みんなの議会

上富良野町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日

(1)TPP参加について/(2)農業後継者の支援について/(3)観光行政について/(4)福祉行政について/(5)地域の元気臨時交付金の活用について/(6)教育行政について

2013年3月13日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「TPP参加について」「農業後継者の支援について」「観光行政について」「福祉行政について」「地域の元気臨時交付金の活用について」「教育行政について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 服部久和が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 服部久和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 4番 米沢義英

私は、次の項目について町長及び教育長に質問いたします。まず第1点目にはTPP問題についてであります。安倍内閣は、アメリカとの環太平洋連携協定に関する共同声明を発表し、交渉参加へ動き出しました。また同時に、きょうの報道ではあさってまでに参加を表明するという方針も打ち出したようであります。しかし、安倍内閣はさきの選挙でTPP参加は絶対反対だと言いながら、その公約を破るという事態になりました。絶対、許されるものではありません。また、最近、北海道新聞の報道でも、このTPP参加絶対阻止を声に、十勝管内音更町では4,300人が参加し、商工業者や行政、消費者団体などなどあらゆる階層の人たちが反対の意思表示をするという大集会にもなりました。また、11日には札幌集会も行われ1,400人がTPP反対、また決議を上げるという事態になっています。これは単に、農業者だけの問題ではなく、医療、知的財産や金融、工業や公共事業などなど、大幅な産業に被害が出るということが明らかになり、多くの団体が立場を超えて反対するという事態になっているのではないでしょうか。しかし、安倍内閣はこの声に一向に耳を傾けようとはしません。このTPP参加というのは、非常に恐ろしい内容であります。例えば、参加する前提条件としてアメリカの基準に合わさなければならないということが求められます。また同時に、例外品目は関税撤廃を基本としているという状況であり、特例は一切認めないというのがこの交渉の中身であるということは明らかです。そしてまた同時に、これが仮に通るとするならばどうなるでしょう。この日本の基幹産業の農業、上富良野町や富良野圏域の農業が壊滅的な打撃をこうむることは明らかです。例えば、農水省の試算でも生産量で米は90%減少する、小麦はわずか数%しか残らない、ほぼ壊滅状態、牛肉は33%、てん菜、乳牛製品などは全壊するというまで言われているというのが実態であります。このことを考えれば、後継者どころではなく、地域の産業や地域の町がなくなってしまうという事態にも遭遇しかねないという状況であります。富良野農協の試算では米、麦、ビートの主要3品目だけでも、その被害総額が64億円に上ると発表しています。そういう意味では、TPP参加を絶対阻止して地域の産業や関連産業、地域の町を守るということは何よりも大切になってきているのではないでしょうか。そこで町長にお伺いいたしますが、安倍内閣が打ち出したTPP参加表明に対して、どのように思われていますか。また同時に今後とも町長はTPP参加阻止の反対の意思表示をされるのか伺います。二つ目には、TPP参加に反対するのであれば、反対集会を町としても企画し、開催すべきだと思いますが、この点について答弁を求めます。次に、農業後継者支援について伺います。農業後継者が結婚してもすぐ家族と同居するのではなく、一時的に賃貸住宅で暮らすという場合もあります。別居を奨励するわけではありませんが、間近に見ている私にとっては、まさに農業をしながら家族を守りながら、一体として経営も行うということが今、普通になりつつあるというのが実態であります。― 91 ―そういう意味では、一時でありますが家賃の補助制度を行うなど、後継者対策の一環としても実施すべきだと思いますが、この点について答弁を求めます。次に、観光行政について伺います。今、ことしから新年度より観光振興計画に基づく観光産業の再生の取り組みが始まろうとしています。観光客の方が町へ来ても地元の特産品など購入できる場所が見当たらないという声を耳にすることがあります。また、観光振興計画をつくるときのアンケートにもそのようなことが回答として上って明記されています。そういう意味では、今、観光マップの作成などとあわせて、同時に他の町でも行っているように地元の特産品を購入できるような場所を確保するということ、見晴台はありますが、あれでは十分と言えません。町としても、今後の対策として検討すべきだと思いますが、この点について町長の答弁を求めます。次に、福祉行政についてお伺いいたします。上富良野町においては、認知高齢者の方がふえる傾向にあります。平成24年度では451人、平成18年度の349人に比べて102人ふえるという状況が見受けられます。新年度からは、社会福祉協議会により、小規模多機能型居宅介護施設が建設、開設される予定でありますが、それで十分というものではありません。介護施設を利用したいと願う人々からすれば、町の介護施設ではまだまだ十分と言えないというのが状況であります。そうなれば当然、他の自治体の施設に入所せざるを得ないという実態が明らかになっています。現在、町には9床のグループホームしかありませんが、今後のことを考えれば介護経過にもあるように、早急にグループホームの増床、あるいは支援施設が必要だと考えますが、この点について答弁を求めます。次に、地域元気臨時交付金の活用についてお伺いします。政府は、地域経済の活性化及び雇用の創出を図ることを目的にし、事業に対する新たな事業に対する財政措置をするということを発表しました。借り入れをして事業をする場合には、元利償還金返済に対して一定の交付税措置がされるというものであります。今、多くの自治体ではこれを活用して、住民の暮らしに切実なものに対して財政運用を行うなどの実施計画を立てつつありますし、またもう既に計画を立ているものに対しての財政措置が行われ、上富良野町においては上富良野小学校がその対象になりました。