本別町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日
学校給食の食品ロスへの対策は
2022年12月13日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「学校給食の食品ロスへの対策は」について質問し、教育長 高橋哲也、教育次長 武田敏英、子ども未来課長 松本恵が答弁しました。
- 質問者
- 藤田直美 議員
- 答弁者
- 教育長 高橋哲也、教育次長 武田敏英、子ども未来課長 松本恵
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 藤田直美
それでは、議長のお許しをいただきましたので、次の1問、学校給食の食品ロスへの対策はについて一般質問を行ないます。学校給食への食品ロスへの対策は。質問要旨。新型コロナウイルスにより学級閉鎖、学校閉鎖など臨時休校になり、さらに多くの食品ロスが起きています。SDGsの観点からも、学校での食品ロス対策は急務となっています。本町もフードサイクルに取り組むべきと考えますが、見解を伺います。明細。文部科学省は2022年2月、臨時休校等の際に生じる未利用食品の利用促進等について、全国の教育委員会等に事務連絡を出しました。参考事例としてフードバンクへの寄付等を挙げ、教育委員会や福祉部局、学校、学校給食センターの迅速かつ柔軟な対応を求めています。本町でも学級閉鎖が相次ぎ、12月7日には中央小学校が学校閉鎖になりました。勇足小学校も昨日なったと聞いております。1つ目、学級閉鎖などがあった場合の対応はどのようにしているのか。また、廃棄された食材の量と、その処理にかかる費用について伺います。2つ目、物価高騰で家庭での経済負担が大きくなっています。生活困窮世帯や子育て共働き世代への支援として、賞味期限内の食材を使い、子ども食堂やフードバンクの設置を検討するべきと思いますが考えを伺います。3つ目、本町には就労支援施設、また介護施設やこども園など、食事を提供している施設があります。臨時休校などの場合に、給食や食材を提供する仕組みをつくるべきと思いますが、考えを伺います。4つ目、給食の食べ残しの量と残食を減らすためにどのように取り組んでいるのか。これはコロナに関係なく以前から取り組んでいるとは思いますが、その部分について伺いたいと思います。また、調理時に出る生ごみも含めて、どのように処理されているのか。食品廃棄物、食品ロス削減はSDGsの持続可能な開発目標の一つでもあり、生ごみを堆肥にするフードリサイクルに取り組む自治体もあります。本町でもフードリサイクルに取り組むことについての考えを伺います。
答弁 教育長 高橋哲也
〔登壇〕藤田議員より御質問のありました、学校給食の食品ロスへの対策はについて答弁させていただきます。1点目の、学級閉鎖などの対応と廃棄された食材の量と処理費用についてですが、学級閉鎖等で給食が不要となる食数が少ない場合は、納品された食材を全て調理し、他の学級へ多く配分するなどにより、廃棄することなく利用しております。また、学校閉鎖等により給食が不要となる食数が多い場合には、まずは発注してあった食材の納品をキャンセルし、キャンセルのできなかった食材で、保存できるものについては後日使用し、食材を有効に利用しております。保存のできないものは廃棄となりますが、廃棄される食材の量と、その処理にかかる費用については、給食の献立により発注する食材も変わり、発注のキャンセルや保存ができない食材の量も変わりますが、先週の中央小学校の学校閉鎖の場合では、12月8日と9日の給食が急遽不要となりましたが、廃棄された食材はラーメンの麺のみで、廃棄量は25.4キログラム、処理費用は1,536円となっております。2点目の、子ども食堂やフードバンクの設置でありますが、学級閉鎖等が突発的であることや生鮮食品が多いことから、学校給食の食品ロスの対応としての子ども食堂やフードバンクの設置は、今のところ考えておりません。しかしながら、子ども食堂やフードバンクの設置については、おのおのの本来の趣旨や目的を考慮し、学校給食の食品ロスへの対応とは別問題として調査、研究を進めてまいりたいと考えております。3点目の、臨時休校などによる給食や食材のほかの施設への提供につきましては、まず、給食として提供する場合ですが、学校給食衛生管理基準では、調理後の食品は適切な温度管理を行ない、調理後2時間以内に給食できるように努めることとなっており、調理後2時間以内に食することを前提に調理、保管されていることや、提供先施設の施設利用者に合わせた、食材をカットする大きさなどといった提供スタイルの違い、また、食材の提供についても、臨時休校などの緊急的なものでありますので、提供先施設での受入れの対応も難しいかと思われます。こういった課題もありますが、ほかの自治体では提供している例もありますので、今後、調査、研究を進めてまいりたいと考えております。4点目の、給食の食べ残し量を減らす取組とフードリサイクルにつきましては、まず、給食の食べ残し量を減らす取組についてですが、栄養教諭が各学校で児童生徒に食べることの重要性や、食材が作られた背景を知る食育授業を行なったり、実際に給食センターを見学してもらい、給食がどのような思いで作られているかを感じてもらうことにより食材の大切さを知り、できるだけ食べ残しの出ないように、食育の推進を図ってきております。生ごみの処理方法につきましては、残食と調理時に出る生ごみを含めて、町内のごみ処理回収業者により処理をしております。次に、フードリサイクルですが、これは食品の食べ残しや製造過程で発生する食品廃棄物を、家畜用の飼料や肥料等の原材料として再生利用するものでございます。本町の現状では、生ごみ等は廃棄処分しておりますが、SDGsの目標12のターゲットでは、2030年までに捨てられる食料を半分にする、また、2030年までにごみを減らし、リサイクル、リユースをしてごみの発生する量を大きく減らすとなっております。このSDGsの目標を達成するためには、フードリサイクルの取組は重要な手法の一つと考えております。いずれにいたしましても、食品ロスへの対策は学校給食だけの問題ではなく、他の食事を提供している施設や事業者、家庭でも取り組まなければならない問題であり、町全体の問題でもありますが、給食センターといたしましては、給食センターの役割である安全、安心な給食を提供し、かつ関係機関とも連携しながら食品ロス対策を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
再質問 7番 藤田直美
再質問させていただきます。先ほどの御答弁の中、まず1つ目ですが、先週の12月8日、9日での廃棄の部分についてはラーメンが25.4キログラム、1,536円の廃棄料というお金がかかっているということですが、先週2日間に関してはこのような形だったと思うのですが、学校閉鎖、年間通してだとかなりの金額と量になると考えます。急な学校閉鎖であるならば、量の確定ができないことから使途については大変苦慮することかと思いますが、これは大変もったいないという、これは賞味期限がまだあるのに廃棄したという考え方でよろしいのかどうか。また、キャンセルが多いときがあるということでしたが、キャンセルが多かったときに納入業者への影響などが大きいと思いますが、普段ほとんどキャンセルなどない中で、長い休みになると多くのものがキャンセルになると思います。その点の影響ですとか認識について伺いたいと思います。2点目ですが、現在は子ども食堂やフードバンクの設置は考えていないという、別問題だということですが、多くの食材が余った場合、先ほども、少ない場合は調理をして他の学校へ運んだとか、食べてもらったということで対応したということですが、数が多くなる場合もあります。設置については常設ではなくても、短期間でもいいから食堂のような場所で、子どもが楽しく食事ができるという場をつくるべきではないかなと思います。日本で問題になっているのが、7人に1人という子どもの貧困が問題に挙がっています。このような子どもが本町に多くいるとは思っていませんが、栄養の偏り、家族が忙しいための孤食など挙げられると思います。特にひとり親家庭などが考えられると思いますが、本町の現状はどのようになっているのか、その点について伺いたいと思います。この子ども食堂については、子ども食堂ではなくても、お弁当の配布ですとかおかずの配布ですとか、普段料理をしているお母さん方にとっては買い物や調理の時間が短縮され、その時間に余裕ができるというのは大変大きなことだと思います。突然臨時休校になって、昼食分とはいえ食事を用意するのは精神的にも経済的にも負担になっております。コロナ禍、物価高騰の中、廃棄される食材があるのであれば、賞味期限内で廃棄される食材があるのであれば、フードバンクではなくてもバンクボックス常設ではなくてもそういうのを設置して、引き取り手を探すべきではないかと思いますが、その点についてもう一度伺います。3点目の就労支援施設や福祉施設への関係ですが、それぞれの利用者の適用に応じて調理をしなければならない、調理してから2時間以内に食べてもらわなければならないという問題からできないというお話もございましたが、福祉施設では、給食缶なども利用ができる施設に関しては給食缶なども利用できて、とても無駄が省けるのではないかという考えもありますし、緊急な対応、柔軟な対応という部分では、スープ一つ、ラーメンの麺一つでも十分な対応ができるのではないかと思うのですが、この福祉部局とこのような検討というのか、されたのか伺いたいと思います。あと、食育の部分で先ほどお話がございました。今、食育の授業も行なわれ、食べ残しを減らすために給食センターの見学や行なわれているということですが、もう少し具体的に伺いたいのですが、今、SDGsの関係ですけれども、世界の貧困地域で飢餓が発生しているですとか、先進国で多く、大量に廃棄されているという現状、こういうことを知ることも食育だと思います。子どもたちへしっかり伝えていくのが食育ではないかと思いますが、今、生徒1人当たりの年間の食品廃棄量が17.2キログラムという、日本であるというふうに、深刻な問題であるとされています。この食品ロス、学校のみならず、先ほども言われたように、多くは家庭や飲食店だとも言われておりますが、その基本にあるのは本人の意識だと思います。それは教育の現場から、この食品ロスによる環境への問題、そういった部分を学習するよい機会だと思いますが、その点について何か授業の中で、もっと具体的な取組が行なわれているのかどうか、これは本当に先ほど言っていたような、本別町全体で考える問題だという言葉も出ていたかと思います。この本別町全体で食品ロスに関する施策の策定などが行なわれたのかどうか、出ているのかどうか。これは食品ロス施策の策定や、実施の責務を有することが定められていると、2019年10月推進に係る法律が施行され、施策を策定するということになっていると思いますが、その施策の内容といいますか、この食品ロスに関わる部分の内容と、それが実施されているのかどうかという点を伺いたいと思います。
答弁 教育次長 武田敏英
藤田議員の質問にお答えしたいと思います。もし答弁漏れがあれば御指摘いただきたいなと思います。まず1つ目の、給食のキャンセルというか、不要になった量が多い場合の対応についてなのですが、多い場合は基本納品業者にキャンセルをかけるのですが、業者のほうでもう製造してしまって、キャンセルがきかないというものについては納品いたしております。ですので、直接業者に負担が生じるようなことはないのかなと思っております。また、加工品とかにいたしましても、業者のほうでキャンセルされても、また別なところで販売という形になるかなと思いますので、直接業者への影響はそんなに大きくないのかなと考えております。次に、施設への提供の関係に対して答弁になりますが、先ほどの答弁の中にもありましたが、食材として提供する場合と給食として提供する場合、二パターンあるかと考えております。給食として提供する場合、先ほども2時間以内ということがあったのですが、調理するほうも2時間以内に食べてもらうことを前提に調理しておりますので、保存容器、缶とかに詰めていろいろな施設のほうに配布になるかなと思うのですが、そこの配布先のほうで確実に2時間以内に食してもらえれば問題ないとは思うのですが、例えばその先で、極端な話タッパーに詰めて持って帰ったとか、そうなってくると、もし何かあったときの責任の所在がどうなるのかと、そういった問題もありますので、だからできないということではないのですが、そういう課題もあることを考慮しながら今後、食材なり食事としての提供のほうを考えていきたいと思っております。次に、食育の関係でございます。具体的にということでしたが、授業の中で各栄養教諭が各町内の小学校をまわっておりまして、その中で食の大切さの授業を行なっておりますが、その中の、パワーポイントでスライド作って流しながら授業のほうを行なっているようなのですが、その中で、実際に給食の調理のされている方が、学校から残食として残ってきた給食を捨てるところの写真を、ものすごい悲しげな表情で捨てているような写真を使いながら、食の大切さ、食べ物を大事にしましょうということで、そういった食育のほうを行なっております。あと、町全体として食品ロスに対しての施策されているかといった御質問だったかなと思いますが、こちらについてはまだ、現段階では町全体として何か施策を立てているとか計画を立てているということは今現在ではありません。ただ、給食センターのみならず町全体の問題になってきますので、まずは給食センターは給食センターでできる取組のほうを考えていきたいと思いますし、その取組についても給食センターだけではなくて、町全体というか、まずは町の関係機関のほうが関係機関連携して進めたほうがいいものであればということになれば、まずは町の関係機関から始めまして、最終的には町全体で考えていきたいと、今現在では考えております。
答弁 子ども未来課長 松本恵
私のほうからは、本町の子ども食堂に関しての現状はという藤田議員の質問についてお答えしたいと思います。まず、第2期本別町子ども・子育て支援事業計画を令和2年度に策定しているのですけれども、その策定の2年前に、平成30年度に策定に当たってのニーズ調査を実施しております。4年前ですけれども。そのときの調査の結果においては、貧困からの孤食や子育て放棄による子への食事を与えないといった実態は見られておりません。近年そのような調査は行なっていませんけれども、本年4月から、私が子ども未来課に来てからですけれども、2か月から3か月の間、間隔を置いて勇足保育所の所長やこども園の園長、保育士からの聞き取りを行ない、また直近では学童の所長にも聞き取りを行なっていますが、孤食や食事を食べさせてもらっていないといった実態はないと、現状では捉えております。また、現場の保育士や支援員については常日頃から子どもの異常には気配り、目配りをしておりますので、何かそういうような事案が発生した場合には、そのようなことがあった場合には関係諸機関集まって、どうしていくのかということも含めて検討ということになるかと思っております。あと、子ども食堂等ということで、管内でも地域食堂として立ち上げているのがほとんどで、芽室が公で事業主体をしていますけれども、運営は民間に委託して委託料を払っています。ですので、公立で子ども食堂等を立ち上げている自治体は管内ではありませんので、その部分も含めて、情報収集等をして研究してまいりたいとは思っております。以上です。
再質問 7番 藤田直美
先ほど議長から給食に関することだけということでしたが、先ほどの御答弁の中でも町全体で考えていくことも示されましたし、この食品ロスに関しては私も全体で考えるべきだということと、SDGsの関係は多部局にわたるのかなという考えでもおります。また、先ほど福祉部局とこのような検討はされたのかという部分で、もう少しお伺いしたいなと思ったのですが、本町では高齢者の配食サービスなど行なっておりますし、週1回を2回にしてほしいですとか、提供する業者も減って数を作るの大変だという声も上がっていますので、こういうときに廃棄される食材を、少なくてもそういう業者に提供したり、少なくてもお弁当を作って運ぶようなシステムというか連携というのが取れないのかなという部分でお伺いしたいと思います。また、フードリサイクルについても今後検討していくというお話でしたが、本町でもCSの取組も行なっておりますし、他町でかなり事業者と連携して取り組んでいる自治体があると、御存じかと思いますが、学校で取り組むということに意義があると思います。そういう部分でもCSの取組としても大変重要になってくるのではないかな、地域との関わりが重要になってくるのではないかなと思いますが、その点について伺いたいと思います。
答弁 教育次長 武田敏英
藤田議員の質問にお答えしたいと思います。まず、福祉部局等と検討はしていたのかということでしたが、今現在はまだ福祉部局とは検討までは至ってはおりません。今後、福祉部局もそうですし町の福祉施設のほうも、食事を提供している施設ありますので、そちらのほうも併せて検討していきたいなと思っております。次に、フードリサイクルの取組ですが、議員おっしゃるとおり、ほかの町の事例とかを見ますと、残ったものを堆肥にして、それで畑を作って、またそこで野菜を作って、その野菜をまた学校で食するといったようなフードリサイクルされている町もあります。確かにそこまで学校で取り組めれば最高の形かなと思いますので、今後、検討はしていきたいと思いますが、ただ、堆肥化してもらえる事業者がいるのかどうか、あと再生利用するためにもやはりいろいろなコストがかかるかなと思いますので、その辺も併せて、今後、検討していきたいと思います。以上です。
再質問 7番 藤田直美
終わります。