本別町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日
バイオマスの活用の考え方
2014年9月17日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が「バイオマスの活用の考え方」について質問し、町長 髙橋正夫、副町長 砂原勝が答弁しました。
- 質問者
- 阿保静夫 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、副町長 砂原勝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 阿保静夫
議長のお許しがありましたので、1問について一般質問を行います。バイオマス活用の考え方はということで伺います。この間、十勝管内、道外のバイオマスプラント各施設の視察を行政、議会常任委員会が一緒に実施をしてきましたが、今後の方向性について伺います。鹿追町は、町がつくった施設、バイオマスプラント家畜ふん尿対策、におい対策、そして研究としてチョウザメの施設を併設しているというような状況です。士幌町は、酪農家がスラリーといういわゆるふん尿対策ということで、これは必要に迫られているという雰囲気が伝っていましたが個人でやっております。新潟県村上市は、民間が施設をつくって実施をしています。自分のところの水田などに、できた肥料を使ったり、あとは併設している温室ハウスでパッションフルーツという南国果物を聞くところによると非常に高く売っているというふうに聞いております。宮城県は、公設公営で、これはしっかりした施設だなという感覚を持ちましたが、ここは公設公営ですので、子供たちの体験農場等、それから自分のところの町で出る汚泥対策ということで、主な仕事としてやっているということがわかりました。さらに、南三陸町は、これは訪問という形だったのですが、あのようなことで下水処理等が非常に困難な状況になっているので、この際、バイオマスを活用した生ごみや汚泥処理等をやろうというようなことの話を伺ってきたところです。これらについて、既に御承知かと思いますけれども、今議会の初日に諸般報告の中に委員会報告としてまとめて出されておりますので、行った委員の皆様も共通認識だというふうに私も思っていますし、あの報告書の域を出るような考え方を基本的には持たないのですが、ただ、私個人のいろいろな考え方もありまして、そのことを今回、一般質問の中で町長に伺いながら所信を伺っていきたいというふうに思っております。まず、①ですが、本町におけるバイオマスプラント建設の必要性、必然性についての考え方を伺いたいと思います。報告書にもあるとおりなので詳しく述べませんが、乾式、湿式、あるいは民営、公設公営など、方式や設置形態で建設の費用が大幅に違うということがわかりました。乾式と湿式では倍違うということもわかりました。そういうことの中で、施設の運用が大きく変わるということを勉強してきましたし、そういうふうに考えております。特に、公設は収益事業ができない等の前提が大きな課題です。いわゆる、主な収益事業は基本的には売電です。士幌の酪農家の例だと、ざっくり言うと10年ぐらいで元とるような売電の金額が1億数千万円の施設に対して、補助も受けながらですが売電で大体10年ぐらいで元がとれるというような表現でよろしいでしょうか、そういうような施設でした。それと比べると公設というのは、そういうことがなかなか現時点では難しいというふうに捉えていますけれども、そういう問題というか課題があるというふうに思っています。また、計画を進めるとした場合の説明責任は、これはもう当然のことなのですけれども、なぜこれが必要なのかということは、これは町民の皆さんにわかりやすく説明をしていかなければならないし、また、その必要性、最初に戻りますが、必要性というものをしっかりと捉えたことで動いていかなければならないというふうに私は思っています。その点について伺いたいと思います。二つ目ですが、ぜひ議論の場をつくって、今後の方向性をまずは話し合いという形の中で進めていっていただきたいというふうに思うのです。視察に研修した私たちも、その委員会は新しい議会になったので、偶然、その行ったメンバーが担当の常任委員会にいないという状況があるのですけれども、町民の皆様のお金を活用、いただいて研修、視察してきて、一定の報告もしたという中では、今後のそういう話し合いもぜひ継続的にやっていくべきかなというふうに思っております。