みんなの議会

上富良野町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日

(1)広域連合とまちづくりについて/(2)行財政改革と町の活性化について

2008年3月12日、上富良野町議会の一般質問で、向山富夫議員が「広域連合とまちづくりについて」「行財政改革と町の活性化について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。

質問者
向山富夫 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 向山富夫

昨日から一般質問が続いておりまして、大変お疲れであろうと思いますが、最後でございますので、よろしくおつき合いいただきたいと思います。さて、国の内外におきましては、昨今非常に多くの問題や課題が、枚挙にいとまがないほど起きております。御案内のように、国際的には原油価格の高騰やサブプライム問題に起因いたします世界経済の不透明感、加えて環境問題等々の数々。一方、国内に目を転じますと、ここへ来て多少かげりが見られますが、いざなぎ景気を超えたと言われます長期にわたる国内経済成長、反面、ますます拡大する都市と地方の格差問題、とりわけ、私たちの周りを幾ら見渡しても、豊かさを実感できるものはどこにも感じることはできません。むしろ、灯油やガソリンを初め、生活物資の高騰や値上げ、さらに食の安心、安全に対する信頼が大きく揺らぐなど、将来の生活への不安が日ごとに増大しているのが実態ではないかと思われます。このような中にありまして、上富良野町も間もなく新年度を迎えようとしており、この際、これからのまちづくりに対する2項目につきまして、町長にお尋ねさせていただきたいと思います。まず、1項目めは、平成21年度からスタートが予定されております広域連合についてお尋ねいたします。計画によりますと、五つの一部事務組合の事務事業が平成21年度から広域連合に移行するとともに、将来、国保や介護保険事業も研究していくとされておりますが、これらの取り組みを進める中にありまして、上富良野町が目指す自主自立に対してどのように機能してくるのか、お聞かせいただきたいと思います。― 116 ―さらに、もう少し具体的にお尋ねさせていただきますが、まず1点目は、この広域連合において、どのような行政効果が見込まれるのかという点。2点目といたしまして、住民サイドの視点から、あらゆる施策は住民に対するサービス向上を第一義としておられると思いますが、広域連合による事業において、どのような面で、あるいはどのような形でサービス向上が期待できるのかについてもお尋ねいたします。3点目は、富良野広域連合の構成市町村間において、この広域連合を基礎とする将来の富良野圏域5市町村の目標といいますか、将来構想について、市町村長で構成されております委員会で明確な認識の確認をされておられるのか、さらに、認識の確認の有無にかかわらず、方向性において差異はないのかについてもお尋ねいたします。4点目といたしまして、第2期分権改革がスタートしたわけでありますが、第1期の改革に比較し、私はさらに、それぞれ自治体の自己決定、自己責任が強く求められてくるような気がいたします。このような中にあって、今後ますます地方分権が進んでくると予想され、地方自治法291条の1によりますと、現在の一部事務組合と違い、広域連合は自治体と同様、いや、それ以上に、国、道などの権限移譲を受け、処理できるとなっており、今後、当町として権限移譲につきまして、広域連合との間におきましてはどのように位置づけされていき、また、町として移譲を受ける受けないにかかわらず、国や道の軸足は広域連合に移っていき、次第に町の本来の自治能力が低下をしていき、今後の自主自立に影響受けないかどうかの心配もありますので、この点についてもお尋ねいたします。次に、2項目めの行財政改革と町の活性化についてお尋ねいたします。この間、町において、住民サービスなども含め、時には痛みも伴いながら行財政改革に不断に取り組んできたところですが、その効果額は21億円を超える額に達しようとしております。これは現在の町の一般会計の約30%にも達する額でありまして、その効果もさることながら、これまで町民皆様の御理解と御協力に改めて感謝を申し上げなければならないと思っております。しかし、町の財政は着実に健全化に向かっておりますが、一方では、行政も民間も含め、次第に町の活力が失われてきている実態もあると思われます。このような財政の縮小均衡の中にありまして、産業の活性化を図ることをどのようにして両立させていこうとしておられるのかを、まずお尋ねさせていただきます。さらに、これに関しまして何点かお尋ねいたしますが、1点目は、町の財政規模がこれだけ縮小してくることにより、町内全体において循環いたします総資金が縮小し、さらに活力が失われていく一つの要因となっているのではないかと思いますが、この点についてお聞きいたします。次に、2点目は、ますます少子高齢化が進行する中、貴重な若者の定着や高齢者の生きがいづくりも含め、今こそ町を挙げて上富良野の活性化に取り組まなければ、到底、将来の自主自立などは果たし得なくなると危惧いたします。そこで、今はそれぞれの業種業態で縦割り的な振興策がなされておりますが、これらを横断的に結んで、異業種間で相乗効果が生まれるような体制の整備と、ソフト・ハードもあわせた支援対策に見直すべきであると思いますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。3点目は、ただいまお尋ねいたしましたことを少しでも早く、今度は具現化するために、今後いろいろなものに取り組んでみたいと思う人たちのきっかけづくりや、また、取り組もうとする人たちへのコーディネートやアドバイスができるように、多くの情報を得ながら支援ができるような、さまざまな体制整備こそ、行政が果たさなければならない重要な仕事と考えますが、これらにつきまして町長の率直な考えをお聞きいたします。以上、2項目についてお尋ねいたしますが、現下の国の政治状況、加えて、ますます広がる地域間格差と厳しさが続く地方経済の現状でありますが、何といたしましても、いま一度町民一丸となって、再びこの上富良野ににぎわいを取り戻すことができることを願いまして、質問とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

1番向山議員の1項目めの広域連合とまちづくりに関する4点の御質問にお答えさせていただきます。まず、答弁に先立ちまして、あらかじめ御理解を賜りたいと思いますが、他に御質問をいただきました議員の方へも申し上げましたように、富良野広域連合の設置については、今定例議会へ確定した規約を添えて御提案をさせていただいているものであります。この規約は、設置しようとする広域連合の骨格となるものであり、具体的なものにつきましては現在も協議中でありますので、御質問に対しまして明確にお答えでき得ない点もございますので、あらかじめ御理解を賜りたいと存じます。それでは、まず初めに、1点目の行政効果の見通しについてお答えさせていただきます。― 117 ―設置を予定いたしております広域連合は、現在5市町村における五つの一部事務組合を一つの広域連合という同じ特別地方公共団体へ統合しようとするものであります。これまで、広報かみふらのの紙面やまちづくりトーク、町議会において、皆様に説明をさせていただいておりますように、その効果といたしましては、重複する同じ事務や組織を統合することで、事務や組織体制、ひいては財政的な効率化を図れるよう協議を重ねているところであります。将来的には、国民健康保険や介護保険事務などの市町村の共通する事務の処理も研究、検討してまいる予定でありますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2点目の住民サービスの面でどのような期待ができるのかという御質問でありますが、当面は共通する事務を集約し、量的縮減を図るなど、執行体制を一本化することで総体としての経費の縮減につなげるなど、効率的な行政運営を図ることを目指し、一部事務組合から広域連合へ移行するということに努めております。いずれにいたしましても、行政サービスは住民の負担で成り立っていることを考えますと、現下の経済情勢の中で住民に負担を強いることは、でき得る限り避けるべき優先課題であると考えております。その上で、将来に向けて住民へのサービス向上につなげられるよう、あらゆる角度で細部にわたる検討協議を継続し、その実現に努めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の、構成市町村間における将来目標の基本認識に関する御質問でありますが、平成17年に富良野広域市町村圏振興協議会の中で、将来の富良野圏域の自治のかたちを研究しようということで、自治のかたち検討プロジェクトチームを設置いたしました。1年間検討を重ね、平成18年3月に、市町村連携、広域連合、市町村合併、広域都市の四つの選択肢を示し、最終報告書の提出を受けたところであります。この報告をもとに、各市町村が、住民、議会へ説明し、意見を酌み取り、持ち寄って、平成18年8月に、5市町村長が協議した結果、広域連合を選択したものであります。したがいまして、5市町村ともに基本的に広域連合を設置し、業務を開始するという確認がされており、その認識に差異はないものと考えているところであります。次に、4点目の地方分権の受け皿としての広域連合と当町の位置づけに関する御質問でありますが、現行の地方自治法上、広域連合は一部事務組合と同様に特別地方公共団体であり、市町村とは異なり、課税権や国などからの財政措置がなく、あくまでも構成市町村で定めた広域的な事務の処理をするものであります。なお、一部事務組合と違って、権限移譲の受け皿となることができるほか、連合長や連合議員の投票制度や直接請求制度を備えているところであります。また、当町を初めとする市町村は、法令に定められている基礎自治体で課税権があり、国などからの財政措置もあるわけであります。市町村としての自治事務を処理する責務があり、加えて、国や道からの事務権限を受けることで、住民に身近な行政機関としての役割は大きくなってくるものと認識しております。なお、広域連合制度は、平成6年に一部事務組合制度の限界に対応して創設されたものでありまして、将来的には構成市町村の協議において広域的に処理することが望ましいと思われる共通する市町村事務を処理することが望まれますが、あくまでも基礎自治体の市町村において専門的人材が確保しづらいなどの理由から、特定の事務を担い切れない場合の行政主体の補完策として、共同で広域連合、広域的に事務処理機能を果たすべき、いわゆる水平補完の選択肢の一つとして認識しておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、行財政改革と町の活性化に関する3点の御質問にお答えさせていただきます。現行財政改革実施計画は、平成16年度予算の策定時における今後5年間の中期財政見込みで、総額24億円の財源不足が想定される極めて厳しい財政状況にあって、パブリック・コメントの手法を講ずるなど、広く町民の意見を伺い、改革に伴う痛みについても、お互いに共有すべきとの力強い意思をいただいた中で策定したものであります。この計画が目指しましたのは、財政の安定化とともに、地域全体で公共サービスを維持、拡充していくための共同のシステムづくりを確立していくことで、改革過程及び成果で生み出される行政資源を戦略的重点的に活用していくというものであることは既に御案内のとおりであります。1点目の、町内で循環する総資本についてでありますが、御承知のとおり、国による地方交付税や公共事業の削減とともに、町の財政規模も平成9年度をピークに減少に転じ、また、人口が減少傾向にあることとあわせて、物やサービスの競争が国境を越えて広がるグローバル化の影響などを受け、農業粗生産額、小売・卸売の商品販売額、製造品出荷額など、いずれも減少で推移しておりますので、議員御指摘のように縮小しているものと受けとめているところであります。2点目の、活性化に向けた相乗効果を生む手法や― 118 ―町の支援策についてでありますが、国全体の人口も減少に転じた今日にあって、従来のように大きなウエートを占めていた公共事業が削減する中で、本町におきましても、すべてが右肩上がりの時代における成長路線の発想や施策は、既に制度疲労を起こしていると言わざるを得ません。今後は、減少するパイの中で、地元基幹産業の農業や恵まれた自然景観など、我が町の特性を生かすことをベースにした地域再生のために、町民の皆様とともに知恵を絞りながら、既成概念にとらわれない新たな発想や施策を展開することも重要と考えております。議員にお渡しした答弁書の中で、一部、字句を変更させていただいておりますことをお許しいただきたいと思います。地域が持つ資源や力を見詰め直すとともに、それらの力が個々に発揮されるばかりではなく、有機的に連携を深め、最大限に発揮されていく仕組みを構築していくことが大切であります。多くの方々の知恵や発想、力が生かされていくために、その条件整備など、行政として担うべき役割の支援については、力を注いでいかなければならないと考えております。例えば、農業と農産加工業の連携から地場産品を活用した新たなメニューづくり、これらを観光振興や地産地消、食育推進などに連動させていくことは一例として考えられるものであると思います。このようなことから、3点目の支援体制につきましても、行政サイドでは、その具体的ノウハウを人的にも組織的にも持ち合わせてはおりませんが、新しいチャレンジする方が必要とすることを承知できるよう関係機関への取り次ぎに当たるなど、行政が発揮すべき役割もありますので、体制のあり方などについて考えなければならないと思います。いずれにいたしましても、私は、これからのまちづくりは、自助、共助、公助を役割と責任分担の原則として、自立した個人を基礎に置き、相互理解と相互補完をしながら、協働による取り組みを進めていくべきものと基本的に認識しております。新たな総合計画の策定に当たっても、「協働」をキーワードにその案をまとめていく旨、指示をいたしているところであります。物の豊かさから心の豊かさの時代と言われてから久しいわけでありますが、町民の皆さんを初め、地域の民間団体の皆さんと協働して、将来に希望を持てる、真に豊かさの実感ができるまちづくりに向けて、一層の努力をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。

再質問 1番 向山富夫

それでは、再質問をさせていただきたいと思いますが、最初に、広域連合におきます行政効果と住民サービスについてでありますが、行政効果の見通しについては、現在取り組んでおります一部事務組合の組織や事務などが重複する部分において、行政的あるいは財政的な効率化が図れるとのお答えであります。また、将来は、国民健康保険や介護保険事務等についても研究、検討されるとのことであり、また、住民サービスの面においても、将来に向けサービス向上が図れるよう、今後、検討、協議を進めるということでありますが、広域化の意義や、それにより派生してまいります行財政効果も当然予想できますし、それを期待して取り組むことが最大の目的だと思います。そればかりでなく、そうであれば、限りなく広域でできるものはどんどん広域化を進めていけばよいことになるのですが、そういうことには現実にはなりません。そこでお尋ねさせていただきますが、町長のお答えによりますと、広域連合については、あくまで基礎的自治体の水平補完としての選択肢とされておりますが、これは私も同様に思います。とすれば、私は上富良野町が将来にわたり自主自立を目指そうとしていることから、将来も含めて、広域で処理する事務事業と、自賄いする事務事業との一定の区分が必要と思われ、この点について少し具体的に示していくべきではないかというふうに考えておりますので、考えをお聞かせいただきたいと思います。さらに、広域化を進める事業、消防や環境衛生、それから串内、さらには学校給食において、これらにおきまして住民サービスの一層の向上を目指そうとしておりますが、当然、広域で進めるわけですから、全体のパイが大きくなるわけで、そのサービスは、多分平準化されて、逆に、きめ細やかな配慮という点では劣ってくる心配があると思われますが、この点についての見解をお尋ねいたしたいと思います。次に、将来目標についての市町村間におきます基本認識についてでありますが、広域連合を設置して業務を開始するということを確認しているということですが、これは既にもう設置に向けて実質的にスタートしているわけですから、これは将来目標とは理解しないのが一般的でないかと思います。そこで、具体的にお聞きいたしますが、少なくとも私が知り得ますところによりますと、富良野市の市長さんは、昨年2回の市議会の質問に対する答弁や、先般、占冠村で開催されたとお聞きしております正副議長を含む会合等におきます市長さんや市議の方々の発言の報告をお聞きいたしましたが、これらによりましても、この富良野広域連合は、将来、― 119 ―富良野圏域5市町村が一つになること、すなわち、合併に向かうためのステップであるという認識を持っておられると私は解釈できるわけですが、町長は準備委員会等で常に議論をされておると思いますので、私の解釈が間違っているのかどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。もし私の理解に大きな相違がないとすれば、町長は、議会や町民に対し、広域連合は将来の合併を念頭に置いたものではないと言っておられますので、そうすると、構成市町村間において、将来について、現在ではないですよ、将来についての基本認識に明らかに差異があり、同床異夢ではないかと思いますが、町長の見解をお聞かせいただきたいと思います。仮に同床異夢だとすれば、これは圏域の住民にとっては大変将来に対し不安を与えることになり、ここはきちっと認識の統一を図るべきではないかと思います。くどいようですが、お尋ねさせていただきたいと思います。さらに、広域連合と権限移譲に関する点でありますが、広域連合には課税権等はありませんが、国や道においては、事務事業についての権限移譲の受け皿として、今後、広域連合を大きな柱と位置づけてくると考えられます。むしろ、そのように誘導も図ってくることも想定されるところでありますが、そこで、今後五つの一部事務組合のほか、国民健康保険や介護保険についても研究をしていくとのことですが、さまざまな形で権限が一極に集まっていくことは、それに伴いまして、当然、人だとか物、金も集まっていくことにはならないかという危惧があります。例えとして適当ではございませんが、身近な農協の例をとっても、ここ数年で、人、物、金も一極集中になっていっております。こういった点からも、次第に多くの権限と事務が偏ることによりまして、特に町の経済や人材などの面で、上富良野町においてマイナス効果の心配がありますが、こういう心配がないのか、この点についても町長にお聞きいたします。1点に当たる光が強くなればなるほど、それによってできる陰は暗くなりますので、ぜひこの点もひとつお尋ねしたいと思います。次に、2項目めでございますが、行財政改革と活性化についてでありますが、私は今まで幾度となく、町の活性化について町長に質問をさせていただいておりますが、ぜひともこのような質問が無用になるようなお答えを期待して、再度お尋ねさせていただきたいと思います。町の財政規模が縮小することによりまして、町内で循環する総資金も縮小していることは、町のさまざまな統計を見ても明らかであります。この結果、町の活力も次第に失われてきているのであります。この間、町としていろいろな活性化策を講じてきたと思いますが、しかし、十分な成果を得るには至っていない面もあり、さらに、今後どのように活性化を図るよう構想されているのかについてもお聞きいたしたいと思います。農業、商工業など、町の基幹産業全体が低迷している中、加えて、町の公共投資予算も、ここ10カ年で見てみましても、約4分の1になっておりまして、加えて、さまざまな事業が指定管理も含め、民間移譲になったことに伴い、町外事業者が参入し、町内で循環するお金がさらに縮小し、活力を鈍らせている一因になっていると思われますが、国におきましては、国の事業を民営化して、景気を回復させてきたわけでございますが、当町でも、事業の民間移譲や公共事業の発注に際し、競争原理を排除することはできませんが、極力、地元でお金が循環するような一層の工夫が必要と考えますが、この点についてお尋ねしたいと思います。また、関連いたしまして、町長が昨今よく口にされますが、スクラップ・アンド・ビルドというふうに述べられておりますが、これはどのようなことを想定されておりますのか、できれば具体的な例がありましたら、示してお聞かせいただければというふうに考えております。次に、活性化に向けた支援策と町の体制整備についてでありますが、町長は、既成概念にとらわれることない新たな発想や施策の展開を図りたいとのことでありますが、まさしく、これらの点が、これからの活性化に大きなポイントだと思います。そこで、この点につきまして、業種業態を限定せず、また、実績があるないにかかわらず、新たな取り組みや試みに対し、勉強や準備のための研修を受けたり、あるいは実習をするなどに対して、補助や助成を行うとともに、さらに実際取り組もうとする段階に至ったときには、これらに対しても柔軟に補助や融資等を行う仕組みを整備すべきと思いますが、できれば新たな条例を起こして取り組んでいただきたいと考えますが、町長の御所見を賜りたいと思います。また、人的な支援の体制につきましても、関係機関への取り次ぎなどに終わらず、職員を民間企業へ派遣するなどいたしまして、役所の発想を超えた能力を習得させるような、そのような職員育成もこれから大変重要になってくると思いますが、この点についてもお尋ねいたします。以上、2項目について再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

1番向山議員の再質問にお― 120 ―答えさせていただきます。まず、広域連合関連の御質問でありますが、基本的に、さきにお答えさせていただきましたように、現在の広域連合における行政効果につきましては、一部事務組合を広域連合に統合するということでありまして、住民サービスの問題等々も含めまして、現在のこの広域連合の事務事業が、住民に対する行政サービス等々については、直接的な広域連合になったからということで変動はありません。ただ、変動があるとするならば、消防事務組合が、消防関係が上富良野に本部が設置されるということで、上富良野の対応になるよということかなと思います。ただ、さきにお答えさせていただきましたように、組織の効率化と財政的な軽減策を講じながら、今回は、五つの一部事務組合を一つの広域連合に統合したということで御理解を賜りたいなというふうに思います。また、広域連合におきますそれぞれの町村の認識はどうなのだということでありますが、さきにお答えさせていただきましたように、今進んでいるのは、広域連合という道を選ぼうということで5市町村が一つの道を選んでいると。将来的にどうなのということになると、議員の御質問にありますように、合併したいなと思う人と、我が町このままでは到底やっていけないから何とかしなければならないなという自治体と、絶対に自立でいくぞという自治体と、その将来的な腹の中はいろいろあろうかなというような気はします。しかし、我々今、協議の中で、5市町村長が協議、決定をしているのは、広域連合でいくのだということが前提であります。ですから、将来的にどういう思いをしていようと、それはそれぞれの思うことでありまして、我々委員会の中でそういったことを議論していることは一切ないということで御理解をいただきたいなと思います。ただ、その中で、我が広域連合にいろいろなものが事業を集約することによって、基礎自治体としての体がどうなるの、体をなすのか、なさなくなったらどうするのだという御発言でありますが、私としては、決して、基礎自治体としての権限をなくすことは上富良野町としてはあってはならないと。やはり広域連合の中で事務事業を一括してやるにしても、基本的には、住民に直接サービスしなければならない基礎自治体としての対応については、これは離すべきものでないというふうに思っております。ただ、今現在も広域の中で対応しております介護保険なんかの認定等々につきましては広域でやっているわけでありますから、保健福祉関係については、これは広域で対応する中で可能な事務事業かなというふうに思っておりますし、また、部分的に申し上げるならば、観光事業についても、昔のように単独自治体が観光PR、観光行政の推進をするのではなくて、昨今は、富良野圏域、富良野・美瑛というこの地域の中で、もう定着しているという中にあって、やっぱりこれについては広域の中で今後も進めていく事務事業の一つかなというふうに思っております。そういったやはり取捨選択をしながら、自主自立をする町として、基礎自治体の体をなさなくなるような事務事業の広域化は図るべきでないと、私はそう思っております。そういった観点からして、私としては、当然にして、広域化する事務事業は取捨選択しなければならないというふうに思っております。それから、広域連合化することによって、住民に対するサービス低下等々につながらないのかということでありますが、これにつきましては、最大限、サービスの低下につながるような広域連合であってはならないというふうに思っております。低下につながらないような施策の展開、また、広域連合組織の中での発言をしていかなければならないというふうに思っておりますし、現実に、それを地域として見きわめて、地域として発信していかなければならないというふうに思っております。次に、地方分権に伴います権限移譲等々についての問題でありますけれども、これにつきましては、御承知のとおり、我が町で、例えば権限移譲がなされるものがあったとしても、専門職だとかいろんな職員の対応等々で受け取ることができ得ないという課題につきましては、我々、広域連合の委員会の中でも協議をしておりますけれども、広域連合の中で受け取れるものは受け取って、圏域の中で対応していくように進めていきたいというようなことも協議をしているところでありますので、これらにつきましては、議員が懸念しておりますように、すべてを広域連合で権限を持っていくというのでなくて、上富良野町として、我が町として受け入れれる権限移譲の部分については、すべて町として、今までも受け取っておりますので、これからもそういう形の中で進めていきたいというふうに思っております。それからもう1点、この中でスクラップ・アンド・ビルドについての御意見がありました。スクラップ・アンド・ビルドというのは、私といたしましては、基本的にはもう用をなさなくなった事業と申しますか、投資効果が低減した事業、そういった部分については、もうスクラップしていくべきでなかろうかと。そして、新たな事業の展開をしていくということでないかというように思っております。ただ、このスクラップ・アンド・ビルドというのは、基本的に私は、16年から始めた行財政改革の― 121 ―中におきまして、当然にして、さきにもお答えさせていただきましたように、この5カ年間で24億円の財源不足が生じると。この財源不足を補うためには、一部は基金を支消させていただかなければならないし、今実施している事業をスクラップしなければならないと、そして、スクラップすることによって不足財源を確保する、事業をやめて不足財源を確保するということを従前まで、今まで行革の中では、ある面では取り組んできた、そして、スクラップしたから新たなビルドができたかと、事業展開ができたかといったら、事業展開をするためのスクラップでなくて、財源確保のためのスクラップだと、それが19年度予算編成から、何とか、スクラップしたもので新たなビルドを事業展開できると、この事業はもうそろそろいいねという事業については、限られた財源の中で見きわめると、事業評価をしていくと、この事業はもうスクラップしてもいいねと、そういう事業の原資を、新たなビルド、新たな事業展開に向けれるようになってきたと。そして、これが本格的に機能していくのは、行革を進めるときにも町民の皆さん方にもお約束したのは、次なる21年からの上富良野町の総合計画の実施計画の中にあっては、その限られた財源の中にあっても、新たに今言うスクラップした財源をビルドしていける、そして、基金は、財源不足に使うのでなくて、こういう事業を展開するために基金を使おうというような財政運営ができる形を整えていきますよと、そういうふうな形にするために、住民の皆さん方の御苦労をいただきながら、ある面では苦労をいただきながら財政運営をさせていただいたということでありますので、ひとつ御理解をいただきたいなと思います。次に、2項目めの御質問でありますけれども、さきにもお答えいたしましたように、我が町の投資財源、公共事業投資財源というのは、約40億円近くあったと、今はもう10億円以下というような、非常に公共投資財源が少なくなったと。これは御承知のとおり、今まで我が町の一般会計予算は100億円の予算を組んでいたのが、今はもう60億円台、ことしはたまたま72億円の予算を提案させていただいておりますけれども、これは借金の前倒し償還、それから畜産担い手の特別な部分があって、中身は、それらを抜くと、19年度よりも若干減額した厳しい予算であります。そういうような中にありまして、公共投資がなかなか思うようにいかなくなったと、そのことが、ある面では、議員の御質問にありますように、我が町におきます循環資金が減少しているという一つにもつながります。ただ、当初から私自身も公共事業の投資する財源のうち、いろんな形がありますけれども、何としても地元に落ちる対応を図っていかなければならないと、地元で動くことのできる公共投資の財源の対応をしていかなければならないということでありますが、基本的には、入札制度、いろんなものがだんだん厳しくなってきているという中で、そういうことも十分に、対応しようとしてもでき得ない部分もあるというようなことで、厳しいわけであります。例えば、私も昔、商工会の一役員として勤めたころに、当時、我が町の消費購買力というのは、当時でも百数十億円の消費購買力を持っていたと。しかし、そのうちの数十%は町外に流出すると。そして、そのうちの半分以上は我が町の大手スーパーさんが上富良野で、皆、金を集めて本社に送るというようなことになりますと、我が町に残る部分というのは、当時の数字で20億円足らずと。流通する金額は相当あるわけでありますけれども、最後に残るのは若干しか残らないと、そういうようなことを何とかしないといけないなということで、当時、商工会で大分議論をしたこともあるわけでありますが、そういうようなことで、町の中で循環することの額をどのように確保していくかということが、議員御心配のように、これから先の対応の中で十分考えていかなければいけないと。そのためには、基幹産業の農業であり商工業であり、こういった町の中心になるものが、やはり息づいていただかなければならないし活性化していかなければならないと。そのためにも、行政としての手助けというのはどこまでできるのか、どういう対応でしていけるのか、さきにもお答えさせていただきましたように、農業にしろ商工業にしろ、やはり努力し、やろうとする者が報われるような、そういうような支援策を講じていかなければならないなと。ある面では、行政が金を出してくれればやるぞというようなことでは、とてもではないけれども対応でき得ない部分が、限られた財源の中では生じてくると。やはり努力する者が報われる、そういう施策の展開というのは、農業にしろ商工業にしろ、地域発展の活性化のためにも、行政として対応していかなければならない大きな課題であるというふうに思っております。また、次に、いろいろな活性化の中で、また地域との対応の中で、職員の研修、養成等々についての御意見も御発言もありました。確かに今問われているのはそういった分野でありますので、これらにつきましても御提言を呈しながら、今後の行政運営を進めさせていただきたいというふうに思うところであります。以上です。

再々質問 1番 向山富夫

恐縮ですけれども、再々質問をさせていただきます。再質問で何点かお尋ねいたしましたけれども、私のほうも整理して再々質問をさせていただきたいと思いますが、まず、広域連合に向けまして取り組もうとする事務事業につきましてですが、現在五つの事務事業が広域化をしようとすることで準備を進めておられます。また、国保や介護保険についても研究、検討するということでございますが、私は、これが、先ほども申し上げましたけれども、当然、大局的に見ると、広域化を図ることによって当然行財政効果が派生してくるということは、これはもう当然のことであります。しかし、それは決まったパイの中でそちらへ権限などが移っていくわけですから、当然本体のほうは、その部分が薄くなっていくわけですから、私は、まずもって申し上げておきますけれども、自主自立ということに対しまして強い思い入れを持っているものですから、まずそういう前提があるということでお聞きいただければありがたいのですが、そういうことで、事業が、これも効率化すればいい、これも効率化が望ましいということで、そちらにシフトしていきますと、おのずと本体のほうがそれだけ軽くなっていくわけですから、行財政効果という面では確かに理解はできますけれども、将来にわたって自主自立を目指そうとする精神があれば、やはりここは、この程度までの広域化で進むということをもう少し、今示されている範囲で終わるということでしたら、私はそれで十分だというふうに理解しておりますが、それがさらに、特にきのうの質問等からもいろいろ御意見が出ておりましたけれども、学校給食一つをとりましても、やはり従来自賄いでしていたものが、今後広域を基本にということになりますと、2項目めの質問と一部重複しますけれども、今まで町内で循環していた経済的なものも、あるいは人的なものも、広域のほうにシフトしていってしまうということ、上富良野にとってどうなのかなと。確かに行財政効果という面では、これは評価しなければならないと思いますが、片方ではそういういずさもあるということで、どのようにそれをすみ分けしていくのかという心配もありますので、私は、給食やなんかについては本当に心配もしております。また、消防業務等につきましても、それぞれ富良野市の消防、あるいは上川南部等についても、それぞれ、どちらかというと職人かたぎのようなところがある職域らしいですから、非常にそこら辺も、本当に住民サービスの向上につながるのか疑問視するところもありますが、現在取り組もうとしている部分については、取り組む約束をしているわけですから、これはいたし方ないにしても、私は住民の皆さんに大変汗をかいていただかなければなりませんけれども、やっぱり基本は、自賄いというのは基本に据えてこれからもいくべきだと思いますので、再度、町長に、どの程度、広域化を目指す部分と自賄いをする部分とすみ分けについてお考えをお持ちでしたら、再度お尋ねをさせていだきたいと思います。それから、そこから進んでいきまして、権限が移れば、当然それに伴って人や物や金が動くわけですから、非常にそういうことで、上富良野が農業部門では寂しい思いを私しておりますので、そういうようなことと一体に比較することは正しいかどうかわかりませんけれども、そういうようなニュアンスを私は持っておりますので、そういう心配を排除できるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。それから、この広域連合に向けます5市町村の認識の点でございますが、私は将来どういうような広域連合を基本として、将来どういうような富良野圏域の姿になるのかという議論が、委員会の中でされているはずだと思うのですよ。富良野の市議会におけます議事録等を見させていただきましたりしても、能登市長さんは、きちっと、そういう意見交換をしているというふうに書いてあります。そして、五つの町の最終目標は一つになるということなど、意見が出されていると、将来、富良野圏域5市町村は一つであるという共通認識に立っていると、そういうようにも述べられております。ですから、私は、町長のお答えになっております中身と、どうも、同じ列車に乗っているのだけれども目的地が違うというように理解せざるを得ないのです。私の日本語の読解力では、そういうふうに議事録を見ると理解してしまうのですが、こういう差異があると。ですから、私は差異があるというふうに理解しているものですから、町長の見解と違うのですが、私の思い違いがあるとすれば、私が誤解をしているとすれば、その誤解を解くような御説明を再度お願いしたいと思います。それから、次に活性化の点について何点かお尋ねいたしますが、町は行財政改革に伴いまして、さまざまな事業を民間に移譲、あるいは指定管理等の方法で民間活力を活用しようということで取り組んできておりまして、その成果としては、町の行財政の部分から見ますと、成果が着実に上がっていることは評価するわけでございます。しかしながら、それによって、果たして、旧来、それはもう直営でやっていた時代は、すべて、100%とは申しませんけれども、かなりの部分が町内の中でお金が回っていたという実態もございます。しかし、これだけ町の― 123 ―財政もしぼんできていると、あるいは、民間の経済力もしぼんできている中で、さらにそういう民間移譲を進めていくことは大いに私も進めていくべきだと思います。しかし、こういう非常に資金の流れがタイトになってきている中で、町内がタイトになってきている中ですから、当然、先ほども申し上げましたけれども、競争原理を排除するようなことは、これはあってはなりませんけれども、しかし、さまざま、例えば入札等におきましても、いろいろ知恵を絞ってやってこられている点は私も感じております。しかし、それでいてもなおさら、町の活力がどうもそれらによって増してきているというように印象を持つ部分が非常に少ないので、これからまたさらにいろんな事務事業を民間に移譲するというような構想も新年度では盛られているようであります。そういう点におきまして、本当に民間に移譲する中で、いろいろな縛りとか決まりとかというものも当然ついてくると思いますが、それらについても、当然、町内の事情を勘案したような、ソフトランディングと申しましょうか、最初から事業評価を第一義に考えるというような、そういうことを強調しないで、やはり、できれば、将来、町内の事業者が元気になって、そしてひいては町の財政の軽減化にも寄与していただけるような、そういうような、多少育成もしていくというような意味合いも含めた、そういう業務の委託等も今後意識して進めていくべきでないかと思います。それからもう1点、町の産業すべてを横断的につないで、そして町の職員の能力向上も含めて、新たな、これから志を持つ、持とうとしている人たちのきっかけづくりや、そういう人たちを、ソフト・ハード両面から含めて支援できるような、必要であれば新たな条例を起こしてでも、今、そういう体制を整備するべきではないかというふうに思いますので、再度お聞かせいただきたいと思います。以上でございます。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

1番向山議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、広域連合関連でありますが、基本的に、議員と私の考えとはそう違わないなと、そのとおりだと思っています。まず、自立していくために広域行政というものをどう利用するのかということが前提でありまして、自立してそのままいけるのであれば、広域連合に仲間入りしなくていいわけです。ただ、町が自立していくために、基礎自治体として自立していくために、いろんな面で、我が町単独で行えない、そして、行政効率も上がる、住民サービスも向上すると、そういった分野については、広域連合の中で、広域行政の推進の中で、広域連合として位置づけしていくということであると思いますし、基本的に、基礎自治体として体をなさないようなことは、さきにお答えさせていただいたように、決してあってはならないと。今、これから先、広域連合の中でどういったものを対応していくかということについてと考えると、今のところ、いろいろと話題に上っているのは、葬斎場の共同化だとか、そういった分野だとか、税の収納だとかなんていうようなのがちらほらと出てきておりますけれども、決して基礎自治体としての基幹をなす部分を広域行政の中で対応していくということは、上富良野町としては絶対それには乗れないというふうに思っております。ですから、あくまでも自主自立の基礎自治体としての体を崩すようなことにはならないと、しないということで御理解をいただきたいと思います。それから、認識の違いでありますが、私も承知しております。今、議員のおっしゃったことは承知していますが、私どもも、5市町村長で構成しております委員会の議事録の中には、そういったことを議決したという項目は一切ありません。ただ、将来はこうだぞという、それぞれの市町村の発言は発言としてあります。将来は、今、向山議員のおっしゃったように、そういった発言。また、先ほど私が言いましたように、自立してとてもやっていけないなというような自治体の物の考え方。あるいは、ある面では、百年かけて五つに分かれたのだから、また百年かけて、一つになる機会があったら、チャンスがあったら、それもいいのでないのという話だとか、そういうようなのはありますけれども、将来、この広域連合の次は合併ですよというような議論、結論は出しておりません。ですから、私としては、先ほど申し上げましたように、広域連合という四つの選択肢の中の一つを選んだのであって、その先を位置づけたものは何もないということで、我々5市町村長における委員会の中では議論はしていないということで御理解いただきたいと思います。次に、活性化の問題、これも議員の御意見どおり、私もそのように思うわけであります。しかし、議員もおっしゃっていただいておりますように、いろんな縛りの中で対応でき得ない部分があるわけでありますが、何としても地元に対応していただくということが、私は基本的に考えております。しかし、いろんな縛りの中で難しさがあるわけでありますけれども、例えば指定管理者制度の管理者の選任等々においても、いろいろな基準のもとで対応はしておりますけれども、これからも指定管理者につきましても、でき得る限り地元が対応できることを基― 124 ―本としていきたいなと。しかし、いろいろな縛りがあるということは御理解いただきたいと。アウトソーシングで民間委託をする場合におきましても、地元業者はないのかということを前提としながら対応するわけでありますが、なかなか手が挙がらないと。議員の御意見にあるように、そういった業者を育てていくということも、ある面で重要であると。ただ、そういうような業者が育たない間は、他の業者にでも対応していただきながら、育った段階で参入するチャンスをつくっていくということもまた行政としても考えていかなければならないというふうに思うところであります。基本的には、議員の考え方と同じでありますが、なかなか、職員にも言われておりますが、昔から言われておりますが、町長、間違ってもこう言ってはいけないよと言われておりますので、なかなか私の気持ちを全部吐き出すわけにはいきませんけれども、議事録は残りますからそうもいきませんが、基本的に議員の考え方と違いはないということで御理解いただきたい。それからもう一つは、それぞれの異業種間の連携、農業、商工業、観光、こういった異業種間の連携等々、また行政との連携、そういったものの重要さというのは、従前のまちづくりとは違って、それぞれの分野でそれぞれの方々が努力し、それぞれに、個々に努力することによって一つの町が成り立ったという時代は終わったと。これからはすべての、異業種すべての方々、すべての町民が、やはりお互いに手を携えながら協力し合いながら対応していかなければ、まちづくりはできないと。さきの議員にもお答えさせていただきましたように、やはり協働のまちづくりということが重要であると。「我が」という時代はもう既に終わっているということで、議員おっしゃるように、連携ということの重要さ、協働ということの重要さ、これにつきましては、今後もまちづくりの中で私自身も十分認識しながら行政執行をさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成20年第1回定例会 2008年3月12日 議事録 PDF(130ページ) 間違いを知らせる