みんなの議会

本別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月12日

なくしたい孤立死、その取り組み

2019年3月12日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「なくしたい孤立死、その取り組み」について質問し、町長 髙橋正夫、保健福祉課長 飯山明美が答弁しました。

質問者
阿保静夫 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、保健福祉課長 飯山明美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 阿保静夫

議長のお許しがありましたので、昼間保留した1問について質問をいたします。なくしたい孤立死、その取り組みはということで伺っていきたいと思います。ひりと暮らしの高齢者等の孤立死、孤独死を防いでいきたいというふうに考えますが、町としての取り組み等について見解を伺います。本町においても、孤立死、孤独死と思われる状況があります。本町の第7期銀河福祉タウン計画、高齢者福祉計画によりますと、平成29年度で高齢者65歳以上のいる世帯は2,015戸、そのうち単独独居世帯は843戸で、高齢者のいる世帯全体の41.8パーセントを占めているとのことです。この独居世帯は年々増加しており、推計値では2025年、平成37年には886戸に達するとされております。ただし、先ほど申し上げた、この800数十戸のうちの200世帯は施設入所の数が入っているということで、施設入所もひとり暮らしというような数字になっているようですが、そういう数字です。町では、このような現状に対して自治会の協力初め、社会福祉協議会などの事業でも対策を非常に丁寧に、多岐にわたって講じているところだと認識をしています。そこで一つ目ですが、独居の高齢者に周りがどうつながっていくのかがやはり一つのポイントだというふうに考えています。とりわけ、声かけなどの日常の取り組みが最も大切だと思いますが、いろいろな町、本州の町も含めて他自治体の例では声かけ専門員、いわゆる自治会を超えた形で専門員を置いたりだとか、それから訪問員のような形で委嘱をして別個に動いていただくというようなところもあるということです。これは、本町も多分そうなのですけれども、自治会の取り組みが本当に大変な情況なのではないかなということが想像され、全国的にもそのことで自治会に任せるということでなく、全体として取り組もうというような動きが出始めているという一つの例だというふうに思います。1番目ですが、そういうことについて町として現状でどう考えているかというのが①です。②ですが、特に独居高齢者に対する定期的な訪問活動などは、その方の現状をつかみ、また必要なサービスを図る上でも有効だと考えますし、まさにそのことが本町ではきめ細やかに取り組まれているというふうに思います。そういった中で今、現時点での現状と課題について本町としてどう考えているのか伺いたいというふうに思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕阿保議員のなくしたい孤立死、その取り組みについての質問の答弁をさせていただきますが、本町では平成5年から、これは本当にすばらしい取り組みだなというふうにいつも思うのですが、ひとりの不幸も見逃さないということをしっかりと自治会の会長さん方が、発案していただいて、それをひとりの不幸を見逃さないを合い言葉に見守り活動、また生活支援、除雪、地域サロン、災害時支援を柱とする在宅福祉ネットワーク活動を自治会、または社会福祉協議会、町の三者が一体となって充実強化を図ってきたところであります。現在は32の自治会、30ネットワークが組織されております。中でも自宅訪問だとか、カーテンの開け閉めなどを確認する見守り活動は、27組織で取り組みがされておりまして、見守りの対象となっている方は354人となっているところです。また、地域の集会場などに集まって交流いたしますサロン活動は21組織、これらで実施をされています。平成30年6月時点では、621人の方が参加されていますが、このような場も定期的な見守りや状況把握の機会になっているところでもあります。阿保議員の御質問にありますように、声かけ専門員、これと類似した事業といたしましては定期的かつ、継続的な見守りが必要な方に対して社会福祉協議会に設置してありますあんしんサポートセンターのあんしん訪問員が介護保険などの公的サービスを利用していないひとり暮らしの方や高齢夫婦世帯の方などを対象に話し相手、また買い物支援などを行いながら、安心生活創造事業を実施をしていただいているところであります。現在、11人の方が週1回から月1回の訪問支援を続けていただいております。さらに、平成29年以降、三者の民間事業者と見守り協定を締結しまして、業務の中で異変を発見したときには、町に連絡していただくという仕組みを取り入れまして、これまで以上に互助、共助、公助の重層的な見守り体制の構築を図っているところであります。見守り活動から把握されました状況踏まえて適切な支援サービスを利用していただくことで、定期的な見守り体制が構築され、異変があった場合に早期に発見をして対応できることが関係者の間で情報、課題の共有と連携は大変重要であるというふうに認識をしているところであります。現在、地域包括支援センターでは、各機関との連絡会議や在宅福祉ネットワーク活動の民生委員児童委員の方から寄せられました情報をもとにして家庭訪問を行うなど、積極的に介入をすることで、一人一人の状況に応じた支援体制に努めているところでもあります。ひとり暮らしの高齢者の方々の孤独死を防ぎ、安心して暮らせるまちづくりを進めるためには、社会福祉協議会を始め自治会連合会、在宅福祉ネットワーク連絡協議会、民生委員児童委員協議会など、地域福祉の中核的な役割を担っていただいている関係団体の皆様、官民を含めた多様な機関とのさらなる連携の強化が不可欠であると考えておりますので、議員各位のこれまで以上の、また福祉関係者の御理解と御協力をお願い申し上げながら、答弁とさせていただきたいと思います。

質問 10番 阿保静夫

ただいま町長がおっしゃったように、本当に本町としてはきめ細やかで、そして、かつスパンの短いような活動を取り組んでいるというふうに思っております。これらの訪問活動や日常の声かけ活動というのは、各自治会の取り組んでいる在宅福祉ネットワーク、今、町長がおっしゃったそういうネットワーク活動始め、社会福祉協議会、そして町も含めた各種の取り組みが大きな役割を果たしているというふうに認識しておりますし、私の地域でも先日、今回こういう質問をするということもありまして、今は有志なのですけれども若手中心に在宅福祉のネットワークチームをつくりました。今後、自治会全体で了解を得ていくというようなことの作業が残っていますが、6月くらいにできそうだなというふうに思っています。遅ればせながら、当自治会でも頑張っていきたいなというふうに改めて思っているところですが、これらの取り組みをずっと取り組んできていると、私も議員を結構長くやってる経験でいうと、残念ながら、これは孤独死だったんだなっていう例が少なからずこれまでもありましたし、先日も実はありましてちょっとしたいきさつで自宅で行われたお通夜に参列するような、そういうような成り行きがあったのですけれども、そのときにちょっと家の中を見回したときに緊急通報システムは、そこにはなかったのです。それで、これは現在のシステムは導入当初は北海道でたしか一番最初だったと聞いておりますけれども、すばらしい人感センサー、人の動きを感知するという、このシステムは画期的だったというふうに記憶しております。それまでは、よくあったブザーを押すというような、そういうタイプだったのですけれども、倒れたらブザー押せないでしょうというような議論もあって、今のシステムが導入されたというふうに覚えています。虚弱な高齢者というようなことが要件になってて、希望者に設置してて、月3,000円余り、使用料、利用料というのを町が負担しているというような仕組みだというふうに思っています。これを先ほど数字申し上げたとおり、在宅で600猶予人の独居の方がいらっしゃるということで、要件を少し見直すべきではないかなと。要は、今、100台用意されていて、80台ぐらい利用されているというふうに認識しているわけですけれども、残りあと20数台なのかもしれませんけれども、そろそろ要件を緩和すべきではないかなというか、もっと言えばあくまでも希望者だと思いますが、ひとり暮らしのところに設置していくというようなことにお金もかかるし、機材の台数も少ないと思いますが、何とかそこの部分を一歩前進させるべきでないかなと。そのことが、少しでも孤独死、孤立死を防ぐことになればなというのが私の希望的な考え方でもありますし、倒れ方にももちろんよりますけれども、早期発見で尊い人命が救われる例もあるのではないかなということも期待も含めて、そういう今の要件は導入当初の要件の考え方は十分理解しているつもりですけれども、少なからず孤独死と思われる例が散見される現状の中では、そこをちょっと考えてはどうかなというのが私の提案です。これについて、町としての見解をあわせて伺いたいと思います。それから、このシステムは先ほど言ったとおり北海道で当初は、本当に画期的な第1号の取り組みだったと認識しています。今は時代が進んでいて御承知のようにAIと呼ばれる、いわよる人工知能ということを活用した、この種の機器がまだメーカーのほうで、いろいろなロボットみたいなのが用意されていますし、10年以上前だったと思いますけれども、道央のある町に視察に行ったときには、人間型という意味ではないですけれども、介護見守りロボットというのを導入しようかという首長さんがいて、後で聞いたら北海道全体のそういうことの推進する首長会みたいなのがあるのですか、町長。そこの代表だという方だったようですけれども、いずれにしても私が言いたいのは、今、私たちが持っている手段は緊急通報装置という手段ですけれども、今後、やはりこの分野はどんどん日進月歩で進んでいる分野なので、価格のこともあるし、システムのこともあるのですけれども、ぜひ導入する方向の研究というのを始めてもいいのではないかと、そういう提案です。以上、その緊急通報装置の要件の緩和と、今後のその手のものの技術の研究を進めていくというか、情報収集を進めていくというようなことで進めてはどうかという提案なので、その辺についての答弁を伺いたいと思います。

答弁 保健福祉課長 飯山明美(保健福祉課長は2021年3月まで)

阿保議員の緊急通報システムの要件緩和の考え方についてお答えをさせていただきます。議員もおっしゃるとおり、今、本町の緊急通報システムにつきましては、一定程度の要件を設けさせていただきまして、既往歴ですとか、今の現病歴、どういう病気にかかっているのかということをお聞かせいただいた上で、ひとり暮らし、もしくは高齢者夫婦世帯という要件の中でつけさせていただいております。議員おっしゃるように、どんどん広げていければいいのですけれども、やはり費用の面の問題ももちろんありますし、今現在、100台を保有しておりますが、現在使われているのが、入れかわりもあったりして70台弱ぐらいの数なのです。そういう中で、一定程度のその疾病要件だとかということは考慮させていただいておりますけれども、それ以外にも例えば農村地域でひとりでぽつんと住んでいて、近所の目がなかなか届かないですとか、あるいは地域の方も見守ってくれてはいるけれども、なかなか細かくできないので地域は心配してるよといったような個別の相談が寄せられた場合には、一定程度、年齢がいっていればリスクもあるだろうということで相談の上でつけさせていただいたりということもしております。現段階では、今、保有している100台の中で何とか、まだ余裕もあるものですからやってきたいというふうに考えているところです。済みません、あとAIについては、私は余りその辺ちょっと詳しくはないのですけれども、いろいろなものが開発されていて、会話ができるですとか、連絡がインターネットを通じてできるですとか、いろいろなものが出てきているというのはお話に聞いております。ただ、今それをどういう形で、どういうふうに導入をしていくかというところまでは、まだ正直申し上げまして検討のテーブルに乗っていないというところがございますので、今後、いろいろな情報も収集しながら、どういうことで活用していけるのかということを考えていければというふうに思っております。以上です。

質問 10番 阿保静夫

緊急通報システムの関係で、台数がそういうことだという、70台ぐらいが今、稼働しているということで、それは以前の所管事務調査のときに詳しい資料をいただいて見ておりますけれども、高齢者になれば、きょう元気でも、あしたは倒れているかもしれないです。若い人も同じですけれども。それは、そういう機器を入れたからどうこうということではないかもしれませんが、例えば私は何で孤独死かなと思うのは、何でしかももちろん知りません、最近ちょっとあっただけで、それで長い間にありましたけれども、町としては例えば幾つかの事例があると思うのですけれども、孤独死と思われるところの住宅というか、家に通報システムがあったのかどうかなんていう検証、それからあったらどうだったろうという検証みたいなのはされているのでしょうか。ひょっとしたら、あったら先ほど来言ったとおり、救命につながるような、そういうこともあったのかもしれないなというふうに思うものですから、そういう検証も大事だと思うのです。現状は現状として、70台という現状はあると思うのですけれども、そういうことがこれからも検証を重ねながら、そして次の施策に結びつけていくというようなことが必要なのではないかなと。なぜ、緊急通報システムにこだわるかというと、冒頭申し上げたとおり、自治会も社協も町もめいっぱい頑張っているという認識の中で、何とかそれを手助けできるものが、そういう機器、それから人工知能と呼ばれているAI、まさに日進月歩で民間はそれを商売にしようとしているから必死なのでしょうけれども、いずれにしてもそういうようなこと含めて必要な時代になっていると私は思っているものですから、その孤独死と思われるところに、緊急通報システムが設置されているかどうか等の検証なんかはこれまでされてきたのかどうか。されているとすれば、その結果としてどういうふうに考えるのかということを伺いたいと思います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

孤立死と孤独死はやはりちょっと状況が違うものですから、本別町では孤立死というのはないなというふうに思っているのです。これは、先ほどの御質問にありますように、それぞれの地域、またいろいろな対策してくれていますから、本当に孤立死というのはまずそういうことはないだろうと思っているのですが、ただ孤独死の場合は、どこまでが孤独死と言うのかという、ひとり暮らしの方ももちろんそうなのでしょうけれども、例えば家族でいても朝起きてこないということもあるわけですから、そういうことも含めるとどこまでが対応できるのか。また、センサーを押せるぐらいなら、何とか、まだその救命の可能性もあるかもしれませんが、センサーも押せないとなるとまた、突然、体が動かなくなるとか、また脳か心臓かということになると本当に難しいと思うのです。ですから、そこにこのセンサー、またAIということ、皆どれだけ効果があるのかなというのも非常に難しいと思いますので、ぜひそこら辺も今、集中的に取り組んでいるところがあるということでありますから、そういうところもちょっと検証させていただきながら、本当に有効な手段をとれれば、そのことも含めて検討させていただければと思いますので、その時間もぜひとらせていただければなと思います。以上を申し上げて答弁とします。

質問 10番 阿保静夫

終わります。

出典:本別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月12日 議事録 PDF(128ページ) 間違いを知らせる