明されました事柄につきましては、私も承知しているところでございます。加えまして、高齢者のそういった生活実態をしっかりと踏まえた平成29年度からのそういう移行が、弱者に対する配慮が十分なされた制度移行がされることを私も望んでおりますし、やはりこれ以上生活弱者に対します負担感をふやすことは、私としては避けていただきたいというのが本音でございます。
質問 11番 米沢義英
町長、そのようにおっしゃるのでしたら、ここの答弁書の中には、激変緩和措置が講じられるので大丈夫ではないかというようなニュアンス、表現されております。しかし、激変緩和措置というのは、あくまでもその期間の緩和措置だから、元の制度に、いわゆる期間が過ぎれば戻るというのがこの制度の中身であります。町長、そのようにおっしゃるのだったら、やはり激変緩和措置でもだめです。現行の制度をやはり維持する、そういう方向で国に対しても、町長、ここに北海道あるいは町村会だとかを通じて要請したいと言っているのですけれども、そうでしたらやめるべきだと、現行制度を維持すべきだというふうに方向性をきちっと持って対応すべきだというふうに思いますが、町長はこの点、どのようにお考えですか。そういう方向で考えておりますか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。激変緩和という措置に対しましては、大いに期待もしているところでございますが、一方、厚労省から示されております考え方につきましては、低所得者に対します軽減策はむしろ拡大するというようなことも一方できちっと書き加えられておりますし、あるいは、年金生活者に対しましては、支給金の給付など、そういったことで、さらに低所得者に対しては、そういった支援を拡充するということとあわせて、本来負担ができるような状況にある方については、激変緩和をもって本則によっての軽減策に戻すというように私は理解しておりますので、過度に負担感が、低所得者に対します、一方的に負担感が高まっていくというような理解はしていないところ― 23 ―でございますが、いずれにいたしましても、今後、具体的に内容が示されてくると思います。必要に応じては、しっかりと声を出していくことも必要と考えているところでございます。
質問 11番 米沢義英
何度も言いますが、町長、そんな甘いものではないです、国が今行おうとしているのは。もう既にされておりますけれども、患者の2割負担という形で、高齢者の医療が、70歳から74歳の1割負担が14年度から新規加入者については2割に引き上げられました。そのうち、今度18年度からは、さらにこの1割負担の人は完全になくそうというような動きがあります。仮に国が、いわゆる特例給付だとか、高齢者に対する、所得の少ない人に対する給付を行ったとしても、埋め合わせができるような、そういうような内容のものではないということなのです、町長。このことをしっかり捉えて、きっちりと現行の改正、激変緩和措置も含めて、現行の制度をきちっと維持する方向での軽減措置の制度を守るべきだということを僕は再び要求しますけれども、言うべきだというふうに思いますが、町長、そのようにお考えになりませんか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、先ほど来からお答えさせていただいておりますように、国から示されております現在の情報によりますと、低所得者あるいは年金生活者に対しましては、むしろ拡充するというようなことも述べられておりますので、そういった実態を私どもしっかりと認識した中で、必要な声も上げていく、あるいは必要な意見を述べていくということは当然行っていくことになると思いますが、今現在、それを判断するに足りる十分な情報もいただいておりませんので、議員がお話のように、今、国が本則に戻すということにだめだというようなことを一方的に申し上げる段階、現在はそういう段階でないというふうに理解しているところでございます。
質問 11番 米沢義英
いずれにしましても、そういう方向で間違いなく進むという状況になりますので、何回も言いませんけれども、やはり上富良野町の加入者の現時点で1,034人、56%の方にこういう影響が出るという資料も町のほうからいただいておりますので、そのことを考えた場合に、やっぱり町の実態も含めてきちっと伝えて、こういう実態ですという形で、現行制度維持の方向でぜひ進めていただきたいというふうに考えております。次に、予約型乗合タクシーについてお伺いいたします。確かに車の数だというのが限られるという形になるということはわかります。しかし、予約型乗合タクシーという形で、地域の利便性を高めるという形の発足に当たっての趣旨でありますから、そういうことを考えれば、今後、十分実態も調査しながら、どう対応するのかということを調査し、検討する必要があるというふうに思います。もうできませんと言うのではなくて、そこに住民の要求がある以上、それにどう向き合うのかというのも行政の役割ですから、理不尽なものはだめかもしれませんよ、だけれども、今出てきている要求というのは正当なものですよ。利用する側にとって、お年寄りにとっても、切実な要求だということをぜひ町長考えていただいて、その上で十分実態調査して、今後、調査しながらその対応を図るという考えをぜひ持っていただきたいと思いますが、この点はどうでしょうか。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番米沢議員の予約型乗合タクシー事業につきましての御質問にお答えさせていただきます。