みんなの議会

上富良野町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

(1)町長のトップセールスについて/(2)ふるさと納税の今後について/(3)「がん教育」の普及推進について/(4)社会科副読本について

2016年3月8日、上富良野町議会の一般質問で、佐川典子議員が「町長のトップセールスについて」「ふるさと納税の今後について」「「がん教育」の普及推進について」「社会科副読本について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和、総務課長 石田昭彦、町民生活課長 鈴木真弓が答弁しました。

質問者
佐川典子 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 服部久和、総務課長 石田昭彦、町民生活課長 鈴木真弓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 3番 佐川典子

さきに通告のとおり、町長に対して2項目、教育長に対して2項目の質問をさせていただきます。まず1項目めは、町長のトップセールスについて。現在は、地方創生の時代で、各自治体からの売り込み競争が行われる時代に入っています。総理大臣がトップセールスとして、新幹線を売りに他国へ出かける時代であり、町長就任時においても、トップセールスとして頑張ると話しておりましたが、町のよいところをどうPRし、商品販売などにつなげ、町の存在を売り込んできたのか。町のナンバーワンセールスマンとして、具体的にどのような成果があったのか、伺いたいと思います。また、今後のトップセールスとしての展望も伺いたいと思います。2項目めは、ふるさと納税の今後についてです。平成24年3月と平成26年3月に質問いたしましたが、現在の町の状況と今後について、町長の考え方を伺いたいと思います。ふるさと納税税収増の具体的な計画を伺う。町民以外の人々への納税勧誘努力について伺う。町民の行政サービスの向上や自主財源の確保など、まちづくりに対して重要な取り組みと考えておりますが、これについても伺いたいと思います。続きまして、教育長に対しての1項目めは、がん教育の推進についてであります。2006年がん対策基本法が制定され、北海道においては2012年4月がん対策推進条例が施行されました。国民の2人に1人が罹患し、3人に1人が死亡している現実を考えると、がん対策は国だけではなく、地方自治体、地域で暮らす人々一人一人に及んできていると思います。検診率向上も重要でありますけれども、子どものころからの予防のための正しい知識や教育が重要であり、罹患したときの自分や周りの家族への対応や環境の変化など、教育の場で学ばせることが望まれると思います。健康づくり推進の町としての教育の場での命の大切さを学ばせるがん教育の推進についてどう考えているのか、伺いたいと思います。― 57 ―2項目めは、郷土の学習資料についてです。社会科副読本3、4年生向けが28年度から改訂されます。新しい社会科副読本の内容はどのように変わるのか、伺いたいと思います。当時の質問に対し、教育長の答えは、2011年3月11日における東日本大震災によります自衛隊の働き、初動の災害支援、上富良野町の駐屯地においても1,000人を超える人たちが初期の災害支援に向かっているという事実を記述すると答弁していただきました。また、できるだけ新しい数字と写真などを使うということや、町や地域とのつながりに関しても学ばせるべきではないかという内容はどのように記述されていくのか、伺いたいと思います。ありのままを学ばせることの重要さも含め、今後の学習資料の利用についても伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の1項目めの私に対しますトップセールスに関する御質問からお答えをさせていただきます。私は、これまで行政活動におきまして、さまざまな機会を通じまして、町内外への情報発信や町のPR、さらに要望、要請活動などを行ってきたところでありますが、それらの活動が具体的にどのような成果につながったかにつきましては、それぞれに評価、判断いただくものと受けとめておりますことから、自分なりの思いは持っておりますが、他者の方々へお話しする事柄ではないのではないかなと考えておりますことを御理解賜りたいと存じます。また、今後におきましても、これまで同様、積極的に発信や行動し続けることが、やがて実を結ぶものと信じ、引き続き役割を果たしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めのふるさと納税に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めの、ふるさと納税の税収増に向けての計画についてでありますが、ふるさと納税につきましては、あくまでも寄附制度と理解しておりますことから、御寄附を税収減として見積もった歳入計画を策定するという考え方は持ち合わせておりませんが、ふるさと納税についてのPRなどは、これまで同様行ってまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の町外の方々に対する御寄附の働きかけについてでありますが、これまでもホームページを通じた情報発信のほか、ふるさと会や上富良野のPR大使など、当町とかかわりのある方々へのPRや、機会を通じて上富良野町の紹介をさせていただくとともに、あわせてふるさと納税の案内もさせていただいているところであり、引き続きこれらの対応を図ってまいりたいと考えております。