広尾町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月6日
(1)現在運休しているサンタ号について/(2)本町のふるさと納税の取組について
2025年3月6日、広尾町議会の一般質問で、尾矢利昭議員が「現在運休しているサンタ号について」「本町のふるさと納税の取組について」について質問し、町長 田中が答弁しました。
- 質問者
- 尾矢利昭 議員
- 答弁者
- 町長 田中
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 尾矢利昭
私から、次の2点についてお伺いいたします。1点目は、現在運休しているサンタ号について伺います。平成16年より運行開始された広尾町と札幌市を結ぶ都市間バスのサンタ号ですが、2023年、令和5年11月より、運転手不足のため運休している状況にあります。長年にわたり町民に愛され、平成26年からコロナ前までの6年間では1便当たり乗車人数は約10人ほどで、決して多くはないですが、これは十勝バスの広尾線やJRバスの日勝線を大きく上回っており、町民にとって重要な交通機関だと私は認識しております。この運転手不足の問題は、サンタ号を運行する一企業だけの問題ではなく、全国的な社会問題であります。さらに、人口減少が進む地方自治体においては、運行する企業の採算性の問題も重なり、さらに厳しい状況下にあります。しかし、本町にとって、北海道の中心である札幌市と結ぶ交通機関の確保は大変重要であり、これまでも町も再開に向けた要望や協議を行ってきたと思います。そこで、現段階で何かサンタ号を運行する企業側から回答を得られているのか、また、町として今後の見通しをどう捉えているのか、お伺いいたします。2点目、本町のふるさと納税の取組についてお伺いします。現在、多くの自治体が、このふるさと納税制度をチャンスと捉え、様々な取組や工夫を行い、北海道内では寄附額が数十億円、また、中には100億円を優に超える自治体もある一方、本町に至っては昨年度約7,100万円と、雲泥の差があります。寄附額が増えると、本町にとっても、返礼品を提供する事業所にとっても、また、広尾町を全国にアピールする面でも、非常にメリットのある制度だと私は思っております。町長もまた、昨年の町長選挙の際、ふるさと納税の見直しを図ると公約に挙げておられます。そこでお伺いしますが、これまで本町の寄附額が振るわなかった原因は何だと捉えておられますか。また、今後、何か提案や計画があれば、併せてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 田中
尾矢議員の質問にお答えいたします。1点目の現在運休しているサンタ号についてであります。広尾町と札幌市を結ぶ都市間バス「高速ひろおサンタ号」については、ジェイ・アール北海道バス株式会社が平成16年度から運行しております。当初は利用状況を見ながらの試験運行でありましたが、札幌市へ直通で行けるということもあり、通院や買物、出張など、コロナ禍前までは年間7,000人以上の方に利用されておりました。1日1便の運行ではありますが、町民にとってなくてはならない交通手段となっているところであります。しかし、議員からもありましたように、令和5年11月から、運行会社の運転手不足を理由に、現在まで運休状態が続いております。運休後、町民から「不便になった」との声を多くいただいており、運休開始直後の令和5年11月29日に広尾、大樹、浦河の3町長の連名で、運行会社に対し早期運行再開に係る要望書を提出しています。また、今年度につきましても、昨年11月25日に同様の要望書を提出したところであります。バス業界の運転手不足は深刻な状況であり、札幌圏においても、今年度、路線バス大手3社の大幅な減便が相次いでおります。JRバス社は運転手の待遇改善や採用活動に力を入れており、他と比べて採用者は多い状況と聞いてはおりますが、退職者も多いことから、状況の改善には至っていないとのことでありました。サンタ号を管轄している様似営業所も、欠員が多く、何とか路線が維持できている状況ということからも、早期の運行再開は困難となっている状況であります。「高速ひろおサンタ号」は本町にとって重要な公共交通機関となっており、町民生活への影響は大きいものがありますので、今後も引き続き要望活動などを実施してまいりたいと考えております。また、新年度に設置予定の「地域公共交通会議」におきまして、サンタ号を含む地域公共交通全体について検討を進めてまいります。2点目のふるさと納税の取組についてであります。本町のふるさと納税につきましては、令和6年度2月末現在で寄附件数2,696件、金額が5,012万8,000円となっており、前年比73%となっております。これまでに、少しでも寄附者の目に触れるようポータルサイトを増やすことや、昨年には、ふるさと納税サイト最大手のトラストバンクと連携協定を結び、返礼品の発掘を手がけるなど、さらなる寄附額増を目指し取り組んでまいりました。現状としては、令和3年9月に発生した赤潮の影響などによる水産物の水揚げ不振の影響を受け、それまで主力であった「シシャモ」や「ウニ」などの品不足や価格の高騰もあり、水産物以外の定番となる返礼品を模索しておりましたが、ここのところの物価高騰のあおりを受け、寄附件数・金額ともに低迷している状況にあります。先月の2月20日には、「ふるさと納税事業者懇談会」を開催し、事業者と意見交換を行ったところであります。その中では、事業者と町担当者とのコミュニケーション不足や返礼品の価格に関し、様々な意見をいただきました。今後につきましては、今までの状況を打破するために事業所との連携をより密にしながら、寄附額の増額を目指してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 2番 尾矢利昭
まず、1点目のサンタ号の関係でありますが、ただいま町長の答弁の中で、町民にとって重要な交通機関ではありますが、早期の運行再開は困難だと認識されているという答弁がございました。今後も要望活動は行っていくということでありますが、先ほど町長がおっしゃったように、もし早期運行再開が難しいのであれば、要望活動と並行して、ほかの方法で広尾と札幌を結ぶ公共交通機関の確保という考えはありますでしょうか。お伺いします。
答弁 町長 田中
いろいろな方法があるというふうに考えておりますけれども、今年度JRバスへ要望活動に行った際にも、ジェイ・アール北海道バスの社長さんと直接面談をさせていただきました。現状につきましては先ほど申し上げたとおりでありますけれども、例えば、ちょっと町の名前は忘れましたけれども、地域おこし協力隊として運転手を確保して、その方に運転をしていただくというような方法で地域路線を維持している会社があるというふうな、新聞記事等でも読んだことがあります。そういった例も提示して、ぜひそんなことで、例えば広尾町がそういう地域おこし協力隊等を採用してJRバスのほうに派遣をするというようなことで、人材確保した上で運行を再開できないかということも提案をさせていただきましたが、いろいろな法律の壁等もありまして、なかなか難しい状況だというふうに回答をされたところであります。もう一点については、例えば、今、えりも町から高速えりも号が札幌市まで運行しています。また、浦河町からは道南バスが札幌市までの運行をしているわけですけれども、そういった、えりも町あるいは浦河町と広尾町を別な形で結ぶような方法でできないかということも模索をしているわけでありますけれども、何せ時間的な部分でなかなか合わないというところがありまして、例えばえりも号ですと朝の6時にえりも町を出発する、また、浦河町の役場から出るのが7時ということで、いずれも早朝の早い時間ということで、逆算していくと広尾町を出発するのが、もう相当早い時間、5時台の時間になるということで、それが現実的にできるのかどうか、車両の部分も含めて、人の確保も含めてできるのかというのは、検討するに値するものだというふうには考えております。先ほど申し上げた地域公共交通会議、来年度立ち上げますので、町全体の公共交通の在り方という中で、その辺についても併せて検討させていただければというふうに考えています。
質問 2番 尾矢利昭
今、町長のほうから、えりも号等のお話がありました。先ほど町長の答弁の中で、年間約7,000人の方がこれまで利用されていたというお話がありましたが、最高で8,000人を超える方が年間利用されていて、7,000人を割ったことはコロナ以前はないのですね。それぐらいこのサンタ号というのは、町民に広く愛され、利用されてきた交通機関であります。今、このサンタ号がない現状では、一番考えられるのは、広尾町から帯広市に出て、そこからJRなり、また、都市間バスという方法が今現状ないとは思うのですが、こうなると、私が調べたところだと、JRを使っても最短で6時間半ほど待ち時間も含めてかかってしまうと。これが都市間バスではもう7時間を超えてしまうというのが、今現状であると思います。先ほどえりも号という話がございましたが、確かに6時に出発するのですが、そこから16か所の停留所を経て浦河町役場に着くのですが、広尾町からえりも町に接続するのであれば可能かと思うのですが、その辺の考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 田中
可能かどうかということも含めていろいろ検討させてもらえたらと思うのですが、いずれにしても公共交通会議を立ち上げた中で、いろんな皆さん方のご意見を伺いながら、どういう方法がいいのか、いろんな方々のご意見も伺いながら進めていければというふうに考えております。
質問 2番 尾矢利昭
サンタ号については、本当に町民が熱望している大事な公共交通機関ですので、ぜひ早期に何かしらの方法が提案されることをご期待申し上げて、ふるさと納税のほうの質問に移らせていただきます。先ほど町長から、今年度2月末現在で5,000万円ほどの寄附額だというお話がありました。前年度については、先ほど申したように7,100万円ということであります。令和7年度の予算書の寄附額を見ますと1億5,300万円を見込んでいるという数字がありましたが、令和5年からすると倍以上の額、ましてや今年度に至っては3倍以上の金額の寄附額を想定していると。しかし、先ほどの町長の答弁では、水産物の水揚げの減少ですとか、そういったことが原因で振るわなかったと。今後については、事業者と密に連携をして寄附額の増を目指すという答弁でありましたが、一般的に考えて、これから3倍の寄附額、倍の寄附額を目指すに当たって、そのような対応で果たして達成できると考えていらっしゃるでしょうか。
答弁 町長 田中
予算的な部分もお話ありましたけれども、個人版のふるさと納税では1億5,000万円ということでありまして、今のままの現状を考えれば、非常に到達については難しい部分があるというふうには認識をしております。ただ、この間、先ほど答弁もしたとおり、ふるさと納税の返礼品を扱っている事業者と、多分初めてだと思うのですが、町長が自ら懇談をさせていただきました、私も参加をさせていただきました。その中で、様々なご意見をいただく中で、ふるさと納税の担当者だけに任せておくのではなくて、やっぱり理事者である町長がきちっと、なぜこのふるさと納税が必要なのか、そして返礼品も含めて、事業者の皆さんにも恩恵があって、そして町にも当然恩恵があって、ウィン・ウィンな関係で、そしてその財源を様々なまちづくりのために使うということをきちっと説明をした上で、納得して事業者の皆さんにも協力を仰ぐという、そういうコミュニケーションが欠けていたのではないのかというご指摘もいただきました。すぐにその1億5,000万円が今年度達成されるかどうかという部分については、取組を進めていきますけれども、まずはそういった、今、返礼品を扱っている事業者の皆さんと、これからもまた年度が明けたら、4月、5月ぐらいに一度お話合いをさせていただきたいというふうに考えておりますけれども、1回目の懇談会の中でいろんなご意見をいただきました。やはり、ふるさと納税を本気でというか、これからそういう目標を立ててやるのであれば、そういう職員をきちっと、今の職員だけでは足りないのではないかと、そういう職員の増員ですとか、あるいは広尾町で水揚げされる魚介類が、他の町村で扱っているものがどうこうということではないのですけれども、例えば外国産をその町で加工しているというのと、広尾町は前浜で揚がったものを水揚げしているという、そういう国産の安心・安全な食料といいますか、魚なのだよというところをPRする、そういう努力も欠けているのではないかとか、あるいは繁忙期に合わせて、11月、12月にいろいろ寄附額が集まる時期なのですけれども、それに合わせて、やっぱり事業者の皆さんは、返礼品をたくさんつくっても在庫として売れ残るという部分が一番不安に思っているところなのですね。そういう部分をどうやって解決していくかについても、リスクとして事業所が捉えているということであれば、やっぱり町も真剣にそこの部分をどうやったら解決できるのかについても検討を重ねながら、寄附額目標に向けて取り組んでいきたいなというふうに考えております。
質問 2番 尾矢利昭
私、令和5年度の北海道におけるふるさと納税の寄附額のランキングというのを、令和5年度なのですけれども、北海道179市町村ありまして、今、広尾町は135位という数字になっています。十勝管内で言いますと、19市町村中、広尾町は16位という、今、位置にあります。先ほどから、水産物は確かにすばらしいものもありますし、私は水産物に限らず広尾町はいいものがたくさんあると思っておりますし、何より町長、町長選の公約でふるさと納税の根本的な改革をするというふうにおっしゃっております。私も商売をしている関係上、日頃、水産商工観光課の方と接する機会は多いのですけれども、担当されている方は本当に非常に一生懸命やっていると私も常々思っております。ただ、先ほど町長が言われたように、まず根本的改革をするのであれば、やはりマンパワーが足りないのだというふうに、よそから見て非常に思うのですけれども、先ほどからいろいろ人材不足の件の質問がありましたが、もし現職員でなかなか難しいのであれば、こういうときこそ地域おこし協力隊等を活用して、まずは人材を増やすということを考えてはいかがかと思うのですが、町長のお考えを最後にお伺いいたします。
答弁 町長 田中
ありがとうございます。担当職員の増員、本当に懇談会の中でもそういった意見がありました。先ほど来ほかの方の質問にあるように、なかなか職員の数が今足りていないという状況の中で、工夫しながらということにはなると思いますけれども、地域おこし協力隊も視野に入れながら、また増員に向けて検討していきたいというふうに考えております。