白老町議会 令和6年定例会12月会議 2024年12月10日
バイオマス燃料化事業廃止とその後の状況
2024年12月10日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「バイオマス燃料化事業廃止とその後の状況」について質問し、町長 大塩英男、生活環境課長 工藤智寿、副町長 大黒克已が答弁しました。
- 質問者
- 前田博之 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、生活環境課長 工藤智寿、副町長 大黒克已
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 前田博之
3、バイオマス燃料化事業廃止とその後の状況について。(1)、事業を廃止した原因とその時期について。(2)、事業廃止に要した費用とその内訳について。(3)、事業廃止後の未決案件と現況及びその進捗状況について。(4)、今後の対応策と工程表について。
答弁 町長 大塩英男
「バイオマス燃料化事業廃止とその後の状況」についてのご質問であります。1項目めの「事業を廃止した原因とその時期」についてであります。白老町バイオマス燃料化施設は、町内で排出されるごみの減量と最終処分場の延命化を目的として、平成21年4月に町内で稼働を開始し、固形燃料を生産していたものであります。固形燃料の生産には、町内で発生する燃やせるごみを高温高圧処理して発生する生成物を用い、プラスチックと木質を混合した後に、圧縮成形し生産しておりましたが、燃やせるごみを高温高圧で得られる生成物の塩素濃度が安定しないこと、これによる事業収支が悪化したことに伴い、26年4月より高温高圧処理設備の停止に至ったものであります。その後、製品化できずに残った生成物を使用し、固形燃料の生産を継続しておりましたが、29年5月の会計検査院実地検査の際に、高温高圧設備が稼働していないため補助目的に達しておらず不当と指摘されたことから、交付金返還及び今後の運営を考慮し、事業の廃止を決定したものであります。2項目めの「事業廃止に要した費用とその内訳」についてであります。燃料化施設本体には、農林水産省所管の地域バイオマス利活用交付金事業を活用しておりますが、交付金返還額1億8,543万6,582円、起債償還額3億1,522万2,832円の合計5億65万9,414円であります。さらに、機器設備については、環境省の北海道グリーンニューディール基金事業を活用しておりますが、太陽光発電設備660万7,704円、LED照明設備48万1,945円、バイオボイラー1,530万5,432円、合計2,239万5,081円であり、燃料化施設本体と機器設備の合計は5億2,305万4,495円となったものであります。このほか、ボイラー設備や冷却設備、洗浄脱水設備等の売却により2,700万円の収入があったものであります。3項目めの「事業廃止後の未決案件と現況及びその進捗状況」についてであります。燃料化施設事業の廃止後に残された生成物の処分、施設建屋だけとなったバイオマス燃料化施設、日本製紙株式会社から借り入れている土地の件が未決案件となっております。残された生成物は、当初見込みで、約3,000トンあり、令和3年度より処理を開始したところであります。年間約500トンを処理し、5年度末の残量としましては約1,900トンとなっており、8年度までに全量処理の見込みであります。施設建屋については、今後の利活用については検討しているものの有効活用の方策には至っておりません。また、施設建屋の敷地である土地については、日本製紙株式会社の所有でありますが、事業廃止後も暫定的に無償による貸借をいただいているものであります。今後については、施設建屋と同様に有効活用の方策が決定していないものとなっております。4項目めの「今後の対応策と工程表」についてであります。残された生成物については、令和8年度に処理終了予定として、引き続き処理を継続してまいります。施設建屋については、有効活用策として老朽化した環境衛生センターの代替施設として検討を進めているところでありますが、水処理施設や鳥獣焼却炉及び最終処分場の管理方法等の課題や4年に施行されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律によるプラスチックの処理の方策等、課題を解決しながら早期に施設を有効活用できるよう進めてまいります。土地については、所有者である日本製紙株式会社とこれまで協議を行ってまいりましたが、施設建屋と同様に有効に活用するため今後も協議してまいります。
質問 9番 前田博之
今、今後の有効活用って答弁がありましたけれども、これまでもずっと建物、土地は塩漬けになってきております。それで、前町長からどのように引継ぎされているのか分かりませんけれども、大塩町長の手でぜひ後始末をつけてほしいなと、こう思っています。それで、今不良生成物が令和8年度まで全量処理の見込みでありますと、こうありましたけれども、今の処理はすごい状態でもう破損して、わやな状態で劣化してなっています。そこで、当時の理事者は事業廃止後1年以内でこれ処理するよって言っていたのです。なぜ現在も処理されないで放置されているのか、その理由を伺います。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
すみません。ご答弁になるかどうかは、ちょっと私も承知していないところがあるのですが、当初から約3,000トンあるといったこの未処理の生成物なのですけれども、約3,000トンありまして、これを数年かけて処分していくということでご説明されていたものであります。ちょっと私も認識不足というか、承知していない部分はありますけれども、当時その1年間でやるといった話になったことについてはまた確認次第ご答弁させていただければと思います。申し訳ありません。
質問 9番 前田博之
いや、1年延びたのはいいのだけれども、ではこの後まだちょっと期限がありましたよね。これから三、四年あるのかな、あと。この間なぜ処理しなかったかということです。それは今の庁内の中でも全然話がなかったのか、あるいは処理できない状況だからほっておいたのか、その部分です。その1年云々ではなくて。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
処理のほうは当時からやられて1年ごとといいますか、毎年させていただいていると答弁が町長からあったとおり処理はさせていただいているということで、今見込みとして当初の計画どおり令和8年度に終了させていただくというような内容になってございます。
質問 9番 前田博之
当時、今答弁もあったけれども、3,000トン処理するよと。1億円かかるって言っていたのです。では、あと残りが1,900トンだから、1,100トンの処理した処理額と今後、令和8年ですから2年で1,900トン処理するけれども、全処理する場合は幾ら見込まれますか、処理費用が。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
令和3年度から処分しておりまして、令和3年度、令和4年度、それから昨年、令和5年度の合計額が3年間で3,762万9,000円かかってございます。これから本年度、令和6年度、令和7年度、令和8年度と同額というような見込みでいきますと、これの倍額になりますので、約7,525万8,000円というような見込みになるというところでございます。
質問 9番 前田博之
そうしたら、年間2,500万円ぐらいかかるのだ。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
年間は今1,300万円……
質問 9番 前田博之
1,300万円ね、これは全部単費なのですか。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
単費となるものでございます。
質問 9番 前田博之
では、次ですけれども、施設建屋については有効活用すると、こう言っていますけれども、土地の部分は日本製紙が持っているのですけれども、事業廃止後の扱いについてはこの賃貸契約ではどういうような条文というか、取扱いの条項というのかな、なっているのか。そして、新たに建屋を使うって言っているけれども、この場合は再協議になるのか、その辺はどうですか。
答弁 生活環境課長 工藤智寿
まず、状況でございます。町長の答弁にもありましたとおり、こちらは本来固形燃料をお渡しするということで無償で使っていいよという契約でございました。ただ、実際には今はもう稼働しておりませんので、実は町のほうから協議させていただいている際にこれからの活用も含めて検討するので、今まで同様に無償で貸していただけないかということで今現状となってございます。ただ、日本製紙様のほうもできるだけ早めに結論が欲しいということで言われてございまして、それについてある程度こちらも早期に対応を考えながら交渉といいますか、協議していかなければならないというような状況になってございます。
質問 9番 前田博之
そうですよね。そうすると、この施設建屋の有効活用、文章ではこういう書き方をしているけれども、今課長もお話ししたようにある程度理事者とすればどういう形かというのは、やっぱりめどを、きちんと後ろを設定しておかないと、日本製紙だっていろいろな企業、これからの白老町での事業展開ありますよね。それもあるから最終的に買い取らぬ場合も出てくると思うのだけれども、それはいつもの答弁がそうなのですけれども、これも言っているようにある程度ロードマップというのかな、それをつくってやらないと、もう今回これで答弁したら終わりですよ、悪いけれども。その辺きちんと庁内でロードマップをつくるようにして、ある程度概要の計画書をつくって、やっぱり議会とも協議して、これ大きい問題ですから、やりますか。
答弁 副町長 大黒克已
施設については私も確認をさせていただいておりますが、まだまだ何らかの形で有効活用はできる施設だと認識してございます。その上で先ほど町長からお話のありましたとおり、今の環境衛生センターの代替施設、あるいはプラスチック関係の施設というような有効活用が図れるということでございまして、この辺についてはまだまだ課題があり、詰めなければならないところがございますけれども、この辺を整理した上である程度一定の方向性をやはり日本製紙様のほうにもお伝えしなければならないと。その上で議会のほうにも説明をさせていただきたいと思っており、令和7年度中には方向性を出して説明をさせていただきたいと考えてございます。
質問 9番 前田博之
これ最後にします。前段の旧社台小学校の整備、あれは病院の繰出金の関係にもかかってくるのですけれども、かなりの巨額な金が目の前にあるのですけれども、ということはまちには近い将来に向けてこの役場庁舎の建設、老朽化、公共施設の整備、除去、あるいは病院、水道の新たに膨大な繰出金、そして今言っていませんけれども、環境衛生センターにそびえ立つ煙突の撤去、これ急務ですよね。これすごく金がかかるのです。そして、各地から要望の多いインフラ整備等、もう膨大というか、巨額な投資をしなければいけない町政、まちづくりになっているし、今財政に余力があるか分かりませんけれども、今後どうなるか分かりませんよね。これだけの大型投資を控えているのだから。そうすると、今、今後、バイオマス施設の後対応がありましたけれども、答弁するにしてもこのまちの限られた財源、人員を参酌するとやっぱり政策管理に優先順位をつけざるを得ないと思うのです。そういうことを踏まえて、ほかの施策の議論もそうですけれども、ただ言葉を文章化するのではなくて、もうちょっと踏み込んで説得力がある施策の目標というのを見せてほしいのです。ですから、バイオマス施設の再利用の政策目標、この選択をいつ、どうなるかということをまた町からの返事が何も来なければ質問しなければいけませんけれども、追跡質問しますけれども、ぜひ一つ一つの問題をやっぱり目標を掲げて、担当課と協議して一定の数値というか、見える化にしておかないと結果的に、私もそうだけれども、うちの会派の議員もいろいろ提案しているのだけれども、町があれどうなったとか、こうだかというのがうんもすんもないのだわ。これでは一方通行です。見れば議会終わった後、課長会議で、理事者会議で打合せ、手帳に書いていますけれども、何も来ないのだわ。もう少しこれ政策目標を整理をし、職員もそれを共通的に持って進めるような政策形成をぜひ町長が先頭に立って汗を流してほしいなと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
今回はバイオマス施設のご質問でありましたけれども、議員のほうから様々に今後考えられる町の課題というものを掲げていただきました。おっしゃるとおり新しい病院づくり、庁舎、公共施設の老朽化、インフラ整備、本当様々な課題がありまして、今余力が財政にあるからというお話もありましたけれども、決して余力はなく、潤沢な財政ではないのですけれども、やはり一つ一つこのまちの課題を解決していく、これは大きな課題ではなくて、その年度年度の事業についてもそうなのですけれども、今この優先順位をつけてテーマを持って事業費なり予算編成をさせていただいております。ここで大事なのは、やはり計画性を持って議員の皆さんも町民の皆さんもこういう順番で事業をやっていくよということをしっかりと見える化させていただいて、そうすることによってまちはこういうような順番で仕事をしていくのだなということも分かっていただける部分もありますので、今ご指摘のとおりしっかりと優先順位をつけてこの様々な課題解決に向けてリーダーシップを発揮せよというお話もございましたので、リーダーシップを発揮して取り組んでまいりたいと思います。