本別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日
農林業の振興
2020年12月8日、本別町議会の一般質問で、大住啓一議員が「農林業の振興」について質問し、町長 髙橋正夫、農林課長 篠原順彦が答弁しました。
- 質問者
- 大住啓一 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、農林課長 篠原順彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 大住啓一
議長の許可をいただきましたので、通告いたしました2問について質問をいたします。冒頭に、今年に入ってから続いている、いまだ経験したことのない新型コロナウイルスによる感染症に対し、日夜御尽力いただいている医療関係者の皆様へ敬意と感謝の意を表します。また、不幸にも感染症により亡くなられた方々、現在も治療されている方々に御冥福をお祈りし、お見舞い申し上げます。それでは、1問目、農林業の振興についてお伺いいたします。なお、本質問と後段の篠原議員との質問の重複のないよう留意したいと思っております。本題に入ります。本町の基幹産業である農林業の振興は、コロナ後の町民生活の充実や町発展の礎になるものと認識しています。現状の把握と今後の施策について考え方をお伺いいたします。1点目でございますが、今年の作況については、おおむね平年作との認識でございますが、てん菜の糖度がやや低い点や小豆の価格下落など、関係機関、特にJAとの連携はどのようになっているかお伺いいたします。2点目の基盤整備事業、特に暗渠排水事業については、昭和30年代前半より継続的に実施していますが、近年の農業機械の大型化等により再整備が求められていますが、現状の計画内容と今後の見通し、さらに幹線排水路の再整備について考え方をお伺いいたします。3点目の農業の人手不足は全国的に懸念されていますが、他業種、例えば建設業関係の労力を農作業などに充てることなど、見解と考え方をお伺いいたします。4点目の林業の振興は、川に清流をもたらし、流域の畑を肥沃にする国土保全上重要な産業でございます。現在、コロナ禍において民有林の維持管理体制と約1,000ヘクタールの町有林の現状とコロナ禍の影響の有無についてお伺いいたします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕大住議員からの農林業の振興についての御質問の答弁をさせていただきます。まず、1点目でありますが、今年の作況状況についての御質問であります。本年の気象につきましては、春先から6月中旬まで降水量が少なく干ばつ傾向でありましたが、作物の成長は順調に推移をしています。8月に入り、高温少雨で推移したことで干ばつによる影響を受け、豆類ではさやの数が平年並みでありましたけれども、粒径が小さく、馬鈴薯では芋の数が少ないということでありますが、1個当たりの重量が重く、でん粉質が高いという結果になりました。飼料作物や牧草はやや干ばつの影響を受けたものの、デントコーンにつきましては成長もよく、収量を確保できたところであります。本町の今年の農業生産は、畑作物は平年作の収量を確保しているところでありますけれども、需要の落ち込みにより、御質問にありましたように、小豆の価格が昨年よりは下がっている状況であります。てん菜につきましては、暖冬傾向で寒暖の差が少なかったこと、また、収穫時期に直前の雨による影響で、11月末現在では平年より糖分が低い状況となっておりますが、生産者の方々の適切な圃場の管理の下、よい出来秋を迎えることができたと考えています。JAとの連携につきましては、本別町農業政策懇談会、また本別町営農指導対策協議会にて情報を共有させていただいています。2点目であります。基盤整備事業につきましてですが、近年の農作業機械の大型化によりまして作業効率が図られておりますが、その一方では、畑に負荷がかかり、水はけが悪く、生育不良を起こしているなどから、道営畑総事業において整備を計画しています。明渠排水につきましても、多くは昭和50年代から整備を進めてきていますが、老朽化などによりまして、機能診断を行ない判断をしています。また、簡易な補修や維持管理につきましては、地域での多面的機能の交付金を活用していただき、大がかりの整備につきましては、国・道の補助事業を活用して計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。3点目でありますが、農業の人材不足につきましては、JA本別町によるコントラクター事業やTMRセンターの稼働によりまして運輸業との連携や、北海道糖業では春先ビートの苗を各圃場へ運搬する人手を建設業界と連携している状況であります。いずれにいたしましても、本町の基幹産業である農業を中心とした経済を担っていただいております運輸・建設業と関係機関で、今後も必要な情報を共有しながら取り進めてまいりたいと考えております。