みんなの議会

浜中町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月3日

防災対策の早期問題解決の考えは

2025年9月3日、浜中町議会の一般質問で、三膳時子議員が「防災対策の早期問題解決の考えは」について質問し、防災対策室長 春日良太、副町長 石塚豊、町長 齊藤清隆が答弁しました。

質問者
三膳時子 議員
答弁者
防災対策室長 春日良太、副町長 石塚豊、町長 齊藤清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 三膳時子

通告に従いまして、ご質問させていただきます。防災対策の早期問題解決の考えはということで質問させていただきます。7月30日午前8時25分にカムチャツカ半島沖で発生したマグニチュード8.8の巨大地震により、日本沿岸部に津波注意報が発令され、後、警報に変わりました。私は、昨年6月定例会でも防災の件で質問し、その際に、防災訓練のときと実際の災害のときに分けて聞いていますが、その答弁内容が今回の災害発生に生かされたのか、このたび、避難状態が長くなったことで一時避難場所や指定避難所での混乱がありましたが、備蓄庫の開錠や食品の提供などの問題はなかったか、以下、質問したいと思います。このたびの災害時の問題事項は集約できているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 防災対策室長 春日良太

それでは、今回の災害における課題の集約についてですが、まず、各避難場所における避難者数について、行政報告の補足資料に基づいてお答えいたします。避難者数について、指定避難所においては職員が中心となって名簿の作成を行っておりますが、施設内に入らず、車内で待機していた避難者も一定数おり、名簿に記載がない避難者もいたことをお知らせしておきます。また、緊急避難場所においては、連絡体制もうまく構築できなかったので、消防団員に各避難場所に出動していただき、避難者数の把握を行ったものです。それでは、行政報告の補足資料の3の8月8日集計時点の最大避難者数で回答します。役場庁舎は、避難者数が259人、車両台数が217台です。ゆうゆは、179人、86台、茶内コミュニティセンターは、118人、52台、MO-TTOかぜては、104人、83台、浜中農村環境改善センターは、44人、34台、姉別農村環境改善センターは、1人、1台、霧多布高校は、19人、アゼチの岬は、33人、30台、湯沸下海岸高台については、一部、上のほうにも避難車両があったことから合算しておりますが、車両台数の確認しかできなかったことから、避難者数を車両台数と同数としており、20人、20台、琵琶瀬展望台は、202人、112台、渡散布は、緊急避難場所が2か所ありますが、今回は、そのどちらでもなく、渡散布神社前に避難しており、40人、20台、火散布防災コンテナは、30人、20台、丸山散布避難高台は、75人、64台、藻散布防災コンテナは、80人、58台、茶内にある農業者トレーニングセンターは、10人、9台、奔幌戸(羨古丹)は、避難場所に指定されておりませんが、25人、15台、防災広場は、車両台数のみ確認しており、避難者数は同数で、57人の57台、上皇寺は、避難場所に指定されておりませんが、5人、霧多布岬展望台、霧多布岬、霧多布岬キャンプ場は、いずれも車両台数のみ確認しており、避難者数は同数で、それぞれ10人、10台、8人、8台、8人、8台となっており、合計で避難者数は1327人、車両台数は904台となっております。避難対象者人数に対する割合は48%、名簿に記載されている町外の避難者数は43人となっております。次に、課題の集約についてですが、指定避難所においては、避難者からの要望など、災害対応に当たった職員を通じて集約しております。また、緊急避難場所については、一部、自治会長や役員などから課題を聞き取っております。また、後日、町に対し、要望を上げてきた自治会が一つございます。集約の結果については、避難者及び避難所対応からの要望や全体的な災害対応についてなどを含め、現在のところ、全部で197件ありました。その中でも全体的に多かった内容について申し上げます。避難所対応についての問題点ですが、まずは物資の不足についてです。紙コップや紙皿など、多種多様なものが不足しているとの報告を受けておりますが、その中でも各避難所から多く寄せられたのがペットボトルの水です。そのため、各指定避難所及び緊急避難場所にて、今後は予算の範囲内でできる限り増やしていこうと考えております。また、本庁舎とゆうゆについては、防災貯留槽があるため、断水時でも給水が可能なことから、もともとペットボトルの水はそれほど備蓄していない状況でした。飲み水については、水道水ではなく、ペットボトルの水がいいとの要望もありますが、災害時において断水が発生した場合には防災貯留槽の水を有効活用したいと考えておりますので、水の供給が難しい避難場所についてはペットボトル、供給ができる本庁舎及びゆうゆについては防災貯留槽の水での対応としていきたいと考えております。次に多かったのが湯沸かしの問題です。今回の災害においては昼と夜に食料の配布を実施しましたが、アルファ化米に使用するお湯、これは水でもできますが、できるまで1時間ほどかかってしまうので、お湯でつくることを推奨しております。今回、大量の水を沸かす大鍋やガスコンロがない状況でした。本庁舎では、調理室のIHコンロを使用し、何回も沸かす作業を行い、対応しております。また、緊急避難場所においては、水を沸かす設備がなかったので、自治会でカセットコンロなどを用意して対応したところもあれば、アルファ化米をそのまま水でつくるよう提供したところもあったと報告を受けております。この問題については避難場所の規模により形態が変わると考えられますが、ガスボンベ、もしくは、大鍋、カセットコンロの配備について、今後検討していきたいと考えております。次に、緊急避難場所でのトイレの問題についてです。今回の災害においては給排水について通常どおり使用できる状態でしたので、トイレがある避難場所については問題ありませんでしたが、トイレがない避難場所についてはコンテナに配備された組立て式の簡易トイレを使用することとしておりました。しかし、実際には屋外で使用するには抵抗がある、そもそも設置自体が難しいなどの理由でほとんど使用されておりません。そのため、自治会からもイベントや工事現場などで設置しているボックス型の簡易トイレを設置してほしいという要望が来ましたので、今後、補助なども含めて検討していきたいと考えております。次に、防災対策本部から見えてきた課題についてですが、一番の課題は連絡体制の構築でした。指定避難所には職員を配置できたので、情報のやり取りができました。しかし、緊急避難場所においては、防災訓練では職員を配置し、移動系無線を使用しての連絡体制を取っておりましたが、実際に職員を配置できない状況でしたから、避難者と連絡を取る体制としておりました。そこで、コンテナには無線機を配備していましたが、避難者が無線機の使用方法が分からなかったり、無線機があることを知らなかったりしたため、連絡体制の構築ができませんでした。避難者数を把握するため、浜中消防団に各避難場所に出動してもらい、状況を確認しましたが、情報のやり取りはほとんどできなかったことが大きな問題と考えております。この問題については、今後、無線機が配備されていることの周知、それから、コンテナ内に無線機の操作方法などを掲示するなどして対応したいと考えております。また、一部の避難場所においては、コンテナが開くまで時間を要したとの報告を受けております。コンテナの鍵については役場及びそれぞれの自治会で管理していただいていますが、鍵を管理している方が、災害時、必ずしも避難場所に来られるとは限りません。そのため、今後、これについて自治会と協議していきますが、例えば、自治会によっては複数人が鍵を所持するなどの対応を取っておりますので、そういった管理の方法をお願いしようと考えております。

