みんなの議会

上富良野町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日

(1)新型インフルエンザ予防対策について/(2)細菌性髄膜炎ワクチンの予防対策について/(3)高齢者専用住宅の建設について/(4)中茶屋の運営について/(5)マイマイガ対策について

2009年9月16日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「新型インフルエンザ予防対策について」「細菌性髄膜炎ワクチンの予防対策について」「高齢者専用住宅の建設について」「中茶屋の運営について」「マイマイガ対策について」について質問し、町長 向山富夫、教育長 北川雅一が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 向山富夫、教育長 北川雅一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 米沢義英

私は、さきに通告してありました5点、町長に質問いたします。第1番目には、新型インフルエンザ予防対策についてお伺いいたします。新型インフルエンザの感染が、今、全国的にも広がりを見せているという状況にあります。厚生労働省の見通しでは、毎年の季節性インフルエンザの2倍程度に当たる国民の2割が発症した場合、ピーク時には1日当たり約76万2,000人が発症し、4万6,000人が入院することになると報道されています。また、現在の流行がピークを迎えるのは、9月下旬から10月上旬と見られるとも述べています。新型インフルエンザは、多くの人に免疫力がなく、一気に広がっているのが特徴となっています。特に、子供たちが感染しやすく、ぜんそくや糖尿病など基礎疾患がある人や妊娠している人は重症化しやすいとされています。死に至る危険性は季節性のインフルエンザよりも、かなり高いともされています。当面、重視されなければならないのは、予防であります。多くの人が集まる学校・保育所・医療・介護施設を初めとする公的機関や多くの集会施設などで、集団感染をいかに防ぐか広がりを防ぐかということではないでしょうか。また、そのためには基本的なことでありますが、うがいや手洗いなどに心がけるとともに、あるいは学級閉鎖、あるいは休所や休園などになった場合、親や家族の負担軽減をいかに図るかということも求められてきているのではないでしょうか。さらに、医療機関のベッドの確保や相談窓口の充実など、必要な手だてをあらかじめ整えて対処することが、今、求められています。さらに、新聞報道では、道がまとめた道内の集団感染の発生状況では、8月25日から9月11日までの間、発生件数では299件、患者数では1,942人になり、流行期に入った1週間前から比べて件数では72%、患者数では82%がふえたと公表されています。上富良野町においてもインフルエンザの感染予防対策が強化されつつありますが、個人や集団感染をいかに防ぐかの予防対策が、今、強く求められていると考えております。以下の点について、町長に答弁を求めます。一つ目には、新型インフルエンザ感染予防対策についての住民への周知と、万が一、発症した場合の医療機関の対応についてお伺いいたします。二つ目には、国が示したワクチンの優先接種順位の対象者についてお伺いいたします。また、学校・保育所・医療機関などの新型インフルエンザ対策等についてお伺いいたします。さらに、保育所で感染者が出た場合には、閉所などを余儀なくされます。そういった場合の未感染児の保育所の確保が必要と考えますが、この点についても改めてお伺いいたします。三つ目には、乳幼児・児童・生徒に対する新型インフルエンザ予防接種の公的補助の考え方についてお伺いいたします。次に、お伺いいたします。子供が、最近、細菌性の髄膜炎にかかるという状況があります。この点について、髄膜炎の予防対策はどうあるべきか、どう考えているのかについてお伺いいたします。細菌性髄膜炎は、毎年、約1,000人もの乳幼児がかかる病気で、初期には発熱以外に特別な症状が見られないため、診断も難しいとされております。そういう意味では、診断も大変であり、病状が極めて悪くなった段階で発見されるということも今問題になっております。そういう意味では、あらかじめの予防対策が、今、問われております。ヒブとは、ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型という略であります。