広尾町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月9日
(1)政策公約の実現に向けた進捗と評価及び今後の取組について/(2)道の駅及びキャンプ場の整備に向けた取り進めについて
2026年3月9日、広尾町議会の一般質問で、大庭克彦議員が「政策公約の実現に向けた進捗と評価及び今後の取組について」「道の駅及びキャンプ場の整備に向けた取り進めについて」について質問し、町長 田中が答弁しました。
- 質問者
- 大庭克彦 議員
- 答弁者
- 町長 田中
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 大庭克彦
それでは、さきに通告しておりました政策公約の実現に向けた進捗と評価及び今後の取組について町長にお伺いをいたします。田中町政がスタートしてから2年が経過しようとしていますが、この間、さきの選挙で掲げられた公約である小中学校における給食費の無償化や修学旅行費用への助成、保育料の完全無償化など、子育て世代に寄り添った政策と併せて、広尾高校存続に向けた魅力向上対策、産業振興や町民の生活を守るための物価対策などに取り組まれてきたことについては、多くの町民が認めるところであり、町長として重責を担いながらご苦労されていることに対しまして敬意を表するところであります。一方で、本町の人口は昨年12月末時点で5,732人と前年から147人が減少しており、出生数に至っては昨年1月から12月までの1年間で過去最低の12人となっており、依然として急激な人口減少に歯止めがかかっていない状況にあります。このような状況を鑑み、一部町民からは、子育て世代への支援は人口減少対策の要であることは理解するところであるが、人口減少を抑制するための移住・定住対策や少子化対策、新たな企業誘致、関係人口・交流人口を拡大するための道の駅やキャンプ場の整備、高齢化社会における町の活性化対策として、高齢者の社会活動やまちづくり活動に積極的に参加してもらえるような仕組みづくりなど、人口減少対策として掲げられた政策公約について具体的な取組内容が見えてこないとの声も届けられていることから、任期の折り返しである現時点での政策公約の実現に向けた取組の進捗状況及び取組実績に対する現時点での評価、併せて今後の取組に対する考え方など、次の事項についてお伺いをいたします。1つ目として、移住・定住対策について2点お伺いします。1つ目は、現在、本町が行っている移住・定住対策の取組内容と実績及びこれに対する評価、これを踏まえた今後の取り進めに対する考え方についてお伺いをいたします。2つ目は、近年、移住の新たな形態として注目されている二地域居住について、令和6年5月に広域的地域活性化基盤整備法が改正され、二地域居住の促進を図る市町村において、特定居住促進計画を策定することによって、国の様々な支援が受けられるようになりました。国土交通省や総務省は、地方への人の流れを創出・拡大し、地方を活性化させることを目的に、二地域居住の促進に向けて積極的に取り組む姿勢を示しており、住民登録や納税の仕組みなど、移住者が町民として地域のコミュニケーションに加われる環境整備に向けて検討を進めていくとしていることから、今後取り組む自治体が増えていくものと想定されております。人口減少対策が急務である本町においても、関係人口の創出・拡大に向けた有効な対策となり得ると思われ、積極的に取り組むべきであると考えますが、町長の見解をお伺いいたします。2番目として、少子化対策についてお伺いをいたします。広報の人口動向を集計すると、令和7年1月から12月までの1年間の出生数は、先ほども申し上げましたが、過去最低の12人となっており、本町の将来を考えると、非常に深刻な状況であると考えているところであります。全国的にも出生率は低下しており、その要因の一つとして、男女ともの未婚率の上昇が挙げられており、各地の自治体においても結婚支援に向けた様々な取組が行われているところですが、本町の出生数が減少している要因をどのように分析されているのかお伺いをします。また、現在、本町が行っている結婚支援に向けた取組及び効果、今後の取組に対する考え方についてお伺いをいたします。3点目ですが、高齢者が活躍できる機会を創出する仕組みづくりについて、2点お伺いをします。1つ目は、さきの選挙において高齢者と言われる65歳以上の町民が積極的に社会活動やまちづくりに参加し、生きがいを感じられる仕組みづくりが必要であると政策の一つとして掲げられていたというふうに認識しておりますが、具体的な取組に対する考え方についてお伺いをいたします。