副町長が全体の責任者という形の中で行かれて、何とかそういう場もつくりたいという話も当初あったのですが、なかなか議会の選挙もあったりしてできなかったのですけれども、やはりそういう場を何回か設けて、それぞれの委員も思うところがあるし、報告書に一定の方向は意見は出してあるのですけれども、やはり生の声でいろいろ話し合う機会が必要だというふうに私は思います。さらに、これは技術的なことが非常にかかわる問題ですから、専門家の意見を聞く機会とか、あるいは先ほどいろいろるる申し上げた、既に行っている施設の関係者などの意見や状況などを聞く場を今後設けて、一定詰めていくということが必要ではないかというふうに思います。以上、2点について伺います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕阿保議員のバイオマスの活用の考え方についての質問の答弁をさせていただきますが、本町でバイオマスを何とか設置できないかなと一番先に考えたのは、実は汚泥なのです。下水道汚泥を当初、5件の農家の皆さんに協力いただいて、汚泥を全部処理していただきました。なかなか、処理をしていただくのにもにおいがきついし、べたつくし、露天ですから、ちょっと雨が降ればしばらく扱えないと、また機械や何かも、あれを扱うのには大変、苦労をするということを含めて、現在は5件から3件に減りました。その3件の方々も大変な御苦労をいただきながら、御協力をいただいているのですが、それぞれ事情も聞きながら、いつも連携をとりながら効果などなど含めては非常に評価はあるのですけれども、何といっても扱いづらいのは、周辺にも迷惑を及ぼすというようなところも中にはあって、何とかならないかと考えていたのが実は一番最初なのです。それと、3町のこのごみの処理も御案内のとおり一応、28年までがこの3町での処理の期限として、29年からは基本的には帯広にということだったのですが、今、おかげさまで3町はもう少し余裕を持って、30年ごろまでは埋め立てを含めて3町でまた事業運営が継続できるだろうと、このような見通しの中で、それでも帯広への一本化ということで、それぞれの当初の計画どおりの、それは進めていかなければならないことなのですが、そのときに果たしてそれまでのコストが必要なのか、コストがかかるということを含めていかがなものかなということも含めてありました。もう一つは、やはり今、この処理をしているものについても、もちろん近隣で処理をしていただくようになったのですが、畜産の部分がいろいろな国の政策も含めて堆肥舎ができました。堆肥舎、非常に申しわけないけれども、あの堆肥舎でこの堆肥ができ上がるというようなことにはなかなかなりづらいという構造になっているということは当初から、コンクリートで固めて発酵するというのは非常に時間がかかることですし、一番大事な液肥がみんな流れ出してしまうものですから、尿だねがあるわけでないですし、言ってみれば何割かはほかのものに使われていると、このような実態があって、道議会で問題になるようなぐらいのことでありますから、これも現場を知らない人たちの机上の計算なのかなと、そんな気がずっとしてきました。でも、何とかならないかなと思ったのですが、この質問にありますように鹿追だとか、士幌は早くから取り組んでいるのですが、これはもう大規模なのですね。何千トン規模というぐらいなところでやっていくとか、そういう大きな規模ですから、これは到底、二十数億もかけてやることもできないですし、ランニングコストも半端でありませんし、いざ故障になるとヨーロッパから技術屋さんも、部品も調達しなければならないということですから、大変、時間も暇もかかると、お金もかかるということでありまして、また、その後の今度、改修のときにはどうするかと、いろいろなことをずっと模索をしてきました。また、こればかりでなくて木質のバイオマスなどなど含めても林野庁との協議を含めて、連携もしてきましたし、また、バイオマスを推進しているコンサルの皆様方の御協力をいただきながら、その研究も進めてきました。一番大事なのは、何とかこの本町の汚泥のにおいを消すことができないかということが実はもう10年近く前から研究をしてきました。