本別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
災害対策
2016年9月13日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「災害対策」について質問し、町長 髙橋正夫、教育長 中野博文が答弁しました。
- 質問者
- 藤田直美 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、教育長 中野博文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 藤田直美
議長のお許しがありましたので、通告しておりました2問について質問させていただきます。まず1問目の災害対策について。8月17日の台風7号からの暴風雨、豪雨による影響で十勝でも多くの人が被災されております。犠牲になった方々の御冥福をお祈りいたします。本別町においては、合計224人の町民が避難されたと報告があり、生命を絶たれた重大な犠牲者が出なかったことについては幸いに感じるところです。また、避難行動要支援者に対して戸別訪問をして福祉避難所に移送したことなど、連日、職員の不眠不休の対応と災害復旧や避難支援活動にかかわった地域の人の力も大きかったことと思います。まず、早期周知、早期避難、速やかに安全な場所に避難することが大事であり、避難所運営は大変重要と考えられます。避難勧告区域であっても避難しなかった人に理由を聞くと、不安ではあったが障がい児を抱えていること、乳幼児や子供がいて避難所で迷惑をかけるなどを考えたという声がありました。道路の冠水を見て驚いて移動できなかったなど、予想を超える事態に負担を抱いていた人が多かったのではないでしょうか。災害時要援護者が安心して速やかに避難できるように、福祉避難所の充実と適切な避難場所の指定や危険箇所の周知、啓発、情報の発信について伺います。一つ目に、障がい者の特性から集団生活が困難な方のために、障がい児者とその家族の一時避難所として通いなれた福祉施設やプライバシーに配慮したスペースがある施設を開放する考えはないか。二つ目に、乳幼児や就学前児童がいる家族や妊産婦にも適用した避難所についての考えはないか。三つ目に、災害時の情報発信手段としてSNS、ツイッター、フェイスブック、ラインなどを用いた情報発信をしては。四つ目に、小学校での災害教育について本別町の取り組みは。本別町の災害の状況や復旧の様子を写真や映像で残して授業などに取り入れる考えはないか、以上、4点について伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕藤田議員の災害対策についての御質問の答弁をさせていただきますが、まず福祉避難所の指定でありますけれども、老人福祉センター、健康管理センター、それからふれあい交流館、一般避難所を借りておりますが五つの一つが養護老人ホーム、勇足いきがい館、総合ケアセンターの3施設、合わせて計8カ所の公共施設とあいの里の交流センター、清流の里、ゆうあいの里、陽だまりの里、それにアメニティー本別の民間2事業所、5施設を合わせた13施設を福祉避難施設とさせていただいています。御質問にありますように、まず災害発生時にはまず安全に避難してくるのが一番ですから、早目早目の対応をしています。それは、なるべく時間的に予想されるなと思ったら暗くならないうちに災害対策本部を設置して、避難の周知していただくと、そういうようなことも含めて相当、安全な避難の方法について考えさせていただきながら、今回、対応させていただきました。御質問にありますように、その中でも障がいを持っている方に配慮した施設の避難ということですが、それぞれの障がいを持っている方の症状というのですか、俗に言うそれぞれの持っておられる障がいの中身についてもそれぞれ違いはありますけれども、中には今、御質問ありましたように、なれないところへ行くとよりパニックになってしまう人もいたり、落ち着いていれば何ともないところが、こういうところで場所がかわるとまたそこで一緒に時間を過ごせないと、そういうような方もいることも明らかになりましたので、これら含めてしっかりと十分にいくかどうかというのはまた別ですけれども、最大限そういう人がしっかりと避難できるような方法だとか、場所についても対応していかなければならないと思いますし、特に乳幼児を抱えておられる方については、やはりそこの赤ちゃんを連れていくとみんなに迷惑をかかるのではないだろうかだとか、またいろいろと赤ちゃんも落ち着かなかったら、また授乳の時間だとか、おむつの時間だとかいろいろありますから、そういうことも含めて、そういう特にしっかりと安心して避難できるような、そういう場所も含めて十分に対応していかなければならないなというふうに思っています。