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美唄市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日

(1)性的少数者について/(2)教育行政について/(3)選挙事務について

2017年12月11日、美唄市議会の一般質問で、吉岡文子議員が「性的少数者について」「教育行政について」「選挙事務について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳、選挙管理委員会委員長 高田豊が答弁しました。

質問者
吉岡文子 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳、選挙管理委員会委員長 高田豊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 吉岡文子

2017 年第4回定例会にあたり、市長、教育長並びに選挙管理委員会委員長に質問いたします。大綱の1点目は、性的少数者について、市長並びに教育長にお伺いをいたします。最近、一部の自治体で、性的少数者に配慮した行政が行われています。渋谷区、世田谷区、道内では札幌市、最近では東京都の港区などで請願が採択されたということです。札幌市では、互いの個性や多様性を認め合い、誰もが生き生きと誇りを持つことができるまちの実現を目指し、本年6月1日より、性的少数者に関わるパートナーシップの宣誓制度を開始いたしました。私はこの動きを基本的人権の問題ととらえています。最近では、生まれつきの髪の色について、校則違反ということで、黒に染めることを強要した高校に対して、女子高校生が訴訟を起こした例も同様だと考えます。昨日の 12 月 10 日は 1948 年の同日に国連が採択した世界人権宣言を記念した世界人権デーでした。「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」、これは宣言の一部です。電通の調査では、性的少数者について、13人に1人となっており、公表に至っていない性的少数者の方が、周りに存在することが想像されます。そこで初めに、性的少数者に対する認識について、市長及び教育長にお伺いをいたします。また、研修についてはどのようになっているのかについて、お伺いをいたします。大綱の2点目は、教育行政についてです。公正取引委員会は 11 月 29 日、公立中学校の制服取引に関する調査を発表したということです。市内の中学校の制服についてお伺いをいたします。まず、市内4中学校の制服の金額について、販売価格と 10 年前の価格の変動についてお伺いをいたします。次に、各校の制服着用に関する取り決め等についてお伺いをいたします。3点目は、就学援助の入学準備金に制服代が含まれているのかどうか、この点についてお伺いをいたします。大綱の3点目は、選挙事務について、選挙管理委員会委員長にお伺いをいたします。10 月に実施されました今回の衆議院選挙での投票所入場券について、その発送総数と決算額について、どのようになっているのかお伺いをいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。性的少数者について、性的少数者に配慮した本市の対応についてでありますが、報道では、人口の数パーセントの方々が性的少数者であると言われており、偏見や差別などにより社会のさまざまな面において、人権にかかわる問題も発生していると報じられております。このような中、東京都渋谷区や世田谷区などをはじめ、道内では札幌市におきまして、同性パートナーシップ制度を公的に認める動きが見られております。私といたしましては、性的少数者に対する偏見や差別を多種多様な人権問題の一つとして捉え、偏見や差別を根絶することにより、性的少数者の多様性を認め合う地域社会を実現していくことが重要であると考えております。なお、これまで、性的少数者に関する職員の研修は行っておりませんが、今後、国・道の動きや他市の取り組みなどについて情報収集に努め、適切に対応してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、性的少数者への認識についてでありますが、文部科学省では、教職員向けに本年4月 30 日、「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」を通知し、その中では、学校現場における性同一性障がいに係る児童生徒への支援について示されているところでございます。具体的には、服装については、自認する性別の制服や衣服、体操着を認めること、髪型については、戸籍上男性の場合、標準より長い髪型を一定の範囲で認めること、更衣室については、保健室や多目的トイレの利用を認めること、トイレについては、職員トイレや多目的トイレの利用を認めること、呼称については、校内文書を児童生徒が希望する呼称で記すること、自認する性別として名簿上取り扱うこと、授業については、体育また保健体育において、別メニューを設定すること、水泳については、戸籍上男性の場合、上半身が隠れる水着の着用を認めること、補習として別日を実施することやレポート提出で代替すること、運動部の活動は、自認する性別にかかる活動への参加を認めること、修学旅行等については、一人部屋の使用を認めることや入浴時間をずらすことなど、性同一性障がいに係る児童生徒の対応を示しているところでございます。教育委員会では、本市の小中学校においては、このような配慮をしている児童生徒は0名と把握しているところでございますが、申し出ができなく、一人で抱え込んでいる子どもがいないか、日頃から児童生徒の様子を注意深く見守っていくとともに、配慮を必要とする児童生徒が把握できた場合は、学校においては、その児童生徒への配慮と他の児童生徒への配慮との均衡をとりながら支援を進めていくことが重要と考えております。当該児童生徒が有する違和感の強弱等に応じ支援はさまざまであり、この違和感は成長するに従い、減ずることもあり得ることから、教育委員会といたしましては、学校として先入観を持たず、そのときどきの児童生徒の状況等に応じた支援を行うことが必要であると認識しているところでございます。また、保護者がその子どもの性同一性に関する悩みや不安等を受容している場合は、学校と保護者とが緊密に連携しながら、支援を進めることが必要であるとともに、保護者が受容していない場合にあっては、学校における児童生徒の悩みや不安等を軽減し、問題行動の未然防止等を進めることを目的として、保護者と十分話し合い、可能な支援を行っていくことが必要と考えております。次に、研修についてでありますが、教職員の資質向上の取り組みとして、生徒指導担当者や養護教諭を対象とした研修を実施するとともに、学校の管理職についても性同一性障がいに関する研修会等を通じ、適切に理解していただくことにあわせ、学校医やスクールカウンセラーの研修等で性同一性障がい等を取り上げることも重要であると考えております。教育委員会といたしましては、今後、実施される研修会等においてテーマとして取り上げ、教職員が共通認識のもと、適切な対応をしてまいりたいと考えております。次に、市内中学校の制服についてでありますが、市内4中学校の制服の金額について、税込価格で申し上げますと、美唄中学校の男子については、ブレザー、スラックスとネクタイを合わせて3万 5,942 円から3万 9,852円、女子については、ブレザー、ベスト、スカートとリボンを合わせ4万 1,688 円から4万 7,628 円、峰延中学校の男子については、ブレザー、スラックスとネクタイを合わせて3万 8,992 円から4万 716 円、女子についてはブレザー、スカートとリボンを合わせて3万 6,525 円から3万 7,713 円、東中学校の男子については、ブレザー、スラックスとネクタイを合わせ、3万 4,959 円から3万 8,664円、女子については、ブレザー、ベスト、スカートとリボンを合わせて4万 24 円から4万 6,008 円、南美唄中学校の男子については、上着とスラックスを合わせ、2万 5,000 円から3万 780 円、女子については、上着とジャンパースカートを合わせ2万 9,800 円から3万 7,800 円となっております。なお、価格帯につきましては、A体、B体などのサイズや販売店での販売価格の差となっております。また、10 年前との価格の変動につきましては、販売店にお聞きしましたところ、約 10%から 15%程度値上げとなっており、その理由といたしましては、消費税率の引き上げ部分と物価上昇に伴う生地の値上げが要因であると伺ったところでございます。次に、市内中学校の制服の着用についてでありますが、入学式、始業式、終業式、卒業式などの儀式的行事、定期テストや学力テスト、修学旅行、音楽発表会、校外活動などにおいて制服を着用することとしており、市内4中学校とも、ほぼ同様の取り扱いとなっております。これらの行事以外では、峰延中学校、南美唄中学校及び東中学校は指定ジャージとなっており、美唄中学校はジャージを指定しておりませんので、上下対のジャージを着用することとなっております。次に、新入学児童生徒学用品費の支給額についてでありますが、平成 29 年度から小学校については、2万 470 円から4万 600 円に、中 学 校 に つ い て は 2 万 3,550 円 か ら 4 万7,400 円に単価が引き上げられ、本市においては、改定された価格で準要保護の方に支給しているところであります。なお、新入学児童生徒学用品費には、中学校においては制服代等が含まれております。

答弁 選挙管理委員会委員長 高田豊(選挙管理委員会委員長は2020年12月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。選挙事務について、衆議院選挙の投票所入場券についてでありますが、現在、本市のシステムでは、1枚のハガキに1世帯5人までの入場券が印字されることとなっており、衆議院選挙における発送総数につきましては、持参している不在者投票施設、指定施設のほか、光生園や美唄学園、美唄駐屯地などを除く1万 1,411 件となっており、決算額につきましては、68 万 8,847 円で、この経費の財源につきましては、国からの委託金となっております。

再質問 8番 吉岡文子

自席から再質問させていただきます。初めに、性的少数者についてですけれども、政治家の暴言が止まらない中、11 月 23 日、自民党の竹下亘総務会長が「宮中晩餐会に国賓の同性パートナーが出席することに反対だ。日本国の伝統に合わない」と発言した後、撤回されたとなっております。こういった政治家の無知な発言が、性的少数者を傷つけるということ、人権の尊重について、このような首をかしげたくなる言動に怒りを覚えるのは私だけではないはずです。その後、この発言については、安倍晋三首相、河野太郎外相は、同性パートナーを招待する意向を示したということです。今ほど認識についてお伺いをしましたけれども、特に、教育長のご答弁の中では、教育の場では、性同一性障がい、いわゆるLGBTのうちのT、トランスジェンダーという心の体と性の体が合わないという児童生徒の事例が多く取り上げられておりますけれども、やはり私は、何といっても一番は理解するということが必要ではないかと考えます。行政職員だけではなく、市民も含めて、研修等で性的少数者といわれる方々に対する理解が必要ではないかと、このように考えております。テレビでも先日、いわゆるお笑い系の番組で、20 年ぐらい前に、この性的少数者に対する揶揄のような形のお笑いをしたコンビがありまして、それを同じような形で番組の中で放映したところ、この 20 年なりの意識の変化なんでしょうか、以前はただ単に揶揄の対象としてしかなかったものが、今度は反対に、コントといいますか、容姿といいますか、LGBTに対する差別的な容姿・言動について、SNSなどでも非常に批判が多かったということからすれば、やはり、この 20 年なり 30年なりの理解の仕方というものが大きく変わっているのではないかと。それが同性パートナーシップ制度というものを自治体が取り入れるということにも繋がっているのではないかと改めて思います。なかなか研修というのも難しいんですけれども、旭川市では、性的マイノリティについて知ろうといった研修会を行ったとあります。また、滝川市では、LGBTの当事者の方が市議会議員だということもありまして、広報誌で初めてLGBTを取り上げて、言葉としてのLGBTをわかりやすく伝えたかったということがあります。私も、まだまだ理解が始まったばかりで、なかなか全体の理解にはなっていないと思いますけれども、ぜひ行政として、何らかの研修なり市民理解なりを深めるようなことをやっていただけないかと改めて思っておりましたところ、映画ですが、注目される女性の監督で、荻上直子さんという監督がいるんですけれども、その方が生田斗真という若手の俳優を使った「彼らが本気で編むときは」というトランスジェンダーの女性を描いた作品があります。ぜひこういった映画も含めて、市民理解を深めるために、何らか行政として取り組んでいただきたい。これは要望として受け止めていただきたいと思っております。次に、中学の制服についてですけれども、公正取引委員会の調査、全国約 450 の学校の制服の取引を調査したということで、その結果が発表されておりました。ただ、この提言の中では、大都市をとらえているのか、市場の非常に小さい美唄と、これを同様に見ていいのかという辺りのところでは、私は報告書も読んだわけですけれども、非常に疑問を持つところがありました。しかしながら、美唄市の状況でも、男子で最高と最低の金額で1万 5,000 円ほど、女子で1万 7,000 円ほどの差があるというのは歴然としてあるのではないかと考えます。これらを含めて、この報告書について、教育委員会としてはどのように取り扱ったのか、この点についてお伺いしたいと思います。私がこの場で、どこの制服が高いとか安いとか、そういったことはちょっと言いかねる問題だと思いますので、改めて報告書について、教育委員会がどのように取り扱ったのかについてお伺いしたいと思います。それから、選挙事務についてですけれども、経費を伺いますと、1件について約 60 円ほどの経費がかかっているということがわかります。今までのご答弁の中にもありましたけれども、ハガキ代のところに5人分の入場券を分割して印刷しているということですが、これはかなりの期間、このような方法がとられてきたのではないかと。私が美唄市民になってからも、ずっとこのような方法ではないかと思います。しかしながら、今どきハサミで一人ひとりの入場券を切り取る煩雑さ、それから、1枚のハガキで5人分ですから、非常に小さいものになりますから、注意しないとなくしてしまうということも考えられます。宣誓書に関しては、5人分の反対側の1枚しかないわけですから、合理的に合わないのではないかという点もあります。健康保険証は今、1人1枚の時代となっていますし、道内の他市において、投票所入場券について、1人1枚となっている自治体もあると、私も実際に伺っております。何より、制度上、仕方ないのかもしれませんけれども、世帯主から始まって、妻や子がそれに続く、このような形も非常に今の時代にそぐわない、違和感を覚えます。改めて、投票所入場券について、1人1枚といったシステム、道内のほかの地では採用できているということなので、こういったシステムができないものなのか、経費はかかりますけれども、今までのやり方では、私はやはり、これからの時代はそぐわないと思っておりますので、改めて1人1枚の投票所入場券ができないものなのか、この点についてお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。公立中学校における制服の取引実態に関する公取の調査報告書の取り扱いについてでありますが、平成 29 年 12 月6日付で公正取引委員会事務総局から、市内の公立中学校に対し周知するよう依頼がありましたので、市内中学校長あてにその旨を通知し、この通知にあわせまして調査報告書の概要版を配布したところでございます。

答弁 選挙管理委員会委員長 高田豊(選挙管理委員会委員長は2020年12月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。投票所入場券についてでありますが、1人1枚の入場券とするには、現在のシステムを改修する必要があること、また、ハガキの枚数も増え、ハガキ用紙代を含む印刷経費や郵送代も増えることとなります。また、財源措置が見込まれる国政選挙や道選挙のみの1人の入場券とすることは、さらに選挙ごとのシステム改修が必要となるため、財政状況からも難しいものと考えておりますが、今後、他市の状況も調査してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる