上富良野町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月15日
住宅のバリアフリー化に対する町の支援を
2011年3月15日、上富良野町議会の一般質問で、渡部洋己議員が「住宅のバリアフリー化に対する町の支援を」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。
- 質問者
- 渡部洋己 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 11番 渡部洋己
私からも、このたびの東日本大震災では、日がたつにつれ被害の大きさに驚きを感じているところでございますが、被災された― 123 ―方々に対しまして、心より御見舞いを申し上げたいと思います。私は、さきに通告してあります1項目、住宅のバリアフリー化に対する町の支援をということで、町長に質問いたしたいと思います。このバリアフリーについては、以前、私も少し調査をさせていただきまして、介護保険制度の中の住宅の改修、これに助成があって、20万円が限度ということで、これに対しては、大きく改修した場合に少し足りないなという気もして、私としても、町に対して少し何とかならないのかなという感じをしていたのですけれども、たまたま今回、新たな対策として環境対策促進事業、これが今年度から3年間ということで取り組んで、その中で住宅改修、その中でもバリアフリーの改修ということも載っておりますので、私のほうからそのことで少し質問させていただきたいなと思います。近年、高齢化が進むとともに、介護を必要とする障がい者や高齢者が増加し、居宅介護者もふえ続けているのが実態であります。一般住宅をバリアフリー化すると多額の費用がかかりますし、介護保険制度の居宅介護住宅改修の支援を受けても、最高20万円が限度とあり、一部の改修費にしかならないことから、町としても上乗せして支援をしてはということで、町長にお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の御質問にお答えさせていただきます。住宅のバリアフリー化に対する町の支援についての御質問にお答えさせていただきます。本町におきましても高齢者人口が増加しており、今年度は65歳以上高齢者人口は2,991人、高齢化率25.3%でありますが、14年後の2025年には3,700人を上回り、高齢化率は37%台に達すると推計しております。また、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が急増していくことが見込まれております。同時に進行する高齢者を支える年齢層の現象と相まって、日常生活において高齢者がいつまでも住みなれた地域で安心して暮らしていくため、自立支援は重要な施策であると認識しております。現在、介護保険制度には、介護が必要となった高齢者が在宅で暮らすことができるよう、対象者の現状の状態に応じて住宅改修に必要な費用を給付する制度があり、介護支援専門員によるアセスメントを加えた上で、その在宅生活の中で支障を来している部分を改善するために必要な手すりの取りつけや段差解消などの改修を行っております。そのことから、要介護者に対しての一定の住宅改修は補われているものと理解しております。しかし、今後の高齢者の推移を考慮したとき、先駆けてバリアフリー化を進めることは重要であり、町では、平成23年度から独自施策として新たに開始する住宅リフォーム助成制度の中に、加齢に伴う運動機能の低下に対応して、住宅内の段差の解消、手すりの設置や廊下の拡幅などの生活動作を補助するバリアフリー化を進めるために、必要費用の一部を3年間助成する制度の実施を新年度予算に計上いたしております。この事業実施により、高齢者が安心して暮らすことのできる住まい確保のために一助を担うものと考えております。今後において、上乗せを含めたさらなる住宅改修に対する支援については、在宅生活を支援する観点からも、その必要性や効果を十分に推しはかりまして充実させてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 11番 渡部洋己
今、町長の答弁を聞きますと、将来的に高齢化がこれからますます進んでいくと思うのですけれども、その中でも先駆けて徐々にバリアフリー化、手足が不自由になった、あるいは足腰が弱くなって十分に動けなくなったときのための手すりをつけるだとか、そういったことを言っているように思うのですけれども、私が言っているのはそうではなくして、実際、高齢者ばかりではなくて、脳血栓ですか、血管が詰まって倒れたりして半身不随になったり、あるいは、高齢とともに脳が萎縮して認知症が進んでいったりすると、どうしても介護しなければならないというとき、急になった場合、施設に入れるにしてもあいていない、そういったときに在宅で介護しなければならいときに、どうしても改修しなければならないとなると、結構、大がかりにやらなければならない。トイレ一つとっても、水洗化、あるいは合併浄化槽にしても助成はあるのですけれども、和式から洋式に便器をかえたり、そういった工事あたりは自費を出さなければならない。そうすると、結構費用がかかるということで、それで介護制度の20万円ではちょっと足りないので、町としても何とかできないかなということで質問させてもらったのです。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員のバリアフリー化に対します御質問にお答えさせていただきます。介護保険事業の中におきましても、バリアフリー化に対する支援につきましては20万円が限度ということで、現在、制度化されております。