それと、先ほど言いましたように早目の避難をして、できるだけ明るいうちに可能な限り、有効な避難の対応をしていきたいなという考えでおります。そのことについては、御質問のとおりだというふうに考えておりますので、今回の事例もそうでありますけれども、避難のそれぞれ手続きに行っても住宅に残られている方も、もちろんそれはいろいろな条件の中でおりますが、もしそういうような子供たちと赤ちゃんのどういうことが理由で避難できないということであれば、それはやはり家族用の間仕切りをしっかり設けるとか、またできればそういう場所の中で家族でいれるような、そういうスペースがあるところに優先して避難していただくとか、そのような対応をとってまいりたいと思っております。先ほどの質問から申し上げましたように、1回は指定したところに避難をいただいて、そこからそれぞれの事情に合わせた避難の、第2次避難の仕方もあるということにさせていただきますので、そのようなスペースもまたプライバシーに配慮した対策を講じてまいりたいなというふうに考えています。3点目の災害時のSNSなどの活用についてですが、町では先ほど高橋議員の質問でも答弁させていただきましたけれども、防災の情報システム、これLアラートというのですが、これによってテレビでのテロップだとか、携帯電話のエリアメールによって情報発信をしています。SNSにつきましては、東日本大震災のときに電話もメールもつながらないというのが一時ありましたから、そういう面では、これはSNSを利用することができたということで行方不明者が発見されるなどの事例もあったというふうに聞いておりますので、有効に使うことができればなというふうに思っています。主な利用の目的は友人、知人との交流でありまして、利用者間のコミュニケーションを図るために利用されておりますけれども、利用者の多くはほぼ毎日利用しておりまして、閲覧のみに限らず書き込みを通じて情報発信をしている利用者も多く見受けられますので、SNSの災害時の活用手段としては道路などの通行止め箇所や避難所の開設などの情報発信などの有効と考えられますので、書き込みも自由にできることから、混乱を招くような事態もないとは限りませんが、今後、調査研究は十分にしてこれらの活用も前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。4点目の災害教育でありますけれども、各教科ともに小中学校の学習指導要綱に従いまして、適切な教育課程を編成をしながら授業を進めておりますけれども、災害教育を含めた防災の教育につきましても社会科などの授業の中で各種資料の映像を活用しながら、地域の自然災害に応じた防災対策が必要なことを教授しておりまして、今後におきましても本町の災害のみならず、幅広い資料を活用しつつ防災教育を進めていく所存であります。以上を申し上げて答弁とさせていただきたいと思います。
再質問 2番 藤田直美
再質問させていただきます。まず、一つ目と二つ目に関係していることなのですが、自然災害が起こり得る時期とか規模の想定は難しく、災害時の備えとして障がい者や妊産婦、乳幼児や児童に特化した避難所、特定の開設があるという、平常時においてもあるということが不安のない安心した生活が送れるのではないかと思いました。また、先ほど町長も言っておられましたが、まず1次避難所といいますか、一度一般の避難所に行ってから、適用されない人は福祉施設、そういう施設に移ってもらうというお話がありましたが、また暴風雨、豪雨がどのぐらい続くかというのもわからない中で、乳幼児や障がい児を抱えて避難施設を点々とするのはちょっとまた大変なのかなという思いもして聞いておりました。早期に移動するという意識を持つことが大事であり、そういう備えがあるということが大事なのではないかなと思って聞いておりました。離れている場所、発達障害児や就学前児童についてはなれている場所、適用できる場所というのがあればいいと思いましたが、おもちゃや絵本などあり、安心して遊ぶことができる、子供に対応したトイレが設置されていることなどから健康管理センター、子育て支援センター、発達支援センター、言葉の教室、ふれあい交流館につじの園が入っております。保育所や幼稚園、学校などがいいのではないかと思いますが、福祉事業所と連携をとって受け入れる体制をとれないのかという考えを伺います。また、災害を想定して長期化すると新たな問題が出てくると考えられますので、各支援施設の想定、利用する避難者を想定したルールづくりなどが有効ではないかと思っておりますが、本別町はどのように考えているのか伺います。3点目のSNSを使ってはという、使うことを検討されるという御答弁がありましたが、災害メール、Lアラートのエリアメールですとか、東本別地域においてはエリアメールで避難勧告が入らなかったために避難をするのがおくれたということがありまして、避難勧告地域になっていなくても情報がとれるという情報手段、考えられる媒体を使った情報発信を考えていくべきだと思っていますが、東本別では16時間停電になったということでテレビの情報も入らず、避難行動がおくれたという方もおります。また、災害準備情報なども町独自の情報、災害準備情報を出す独自の基準というのを設定するべきだと考えておりますが、本別町の考えを伺います。四つ目なのですが、連日のようにテレビや新聞で災害の状況や復旧の様子が報道されていますが、先日も南富良野町の災害を取り上げて住宅や土地の被害が大きかったのに1人も犠牲者が出なかったことを検証する番組がありました。家庭でも災害について子供と話しをしていると思いますが、本別町の子供たちは何人その報道を見て、どう感じているのかというのがとても気になりました。本別町でも、災害の状況や地域の人の安全を守るための関係機関の働きやそこに従事している人の工夫や努力を知り、考えることで自助、共助の精神が養えるのだと思います。授業の中でニュースや災害番組を見る機会があるのはいいと思いますが、考えを伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
再質問の答弁をさせていただきますが、それぞれ災害のときの避難場所は乳幼児含めて、それぞれの特化した避難場所を用意するべきだということですが、それぞれ避難場所、今現時点である避難場所を先ほど言いました。その中で、どこがどういうような方向をとれるか、それらも含めて十分に検証する必要があるのかなというふうに思います。新しくつくるとか何とかではなくて、今ある施設の避難所の中でそれぞれすみ分けをしながら、それぞれの状況に対応できる、そういう避難所としての機能を持つような方法をぜひこれからの取り組みの中でできていければなというふうに考えておりますので、それもこれから落ち着いたらその分を次々、しっかりとまた検証をして、また検討していきたいなと思っています。4点目のことについては教育委員会のほうから答弁をさせていただきますが、あとはそれぞれ情報発信の関係ですが、町民全体ということになると停電なんていう状況ももちろんあるわけですから、なかなか全部、満度にできませんが、考えられる対応策については先ほどのSNSの活用だとか、それは入らないとか何とかと言われたらそれまでかもしれませんが、テレビだとかラジオだとか、さらにまたそれぞれ今、携帯電話でも今いろいろなことができるわけでありますから、そういう発信も含めて、その情報というのは細かくできるようにすると。特に、避難の必要なところについては、今回も実施しましたけれども、予告だとか何とか以前に、もう既に各戸訪問しながら、直接このチラシを手渡ししながら、そして避難だとかの呼びかるという、こういうことが一番大事かなと思いますので、これらも徹底してこれからもないことが一番いいのですが、こういう事態が起きたときには、速やかにそのような対応をとれるように努力していきたいなというふうに思っています。総体的には、速やかに対応できるように、また安心して安全で避難できる体制を次からつくるように、さらにまたそれぞれの避難する方々の病状だとか、また乳幼児など含めてのそういう家庭の事情だとか、そういうことにも対応した避難所のそれぞれの避難をしていただく場所をしっかりとつくるということであります。教育の部分については、教育委員会のほうからどのような教育も含めて今、現状も含めてしっかり答弁させていただきます。よろしくお願いします。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
小中学校の災害、あるいは防災教育についてでございますが、先ほど町長が答弁しているとおりでありますけれども、災害教育、防災教育につきましては学習指導要領、つまり教科書に沿って指導をしているということでございますが、その指導するに当たって教科書以外についても、これは防災教育、災害教育ばかりではなくて、その担任の教師の裁量による工夫も必要でありますから、その指導をするに当たって地域の、あるいは本町の自然、あるいは環境、そしてその災害等についても適切に指導していただくこともその工夫の一つでないかなというふうに思ってございます。ただ、それを強制するということにはなりませんから、学校現場に対して本町の例えば今回の災害につきましても資料を提供しながら、工夫をしながら指導していただくというようなことも学校等に対して話をしてまいりたいというふうに考えてございます。以上です。