本別町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日
企業誘致による本町への効果
2014年9月17日、本別町議会の一般質問で、大住啓一議員が「企業誘致による本町への効果」について質問し、町長 髙橋正夫が答弁しました。
- 質問者
- 大住啓一 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 大住啓一
4問目に移ります。企業誘致による本町への効果について伺います。カラマツ梱包材製造最大手の本別工場が本年完成し、現在に至っています。本町への経済効果は大きいものと思いますが、雇用の状況と原木の取り扱いについて、町長の考え方を伺います。企業誘致の件は平成24年10月31日の議員協議会で報告されております。以下、2点について伺います。1点目といたしまして、雇用従業員は現地、本別町において雇用を想定し、20名以上の雇用を見込んでいる旨の当時、報告がありました。現在、工場で働いている従業員の方は何名なのですか。そのうち、地元本別町に住所のある方は何人なのか伺います。2点目として、原木は町有林で約1,100ヘクタールのうち、40年以上の樹齢のものが約6割、民有林が1万800ヘクタールのことで7割以上が41年生以上ということで、かなりの原木があり、伐採後については積極的な造林事業を森林組合と協議をしながら展開していく旨の当時、報告がありました。現在の状況と造林事業に対する考え方を伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕大住議員の4問目の企業誘致による本町への効果についての質問の答弁をさせていただきます。企業誘致に伴います製材工場の誘致につきましては、この間、本会議の行政報告などで概要について報告させていただいたところでありますが、今回、誘致をさせていただいた工場は道内においてカラマツの梱包材などの製材を行っている企業でありまして、大空町、幕別町、大樹町、平取町に工場を有しながら、今回、本町への進出で5工場目となるものであります。本別工場は、年間最大約3万立方メートルのカラマツ材を活用して、梱包材やチップ材、オガ粉などの製造販売を行う計画で、工場、倉庫、事務所など約2億5,000万円の設備投資を行い、本年1月から本格的に稼働しております。従業員は稼働時21名で、採用応募は38名を超えたということでありますが、最終的には21名の雇用でスタートしました。本町にとっては、雇用の促進、さらには定住対策や林業、林産業の振興につながるものと大きく期待をしているところでありますが、1問目の質問の答弁でありますが、開設当時21名でスタートしましたが、9月の現在では今、18名で、そのうち町内の在住者が10名、町外から本町に移住した方も1名ということでありまして、転入ですね、それから町外からは今、8名が通勤をされているということであります。計画では、ピーク時、現在も26名の従業員を見込んでおりますので、常時、ハローワークを通じて募集しております。また、話を聞きますと随時また応募があるようでありますけれども、なかなか工場というものについてはなじみがないせいか、わかりませんが、ほかの企業のことですからわかりませんが、定着していただければずっと雇用できるのですが、やはり何日かでその工場というのを見て、体験してみて、なかなか務まらないという人も中にはいるそうでありますから、早くこの予定の人数が確保できて、雇用の安定、そしてまた企業の操業の安定につながってくれればいいなと、私どももこう思っているところであります。特に2点目の原木の取り扱いと造林事業についてでありますが、企業誘致、工場が安定的な経営を継続するということも含めて、せっかくのこれだけの工場が来たわけですから、何といっても原料がなければ、これは成り立ちませんので、御質問のとおりこの原木となるカラマツの取り扱いについては、私どもも一層、また木を使いながらしっかりと対応していきたいなというふうに思っています。議員の今、御質問のとおり、収伐を迎える有望なカラマツ材が今、かなり大量に出てきておりますので、誘致企業育成のためにも町内産のカラマツの供給の必要性については十分理解しておりますから、私有林の供給については個々の林業経営ということでありますから、町が直接、介入するということはできませんけれども、森林組合初め、町内の林産業の皆さんに原木の供給などの協力のお願いをさせていただいているところであります。特に町有林のカラマツの売り払いにつきましては、誘致企業も含めて町内の林産業者を指名の相手方として、競争入札による財産処分を執行しておりますので、誘致企業の経営努力によって原木の確保に期待しているところであります。特に、今、御質問の造林事業についてでありますが、今まではなかなか山の木も売れないし、新たに木を植えるといったらなかなか経費かけてというのはかなり希望的には遠かったのですが、おかげさまで企業が来ていただいたおかけで、今まで売れないだろうと思った山がしっかりと財産形成になるし、経済林としても有効になるということを含めて、町としても25年度の造林事業の植栽と下刈りの個人負担の軽減対策として、補助金を大幅に見直させていただきました。それで、山林所有者の造林意欲の喚起ということで、今後とも循環させていかなければなりませんので、植える、育てる、そして切る、また確保する、また植えるということで、循環型の林業目指して、国や道の補助金も有効に活用させていただいて、さらに町の補助金を上乗せさせていただきながら、造林事業の強化を図っていくと、こういうことでさせていただきます。関係機関との連携を図りながらということでありますから、特に本町の森林組合も含めて、しっかりと営業していただいて、そういう事業にどんどん乗せていただきながら、この林業の振興、造林のさらなる拡大に向かって努力していただくことと、さらに未立木地、これは不在地主もそうですけれども、未立木地解消のためには本当には一汗も二汗もかいていただいて、言ってみれば用地、山さえ貸していただければ、あとは植えるも育てるも切るも、全部やりますよと、あとの生産したときの資金だけは、金銭面についてはちゃんとしっかりお返ししますよ、それだけぐらいの体制をとっていくということであれば、そういう造林の意欲も湧いてくるなと思っておりますので、そうしなければなかなかやはり何十年という大意の森林行政ですから、自分の時代ではなくて、やはり今が売れば、孫の時代か、その時代ぐらいになるということを含めて、非常に時間のいる事業でありますが、半面、それだけ時間がかかるからこそ、より必要だということで、今、種植えなければ将来、物になりませんので、そのこと含めて、本当に手出しをしなくてもこの造林をして、きちんとした山づくりができる、こういうような体制に向かってしっかりと努力させていただいています。以上、申し上げて、この森林林業、本当に企業のおかけで大変な今、これからの大きな希望がわいてきたというふうに思っておりますので、以上、答弁とさせていただきます。
質問 4番 大住啓一
町長から細かく答弁がありました。今、工場で働いている方は18名ということでお聞きしました。順調に推移しているのかなというような判断はいたします。町長も当初から申しているように、私どもといたしましても本別町で仕事をしている方々、俗に言う雇用の場がないというのは、もうひしひしと町民の皆さん思っていることでございます。この企業に限らずです。どのようにして若い方をこの町に残っていただいて、仕事をしていただくというのは我々最大の付託だというふうに考えておりますので、町長もその辺は理解しておりますし、そういう政策も打っていると思います。したがいまして、この工場も3月にオープンしたときには、相当の皆さん期待感があったのかなと思っておりますが、何せ私も聞き及びますと作業が相当ハードな部分もあるやに思っていますので、その辺もなかなか長くおられない方もいるのかなというのは認識はしております。いずれにいたしましても、行政から一企業に対してどうのこうのということは申し上げにくい面もあろうかと思いますけれども、それらも含めてフォローすべき面はフォローしていけばいいのかなと思っております。2点目でございますが、これは町長も林業に対しては造詣の深い部分があろうと思いますし、私が思うには同じことだと思いますが、林業については50年、100年の仕事でございます。山が裸になって、森としての効力をなくするということになれば、当然、畑も立派な畑になりませんし、海も立派な海にならないと、これはもう昔から言われていることでございます。私ども中間にいる者として、山を管理していくというのは非常に大事なことでございますし、今、答弁の中にありましたように森林組合等云々、また国や道の事業も含めた中で造林事業、植林事業を進めていくというような中身でございます。今、本別町の道路を走りますと旧学校林、旧部落林等々の部分においても伐採が終わって、あとどのような形になるのかなというような心配をされている町民の方々がおります。今回の工場が来ていただいた中で、原木に対する需用が高まったということでございますので、それらを一つのステップワークにしまして、次なる段階に向かっていくべきではないかと私は思いますので、その辺、町長のお考え方を伺うところでございます。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
質問のとおり、そのとおりに受けとめながらこういう企業誘致ということで努力させていただきました。そのためには何といっても原料がないと、これはどうしようもないことですから、これはもう会社から、大きな会社ですから、とにかく本別町というところはちゃんと原料ができるのか、供給できるのかというような第一条件になりますから、それと人、これがなければだめだということでありますから、言ってみれば設備投資だとか何とかというのは、それは企業の努力で何とかなりますけれども、原料と人手だけは、これは企業の努力でも何にもなりませんから、町も最大限の協力をするということがなければということが大きな条件になっていました。人は本当にほかの町からも通勤していただいたり、でもここに住むということも含めて、これからもっともっと対策も講じなければならない、例えば住宅政策もそうですが、やはりそういうニーズに合わせたような、これは工場だけでありませんから、今、質問のありましたように誘致というか、町内にある企業も、また福祉施設もそうですけれども、多くの町内だけでなくて、町外の人にも協力をいただいて成り立っているというのもありますから、できる限り町内に住んでいただくということを含めて、そういうニーズもありますから、その住宅政策をしっかり立ち上げていかなければならないと、そのようなことを含めて少しずつでもやはりそういう期待を込める、このたび提案に出させていただいているのは、道の職員住宅が今も、これからも使わない、まだグレードのときに使えるものはなるべく早いうちに町のほうに譲り受けて、そういう多目的に供用できるような、そういう住宅もやっていくということで予算を出させていただいていますから、そういう対策も合わせてやらなければ、なかなか定住させていただけないということで、しっかりこれもやっていきたいなと思っています。特に、この森林の育成ということですから、特に名指しであれですけれども、森林組合を育成してほしいということをお願いしました。なぜこういうことを言うかというと、だんだん山の現場で働く人たちが少なくなってきて、もうそれも高齢化してきて、後継の問題ですね、でも、この木を見て、この葉っぱを見て、これは何の木だという、これは大体わからない世代になってきました。そういう技術的なことも、例えば施業の方法だとか、また、いろいろチェンソーの使い方も特にそうですけれども、そういうことを含めて育成する人がいないと、どんどん本町からも森林、林業、幾ら山があっても、それを管理したり、施業してくれる人がいなければ林業として成り立ちませんので、いつも林議員にもそうやって御指導をいただくのですが、本当に私たちもこうやって頑張ってきているという、今、本当に失礼だけれども元気なうちにいろいろやっていかないと、この大手の工場の経営者にもそのことを強く要請しています。できるなら山行くときには、うちの森林組合の若い職員たちも同行させていただいて、その山の調査をしてこれは何立方ある、これは何年生含めて、山見たらそういうことが一目でわかるぐらいの人材に育てていただけるようぜひ協力してくださいと言っています。そして、森林組合は直接、組合長さんや参与さんに来ていただいて、こういうことで町の補助を2倍、3倍にするので、あとは皆さん方が林家、農家の皆さんや山持ちの皆さんに声をかけていただいて、未立木地だとか、また伐採だとかいろいろ含めて営業してくださいと、そうすれば手持ちなしにしっかりとやれるだけのこの補助体制を本町はつくりましたら、これ以上の条件ないのに、仕事がないと言って森林組合の経営がだめだったら大変なことだから、このことはということで、しっかりそれを申し述べさせていただいていますから、うるさいと言われるぐらいの話をさせていただいて本当に大事だから、今、育ててくださいということを話しておりますので、これもこれからもずっと続けながら、本当に一日も早くそういう技術的な若い時代が育つように、それが本町の財産になりますので、そのことでやっていきたいと思っております。そういう、それらのいろいろなその立場の人が力合わせてやったところからの本町の森林、林業含めた、やはりこの町を支える大きな産業として、昔はこれだけでの林業の町だから、あれだけの人がいました。そういうことも含めて、もう一度、その夢もこれから努力次第で広がっていくわけですから、そのことを察していただければと思っておりますので、事あるごとにそういう打ち合わせ、相談をさせていただきながら、しっかり人材育成と森林、林業の発展のために力を合わせて努力していくと、こういう体制をつくりたいなというふうに思っておりますので、町有林やまた学校林など含めて御心配な向きあるかもしれませんが、先ほど申し上げたように絶対切ったら植える、植えて育てる、そしてまた切って加工する、この循環は体制を崩さないように、ずっとこれからもそういう工場含めて、森林、林業の作業が本町を中心にして広がっていくような、そういうまちづくりをしていきたいなと、こう思っておりますので、御理解いただければと思います。以上でございます。
質問 4番 大住啓一
町長から将来のまちづくりに関する答弁までいただきました。最後になろうと思いますが、この議会が終わりますと年内、予算編成時期に入ってくる部分かと思います。来年度に向けての予算だと思いますが、町長もおっしゃっているように、林業の関係については、多岐にわたりましていろいろな部分での町民の皆さん始め要望が多いと思います。町独自としての予算の重点配分等々も出てくると思いますが、この質問の趣旨に添った中でいいますと、やはり原木の提供もする中で、山が少しずつ伐期を迎えてくる部分で木がなくなっていくのは忍びないものでございますから、くどいようでございますけれども、新年度に向けて今、町長がおっしゃった森林を守っていく、新しい林家を育てると、そういう大きな目標に向かっての今、急にあるかないかということではございませんけれども、12月に向けて、予算編成に向けて考えがあればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
町有林の原木の供出については、施業計画をしっかり持っていますから、年間2,000立方しっかりと確保しながら、循環させていこうということでありまして、また、民有林なども含めては相当、先ほども少し言いましたけれども今までわかりやすく売れなかった山がしっかりと売れる山になりましたから、相当、努力して民有林の原木を確保していただいているということでありますから、それらも有効に使いながら、そしてその原木を伐採した後の造林は、先ほど申し上げましたようにしっかりと町挙げて、しっかりと造林ができる、未立木地がなくなる、そういう体制をとって、特に不在地主の方々にもしっかりと理解いただける、そういう本町の森林の体制をつくると、それも予算にまた反映しながらやっていくということでありますので、また御支援いただければと思います。以上であります。
質問 4番 大住啓一
終わります。