議員から御質問にありました、特に帰りの乗車に対する方法の持ち方でございますが、これにつきましては、現在、そういったことを想定した運行形態に移行するというような考えは持ち合わせておりませんが、ただ、利用のしやすさ、そういったことで改善を必要とするような部分につきましては、これはもう不断に改善をしていくことは当然でございますし、何度も申し上げておりますが、公共交通体系の仕組みということは、やはりこれはしっかりと守っていかなければならないということ、特に、かつてのバスの時代から見ますと、ドア・ツー・ドアというような対応もさせていただけるようになりましたし、また、議員の御希望にあります帰りの足の利便性の向上につきましては、タクシー事業者の本来のタクシー業務と全く競合する部分でございますので、これらについては、やはり一定のルールが必要というふうに考えているところでございます。
質問 11番 米沢義英
いずれにしても、必要ならば、行政が対応するのはいろいろ方法はあると思いますが、実態を調査して、ぜひ検討していただきたいというふうに考えています。次に、就学援助についてお伺いいたします。答弁書の中では、少しでも早い支給ができるように取り進めてまいりたいというだけの表現でありますが、いつから始めるのかというところまでは踏み込んだ答弁にはなっておりませんが、いつから始め― 24 ―るのかというのを含めた検討というのは内部でもされているのかどうなのか、この点、まずお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
11番米沢議員の就学援助についての御質問にお答えしたいと思います。今後いつから始めるかという部分でありますけれども、次年度から、この新入学児童生徒学用品費については支給時期を早めていきたいなというふうに思っております。具体的には、3月に支給は、入学前に出すということはちょっと不可能ですので、今考えているやり方でありますと、4月までに就学支援の決定を行って、5月中には支給をしたいというふうに検討を進めています。今までは6月中ということで、わずか一月でありますけれども、決定をするのがまずスタートでありまして、それがどうしても4月中かかりますので、その決定をした後に速やかに支給をする形に変更していきたいなというふうに考えているところであります。
質問 11番 米沢義英
これは、いわゆる貧困対策という形の一環でもありますと同時に、やっぱり子どもの置かれている現況に対する自治体の、あるいは国の支援をもっと強化しようという形の中で生まれてきた制度であります。16年5月24日の参議院の文教委員会で取り上げられた問題で、いわゆる児童生徒に対する、何人も就学援助が早期に受けられないということを理由にして学校に行かないだとか、そういうことは子どもにとってかわいそうだと。やっぱり誰でもが安心して入学、通学できるような環境を整えるということが、この文教委員会では大きな問題点となりました。私たちは、この点でも大きな世論と国会議員団とも連携しながら取り上げた問題でもあります。例えば、東京の板橋区では、事前に入学説明会だとか、小中学校の入学のときにプリントや、あるいは申し込み手続きを早目にしてくださいという形の中で、これは入学準備金だけの部分なので、3月に支給するなどと、そういう対応も出てきております。あとは、福岡市では、1月4日から1月末までに申請するようにという形で、これも3月中旬ぐらいに口座に振り込まれるような、そういった具体的な対策も盛り込まれて進められているという状況にありますので、上富良野町もぜひこの点、参考にしながら、4月ということで本当に助かる話であります。ある方に聞きました。やっぱりそういう方も身近にたくさんいますので、3月ということになると、いろいろとお金がかかる時期で本当に大変だという話です。決して、私たちは手当てをもらっているから、それで周りの人にいろいろな形で見られるけれども、私たちの生活というのは本当に口に出せないほどやっぱり大変なのだというような、そういうふうに語ってくれました。そういうことを考えたときに、きちっとやっぱり対応するということが大切だというふうに思いますので、ぜひ改善をしていただくよう、もう一度、答弁をお願いいたします。
答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)
11番米沢議員の就学援助についての御質問にお答えします。先ほどもお答えしたとおり、若干の改善を早急に図っていこうというふうに考えております。入学する前に支払いができないかということも内部検討はいたしました。今までは、国の要保護の補助基準というのが示されるのが非常に遅うございまして、それを待って額が確定した段階で支給をしていました。それが結果として6月以降になってしまうというようなものでしたけれども、そこは改善、考え方を変えようと。毎年その基準額が下がることはないだろうと。概算で払っていて、もし下がるようなことがあれば、2回目、3回目の支給などで調整は可能であろうということで、先ほどお話ししましたように、支給月を5月に対応するということで考えました。1回目はそういうことで対応させていただいて、以降、いろいろなところで3月に支給する例もあるような話をお聞きしましたので、これからまた、第1弾では5月支給、その後に研究をさせていただきたいなと、そんなふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。