そういう意味では、この財源を活用して事業計画をするということが必要だと考えておりますが、町として今後どのような事業計画を進めようとしているのか、この点についてお伺いいたします。次に、お伺いしたいのは、教育行政についてお伺いいたします。東中中学校が平成26年3月で閉校になります。閉校後の活用について伺います。以前からも多くの住民から合宿する場所がない、あるいは合宿する施設や体験型の施設の設置を求める声、また同時に将来、農業者を目指したいという農業実習生を受け入れる施設としての活用の要望なども多数出されておりますが、今後、どのように対処されるのか教育長にお伺いいたします。二つ目には、上富良野高校の生徒の確保という形で、ことしから新年度から通学補助の見直しがされようとしています。あわせて私は、食育の立場からも、子供たちが朝、食事を抜いて登校するという生徒も見受けられます。基本は、家庭での食事ではありますが、そういう意味では給食を提供するなど、具体的な対策も必要かというふうに思いますが、以上の5点について答弁を求めます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず1項目めのTPPに関する2点の御質問にお答えさせていただきます。まず1点目の安倍内閣がTPPに参加を表明したことに対してですが、去る2月23日に行われました日米首脳会談後、安倍首相はTPPでは聖域なき関税撤廃は前提でないことが明確になったとして、なるべく早い段階で決断したい旨を表明されました。しかしながら、聖域なき関税撤廃が前提でないとしても、どの品目が関税撤廃の対象から除外されるのか、特に農林、漁業に大きな影響が懸念される中、具体的な情報もなく、いまだに国民的議論を行う状況になっていないことから、私といたしましても極めて遺憾に思うところであります。とりわけ、農業は基幹産業である北海道、さらに上富良野町であり、TPP交渉への参加につきましては、断固として反対でございます。2点目のTPP参加の反対集会を町として企画すべきではとの御質問についてでございますが、町が主催しての反対集会を企画する予定はございませんが、町と共通の思いを持つ団体等から共催や協力の依頼があった場合には、ともに行動してまいりたい― 92 ―と考えております。次に、2項目めの農業後継者支援策に関する御質問にお答えいたします。農業後継者に限らず、結婚をして住居を決める際には親と同居し、同一世帯として生活する方、同じ家で二世帯住宅として生活する方、親と同居せず、別に居を構える方など、一時的、恒久的を問わず、これらは個々の事情によりさまざまな選択肢があるものと認識しております。こうした状況の中で、農業の後継者や担い手に対しては別途支援制度を設けておりますことから、議員御質問の賃貸住宅やアパートで生活をする方を対象とする家賃の補助制度については考えておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3項目めの観光行政に関する御質問にお答えいたします。行政報告でも申し上げましたとおり、本町観光行政の指針となります上富良野町観光振興計画を昨年の12月28日に策定いたしました。今後は、この計画を本町の観光を推進する原動力として町民皆様との協働により、さまざまな事業を展開しながら、観光地域づくりを進め、地域の活性化につながるよう努めてまいります。議員御質問の地元特産品の販売促進についてでありますが、観光振興計画策定時に行ったアンケート調査において、地元のシンボルとなる特産品が乏しいという回答を得ているところでもありますことから、まずは上富良野町の知名度アップにつながる特産品や食メニューの開発に力を注いでまいりたいと考えております。また、特産品購入の店舗開設につきましては、商業者や観光業者のお力を大いに期待するところであり、町といたしましては今年度、地元特産品を取り扱う店舗などを掲載した上富良野タウンガイドを作成し、見晴台公園など観光案内所等で配付するなど、情報発信に努めることで、商店街や観光施設の活性化につなげてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めの認知症共同生活介護事業所、いわゆるグループホームの整備についての御質問にお答えいたします。議員御発言のとおり、認知症高齢者については、その予防のため介護予防事業に取り組んできておりますが、後期高齢の75歳を契機に脳の老化が進んで、その割合が加齢とともに増加する傾向にあることから、その必要性を認識しているところであります。このようなことから、第5期介護保険事業計画において、新たにワンユニット9床の整備を位置づけているところであり、今後においては第5期介護保険事業計画最終年の平成26年度までに整備されるよう、民間事業者に対しまして、町の計画についての情報提供を行うとともに、公募等の検討も行い、早期整備に向けて取り進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、5項目めの元気交付金に関する御質問にお答えいたします。議員も御承知のとおり、国におきましては長引く経済低迷からの脱却を図るため、日本経済再生に向けた緊急経済対策として地域の公共事業を積極的に実施する内容の補正予算が成立いたしました。その内容は、地方の資金調達に配慮し、緊急経済対策の迅速かつ円滑な実施ができるよう、今回限りの特別の措置として地方公共団体追加公共工事の地方負担総額の8割に相当する額を地域の元気臨時交付金として交付される内容となっております。本町におきましては、上富良野小学校改築工事がその対象事業となることが見込まれることから、さきの議会において関連予算の補正の議決をいただいたところであります。これら、小学校改築工事等に関連する地域の元気臨時交付金の交付額はおおむね2億円程度と試算をしているところであります。御質問の交付金についてでありますが、本制度の目的や本町の当面する課題等を十分、精査するとともに、将来へつけを回さない財政運営も重要な要素であることから、その活用につきましてはさまざまな選択肢を想定し、方針を定める現在、準備作業を進めているところであります。このようなことから、取り組み内容をまとめ次第、具体的事業をお示しし、議会の皆様とも協議をさせていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

