みんなの議会

本別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日

LGBT(性的少数者)に対応の取り組みを

2021年3月9日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「LGBT(性的少数者)に対応の取り組みを」について質問し、町長 髙橋正夫、教育長 佐々木基裕が答弁しました。

質問者
阿保静夫 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、教育長 佐々木基裕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 10番 阿保静夫

それでは、3問目の質問を行ないたいと思います。LGBTに対応の取り組みを。道内自治体でもLGBT、一般的には性的少数者と言われているようですけれども、厳密にはもう少し違う呼び方もあるようですが、あえて性的少数者と訳させていただいております、に対応する取り組みの実施、検討が始まっております。個人の尊厳を尊重する考え方が基本だと言われております。本町においても調査研究を始めて、対応を検討すべきというふうに考えますけれども見解を伺いたいと思います。LGBTなど性的少数者に配慮する職員向けの指針を作成した道内自治体の報道がありました。管内の町ですが、報道によると、その指針では役場窓口で来庁者を呼ぶ際は、名字のみとし、各種申請書やアンケートは原則として性別記入欄を設けないことを定めたほか、施設を整備するときは多目的トイレの設置を検討するなどを、その指針の中で求めています。現時点では実践例の少ない取り組みですが、近い将来は自治体としての個人の尊厳を尊重する上で、当然の対応となろうかと考えます。そこで伺います。一つ目は、性的少数者への対応について、調査研究を始めるべきと考えますが、この点についての見解を伺います。二つ目は、現在、学校教育の中では、課題として取り上げられていると聞いておりますけれども、本町における取り組みの状況と今後の対応の考え方について伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕阿保議員の3問目のLGBT・性的少数者の対応の取り組みの御質問の答弁をさせていただきます。一人一人に個性また特徴がありますように、性についても性的指向な性自認など、様々な性の在り方があるとされています。性的少数者であります人の調査は、本町ではこれまで行なってはおりませんが、また公的機関による全国的な統計などは存在していませんが、民間・団体などによる調査では調査の実施方法、ネットだとか郵便ですけれども、差があるものの、全人口の約1.6%から10.0%ほどの性的少数者が存在するとの結果が示されたところであります。さらに平成9年から平成31年までの調査におきまして年々その割合が高くなっていると、調査結果を発表している団体もあると聞き及んでいるところであります。自治体における職員向けガイドラインを作成しております帯広市、また苫小牧市ともに令和2年12月作成の例でありますけれども、窓口また電話での対応、申請書、アンケートなどにおける性別の取扱い、また性自認に配慮した施設の利用、そして職場における職員間の対応について記載がされまして、相手を尊重し誰に対してもふだんどおりの対応を心がけることを基本としつつ、相手が希望する場合など、特別な配慮が必要と考えられる際には、困り事や不安の理解に努め、どのような対応が可能なのかを柔軟に考えることが重要と整理をしています。このように、既に性的少数者の直面する実態や課題などへの取り組みを始めている自治体もあるところですが、本町におけるLGBTに関する対応といたしましては、行政組織としての共通認識度は低く、組織的な具体の取り組みにも至っていないというのが状況であります。本町といたしましては、町民誰もが安全・安心な環境で毎日が笑顔で暮らせるまちづくりを目指していますことから、基本的な人権の尊重、また擁護の立場の延長線の上の考えに立ちまして、御質問にあったとおり、性の多様性の理解を深め、正しい認識を身につけるため、さらには先進自治体の取り組みに学び、一人一人の性の在り方を尊重し、誰もが暮らしやすい社会づくりのために啓発活動や研修を行なうとともに、関係者などから相談があった際の対応ができるように、まずは行政組織としてのスキルアップを図っていくことが、時代の潮流であると考えております。この実施に向けての調査研究を、非常に難しい課題でありますが、相談窓口を設置をしながら努めていきたいと思います。2点目であります。2点目につきましては、学校現場の教育については、教育長のほうから答弁をさせていただきます。

答弁 教育長 佐々木基裕(教育長は2021年6月まで)

〔登壇〕2点目の学校教育における取組状況と今後の対応の考え方の御質問について、私からお答えさせていただきます。まず、学校における性の多様性に係る人権教育につきましては、平成27年4月30日付で文部科学省から、性同一性障害や性的思考・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施についての通知がなされ、各学校における児童生徒の特有の支援や取り組みが示されたところであります。現在の学校の状況につきましては、保健体育、そして道徳や家庭科など、各教科の授業においてリーフレット等を活用しながら発達段階に応じた学習に取り組んでいるところであります。今後におきましては、学校として適切な対応を進めるため、教職員全員の理解の習得が大切でありますことから、教職員がLGBTに関する正しい知識を得ることができるよう研修機会の充実を図るとともに、個人としての多様性を認め合い、お互いを尊重し合えるよう、学校生活においてきめ細かな人権教育の推進に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ答弁とさせていただきます。

質問 10番 阿保静夫

先ほど、町長がお話の中で示していた全国的な調査、国というよりも国が依頼したそういう団体があるのですが、そこが平成28年に全自治体、1,738自治体にアンケート調査みたいなことをやって、どういう取り組みしていますかということで、811の自治体が答えたということで報告書が、結構分厚い報告書ですけれども、あります。全部読んだわけではありませんが、それで率直な感想として、道内の市の段階では結構取り組んでいるのですよね。函館市、ニュースによくなったのは札幌市ですよね、そういうことで市の段階では結構全国的にもあると。だから町村で、先ほど町長答弁していただいたように、これから取り組んでいくと、恐らく各町村はこれからがまさに、そのことを取り組むことになろうかと思います。その実施の有無は別として、オリンピックが予定されている年でもありますので、まさに今、申し上げたこと、世界的に言えば当たり前のことになりつつあるのですね、既に町長は御存じだと思う。だから、そういう意味では、町村だろうが市だろうが道だろうが、それぞれの立場の中で取り組むのは、私は当たり前だと思っています。ただ、かように言う私もその頭は、今までなかったなというのを自覚しなければならないなと思っています。そういう意味では、教育現場で言えば新たな教育の分野の一つだし、我々議会人としてもそういうことも理解する必要があるかなというふうに私自身は思っていますので、当然、住民窓口の先頭に立つ行政としては、先ほどの町長の答弁の内容のとおりだと思いますけれども、やっぱり積極的に取り組んでいかなければならない分野だなというふうに、今回の質問をやるに当たって感じているところです。ぜひ日程的なものも含めてですね、何日何日という意味ではなくて、めどをつけて前進をしていくべきだというふうに感じるわけですけれども、その点について再度伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

先ほども答弁させていただきましたけれども、まだ、具体的な取り組み、また認識も十分でないというような状況が正直な私どもの実態でありまして、そこで今御質問のありますように、また、めどをつけてということでありますが、なかなかめどというのは、どのような取り組みをしながらいくと、どのようなめどがつくのかなということで、非常にまだ図りかねる状況だなというふうに思うのですね。内部で協議をしますと、本当に正直相当難しいよねと、状況というのはよくわかるのだけれども、具体的に何をどう取り組んでいくかとなると、やっぱり相当難しいよねと。それよりまずは職員が今、教育長もお話ありましたけれども、学校の教職員含めてその理解をしっかり得る、そのことをしっかりやりながら、それぞれのスキルも高めながらですね、そういう相談だとかですね、いろいろな悩みも電話だとか窓口の中で、そういう相談も受けられるようなそういう環境だとか、そういう対応する職員なりのスキル高めていって、理解度を高めていくということで、それを先行しながら本当にやっていかなければならないということで考えているところですが、ただ、どこをめどにするということについては、非常に難しいかなと思いますが、極力そういう相談にも対応できるような方向含めて、やっぱり地道に対応をしていく、そういうスケジュールを組みながら対応してまいりたいなと思っています。以上です。

質問 10番 阿保静夫

表現はいろいろあると思いますけれども、未知の分野に今、足を踏み入れるべきだという趣旨で話ししたつもりなので、このことについてお話ができる人は、何かいっぱいいらっしゃるみたいです。いわゆる専門家的な方は。つい先日も何かそういう研修会みたいなのが、十勝管内であったという話も聞いておりますので、そのあたりからの取り組みということから一歩一歩進めるべきではないかなというふうに、今、お話を伺いながらも感じているところなのですが、その辺も含めて最後に伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

今、御質問のとおりだと思いますので、私どもも関心と言ったら、何か表現が余りうまくいきませんが、持ちながら割と近くというか、十勝管内も道内も具体的にそういう活動している方もいらっしゃいますので、それぞれが今週、先週ですか、国際女性デーの中でそれぞれ講演をしたとかと、大きな反響があったという中で聞いておりますし、また、そういうことも含めてですね、我が町の中でもそういう理解を深めるような研修、また講演などを含めて重ねながら、その理解度を高めて取り組めるように努力をさせていただきたいと思います。以上です。

質問 10番 阿保静夫

終わります。

出典:本別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日 議事録 PDF(94ページ) 間違いを知らせる