これにつ― 124 ―いては、議員も御案内だと思いますけれども、不自由を来す部分をポイントで補うというふうなことが、制度設計でそういうことが反映されておりまして、例えば、入り口の段差を解消すると仮定いたしますと、我々がまず最初に抱くイメージとしては、ドアから敷居、かもいから含めて全部改修してバリアフリー化をするというようなことを連想するわけですが、介護保険上は段差の部分を器具によって補うというだけの、それで満たすというふうな、もともと発想が違いますので、20万円で足りているという言葉は適当ではないかもしれませんけれども、ほぼ20万円の範囲でそれを満たしているという実態にございます。多分、渡部議員の御質問は、私が先ほど申し上げたようなイメージのバリアフリーかなと思います。そういうことは、今、介護保険上は認められておりませんので、町として今回、耐震、あるいは断熱等の改修工事にあわせて、リフォームにあわせて、そういった先駆けた、構造から変えてしまう、そういうバリアフリー化について、一部を町として助成してまいりたいというふうに組み立てをさせていただいているところでございます。以上でございます。
質問 11番 渡部洋己
気持ちは大体同じようなものですけれども、要するに、住宅すべてを、例えば車いすで全部移動して生活するとなると、段差の解消だとか、トイレあたりも広くしなければ、洋式にしなければとか、そういうのをすべて含めると、長い時間をかけてやるのなら、それは徐々にできますけれども、そうではなくて、急にそうなった場合、ぜひ何とかならないかなという気持ちでいっぱいなのです。それで、今回、住宅改修の中のバリアフリーの用語の中に、バリアフリー改修については、介護保険制度の居宅介護住宅改修費などの支給を受ける工事は対象外とするということで、ここの文言を何とか変えられないかなと。ということは、介護保険制度で最高20万円の支援を受けた者には、それ以上は出せないということなのです。該当しない者だけには対応しますということなので、そこら辺、何とかこの文言を変えれば、私は新たな予算づけをしてやれというわけではなくて、この制度の中で、そこら辺を直すだけでできるのではないかと。実際に、今年度で1,521万円ですか、この予算を取っていますから、その中で何とかできないかなと感じているのです。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の御質問にお答えさせていただきますが、介護保険の事業を利用しての改修等については対象外とするという文言が入っておりますが、例えば、介護保険事業を通じて手すりを設置したと、バリアフリー化の事業で、また手すりを設置すると、そういうようなことは想定しておりませんので、ですから、介護保険の中で適用を受けられる手すりだとか、そういった軽微な、実際、私、経験したことはありませんのでわかりませんけれども、介護保険事業の中で設定されている改修、躯体の改修は恐らく想定されておりませんので、そういうパーツを用いての改修等は、それはそちらで対応していただくという意味でございまして、それらを排除するということで、それらから漏れるものをバリアフリー化の町の事業として入れようということでございまして、それは両方合わせ技で利用することは可能だと思いますので、そういう工夫はしていただきたいと思います。
質問 11番 渡部洋己
そこら辺がちょっと違うというか、私は、少ない金額というか、改修したときに30万円、50万円であるならば、そうは言わないのですけれども、大きく100万円もかかった場合のことを想定しているのであって、小さな手すりだとか、そこら辺は別に言っているのではなくて、そこを言いたいのです。要するに、今回、この環境対策で、同じリフォームの中で、断熱効果を上げるための助成、これは最高20万円ですよね。それと、障がい者のための支援、これも20万円が限度なのです。これが同じでいいのかと言いたいのです。ですから、そこら辺は、断熱効果については、これはやればいいことですけれども、何でもかんでもやらなければならないというものでもないし、だけれども、障がい者がバリアフリーにするということは、ぜひやらなければ、どうしても生活するために必要だということで、そういうことを一緒に考えた場合、そういうことを考えるので、ぜひお願いしたいなと思います。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の御質問にお答えさせていただきます。渡部議員が想定しております思いは十分にわかります。介護保険事業の中で対応できますことは、活用できる部分は十分に活用していただきたいなと思います。他方、基本的な構造部分から改修するようなバリアフリー化ということも、これも想定できるわけでございまして、今回、この事業を取り組みますので、その制度外の中で個人が対応しようとする思いは、バリアフリー化に対してどの程度あるかという意向もまだ承知できておりませんので、今、議― 125 ―員からお話ありましたような要望が基本的にはあるというような認識も押さえながら、ことしこの制度を実施する中にあって、町民の実態を見きわめた中で、改善の必要があれば改善に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 11番 渡部洋己
余りしつこくやると怒られるので、要するに、今回これが町としても初めて取り組むので、状態を見て、余りにも高額にかかって大変なのだと、そういう相談があった場合に、少し相談に乗ってくれるようなことを考えていただきたいなと思います。これで終わりにいたしたいと思います。よろしくお願いします。