4番米沢議員の6項目め、教育行政に関する2点の御質問にお答えいたします。1点目の東中中学校の廃校後の活用でありますが、平成26年3月をもって67年の歴史に幕を閉じ、残念でありますが閉校することになりました。閉校に至る経過につきましては、議員も御承知のこととは思いますが、昨年3月に行われました東中住民会総会において、保護者の意向を尊重した中で最終的に閉校が決定されたところであります。閉校が決定した以降におきましては、跡地利用について東中住民会の意見の取りまとめを依頼していたところ、地区の班長会議などを通じ、意見集約が行われた結果、本年2月、東中住民会から農作業の― 93 ―人材確保のための宿泊施設に活用できないか検討をお願いしたいとの御意見をいただいたところであります。教育委員会といたしましては、貴重な御意見と受けとめ、農業を基盤とする町でありますので、今後は内部の関係部署で検討を図り、一定の方向性を見出した中で地元関係機関を含め、協議を進めてまいりますので御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の上富良野高校の振興策につきましては、教育執行方針でも述べさせていただきましたとおり、新年度から新たに通学交通費や下宿代、就学支援金の助成を行うとともに、継続して資格取得検定の補助や入学準備金など、保護者の経済的負担の軽減策を図るための支援などを進める予定であります。御質問のありました学校給食の提供につきましては、道内における道立高校での実施例も大変、少ない状況でありますので、上富良野高校に対します新たな支援につきましては、上富良野高等学校教育振興会などの御意見をいただくなど、研究、検討を行いたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 米沢義英