4点目の林業振興についてでありますけれども、議員からも御質問のありますように、森林は国保保全、水源の涵養、また地球温暖化防止など、公益的機能を持つことから、私たちの生活には欠かせない森林であります。民有林の整備につきましては、国・道の補助に上乗せする形で、本別町から独自の補助をさせていただいて森林所有者の負担軽減を図り、事業を進めているところであります。また、町有林につきましては、16団地、約1,000ヘクタールの森林を管理していますが、資源の循環利用が可能な森づくりを目指し、適正な管理に努めております。コロナ禍による影響でありますけれども、民有林、町有林の整備事業に対しましては影響がなく、計画どおり進めております。上半期の木材需要状況ですが、合板工場など原木の受入れを制限し、価格の低下も一時見られましたけれども、現在は木材需要も回復し、価格につきましても戻りつつある状況で、今後も関係機関と情報共有し、取り進めてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 6番 大住啓一
ただいま町長のほうから細かく御答弁いただきました。先ほども申したように、2点目の基盤整備事業、特に暗渠排水については、後段の議員のほうから出てくるということがございますので、これに関する再質問は控えたいと思います。再質問させていただきますが、まず一つ目でございます。基盤整備を行なう上での排水の関係でございます。暗渠排水の事業計画だとか実施面積については、後段から出てくると思いますが、排水の再整備の考え方は幾らお金をつぎ込んでも暗渠排水の水が落ちなければ、落ちるというのは排水で処理できなければ、これは何の効力もないということにつながります。今、町長の答弁もありましたように、基盤整備事業についても、昭和50年代、40年代後半からですか、大きな排水、国営明渠排水、道営明渠排水等々が美里別、勇足含めて済んでおりますけれども、その老朽化は、もう今の御答弁もあったように、土砂はたまっている、断面は確保されていない、大型機械で潰れているような状況ということでございますので、これは何としても早急に、今、暗渠排水の計画があるようでございますから、何としても進めるべきでないかと、かように思っているところでございます。それに関連いたしまして、全体に関わることでございますけれども、一般会計における農業予算でございますが、この部分については、町長が就任された平成9年には、農林水産業費が10億5,000万円ほどですね。20年前の平成12年は、いろいろな事業があったと思いますが23億6,000万円ほど、これは一般会計も大きかったのですが、率が22%ほど含めているということでございます。10年前の平成22年は5億5,000万円、今年当初では5億8,000万円で、一般会計に含める率は8.5%でございます。これは、財政状況が極めて悪いというのは我々も理解してございますけれども、冒頭からお話ししていますとおり、本町の基幹産業である農林業に対しまして、もう少しメリハリのついた事業費を充てるということができないのかということでございます。林業については、今御答弁もありましたように、価格が一旦下落しているようでございますけれども、すべからなく民有林、町有林については整備等々が進んでいるようでございますので、何としても農業関連の予算、町長の答弁にもありましたが、政策懇談会等々があるようでございます。これからJAのトップとも会談をするように聞いてございますけれども、その中で、何としても農業振興基金が1億円を超えるという状況になってございますので、その部分を充てて、何とか基幹産業の充実に充てることができないのか、その辺の考え方をお伺いいたします。来年に向けては、今お話ししたとおりでございますけれども、農協との協力関係、職員の交流も含めて、どのように考えているのかということと、やはり農業でございますから、ある程度の職員の中でも一定のエキスパートといいますか、育てるといいますか、そういう考え方があるのか、2点ないし3点になろうかと思いますが、再質問といたします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
再質問の答弁をさせていただきますけれども、一般会計の占める農林予算が少なくなったということでありますが、大住議員も、現役のときに大きな事業をやった経過も経験もあるはずでありますから、よく御承知と思いますけれども、当初それぞれ基盤整備含めて10億円ありました。20億円を超えたというのは、北海道のパワーアップの事業です。5%で大きな事業をやれということでありますから、これの補助含めて大きな、北海道の本当に、あの頃、予算大丈夫かというぐらいな大きな補助事業があったということで、それを併せて本町もこういうふうになりました。近年は、それぞれ農業関係団体含めてしっかり懇談していますし、また、政策要望などもありますけれども、その中では基盤整備は順次、利別川から先の事業は仙美里側から勇足側と分けて、それぞれ道営畑総事業で大きな事業を進めてきていますし、また明渠排水もしかり、暗渠排水もしかりですから、基盤整備はしっかり進めていきますので、取り上げて大きな財源が必要とするような事業はありませんし、また、それぞれ個別的に、例えば牛舎の建て替えだとかというものについても十分に対応できていますし、また農業機械の導入などを含めても議会に提案して御案内のとおりでありますけれども、順次必要なものは全て対応させていただいていますので、予算が総体に占めるのが少ないということが農業振興にはなっていないということではありませんので、その辺を十分に農業者の皆さんや農業関係団体との連携を取りながら予算措置はできているということを御理解いただきたいなと思います。また人事交流でありますが、特に今地籍調査ですね、それぞれ農協からも人材を派遣していただいて、本町と協力しながら地域調査を進めるということでありまして、今準備段階ですので、事務的な処理含めて進んでおりますので、今後とも必要な人事交流など含めてはしっかり、特にJAですね、関係含めて実施させていただきますし、またこの後、実施に移ると大きなそれぞれ事業ですから、人も含めて必要となっておりますので、農業振興全体含めて、それらの連携をしっかり取りながら、本町の基幹産業の農業をしっかりと取り進めていくために全力を尽くしていくということで、それぞれ協議をしていただいていますし、また併せて農業大学校とか、それぞれ交流、また人材の、また農業的な技術の導入なども含めても、それぞれ関係団体含めて情報共有しながら、しかるべき農業政策を循環型農業含めてしっかり対応していくという協議もさせていただいていますので、そういうことで、これからも現場を第一にしながらしっかり進めていきたいと思っております。以上であります。
質問 6番 大住啓一
ただいまの御答弁で、基幹産業であるから進めてまいるのだというような、大きく言いますとそういう内容かと思いますが、それは町長がいろいろな執行方針だとか、折々の行政報告等々で出ております。今年は、特にコロナの影響があって町全体の影響、これは金銭的な影響も含めてでございますけれども、大きいということでございます。その中で、やっぱり産業を守るということは大事なことでございますので、政策懇談会等々については、これから行なうのかなと思いますけれども、先ほど話をさせていただいたとおりでございますけれども、その中で、やはり目途として積んでいる農業振興基金というのがございますものですから、それは1億円全部使うということではなくて、有効な手段で、基盤整備事業は補助事業の中でできますけれども、排水路等々については、補助から外れる分等々については、やはりそういう町のせっかく大きな目標を持っている基金でございますので、その辺を使う考え方はJAのトップとよく話しして進めてまいっていただければと思うのですが、再度その辺の考え方を伺いたいと思います。それと、4点目に林業の話をさせていただきましたが、林業は、町長の御答弁にもありました。これは国を守る上で大きな話をしますと、大きな産業で、これは誰しもが認めるところでございます。いろいろな事業体系等々も進めているところでございますけれども、逆に言えば、林業というのはこれからも労力等々も生み出す大きな産業でございます。この辺の考え方、例えば林業の大学校というのが北海道にできているようでございますけれども、その辺から人材を求めて、また一般の方々を求めて、林業振興に役立てる気があるのかないのか、この2点について再々質問になろうかと思いますがお伺いいたします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
再々質問の答弁をさせていただきますけれども、まず、農業振興でありますけれども、この基金を農業のためにしっかり積んで、いざというときに、また特別対策が必要なときに、この基金を活用して人材育成や新規就農含めてということで、これは農協とそれぞれ資金を出し合っているのですが、使う目的はそれぞれきちっと明確にしながら、それを支出するときにはお互い協議しながら、その目的に沿った拠出ができるかということも協議しながら、これは活用させていただきます。今年は、ちなみに議会にもそれぞれ提案させていただきましたけれども、鹿柵が予定よりも国の予算がつかなかったと。それで中途半端に終わるわけにいきませんので、その後の補充を、鹿柵をきちっと整備できるように農業振興基金を活用しながら対応をしていくということで、本来、鹿柵は農業振興基金の中には普通は入っていない、別枠で入っているのですけれども、こういうときですから、それもしっかりと農業者のため、またそれぞれの圃場を守るためにやっていこうということでありますから、そういう目的ではこれも使わせていただくということで、常に農協とは十分に協議をさせていただきながら進めています。政策懇談会も、実は実施しているところでありますけれども、特別今年は、今一番目的とするところは、特にということでありませんが、コロナ禍でも、先ほど答弁させていただいたように、農作物が総じて平年並みということです。若干小豆が、去年から見るとかなりの価格の差でありますけれども、総じて農業全体は平年並みということで、特別対策をどうこうという話にはなっていないのが現状であります。