広尾町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月4日
(1)町営墓地の現状と今後の運営管理及び合葬墓等の整備に向けた取組について/(2)新たに整備予定の公園に係る修正計画案について/(3)エゾシカ等の被害に対する対応策について
2024年12月4日、広尾町議会の一般質問で、大庭克彦議員が「町営墓地の現状と今後の運営管理及び合葬墓等の整備に向けた取組について」「新たに整備予定の公園に係る修正計画案について」「エゾシカ等の被害に対する対応策について」について質問し、町長 田中が答弁しました。
- 質問者
- 大庭克彦 議員
- 答弁者
- 町長 田中
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 大庭克彦
私からは、さきに通告しておりました3項目について、町長にお伺いをいたします。まず、1項目めの町営墓地の現状と今後の運営管理及び合葬墓等の整備に向けた取組についてであります。近年、急速に進展する人口減少と少子高齢化、核家族化により、お墓を管理・維持することが困難となり、子や孫に負担をかけたくないとのことから、全国的にも墓じまいをする方々が増加しており、本町においても、令和元年から本年9月までに89件の墓地が返還され、また一方で、新たな使用申込みは令和4年11月の1件を最後に、以後申込みはないというふうにお伺いしております。また、お墓を管理している方の高齢化に伴い、墓地までの距離や墓地の周辺環境等により墓参者は年々減少しており、加えて管理者の死去や他町村への転出、経済的な理由などにより適切に管理されず、無縁墓あるいは荒れ墓となるケースも急速に増加しており、公営墓地を運営する自治体の墓地行政にとって大きな課題となっております。このような状況を踏まえ、昨年度、総務省が初めて公営墓地の運営を行っている全国の765市町村を対象に調査を行った結果、58.2%の445市町村において無縁墳墓等が発生しており、墓石の取扱いが法で明確に定められていないこともあり、市町村が墓石を処分すべきか保管すべきかなど、対応に大変苦慮している現状が明らかになりました。総務省では、今後、人口減少社会の進展によって無縁墳墓等の増加が懸念される中、無縁墳墓等の発生抑制のために、自治体による縁故者等の情報管理や墓参者の増加を促す墓地周辺環境の整備、公営の合葬式の墓や納骨堂の設置など、社会環境が様々に変化する中で、これらの墓地等の在り方について、改めて検討すべき顕著で現実的な問題であるとしています。本町においても、人口減少や少子高齢化が進展しており、同様の課題が、今後、顕在化してくると思われ、無縁墓や荒れ墓の発生を抑制するための管理者、縁故者等の情報管理や墓参者の増加を促す墓地周辺環境の整備、経済的な理由などにより、お墓の建立や納骨堂の購入が困難な方々のため、合葬式施設の整備が必要ではないかと考えており、次の点について町長にお伺いをいたします。1点目は、豊似墓地についてでありますが、周辺地域での熊の目撃情報により、墓地の案内看板の横には「熊出没」という注意喚起の看板が設置されており、墓地を利用している一部住民の方からは、お墓参りの際に落ち着いて参拝できないとの声や、熊が怖くてここ数年墓参りに行くことができていないなどの声が寄せられています。お墓参りをされる方々も年々高齢化が進み、墓地設置場所が道路から離れた山中ということもあり、現状のままだと今後ますます墓参者の足が遠のくと思われますので、墓参者の安全を確保するための対策を講じることができないものか、お伺いをいたします。2点目は、町営墓地における無縁墓及び荒れ墓の発生状況と、無縁墓とする判断基準及び管理者や縁故者等の把握、管理状況についてお伺いいたします。また、無縁墓等と判断された場合の墓石の処理方法について定められているものがあれば、お聞かせいただきたいと思います。3点目は、合葬式のお墓または納骨塚等の整備についてであります。先ほど申し上げたように、お墓の管理者自身の高齢化や子どもや孫に負担をかけたくないとのことから、本町においても墓じまいされる方々が年々増えてきており、墓じまい後は新たな納骨堂を購入したり、お寺への永代供養の依頼、縁故者がいる町外への移転などと聞いておりますが、一方では、墓じまいをしたいが経済的な理由などにより新たな納骨堂の購入や永代供養を依頼する費用の捻出が困難であり、墓じまいできず将来に非常に不安を抱えている高齢者の方や、ご自身が亡くなった後の焼骨の埋葬や管理について不安を抱えている高齢者の方もおられ、比較的安価で利用することができる町営の合葬墓などの整備を望む声が寄せられております。合葬墓などの整備の必要性については、同僚議員の方から平成28年と令和3年の定例会の一般質問で訴えられていたところであり、前町長からは住民のニーズを見極めるとの答弁があり、令和3年に設定された第6次まちづくり計画においても、住民ニーズを把握するためのアンケート調査を実施すると記載されているところでありますが、現在まで具体的な取組は行われていないと聞いております。