TPPについてお伺いいたします。答弁の中には聖域なき関税撤廃が前提ではないという形になっておりますが、これは全く逆で全て関税を撤廃するということが交渉の前提になっているわけです。それで各団体や立場を超えて、医療や金融も含めて、知的財産も含めて大騒ぎになっているというのが実態だということをよく理解していただきたいと思います。これは一地方の論ずる問題ではないというふうに思いますが、これは上富良野町にとっても大きな問題になります。これは、平成23年度のふらの農協の影響はどうなるかという試算でも、作付面積が8,453ヘクタール失われるという試算が出ております。これを上富良野町に置きかえるとどうなるかという形なのですが、2,792ヘクタールの農地が喪失してしまうという形になります。販売額は水稲、麦、てん菜、あるいは畜産関係を入れますと23年度実績で、これは農協のいただいた資料なのですが、27億円の被害が出ますから、当然、この上富良野町にお金が回らなくなる、落ちなくなる、それと景気が悪くなるということが当然、浮かび上がってくる。また同時に輪作体系がかわりますから、当然、偏りができて、農作物の被害が病気がついたり、害虫がついたりだとか、こういうことが考えられます。そうしますと、あらわれた数字以上のものが、この上富良野町や日本、北海道でもやはり大きな影響が出るということは明らかであります。そういう意味で私は、今回のTPPというのは地域の町をやはり崩壊させる、これぐらいの恐ろしい打撃を与える非情な交渉の内容だということを町長にぜひ理解していただきたいというふうに思っております。そこでお伺いしたいのは、町長は反対だと言っておりますから、また同時に反対のやはり集会を開くべきだという質問に対して、共催や協力の依頼があった場合には行動しますという消極的な態度をとっておられる。私は、町長みずからが地域の人たちに呼びかけて、やはりこの富良野圏域、あるいは上富良野町でも反対集会やりましょうという言葉が出て、私は農家の人がほっとするのだと思いますが、これは余りにも消極的な答弁だというふうに思いますが、町長は今、私が述べたことについてどのようにお考えなのか、この点についてお伺いしておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番米沢議員のTPPに関します御質問にお答えさせていただきます。TPPが進むことによる懸念は議員がるるお話いただいたことと共有できるかというふうに思っております。とりわけ、北海道につきましてはその受ける打撃は半端なものでないと。試し算でございますけれども、北海道としては2兆円を超える影響があるだろうというような試算も一方ではされているところでございます。そういう中で、このTPPに対する基本の基本的な私の臨み方としては、これはもう断固反対以外の何者でもございません。では、具体的に議員から御質問にありますように、上富良野町が旗を振って反対を主張するべきではないかというお尋ねかと思いますけれども、既に町もかかわっております上川総合開発期成会等がもう既に、これは町もその構成員の一つでございますので、町としてのと申しましょうか、意志というものはそういった形で、あるいは町内においても思いを共有する団体、組織等が意義を共有して行動を起こすことが適当だろうというふうに考えておりまして、町が後先は別として、町が企画をして主催をして集会等を開くというような手法を今、想定してい― 94 ―るものではございません。

質問 4番 米沢義英

押し問答する気はありませんが、私はそれだけの決意があっても、私は本当にいいのだというふうに思っていたので、こういう答弁は非常に私自身がっかりしております。農業者の町長がこういうことで本当にいいのかと、確かに首長としてのいろいろ体面だとかありますが、私は体面を超えてやはり農業者を守らなければならないという、この立場からもTPP反対をやはり唱えるべきだというふうに思いますが、もう一度この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、繰り返しになりますけれどもTPPの交渉は進むことについては、いかなる説明を受けようと現段階でそれについて理解をする気持ちは持っておりませんし、断固反対を貫いていくことは私のスタンスでございます。その立場でこれからも臨んでまいりたいというふうに考えます。

質問 4番 米沢義英

ある農家の方は、これはてん菜、ビートをつくっている農家の方なのですが、もうこうなったらてん菜、ビートは太刀打ちできないということを言っておられました。この間、肥料等も上がってきていると、また養豚や牛を飼っておられる方についてはもう畜産も本当に先行きわからないという、そういう声が上富良野町の中でも聞こえるという実態になっているわけです。私は、そういう意味ではきちっとした働きかけを今後ともやられるかどうかということを、集会、確かにあさってぐらいの発表になりますが間に合うか間に合わないかという状態もありますが、もう一度確認いたしますが、働きかけはしますか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、先ほどからお答えさせていただいておりますように、思いを共有する人たちの考えを一つにしてとる行動が私は私たちのスタンスだというふうに理解しておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 4番 米沢義英

これは平成23年の11月18日の北海道新聞なのですが、当時の農協のセンター長の方がこんなことを言っておられます。農家がビートをつくれなくなると輪作が崩れてしまうと、製造も工場も閉鎖に追い込まれるというような話もしております。この富良野圏域の農協というのは、やはり地域の主要産品がやはり生産資力で、これが崩れると地域の崩壊につながるということも話としてうかがわれております。そういう意味では、引き続き町長はこういう問題に対してみずからの意思表示としてTPP反対をぜひ今後とも貫いていってほしいというふうに思います。次に、観光行政についてお伺いいたします。町長は、特産品の答弁の中にメニューの開発に力を注ぎたいということを訴えております。また同時にタウンガイドなどをつくって、そういったものを主力にして一歩一歩前へ進めたいということでありますが、特産品のメニューの開発、それでは何に力を入れるのかというところがよく具体的に出てきておりません。私はこういうものも仮に開発したとしても、やはりきちっとそれを展示して販売できるようなやはり場所がなければ生きてこないのかなというふうに思います。確かに、今、上富良野町でも各商業者の方や関連する業者の方が頑張っておられます。おられますけれども、さらにやはりきちっとした上富良野町の名前を売れる場所をきっちりつくって、やはり道の駅にするかどうかは別としても、そういう施設のやはり核となるところがどうしても必要だというふうに思いますが、この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の観光行政におきます特産品等に関する御質問にお答えさせていただきますが、まず特産品の開発、あるいは申し上げましたように食のメニューの開発等につきましては、これは町が特産品をつくっているというようなことは到底、そういう立場をとるべきではないと思っていますし、民間の方々がそういう力を発揮していただくことが当然の姿だろうと思います。それで、そういったものを種々開発したり、あるいは生み出したものをどのようにそれを観光開発、あるいは商行為に結びつけていくかということに対しましては、そういう情報の提供、あるいはサンプル、要するにアンテナショップのような、そういったものはある程度、法的な力を持って支えることはあり得るのかなというふうに思っております。しかし、実際そういった特産品等を営業行為として行っていくのは、これはやはり民間の皆さん方のお力に委ね、そしてそれによって活性化を図っていくことが私はあるべき姿だと思っております。先進的な観光との先進地等におきましても、やは― 95 ―り個人の個々人の観光業者、あるいは商業者等の皆さん方が、そういった特産品、お土産品も含めまして、積極的に販売活動しているのが、それが現実の姿であるし、それが望ましいというふうに考えているところでございます。以上です。

質問 4番 米沢義英

私、何も場所の提供をしなさいと、それだけでもいいではないかということなのです。今、町が言っているように、そのアウトソーシングという形で見晴台にしていますが、やはりそういう形の手法もとれるわけですから、やはりよく工夫して考えて、やはり町を売り出す仕組みをつくっていかないとだめなのだというふうに思っているので、いつも町長はそこへ来るとトーンが下がって、もう後ろに下がるというような答弁を繰り返しているというようなこの間の実態だと私は思っています。そういう意見では、こういったものも含めて十分、今後検討すべきだというふうに思いますが、検討されるかどうかお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。町の事業として、そういう物販を、あるいは特産品と申しましょうか、そういったものを販売したり、提供したりするようなものを町の事業として取り組むことは適当ではないというふうに理解をしております。