なかなか、いろいろな方式があるというのですけれども、あれだけの大量のものがにおいが消えるということはなかなかないですね。そこで、産業セミナーで出会ったのが新潟県村上市で個人的に開発をしたという開成社の乾式のメタンの発酵技術でありました。これだったら何とか、今までの願いが叶うなということで、実は一昨年の3月24日に公民館でこの研修会を3町の方々も含めて研修会を実施させていただいて、また、これがテレビ報道されるだけの、それだけの技術を持ったそういうプラントでありましたから、その話もありました。それら含めて、議会にも何度かお話をさせていただいて、一緒に研究をさせていただきたいということで申し入れをさせていただいたのですが、議会のほうもまだまだ議会としては十分な学習もしなければならないし、いろいろな研究もしてから、それから調査に赴くということの御協力をいただきながら、そういういろいろな研究、また協議を重ねて、最終的には今、御質問のように職員と一緒に視察に行っていただいたのでありますが、独自でやる、補助を一切もらっていない独自でやる、この乾式のプラントと、さらにまた公的に設置した大きなプラントということで、それぞれ村上市と、また新潟と両方見ていただきましたけれども、それぞれ利点があるところでありますが、ただ、この中でどう選択するかというのは、これからは本町の決定でありますから、質問にありますようにどうするかということは、今まで申し上げてきた部分の本町に一番適したバイオマスをつくるにはどの方式がいいのかということをしっかりと詰めていかなければならないことでありまして、今までも十勝管内でも特に畜産系は小規模の200トン規模ぐらいまでのところで、小規模でプラントができないかということで、実は畜産大学も含めて研究をしてプラントができ上がりましたけれども、これは5,000数百万円から7,000万円ぐらいの範囲の中でできるということでありましたけれども、今は残念ながら稼働していないという状況でありまして、これがこの開成社の部分でいきますと、それらも含めていろいろできるとか、オーダーメード方式で規模も自由に変えられるということ含めて、低コストで発電して売電するというのも目的かもしれませんが、私たちの目的は売電するよりも自家でしっかり消費をして、そしてエネルギーでまた新しい作物をつくりながら、そしてまた大事な肥料液肥はオーガニックの、無農薬のその一助になっていくと、などなど含めて有効活用していくと、このようなクリーン農業の循環するバイオマスにして、これをバイオマスを核としてそれぞれ大きな新しい産業を推進できないかと、このようなことを含めて研究をしてきました。それで、御質問の中のバイオマスプラントの必要性というものは、そのような形の中で、職員の中でもプロジェクトチームをつくって、それこそ検討委員会つくりながら、それぞれ関係課の職員がそれぞれプロジェクトチームをつくって今、協議を進めさせていただいていますので、それら含めてまたこれらはしっかり進めさせていただきたいなというふうに思っています。もう一つは、この新たな産業の創出ということでありますが、この引き取り勝手がだんだん減っている、特に汚泥など含めて、下水道のバイオマス資源として、今まで捨てていたものが資源になって、これがもっと言えば宝物になると、こういうようなものにかえていくことによって、まちおこしの一助になるのではないかと、このようなことで計画をさせていただいていますが、まだまだこれから入り口の論議でありますから、これからも十分に調査研究をしながら、方向性を定めていかなければならないというふうに思っておりますので、また、さらに議会も含めてそのような議論も含めてまた十分に煮詰めていっていただけるようにお願いをしなければならないというふうに思っております。ただ、これからは町内の企業経営、または畑作、また畜産のこのバイオマスなど、かつ、また生ごみや下水道での将来推計もしっかりと調査した中で、施設の規模だとか、事業内容とか、また財源対策、費用対効果も検証して事業化が可能であるかどうかの判断をできる限り、これは公的にのみやるのでなくて、民間の企業の力もかりながらしっかりとどのような方式でいくのが一番ベストなのか、ベターなのかを含めて、このバイオマスの将来のあり方についてしっかりと議論を詰めていきたいなと思っております。2点目の議論の場をつくってということでありますが、もちろん議論の場は幅広く、これは将来を含めて、必要性も含めて協議していかなければなりませんが、ただ、視察に行っていただいたメンバーの皆さん方が公的にしろ、私的にしろ、いろいろな部分でまた御意見をいただきながら、それぞれお知恵をかりながら、将来に向かって本当に本町の大事な循環型の新しい産業の創出の核となるバイオマスが設置できればと、このように考えておりますので、これからまた御協力いただければと思います。以上を申し上げて、答弁とさせていただきたいと思います。