次に、3点目の自主財源の確保と行政サービスの向上についてでありますが、このことは、行政を運営していく上で常在する終わりのない課題でありまして、経常的な行政サービスの充実には、安定した財源の確保は極めて重要であると受けとめております。とりわけ、ふるさと納税を財源とした行政サービスの向上につきましては、寄附者の意向等も尊重されるべきことであり、恒久的な行政サービスの財源として位置づけすることは困難であると考えております。また、多様な仕組みによるふるさと納税制度を活用して、まちづくりの支援者を求めることは理解できるものであり、制度の本質を踏まえながら、関係者で知恵を出しながら、地域振興に結びつくような制度づくりができないかにつきましては、今後研究してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番佐川議員の3項目めのがん教育の推進に関する御質問にお答えいたします。がん教育の推進についてでありますが、国は、平成24年6月にがん対策基本法に基づき、がん対策推進基本計画を策定し、個別目標として、子どもに対しては健康と命の大切さについて学び、みずからの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識を持つように教育することを目指し、5年以内に学校での教育のあり方を含め、健康教育全体の中でがん教育をどのようにすべきか検討し、検討結果に基づく教育活動の実施を目標とするとしております。また、平成27年3月、がん教育のあり方に関する検討会から、学校におけるがん教育のあり方についての報告が取りまとめられました。この中で、がん教育の目標は、がん教育の具体的な内容が報告され、がん教育の実施に当たっては、がん教育が健康教育の一環として行われることから、学習指導要領を踏まえ、保健体育科を中心に学校の実情に応じて、教育活動全体を通じて適切に行うことが大切である。また、家庭や地域社会との連携を図りながら、生涯にわたって健康な生活を送るための基礎が培われるよう配慮するとあり、学校教育活動全体で推進の留意点が報告されております。国は、この報告内容を踏まえ、平成27年、28年度において、モデル校を中心に今後の課題を検討し、平成29年度以降、全国展開することを目指しているところであります。― 58 ―現在、本町におきましては、学習指導要領に基づき、小学校5、6年生は体育で、中学校3年生は保健体育の授業で、がんについての学習を実施しております。今後におきましては、引き続き学習指導要領に基づいた健康教育を進めるとともに、国の動向を踏まえ、がん教育にも適切に対応してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めの郷土の学習資料である社会科副読本の改訂に関する御質問にお答えいたします。現在、改訂作業を進めております小学3、4年生の社会科副読本につきましては、昨年3月に町内の各学校の8名の先生に副読本編さん委員を委嘱し、これまで5回の編さん委員会を開催し、3月末までに改訂作業を終え、新年度から使用する予定であります。編さん作業に当たりましては、編さん委員からの御意見をいただき、これまでの副読本の構成を見直し、現在使用している教科書の単元に沿った内容に改めました。この中で、平成25年6月の一般質問で答弁させていただきました2011年3月11日発生の東日本大震災における地元自衛隊の災害派遣に関する記述につきましては、「安全な暮らし」の「自然災害を防ぐ」の中で、東日本大震災の災害救助、支援を取り上げ、上富良野駐屯地から約1,000名の隊員が長期間(4カ月)にわたり不明者の捜索や被災された方々の生活支援などの活動を行ったことと、十勝岳噴火や洪水等の災害時の災害救助活動について記述するとともに、東日本大震災の際の給食支援や給水支援の様子につきまして、写真などを掲載することとしております。また、掲載される統計資料や写真の全面的な見直しとともに、工場やスーパー、農家の仕事などもそれぞれに新たに取材をし、最新の内容に改め、ところどころに御当地キャラクター「らべとん」のイラストを配置し、親しみを持たせたところであります。子どもたちが社会科副読本を活用することで、よりふるさとを知り、他の教科も含めて、ふるさとを愛する気持ちを持った子どもたちを育む教育に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