質問 4番 米沢義英

なかなか理解されていないのか、私の言い方も悪いのだと思います。そこら辺は町長もう1回、上富良野振興計画を読み直していただいて、何があそこに述べられているのかということをもう一度読み直していただきたいというふうに思っております。次に、福祉行政についてお伺いいたします。今、上富良野町にはグループホームというところが9床しかベット数がありません。実際の上富良野町で将来の推計でも30数名の方がこの施設を利用するのではないかというような推計表が介護計画の中にもうたわれております。近年、介護の認知高齢者の方がふえて高齢になればなるほど、そのやはり若いときからも含めてなのですが、やはり認知症に陥る方がふえるという状況が介護計画の中にも書かれておりますし、21の福祉健康づくりの計画の中にも書かれております。そういう意味では、平成26年度までに整備をしたいということで、位置づけられておりますが、そこでお伺いしたいのはこの間、これに対して一定部分、情報の発信もしているところもあるのだというふうに思いますが、何らかの形で町に対して将来、町がそういう用意があるのであれば、グループホームを設置したいという、そういうような法人が出てきているのかどうなのか、この点、お伺いしておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の福祉施設についてのグループホームについての御質問にお答えさせていただきますが、複数の私、聞いております限りは、そういった問い合わせ等は今までにも数事業者から問い合わせがあるという実態にございます。

質問 4番 米沢義英

やはり、今後のことを考えれば、早急にそういう事業者ともコンタクトをとりながら、きちっとした介護計画に位置づけられたグループホームの設置が早急にやはり整備されることがこういう認知高齢者の方の介護の負担、あるいは家族の介護の負担の軽減につながるものだというふうに考えておりますので、ぜひその方向で進めていただきたいと、町ではこういう事業に対しては手を出さないという方針でありますから、行革の方針にのっとって進められております。それならばやはり、民間の事業者が積極的に手を挙げるのであれば、積極的に町もやはりそれにこうした中でのグループホームの設置を進めるべきだというふうに思いますので、この点、もう一度確認しておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

4番米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、冒頭のお答えでも述べさせていただいておりますが、第5期の最終年度の26年度になりますけれども、それまでに整備したいということはもう町の方針として押さえておりますので、その実現に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。

質問 4番 米沢義英

全体の介護計画の中では、いろいろと施設整備ができたから、それで終わりという状況ではありません。訪問居宅介護のあり方の問題だとか、いろいろな課題が投げかけられております。そういう課題も含めて、結局、介護の質を上げない限りは、こういう介護の手厚い介護というのはほど遠い方向に進むのではないかなというのが私の印象であります。次にお伺いしたいのは、元気臨時交付金の活用であります。― 96 ―町の読み取る範囲では、積極的に財政のことがあって活用しないのではないかなというふうに思っております。今後、行政として議会に対してこの活用する項目等については今、準備進めているということでありますので、これはもう4月時点において一定の事業計画を示してほしいという計画が道だとか、国から出てきていると思いますので、この点、間に合うのですか、大まかな内容等がもう既に恐らく決まっていなければならないというふうに思いますが、その何点かでも決まっている項目等があればお知らせ願いたいとふうに思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の元気交付金に対します御質問にお答えさせていただきますが、どこの部分をやはり読み取っていただいているのか、取り組まないというふうに理解しているというお話をされておりましたけれども、私はちょっと理解できませんが、取り組もうとしているところでございます。

質問 4番 米沢義英

積極的に取り組まないのではないかなという私は印象を受けました。というのは、将来の財政運用のつけを残したくないという項目が入っているのですよ、ここに。そうすると、そういうことも頭の中に、脳裏の中に浮かんだものですから、やはりこういうお金を使って、例えばいろいろな余剰金も当然、生まれてきます。本来、使うべきものは交付されますから、幾ばくかのお金が余りますよね、余ると言ったら失礼ですけれども、財政は健全財政ではないというのが前提でした。例えば、そういうお金を使いながら、また元気交付金を使いながら富原球場の横のトイレの改修にそういうお金を、余剰金を使うだとか、いろいろな手法が見えてくるのです。そういうものをやはり住民の切実な要求にお金をきっちり使うということを前提とした実施計画を出てくるということを信じるしか、今、この段階ではありませんので、疑う余地ありませんが、そういう方向で検討しているということで確認してよろしいですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問にお答えさせていただきますが、ここにも答弁でも申し上げておりますけれども、今さまざまな選択肢を想定して検討を進めていると、準備を進めているということを申し述べたつもりでございます。しかし、今、目先にそういう原資があるから思いつくまま何でもやればいいというような、そういう財政規律を乱すような、将来につけを残すようなことは絶対あってはならないということを申し上げているわけでございまして、しっかりとこれを有効に活用する準備は現在、具体的な事業名は今、きょうここで申し上げる状況ではございませんけれども、その取り組みを前提にした作業は進めているということは申し上げておきたいと思います。

質問 4番 米沢義英

ぜひ、そういった住民とのかかわりの中で早急に急がなければならないもの、そういうものに対して財源が充てられるというような要素がある事業であれば、積極的に私は活用すべきだというふうに考えております。次にお伺いしたいのは、教育行政の中で東中中学校の廃校後の問題であります。ここでは確かに地域の住民会からの要望等において、農業作業の実習作業の宿泊施設を検討していただきたいということで、十分、検討するということで協議も進めたいということでありますが、そこの中に入っているのかもわかりませんが、合宿等だとか、そういったところにやはり使えるような施設の活用もあわせて検討されるというふうに受けとめてよろしいですか。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

4番米沢議員の御質問にお答えしたいと思います。今、先ほども答弁させていただきましたけれども、東中住民会から出ている項目では、そういう項目はございません。ただ、東中中学校の面積等を考えたときに、どれぐらいのここの宿泊する部分に使うのだとか、今後において建物全体の面積を踏まえた中で、いろいろな可能性も探っていく中で合宿の部分も出てくるかもしれませんし、そういう部分で今の段階では意見を受けたという段階でして、検討はこれから進んでいるというふうに御理解をいただきたいと思います。

質問 4番 米沢義英

ぜひ、そういうものも含めてより多くの住民の意見を聞きながら、そういった施設の活用を、また活用するということになればいろいろな課題も出てくるかと思いますが、検討の中に加えていただきたいというふうに考えております。次に、給食の問題でありますが、確かに実施しているところは少ないというふうに思います。少ないからやらないのではなくて、やはり子供たちのこの食育の問題も含めて、やはり考えたときに、やはり安定的にそこで食べれるというような給食であっても私はいいのではないかというふうに思います。― 97 ―そういう意味では少ないからやらないではなくて、やはりきっちりとしたその方向性も考えながら研究、検討を行いますという答弁でありますが、どこまで研究、検討されるのか、いろいろな解釈もありますけれども、その点、検討していただけるかどうか、もう一度確認しておきたいと思います。

答弁 教育長 服部久和(教育長は2022年3月まで)

4番米沢議員の高等学校の給食についての御質問にお答えしたいしと思います。まず、道立高校でありますので一番に高校の管理運営事項、ここの部分、希望がなければ一切手も足も出ないということをまず御理解いただきたいと思います。その中で、理解が得られる、PTAもそういう意向であると、順番に協議を進めていく中で、そういう部分も含めまして研究をしてまいりたいと、それが大前提でその後、検討に入ってとくるのような形になるのかなと思います。決して、一切しないということでこの文書をまとめているわけではございませんので、御理解をいただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日 議事録 PDF(102ページ) 間違いを知らせる