質問 10番 阿保静夫
視察研修を終えて、そんなにまだ時間がたっていないという中で、今、具体的にこういう方向だと明確にまだ言えないという状況なのを十分、承知の上で申し上げますけれども、町長、今おっしゃったとおり、私たち見てきた施設もそれぞれ村上市が約2億円と言っていましたし、建設費。それで、宮城県は約5億円と言っていました。それで、この報告書に書いてあるので余り詳しい数字をだらだらと申し上げるつもりはないのですけれども、公設のほうで言いますと、その5億円の施設の約1割が運営コストなのだそうです。人権費、その他改修費もあるので、だからやはり町長も今おっしゃっていると思うのですけれども、本当にいろいろな要素を考えながら、仮に本別でこれからつくっていくとしたら、その理由づけとか、その経済性も含めて、きちんとこれはやはり町民の皆さんに示していかなければならない。今までもそうやってきたと思っていますけれども、金額が金額だけに、なおさらそういうことが必要になってくるというふうに思っています。それで、これも報告書なので、本当にざあっと言いますけれども、生ごみ処理が約1,300キロぐらいの日量で、年480トン余りしているそうです、あの3町で。それで、処理費が本町分で案分計算で、生ごみの直接処理費が1,200万円ぐらいで、堆肥化やっていますので、その堆肥化も約1,000万円ぐらいで2,200万から2,500万円ぐらいの範疇に納まるような経費だということです。それから、下水道の汚泥の関係でいうと、日量が1,500キロ余りで年間で540トンぐらいの処理で、先ほど町長おっしゃったように農家3戸と残った分は業者に委託しているということだと思うので、これは約700万円ということで、これら全部入れて3,000万円くらいの現在の経費なのだなと。そうなると、先ほど宮城を例にとると約5,000万円、5,250万円くらいなのですけれども、これはなかなかその理由づけとか、必要性の計算というのはなかなか厳しいものがあるなと、現技術と我々が今持っている知識とか、現技術での話なので、町長おっしゃるように新たな技術もどんどん今、この分野進んできているので、その部分が圧縮される可能性はあるのですけれども、これはこの部分については、理由づけについて必然性、必要性については、これはかなり力を入れて、まず最初に説明する部分ではないかなと思っております。それで、帯広のほうに全量をもし任せるとした場合の経費と今後、もし本町でそれらを処理しながら、先ほど言ったように収益事業としてはなかなかできないにしても、例えば子供たちの体験学習のハウスなども、そういう意味ではいいし、あとは本町が持っている公園その他、いわゆる肥料を必要とする分野の部分に消化液というらしいのですけれども、いわゆる肥料成分を活用できる可能性もあるので、そういうのを逆計算すると、またそれは利益という計算になっていくと思うのです。ただ、まだそこまでの話し合いがまだされる時間がないし、私、聞いた限りでは、先ほどのプロジェクトチーム、1回だけ話し合いをしたというふうに聞いておりますけれども、これからその部分を主に煮詰めていっていただきたいし、それでないと我々議員としても町民の皆さんに必要性とか将来展望を語る材料がないのです。そういう面では、そこの部分を日程を今、言いなさいというつもりはありませんけれども、再度、力を入れていただきたいという意味では申し上げたいと思います。それで、こんなことを基本的には今、考えていないと思うのですけれども、そういうデータをつき合わせた中で、これはやはりちょっと、いわゆる本町の人口規模ということも含めて考えたときに、これはちょっとだめだなという結論も、これは勇気ある決断としては必要だと思うのです。そういうことも含めて、町長の考え方の中にどういうふうにあるのかなというふうに思っています。私は当初、議員は道外研修って基本的にやりませんということでやってきました。何かあるときは、本当に必要なときは行くということもあわせて言いながら、今回、そういう予算もかなり厳しい期間の中で補正を組んで、担当常任委員会の皆さん行きましょうということになって、私は率直に町長これはやる気なのだなというふうに感じました。感じましたけれども、行ってみて先ほど言ったようにお金の面もすごい二つの施設を例に挙げれば違うという現実も見せつけられながら、これは町民の皆さんの利益にどういうふうにかなっていくのかなということを、これから一番大きなテーマとして考えていかなければならないということも率直に思った次第です。そういうことも含めて、町長としては30年ぐらいまでは今の3町のクリーンセンターが使えるということのようですので、かなり将来的な展望になってくるのか、それともそれ以前に場合によってはスタートをかける考えもあるのかどうなのか、町長のいろいろな話の中ではもう、その方向、持っているように私は受けとめていますけれども、課題としてはなかなかいろいろな要素があるという状況なので、現時点での町長御自身の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
急遽行ってもらったのではなくて、実は先ほど言いましたように、その大分前から要請をさせていただきながら、でも、まだ議会としての準備が整っていないし、調査研究も内部のいろいろな協議だとか、学習も必要だということを含めて時間がほしいということでありましたし、また、それもどの常任委員会が行くとかということではなくて、議会としてぜひ協力いただきたいということで、私どもから要請して、こういう結果になっていただいたということで非常に感謝もしています。何と言っても一番は見ていただくのが一番だなというふうに思いましたので、かといって全員というのはなかなか行けませんので、その辺は御容赦いただいて、何名かでも直接行って見ていただく。一番は、去年の3月24日に公民館でそれぞれ3町の職員も、また関係者も、町内のそれぞれいろいろな団体の方も来ていただいて、実は民間主導でつくった水田農家が将来はこうあるべきだということで立ち上げた自分の技術、それをこれだけ国が認めて、それが特集でマスメディアに出るぐらいのところですから、低コストで、またランニングコストはほとんどかからず、本当に売電をすれば5年で施設の元がとれる、さらにまた高級な果実を栽培しながら、また大きな効果を得ているということでありまして、それら雇用も含めて、新産業も含めてあれだけできるわけですから、あえて一番厳しい直近では風速50メートルに耐えられるというハウス、またプラントをつくってわざわざ海岸縁につくって、あの海岸縁の環境が変わって、あの部分だけがハマナスの木がびっちり生えるというぐらい、それだけのエネルギーを持った地域でありますから、そんなことも含めて何といってもあそこでにおいがしないと、やはり乾式ということが非常に私もあそこで驚かされて、マンホールのふたを取ってこうやって見てもにおいが全然してこない、これが直接、水田の水路にも流して、それが液肥になって、水田が実っていくと、こういうことで、そんなことにも使われたり、また固形のものは農家にまた販売するというようなことであって、そういう循環型の実に有効なものができると。また、近くのホテルでは、生ごみを逆にホテルから買い取って、そして処理をしているということでありまして、普通我々考えたらまた逆な話なのですが、そのようなプラントに驚きながら、それとまた半面、公的につくっている宮城県のところも見ていただいたということでありまして、比較していただくことが二つできたのかなというふうに思っています。ただ、それは本町においても、やはりにおいは絶対しない乾式というのは絶対でありますし、阿保議員のお話にありましたように、何といってもこれはただプラントをつくるということではなくて、今ある現実の汚泥から、生ごみから、畜産から含めて全部処理する、町内の中には、これは決して役場がやるではなくて、でき得れば民間の皆さんの企業のお力をかりてしっかりといろいろな切り口をして、大きな一つの柱として、その企業経営なり、また地域の環境問題、それから新しい産業の創出含めて、雇用を含めて循環型で、さらに大きな核として進めていただきたいというのが思いであります。それにつけては、本町は管理型の処分場を持っている業者もいますし、さらにまた十勝管内のそれぞれレストランだとか、またそれぞれ食品加工場からその残渣物をしっかりと活用している業者の方もおりますし、また直接、食品加工やっている業者もいます。それぞれお話をさせていただく中では、それぞれが興味を持ちながら、また進めるということもありますから、それらも含めて今後、まだ先ほど申し上げたようにまだ入り口の基礎調査でありますけれども、それから本当に本町にとってどういうことが必要なのか、そして本町の今、処理させていただいている汚泥だとか、生ごみだとか、これから出るであろう畜産など含めて、この環境問題を含め有効に活用しながら、この捨てる物が大きな資源になって宝物となるという、そういう雇用の場、そして新しい作物もつくっていける、こういうようなことを含めてしっかり対応していきたいというのが願いでありまして、これらを含めてこれから進めていくところであります。幸いにして、十勝管内1市19町村が全国のバイオマスの認定になりました。それで、先月、全国の設立総会があって環境省も本町の取り組みについては非常に興味を持っていただいて、直接、御指導もいただけるというようなこともお約束をさせていただいていますので、阿保議員の御質問にありますようにこれからの進める部分については、それぞれ全国的なノウハウだとか、また直接、霞ヶ関の財源含めた、また方向性を含めた御指導もいただけるものというふうに思っておりますので、そういう大きなくくりの中で、トータルとして本町としては将来どういうものが必要なのかということは、住民の皆さんとよりしっかりと協議させていただいた中で、やはりみんながこの注目していただけるバイオマス、これを中心にして新しい本町の雇用だとか、産業に結びつけるような方向に持っていければなという、そういう構想でありますので、御質問のとおりそれらの説明責任は当然のごとくしっかりと進めさせていただきながら、それを広く行政だけでなく、もう一度言いますが民間の企業の皆さん方のしっかりとした参入もいただける、そういう体制の中でできていけるものだと、こう思っておりますので、その方向でまたこれからも協議させていただきますので、内部の職員の中にも先ほど申し上げたプロジェクトチームがまた結成されておりますので、ここも十分に活躍をさせていただきながら、それぞれまた議会とも十分にその情報公開や、また将来に向かったらまた協議をさせていただきながら進めさせていただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。以上であります。
質問 10番 阿保静夫
この研修から帰ってきて、2件の酪農家から電話をいただきまして、どこで聞きつけたのかわからないのですが、1件は若手の酪農家、ぜひ温室をやりたいということで、1億ぐらいかかるけれどもやってみたらと一応、言っておきました。それから、もう1件の酪農家は、これはやはり町長の話の中にもあったとおり、200頭くらい搾っているのではないかなと、多分、もうすぐミルクパーラー入れるのではないかなという感じの、もちろん何件かミルクパーラー、搾乳ロボット入っている酪農家もあるし、フリーストールという飼い方ですから当然、出てくるものが堆肥化できない状態で出てきます、ふん尿が。ですから、これは多分、そういう酪農家にとってはもう、先ほどの言い方をすると必要性と必然性のあることだろうなと。だから、私は農業の目で見ると士幌の酪農家のスタイルが一番すとんと落ちました。そして、金勘定ではないですが、僕は酪農やったことないからわからないけれども、お湯って結構使うということで、温水が出てくるということの、金勘定できない部分のお金の部分があるということで、本別の大きな酪農家何件かあるけれども、搾乳ロボットを入れる感覚の施設だなという感じを素人的には思っています。ですから、そういう方々とも意見交換していく必要があるのかなというふうに思っておりますし、太陽光は家庭用の太陽光に補助しているけれども、産業部門での支援策が今後、考えられればなというふうにも思っています。一番現実的でスタートしやすいのはその部分なのだろうなと、いわゆる個人的に必要に迫られてやるわけですから、それはできるとしたらそこが一番先ではないかなと私は勝手に思っていますけれども、そういうことも将来的にはいろいろ話し合っていける場をつくってほしいということで、実は視察の責任者だった副町長に話し合いの場についての考え方、一つ私が気がかりなのは議員は、そのときはそういう立場で行かしていただいているわけで、今後、そういう話し合いをするときに立場のつけ方が難しいのかなと、いわゆる視察に行った一個人として意見を述べさせてもらうみたいな、そういう機会になるのかどうなのか、その辺はちょっとわかりませんけれども、いずれにしても現場を見てきて、それぞれ議員の皆さんもいろいろ感じて、一応、報告書ではまとめましたけれども、それぞれ考え方があるようですので、副町長できればその辺を答弁いただきたいなというふうに思います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
副町長、御指名いただきましたので、ぜひ副町長にそこは答弁させていただきたいと思いますけれども、フリーストール含めて御質問がありましたけれども、余り言うと何か農政批判に聞こえるかもしれませんけれども、あの堆肥舎ねというのが当時、我が町の議員の皆さん方、酪農家やっている人も何人もいましたから、中には1億以上、あの堆肥舎にかけてやってつくった議員さんもおられますけれども、あれが本当にねというのがみんなの気持ちがあったと思うのです。それだったら、それからちょっと時間がたちましたけれども、小規模でもできるプラントがあれば、これが最高だよね、一番、言ってみれば畑になる、栄養になるものがちゃんと処理できて、本当にいい肥料になっていくわけですから、こういうことができるわけ。せめて尿だめぐらいあったらなというものだけれども、なかなかそうもいかなかったというのが現実ですから、そうなるとやはりプラントというのはいかに大事かなと、そのときに鹿追だとか、士幌というのは実に頭数も頭数ですけれどもよくやって、また周辺から運んできてあそこに集約するのですが、でもあそこで強烈なにおいを考えると、なかなかなと思っていたのですが、それと聞くとちょっと壊れてもすぐドイツだとか、フランスだとか、そちらから来てもらわなかったらできない、これまた建てかえるときどうするのだと、もう大きな課題がたくさんあるのです。特別な予算のある町ですから、それはできるかもしれませんが、一般的な町のレベルの予算規模ではとてもできるような規模ではありませんし、将来また農業者みずからやっていますから、ちょっと方式は違うかもしれませんが、それでも大規模ですからいいのですけれども、その中で本町の酪農家の中ではできるだけ自分で処理をしたいし、またできれば電力も水も使いたいということでありまして、一石何鳥か、とにかく環境もよくしたいと、こういうことでありますから、それらも含めて先ほど申し上げましたけれども、いろいろ調査をしながら、また技術的なお願いもしながらやってきたのがうちの畜産大学だったのですが、なかなかそれが十分に稼働できないということでありますから、そこでいろいろなものを調査している中で、今の見ていただいた村上市の開成社のプラントに行き当たったということでありますから、これはすごい勢いで今、全国的に依頼が来て、相当広がっていくようなことでありますが、そんなことも含めて本町としては必要な搾乳、今、御質問がありましたけれども、搾乳の機械にセットして、そういうプラントができるようになればというふうに私も思っていますし、先月、十勝の農機具展がありましたよね。そのときの搾乳ロボットを見せていただきましたけれども、実に本当に自動的に有望にちゃんと全部、搾乳機がきちんとセットされるようなことなので、1頭当たりのやつが二千数百万というぐらいのことでしたけれども、それにあわせてプラスということになれば、フリーストールでも何でも、全部それが循環型の農業の大事な資源になっていくということもできますから、そんなことも含めて、これからTPP問題などいろいろありますけれども、省力化など含めると、そこの家庭でやる小さい掃除機、くるくる回るあんなやつの大型のやつで牛舎の通路や何かもきれいにするというようなロボットも随分ありましたけれども、そのようなことも含めていろいろ省力化、また人手がそんなにかからなくても何とか機械力もあわせて、これから搾乳も含めてずっと営農を続けられると、そんな環境も考えていかなければならないし、その中での願いがこのバイオマスのプラントの要望でありますから、今、数件、その要望が来ておりますので、私たちがやるということ、役場でやるということではありませんから、役場はやはり情報をしっかりキャッチしながら、そして必要な情報なり、ノウハウはできれば提供して、酪農家なり、地域の企業の皆さん方のしっかりと応援をできればというような立場の中でまた、これを全力でサポートしていければなというふうに思っています。そこにあわせて、雇用も環境も、また新しい作物も生まれていく、このようなことも含めて願ってますし、もう一つは木質の研究の話もありますから、これも含めて今は新エネルギーとしては本町も年度の調査以来ずっと太陽光でありますから、これはしっかりと太陽光で、この後の御質問もありますけれども、これからの産業含めては、このバイオマスの有効活用というのは非常に大事なことでありまして、今まで邪魔にされて捨てていたものが、捨て切れなかったものが十分に有効に活用して、新しい資源になると、こういうことも含めて、決してお金をかけてどうこうするでなくて、それはきちんと元も取って、しっかりこれから継続的に、永続的に事業運営できる、そういうバイオマスの活用の仕方を含めて研究をして、でき得れば早期に住民の皆さんの願いを含めて実現させていきたいなというふうに思っております。以上であります。
答弁 副町長 砂原勝(副町長は2017年10月まで)
御指名がございましたので、私のほうからも答弁をさせていただきます。6月に議員の皆さんとバイオマスの先進地視察をしてまいりました。皆さんの報告書は今議会に提出をされておりまして、内容はしっかり読ませていただきました。職員側も約15ページにわたる報告書を作成し、町長に説明したところでございます。視察団の団長の立場としては、この二つの報告書を一回、お互いに読み合わせしながら反省会などもやってみたいなと考えておりますし、議会に対してはこの計画のもし節目節目にはやはり報告し、意見をいただくというのも必要だと考えております。検討会、昨年の11月に立ち上げて、町長からお話がありました。今、何回かもう協議に入っておりますけれども、職員の立場から見ても農林課は畜産関係、建設水道課は汚泥関係、住民課は3町の一般ごみ含めた将来をどうするかということで、まちまちの認識を持っていったわけでございますけれども、今回の視察でお互いが共通認識を持つことができたのかなという部分で、今後の議論に非常に参考になるというふうに考えているところでございます。検討会としては、どういう方向で進むかというのは内部的には確認をしてございまして、報告書の中でも明らかにしたところでございますけれども、やはり一つは良質なバイオマス資源をどう将来確保していくかと。これは、視察先のどこもやはり資源の確保がちゃんとできているかどうかというのが、非常に大切なのです。それが現在の存量というのがビジョンや何かでも出しておりますけれども、将来の推計ができていない、これをちゃんとどうするか。それから、二つ目はバイオマス資源利用の方向性全体像をやはり押さえる必要があるのではないかと、ここだけやれよということではなくて、全体の中でこの部分をどうするか、この部分はどうするか、そういう全体像も行政として示す必要があるだろうと。三つ目は、そういう中で、では本町で事業化できる方向があるのかということをこれから詰めていきましょう。そういう事業化の方向がもし可能だと判断した場合には、経営形態とか、当然、コスト面とか含めてさらに細部について検討が必要だと考えておりますけれども、そういう方向を少し急いで方向性を出していくということで、一応、その目標としては年度末を今、目標にしているところでございます。いずれにしても今回、私ども職員側の視察参加者の全体的な意見として、やはりそのバイオマスというのは良質なバイオマスを確保するには町民の理解が絶対必要だと、一般ごみだと、例えば町長から乾式の村上市の話がございましたけれども、あそこはやはりごみをためないで事業所で出たごみを次の朝、回収して処分しているから、本当ににおいはほとんど出ないのです。あれが二日、三日おいて回収したとすると、そこはやはりにおいが出ていると、視察先の施設に、そういうことで町民の理解も必要だろうと考えておりまして、そういう中でこのバイオマスの取り組みについては相当、アカンタビリティ、説明責任が私どもにも問われてくるだろうと考えておりますので、その辺もしっかり留意しながら取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 10番 阿保静夫
終わります。