道内市町村での設置状況は、令和3年度には約20数市町村であったものが、本年度までに70市町村を超える自治体で設置されているとのことであり、十勝管内においても帯広市、池田町、音更町、陸別町に続き、芽室町でも令和7年度に着工し令和8年度の供用開始となっており、本別町においても設置に向けた協議が進んでいるとのことであります。各自治体のアンケート調査結果を見ますと、約70%近い住民の方々が必要であると回答している市町村もあり、多様化する社会情勢や生活習慣を背景に、公営の合葬墓等に対するニーズは確実に高まってきていると思慮するところです。古来から引き継がれてきた、先祖代々の霊を慰め、故人の尊厳を敬い、お墓や納骨堂を守っていくということは、尊ぶべき重要な行為であるということは十分認識しているところであり、町内の宗教法人及び団体の方々のご意見などを伺いながら進める必要があるとは思いますが、様々な社会環境の変容によって住民のお墓や合祀に対する考え方も多様化し、町営合葬墓などの整備を切望する住民の方々がいることを踏まえ、住民ニーズの把握のためのアンケート調査の実施など、具体的に取り組むべきと思いますが、これについて町長のお考えをお伺いいたします。それでは、次に2項目めであります。先ほどの同僚議員からの質問と重複する部分もありますが、新たに整備予定の公園に係る修正計画案についてであります。昨年度から議論されている新たな公園について、今回の見直し案では、防災倉庫は令和10年度以降に改めて整備に向けて検討し、公園内に設置予定であった「かまどベンチ」や「トイレスツール」などの防災機能を削除し、有事の際に避難拠点施設の一つとして使用可能であった「町民交流館」を防災機能を有さない「屋内遊戯場」としておりますが、近年の日本各地で頻繁に発生している自然災害や、近い将来発生が危惧されている日本海溝・千島海溝大地震により、太平洋沿岸に位置する本町には26メートル程度の津波が襲来し、甚大な被害を受けると想定されております。住民の命と生活を守るため、常に防災・減災を意識したまちづくりが必要であり、新たに整備する施設などについても同様の考え方で取り進めるべきであると考えるところです。今回整備予定の新たな公園については、当初の整備目的の中の一つとして防災を掲げておりましたが、修正案では「防災機能」を削除し、以後、防災公園という位置づけはしないとのことでありますが、防災機能を削除するに至った具体的な理由についてお伺いをいたしたいと思います。また、屋内遊戯場については、当初計画していた住民交流スペースを縮小し、屋内遊戯を主たる目的とするとのことですが、これにより施設の主な利用者は幼年層が中心となり、有事の際の避難場所としても使用しないということになれば、利用する住民の範囲は非常に限定的となり、住民が望む憩いの場としての公園機能の一部も削除されるものと考えますが、使用目的の変更に係る町長の考え方についてお伺いをいたします。最後に、今回の公園整備計画に関して、7月に開催された住民説明会の意図・目的と、12月18日に開催予定の住民説明会の意図・目的について改めてお伺いをいたします。また、12月18日に開催予定の説明会においても修正案に対して様々な意見・要望が出されることと思われますが、住民からの意見・要望に対してどのように対応されていくのか、町長のお考えをお伺いいたします。それでは、最後になりますが、3点目でありますが、エゾシカ等の被害に対する対応策についてであります。道内ではエゾシカによる農業被害や交通事故などの生活関連被害が多発しており、各地域において被害防止対策の実施や、有害駆除に向けた体制の整備が叫ばれており、本町においても農産物への食害をはじめ、前回の定例会で一般質問させていただきました家畜伝染病の拡大防止の観点からも、早急な対応を求める声が大きいものと認識しているところです。また、エゾシカの飛び出しによる交通事故も、広尾警察署管内では令和4年度は56件、令和5年度は67件、今年度令和6年度は10月末時点で既に56件の発生となっており、幸い大きな人身事故には至っていませんが、道内では死亡事故も発生しているとのことであります。加えて、本町市街地においても、頻繁にエゾシカが多数出没しており、前回定例会においても同僚議員の方から一般質問で指摘されたように、家庭菜園などへの被害や高齢者の方や児童などへの人身被害も非常に危惧されるところです。道内では、先月、ニセコ町において、76歳の男性がわなにかかった雄鹿の角に刺されて死亡するという事故が発生しました。また、10月には京都府福知山市の畑で60代の男性が雄鹿の角に刺されて死亡した可能性があるとの報道があり、専門家からは、比較的おとなしいとの印象を持たれる動物ではあるが、非常に狂暴な面も持ち合わせており、警戒が必要とのことであります。