質問 4番 三膳時子

今、問題がいろいろあったとご説明をいただきました。各自治会がという言葉もたくさん出てきましたね。今回は、いつも防災訓練をしている本部からの職員が全く動けない災害でした。一時避難場所や指定避難所に避難した人は地域の方々ですが、その方々が動けない、分からないということで混乱が起きたことが大きかったように思います。コンテナが配置されているところで開けられない、開けられても、誰が配布するのか、何が入っているのかも分かっていないということで、開けたはいいけれども、好きなだけ持っていけみたいな状態のところもあったと聞きました。一方、自治会の役員みんながコンテナの鍵を持っているところもあります。誰がそこのコンテナに来られるかが分からないため、そういうことにしていて、早くに行った人がコンテナを開けて、避難してくる人たちに物資を配給したり、名簿をつけたり、とてもスムーズにいったところもあると聞きました。訓練については、いつも職員がいて、さあ、訓練ですよという感じでしかしていませんよね。実際、こういう状況になったときに分かるはずがないと思っています。ですから、訓練の仕方についてもいま一度確認し、やっていかないとならないのではないかなと思います。このたび、各地域での話合いというのでしょうか、自治会の方に呼びかけるなりなんなりして反省する、あるいは、今後どういうふうにしていくということは考えられていないのでしょうか。