最初に、町長のトップセールスについての再質問をさせていただきます。具体的な成果については、それぞれ評価と判断をいただくものというふうにお答えをいただきました。自分なりの思いは持っているけれども話せないという、町長の性格というか、奥ゆかしさの表現なのかなというふうにも思いたいところなのですけれども、具体的にどのような活動をされてきたのかというのを、秘密にしないで、自慢という言葉で置きかえるのはおかしいですけれども、こういうようなことをしてきているというようなことをちょっと教えていただければなというふうに思うのですけれども。自分なりの思いでも結構なので、私はこのようにしてきたというそういうのを、町民は知る権利がありますので、そこら辺を伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員のトップセールスに関します御質問にお答えさせていただきます。なかなか、思いをお伝えすることがいいのかどうかということは、非常に自分の気持ちの中でも葛藤があるわけでございますが、自分がこれまで就任させていただいてから、さまざまな上富良野の活性化を目指して、常にそういう意識を持って行動させてきていただいたところでございます。そういう本当に、また来たのかと思われるような頻度でお訪ねするところも何カ所もありましたし、そういうことが実ったかどうか別にいたしましても、町内の民間企業の事業者についても、残念ながら撤退するような事態に至った後、全く本当にそういった交流、お訪ねしていろいろ会話をして、そことまた関連のある方々との御縁、そういったものがたまたま功を奏しまして、後を引き継いで創業していただくような環境ができたりとか、申し上げれば、そういうようなことにもつながったり、あるいは上富良野で事業展開をされている大きな企業の方々に、少しくどいぐらいに、上富良野に熱く目を向けていただきたいということで懇願したりしまして、多少はそういったことが、町民の皆さん方に見える形であらわれてきているのかなというようなことを心の中で思っている次第でございます。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

もう少し具体的な内容を伺いたいのですよね。というのは、273号線の大きなお店も撤退して、何か上富良野町の経済活動が見切られるというか、そういうような不安を持たれている町民の方も多いと思います。やはり町民が評価や判断する、評価とか判断は私なりにさせていただいたとしても、町民にも評価の判断基準というのが町民にとっても必要になると思うのですよね。もう少しいろいろな方向、企業だけではなくて、― 59 ―例えば防衛省に行っている活動だとか、そういったことでも何でもいいですので、評価をさせていただく基準みたいなものを言っていただかないと、やはり今現代は見える化の時代ですので、そういう知る権利も町民は持っていると思いますので、そこら辺をちょっと具体的に伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。私が行政の長として取り組んでまいりました足跡等につきまして、それが、その結果もたらされた成果であるか、あるいはたまたまそういうタイミングにめぐり合わせたかということは、これは、私が決める何物も判断する物差しは持っておりませんし、それぞれ見る方の角度によって当然変わってくるものだというふうに思っておりますので、最終的に、上富良野町が元気を失わないようにまちづくりがされているかという部分については、町民の皆さん方から御評価いただくものだというふうに考えておりますので、個々の事案について判断するということは非常に困難だと思いますし、基準をというお話もございましたけれども、これらについては、基準というものは私はないのではないかなという理解をしているところでございます。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

基準が、でも見えないところで、町民が判断しろと言われても、なかなかそれはちょっと難しいのかなというふうに、私は判断します。インターネット上での発信や、いろいろな発信をしてきたというふうにおっしゃっておりますけれども、ほかの自治体のホームページを見ましても、市長の部屋だとか、町長の部屋だとか、コメントだとか、そういうのを前面的に打ち出している自治体がたくさんございます。そういったところで、例えば防衛省に、こういう陳情・要望も兼ねてまた行く予定だとか、行ってきただとか、そういう結果でもいいですし、そういう動きを、富良野沿線の会議があったとか、そういうことでも、終わってから事後報告でもいいので、町民がわかりやすいような、そういった場所を設定していただくということは、やはり見える化の時代ですので必要だと思うのですけれども、町長は、これに関しては今後どういうようなお考えでいるのか、伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。主要な行動につきましては、都度、行政報告などで皆さん方に御報告もさせていただいておりますが、公式行事として参加したり、あるいは行動したりすることについては、ごらんいただけるような仕組みになっているかと思いますが、いろいろ行政推進の中で、特に要望だとか要請、これらについては、例えば大きなくくりの団体だとか、大きなくくりの組織なんかでの構成メンバーとして行動するときは、これはあえて差し支えはないでしょうけれども、上富良野町独自の部分で単独で行動するような場合は、やはり先方もあることですから、全てを明らかにするということが果たして望ましい姿なのかかどうかということについては、私は少し違うかなというふうに考えておりますので、その辺は町民の皆さん方へお知らせすることが必要であるという部分についてはお知らせしますし、またそうでない事案もございますので、そこら辺は時々の状況によって判断をしているところでございますので、ぜひそのあたりは御理解を賜りたいと存じます。

再質問 3番 佐川典子

その人その人の1日の動きを全部書けというようなことで質問させていただいているわけではございませんし、やはり上富良野町の町長ということで行動されている公務ですので、その辺に関しては、全部詳細にということではなくても、町民は、こういう動きをしているのかなということをぱっと見て、先ほども言いましたけれども、町長の部屋とかという、いろいろな自治体も書いてありますし、ぜひそれを参考にして、そういうことも考えていただけるものかどうかについて、もう一度伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきますが、議員も、行政をあずかる立場の私がどのように、行動パターンが幾つもあるというようなことは御理解いただいているというふうに私も思っておりますが、町民の皆さん方が、普段町長というのはどういうような活動をしているのか、どういうような仕事をしているのかというようなことについての公開は、これは進んでさせていただくことは結構でございますし、その手法等については事務方が工夫してくれると思いますので、お知らせすることは何もためらうわけではございませんので、御理解いただきたいと思います。

再質問 3番 佐川典子

では、インターネット上のホームページの中で、そういうようなことをぜひつくっていただきたいなというふうに思います。あともう一つ伺っておきたいのは、今回質問した― 60 ―内容がトップセールスということですので、トップセールスの標準点といいますか、何を基準にどういうような、基準というか、何を主体にこの町を売り込むべきではないかなというふうに考えているのか、そこら辺があれば、ぜひ伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。思いは、やはり町の活性化、あるいは町の福祉の向上、あるいは町の教育の向上、行政分野全体にわたるというふうに御理解いただきたいというふうに思います。

再質問 3番 佐川典子

今まで、いろいろな自治体の首長さんがトップセールスで発言しているのをテレビ等でも拝見させていただいております。鹿児島の元知事さんなんかは、鳥の肉をPRしておりましたり、ある程度知名度が上がるまでは、ポイントをつくっていったほうがいいのではないか。キャッチフレーズで呼び込み作戦というか、そういうようなことを考えていらっしゃる市長さんなんかもたくさんいらっしゃいます。上富良野は全部いいというふうにおっしゃるのは、全部わかるのですけれども、それはそれとして、売り込むときには、ある程度のポイントを絞られたほうが、外から見た目にもわかりやすいのではないかと。そして、その突破口として、それから知名度も上がった段階で、第2、第3としていろいろな行政全般に関するものを売り込んでいったほうが、外から見た感覚で申しますと、やはり入っていきづらいというのがありますよね。上富良野町の全部がすごいので来てくださいと言われても、それは誰も理解しないことですので、そこら辺のポイントをもう少し絞っていく考えと、先ほどの窓口をインターネット上でつくるということに関しまして、もう一回伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。行政のトップとしての行動、町外に対するアプローチの仕方、これらにつきましては、対象とするものに、あるいは対象とする事案によって、アプローチの仕方は当然変えていかなければなりませんし、総論的なことを申し上げますと、そういった町のPRに、まず目でお伝えするのが非常に効果的であろうということで、おととしDVDをつくらさせていただいたり、そういうようなことで、まず上富良野を知っていただくというような入り口を整理しております。それから、個々の目的、いろいろ先方と対話するのは、それぞれ目的を持って対話する場面が多いわけでございまして、時には、上富良野のロケーションを含めた立地を大いにPRする場面もあります。あるいは場面によっては、上富良野に住んでおられる方々の心、上富良野の風土、そういったものを強くアピールすることが効果的な場合もあるといったぐあいに、さまざまな事案の対象によって変わるものでございまして、一律に対応するということはなかなか効果が出づらいというふうに考えているところでございます。それからもう一つお尋ねありました、インターネットを通じてお知らせするというような部分については、どういう方法がいいのか、ちゅうちょするものはまず何もございませんので、どういったふうにお伝えできるかについては、少し検討させていただきたいというふうに思います。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

トップセールスについては、そこら辺もう少し町民が理解しやすいようなことで進めていただけるというふうにお答えいただきましたので、次に、ふるさと納税についての質問に参りたいと思います。お答えもいただいたのですけれども、まず、通告書をお渡した後に私が拝見したのは、町広報の第3回住民会長との懇談会というのが載っていたのですけれども、ふるさと納税に対しての質問に、「町は財源確保よりも人々の活動を応援できればと考ており、特産品PRの意味も含め、民間などでの返礼品取り扱いについては、商工会などに話している」というふうに町報に載っていたのですけれども、これは、この回答に間違いはないか、まず確認させていただきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

そのように発言をさせていただいております。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

それでは、今これを伺ったので、これは後でまたちょっと。4年前にもこの質問をさせていただいて、過去にもいろいろな答弁もいただきました。前は、特典として商工会の商品券を送り、町の特産品の中から納税者に選んでもらうような、そういうようなシステムをふるさと納税については考えてはどうかということと、それから2年後には、上富良野の地元産品を贈呈して増収につなげてはどうかということで質― 61 ―問いたしまして、贈呈することで知名度の向上や観光などのPRにもつながるのではないかということを質問させていただきました。この町は自衛隊さんがたくさんいるということで、第2のふるさとという人も多いので、ぜひをここを使って増収に何とかつなげるような施策をしてはどうかということで質問させていただいております。今総務省のほうでも、ふるさと納税はすごい人気が高まって、地方へ財源が移動している状況で、好評だ、国民に人気があるということで、内容も簡素化されて、確定申告をしなくても、特にサラリーマンの世帯なんかでは自治体間でやりとりをするので個人の確定申告はしなくてもいいとか、そういうような内容に変動してきております。本当に便利ということで、テレビや新聞、そして今雑誌も出ております。こういうような時代の流れを踏まえて、この間、上士幌にちょっと別な件で視察に行ってきましたけれども、上士幌町というのは、道内でトップクラスでして、15億円以上のふるさと納税が見込まれると、そういう情報をいただきました。子育て支援に10年間、それを使わせてもらうということで、無償でですよ、全部ただですよ。そういうような施策をしていたり、また老人施設を、みんなが無料で使えるようなものを建てたり、そういうような動きをしていると。経済活動もすごく活発になって、地元のお店が、返礼品も今までの工場ではつくれなくなるような、そういった自治体も今ふえてきていると。そういう状況を踏まえて、上富良野町で何も返礼品をしないということに対して、すごく不満を持っている町民が、私の知っている方や、向こうから声をかけてくれた人もいるのですけれども、上富で何もしないのだったら、そこが理解できないのであれば、ほかの町に納税することに決めたと、私に言ってきた人がいるのですよね。現実にそういう、上富は何もしていかないのかという町民の不安に対して、町長はどういうふうにお考えなのか、ちょっと伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員のふるさと納税についての御質問にお答えさせていただきます。いろいろ取り組みをしている自治体の事例も、私も承知はしております。必ずこの御質問をいただいたときに、私申し上げておりますけれども、ふるさと納税制度そのものについては、本町も取り組みをさせていただいている制度でございます。ただ、佐川議員の趣旨は、返礼品をというような趣旨かというふうに思います。これらについては、国内においても議論が、いい制度だと、あるいはこれは本来財源確保のために返礼品を送ることはなじむものではないという、これは賛否両論が現在もある実態でございます。私といたしましては、本来のふるさと納税、返礼品を伴わないふるさと納税の趣旨というものは、やはり絶対崩すべきでないというふうに思いますし、いろいろ民間の方々の調査、あるいはさまざまな調査等見ましても、純粋に自治体を応援するというより、むしろ返礼品が自分の思いに沿ったものかどうかということで判断されている方が非常に最近は多いという傾向も聞いておりまして、そういったものを通じて、財源が得られることによって行政サービスを向上させていくということも、それはそれぞれの自治体の考え方でございますから、それがいい悪いの論評はいたしませんが、ただ、私といたしましては、全てを否定するわけではありませんが、やはり町民の皆さん方の中にも本当に温かい御寄附を寄せていただいている事例もたくさんありますので、そういったこともしっかりと見きわめて、本来のあるべき姿を踏み外さないような中での工夫はされてもいいかなとは思いますが、何が何でも財源を得るために、とにかくよそに負けない仕組みをつくらなければならないのだということには、なかなか理解ができないところでございます。

再質問 3番 佐川典子

前回も、話がちょっと途絶えた部分があります。今も町長おっしゃったのですけれども、町内で寄附をしていただいている方との差を生じたくないのだというようなお答えをいただいているのですけれども、何回も言っているのですけれども、上富良野町で寄附している町内からの納税者は、これはふるさと納税に該当するのですか。ここが、もともとの根本がちょっとずれてきているのではないかなと思うのですよね。上富良野町に住んでいる人で上富良野町にふるさと応援ということで寄附しているのは、町立病院の入院患者さんだったり、ラベンダーハイツの入所者さんの家族だったり、社会福祉協議会にお世話になったということで、特に寄附をしている方が多いように見受けられます。ふるさと納税をした方に、2,000円以上の部分の控除をしているのですか。そこをちょっと聞きたいのです。

答弁 総務課長 石田昭彦(総務課長は2017年3月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えいたしますが、ふるさと納税制度は、寄付先を自由に国民が選べる、そういう制度であります― 62 ―ので、そこの町の自治体に住んでおられる町民なのか町外なのかということは関係ありませんで、町民の方が、現上富良野町民が上富良野町に御寄附をいただいた場合も同様に、税の控除が受けられる制度となっております。

再質問 3番 佐川典子

逆にそれでしたら、何の差別もなく、返礼品に至っても何の問題もないと思いますけれども。あと、以前に調べさせていただいたのですけれども、町外からの寄附者は、平成25年は6件で54万円でした。26年は、13件で171万円でした。その171万円のうちの100万円の納付者というのは、受注業者でしたよね。27年度の現在は14件でありますけれども、そのうちの1件は280万円の高額の納税者です。319万9,000円のうち280万円を引きますと、13件で39万9,000円ということになります。これで純粋な納税の形だというふうに、そこを重視したいというようなこともおっしゃっていましたけれども、町外からの高額の寄附者が、上富良野町で事業展開する業者だとか、上富良野町からの受注者を、これからも比重として考えていくのかどうか、そこを伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきますが、どこでどういう方々がどういう思いを持って町に思いを寄せていただくかということは、これはあらかじめ想定する必要もございませんし、尊い御意思をお受けするということでございますので、想定をもって申し上げることはできません。

再質問 3番 佐川典子

ちょっと質問を変えさせていただきますけれども、今までも、光ファイバーのときもそうでしたけれども、富良野の5市町村の中で、上富良野町が一番おくれている、何で早くしないのか、町民からもたくさん意見をいただいているものですから、私も二度も質問させていただいて、町がその後動いてくれたものですから、現在は本当に皆さんから喜ばれているという。今、富良野5市町村の中で、中富良野町もことし4月から返礼品を考えていると。北海道のほうも28年度から返礼品に乗り出すと、そういうふうな方針を打ち立てております。5市町村の中で、私は上富良野をぜひ負けないというか、最後になるような町にしたくないという思いが強くて、今までも一般質問もしてきましたし、できる限り他町村に劣らない町にしたいという、私なりの思いもあるものですから、嫌われ覚悟で、ここで何回も質問してまいりました。近隣、美瑛は5市町村には入りませんけれども、周りの市町村がみんなやっていることが、なぜ上富良野でできないのかというような町民が不安を持っているということに対しまして、町長はどういうふうに考えているのか、伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員のふるさと納税に関します御質問にお答えさせていただきます。同じお答えの繰り返しになる部分もあろうかと思いますが、まず、ふるさとに思いを寄せいていただく寄附という形での納税、これと返礼品、要するに言葉を変えて、私はこうあってほしいという思いを込めて申し上げますと、上富良野町のいろいろな特産品、あるいは上富良野ならではのものを対外的にPR、あるいは産業の振興に資するような、そういう仕組みとして現在のふるさと納税を活用していくということは工夫の余地があるかと思いますが、私は、ふるさと納税はあくまでも御寄附の行為だというふうに考えておりまして、まして、私の思いといたしましては、他と競い合うというような性格をそもそも有するものではないというふうに考えておりますので、町民の皆さん方の思いと私は思いが共有できれば、ふるさと納税制度に返礼品を絡めて、他よりすぐれているとか、他より早いとか遅いとかということで、これを判断する事案ではないというふうに受けとめているところでございます。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

何回もお答えいただいているのですけれども、私は町議会議員として活動させていただいておりますけれども、予算委員会も、決算委員会も、何のためにやっているのだろうと、議員必携にも書いてありますけれども、やはり最終的には、町民の利益に準ずるように行政もしていかなければならないというふうに考えていて、1円でも、10円でも、100円でも、1万円でも、町民の利益にかなえるようなことで動くための予算であり、決算であり、議員活動であるべきだというふうに思わざるを得ないというふうに判断しておりますして、町民が生活、活動していく上で、この町にいて納得できるような有効的なお金の使われ方という部分に関しまして、ぜひ自主財源をふやして、町民の方が利益をこうむるような方向に持っていくというのが、それは首長が判断していただいて、やるという町長の意気込み一つで、マイナスになるということはあり得ないと思うのです。― 63 ―納税してくださったら、もう絶対にそこの町にお金が入ってきますので、お金を納税してくださったら、気持ちをいただきながら、その気持ちと地元のPRも兼ねた産物を提供して、その気持ちに応えながら、そのお金の中から地元を商品をあるふるさと納税という店舗を利用して上富良野町の商品を売るのですよ。そうすることによって、また、たくさんの方がふるさと納税をしていただく。その上富良野町の体制をつくっていかないと、これは他町村にだんだんおくれていくのではないかというふうに、本当に危惧しているのですよね。だから、先ほども町報に載っているのが、それは間違いないということをおっしゃったのですから、ぜひ返礼品の内容も十分に検討されて、町民のために動くという根本であれば、みんなが理解していただけると思いますので、そこは町長の判断ではなくて、町民のための判断ということで、やるということを言っていただかないことには、前に進めないのですよね。私の知っている人には、負の発言をする人がいるのですよ、私の周りにも。議会の中にもいるような気がしますけれども。一度やらないと町長が言ったのに、やるというふうに言ったら、それはおかしいのではないかとか、人に言われてやるのかとか、そういうようなことを言う人がいるのですよ。それだとか、やらないと言ったのに、今回やるというのは選挙のためではないかとか、そういうような、私にしたら負の発言ですよ、そういうことを陰で言っている人がいるのですよ。私は、これはすごくだめだと思うのですよね。

再質問 3番 佐川典子

はい。こういうことを不安材料として周りの人が言うことに対しまして、やはりそれは町長として決断を強く持っていただいて、前に進むことが大事だと思うのですけれども、それについて伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。行政運営を行っていく上で、その時々の客観情勢、あるいは私なりの思い、そういったものを総合的に判断して行政運営というものを進めていく責務を負っているというふうに思いますので、その時々の状況を総合的に私なりに判断して、そして町民の皆さん方に御理解なり、お示しをしていくということは、これからも変わりないところでございます。以上でございます。

再質問 3番 佐川典子

28年2月17日に、財務行政懇談会というのがありまして、財務省の方からかみんで講話をいただいたのですけれども、町長が公務でお忙しくて帰られた後に、私もちょっといろいろな用事がありまして少し入れ違いになったのですけれども、その後、財務省の方が、地方自治体の財源不足の解消のために、施策としてふるさと納税ができているのであるから、ふるさと納税の要するに返礼品をどんどん利用して、そして自主財源をふやすようなことで頑張ってもらいたいと、そういうようなことを言われたのですけれども、それは、町長は回って耳に入っているかどうか、それを伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

佐川議員の御質問にお答えさせていただきます。財務局の方がどういうふうに御発言されたかについては、承知していないところでございます。

再質問 3番 佐川典子

いろいろ話して、個人的な見解もあったかと思いますけれども、そうではなくて、町長は上富良野町民の代表者ですので、ぜひ早急に商工会なり連携をとって、前に進めていただけると、ここにも書いてありますし、まだまだ私は活路がたくさんあると思うのですよね。他町村が先にやったからといって、上富良野に思いを寄せる人がいなくなるということではございませんので、ぜひ、まだまだたくさん上富良野町を思ってくださる方をふやす。そして喜んでいただく。そして地元の経済も活性化する。地元の産物も、こよなく愛する人の気持ちも含めて全国的に配信することができると、そういうような活性につなげるためのふるさと納税の返礼品についての町長の前向きな発言を、もう一回伺いたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

3番佐川議員のふるさと納税についての御質問にお答えさせていただきますが、寄附を通じました納税という形での御寄附、一方では、上富良野町の振興の発展につながるような仕組みとしてのふるさと納税、これは少し切り分けて判断して、そしてそれをうまく融合させるような仕組みづくりということを研究する必要も私は認めておりますので、どういうような仕組みづくりができるかということは、これは町が旗を振ってするというよりも、むしろ、そういった民間の方々も同じ立ち位置で、お互いに知恵を絞り合うことがまずスタートラインだというふうに考えておりますので、― 64 ―御理解を賜りたいと存じます。

再質問 3番 佐川典子

最後に、前回も発言させていただいておりますけれども、この町から他町村にふるさと納税の申告をして、要するに、ほかの町に納税をされた方の26年度の申告者数、そして申告額を伺いたいと思います。

答弁 町民生活課長 鈴木真弓(町民生活課長は2018年3月まで)

3番佐川議員の御質問にお答えいたします。平成26年度上富良野町民が他の団体等へ寄附した金額は、106万3,000円と申告になっております。件数につきましては、47件ということで把握させていただいております。以上です。

再質問 3番 佐川典子

今言っておきますけれども、何とか食いとめるというか、検討をふやしていただきたいなというふうに思います。次に、がん教育の推進についての質問に移らせていただきたいと思います。教育長のほうからお答えをいただきました。本当に重要に考えているということですし、私、さきに通告いたしましたとおりですので、教育の場でも命を守るということに関しましても、学習指導要綱にのっとるというのは、それは当然のことですけれども、上富良野町は健康づくり推進の町ですし、そこら辺も含めて、そういった内容の濃いものにしていくために、今後まだ時間もございますので、保健福祉課等町の全体として、いろいろな意味で連携をとりながら進めていただきたいなと思うのですけれども、これについて伺いたいと思います。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番佐川議員のがん教育に対する御質問にお答えをしたいと思います。先ほどもお話ししたとおり、繰り返しになる部分もありますけれども、まず学習指導要領において、保健体育の単位数も当然決まっております。その中でできること、一番効果のあるやり方というのが、今国から示されるようであります。それに基づいて、しっかりとがん教育に対して対応をしていきたいなというふうに考えております。健康づくり推進の町という部分のお話でありますけれども、がん教育にかかわらず、健康教育全体の中で取り組んでいかなければならないものだというふうに考えております。教育委員会が主体的にやっておりませんけれども、うちの町独自でかみふっ子健診というものをやっております。これは極めて独自性の強い事業と思っております。この中で健診もやりますし、健診のやった結果をお子さんと保護者に説明をして、改善する部分も含めて支援している事業があります。学校の枠内でやると単位というものが決まっておりますので、なかなか難しいですけれども、その枠から外れた中で、町の事業としてやることで、よりその効果が上がるものというふうに考えております。これがうちの町の独自性のものかなというふうに考えておりますので、今も連携を図っておりますけれども、さらに他の課とも連携をしながら、健康教育を進めていきたいなというふうに考えております。以上です。

再質問 3番 佐川典子

郷土の学習資料についての再質問をさせていただきますが、前回の副読本の内容と比べて、すごく前進的な、「らべとん」とも含めて町の売り込みも入りながら、PRもしながら、そういった副読本を、地域性豊かなものをつくっていただけるのかなというふうに、今後拝見させていただくことになると思いますが、やはり副読本ですので、学習資料、社会科というのが3、4年生に現在はないことですので、郷土を愛する子どもたちを育てるという公平な観点から、ぜひ授業で必ず採用していただけるということで、そこに関してのお答えをいただきたいと思います。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

3番佐川議員の社会科副読本に関する御質問にお答えしたいと思います。質問的には、社会科の教科においてしっかりと使われるようにというようなお話しかと思いますけれども、社会科の副読本につきましては、当然現状でもしっかりと使用されておりますし、今後においても学校において副読本として活用を図られまして、子どもたちにより、ふるさとを知ってもらうと。そしてなおかつ、他の教科も含めて、ふるさとを愛する気持ちを子どもたちにそれぞれ育んでいきたいというふうに考えているところであります。以上です。

出典:上富良野町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる