本別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日
安心して最期を迎えることができるまちづくりを
2021年12月14日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「安心して最期を迎えることができるまちづくりを」について質問し、町長 佐々木基裕、保健福祉課長 長屋和幸が答弁しました。
- 質問者
- 阿保静夫 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、保健福祉課長 長屋和幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 10番 阿保静夫
議長のお許しをいただいたので、2問について伺いたいと思います。まず1問目です。安心して最期を迎えることができるまちづくりをということで伺います。高齢化の進行とともに、町内での高齢者のいる世帯は増加を続け、そのうち単独世帯は、令和元年は905世帯、令和2年は870世帯となっています。独り暮らしの高齢者が安心して生活し、そして最期を迎えられるまちづくりについて見解を伺います。高齢者のいる世帯は、令和2年は1,959世帯となっています。このうち単独世帯は870世帯です。いずれも令和元年までは増加を続けてきましたが、令和2年は減少に転じています。単独世帯は、推計で令和22年、2040年には786世帯になると見込まれています。町長の選挙公約43の取組の中でも、18番、身寄りのいない方などが安心して最期を迎えることができる町にしますと、うたっています。このことは、私自身も以前からのそのように考え、機会あるごとに述べてきたものです。身寄りがいない、あるいは親族が近くにいないという高齢者の方が、この町で一生を住み続けることができる生活支援や医療・福祉の体制づくりをさらに進めていかなければならないと考えます。現在取り組まれている独り暮らしを支える見守り生活支援としては、緊急通報システム、除雪サービス、安心訪問サービス、配食サービスなどがありますが、それぞれ課題もあると考えます。また、成年後見人制度の活用も重要になってくるのではとも考えます。今後の取組方について見解を伺いたいと思います。
答弁 町長 佐々木基裕
〔登壇〕阿保議員からの安心して最期を迎えることができるまちづくりについて答弁申し上げます。議員がおっしゃるとおり、身寄りがいない、あるいは親族が近くにいないという高齢者の方もこの町で一生住み続け、安心して最期を迎えることができる体制づくりをさらに進めていく必要があると私も考えているところでございます。昨今、中央省庁からも身寄りのいない方などに関する対応方針、そしてガイドラインが数多く発出されておりまして、全国的な課題であると認識しているところですが、本町におきましては、平成20年度から安心生活創造事業を開始し、現在は地域における生活困窮者支援等のための共助の基盤づくり事業として実施するとともに、平成25年3月に社会福祉協議会が設置しました、あんしんサポートセンターの運営を支援しながら、社会福祉協議会とともに相談対応からサービス実施まで、安心した暮らしをサポートしているところであります。具体的には、不安の解消や生活の困り事を解決するために、支援員が活動する安心生活創造事業や、保証人の確保が難しい方、親族が遠方にしかおらず、心配な方へ住まいの確保を保証する、あんしん住まい保証サービスなど、様々な事業に取り組んでおり、近年は、相続対象の親族がいない方などに対する死後事務委任契約事業や、入院や住居の契約、施設入所地において保証人をお願いできる人がいない方に対する生前事務委任契約事業を開始し、現在、この事業におきましては7名、うち死後事務が5名、生前事務が2名と契約をして支援を行なっているところです。今後もサービスを拡充しながら、身寄りがいない、あるいは親族が近くにいないという方が本町で暮らし続けられ、安心して最期を迎えることができるまちづくりを進めていく所存でありますので、御理解を賜りますようお願いいたします。また、成年後見制度の活用につきましては、平成21年に本別町成年後見制度利用支援事業実施要綱を制定し、現在も権利擁護人材育成事業を実施しながら、市民後見人の養成などに取り組んでいるところでありますが、引き続き、昨年度中に策定いたしました本別町成年後見制度利用促進基本計画に基づきながら、地域連携ネットワークの整備や中核機関の設置など、権利擁護体制の充実に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
ただいま町長から答弁をいただきましたけれども、我々議員もいろいろな場面で、今挙げられているような方との対応する場面が、私自身の中でもすごく増えているという実態で、お話をさせていただきたいと思いますが、私が思うに基本的な課題は870人余りの高齢者の単独世帯の状況、それから、その状況によっていろいろな要求というのがあると思うのです、困っていることとか。そういう要求や必要な対応を把握することが、町長も今おっしゃったと思うのですけれども、非常に重要だと思います。これらの方が介護認定など、何らかのつながりを町あるいは社協と持てば、その方に対するいろいろな対応、接点というものが生じると思いますが、そうでない場合は、なかなか町や社協とのつながりが持てないというのが現状ではないかなと私は思っております。自治会や在宅福祉ネットワークの活動がこれらの部分を支えているというふうに思っておりますけれども、町の対応としても、高齢者単独世帯の状況を把握する必要があるのではないかというふうに考えますが、見解を伺います。方法論としては、これまでアンケート調査等も行なってきていると思いますけれども、先ほど申し上げたように、何らかの対応の必要性が生じたときに初めて、こういう方がこういうことで困っているということがクローズアップされてくるように思うのですけれども、その状況を把握するという点で、簡単に言うと名簿化というか、状況に応じた名簿化みたいなものが必要なのではないかと思います。独り暮らしの方が870人いるということですから、870のいろいろな理由があるのかもしれませんけれども、町として、それぞれの方の現状を捉える方法論というか、考え方として、そういうことが必要ではないかというふうに思いますので、その点について伺いたいと思います。それから、先ほど成年後見人の話がありました。本当に身内がいない方もいらっしゃいますし、本州に一番近い身内がいるという方もいて、その方が元気に過ごされているうちはそんなに大きな問題はないと思うのですけれども、入院をしなければならないような病気とか、また、その病気が本別ではちょっと治療が厳しいと、難しいという場合には転出もしなければならないというような事例があります。友人、知人として関わることは、私自身はもちろんあるのですけれども、お金のこととか、転出するときのいろいろな手続とか、そういうものには、やはり簡単に言うと他人ですから限界があります。そういう一つ一つの事例に対応していくのは、先ほど町長おっしゃったような成年後見制度とか、それから今、社協が取り組んでいる見守りも含めた、そういう制度が必要だと思いますけれども、この辺の状況も区別していくというか、現実を捉えた上での対応の検討をしていくという上でも、それぞれの状況の名簿化というのは、先ほど申し上げたものは必要だと思いますけれども、その辺も含めて、今後、社協や自治会が物すごく頑張っていると私は認識しておりますけれども、町としても、その辺の具体的な、それぞれ生活している方の状況を知るような資料を手持ち資料として必要ではないかと思いますけれども、その辺について、これまでの経過も含めて、どういう状況になっているのか、どういうふうに考えているのか伺いたいと思います。
答弁 保健福祉課長 長屋和幸
阿保議員の御質問に答弁させていただきます。高齢者のまず把握でありますけれども、介護保険、また、社会福祉サービスを利用していない方々の把握をどのようにされているのかという御質問にまずお答えさせていただきます。高齢者実態ニーズ調査の結果を踏まえまして、リストアップ、議員おっしゃるとおり、リストアップ化しております。ハイリスク者109人という形で現状を捉えておりまして、包括支援センターのほうで訪問を今現在75人行なっております。その中で観察に値するという方が48人、介入が7人という形で、それぞれ高齢者の方々の状況を捉えている形と考えております。そういった訪問の結果によりまして、行政の中での会議ですとか、地域ケア会議の中で関係者が共有して、それぞれサービスへつなげているというような状況にあります。安心サポートセンターの事業といたしましては、先ほど阿保議員がおっしゃったほかにもたくさんの、11ほどの事業を行なっておりまして、金銭の預かりですとか見守りの要配慮者への対応といった形の中で事業を行なっているところです。また、成年後見制度の事業の中でも、法人の後見という形で、社会福祉協議会のほうで行なっておりまして、判断能力が不十分な方に対しまして、家庭裁判所等の手続で専任された成年後見人が不動産、預貯金などの管理に当たっておりまして、不利益となるような契約の取消しだとかも行なっている状況です。後見人の中身としましては、法定の後見人で合計4人、保証人2人、補佐人1人、任意後見1人ということで、合計8名の法人後見を行なっているところであります。そういった方々につきましては、状況把握を行ないながら実施しているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
今、具体的な取組について報告いただきました。先ほど私が申し上げた、緊急通報システムや除雪サービス等の話をさせていただきましたけれども、これらを考えたときに、私自身が、これはちょっと課題かなと思うこととか、第8期銀河福祉タウン計画の中でもちょっと触れられているようなことがあるので、改めてその部分をまず伺いたいと思いますけれども、まず、緊急通報システムで、対象者を決めて設置して、無料で貸与するという形だと思いますけれども、銀河福祉タウン計画の中では、今後の課題ということだと思いますが、今まで対象だった方以外の部分の対応の検討というのは必要ではないかというような趣旨のことが書かれています。この点について、それは一つ課題なのかなと思います。それから、除雪サービスですが、これまでの経過のとおり、担い手を今後つくっていくということが一つの課題なのかなと。これまでのやり取りの中で、農村部は、農家という意味で機動力があるので、その部分はある程度、ほとんどの農村部自治会は行なっているというふうに認識していますけれども、まち中においては、やはり除雪というのは手作業が中心なのかなということで、この部分も今後の一つの課題ではないかなというふうに思いますけれども、その点について伺いたいと思います。それから、配食サービスです。現在、週2回ということでやっていますよね。それで、単価は400円。夕食の配食ということなのですけれども、これについて、記述はないのですけれども、週2回の配食、これはやっぱりちょっと少ないのではないか。理想を言えば毎日1食の配食ができればいいのでしょうけれども、ある事例で言うと、1回届けられたもの、1食分をその日の夕方と次の日の朝、食べると。2回食べているという実態もありました。そういう面では、今後、配食サービスの充実というのは、なかなか、先ほど申し上げたように、人材不足も含めてあると思うのですけれども、どのように今後のことについて考えているのか、ちょっと細かいことですけれども、その点について伺いたいと思います。それから、それぞれの状況を名簿化して、ハイリスクのところの対応をしているということですが、元気な方はもちろんいらっしゃる中での現時点で870名という単身者がいるという中で、それらを名簿化していく中で、訪問していく体制づくりというのが必要ではないのかな、現状の体制で十分かどうかということも含めてなのですが、体制づくりについてどのように考えているか伺いたいと思います。
答弁 保健福祉課長 長屋和幸
それでは、阿保議員の再質問について答弁させていただきます。まず、緊急通報システムであります。対象者は、独り暮らし等の高齢者で、脳梗塞、心疾患がある方が原則となっております。しかしながら、最近では、御夫婦の世帯であったり、あと、足が不自由で動きがなかなか取れない方などにも拡大をしてきたところであります。確かに議員おっしゃられるとおり、課題の一つではありますけれども、最近では、民間のサービスも入ってきている状態であります。警備会社ですとか家電にセンサーがついていて、携帯等への連絡を入れるというようなものも出てきておりますので、そういったものの活用なども進めていきたいと考えております。2点目の除雪の課題であります。こちらのほうについても、計画に記載しておりますとおり課題として捉えております。本年度、今登録をいただいている除雪の申請の方は、市街地で28件という状況で、非常に少ないというのが現状になっております。これにつきましては、近所の方ですとか自治会の役員の方々の協力によって除雪をされているものというふうに捉えているところでありますので、引き続きそういったコミュニティーを活用していきたいと考えているところであります。配食の事業でありますが、週2回、今配食をしているという実態でありますが、こちらにつきましては、社会福祉協議会の主体事業ということでありまして、今後、配食の在り方等につきましても社会福祉協議会等の中で、また協議をしてまいりたいと思いますが、こちらのほうも最近では民間のお弁当配食といったものも出てきているところであります。こういったものも御紹介をしながら、経済的に余裕のある方と言ったらあれですが、そういった方にはそういったものも活用いただくということで御紹介をしているところであります。最後に、訪問の体制づくりという御質問でありますけれども、健康管理センターと包括支援センターで、後期高齢者への訪問ということで、保健と介護予防の一体化という形の中で事業を実施しております。これにつきましては、健診情報ですとか健康の情報をコンピューターに入力されまして、国保連との連動の中でそういったデータも活用しております。また、地域サロンですとか自治会の中での動きといったものにも参加をしたり、情報をいただいたりということでありまして、そういったことで地域ネットワークを活用しております。また、先ほどの保健、介護予防の一体化の事業の中では、健康管理センターと包括支援センターがそれぞれ協力しながら訪問を全戸実施するというような計画であります。以上、答弁といたします。
質問 10番 阿保静夫
それぞれ答弁いただきました。答弁の中にもあったとおり、民間のいろいろな事業者が、先ほど申し上げたようなサービスの部分を担うような情報等がありますけれども、町として、例えば配食サービスを例に取れば、先ほど言ったように社会福祉協議会のほうで週2回ということで行なっているということで、それはそれで本当に大切な事業だと思いますけれども、毎日とは申し上げませんが、それでは、町として同じような条件で配食サービスというのは考えられないのか。確かに民間業者でそういうこともやっているということもあるのですけれども、先ほど課長の答弁の中で、余裕のある方はという言葉がちらっと出ましたけれども、そうでない方も含めて、配食サービスが受けられるような、そういう体制というのはどうしても必要なのではないかと思うのですけれども、その点についてもう一度伺いたいと思います。
答弁 保健福祉課長 長屋和幸
町として配食サービスができないかということでありますけれども、阿保議員、先ほどの質問の中にもありましたとおり、今現在、そういった人員配置といいましょうか、人手の関係もありますので、今現在のところは非常に厳しいというふうに判断をするところであります。また、社会福祉協議会との事業の実施の中で、回数の増ですとかを検討していくという形で考えたいと思います。また、補足といいますか、余談になるかもしれませんが、小規模多機能では、必要な方に対しては毎日お弁当を持って帰っていただけるようなサービスも、一部ではありますが、実施しているところであります。以上です。