また、排水の整備でありますけれども、先ほど少し答弁させていただきましたけれども、大きな事業につきましては、国と道の補助事業の道営畑総で、今やっているものでありますけれども、簡易なそれぞれ明渠や排水については、多面的機能の交付金となって、少し減ったのですけれども14地域で、地域地域で管理していただいて、よく議員の中にも直接やっていただいていますから、規模によっては何百万円という交付金が出ているのですね。地域の草刈りだとか、いろいろ含めて環境整備をするというのは、国の補助事業含めて、それは地域の中で対応していただいているということでありますので、役場でも大きなものは国・道の補助を活用しながら、また簡易な日常的に管理するものについては、多面的機能でしっかりと管理していただくということになっておりますので、それも十分に活用して、今後も整備をさせていただきたいと思います。あと、林業の関係でありますが、これは当然、林業は私どものところもよくお話したのは、北海道も森林を整備する自立した養成ということで、大学校的なもので、それこそ北の森づくりカレッジを造りました。定員40人ということでありますけれども、なかなか40人までいきませんけれども、このことが今後の北海道、強いて言えば林業の民間含めて、技術者の指導等を担うそれぞれ人材を育成するということでありますから、これもそれぞれみんな拠出金を出しながらということでありますから、当然のように全道的に人材をフルに活用できるように、また縦横無尽に働いていただけるような環境をつくるようにということで、誰しもが求めている人材養成でありますので、その辺も今後ともしっかり連携を取りながら、今本当にそういう対策をしなければ今後林業に対してしっかり見識を持った人材が育たないというような懸念もありますので、そういうことでは、北の森カレッジがその役を十分に果たしていただけるということも含めて私どももしっかり連携しながら、人材育成に努めていきたいなというふうに思っています。以上申し上げて答弁とします。
質問 6番 大住啓一
林業の関係については、町長がおっしゃったようなことで、大きな概念があって、それで結構かと思うのですが、一つ考え方がかみ合っていない部分は、私が言っている排水の再整備というのは、今、町長がおっしゃったのは、私の聞き違い勘違いだったらあれなのですが、昔の事業でいう農地・水で地域でやっている部分でやれる範疇を超えているという部分です。それでいながら、なおかつ道営の事業がそこの地区にかぶってきても土砂上げだとか一部断面を大きくする部分については、事業採択にならない可能性があるという部分については、町独自の事業で進めて、やはり農作物を少しでも多く、少しでもよい作柄をあげるということが最大の目的でございますので、その辺を今年は鹿柵をやったということでございますけれども、これから詰めるようでございますけれども、その辺の認識を農地・水で金を配っているからその中でやってくれる、これは緑肥のヒマワリを植えたり、農道の草刈りをするような中身では追いつかないということで私は申し上げているのです。ですから、事業採択になっても、この部分の土砂を上げるだとかそういう部分についてはならない部分、これは地域の人が泣かなければならないことなのです。それはやはり行政なり、農協なりで立派な目途として目指している農業振興基金というのがあるのですから、これは町独自で使えないにしても、農協のトップとよく相談をして、進めていくというのが本来の姿でないかと思うのですけれども、その辺の見解を再度伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
大きな事業は、先ほど言ったように、国とか道とか補助的にありますけれども、簡易な地域で交付金で賄えないようなところは、重機の借り上げで町として直接対応させていただきますから、それは地域の要望を含めて、地域の交付金を道の絡みも併せて、それは対応していく。中には、事業を実施しない地域もありますから、そういうことも含めて、独自で無理なところ、また補助事業に乗らないようなところの土砂上げ整備は、順次町のほうで、単独で重機借り上げで、毎年整備をさせていただきますので、そのことはこれからもそういう方向も含めてしっかり、またそれを併せて、それぞれ大がかりにやっていけるところとか、それは現場を対応しながら整備させていただくことにしていきたいと思いますので、現状含めて担当のほうからちょっと答弁させていただきますのでよろしくお願いします。
答弁 農林課長 篠原順彦
現状につきましては、土砂上げにつきましては、町民の方から御要望をいただいている部分、先ほど大住議員からありましたとおり、暗渠排水の落ち口等その部分につきましては、道営事業の中でできる限り行なっている部分もありますし、そこの賄えない部分につきましては、町長のほうからもありましたけれども、重機借り上げ等いろいろな部分で、事業を活用できるものを活用しながら進めていきたいと思っております。