上富良野町議会 平成16年第3回定例会 2004年9月15日
(1)日の出公園の環境整備について/(2)上富良野町の特産品戦略及び産業振興について/(3)町長からの情報公開について
2004年9月15日、上富良野町議会の一般質問で、金子益三議員が「日の出公園の環境整備について」「上富良野町の特産品戦略及び産業振興について」「町長からの情報公開について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 金子益三 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 12番 金子益三
私は、さきに通告してあります3項目についてお伺いいたします。まず、1項目めでございます。日の出公園の環境整備について。上富良野町の観光客は、町全体の入り込み数においては昨年までは増加傾向にあったが、しかし、今年は、日の出公園の来場者数は著しく大幅に減少されている。北斜面花壇の花の生育がおくれ、肝心の観光シーズン時にははげ山に近い状態であった。毎年、委託費を含めた一般財源からの財政投資をしているのであるから、費用対効果を果たすように委託先に行政としての指導を促す必要があると。例えば、長期的な展望を行い、日の出公園の土づくりから根本的にやり直して、花が美しく咲くことができる地力をつくって他に負けない全面を美しいラベンダー畑にするとか、長期間花を楽しむなどの欲を張らずに、大切な観光シーズンに最高の状態をつくる方策をとるなどの、せっかくある観光資源を有効活用することが大切であると考えます。加えて、現在、シャトルバスが運行している通路の北側においては牧草や麦畑となっており、山頂に登ってみても公園としての整備が全くされていないのが現状であります。昨年、整備された場所も含めて、業者にも生育するまでの責任を持たすよう行政指導の必要があると考えますが、いかがでしょうか。町民憩いの公園として、町の観光の核となるエリアとしての公園整備のお考えがあるのかお伺いいたします。また、現状の日の出公園南斜面に設置してある索受式のリフトは使用が冬場に限られていて、現在の索受式のリフト及び支柱の耐用年数も終わっていることから、このリフトを通年使用できるTSFと呼ばれる固定循環リフトの導入を行い、夏場の観光客及び町民の山頂への移動手段として、安全かつ快適なチェア式リフトの早期導入のお考えがあるのかお伺いいたします。2項目めについてでございます。上富良野町の特産品戦略及び産業振興策についてお伺いいたします。大分県の知事によって始められて北海道も参画した一村一品によって、北海道の各自治体が独自の特産品及び町の代名詞となる代表的な産品を創造したりして、多くの成功事例が聞かれております。さらに、近年、当上川管内においても、上川オンリーワン戦略が上川支庁の政策のもと行われているが、上富良野町の他には絶対負けないオンリーワン戦略はとらないのか。町長が日ごろ言われる農業・商工業・自衛隊の3本の柱において具体的な政策が見られないが、当町の基幹産業である農業及び農作物の販売促進についてどのようにお考えであるか。例えば、上富良野町の農作物をJAとタイアップして加工し、町内にある商店、また、今年度始められた空き店舗対策でつくった中茶屋等で販売をするとか、また、上富良野町で生産されたお米を少ない量で真空パックにして、冠婚葬祭の引き出物等に使ってもらえるよう、農業と商工業のかけ橋となるべき方策をとるとか、加えて上富良野産の安全な豚肉を全国区にPRする努力、また、地元産品を使った加工食品のコンテストの実施を行うなど、さらなる生産者の生産意欲の火つけ役として町が尽力すべきと考えるが、町長はどのようなお考えがあるのかお伺いいたします。自衛隊との振興についても、上富良野町は富良野沿線自衛隊協力会会長としてすばらしい立場にあり、日ごろ行っている陸上自衛隊上富良野駐屯地及び隊員との友好関係の構築においては、その功績は顕著であると思っております。上富良野駐屯地の隊員及び家族の方は、町内の商店も多く利用していただいているが、一方で、その巨大な購買力が大型スーパー進出のターゲットとなり、商工会員が日ごろ一生懸命駐屯地との関係を構築しているにもかかわらず、一番おいしいところは何も協力しない町外の業者に取られているのも現状です。もちろん商業のすべてに行政が全面的にバック― 37 ―アップするのは不可能なことですが、これらの是正に一役を買うべく何らかの行動を起こしていただく考えはあるのか。また、後継者不足に悩む当町の商店街の対策として、後継者が安心して戻ってこられる基盤整備のために、少ない金額でもよいので奨励金を出すとか、後継者が戻った店舗修繕には何らかの補助を与え続けるなどの方策を講じていかないのか。このままでは当町も、大型スーパーとコンビニエンスストアだけの町になってしまう懸念もあります。車を持つ若い世代には、まだそれでもよいのでしょうが、社会的交通弱者のお年寄りのためにも、当町の商店街を活力あって生き残らせていく必要があると考えます。農業・商工業・自衛隊の三つの大きな柱を結びつけて、将来の上富良野町のさらなる発展へ向けての町長の具体的方策をお伺いいたします。3項目めについてでございます。町長からの情報公開についてです。ここで言います情報公開とは、上富良野町情報公開条例で定めている情報公開ではなく、町長の町づくりに対する所信や現在町で取り組んでいることの情報公開であります。現在あります、行政・観光・交流の三つのホームページにおいても、町長の取り組んでいる政策は何一つ書かれていないのが現状であり、また、町広報誌の一区画に、町長から住民に向けてさまざまな情報発信があってもよいと考えますが、今後、住民と行政との距離をより一層縮めるためにも取り組まれてはいかがかと思います。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
12番金子議員の3項目の御質問にお答えさせていただきます。まず1点目の日の出公園の整備につきましては、公園整備計画に基づきまして、昭和58年より平成15年までの21年間で、用地代を含め約15億1, 330万 円をかけ、展望台、オートキャンプ場、駐車場等の整備を国庫補助を受け実施し、平成15年度をもって補助事業としての整備計画を終了いたしたところであります。公園内にはさまざまな花の苗を植栽し、来園者の皆様に楽しんでいただけるよう心がけておりますが、今年は観光シーズンには花が咲きそろわないところが目立ち、遠くから見るとはげ山に近く、寂しさを感ずる状況となっていましたので、今後、これを教訓として、花の咲く多年草木の植栽、あるいは地力をつけるための植物の栽培など、一層の創意工夫を凝らし維持管理を充実させてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。また、日の出公園にあるリフトにつきましては、冬季のレクリエーション的なスキー利用のため、昭和60年に単線固定循環式リフトとして設置したもので、設置後19年を経過しておるところであります。このリフトを夏場の観光にも利用できるように、固定循環式のリフトに早期に変えるべきとの御意見でありますが、現在のリフトは既に耐用年数を経過しておりながらも、適切な維持管理をすることで、まだまだ使用できる状況であります。もっとも、夏も冬も使える通年型の利便性の高い固定循環式リフトの設置は理想とするものであり、その必要性は十分に認識いたしておりますが、町の財政状況のこともありますので、当面は現在のリフトをできるだけ長く使用するよう考えております。しかし、施設の老朽化の問題もありますので、固定循環式リフトの設置についての可能性についても引き続き検討をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の上富良野町の特産品戦略及び産業振興についてお答えさせていただきますが、議員御質問のように、上川支庁地域の重点戦略として、地域の特性を生かした上川農業、恵まれた自然環境を生かした上川観光、創造型産業が生まれ育つ上川商工業の三つを柱として据え、上川オンリーワン戦略が民間主体で進められておりますが、私としては上富良野におけるオンリーワン戦略についても、行政主導ではなく、農業者・商工業者など民間主導による発想で推進をお願いするもので、そのような中で行政として支援できるものについては、支援をしてまいりたいと考えております。基幹産業である農業や農産物の販売促進につきましては、農協等において生産の指針と販売戦略を立てながら進められておりますが、近年、地元農産物を加工した食品の販売や、町内だけなく各地で販売する上富良野産ポークの評判もよく、また、食味がよい上富良野産クリーン米の地元での消費向上のために、自衛隊駐屯地に地元上富良野産米の活用のお願いをもいたしておるところであります。また、大型スーパーの進出もあって、商業者の皆様には非常に厳しい経営環境にあることで、それぞれの独自性を生かしていただくために、商業振興条例を設け、店舗の新築・改築等に支援を行ってきているところであります。このように、行政として支援できるものについては今後も継続に努めてまいりますが、経済活動の主体はあくまでもそれぞれに携わる生産者や商業者であり、互いに知恵を絞り出し合い、生産意欲がわくような販売促進策やPR方法など、戦略的に考えていかなければならないと思います。― 38 ―何といっても主体は携わる当事者でありますので、これらにかかわる皆様の熱意によって達成できるものと思いますので、何がどのようにできるのか、行政としてともに考えるためにも、議員も含め関係各位から建設的な御提言を願うところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の情報公開についての質問にお答えさせていただきますが、私の取り組んでいる政策の情報発信がされていないとの点につきましては、ちょうど3年前まで毎月、広報の一区画に私の所感を掲載させていただいておりましたが、とある事情でやめまして、今日に至っているところであります。今のところ、このコーナーを復活することは考えておりませんが、町の政策につきましては随時広報に掲載されております。定期発行している町の広報誌につきましては、私が議会の御賛同をいただき、町民の方々に政策の発信をしているものであると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
再質問 12番 金子益三
再質問でございます。まず、1項目めの日の出公園の整備のことになりますが、日の出公園の北斜面、町長もごらんになっていただいたとおりでございます。本当に肝心なときには花が咲いていないということですし、また、ここはラベンダー発祥の地ということにもなっておりますので、全面にラベンダーを植えるのは最良策かどうかはまた別としましても、南斜面に住民ももっともっと自由にいろいろ参画できるような方策をとってはいかがかなと、そういう考えはないのかお伺いいたします。また、展望台が昭和58年からの整備で一番最初に整備をされているはずなのですから、それに付随して山頂の整備が優先的であったのではないかなと思います。現在、せっかく苦労して足で登っても、上がきちっと整備されて、すばらしい公園になっているのであれば、苦労して登ったかいがある公園になったと考えます。今のままでは、下から見ても大したことはない、上に汗をかいて登ったらもっと大したことがないというのが現状なのではないでしょうか。国庫補助金による公園整備が、平成15年度までに21年かけて、約15億円以上のお金をかけて終わったとおっしゃられておりますが、オートキャンプ場、展望台、駐車場などのいわゆるハード事業は確かに遂行されているとは思われますが、一番肝心な景観の部分の整備というのはまだまだ終わってないように思われますので、先ほどの南斜面の住民の参画も踏まえて、さらなる発展的整備、管理が必要と思われます。加えて、昭和60年に設置されました単線固定循環式リフトの耐用年数は、リフト部分が12年、鉄塔部分が16年の耐用年数であります。耐用年数内というのは、調整交付金等の補助金の適正化法等によりリフトのかけかえはできないということも理解できますが、せめて鉄塔の16年の耐用年数が終わりました。今よりもまだ上富良野町の財政が幾分裕福だった平成13年に、思い切って夏冬使えて、さらに夏場の観光客の足ともなるチェア式のリフトが導入されなかったことを非常に残念に思う次第であります。夏場の観光客から、いす型にして利用料を徴収して、少しでも収入を上げるなどの方策をとってもよいのではないかと思いますし、何より今年から始まりました、従前上富良野においてありました大きな二つの、ラベンダーまつり、十勝岳火まつりの二大祭りが複合しまして、第1回花と炎の四季彩まつりの町を代表するお祭りとなる、その会場でもある日の出公園でございます。観光客はもとより、地元の住民も楽しみにする非常に大事なお祭りの会場でもあるので、花壇や花畑及び広場のインフラ整備を含めた整備の提案と、加えて地元住民や来町されましたお客様の足としてのリフトのかけかえもあわせまして、引き続き検討するのではなく、具体的な実施計画があるのかどうかお伺いいたします。続きまして、2項目めの再質問でございますが、町長おっしゃるとおり、上川オンリーワン戦略というのはもちろん民間主導で、民間活力によって創造されていくべきであることは理解いたします。しかし、そこには町としての大きなバックアップは必要不可欠であると考えます。例えば、上川オンリーワン戦略で成功した中にもありました一例といたしまして、SARSが去年はやったときに、爆発的に売れました不職布を使いましたマスクをつくった企業は例外といたしましても、地元のすぐれた特産品や一品を生かして地域のオンリーワンを目指すためにも、やはりその町の代名詞となる物への行政のてこ入れは大切だと考えます。町長は一体、上富良野町の地域に誇れるオンリーワンは何だとお考えになるかお伺いいたしますし、農産物の販売促進においても、今まで何ら町としてのバックアップがあったと感じられないのが現状であります。おっしゃるとおり、確かに実際に販売を行うのは農協かもしれません。しかし、私が言う戦略とは、上富良野産の農作物のブランド化と町のイメージアップを合わせた戦略であり、現在はその方― 39 ―策がとられていないことを非常に残念に思います。例えば、町長が先ほどおっしゃられました豚肉でございますが、町内だけではなく各地で販売されて好評だと言われておりますが、できればそこからもう一歩踏み込んで、安全でおいしく、かつ健康的な食材としてのブランド化にもっとマスコミを利用するなど、町としての応援や援護が感じられないのが現状です。例えを挙げていいますと、現に当麻町のでん助スイカというスイカは、テレビ番組の「どっちの料理ショー」という番組に食材として使われました。そのブランド力もありまして、現在、関東の多くの百貨店で並んでいるでん助スイカは、1玉1万円以下で売っているお店がないぐらいのブランド力をつけているのが現状です。上富良野町の畑作物についても同様ですが、当町は恵まれた大地の恩恵と生産者の努力により、他の地域には負けない作物を収穫できます。しかし、何でもおいしいと言っているのでは、何一つおいしいものがないと、特化したものがないと言っているのと同じことであり、具体的にどれとどれがほかには絶対負けないと、そういう宣伝をして奨励することこそが生産者のやる気を促進させることだと考えます。一つお伺いいたしますが、町長は今までに何回、上富良野町の農作物のPRを行われましたでしょうか。しかも、それを有効かつ継続的にその活動を続けておられるのでしょうか。私は、町長は上富良野町の宣伝部長になっていただきたく思いますし、むしろトップセールスマンになっていただくぐらいの気合いを持ってほしいと考えます。観光においてもしかりだと考えます。長年観光協会で行っているラベンダーオーナー園が、先日、テレビで取り上げられたのを御存じでしょうか。都会の人たちのセレブリティーな心を訴えて、北海道の花をオーナーで持てるというすばらしい企画との紹介でした。これは武器としてもっと発展させて、現在行っている5株とか10株とかそんな小さいオーナーでなく、1反とか10反とか、土地ごとあなたは上富良野町のラベンダー畑のオーナーですよと、そういう付加価値をつけて、もっともっと高額なセールスを道内外のお金持ちの人にPRしてはいかがでしょうか。町長のそういった観光に対する本気の姿勢が感じられないのが現状でございます。先ほどの答弁の中に、経済の活動の主体は生産者と商業者とおっしゃっておられますが、もしもそれらの中で本気で農作物を加工したり、製品として上富良野町の特産品や地産地消のための新たな産業を生むべく団体等があらわれたときには、町としてそれらを育てて応援していく考えが本気であるのかお伺いしたい。あくまでも例えですが、上富良野産の安全でおいしいお米を少量にパックするのに、その材料費ですとか、例えばギフト用の化粧箱にするなどの、その材料の応援をするなどの具体策が出てきたときに、それを町で受け入れてくれる考えがあれば、すぐにでも行動できて実現化できる話があると思いますが、そういうやる気のある団体を本当に支援するお考えがあるのか。農業が元気になれば、必ずこの上富良野町も元気になると考えます。商業振興条例も、後継者不足に悩む商業者のためにも、やはり後継者が希望を持ってこの町にUターンできるような方策をとるべきと考えます。現在、行われている時限立法ではなく、継続かつもっと自由に、ひもつきでなく使える奨励金等を少ない補助でもいいから続けるべきと考えますし、現在、行われている商業振興条例が来年の時限立法をもって終わってしまうということで、多くの事業が寄せられているのが現状ですが、それをすべて17年度で実施するお考えがあるのかお伺いいたします。もう一つ、3項目めの情報のとこでございますけれども、先ほど外部に対する町のPRも含めて町長は情報の発信が少ないです。3年前までは行っていたものをなぜやめたのか、やめる経緯に至って再開の考えはないのか、差し支えなければ教えていただきたいと思います。ニセコ町の逢坂町長のように、毎日、庁舎内外に対してメールを打てとは言いませんが、せめて月に1度ぐらいは町民に対して町長の所信や所感などを伝え続けることこそが地域に根差した行政のあり方ではないでしょうか。一つ提案なのでありますが、町長あてに届いた手紙や意見書などは、町長みずからが手書きで便せんに書いて、1通1通そのもとにお返しするというのはいかがでしょうか。町広報に載せる町長のコーナーも、町長手書きのままを載せて、柔らかい文章で書くことが町民との距離を近づける方策だと考えます。先ほど答弁いただけなかった上富良野町の三つのホームページのことですが、現在、交流ホームページは、二、三名の住民しか訪れていなく、非常に閉鎖的なホームページになっていますね。ホームページ上においても、担当職員がもっと住民に参加を促すべく情報の発信を職員みずからやらないと、町民からのを待っているだけではだめです。ホームページはこのままですと、ホームページ上が閉鎖されるべく活発性がないと考えます。現在、ホームページ上に町民から提案されている― 40 ―案件等々もありますが、その返答を見ますと、やらない、できない、する気はない、その答えでありまして、こんなことを続けていたらば、せっかくの情報の相互のやりとりも次第になくなる懸念が考えられます。やはり、町長みずからが住民との距離を近づけない、その姿勢がこれらに反映していると言っても過言ではないのでしょう。現在の厳しい行財政改革を含む地方自治の環境を、住民とともに考えていかねばならぬ時代だからこそ、普段着の町長の言葉の積み重ねこそが、痛みを分け合い、厳しい自立のための住民への理解を賜る王道だと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
12番金子議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、日の出公園の整備関係でありますけれども、いろいろな対応の中で整備はもう終了したということでありますが、今後は維持管理の中であの施設を有効に利用していかなければならないというふうに思っているところでありまして、先ほどもお答えさせていただきましたように、今後も土壌の問題等々も含めながら植栽の対応をいかに進めていくか、そして経費をいかにかけないで対応していくかということを念頭に置きながら、今後の管理運営に万全を期していきたいというふうに思っております。また、リフトの更新の問題につきましては、私自身もそう思っておるわけでありますが、現在の財政状況からすると、実施計画にのせていついつまでにやりますという状況下にはないと。今後は、利用できるように維持管理に十分配慮しながら利用できる期間を延ばしていく、そういう対応の中で進めていかなければならないと。しかし、今度更新をするときには、今、議員質問にありますような理想のリフトに交換していくということが前提ではなかろうかなというふうに思っておるところでありますが、今の財政状況からして、またこの種の補助事業というものがだんだんだんだんなくなってきていると、一般財源で対処しなければならない状況下にあるということも含めて、今の施設をいかに長い間利用していくかということが前提であろうというふうに思っております。それから、行政のオンリーワン戦略等々におきます対応で、種々議員からも提言がございました。私といたしては、いつも申し上げておりますけれども、農業・商工業においても同じでありますが、それぞれにおいて行政指導で物事を進めるということの時代はもう終わっていると。私は就任して初めて、行政指導で農業施策を展開・推進したところ、大きな御批判を受けました。それ以来、私は行政指導という時代はもう終わったのだなと、これからはそれぞれの主体者が取り進めていく中で、我々はこのことについてここまでできるのだなと、これから先がちょっとできないから行政の支援を得たいというようなことで、それぞれに担当所管と協議をしていただいて対応していくのが、これからの行政がそれぞれの事業主体となる方々に対する支援の仕方であるというふうに思っておるところであります。そういう観点からして、商工業につきましては、商工会を通じながらひとつ御提案をしていただいて、皆様方の方ではここまでやるわと、しかし、これから先は行政の力をかりないといかんぞと、行政が力を出さないとだめだと、支援をしないとだめだという一つの方向を定めていただければなというふうに思っておりまして、議員の御提言ありました新しい事業を展開する上において、行政は支援していく確約がとれるのかということでありますが、そういったことが先ほど来、さきの質問にもございましたように、補助金として公益性があって、そして地域の振興策として重要であるというような事業であれば、行政のできる限りの支援はしたいと。しかし、丸ごと行政が支援してくれということでは、これはいかがかなと。やはり基本的には、相当の部分においては事業者主体が対応していく中で、ここ一つができ得ないの部分を行政が支援してほしいというような御提言をしていただき、協議を重ねていただければなというふうに思っておりますので、ひとつそれぞれの皆さん方が行政指導ではなくて民間の発想のもとで、民間の活力の中で行政の支援策を考えてまいりたいというふうに思っておりますので、何なりとひとつ担当所管と協議をしていただきたいなというふうに思います。最後になりましたが、情報であります。このことにつきましては、町報に私の所感ということで載せておりましたけれども、一部公式の紙面を私的に利用すると、町長みずからの考えを私的な考えまで利用するということで御指摘を受けまして今やめたところでございますが、ひとつ議員に御理解いただきたいことは、町長がこれをするということが町報に載っていないということでありますけれども、町報に載っている施策のすべてというのは、さきにもお答えさせていただいたように、あれは所管から出ておりますけれども、あれは全部私が決裁して、私が議会の議決をいただいて、私が対応して進めている事業でありまして、それ一つ一つに町長尾岸孝雄はこういうことですということは載っておりません。しかし、あれらのことはすべてにおいて― 41 ―私が決裁し、私が推進しているのだということをひとつ御理解いただきたいというふうに思うところでありますし、今後も行政情報の推進・開示につきましては、さきの議員にもお答えいたしましたように、町民の皆さん方にいかに行政に関心を持っていただくかということは、行政情報をいかに住民の皆さん方に示すかということが重要であるということでありますので、ホームページの改善点等々の御指摘もいただきました。これらにつきましても、担当所管に話をして指示をしていきたいと思いますが、まことに申しわけございませんが、今のあれな部分については、私はとくと疎うございまして、議員の理想のようにこのことについて対応はちょっと不可能でありますけれども、私としてもできる限りのことは対応し、情報の開示ということは重要であるという認識に変わりはないと、その推進を今後も図っていきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 12番 金子益三
厳しい財政は私も理解しておりますが、やはり一日も早いリフトのかけかえ及び町の代表する公園ですので、ぜひ第五次の総合計画にのせていただけるようなお考えをお伺いしたかったところですが、お金がないという残念な答えでございます。また、先ほどの産業のことではございますが、おっしゃるとおり何もかにも町でバックアップしくれというのではなく、やはり町の顔となる、町長みずからが上富良野と言えばこれですよと、そういう努力をもう少ししていただけないのかなと思いました。生産者や商工業からいろいろと提案があったときは、それを真摯に受けとめて、そして町としてこれを全国区として売り出していくのだとお願いあったときには、ぜひとも町を代表する主産業に伸ばしていただく政策をとっていただきたい。もう一つ、広報の件なのですけれども、私の考えには、公的なものに私的な考えを置いているとかそういう見解の狭い話ではなく、もちろん町広報に載っていることが町長の施策であり政策であるということはわかってはおりますが、あのまま活字であるといかにも冷たいものにはなっております。1行でも2行でもよろしいですので、町長の考え及び日々の思っている所信が載ることによって、より住民との距離が近づくのではないかと思いますので、御答弁お願いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
12番金子議員の再々質問にお答えさせていただきます。議員が、第五次総計の中で取り組んではということでありますが、私としてはそれまで持ってくれるのかなという不安がございます。第五次まで持っていただければありがたいことだが、それまでいかないうちにというようなことになるのかなというような危機感も持っているわけでありますが、当然にしてあれがだめになれば、もうなくすということではなくて更新をしていかなければいけない。そのときにおいては、リフト型の対応をしていくべきであると、チェア型の対応をしていくべきであるというふうに認識しておるところであります。それと、産業関係でありますが、町の特産品は何なのかといういろいろな部分につきまして、御案内のとおり議員も御提言ありました。上富良野町は何でもとれると、私が就任した当初にビニールハウスをつくってやるのだと言ったら、何でそれなのよということになるわけでありまして、Aという品目、Bという品目、それぞれ農家の皆さん方がたくさんつくっておるわけであります。私が率先してAだぞAだぞと言ったところで、今度はB・C・Dというものをつくっている農家の皆さん方にしてみれば、何で町長はA、Aと言っているのだということになるわけですから、それぞれの農家の皆さん方が、上富良野町はこれを特産品としていくのだぞというものを事業主体になるメンバーの方々が集まって方向を定めていただければ、町としても先ほど来申し上げておりますように、最大限の支援はしていきたいと。ただ、私がこれだぞ、これだぞと言うことは、一度大失敗をいたしておりますので問題となるのかなと。町広報誌におきます私自身の所感等々につきましては、過去におきまして「雑感」というタイトルでいろいろな私の考えたことを掲載させていただいておりました。しかし、いろいろなことがございまして中止をしているところでありますが、今、早急にそれを復元するということは、ページ数の問題、いろいろな問題がありますので、なかなかそこは難しい課題でありますけれども、今後、そういった部分を含めながら、町民の皆さん方にいかに理解していただけるかということを重点にしながら考えてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。