答弁 防災対策室長 春日良太

今後の課題について、例えば、住民等との懇談会やアンケートなどで課題を集約する、あるいは、それに対する話合いなどを行うかという質問についてです。今回、指定避難所においては、先ほど申したとおり、避難者の要望を聞き取りましたけれども、現状、懇談会等を開いて課題の洗い出しをしたり、話合いをしたりということは考えておりません。職員等から寄せられた内容、また、一部の自治会からは既に要望も来ており、かなりの件数になっておりますから、今来ているものについて、今後、どういった対策を取るかに注力しております。自治会によっては、今後、例えば、役員会などを通じ、7月30日の状況はこうだったから、こうしようという要望を町に上げてくるところもあるとの情報も聞いています。そこで、要望をいただいた自治会に対してはきちっと対応しようと思いますけれども、現状、こちらから懇談会等を行って情報の収集に努めるということは考えておりません。

質問 4番 三膳時子

今ご答弁をいただきましたけれども、町内各自治会から問題が上がってきたら考えるというようなお答えでした。ただ、自治会からは、役場から何も言われていないので、そういう話合いの場を持たない、昔は持ったけれども、それ以降、持ったことがない、このたび避難したところからも役場から何も言われていないし、どうしたらいいかが分からないという話が聞こえていました。どういうことは分かりませんけれども、今回、こういうことがあったので、各自治会で話し合ってみてくださいと行政側からお願いすることは可能だと思うのですけれども、いかがですか。

答弁 副町長 石塚豊

お答えいたします。今回、避難所に職員が配置できなかったということで、各自治会にその場所の運営を担っていただいたということがあります。そして、そこでいろいろな課題が出たということがございます。議員からは話合いの場をという話がございましたけれども、町といたしましては、各避難所において状況がそれぞれ違いますので、その状況を確認しようと考えております。なお、それを確認するためには地域の役員の方からご意見を聞かせていただくことも必要ですし、プラスして、それぞれの避難所からの要望を町として受け止める必要があると思っています。そのため、今後は自治会ごとに地域からの意見を出していただくように進めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いします。

質問 4番 三膳時子

どちらがどうということではないのですけれども、こういう災害のときは、いち早くというか、あまり期間を置かないで話し合ったり、問題を吸い上げたりすることが大事だと思うのです。というのも、役場が何とかしてくれるだろうという声が根強く聞こえてくるのです。しかし、そういうことではなく、自分の命は自分でということなので、町内会単位などで問題を集約し、持ってきてくれれば一番いいのでしょうけれども、話し合ってくださいとお願いするところがあってもいいのではないかなと思いますし、今後、そのようなことで検討していってもらえればいいと思います。次の質問に移ります。避難してきた町民の誘導、情報提供はということでお聞きします。防災無線の情報は適切だったかと私は聞きたかったのですが、先ほどの行政報告により防災無線で結構流されていたのだと分かりました。しかし、受け取り手側はこのくらい防災無線が流されたとはあまり受け取っていなかったのです。先ほど行政報告では10回ぐらい防災無線を流しているわけですけれども、行政側としてはこの回数で適切だったとお考えですか。

答弁 防災対策室長 春日良太

防災行政無線の回数についてです。今災害においては、議員がおっしゃるとおり、防災行政無線での周知は11回となります。また、それとは別に、災害速報エリアメールを1回出しているわけですけれども、先ほどの問題集約の中にもありましたとおり、無線の回数とその内容についてが正しかったかのか、もっと多く流したほうがよかったのではないかということも言われております。特に、エリアメールは最初の1回しか流しておらず、町外から来られている方のことを考えると、回数を増やそうかなという考えもありますので、今後、エリアメールについては回数を増やす方向としたいと思います。それから、防災行政無線の回数です。我々としては適正かなと思っていましたけれども、声を聞いていると、もう少し回数を多くしたほうがいいのではということも言われていますので、今後、回数をもう少し増やすか、また、どういう内容とするかも含め、検討したいと考えております。