2つ目は、本町の会計年度任用職員の募集資格について、専門的な資格を有する職種を除いて、ほとんどの職種において年齢条件を65歳未満としていますが、この理由についてお伺いをいたします。最後、4番目であります。道の駅及びキャンプ場の整備に向けた取り進めについてお伺いをいたします。関係人口・交流人口の増加を目的とした大きな政策公約として、道の駅の建設及びキャンプ場の再整備に向けた検討を掲げられておりましたが、かねてからの懸案事項ということもあって、多くの町民から注目されている公約の一つであると認識しています。また、議会においても再三にわたって議論されてきたところでありますが、これまでの2年間は関係団体との具体的な協議も進んでいない状況で、公約そのものに疑念を抱く声も一部町民から出ていることから、速やかに関係団体等との協議や様々な機会を通じて町民からの意見を聞くなど、整備の是非も含めて議論を前に進める必要があると考えますが、任期折り返しに当たって、今後の取り進め方について改めて町長の考え方をお伺いいたします。以上、答弁をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。
答弁 町長 田中
それでは、大庭議員のご質問にお答えいたします。政策公約の実現に向けた進捗と評価及び今後の取組についてであります。初めに、1点目の移住・定住対策についてであります。移住・定住対策の取組と効果、今後の取り進めに対する考え方でありますが、少子高齢化が進み、人口減少に歯止めがかからない中、外部からの人材を呼び込み、人口の増加と地域活性化を図るため、各自治体において移住施策を推進しているところであります。本町におきましても、移住・定住対策として各種事業を実施しております。代表的な事業を挙げますと、移住希望者が広尾町での生活を手軽に体験できる機会として「移住体験住宅」の貸付けを平成21年度から行っており、今年度までの17年間で延べ119組、237人にご利用いただきました。体験住宅の利用者で実際に広尾町に移住した方は2組、3人となっております。また、令和3年度からは総務省の推進事業である「ふるさとワーキングホリデー」にも取り組み、5年間で都市部の若者など27人を受け入れました。参加者の中には、その後も広尾町に来られ、町民と交流されている方もいらっしゃいます。実際の移住につながったケースはございませんが、実際に働き、生活することで、観光では得られない満足感を得られた参加者が多く、広尾町を知っていただくよい機会となっているところであります。移住施策の今後の取り進めでありますが、移住体験住宅につきましては、どうしても夏の避暑や北海道観光の宿代わりとして利用される傾向もあります。本町としても現役世代の移住につなげることが一番の目的であると考えておりますことから、町内の職業体験などを希望する方や小さい子どもなど家族連れの方を優先しているところであります。移住体験住宅も、ふるさとワーキングホリデーも、広尾町を知っていただくという点では非常に意味がある施策でありますので、現状の受入れ体制の範囲内で事業を継続してまいりたいと考えているところであります。次に、2つ目の二地域居住の促進についてであります。近年は、完全な移住による定住人口を増やすことは難しいため、「交流人口」「関係人口」を増やす必要性が高まっているところであります。交流人口とは、一時的に地域を訪れる人を指し、関係人口は、その地域に実際に居住されていなくても様々な形で継続的に関わりを持つ人々を指します。広尾町が好きで何度も来訪されている方、ふるさと納税で応援してくださる方などが関係人口となりますが、地域に深く関わることで、将来的に移住者になる可能性があります。ご質問にありました「二地域居住」も関係人口の一つの形態であり、国も地域振興に有効であると促進を図っております。例えば、夏は広尾町、冬は住民票のある本拠地で住むといったケースが考えられますが、住民票の異動を伴わないことから、利用のハードルは完全移住より低くなると思われます。地域の担い手や労働力の確保、空き家などの未活用資源の活用など地域の活性化につながるメリットもありますが、一方で住民票がないことから広尾町で各種サービスを受ける際に制限が発生するなどの課題もあることから、国の制度検討の経過も注視をしながら、人口減少対策の一つとして検討してまいりたいと思っております。次に、2点目の少子化対策についてであります。本町の出生数につきましては減少傾向にあるということで、先ほど議員のほうから説明があったところであります。また、本町の婚姻数につきましても、近年は20件前後で推移をしておりましたが、令和6年度においては8件と非常に少ない結果となっているところであります。