インフルエンザとは全く違うわけであります。しかし、患者は健康な保菌者の鼻やのど、せきなどから生じた飛沫中に含まれていることがあり、これが飛散して口などに入り、そして病気になるという事態が広がっています。そういう意味では、死亡率は今では5%、後遺症の残る率については20%とも言われています。しかし、この病気の原因とされるインフルエンザ菌b型ヒブと肺炎球菌には、既にワクチンができあがっております。世界保健機構(WHO)では、1998年に世界中のすべての国々に対して、乳幼児へのヒブワクチン無料接種を― 17 ―推奨しています。肺炎球菌についてもワクチンが世界で77カ国承認されています。このワクチンを定期接種した国々では、細菌性の髄膜炎は、過去の病気となりつつあると報道されています。アメリカは発症率が約100分の1に激減したとも言われています。日本では、ヒブワクチンは2008年12月、ようやく接種できるようになりましたが、まだ任意の接種のため、4回の接種で約3万円もかかるという状況であります。子育て世代にとっては、大きな負担になっています。そういう意味では、ヒブワクチンの公費による定期接種が、今、求められています。恐ろしい細菌性髄膜炎から子供たちを守るためにも、ぜひとも町においてもヒブワクチンを公費による定期接種と定期の公費による負担軽減を実現してはいかがでしょうか。道内では苫小牧市、あるいは浜頓別町、幌加内町、栗山町では既にヒブワクチンの助成を始めているという自治体が出てきており、町も積極的に将来の子供の命を守るためにも、公費の実現をすべきではないかと考えますが、この点についてお伺いいたします。次に、高齢者専用住宅の建設についてお伺いいたします。上富良野町の介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画では、高齢者の人口は平成26年には3,051人になると推計しています。今後、高齢者が地域の人たちと安心して生活できる環境づくりや地域での支援事業の充実は、一層重要になってくるものと考えています。今、町においても老人世帯の老夫婦、あるいはひとりで暮らしている老人の世帯など多数、今、ふえてきております。そういう世帯では、食事がなかなか思うようにつくれない、あるいは閉じこもりがちになるなど、社会とはまた異質の中で生活せざるを得ないという環境も一部見受けられております。そういう意味では、きちっと高齢者の方が安心して暮らせる、そういう環境づくりというのは何よりも重要であります。一部の自治体では、公営住宅に自立支援センターを併設して、24時間体制で高齢者の日常生活を支える動きが出てきております。また、デイサービスを兼ねたそういったところでのお年寄りを、24時間見守るなどのケースも見受けられ、お年寄りに対するケアつき公営住宅の建設も始まっております。上富良野町においては、今後、公営住宅の建設とあわせた高齢者の日常の生活を地域の人と支え合う、支え合える高齢者支援機能を持ち合わせた高齢者のケアつき住宅というのも計画に入れるべきだと私は考えますが、この点について町長の見解を求めます。次に、中茶屋の運営についてお伺いいたします。地域活性化の事業として、中茶屋の運営は町が商工会に運営を委託していましたが、管理経費等の見直しにより、現在、NPO法人であるたんぽぽの会に運営を全面的に委託しているというのが実態であります。この間、会の努力もあり、宅老所や地元の農産物、工芸品なども販売し、地域とのつながりを重視した取り組みがなされ、盛況になっている多くの人たちが出入りするという状況なっています。今では、中茶屋の実質的な運営というのは、管理というのは、たんぽぽの会がしていると言ってもいいのではないでしょうか。そのことを考えれば、たんぽぽの会や商工会とも協議し、運営のあり方を見直して、宅老所の機能を持ち合わせた地域の人たちの交流の場として、運営をたんぽぽの会に委託するということが最善の策ではないかと考えますので、この点について見解を伺います。次に、マイマイガ対策についてお伺いいたします。環境の変化により、マイマイガの異常発生が生じるという事態になっています。商店街では、その駆除に、大変だという声が聞かれております。また、地域においてもそのような声が聞かれます。