先日開催した議会懇談会においても、現在の本町におけるエゾシカによる被害はもとより、市街地中心部へのエゾシカの出没は極めて異常な状況であり、このまま個体数が増えれば住民生活にも重大な影響が出てくるとのご意見をいただき、駆除頭数のさらなる増頭に向けて体制を整備することと、あわせて、侵入防止対策や主要道路における飛び出し防止対策などを強力に進める必要があると考え、次の点について町長にお伺いをいたします。1点目は、本町の猟友会の方々には町長が委嘱した鳥獣被害対策実施隊員として有害駆除やパトロールなどにご協力をいただいているところでありますが、他町村では鳥獣被害対策実施隊員に対して、非常勤の特別職として一定の報酬を支給しているところもあります。本町においても、今後ますます駆除頭数を増やしていくため一層の協力をお願いする、出役などに対する報酬を検討してはと考えるところであります。また、ハンター育成に向けた資格取得等に対する助成などについても検討すべきと思いますが、この点について町長のお考えをお伺いいたします。次に、2点目でありますが、エゾシカ等の駆除後の処理施設の整備についてであります。かねてから、他町村の処理施設の視察や事業費の試算など検討されてきた経過については承知しておりますけれども、今後、駆除頭数を増やしていく上では、廃棄する個体を適正に処理する施設の整備は必要となってくるものと考えますので、整備に向けた考え方についてお伺いいたします。最後になりますが、国道でのエゾシカの飛び出しによる交通事故防止対策についてであります。先ほど申し上げたとおり、交通事故は毎年60件前後発生しており、重大な人身事故には至っていませんが、事故による車両等の損害は大きく、損害保険協会が昨年10月から11月に支払った車両保険金から算出した1台当たりの平均損害額は62万3,000円との結果も公表されており、これを本町、広尾署管内の事故件数に掛け合わせますと、毎年約4,000万円近い被害が発生していると言えるというふうに思います。特に広尾町内の事故が多く、住民の方からは事故防止対策を強く望む声が多く寄せられています。特に飛び出しの多い箇所にはエゾシカ等の飛び出し防止策として反射板が設置されておりますが、これらの効果の再検証と併せて、飛び出し防止柵の設置などを町としても国及び道に対して強く要請していく必要があると考えますが、これらの対策の必要性、要請の関係について町長にお伺いをいたします。以上であります。
答弁 町長 田中
それでは、大庭議員のご質問にお答えをいたします。1点目の町営墓地の現状と今後の運営管理及び合葬墓等の整備に向けた取組についてであります。まず、1点目の墓参者の安全確保対策についてであります。本町が管理する墓地につきましては、一部を除き、険しい道を通った先に点在しているのが現状であります。12か所ある墓地のうち4か所の墓地は雑木林となっており、現に利用されている墓地8か所のうち、半数以上に当たる5か所で利用されている区画が30区画以下となっている現状でもあります。また、人里から離れた場所にあることから熊などの出没も報告されており、対策として、関係各課で墓地周辺にわなを仕掛けることや、墓地全体を侵入防止柵で囲うなどを検討してきたところではありますが、「実際に墓参する方の完全な安心・安全が図れるものではない」との結論に至り、いまだ対策が図れていない状況にあります。今後も引き続き、供物などの持ち帰りの呼びかけをはじめ、関係機関などとも相談をしながら、墓参者の安全の配慮に努めてまいります。次に、2点目の本町の町営墓地における無縁墓・荒れ墓の発生状況と判断基準等についてであります。町では墓地の草刈り清掃業務を委託によってしておりまして、その際の委託業者による目視での確認の限りではありますが、無縁墓・荒れ墓であると明らかに認められる墳墓の報告は今のところ受けていないところであります。しかしながら、今後、人口減少や核家族化に伴い、無縁墓等の発生が町としても懸念されているところであります。無縁墓等の判断基準については、区画内の状況を目視で確認するほか明確なものは現在のところありません。また、管理されている方の連絡先については、墓地の使用許可申請に記載のあった方の住所・氏名のみを管理しており、承継された方などについては把握し切れていないのが現状でもあります。こちらにつきましても、できる限り早い段階で把握する必要があるというふうに考えておりまして、今後、各自治体の取組内容を参考に、判断基準や処理方法等についても検討してまいりたいと考えております。次に、3点目の町営の合葬墓などの設置についてであります。公営の合葬墓につきましては、全国的にも全道的にも増加してきている状況にあり、ニーズが高まってきているものと承知をしているところであります。議員からの説明でもありましたけれども、道内では約80の市町村が、管内では4市町が合同納骨塚の運用を開始しており、来年度から芽室町でも整備を実施するというふうに伺っております。本町といたしましても、次年度、令和7年度に町民へのアンケートなどの調査を行うなど、慎重に検討をしてまいりたいというふうに考えているところであります。次に、2点目の新たな公園整備の関係であります。1点目のご質問につきましては、先ほど雄谷議員、松田議員へ答弁したとおりであります。2点目につきましては、町民交流施設につきましては、約200平米の面積の中に「トイレ」「子どもの屋内遊び場」「町民交流スペース」の3つの機能を持たせておりましたが、アンケート調査などで「施設が小さい」「中途半端である」という声が多く出ていたことから、ニーズの高い屋内の遊び場に特化した施設整備を行う方針としたところであります。ただ、「町民の交流」という要素を全くなくすわけではなく、施設の一部を町民が交流できるスペースとして活用できるよう検討していきたいと考えております。公園については、災害時の危険が切迫した緊急時において、地域住民が緊急的に避難する「一時避難場所」としての活用を想定しておりまして、町民交流施設を避難所としての利用を想定はしていなかったところであります。施設面積や機能などの関係もありますので、避難所の指定については、今後、検討していきたいと考えております。3点目についてでありますが、本年7月に行った町民説明会は、公園整備内容の見直しを行うに当たり、まず現状(令和6年3月現在)の計画を町民の皆様へ説明し、意見をお聞きするために開催したものであります。また、12月18日に予定をしております町民説明会は、整備内容の見直し案を町民に説明する目的で開催をするものであります。7月に行った町民アンケートは回答者550人、町民説明会と町民トークは合わせて13回開催し、延べ159人に参加をいただき、多くの意見をいただいたところであります。今回の見直し案についても、修正に至った考え方などを丁寧に町民の皆様に説明し、ご理解をいただけるよう努力してまいります。次に、3点目のエゾシカ等の被害に対する対応策についてであります。ご質問にもありましたとおり、エゾシカによる農林業被害額や市街地出没に伴う交通事故発生件数は、広尾町においても、近年、高止まりをしている状況にあります。本町では、令和4年度からの3か年計画である「広尾町鳥獣被害防止計画」に基づき、地元ハンターの協力を得ながら鳥獣による被害の軽減を図っております。エゾシカについては全道的に増加傾向にあることから、道は、「エゾシカ緊急対策期間」を設定し、各市町村に捕獲数の上積みを要請しているところであります。1つ目のハンター養成に向けた資格等の取得に対する補助についてであります。駆除に係る奨励金につきましては、近年の弾薬等の資機材や燃油の価格高騰を受け、令和6年度からエゾシカに係る町の奨励金を1頭当たり1,000円増額しております。今後も、財源を確保しながら、ハンターが安定的に駆除活動に従事できる環境を整えるとともに、国や道に対しても地方財政措置の拡充を要望してまいります。ハンター養成に向けた資格等の取得に対する補助につきましては、既に大樹町との広域協議会である「大樹・広尾広域鳥獣被害防止対策協議会」の担い手育成事業として、狩猟免許予備講習や銃所持許可準備講習などの受講費用を助成する取組を行ってきております。本町においても、ハンターの担い手確保が課題でありますが、今年度4名のハンターが新たに猟友会に加入し、有害鳥獣駆除にも従事していただいております。今後も、ハンター確保に向けた総合的な支援策について、猟友会とも連携協力しながら検討してまいりたいと考えております。2点目のエゾシカ等の処理施設整備についての考え方であります。北海道としてはエゾシカを地域資源として有効活用する方向で進めているところでありますが、民間が事業者となる加工施設の整備は、いかに商業ベースに乗せて継続的に運営していくかが課題となります。今後も情報収集に努めてまいりたいと考えております。3点目の国や道に対する国道などへの飛び出し防止柵の設置要請についてであります。いわゆるロードキル対策につきましては、北海道開発局や道の建設管理部とも連携協力しながら、ハード対策とソフト対策の両面で考えていかなければなりません。道路脇の見通し改善のための路肩の草刈りも有効であると認識をしております。町としても喫緊の課題であると捉えておりますので、国や道とも危機感を共有し、必要な対策を要請してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 3番 大庭克彦
それでは、墓地の関係で再質問をさせていただきます。まず、1点目の豊似の墓地の対策につきましては、これは本当に墓参される方からそういう声が寄せられておりますので、来年に向けてその安全策について、いろいろ財政的な部分もあろうかと思いますけれども、よろしく検討をお願いしたいというふうに思います。次に、無縁墳墓の関係についてであります。今回の質問に当たって、あまり行かないのですけれども、茂寄の墓地に行ってお墓の状況を確認してまいりました。先ほど無縁墓と確定されるものは今の段階ではないということでありましたが、やはりお墓の中には古くから管理されていないようなお墓も幾つかありました。総務省も今回の調査結果を受けて、この無縁墓と確定された墓石の処理については法律で処理方法が決められておりませんので、厚労省に対して法や施行規則の整備が必要ではないかというような提言を行っているところでもあります。こういった墓石の処理については、これら法整備がされた段階で速やかに自治体として対応できるように、本町としても無縁墓と確定する基準がやはり必要ではないかというふうに考えるところであります。先ほど町長の答弁にもありましたが、基準の検討をされていくということでありますので、ぜひお願いをいたしたいと思います。一例としては、兵庫県の尼崎市ではありますけれども、これは無縁墓と想定されるお墓の前に墓参者宛て、縁故者宛てに役場のほうに連絡をくださいというような小さい看板を設置して、ここは管理料を徴収しているところなので、その管理料の滞納もあるのですけれども、併せて官報に掲載をして、1年間連絡がなければ無縁墓として確定させると。広尾町の使用条例の中には使用権の消滅という項目はないのですけれども、使用権を消滅させるための条件をつくって、また、その後の処理については、先ほど申し上げたように、法が整備されないと勝手に墓石を処分できないということもありますけれども、こういったこともやはり必要であるというふうに思います。また、整備するというのは有効な対策ではありますけれども、この管理者及び継承者、縁故者等の連絡先について調査管理するというのは非常に難しい作業であるというふうに認識をしておるところであります。先ほどもありましたように、草刈り、除草委託業者からの情報提供と併せて、やはり年1回程度は、役場の担当課の職員でも結構だと思いますが、目視による調査を実施して、無縁墓等と想定される墳墓のリストをつくるというのはどうでしょうか。この無縁墓と確定するに至る基準の策定に向けて、やはりまずどの程度無縁墓と想定されるものがあるかというようなリストをつくっておくのが有効かと思いますけれども、これらの手続について、改めて町長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
いろいろ今提案もしていただきました。そういった方法も有効なのかなというふうに考えております。確かに四六時中見ているわけではありませんので、どういった時期にそのお墓にお参りをしているのかというのが把握できない状況であります。また、目視だけの部分でありますとなかなか、お花を飾っていたとか、ろうそくが上がっていたとか、線香が上がっていたとか、そういうことで判断せざるを得ないと思うのですが、そういったことも含めて、今ご提案もありましたけれども、清掃業者等々だけに頼るのではなくて、町としてもそういった方法でも管理をしていかなければならないと思っておりますし、まずは今の使用許可が出ている方々の部分について台帳の整備も、なかなか相当古い記録の方もおりまして、もうその方も亡くなっていて誰の代になっているのかという、非常に追跡をするのが困難な部分もあると聞いております。そういったことも含めて適正な管理、そして今お話のあった、国のほうでそういった判断基準も示された段階でどういった処理をしていくのかというのも含めて検討していきたいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 3番 大庭克彦
この無縁墳墓の課題については非常に全国でも大きな課題になっているところでありまして、総務省にしても、自治体による墓地行政を見直す、もう将来の在り方について検討する時期であるというふうに言われておりますので、なかなかふだんからこれに取りかかるというのはあまりなかったかと思いますが、今後も踏まえてよろしくお願いしたいと思います。また、あわせて、3点目の合葬墓の関係でありますけれども、先ほど令和7年度にアンケート調査を実施していただけるということでありますので、広尾町においては住民の要望がどのようになるのかというのは、今、推しはかれないところではありますけれども、ぜひ、こういった要望もあるので一歩でも具体的に取り進めに着手していただければというふうに思います。よろしくお願いします。それでは、2点目の公園関係の再質問をさせていただきます。まず、防災機能の削除の件についてであります。今回、議会からの提言や町長ご自身の公約にもある公園計画の大幅な見直しのために、事業費の大きい防災倉庫の整備については、令和10年度以降に再検討されるということは理解できるところであります。先ほど雄谷議員への答弁の中で、公園完成後には町の一時避難場所として指定するというような予定であるというような答弁であったかと思います。災害発生時の一時避難場所として使用する予定であれば、公園内で使用できるかまどベンチやトイレスツール、防災あずまやなどの、これらの防災機能を残すべきではないでしょうか。先ほど申し上げたように、大きな災害が想定されている本町でありますので、常に防災に対する意識が必要だというふうに思います。これらの防災機能を残したとしても、先ほど町長が答弁された、子どもが安心して遊べる公園のコンセプトや公園機能に対して何ら支障はないものというふうに思われますし、防災機能が備わっている公園ということで賛成された町民の方も少なくないというふうに考えるところであります。近年、フェーズフリーという考えの下に、様々な公共施設や公園などを整備する市町村が増えております。フェーズフリーとは、日常と非日常をあえて区分しないという考えでありまして、これを防災に当てはめると、ふだんはみじんも防災のことを感じさせない、いろんな遊具だったり、そういったものが、一たび災害が起きれば全ての施設について防災に関連づけられているので、避難拠点、防災施設として機能を発揮するというようなものであります。こういう考えでいくと、あえてメインのコンセプトを憩いの場あるいは防災というふうに選択しなくてもよいのではないでしょうか。この考え方を今回の整備予定の公園にも当てはめることができると思いますので、防災倉庫を除いた公園内の防災施設については改めて再考することができないかどうか、町長のほうにお伺いをしたいと思います。次に、屋内遊戯場についてでありますが、答弁にもあったように、住民から寄せられたアンケートの中では、中途半端な建物などの整備については賛成しかねるというような意見が多くあったところであります。先ほどの答弁の中では町民交流スペースも検討するとのことでありますけれども、デッキも含めた規模を縮小して、なおかつ町民交流スペースを設けるとなると、屋内遊戯施設を望まれている方にとっても住民交流施設を望まれている方にとっても非常に中途半端な施設となり得ないか、非常に危惧しているところであります。同僚議員からは、先ほど雄谷議員のほうからもありましたが、昨年竣工した小清水町の複合型防災拠点庁舎を例に取って、やはり非常ににぎわっているとのことでありますが、ここについても、一たび災害が起きれば、全てのスペース、全ての設備について、防災関連のものに変わるというものであります。これもフェーズフリーの考え方で建てられた建物でありまして、同僚議員からは、このような考え方で改めて防災倉庫と遊戯場を一体的な施設で考え直すことはできないか、そのほうが幅広い住民の方々が利用できて、住民の防災意識も向上するのではないかというようなご意見も聞いているところであります。今回の屋内遊戯場の整備についても、先ほど町長から答弁があったように、補助事業や財政上の課題、問題もあるということは十分認識しておりますけれども、これらの考えを取り入れ、より多くの住民の方々が利用できる魅力的な施設となるよう、年次を少しずらしてでもこの建物については再考できないものかどうか、改めて町長のほうにお伺いをいたします。公園関係の最後の再質問でありますけれども、説明会の関係です。今回、何名かの議員のほうから公園に関しての一般質問がございますが、同じような内容も含めて、12月開催予定の説明会には住民の皆さんから様々なご意見が出されると思います。この説明会については、やはり7月、8月、9月に開催した説明会とは先ほど意味が違ってと答弁にありましたけれども、やはり一方的な説明に終始するのではなく、より丁寧に意見を聞きながら対応をお願いしたいというふうに思っているところでありまして、これも含めて町長のお考えを改めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 田中
何点かにわたっての再質問でございました。防災倉庫の建設の関係でありますけれども、公園の整備目的あるいは機能の重点を子どもの遊び場、町民の憩いの場づくりということに置きまして、防災倉庫の整備につきましては、令和10年度以降で財源も含めて検討させていただくというお話をさせていただいたところであります。また、かまどベンチなど防災設備の設置については取りやめることとしたということで、その関係でのご質問だというふうに思います。まちづくり計画においても防災公園の整備事業の登載をしておりますけれども、先ほど申し上げたとおり、公園の目的、機能の重点を子どもの遊び場に置いたところであります。かまどベンチや防災あずまやといった防災機能を持ちながら、ふだん利用できるような施設については、当初この計画の中では、防災訓練ですとか、あるいは防災意識の向上等に係る普及啓発での活用を念頭に置いていたというところがございます。当然その部分については有事の際にも利用が可能というところでありますけれども、町民のご意見の中でも、先ほどご質問にもありましたけれども、実用性への疑問の声等々もあったことから今回削除する判断としたものでありますけれども、先ほどの松田議員のご質問にもお答えしたとおり、災害対策については町民の皆様に不安を与えることのないよう、しっかりと防災対策を進めてまいりたいというふうに考えております。また、遊戯施設、屋内遊戯場としたことによってということでありますけれども、雄谷議員への質問とも重複するところでありますけれども、一つの施設に様々な目的を持たせている例がほかの自治体でも見られているところであります。今回の見直しの中では、事業費の増大、こういった懸念も得ながら検討した事項の一つでありますので、施設と倉庫の一体化については、今のところ難しいというふうな判断で考えております。今後、新たな公共施設を整備する際には、そのような考え方も取り入れながら検討していきたいというふうに考えているところであります。あと、住民説明会のお話もありました。12月18日に開催される住民説明会につきましては、当初お答えしたとおり、いろんなご意見が出るものというふうに想定をしておりますし、町民の皆さんと意見交換をしながら、丁寧な説明に心がけていきたいというふうに考えているところであります。
再質問 3番 大庭克彦
今、町長のほうからご答弁をいただきましたけれども、防災倉庫についてはやはり事業費が大きいので今回大幅な見直しの中で次年度以降というところは理解できるのですけれども、かまどベンチやトイレスツールといったものについては、これを入れなくても違うベンチやそういったものを設置するということで、事業費がどのぐらい違うのかというのは、細かいことは承知はしておりませんけれども、単にコンセプトを明らかにするために防災機能を除くということでありましょうか。それとも事業費が、一応防災機能が備わっているので、通常、今、修正案で予定しているベンチ等々の事業費とやっぱりかなり違うということでありましょうか。その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
確かにこの防災のスツール、防災あずまや、それから防災ベンチ、防災トイレ等々も含めて、それなりの金額はいたしますけれども、それだけの理由ではなくて、先ほど申し上げたとおり、当初の目的が、町の最初の説明の仕方も悪かったのではないかというふうに反省はしておりますけれども、防災拠点、そのものがいざ災害になったときに、例えばかまどですとか、あずまやですとか、トイレですとか、そういったものが実際には使えます。実際には使えますけれども、大規模の災害が起きたときにそれが実用的なのかどうなのかということも、町民の皆さんからのご意見の中でもあったことは事実であります。そういったことが大きな削減の理由ということで、ご理解をいただければなというふうに思います。
再質問 3番 大庭克彦
これについては、いろいろ中を見たり調べたりしても、どれほどの実用性があるかと、数にもよるのでしょうけれども、全く用をなさないということはないと思いますので。これ以上ご質問しても同様だというふうに思います。それで、公園の関係でもう一点でありますけれども、先ほど松田議員の答弁の中で、観光交流館のお話をちょっと町長のほうがされていたと思います。この公園の周辺というふうに理解していたのですけれども、例えば今回、遊戯施設をここに整備して、交流館を欲しいというふうに要望されている方にとっては、近くにもしそういう構想があればというふうにもちょっと思ったのですけれども。それと、あわせて、交流館、道の駅、いろんなものをあそこに建てるわけにもいかないと思いますので、先ほど言われたようにグランドデザインというものを町長の中でどのように思われているのか、その辺も含めてお聞かせいただければというふうに思います。
答弁 町長 田中
観光交流施設の関係であります。松田議員の質問の中でもお答えさせていただきましたけれども、現在のまちづくり計画の中で観光交流施設というのも計画しているところであります。その関係でありますけれども、今、今回のこの公園を造るに当たっての町民の皆さんからのアンケート、それからまちづくり計画の中での町民アンケート、そういった中でも道の駅と公園というのをやっぱりセットで考えるというような、関連した意見が多く出されているところであります。仮に観光交流施設、道の駅的な部分、どういう形になるかはちょっとまだ具体的には申し上げられませんけれども、例えば道の駅の機能を持った観光交流施設を整備するということになった場合については、こういった先ほど申し上げた公園と道の駅、公園と観光交流施設、そういった他の自治体の例を見ても複合的に整備しているというところが多数ございますので、そういった公園をこれから町のにぎわいの拠点として、また、活性化につなげていくためには、観光交流施設あるいは道の駅構想が出てきたときには、この公園を建設の候補地として考えていくということで私は考えております。
再質問 3番 大庭克彦
それでは、今お話あったように、道の駅、交流施設等々も、そういうお考えをお持ちであれば、例えば今回の公園だけではなくて、そういう構想も含めて住民の方に説明したほうがよろしいというふうに思います。例えば道の駅にしても、先ほど言ったようにフェーズフリーの考え方で、それはもう防災のときの生活拠点になるというような道の駅も全国にはたくさんありますし、そういったことも踏まえて、やはり私個人としては、防災のほうを削除されたというところがすごく引っかかるところでありまして、やはり我々議員としても町民の方々の意見を聞いて総合的に議決に臨まなくていけないというふうに思っていますので、そういったもしお考えがあるのであれば、それらも含めてご説明されたらどうかなというふうに思うところであります。公園の関係については、以上であります。最後に、エゾシカの対策の関係で再質問させていただきます。鳥獣被害の対策、実施隊報酬についてでありますが、先ほど捕獲頭数に対する奨励金、これは交付することとなっておりますが、実施要領、有害駆除の対策実施隊の設置要領の中では報酬は無報酬とするというふうになっております。報酬については、本年度から1頭当たり1,000円増額されたというのは大変喜ばしいことだと思いますけれども、例えば巡回だとかパトロールだとか、ヒグマには出るのですけれども、例えば先ほど申し上げたように、市街地で多数頻繁にエゾシカが出ると、児童が大変危ないのでそういったところを見回りしてほしいというときに、やはり報酬が無報酬になっているので、捕獲は伴わないので報酬はないということになると思います。実施隊の方々については、それぞれ仕事を持っていたり、所用の私事を押して被害防止対策にご協力をいただいているところでありまして、また、駆除頭数を増やす、または市街の警戒をしていく上では、協力いただくこともあるかと思います。これらを勘案すると、やはり駆除奨励金とは別に活動に対しての報酬というものを検討すべきではないかというふうに思います。道内では、様々でありますけれども、例えば道南の七飯町では、鳥獣ごとに報酬を定めています。エゾシカ対策の出動時には奨励金とは別に日額1万5,000円、また、巡回時には日額5,000円、これを交付するというように条例で決定されているところであります。先ほど申し上げたように、今後、個体数が増えて市街地にももっとたくさんのエゾシカが出てくるというふうになれば、やはり町としてもそういった実施隊の方々にご協力を仰がなければいけないというふうに思いますので、この報酬の検討について町長のお考えをお伺いいたしたいと思います。また、処理施設の関係でありますけれども、これも全道で今51か所あって、特に日高、根釧地区には全町村あるように思っております。いろいろ事業費だとか維持費の関係があろうかと思いますけれども、やはり将来的には必要になってくると思いますので、引き続き調査研究を続けていっていただきたいと思います。最後に、国道のエゾシカの飛び出し事故の関係でありますけれども、本年10月には千歳市でバイクの転倒事故があって、その方は意識不明の重体、昨年5月に登別市、8月に蘭越町でそれぞれ1名の方が命を落とされているということでありますので、いつ本町においてもそういった重大な事故が発生するかもしれないので、これも喫緊の課題として、道あるいは国とも十分連携しながら取り進めていっていただきたいというふうに思っておりますが、改めてこの3点について町長の考えをお伺いします。
答弁 町長 田中
まず、1点目の報酬の関係であります。言われたように、出動に関する部分についてはヒグマの部分についてはありますけれども、ほかの部分については今のところ条例等にもないわけでありまして、この件につきましては、他町村の例なんかも参考にしながら、今後、調査研究をしていきたいというふうに考えているところであります。また、2点目の部分につきましても、ある地域については今おっしゃられたように、施設が充実しているところもあるわけでありますけれども、本町を含めて十勝管内、なかなかそういう施設がないわけでありまして、これらについても、今後も情報収集に努めながら調査研究をしていきたいと思っています。最後の部分についても同じ回答の繰り返しになりますけれども、先ほど道路の草刈りの部分もありましたけれども、やっぱり安全対策も含めて開発局や道、そして警察なんかとも情報交換をしながら、町民の皆さんがそういった被害に遭わないように十分に配慮しながら、連携協力しながら進めていきたいと考えております。
再質問 3番 大庭克彦
いただいたと思ったのですが。
再質問 3番 大庭克彦
言い方が分からないのですが。
再質問 3番 大庭克彦
求めます。
再質問 3番 大庭克彦
お願いします。
答弁 町長 田中
町民の皆さんにそういった、今、私が公園構想、道の駅あるいは物産交流施設も含めたそういった、この公園構想とはまた別になりますけれども、広尾町全体の公園構想としてのお話を、いろんな町民への説明会も含めてしていったらどうかというご提案であると思いますけれども、そのような考えで、今後、説明会に臨みたいと考えております。(不規則発言あり)
再質問 3番 大庭克彦
それでは、様々なお願いをしたところでありますけれども、今後も取組をよろしくお願いしまして、一般質問を終了させていただきます。