この婚姻数の減少と出生数の低下、この関連も少なからずあるのかなというふうには考えているところであります。本町におきましても、令和3年度に結婚に関する意識調査を実施しており、結婚をするときに解決しなければならない課題について、「安定した収入基盤」や「住居」「結婚資金の調達」と回答された方が約7割という結果になっております。また、国の調査でも若い世代の約5割が「自分の収入だけで生活していくことに対する不安」を抱えているなど経済的な課題が大きいものとなっております。そのような状況を受け、まちづくり推進総合計画に結婚支援に係る取組を登載し、事業を実施しているところであります。引っ越しや住居費用など結婚に関する費用を支援する「結婚新生活支援補助金」は、令和4年度の開始以来、今年度までの4年間で11組の方が申請されているところであります。また、町民の異業種交流、多世代交流の促進を図る中で出会いの場づくりともなるよう、令和5年度から民間団体等を事業主体として「町民交流イベント」を実施しているところであります。本町におきましても、過去には産業団体等で「婚活イベント」を実施していたこともありましたが、参加者が集まりにくいなどの課題もあり、現状では実施されていないところであります。町民交流イベントにつきましても、「婚活」を前面に出すと参加へのハードルが高くなるのではないかということもあり、まずは町民交流の促進を図るという方向性としたところであります。婚活イベントの実施を望む声もあるというご意見もいただいているところではありますが、町がそういったイベントを実施する予定は現状のところではございません。民間団体等がそのようなイベントを行いたいということであれば、「町民交流イベント実施事業交付金」や「まちづくり活動支援事業交付金」などの制度を活用して、支援をしてまいりたいと考えているところであります。次に、3点目の高齢者が活躍できる機会を創出する仕組みづくりについてであります。1点目の高齢者の社会参加により生きがいを感じられる機会の創出ということであります。町では、高齢者が生きがいを持って元気に活躍できる場であるシルバーセンターや老人クラブの運営支援を行っているところであります。また、「いきいき百歳体操」や「サロン」を運営するボランティアとして、多くの高齢者の皆様にご協力をいただいているところであります。今後も、「ボランティア養成講座」や令和7年からスタートしております「有償ボランティアおたすけサンタ」などを通して、さらに多くの高齢者の皆様が元気にボランティアに参加していただけるよう、事業を展開してまいりたいと考えているところであります。2点目の会計年度任用職員の募集年齢の条件を65歳未満としている関係であります。会計年度任用職員の募集については、様々な業種において必要とする都度、公募を行っているところであり、一般的には年齢・性別については制限はかけておりませんが、ご質問にありますとおり、業務の内容から65歳未満の年齢での募集を行っていたケースも一部見受けられました。会計年度任用職員については、1会計年度内での任期を定めた任用であるため、任用及び定年の年齢について法的な規定はなく、65歳以降も再度の任用により引き続き働かれている方もいらっしゃいます。今後、公募をする際には、地方公務員法に定める公平取扱いの原則に鑑み、年齢・性別などによる制限がされることのないよう、職員に対し改めて周知をしてまいります。引き続き、高齢者が活躍できる機会を創出する仕組みづくりについて、関係団体と連携し取り組んでまいります。次に、最後、4点目の「道の駅及びキャンプ場の整備について」であります。町政執行方針でも申し述べましたとおり、町外からの交流・関係人口の拡大は、町経済の伸展に不可欠な要素であると認識しているところであり、道の駅やキャンプ場の整備はその有効策の一つであると考えているところであります。道の駅につきましては、まちづくり計画の重点プロジェクト「広尾の魅力発信プロジェクト」において、「特産品を販売する町外の人や町民の交流拠点となる施設」を整備する方向性とし、関係機関で構成する検討組織を立ち上げ、建設場所や規模、運営方式などについて検討することとしております。まちづくり後期5年間で実施するプロジェクトでありますので、関係機関と協議を開始してまいりたいと考えております。キャンプ場の再整備の検討につきましては、まちづくり計画後期の見直しで「観光・サンタランドの振興」に「町内でキャンプ場ができる環境を整備する」ことを盛り込み、後期5年間で重点的に取り組むこととしております。今年度、令和7年度のことでありますけれども、令和7年度は、役場職員による検討会議を2回開催し、場所や規模などの議論を行ったほか、商工会事務局に今後のキャンプ場の整備についての考えや進め方を相談してきたところであります。時期や整備する場所にとらわれず、商工会青年部等や町民の皆さんの声をお伺いしながら、庁内での検討や関係団体との協議を長期的視点で引き続き進めてまいります。以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
再質問 3番 大庭克彦
それでは、先ほどいただきましたご答弁に対して、再質問をさせていただきたいと思います。まず、移住・定住対策について再質問をさせていただきます。本町で行っている移住体験住宅を活用した移住体験者の受入れや、ふるさとワーキングホリデーによる若者の受入れ、これについては広尾町を知ってもらうという点では非常に意義のある取組であるというふうに考えているところでありますが、答弁にあったように、実際の移住・定住に結びつけるのは、今後も非常に難しいものであるというふうに考えるところでございます。このことについては、一昨年9月の定例会において同僚議員の方からも一般質問で指摘されており、移住・定住の促進に当たっては、年代層や性別などターゲットを絞った施策が必要との提案に対して、従来の事業から発想の転換を図っていき、提案を参考にしながら進めると当時町長は答弁されておりました。また、さきの選挙の際に、本町の人口が10年、20年前から想定されていたとおり減少してきたのは、町のリーダーである町長が有効な対策を取らなかったせいもあるというふうに言われて、一刻も早く有効な対策を取る必要があるというふうに話されていたと記憶をしているところであります。人口減少の抑制に向けて移住・定住対策についても新たな取組が必要であるというふうに考えるところでありますが、改めて町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 田中
今お話のあったとおり、人口減少に歯止めがかからない状況というのが私が町長になってからも残念ながら変わっていない状況であるということは、お認めをしなければならないというふうに思っております。るる説明をさせていただいたとおり、いろんな原因があることはあるのですけれども、それに対する有効な手だてというのが、町としても有効な手だてとして様々な対策を練っているところではありますけれども、それが現実として実を結んでいないという現状にあるのかなという認識でおります。
再質問 3番 大庭克彦
この人口減少の問題については、1年や2年ですぐ解決する問題だというふうには考えておりません。今申し上げたように、今まで行ってきた移住・定住対策も意義あるものだというふうには思いますけれども、やはり一歩進んだ新しい取組というのは今後検討していく必要があるのではないかというふうに思いますし、さきの選挙を経て田中町長に期待をしている住民の方も非常に多いというふうに考えておりますので、ぜひ新たな取組に向けてご検討いただきたいというふうに思いますが、見解のほうをよろしくお願いします。
答弁 町長 田中
おっしゃられている意味、十分理解して進めていきたいと思っています。
再質問 3番 大庭克彦
それでは、次に、二地域居住について再質問させていただきます。先ほど申し上げたように、国のほうでは、二地域居住の促進について制度の検討の経過を注視しながら検討していくとのご答弁でありました。道内においては、現在のところ、北見市、厚真町、上士幌町が改正広域的地域活性化基盤整備法に基づく特定居住促進計画を策定して、国の支援を受けながら空き店舗や空き家を活用したコワーキングスペースやサテライトオフィス、移住者用住宅の整備などを進め、二地域居住の促進によって関係人口の拡充につなげていくとしているところであります。また、お隣の浦河町あるいは函館市、釧路市についても、現在、策定に向けて進められている最中というふうに伺っているところであります。また、管内の上士幌町では、従前からこの二地域居住に対して先進的な取組をされていて、この成果もあって一時人口が増えたところでありますが、それでも毎年急激に減っていた人口減少に対して抑制の効果が現れていると。今回、昨年、国交省が実施する二地域居住先導的プロジェクト実装事業、このモデル地域に選定され、日本航空と連携して、同町を訪れる二地域居住希望者の交通費の一部を助成することによって、なお一層の関係人口の拡充を図るというふうに報道されているところであります。また、先週の十勝毎日新聞に、道内を拠点に宇宙関連事業に取り組む企業・団体が次々と進出してきており、拠点の数は道内17市町村、39か所に上っているということで、今後もこの宇宙産業分野への参入を目指して道内に拠点を構える企業は増加していくという記事が掲載されておりました。道内でも先行して宇宙産業に取り組む大樹町の隣に位置する本町にとっても、宇宙ビジネス関連の二地域居住希望者を受け入れ、関係人口の拡充を図るチャンスであるというふうに考えるところであり、早期に特定居住促進計画の策定など、この二地域居住の促進に向けて取り組むべきであるというふうに強く考えるところでありますが、改めてこのことについて町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 田中
二地域居住についてのご質問でありますけれども、大樹町の例も聞いてのお話でありますけれども、大樹町の町長とも頻繁に会う機会があって、こういったことについて意見交換をさせていただいております。さきの大樹町も含めて宇宙産業関連の事業の道内の進出状況についても、私も新聞記事で読みましたけれども、道内に様々なロケット関連のそういった事業があるという、改めてこんなにあるのだというふうにびっくりしたところでありますけれども、なかなか十勝管内では帯広市、それから大樹町ということで、限られた地域になっているわけでありますけれども、本町においてもお隣という地の利もありますし、また、港湾という部分においては非常に、大樹町と町長とも話している中では、そういった部分で協力できる関係にあるのではないかという意見交換をさせていただいております。また、そういった事業所ですとかの進出についても、積極的に広尾町で受け入れる、そういうアンテナをきちっと張りながら、情報交換も含めて情報発信を進めていきたいなというふうに思っているところであります。また、二地域居住の関係について上士幌町の先進地のお話もありましたけれども、国が進めているこの二地域居住の取組の関係、目的としては、やはり人口減少対策、関係人口、そしてそれが将来的に移住につながるということでなければならないのかなというふうに思っています。それのために策定するのが特定居住促進計画ということでありますので、計画を策定することによって、役場庁舎内でそのことを共有し、そして町民にも民間の方にもそのことを周知しながら、町全体でそういったことに取り組むというメリットがあるのだというふうに思っています。上士幌町の例では、特徴的な取組として、子どもたちの小中学校への留学ですとか、あるいは認定こども園への留学とか、そういった事業も広く進めているようでありますし、また、交流拠点となる整備も進めているということで、やっぱり子どもたちが来るということは親も一緒についてくるということで、仕事もコワーキングスペースで仕事ができる、そういう設備も必要なのだというふうに思っているところであります。本町における計画の策定、どうなのだというところでありますけれども、そういったメリットも生かしながら、推進するに当たっては広尾町への移住希望者といいますか、二地域居住を希望する方が広尾町に何を求めて来るのか、そういったことが大事だというふうに思っています。上士幌町は先進地でありますので、そういった事例を参考にしながら研究を深めていきたいというふうに思っています。
再質問 3番 大庭克彦
今、二地域居住に対しての町長からの考えを伺いいたしました。去年、大樹町の北海道スペースポートの小田切社長のお話を聞く機会がありましたが、今、田中町長も大樹町の町長と頻繁に意見交換を行っているということでありました。去年聞いた講演の中では、今は大樹町を中心に行っているところであるけれども、いずれはやはり、今、道央にはもうラピダスがあって、道東の産業として宇宙産業を幅広く普及していきたいというふうな構想もお話をされておりました。当然、今、大樹町にはどんどん企業が集まってきておりますけれども、先ほど申し上げたように、例えば広尾町なり近隣町村に拠点を置いて大樹町のポートに行く、そういう企業も現れてくると思います。それで、今、町長がおっしゃったように、環境整備というのは非常に大事だと思います。仕事をする環境、スペースをどうしていくのか。そういう意味でも、なるべく早くこの二地域居住の取組を、多分先ほど申し上げたように、住民登録だとか、納税の関係だとか、国のほうで、総務省のほうで検討を加速化させるというふうな記事も載っておりましたが、その辺の条件が整うと、一斉に各町村でこの二地域居住の居住者の取り合いになるのではないかというような報告もあるところでありまして、いち早くやはり他町村に先行してこういった取組というのは進めていくべきだなというふうに思っておりますので、早期の取組についてご検討いただきたいというふうに思います。それでは、次、2番目の少子化対策について再質問をさせていただきます。昨年、町民の方から町政について意見を聞く機会がありました。その中で、本町の出生数の低下を非常に心配されて、本町が行っている結婚支援に対する取組について様々なご意見をいただいたところであります。先ほどの答弁では、出生数の低下と婚姻数の減少は少なからず関連性があるとのことでありましたが、先ほど申し上げたように、全国的にも出生数が減少しており、主たる要因というのが婚姻数の減少によるものであるというふうに報告されているものもあります。また、これを受けて各地の自治体では、出会いの場の創出など、様々な取組が行われているとのことでもあります。経済的に支援することも結婚支援の重要な施策であるというふうには思いますけれども、このまま出生数が減少し続ければ、本町は将来非常に深刻な状況に陥ると考えているところであります。婚活イベント等を企画運営する民間事業者は非常に多く、道内にもありますし、こういった民間業者との連携も視野に入れて、また、広尾町は、昨年の定例会でもご質問させていただきましたが、恋人たちの聖地としてサンタランドが登録されているところでありまして、こういったところを使って、なかなかやはり役場、行政だけでこういったイベントをするというのは難しいと思いますけれども、例を言うと、高校魅力化の公設民営塾のように、民間の活力を活用した、うまく連携した形でこういったイベントをサンタランドのPRも兼ねてできないものか、出会いの場の創出に向けたイベントの開催など、やはり自治体として積極的に取り組んでいく必要があるのではないかというふうに考えるところでありますけれども、町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 田中
少子化対策ということでのご質問であります。令和6年に、議員もご承知だと思いますけれども、こども家庭庁がアンケート調査を行っております。「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」ということでありまして、全国の15歳から30歳、30代までの未婚者1万8,000人、既婚者2,000人の2万人を対象としたアンケートであります。その中で、未婚者のうち、結婚したい、できれば結婚したいと思っている人は62.7%ということで、明確に結婚したくないと思っている人は20%ということであったということです。また、結婚も視野に入れた相手を見つける行動をしていますかという問いに対しては、未婚者の方は17%、行動をする必要性を感じていないと答えた未婚者は4割にも達したということであります。また、既婚者の出会いのきっかけは何だったかと、結婚した方に聞いた出会いのきっかけは何だったのですかという問いに対しては、マッチングアプリが25%、次いで職場が20%であったということであります。こういった状況を見ますと、今ご質問にあった民間事業者とタイアップしてという部分で婚活イベントのご提案でありますけれども、一次答弁でもお話ししましたけれども、なかなか行政が主導してというのは集まらない状況だというふうに認識をしておりますが、先ほど報告したアンケートの中でありましたマッチングアプリ、こういった方法で成功した事例というのが読売新聞にも出ていたのですけれども、鳥取県で行っている結婚イベントということでありまして、行政が主導して民間事業者に委託をして行った事業でありますけれども、アプリを活用したマッチング方式を採用したということであります。そういった中での成功率というのが56%に達したという結果が報告をされていました。行政が主導という部分では、やっぱり役場がやることによる安心感というのは当然あるのだというふうに思います。ただ、民間の柔軟な発想という部分では、やっぱり民間のそういったアプリも使ったような方法というのが有効であるということで、行政が主導して民間が行うというようなやり方で、公設民営ではないですけれども、そういったやり方が有効なのかなというふうに考えているところでありまして、新たな取組として、今後、早急に研究を進めながら取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。
再質問 3番 大庭克彦
この結婚支援の関係につきましては、帯広信金も十勝でこの結婚支援についていろんな市町村と提携をしながら、また団体とも提携をしながら、発足してから50組の婚姻数を超えたというふうな記事が載っていたように思います。例えば帯広信金の登録されているのは何千人っていると思いますし、先ほど申し上げたように、札幌市の業者、ただイベントをするだけではなくて、帯信のように男女とも登録者数を持っていますし、先ほど交流事業を町内で行っているというご答弁でありましたが、必ずしも町内の男女ばかりではなく、例えばそういったノウハウを活用して町外から来てもらう、結婚につなげられれば移住・定住にもつながるということであります。先ほど町長が申し上げたようにSNSでの出会いの場も非常に多いものというふうに思いますけれども、これらも含めて、やはり民間の事業者の方のノウハウというのは様々な形であると思いますので、ぜひ前向きに今後この少子化を何とか食い止めるためにも、取組を検討していただきたいなとお願いをしまして、次の再質問に移らせていただきます。それでは、3番目の高齢者対策について再質問をさせていただきます。これもさきの選挙において町長は、先ほども申し上げましたように、社会活動やまちづくり活動に参加したいと思っている65歳以上の高齢者と言われる方々は非常に多いというふうに感じられており、高齢者の生きがいづくりに社会活動やまちづくり活動に積極的に参加してもらう仕組みが必要だというふうに話されておりました。ご答弁の中では有償ボランティアの参加ということでありますけれども、この有償ボランティアの参加だけではなくて、まだまだ元気に働ける高齢者もいらっしゃいますので、就労を希望する方への自治体としての就労相談、この機能の充実あるいは高齢者の方々が就労できる仕事や機会の創出、先ほど会計年度任用職員の年齢条件についてお伺いをさせていただきました。たまたま、全般的には年齢条件はつけない方向でというふうにお話しされておりましたが、それらも含めて、まだまだ働ける高齢者の方に仕事の機会だとか、そういったものを創出していく取組あるいはまちづくりの様々な活動や会議にも高齢者の方に出てもらえるような仕組み、こういった仕組みをご検討していただきたいというふうに思います。また、これらの活動や会議などに出席していろんな経験や知識を町のために使っていただいた高齢者に対して、ある町では、高齢者、60歳以上、65歳以上、まちまちでありますけれども、地域貢献ポイントというものを付与する町村も中にはあるというふうに認識をしているところでありますが、こういったことによって、ボランティアとは違った高齢者の方々の社会の一員として自分が活躍しているのだということを実感できる仕組みづくりが私としても町長と同じように必要だというふうに考えておりますので、これらについて改めて町長のご見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 田中
高齢者の皆さんに活躍していただくというところでありまして、まちづくりを進めていく上で、やはり貴重な労働力でということではありませんけれども、やっぱり元気で、そしていろんな地域活動、ボランティア活動にも参加をしていただくということが大事なところではないかというふうに思っております。高齢者の皆さん方に地域の担い手として活躍していただく、そういうことを想定してお話をしていたわけでありますけれども、そのためにはやっぱり健康であることがまず一番でありまして、また、その次に、高齢者がやっぱり生きがいや目標を持って役割が与えられる、そういうことが大事だと思いますし、また、それを1人ではなくて、いろんな知人や友人や、人と人とのつながりの中で行っていく、そういうことが必要なのだというふうに思っています。例に挙げましたいきいき百歳体操でありますけれども、その例を取って申し上げれば、百歳体操をすることで健康になります。その百歳体操に参加することによって、役場の人が運営するのではなくて、自分自身が司会をしたり歌を歌ったりということで、体操の手本を示すなど、運営の役割も与えられる。そして、それが終われば、お茶を飲んで、おしゃべりをして、楽しさを感じられる。そういった生きがいにもつながる活動だというふうに思っております。また、その会場へは歩いてきたり、移動手段のためのタクシー券を使ってきてもらう。そういったいろんなことが複合して高齢者が元気で活躍していただける、そんな社会が実現できるような取組で進めていければなというふうに思っているところであります。今お話もありましたけれども、いろんな機会において高齢者に、高齢者という言い方が、今、日本の定義の中では65歳以上を高齢者と呼んでいるわけでありますけれども、実は私も65歳にもうなりますけれども、ちょっとその定義がどうなのかあれですけれども、若い、今、本当に元気で活躍できる高齢者の方々がたくさんおりますので、それをまちづくりのために、地域活性化のために頑張っていただく、そういう仕組みづくりを整えていく、このことが重要だというふうに思っておりまして、今お話の中にもありましたけれども、様々な委員会等も含めて、そういったところに参加をしていただくのも一つの方法でありますし、それがまた生きがいになるということでありますので、様々なそういう取組の中で元気な高齢者に活躍していただきたいというふうに考えているところであります。
再質問 3番 大庭克彦
今、町長のほうからご答弁、お話があったように、国のほうでは、もう既に70歳までを雇用義務ではない、努力義務として各企業に通達をしているところでありまして、65歳までの定年で70歳までの雇用というのは近い将来義務になってくるというふうに思っております。まだまだ元気な高齢者が本町には多いというふうに思いますので、先ほど申し上げたように町の仕事だとかで高齢者の方が働ける機会、そういったものも検討していっていただきたいというふうに思いますし、高齢者の方が今まで以上に生きがいを感じられる仕組みづくりについて、今、2年が過ぎて、その後はちょっと分かりませんけれども、任期残り2年ということで、ぜひご検討いただきたいなというふうに思うところであります。それでは、最後になります。4番目の道の駅及びキャンプ場の整備について再質問をさせていただきます。道の駅及びキャンプ場の整備に向けて協議を開始するとのご答弁をいただきましたが、昨年3月の定例会で同僚議員の方からも同様の一般質問があり、役場内での協議を進め、関係団体等による検討会議を立ち上げるとご答弁されていたと記憶しているところであります。しかしながら、その後も関係団体との議論は進んでいない状況であります。また、特にこの件に関して、町民の方々からの意見を聞く機会も今まではなかったのではないかというふうに認識をしておりますが、現在、進められている新たな公園整備に関して賛否両論、様々な意見がある中で、事業を進めている状況も踏まえながら、道の駅及びキャンプ場の整備については、早急に関係団体との協議や町民の意見を聞くなど、議論を前に進めて深めていく必要があるというふうに思われますが、2年の任期を終えて現時点で町長が考えている今後の取り進め方あるいはそれらに関わるロードマップについて、町長のお考えがあればお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 田中
道の駅とキャンプ場の関係の再質問でございます。方向性としては、一次答弁で申し上げましたとおり、令和8年度に向けても様々な形で検討を進めていくということではありますけれども、答弁の中にありましたように、まちづくり計画の重点プロジェクトとして、道の駅については交流拠点、言い方は違いますけれども、将来的に道の駅も視野に入れたという形で、そういう整備について方向性を示しているわけであります。また、キャンプ場についても重点事業としてまち計の中で位置づけをしているところでありまして、今、議員がおっしゃられたように、令和8年度に向けて検討を加速させていかなければならないというふうに思っているところであります。考え方としては、公園の整備の話もありましたけれども、公園整備が令和8年度をもって一段落するという状況にあるわけでありまして、キャンプ場、それから道の駅についても、一緒には検討できないとは思いますけれども、その建設場所、それからどういった規模感、それから道の駅については運営主体についても、どういった運営主体でやるのかについても併せて検討していかなければならないというふうに思っておりまして、令和8年度の中でその方向性についてはお示しをしていければというふうに思っております。
再質問 3番 大庭克彦
今、令和8年度に具体的に議論を開始されるというふうに確認をさせていただいたということで認識をさせてもらいますが、先ほど公園の例を取ってお話ししたのは、公園の整備については、様々な意見がある中で、田中町長も言われていたのですが、町民の方からの意見を聴取する機会が少なかったということで説明会やら何やらというのを開かれたと思いますが、この道の駅、キャンプ場についても、もちろん賛成する町民の方もいらっしゃるだろうし、大きな事業費がかかる道の駅についてはどんなものかというふうに思われる町民の方もいると思いますけれども、先ほど申し上げたように、ぜひ公園のときのような後からの意見徴収ではなくて、本年度から開始するのであれば、様々な機会において町民からいろんな意見を聞く機会を設けて、同時に議論を進めていっていただきたいというふうに思いますが、これについて最後に町長のお話をお伺いして、一般質問を終了させていただきたいと思います。
答弁 町長 田中
公園整備の過程の話もありましたので、やはり町民の皆さんのご意見を聞いてというところ、これは非常に大事なところでありますので、後手に回らない形で十分にそういった手続を踏みながら、造るにしても造らないにしても、いずれかの形で町民の意見についてはきちっと聞く機会を設けて進めていきたいというふうに思っております。(「終わります」の声あり)