質問 4番 三膳時子

次に、避難してきた町民の誘導、情報提供はというところで質問をします。先ほど、防災無線の回数は適切だったのかを聞きましたが、エリアメールという話が出てきました。私は、公の一般の防災無線のことでお聞きしたのですけれども、確かに、10回、11回、防災無線が鳴っていました。しかし、気がつくと防災無線をあまり聞いていなかった、車で避難している人もあまり防災無線は聞こえなかったという人が多かったのです。それで、何回周知されたのかなと質問しました。やはり、先ほど答えてくださったように、エリアメールがとても有効なのではないかと思いましたし、何といっても防災無線で流してくれた通行止めの件です。私もそうでしたけれども、全く聞くことができませんでしたし、時間がたっていくうちに、デマなのかなと思うほど通行止めの件があまり情報として伝わっていなかったと分かりました。通行止めとなっているけれども、普通に通れたよ、逆に、通行止めというのだけが頭にあって動けなかったという人もいて、情報が聞き取れず、避難に戸惑ったというお話をよく聞きました。通行止めについてはどこで情報を得たらよかったのでしょうか。避難している人たちが通行止めの情報をどこからどうやって知ればいいのか、ほとんどの皆さんは携帯電話を持っていると思うのですけれども、そういう情報が全く知らされていませんし、分からなかったという人が大半だったのです。いかがでしょうか。

答弁 防災対策室長 春日良太

防災無線の周知のことに関し、特に通行止めの件についてお答えいたします。通行止めの件に関しては、先ほど申し上げたとおり、防災行政無線では1度でしたので、今後、回数を増やしたいと思います。また、議員がおっしゃるとおり、エリアメールはかなり有効だと思いますから、エリアメールにて今後はどこの道路が通行止めになっているかという周知をしようと考えております。また、避難中に通行止めの件を知るにはどうしたらいいかです。指定避難所であれば職員が詰めておりますので、配置されている職員にどこが通行止めかと聞いてくれれば、対策本部からこういうところが通行止めになっていますと全体に周知します。今回、携帯電話等が通常どおり使えましたから、こちらも確認はしていませんが、今回は道道の通行止めでしたけれども、道道に関するホームページ上で確認できたのかなとは思います。ただ、今回の件に関して言いますと、9時40分に警報が出ましたが、道道の海岸線は通行止めという通知が北海道から来たのが11時ぐらいで、それから流したわけです。なお、9時40分の時点で通行止めとなっています。しかし、避難路も道道へ入っていますから、避難自体ができなくなるおそれがありました。ただし、これについて北海道と協議をする前に北海道から既に修正案が来ていまして、今後、こういった通行止めがある場合は、浸水区域から逃げる車両については通行を許可する、向かっていく車両については通行止めとすると、通行止めとするラインの始点に看板を設置して周知をするということになりました。今回は、バリケード等は一切設置しておりませんので、自由に行き来できたわけですけれども、今後は道路の始点にそういった看板を設置して対応すると北海道から情報が来ておりますので、そういった対応になろうかと思います。また、情報の件に関しては、先ほど言ったように、エリアメールや防災行政無線等で出すのですけれども、今回同様、恐らくは情報がこちらに来るまでそれなりに時間がかかると思います。その間はどうしようもないのかなと思いますけれども、通知が来たらすぐに発出したいと思います。ただし、この庁舎に関して言うと、防災行政無線が鳴っても実は聞こえないのです。ですから、今後の対応としては、防災行政無線で発信した後、館内放送で同様の情報を流します。そうすると、館内と駐車場に待機している避難者にも情報が流れますから、そういった情報発信に努めていきたいと考えております。

質問 4番 三膳時子

今お答えをいただいたように、このたびは、細かいことから、大きな通行止めの話まで、いろいろな問題が出てきました。まさに情報提供に力を入れないとならないのではないかと痛感しました。通行止めのことは分かりました。今後も、情報を出す側、受け取る側という視点を持ち、当たっていただきたいと思います。次に、備蓄品の配布についてお伺いします。コンテナは地域の人、避難した人が開けることになっているのか、今までの防災訓練では職員だったのでしょうか、現在、誰が開けることになっていますか。

答弁 防災対策室長 春日良太

コンテナの開錠についてお答えします。指定避難所7か所については、職員を配置している関係から、職員、もしくは、その施設を管理し、詰めている職員が開ける、もしくは、その地域の自治会長に鍵をお渡ししておりますので、早いほうが開けることになっております。また、指定緊急避難場所については、職員の配置はできないことから、鍵をお渡ししている当該自治会の会長もしくは役員の方など、鍵を持っている方が開けるとしております。

質問 4番 三膳時子

職員、もしくは、その地域の会長なり役員なりということでした。でも、このたび、職員は動けなかったのですよね。そのとき、地域の会長なり役員なりが動くということでしたけれども、先ほどの質問もそうで、地域の人たち、会長なり役員なりが知らないということが大きな問題で、混乱させたというところが多かったのです。また、いつ誰が開けたかは分からないのだけれども、コンテナの中に何が入っているかも分からなかったのです。先ほど無線機が入っているというお答えがありましたけれども、実際、私も無線機が入っているというのは先ほど知りました。そういう点も含め、コンテナの中に何が入っているのか、誰が開けるのか、地域の人と話合いなどをしなければ、こういうことがいつかまた起きるとも限らない、起きると思っていなければならないので、いち早く動かなければならないのではないかと思っています。このこと一つをとってもみんなで共有したり話し合ったりする場を設けたほうがいいのではないかと私は強く思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 防災対策室長 春日良太

コンテナが設置してある当該地域の自治会等とのやり取りの話になります。まず、鍵に関していえば、先ほども答弁しましたとおり、複数人に所有してもらうといった対応としたいということがあります。ただ、議員のおっしゃるとおり、コンテナに何が入っているのかが分からないということはあろうかと思います。また、空の避難所名簿も入ってはいるのですけれども、その場所が分からないため、結果、名簿もつくれなかったということがありました。そこで、例えば、昨年の11月1日に行われている防災総合訓練で避難所の設置訓練等をこの3階でやりましたけれども、そこに役員が来られていましたから、そこで今後のコンテナの対応の仕方、無線機を含め、こういったものが入っているということを話すほか、無線機の使い方はこうです、行ったらまずは鍵を開け、避難者名簿を出し、対応をお願いしたいということなどを発出したいと考えています。また、それとは別に、我々が資料を用意し、今後、災害が起きればこのように対応してもらいたいということについて、自治会連合会の総会など、集会で発信し、情報の周知に努めたいと考えております。

質問 4番 三膳時子

防災の講演会もありますよね。そういう自治会の皆さんに集まっていただく機会もありますし、連合会の会議もあるかと思うのですけれども、ぜひ、そのときにこういうことを議題するなど、進めてもらいたいと思います。では、次の質問に移ります。最近の防災の心構えの教えとして、自助、共助、公助が盛んに言われています。私としては、このたびの災害の際、自助意識は高いなと思いました。自分の命は自分で守るということが実証されたと思っています。防災訓練とは違う方たち、人数が避難しました。自助のうちの備えについてです。先ほどから言っていますけれども、役場が何とかしてくれるだろうという気持ちが強いところも見えました。素早い行動はもちろん、最低限の備えの意識がまだまだ薄いのではないかと思いましたので、その啓発の必要性を強く感じました。また、共助についてはもっと考えたいと思いました。例えば、防災士、北海道地域防災マスター、または、災害対策への意識を持ち、行動を共にする一般住民での、仮称ですけれども、協力隊の設立の動きがあります。これに関し、再三にわたって行政にお願いしていたことがあるのです。町長名で浜中町の防災士の名簿が取れるということですが、防災士たちは浜中町にどのくらいいるのか、名簿を取り寄せてほしいとお願いしていました。忙しいのは分かります。3月定例会が終わったら、6月定例会が終わったらと言わるかもしれませんが、今、9月です。何が難しいのでしょうか。全て行政ができる、一般住民の助けは要らないという考えであれば分かる気もします。ちょっと話が飛びますけれども、7月30日の北海道新聞では弟子屈の記事が載っていました。弟子屈に防災士会設立へ、災害時に行政と連携という記事です。先ほどの例でありましたけれども、浜中町でも、令和7年に入り、防災士、北海道地域防災マスター、または、災害対策の意識を持ち、行動を共にする一般住民との協力隊の設立の動きがあり、そういうことをお願いしていたのですけれども、一向にかなわず、今日になっています。もしかしたら弟子屈と一緒に新聞に掲載されたかもしれません。それより、このたびの災害で多少の連携が取れたかもしれないと考えると、とても残念でなりません。現実、本部からの職員は動けなかったわけです。訓練とは全く違う状況になったのです。今後、本部との情報が共有され、連携が取れる人づくりを行っていただきたいと思っているのですけれども、何が難しいのでしょうか。こういう協力はしていただけないのでしょうか。

答弁 副町長 石塚豊

お答えいたします。ただいま防災士の関係のお話がございましたけれども、議員がご承知のとおり、防災士につきましては日本防災士機構が認定し、個人に防災士の資格を与えているものでございます。これは個人的な資格というところがございまして、今までも課題として上がっているのが防災士同士のつながりがなかなか持てないということです。個人情報の関係もありますけれども、誰が防災士なのかも防災士間で分からないということは議員のおっしゃるとおりでございます。誰が防災士の資格を持っているのか、町はある程度は分かります。というのは、例えば、浜中で防災士の資格を取った後、住所を移転した、あるいは、ほかのまちで防災士の資格を取って浜中に入ってきたら、その方は旧住所のままですので、正確には分かりませんけれども、ある程度は押さえております。現時点でございますけれども、防災士が町内に14名ほどいらっしゃいます。内訳としましては、町職員や町のOB職員、議員、郵便局職員、郵便局のOB職員、あるいは、学校の教員や民間の方です。このように様々な職種の方が防災士の資格を取っております。先ほど弟子屈町の話を出されましたけれども、課題として横の連携がなかなか取れないということがありますので、何とか防災士の間で組織化を図り、地域における防災力を高めていければと考えております。先般、防災アドバイザーでNPO法人ひがし北海道市民防災サポートの代表をされている辻川さんとお話ししました。浜中町で災害ボランティアセンターを設置しましたが、この方は災害ボランティアセンター設置に携わっている方です。浜中町にも防災士なり、また、北海道地域防災マスターという制度もありますけれども、こういう資格を持っている方々がまずは集まって意見交換する場があったほうがいいのではないかというお話がございました。私も防災士の資格を持っておりますけれども、その話から、では、一度集まってみようという話で進めています。様々な事情がありまして、まだ開いていないのですけれども、まず、そういう方々に集まっていただいて、ボランティアとはなりますけれども、そのボランティアの方々が地域の防災に関してどういうことができるのか、例えば、啓発活動、あるいは、防災の講演のお手伝い、さらには、本番といいますか、実際に災害があったときにどういう活動ができるのかについて議論なり話合いなりをしたいと考えております。このように、議論を交わす場をこれからつくりたいと考えておりますので、ご理解を願います。

質問 4番 三膳時子

防災アドバイザーの辻川さんはよく存じています。お話もよく聞いて、こういう動きをしたいのだということを相談しておりました。防災の講演もしてくださった方で、そこからつながったのですけれども、民間といいますか、一市民団体として動いたらいいな、動いていきたいなと思ったのです。浜中町にも防災士はいるのでしょうが、一度も顔を合わせたことがないということをお聞きしたのです。防災士の方とお話をさせてもらったら、何かしたいと思っていますということでしたので、勉強会なり、顔を合わせるというようなことをしたいと思っていますというお話をいただいていたものですから、いつ知らせてもらえるのかと思っていたのです。真面目に捉えてくださったのだと思いますし、行政として先導を切ってやらなくてはならないと思うから9月になってしまっているのかなと思いましたけれども、一NPOとして、一市民団体として動きたいなと考えております。それでも、行政の協力は仰ぎたいなと思ったものですから、今日の質問になりました。ぜひ、そういう横のつながりを持っていただければと思います。防災士といっても自分の身は自分で守るところから始まります。行政の邪魔はしない中で少しでも手伝えればという思いから動きたいと考えていますので、ぜひ協力していただきたいと思います。共助に関してはいろいろとやれることがあるのではないか、意識の高い方たちはいるのではないかという考えでいます。また、公助の点では、水門の遠隔操作が浜中町だけというのはとても優秀なことですし、すばらしいなと思っております。次の質問ですが、自助の点、共助の点、公助の点で行政としてどういうことができるのか、考えがあったらお聞かせ願います。