さらに、一部商店街においては、自費で電球をナトリウム灯に取りかえるなど、自衛策に出ているところもありますが、町において今後の対策等についての見解はどのようにされるのか、お伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の1項目めの新型インフルエンザ予防対策に関する4点の御質問に、まずお答えさせていただきます。初めに、1点目の予防策の住民周知についてでありますが、手洗い・うがい・せきエチケットなどの感染予防法及び感染を疑わせる症状がある場合の受診方法等につきましては、町の広報、ホームページ、防災無線放送、パンフレットの配布のほか個別相談に応じるなど、その周知に努めてまいってきております。今後、9月25日号の町広報に、特集記事の掲載を初め、継続して町民の皆様へお知らせしてまいりますとともに、富良野保健所管内において集団感染が見られた場合には、防災無線放送などを活用し、迅速にお知らせしてまいる予定でおります。集団感染者発症時の対応につきましては、町全体、あるいは各施設ごとにおける対応方針に基づき、感染拡大防止策を講じてまいる所存であります。― 18 ―次に、2点目の新型インフルエンザワクチンの優先接種対象者数についての御質問でございますが、当町におきましては、現段階で、おおむね2,000人が対象となるものと推定しております。対象者には、10月下旬から、医療従事者・妊婦・基礎疾患を有する方・小児及び1歳未満の小児を持つ両親の順に、国と契約を結んだ受託医療機関において、段階的に接種が始められる予定であります。次に、3点目の学校、保育所、医療機関における新型インフルエンザ対策についての御質問でありますが、学校に関することにつきましては、後ほど教育長から答弁いたさせていただきますので、御了解をお願い申し上げます。当町の主な公共施設につきましては、新型インフルエンザ対策として、速乾性消毒液を配置したところであります。保育所におきましては、富良野保健所と連携を図るとともに、当町の対応方針に基づいて対応を図ってまいります。また、感染拡大の場合の未感染児の1次預かりに関する御質問でありますが、町といたしましては、一義的には感染拡大防止に最大限の意を払わなければならないと考えておりますが、保育所入所保護者のアンケートを実施いたしました結果、引き続き預かり保育を希望する向きもありますことから、状況に応じて、その必要性を慎重に見きわめ、判断してまいる所存であります。医療機関における対策につきましては、北海道の方針に沿って、8月10日から町内すべての医療機関において、発熱者の事前電話相談など感染防止策に努め、新型インフルエンザ疑いの方が、診療を受けられる体制整備を行っております。町立病院におきましても、院内感染症対策会議を定期的に開催し、マスクの自動販売機設置、発熱者と一般患者の接触を減らす対応など、積極的に来院者の感染防止策を実行するとともに、院内医療従事者においても、サージカルマスクの着用・うがい・手洗いの励行など、基本的な感染予防策の徹底に努めているところであります。いずれにいたしましても、感染拡大防止が最も重要と考えますので、これを最優先に諸対応をしてまいります。次に、4点目の幼児・児童・生徒に対する新型インフルエンザ予防接種の公的補助についてでありますが、現在、国の方針としてワクチン接種は、個人予防を主たる目的としておりますことから、ワクチン接種を受けた者、またはその保護者から、実費相当額を徴収させていただく予定であります。また、低所得者の負担軽減措置につきましては、国において検討することが示されておりますことから、その動向を見た中で対応を図ってまいる所存であります。次に、2項目めの細菌性髄膜炎ワクチンの予防対策に関する御質問にお答えさせていただきます。脳や脊髄を守る膜に細菌が感染し、炎症を起こす細菌性髄膜炎の半数以上を占める菌であるヒブは、乳幼児の健康を守る上でワクチン接種による予防は、重要なことであることと認識しております。国内では、希望者分のワクチン確保に時間を要しており、今後、接種対象者の拡大に見合う安定した供給体制に課題があること、また、国内における安全性、有効性についても、さらに情報収集や検討が必要な段階であると言われておりまして、今後も国における検討状況や供給状況などの情報収集に努めてまいります。このようなことから、現在、定期接種による公費助成での接種は予定しておらず、課題の一つとして認識させていただきたいと考えております。次に、3項目めの高齢者専用住宅の建設についての御質問にお答えさせていただきます。高齢社会が進展していく中、当町におきましても年々高齢化率が上昇し、やがて4人に1人が65歳以上となる時代がやってまいります。これに伴って、高齢者の単身世帯や高齢者夫婦世帯がふえていくものと見込まれております。社会情勢の変化や家族構成の変化に伴って、高齢期の住まいに対する環境が徐々に変化し、家族との同居や隣居が、可能な方が減少していくのではないかと考えられます。こうした社会情勢の変化や高齢者人口の増加の中で、今後におきましては、高齢者が安心して暮らし続けることができる住環境の整備は、重要なことと考えております。現在、町といたしましては、高齢者の身近なところで、介護予防を中心とする地域支援事業を一層推進することを初め、町営住宅の建設に当たりましては、入居者の高齢化が進展している状況から、高齢者に加えて乳幼児や障害者にもやさしい住宅として、ユニバーサルデザインによる町営住宅の建設を進めているところであります。また、今後の建設計画といたしましては、自立生活支援センターの併設は別といたしましても、高齢者の入居者と、その高齢者の生活支援などを入居条件とした若い世帯の方が同一団地に入居する、いわゆる高齢者対応型町営住宅等につきましても、なお調査・研究を進めながら、高齢化社会に対応できる町営住宅の計画的な整備を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、4項目めの中茶屋の運営についての御質問― 19 ―にお答えいたします。中茶屋の運営につきましては、商店街への集客力を高め、商店街の活性化を図る目的で、平成16年に商工会が開設いたしましたものでございます。平成18年に、商工会職員が退職いたしましたが、人員を不補充としたことによりまして、職員を常駐させることが困難となって、協議の結果、商工会がNPO法人「たんぽぽの会」に施設管理を委託することになり、現在に至っているものであります。今後の運営方法につきましては、運営管理者であります商工会から、運営方法について特にお話もなく、私のほうから運営方法について申し上げる状況でないことを御理解賜りたいと存じます。今後、商工会から何らかの考えが示され、協議の上、方向性が定まりました段階におきましては、議員御質問の運営方法について、選択肢の一つであると考えておりますので、御理解をお願い申し上げます。次に、5項目めのマイマイガ対策についての御質問にお答えいたします。昨年の夏ごろから大発生をいたしましたマイマイガは、町民の皆様には自然現象とはいえ、大変御苦労されておりますことは、十分理解しているところであります。北海道におけますマイマイガの大発生は、過去の記録によりますと、昭和34年から38年までの5年間、昭和48年から49年までの2年間が記録されており、今回は33年ぶりに全道的に大発生し、大量発生はことしで3年目を迎えており、文献によりますと、マイマイガは森林で成長するため、その発生源が特定しにくく、根本的に駆除することは難しいとされております。また、マイマイガは、局所的に10年間隔で大発生する傾向があると報告されており、過去の観測結果によりますと、「ウイルスや寄生蜂、天敵のカメムシの存在などにより、同一場所での発生は2年から4年で消滅的に終息する」と記述されているところであります。このことから、今回の富良野地方のマイマイガの大発生も、ことし、または来年を含めた2年間程度をピークに、急速に終息する可能性は高いのではないかと、予想されているところであります。町の対応といたしましては、特に生活安全上の被害も報告されていない状況から、現在のところ、駆除対策について助成策を講じることは考えてございませんが、来年度の大量発生防止に有効とされる卵の除去など、自己防衛に取り組んでいただくことを基本として、自衛策に関して有効な情報がありましたら、積極的に情報提供してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。なお、今回の大発生において、交通安全など道路管理上での大きな支障もありませんでしたが、次の大発生への対応も考慮しながら、今後、町が設置管理する外灯の新設時や更新時におきましては、昆虫に対する誘因性の低いナトリウム灯や同じく誘因性が低く、消費電力を抑制できるLED照明などへの転換を計画的に進めていくべきと考えておりますので、あわせて御理解賜りたいと存じます。

答弁 教育長 北川雅一(教育長は2012年9月まで)

5番米沢議員の1項目めの新型インフルエンザの予防対策に関する3点目の学校に関する御質問につきましては、私のほうからお答えさせていただきます。学校につきましては、日ごろから保護者や学校医と連携して、児童・生徒の健康状態の把握に努め、健康管理を行うとともに、児童・生徒には、うがい・手洗い・せきエチケットの徹底のほか、せきなどの症状がある児童・生徒には、マスクの着用や早期病院への受診など指導を行っております。また、学校における対応方針を定め、感染拡大防止が的確、かつ迅速に行うよう徹底を図っているところでございます。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

新型インフルエンザについて質問をさせていただきます。町においては、インフルエンザの予防対策ということで、広報等周知するということで、今、既に進められている部分もあります。いずれにいたしましても、やはり啓蒙・啓発ということを第一義的に考え、いかに個人のインフルエンザを広げないかということも含めた対策が必要かというふうに考えております。そこでお伺いしたいわけですが、今回、インフルエンザの対策に当たっての予防接種等の公費負担についてお伺いいたします。基本的には、たしかに自分で管理するということは、基本かというふうに思います。聞くところによりますと、七、八千円かかるのではないかという話も聞かれてきております。私は、この間感じているのは、せめても小中学生・乳幼児含めた、そういう義務的な高校生まで広げていただければ一番ありがたいとは思うのですが、やっぱりそういったところにきちっと公的な補助を、町としても考える必要があるのではないかというふうに思います。国のほうでは、低所得者等いろいろと対策も今始められようとしておりますが、いずれにしてもこう― 20 ―いった感染というのは、とどまることは知らないわけで、所得あるなしにかかわらず、この病気というのはかかるわけですから、そういう意味では、健康を守る、町の健康管理を第一義的に考えた場合、公的補助というのはどうしても必要な部分ではないかというふうに思いますが、ただ、国の動向を考える前に、町独自の対策として当然あってしかるべきだと思いますが、この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員のインフルエンザの接種に関します公的負担の件に関しましてお答えさせていただきます。すべての住民の皆さん方に、該当される皆さん方に接種を公費で負担、すべてと申しましょうか、対象者ですね、今、議員がおっしゃいましたような小中学生含めてという。形としては、そういうあり方として考えるということは、考えの一つとしては、そういう考えもあるのかなということで理解は十分できます。しかしながら、今回のインフルエンザにつきましては、額の多寡はありますが、国におきましてもその負担の低所得者に対します軽減措置等もまだきちっと示されていない状況でございまして、町といたしましては、定期接種等のワクチンにつきましては、公費負担をもって対応させていただいております。今回の新型インフルエンザにつきましては、任意接種という位置づけをさせていただいておりまして、それぞれ実費負担をお願いするという考えで臨む予定でございます。対象者すべてが、公的な助成を受けて接種をするということは理想的な方法ということでは、先ほど申し上げましたように理解いたしておりますが、やはりそこはきちっと負担のあり方というものは、これによらず個人の受益者の方々が負担をする、あるいは公が負担するということは、あらゆるものについて共通して言えることでございますが、今回の新型インフルエンザにつきましては、接種者によります負担をお願いするという方向で取り進めをさせていただきたいと考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

そうしますと、今回の動向を見た中で対応するということと、今、町長が対応できないということ、矛盾するのだと思うのですが、この点はいかがなのかなというふうに思います。例えば、小中学生1,200人ぐらいとした場合、仮に6,000円、7,000円とした場合、半額町が持ったとしても360万円ぐらいで、この財源を基金など取り崩しながら、こういったところに充てる、そういう対策をやりながら健康を守るということが、私は、町に求められている課題だというふうに思います。特に、新型インフルエンザということで、いろいろな危険性も取りざたされている中で、そういったことはせめてもやっても、これは本当に罰は当たらないし、小中学生・乳幼児に至っては、お母さん方にとっても本当に健康を守る立場から、お金の使い方としても価値あるお金の使い方だと思いますが、この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

公費負担のインフルエンザワクチンの接種に関します公的補助についての御質問に再度お答えさせていただきますが、公費負担のあり方そのものの基本的なスタンスは、しっかり見きわめなければならないと。やはり多くの町民が公平感を持って暮らしていただくことが、私は、やはり大前提になければならないと。ただいま議員からお話ありました財源をどこに求めるとかという以前の基本的な立場に立脚して、判断しなければならないのではないかなというふうに理解しているところでございまして、そういう面におきまして、このたびの新型インフルエンザにつきましては、任意接種という性格もございまして、通常の季節型インフルエンザと同等の対応をとることが、私としては、町の取るべき立ち場だというふうに理解しておりますことと、先ほどの御質問の中で若干お答えに不足があったかと思いますが、町の対応を見きわめるという意味合いは、低所得者に対します国の対処方針が、公的助成がどのようにあるのか、まだ示されていない状況でございまして、それらの状況の中から公的負担というものが、国の対処の仕方によって一考を有するような状況が国から示されるのかどうか、そういったこともまだ十分見きわめがつきませんので、そういった意味を含めまして、町として今後の経過を見きわめたいというような意味で御答弁させていただいたところでございます。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

国の低所得者の負担も憲法25条の国民は、文化的、健康な生活を送るという立場から、全部こういう趣旨の中から、こういう負担軽減だとか来ているわけで、私はその趣旨から言ってもやはり住民の健康を守るという立場から立てば、別に不公平感は恐らく住民は持たないと思うのです。子供ですから、将来の町を支える子供たちに、少しでも元気でいてほしいという思いは共通だと思うのです。― 21 ―そういう意味では、町長、ここら辺については異論ないと思うのですが、そのことを考えたときに、私の発想というのはそういう形になると思うのですが、どうお考えでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。考え方、思いに対しましては、何ら議員のお考えに異を感ずるものではございません。しかしながら、先ほどもお答えさせていただきましたが、あらゆることに共通する部分もございますが、やはり公的負担・公的補助ということは、回り回って皆さんがまた負担をするということに連動して来ることでございます。そういう一連の流れの中で、公平負担、公正な負担のあり方ということを根っこにおかなければならないということで、私は、やはり負担を求めながら、たとえ幼児教育である、幼児医療であろうとも適正な負担を求めながら、お互いに町をつくっていくということは、これからもあるべき姿ではないかというふうに、私は理解しております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

この点、ぜひ検討課題として加えていただきたいと思いますが、もう一度確認しておきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

米沢議員の御質問に再度お答えさせていただきます。1点、まず繰り返しになりますが、考えそのもので米沢議員と基本的な考えで特に違いは、そのすべての皆さんが負担がなくできればいいなということは、これは私も何ら異を感ずるものではございません。ただ検討を、この対策におきまして検討の課題になるのかどうかということは、やはり国におきまして低所得者等を含めて、どういう負担が望ましいのか、あるいは軽減策が望ましいのかという、私は一定の方向性が示されるというふうに期待しておりまして、その方向性がどういう方向性かということが予見できないものですから、それを見きわめた上で、検討する必要があれば検討するということで認識しておりますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 米沢義英

ぜひ検討していただきたいというふうに思います。次に、保育所の問題なのですが、確かにそこで感染がまた開設して広がる、そういう可能性もあるかというふうに思いますが、再度確認したいのは、そういうことも含めた2段構えで保育所を開設する用意はあるのかと、ここはあるということで承ってよろしいですか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員のインフルエンザ蔓延時の拡大時の保育所の対応につきましてお答えさせていただきますが、非常に議員も今御質問の中で申されておりましたが、開設することが必ずしもベストかということになりますと、非常にそこにまた原因が起因するようなことも想定されますことから、非常に私としては悩ましいというのが正直な心境でございます。しかしながら、実態の中には、アンケート調査の中にもありましたように、やはり何としても未感染児につきましては、ぜひ預かってほしいというような希望もあることも、これは一方で事実でございますので、私としては、先ほどお答え申し上げましたように、感染防止拡大を何にもまさる最優先といたしまして、その次において一時預かりも必要で、避けて通れないということでありましたら、そこがさらに感染の源にならないような最大限の配慮をしながら、対応を進めていくという準備はさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

そういう方向で進めるということでありますが、ただ、これ後ろ向きのそういう方向で考えるというのではなくて、やはりそういった状況に置かれているお母さん・保護者の方がいるわけですから、実態として、休むことができないという場合もあるでしょう。例えば、身近に見てくれる方がいないという場合も想定されるわけで、そういうことを考えたら、やっぱりきっちりと、いついかなることがあっても当然間口は開くということが課題としてのぼってきているのだと思いますが、この点は、そういうことを考えれば、当然、開所ということも必要になってくると思いますが、この点もう一度確認しておきます。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。緊急避難的な対応といたしましての一時預かりにつきましては、そういうことが想定される、先ほどからもお答えしておりますが、そういうことが想定されるという想定をしまして、諸準備を進めているということは、はっきり申し上げておきたいと思います。具体的に、では保育に当たる人をどなたに特定するということは、それは考えは持ち合わせておりま― 22 ―せんが、発生が仮に閉所するような事態に至ったときに、閉所する保育所の中で感染をしていない保育士さん等が、一時預かりについて対応するというような方法になろうかと思いますが、あらゆることを想定した準備は整えておりますので、後ろ向きな考えでないということを。ただ、さあどなたもどうぞいらしてくださいというようなそういう取り扱いでないと、極力、やはり自宅で静養するのが、未感染児と言えども自宅でなるべく外部との接触を少なくするというのが、感染を防止する上においてはベストだと思っておりますので、そこら辺とそれぞれの個々の事情を考慮した最善の対策がとれるような諸準備は、既に行っておりますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 米沢義英

やはり基本的には、こういうアンケート調査の結果もおわかりのように、やっぱり預けてもらいたいと、見てもらいたいという声があるわけで、きっちりと公的な機関で、努力もせずにこれはだめだという話にはなりませんので、これはきっちりと窓口として、公的機関としてやるということをぜひやってほしいと思います。次に、細菌性髄膜炎の対策についてお伺いいたします。今、日本国内においても年間600名ぐらいの方、あるいは1,000名ぐらいの方がこういった症状にかかるという報道をされています。かかった中で、手足に障がいが残るなどが、25%に上るという形になっています。特に、いわゆるゼロ歳児や5歳未満児等の低年齢の中で、非常にこのウイルスに冒されて重症化するということが報道されております。上富良野町においてもあるお母さんは、ヒブワクチン予防をしたという方も既におられます。そういう意味で、子供たちの健康を守る上でもこの病気というのは死の病って、いつどうなるかわからないというような事態を招きかねないという状況下というふうに思います。そういう意味では、私は、改めて町が今後課題の一つとして認識しているということであれば、これをきっちりとして他の自治体も、これから広がりを見せるのだろうと思いますが、行っていますので、この公的補助をきちっと制度化させてやる構えがあるのかどうなのか、もう一度、考え方を求めたいと思います。あとで麻痺が残って、20年も30年も寝たきりだという話も全国的な事例で聞きますので、そういうことになれば親も本人も寂しい思いをするわけで、この点、町長の見解を求めておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の2項目めの細菌性髄膜炎ワクチンの予防接種についての御質問にお答えをさせていただきます。このワクチンの公費助成に、予防対策につきましては、現在、ヒブワクチンそのものの入手が非常にまだ困難であるということと、それぞれこの病気が流行するものでないというようなこともございまして、公費助成をもって接種するということ、あるいはそういう状況ではないということで、国内的に見ましても意見が非常にまだ分かれているというような報道も聞いております。そういう観点から、またワクチン自体の入手も容易ではないというふうなことも聞いておりまして、全国的に見まして、公費助成によって接種をされているところもあることは承知しておりますが、町といたしましては、今後、このヒブワクチンが国としての正式な見解も発表されていないというふうに聞いております。そういった推移も見きわめながら、まだ、これはヒブワクチンに対します考え方は、双方、賛否両論まだまだ双方があるということで、一定の方向づけが明確でないというように私認識しておりまして、町もさまざまな情報収集をしながら検討する課題の一つとしての認識は、持ち続けたいというふうに理解しております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

広がる可能性はないけれども、かかる可能性はあるわけですよ、これ。そういうことを考えたら、行政の対応としては国の動向を待たずとも、これに対して敏感に対応している方も上富良野町にも実際いるわけですから、やはりそういうところを先取りしながら対応するということも必要だというふうに思いますし、何よりもかかってからでは遅いわけで、ワクチンの取りようによって、重症を軽度化になったということも聞かれますので、ただ国の動向待ちではなくて、事実として、保健薬として認証されていないだけで、国もこれに対しては重要な課題だというふうに認めているわけですから、そのことを考えたら行政として、自治体として行っても何も不思議ではないと思いますが、この点お伺いいたします

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。町といたしましては、このヒブワクチンに対しましては、先ほどのお答えに重複いたしますけれども、まだきちっと国としてのまず位置づけが明確でないということは、その判明にまだこれに伴うリスク等もきちっと解明されていないというようなこと― 23 ―も情報として聞いております。そういうことから、積極的に町が今、感染はしなくても罹患はするということは、そのとおりでございます。これについては、それぞれ該当されるお子様をお持ちの方が、現在のところ自己判断で対応されることがあるべき姿だというふうに考えておりまして、十分な国の見解、あるいはそういったものが、我々が町民に説明できるような前提条件が整うような状況を迎えましたら、これはまたその時点で町民の皆さん方にいろいろ御意見をいただきながら、町としての対処方針は定めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 5番 米沢義英

町長、地方分権の時代だと言われているのです。町長、わかるように。それだったら、地方分権の時代だったら行政が独自で判断して、それだけの動き、自治基本条例もつくっているわけですから、そういうまちづくりをしようではないかということの自治基本条例ですから、積極的にやって、先取りした中で子供たちのとにかく健康を守るという、町長の姿勢としてなくてはならないのだと、私、基本的な姿勢としてこうだと思うのです。都合悪くなったら、これは自己負担ですよなんていうのはとんでもない話で、ぜひ見直していただきたい、ぜひ検討していただきたいというふうに述べまして、次に移らさせていただきたいと思います。高齢者住宅の問題ですが、本当に高齢者が多くなりました。障がい者の方もふえてきております。そういう意味では、私、地域で安心して暮らせるデイサービスも形として、ああいう形が地域にあれば、本当にいいのだと思います。私の構想としては、そういうものが地域にあって、何カ所か数カ所あって、地域の人たちと交流が深められる。そこへ行って、食事もできるというような形の中で、やっぱり体制づくりというのは、これからの上富良野町の地域福祉計画に基づけば、そういう体制づくりも必要だというふうに思います。公営住宅の建設が、これから進められようとしています。それ以外のところでも、そういう設置が必要かというふうに思いますが、私は、こういった考えというのは、町長の基本的な考えをお伺いいたしますが、将来は当然必要になるというふうに考えるのであれば、これからそういう考え方についての検討を加えるという形の認識をしておられるのかどうなのか、もう一度確認しておきたいと思います。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の3項目めの高齢者専用住宅の建設に関するお尋ねについてお答えさせていただきますが、これから高齢化時代はますます進む中で、町民の暮らし方はどのようにあるべきかと。特に住まいはどういうふうにあるべきかということは、大きなテーマであることは私も認識しております。そういう中で、自立支援センターを併設したような高齢者が暮らせるような環境を整えることは、これは財政的に許せば、私もすばらしいものだというふうに理解はしております。しかしながら、現実に行政を取り進める中におきましては、なかなかそういったわけにいかない現実もございます。そういう中で高齢者住宅が、高齢者の暮らし方・住まい方がどうあるべきかということは大きなテーマでございますので、現在、公営住宅の建設については、先ほどお答えさせていただきましたように、ユニバーサル住宅を建設しておりますが、これからは暮らす場所も大いに検討をする課題だろうと。暮らす場所、暮らし方、あるいはどういう町の世代構成の中で住宅街を形成していくかと、非常に大きな課題がいっぱいあります。ただ、単純にそこにそういう施設が、住まいが整備されればいいということではなくて、町全体の暮らし方のあり方をこれからは一つ大きなテーマとして押さえながら、高齢者も含めてどういうふうに安心に暮らせる住環境を整備していくかということを、町の方針として定めていかなければならないというふうに考えておりまして、今現在は、それぞれ既に取り組みをさせていただいておりますが、それぞれ弱い立場で暮らしておられる高齢者の方々が、目が行き届かないようなことがないように、これには最大限意は用いているつもりでございます。そういった日々の課題を克服しながら、将来の高齢者を含めた若い世代も含めた住まいの暮らし方については、町の大きな課題としてこれから位置づけてまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。

質問 5番 米沢義英

ぜひ考え方を膨らませていただいて、既存の施設は使えないのかとか含めて検討していただければというふうに。次に、中茶屋の問題ですが、商工会の議事録等を見ましても、この運営等については大変苦慮していると。仮に、別な会が実質的な運営をする場合においては、それも一つの方法ではないかというような商工会の方針というか、その内容の話も述べられております。既に町長も御存じのように、あそこは実質宅老所という形の機能持った中で使われておりますので、やはりこれは相手がいることですから、商工会も、当然、宅老所においてもたんぽぽの会にお― 24 ―いても、了解を得ないとだめな話でありますので、やはりそういった部分については、宅老所の機能を持ち合わせた中で地域との交流をつなげれるような場所に今なってきていますので、その点、より運営の委託についてもぜひこれを検討していただきたいと思いますが、この点どうでしょうか。

答弁 町長 向山富夫(町長は2020年12月まで)

5番米沢議員の中茶屋の運営についての御質問でございますが、現在、これの設置につきましては、既に御案内のとおりでございまして、商工会が事業を通じまして設置した事業で、運営している事業でございます。いろいろ御努力をいただいております中で、現在、たんぽぽの会が主体的に運営をしていただいておりまして、宅老所としての機能は十分、本当に成果としてあらわれるような実績を積んできていることは、私も承知しております。ただ、運営主体が、事業者が商工会でございまして、現在、たんぽぽに委託していただいておりますが、それが今後、町が直接委託云々とかそういうことになりますと、その前段に商工会が現在運営主体としておりますし、商工会がその意義を十分感じて運営してきてくれておりますので、商工会のほうからぜひ町も中茶屋の運営について、ぜひひとつ協議の仲間に入ってほしいというような御提言がありました段階では、当然町も参画してまいりますが、現在のところ商工会さんのほうに対して、こういう考えで考えませんかというような、私のほうから御提案申し上げる状況にないということだけは御理解賜りたいと思います。以上でございます。

出典:上富良野町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月16日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる