上富良野町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月15日
(1)上富良野町においても「事業仕分け」を考えては/(2)「高齢者事業団」の今後の運営について
2009年12月15日、上富良野町議会の一般質問で、渡部洋己議員が「上富良野町においても「事業仕分け」を考えては」「「高齢者事業団」の今後の運営について」について質問し、町長 向山富夫が答弁しました。
- 質問者
- 渡部洋己 議員
- 答弁者
- 町長 向山富夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 11番 渡部洋己
最後になりますと、皆さん質問されて、質問なくなってきますけれども、通告どおり質問させていただきたいと思うので、よろしくお願いいたしたいと思います。まず初めに、上富良野町においても事業仕分けを考えてはということで、町長にお伺いいたしたい。さきの衆議院選挙での政権交代により、初めての事業仕分けが行われ、国民より高い評価が得られました。これは、今、非常にパニック状態でありまして、今後どのようになるかちょっと見きわめる必要がありますけれども、我が町の財政も一般会計では10年前と比較すると、やや20億円近く減額しておりまして、そんな中でも今後においてますます厳しい財政になろうかと思います。そんな中で、事業の見直しも考慮する必要があるのではないかと思われまして、我が町においても事業仕分け的な考えはどうなのかお聞きしたい。続きまして、高齢者事業団の今後の運営についてということで、町長にお伺いいたしたいと思います。我が町では、現在、定年退職後の生きがい対策として高齢者事業団があり、公園の管理や農作業などに幅広く活躍され、高く評価されているのが実態であります。しかし、高齢者という年齢的な問題もあって、自衛隊を退官された方が加入できないということもあって、今後において高齢者事業団の年齢の間口を少し広げるとか、そのような要請を行っていただいて、充実した高齢者事業団の運営をお願い― 40 ―してはどうかということで、町長にお伺いします。よろしくお願いします。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、1項目めの事業仕分けの導入に関する御質問にお答えさせていただきます。事業仕分けに関しましては、さきに村上議員からの御質問に御答弁申し上げましたところでございますが、予算事業について客観的な視点で判断していく仕組みとしては、極めて高い効果があるものと受けとめておりますが、町としては現在、試行を実施しております事務事業評価について、その精度を高めるとともに、予算へ反映させていくよう検討を進めてまいりたいと考えているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの高齢者事業団の今後の運営についての御質問にお答えさせていただきます。高齢者事業団は、高齢者がその豊かな経験・技能を生かして働く機会を確保し、生活感の充実と福祉の増進を図りながら、地域社会の発展に寄与することを目的に設立されております。上富良野町では、平成元年に設立されてから20年が経過し、その活動は御承知のように、町内で多方面にわたる活躍が浸透されており、その業績はピーク時には及ばないものの、ここ数年は増加傾向にあります。自衛隊退職者が加入できないとの御質問でありますが、上富良野町の高齢者事業団では、正会員はおおむね60歳からと規定されております。高齢者事業団は、高齢者の生きがい対策としての就労の場という性格でありますことから、この点を御理解いただき、加入年齢をさらに拡大してはとの点に関しましては、高齢者事業団の本来の趣旨からして、なじむものではないと判断しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 11番 渡部洋己
まず、事業仕分けということで再質問したいと思いますが、さきに同僚議員が質問されておりますけれども、私は議員というか、町民参加までではなくて、予算編成の中で組む時点というかな、その中に我々議員も少し加入できないかということでお話ししたいなと思う。実は今までもそうなのですけれども、予算が全部組まれた段階、すべてできあがった段階で我々に示されて、承認していただきたい。そんな中で特別委員会やったりして、三日四日かけて論議はするのですけれども、その中で数字を動かしたりということはなかなかできないものですから、そんなことで質問させていただきたいなと思っております。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の事業仕分けと申しましょうか、事業を組み立てる過程の御質問かと思いますが、確かに私も議席を持たせていただいた経験がありまして、そういうようなことを感じたことも実際ございます。そういった経験も踏まえまして、私は、極力事業が成案として固まる前に皆さん方に御相談を、御提案というよりもむしろ御相談を申し上げれるそういうような部分がある場合においては、そういう段階でまず議会の皆さん方に、町が組み立てようとしている考えにつきまして御意見をいただくような、そういう過程はあってもいいなというふうには考えておりますが、すべてそういうプロセスを講じれるかということになりますと、これはちょっとそこまで想定しておりませんので、何ともお答え申し上げれませんが、要するに大きな事業目標を立てるときに当たっては、やはりそれらを議会の皆さん方と意見交換をして価値観を共有できるかという、そういう過程はあってもいいのではないかなというふうには考えております。
再質問 11番 渡部洋己
それはそれで十分わかりますけれども、実は先ほども言われましたように、非常に財政的に厳しくなってきまして、これは町民の方も皆さんわかってきているのですね。以前は各地域の人から要望受けまして、これをやってほしい、あれやってほしいと、いろいろな要請はしたのですけれども、最近は逆に余り要求してもやっぱり財政厳しいのをわかっていますから、それは余り無理なことは言わないのですけれども、今、やっていることが果たしてあれが必要なのかとか、そういうことを逆に言われることが多いですよ。それで、中身の検討どうなのかということを私は今後やっていく必要があるのかなというふうに思っております。それと、先ほど同僚議員の中で広域連合の話あったのですけれども、これも先ほど消防の中でも広域のほうが先に議会があるものですから、その中でも自賄いの部分の予算を我々議員もそこへ少し加入できないのかなという気もするものですから、そういう話をいたしました。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の御質問にお答えさせていただきます。確かに大事なことでございます。こういう厳しい財政の中で、もちろん事業効果を高めていくということは、これは永遠のテーマでございますし、当然― 41 ―義務でもございますが、さらにその中にあって事業の、多分、議員おっしゃっておられる意味としましては、スクラップ・アンド・ビルドをきちっと町民の目線で町民の皆さん方に御理解いただけるように、そういう政策展開をしてほしいということかなと思います。当然、取捨選択は、これからますます厳しく求められると思います。そういう過程を、町民の皆さん方と価値観を共有しながら、あるいは議会の皆さん方とも意見を交わしながら、取捨選択を我々だけでするのではなくて、広く皆さん方の御意見をいただきながら取捨選択の判断をする、御意見をいただく、そういう方法が私としてもその意味合いは十分理解できますので、今後、十分その精度が高まりますよう、特にスクラップ・アンド・ビルドについては、現在、予算編成の中で私申し上げておりますので、見直すべきものは見直す、廃止するものは廃止する、そのめり張りをきちっとつけてほしいということで、それに皆さん方の御意見も反映できるような仕組みができるとすれば、今後も多いに検討させていただきたいと思います。
再質問 11番 渡部洋己
このことについては、国も大変な状況にありますし、町の財政もだんだんとそれに伴って厳しくなりますので、そこら辺は十分我々も住民に訴えていかなければならないし、これらは今後の課題として受けとめたい。続きまして、事業団のことなのですけれども、ことし夏に麻生政権のもとで経済対策ということで、我が町でも2億円ぐらいの事業で、町の道路の改修工事をやったりこういったことで仕事があったのですけれども、極力、町の業者でお願いしたいということで、それは私もちょっと急に仕事ふえてどうなのかなという、雇用の対策ということで、それで心配しておったのですけれども、聞きますと、そういった仕事の絡みで建設業の方から事業団のほうへ、3社ぐらいから要請があったという話も聞いたので、これは非常にいいことだなと。それは今後どうしてもそういう形ですね、企業も大変なので、人を抱えるということは大変なので、そういった派遣的なものが必要なのかなと思いますし、ただ、改めて派遣業者をつくるとなるとまた大変ですので、今、ある派遣業者と言ったら悪いですけれども、高齢者事業団がそういった部分を賄っておりますので、特に我々農業者においても、今、収穫時期に大変助かっているのですよね。私も実際利用させてもらっているのですけれども、なかなか皆さん同じ時期になるものですから対応しきれなくて、私の場合も旭川の派遣業者からでもお願いしたりして、そうなると、大変交通費もかかったりして高くなるものですから、できたら地元にそういうこと対応してくれれば一番いいのです。そんなこともあって、先ほど退官者の方云々と言っていますけれども、やっぱり心配されるのは、今まで大体皆さんそれぞれ職についておったと思うのですけれども、これからどんどんそういった仕事がなくなったときに、受け手としてそういったものがぜひあれば、安心しておれるのかなと。それがないとなると、よその町へ行かれたり、そういうことが心配されますので、もう少し間口広げる。国から助成もらったりしているわけでないですから、うちの町で補助しているので、そこら辺のあれは多少余裕、幅持たせれることはできるのかなという気いたしますし、そこら辺、再度聞きたい。
答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)
11番渡部議員の高齢者事業団含めましての雇用の場の確保についてのお尋ねにお答えをさせていただきますが、まず若い人の要するに雇用の機会がだんだん狭まってきているという実態は、当町のみならず全国的な傾向。午前中の質疑の中でも、高校生の就職内定率が極めて低いということなどでもあらわれておりますように、非常に雇用環境はタイトだということは現実でございます。そういう中で、ことしは経済対策といたしまして、公共工事も一定程度させていただきました。特に、そういう中で臨時的に雇用を求めておられる方が出てきているということもお聞きしておりますが、これが恒常的に仕事をしていただくような手だてが今後も出していけるかということになると、これもまた非常に国の配慮によるところが大変多いもですから、これは国に対して、あるいは北海道に対しては、ぜひ地域が活性化するような施策を打ってほしいということは、また別の問題として私も申し上げていきたいと思いますが、高齢者事業団について申し上げますと、さきの答弁でもお答えさせていただきましたように、高齢者事業団の設置の趣旨と申しましょうか、それから申し上げますと、まさしく生きがい対策、就業機会を持ってもらうという趣旨でなくて、生きがい対策ということが一番メインになっておりまして、実は私も利用者で助けられている一人ではございます。当初の設立の経過から申し上げますと、農作業等、どちらかというとハードな仕事を想定して設立された事業団でないということでございまして、事務局長にお聞きいたしますと、大変農家からの仕事の希望が多いのはありがたいのだけれども、働いておられる方、非常に重労働感があるのだということ― 42 ―で、特に夏の暑い盛り等につきましては、非常に体調を事務局長も心配しながら、仕事をお引き受けしているような実態も聞いております。そういうことからして、高齢者事業団のあり方そのものが、生きがい対策をまず大きな目標と掲げておりますので、希望があったところにおこたえして、働き手を供給するというようなそういう意味合いを持たせるということは、ちょっと私は困難かなというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
再質問 11番 渡部洋己
確かに、基本を話せばそうなるのですけれども、実態から見ると、我々も期待しているものですから、ただ、同じ中富さんの場合はやっているのですけれども、午前中だけという話も聞きます。そうなると、農家の人は「午前中なら頼まないわ」という話も聞きますので、我々も来てもらえれば1日やってほしいというのもありますし、基本はわかりますけれども、そうなったときに、やはり重要な位置づけだということを認識していただいて、町も予算つけて金を出しておりますので、これがもし足りないとか何とかなったときには、ぜひまた予算つけていただきたいなと、よろしくお願いします。