答弁 防災対策室長 春日良太

自助、共助、公助について、行政としてさらにできることがあるかという問いについてです。まず、自助については、議員がおっしゃるとおり、恐らく、ほとんど町民の皆さんは、災害時、自分がどこにどのルートで逃げるのかを理解していると我々も認識しております。自助の意識が非常に高いと考えております。ただし、これも議員がおっしゃるとおり、日頃からの備えという点に関してはまだ広く町民に浸透していないと感じています。さらにできることになるかどうかは分かりませんけれども、まずは津波避難訓練や防災講演会などを通じて備えの必要性や意識を高く持ってもらうための啓発活動を今後も積極的に実施したいと考えております。また、共助について、先ほどの防災士のこととはまた別になりますけれども、発災直後に命を守る方法としては、やはり、自助と共助しかないのです。このような中で、共助は隣近所や自治会、町内会の助け合いが非常に重要となってきます。また、避難場所においても、それぞれの避難場所に避難してきた人たちでの助け合い、また、共助による避難所運営が非常に重要となってきます。そのような中で、行政として共助の意識を高く持ってもらえるような働きかけをどのようにしていくかについてです。申し訳ありませんが、やはり、避難訓練や講演会などを通じ、自治会や町内会など、地域のコミュニティーを大事にしていただいて、避難行動や避難生活において協力していただけるよう、啓発していきたいと考えております。最後に、公助についてですが、質問にもあります水門や陸閘の遠隔操作をはじめ、防潮堤のかさ上げ、それから、現在計画を実施している津波避難タワー建設など、住民の命を最優先に考えたハード対策を今後も計画どおり進めてまいります。また、ソフト対策として、早期避難や備えの重要性など、防災意識を高める啓発活動を今後も積極的に取り組んでいきたいと考えております。また、日本海溝・千島海溝周辺海溝型の巨大地震では太平洋沿岸の広い地域が被災する可能性が高いことから、浜中町単独での災害対応は非常に難しいと考えております。ですから、国、道をはじめ、自衛隊や消防、警察など、多くの関係機関と連携していくため、今後も、防災総合訓練や災害図上訓練などを実施し、連携を深めて総体的に災害対応に当たっていきたいと考えております。

質問 4番 三膳時子

どれを取っても、やれることややることがまだたくさんあると思います。町民の皆さんも意識を高く持たければならず、これはお互いだと思うのです。役場におんぶや抱っこではなく、しっかりと意識を持たなければならないと思います。自助の点では意識の啓発が必要なのではないかなと思っていますし、役場が何とかしてくれるという気持ちはだんだん薄れさせていかなければならないとも思います。また、防災の訓練です。職員がいるという前提で訓練を始めていますから、訓練の仕方も見直さなければならないと思います。共助の点では、先ほども言いましたけれども、行政のお力を借りることになりますので、よろしくお願いしたいと思います。公助の点では、このたび、本庁舎が高台に移転したということで、絶対に安心ですよね。でも、庁舎に避難すれば安心だというのは本当に一握りの住民です。本部から見下ろしたところにいる住民が右往左往しない情報発信の強化を図って、そういう町民だから成功したという防災をつくり上げたいとひそかに思っています。最後に、町長の固い決心なり、思いを聞かせていただいて、私の質問を終わりたいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 町長 齊藤清隆

ただいまのご質問にお答えしたいと思います。何といいましても、議員も言われていますとおり、災害に対する日頃から備えが一番大事だと思っております。まず、津波避難訓練、そして、防災講演会をしても、なかなか思うように人数が集まらない中、今回、津波警報、避難指示が出ました。やはり、訓練でできないことは実践でもできないと言われますとおり、本当に多くの皆様に津波避難訓練や防災講演会に出てほしいのです。そのために町としても努力してまいりますし、個人はもとより、自治会や町内会と協働し、よりよい訓練、講演会にしていきたいと思っています。何といいましても、津波が来ると分かったら自分の身は自分で守るといったことに尽きますし、一刻も早く高台に避難することは必須ですので、そのスキルアップのためにも訓練や講演会の取組を今後も引き続き行っていきたいと思います。また、一人でも多くの町民の皆様に参加していただけるような体制を組んでいきたいと思っております。(4番三膳時子議員、自席へ着く)

出典:浜中町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月3日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる