浜中町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月6日
医療体制の整備について
2025年3月6日、浜中町議会の一般質問で、三膳時子議員が「医療体制の整備について」質問し、健康福祉課長 渡部直人、保険課長 久野義仁が答弁しました。
- 質問者
- 三膳時子 議員
- 答弁者
- 健康福祉課長 渡部直人、保険課長 久野義仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 三膳時子
医療体制の整備について質問させていただきます。先ほど町長の町政執行方針を聞きました。22ページに記述されている町民一人一人の命を守る対策として、命のバトンというキーワードが出ていました。私は、令和5年12月定例会において、命のバトンの活用方法を質問しました。町長からの回答では、配付から13年がたち、活用方法を考える時期で、終末医療の話や臓器提供のことなどを情報用紙項目に入れ、家族で考えてもらうよう、医療機関、浜中消防署も含め、協議を重ねるとのことでした。令和6年度の命のバトンの活用方法、また、対象となった方々へのアプローチの工夫はされたのか、伺いたいと思います。
答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)
それでは、質問にお答えします。命のバトンにつきましては、医療機関へ搬送する際の迅速な救急対応に生かすことを目的に配付しているところであります。緊急性がある際、情報収集が必須で、持病、服薬情報、かかりつけ医療機関、家族の緊急連絡先など、情報を速やかに確認、あわせて、症状の確認を行い、搬送先医療機関へ連絡、連携し、迅速な措置に役立てるものであり、令和6年度、65歳を迎えた町民へ、各自治会の協力をいただきながら、命のバトンを70名の方に配付しております。対象者へは命のバトンを正しく備えるためにと題した啓発用のチラシを入れております。掲載内容は、命のバトンの目的、緊急情報の活用の仕組み、配付物内容などで、配付方法は従前どおりとなっております。前回、議員から一般質問がありました命のバトンの活用について、先日、2月26日に開催された医療、救急、健康の各担当者で構成する浜中町地域医療担当者連携会議において、命のバトンにつきましては、救命の現場で一刻一秒を争うことから、救急救命の迅速な対応と連携が目的であり、命を守るために活用していくということで改めて確認されているところです。一方で、緊急搬送時において搬送者が心肺蘇生を望まない場合、医療機関やかかりつけ医との調整もあり、非常に難しい判断、対応が現場で求められます。これらの終末医療などのみとりにつきましては、事前に自らが望む医療やケアなどを家族や医療・介護関係者などと話合いを行う人生会議、アドバンス・ケア・プランニングにおいて確認を取る仕組みの必要性を認識しているところであります。また、浜中町地域医療担当者連携会議において、新たに命のバトンへの救急情報としてマイナ保険証の活用が協議されております。浜中消防署の救急担当から、釧路東部消防組合で実証事業としてマイナ保険証を活用したマイナ救急が検討されているとお聞きしました。この事業は、救急隊員が汎用カードリーダーにより情報を取得し、受診した医療機関、既往歴、薬剤情報、特定健診等の情報が閲覧可能になり、円滑な搬送病院の選定や適切な応急処置が実施されるとともに、搬送先の病院で事前に準備ができるということになります。これに伴い、救急情報の個人情報の同意欄の内容をマイナ保険証の活用も含む内容に見直す予定となっております。浜中消防署の準備が整いましたら、救急情報の変更内容などについて、配付済みの方も含め、命のバトンの活用について改めて周知してまいりたいと考えております。町といたしましては、町民一人一人の命を守る対策として、命のバトンや浜中町健康・医療相談ダイヤル24などを活用し、救急担当と連携を図りながら町民の健康を守る地域医療体制を構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 4番 三膳時子
いろいろと活用していきたいというお話を伺いました。また、今後、マイナ保険証なども活用していきたいというお話でした。私が聞きたかったのは、令和5年に私が質問したことです。そして、令和6年度に配付もありました。令和5年のときに終末医療や臓器提供のことを情報用紙の項目に入れ、家族で考えてもらうよう、医療機関、浜中消防署も含め、協議を重ねますというお答えをもらっていたので、令和6年度の命のバトンの配付のとき、入れてくれる紙や情報用紙に少し変わったことが入っているのかなと期待を持って受け取った方に見せてもらいましたが、一字一句、何も変わっておりませんでした。情報用紙の裏を見ると、連絡先が消防署で、救急隊が駆けつけてくるというような絵もありましたけれども、この絵では誤解が生じるよねとたしか課長が答えてくださったのですけれども、一つも変わっておらず、ただ聞き置いただけなのかなと私は感じました。それから、その質問の中でACPのことも言って、命のバトンを活用してこういうことができませんかということをお話しさせてもらったのです。昨年、リモート会議でしたけれども、アドバンス・ケア・プランニングの講演会がここで開かれました。そういうことがあって、少しは普及につながることをしてくれたのかなと思っておりました。でも、令和6年度に対象になった70名の方たちに、もし間に合うのでしたら、リモートの講演会などの情報を入れてほしかったなと思っておりました。開催してくれただけでもちょっと進んだのかなと思っておりました。令和7年度にマイナ保険証のことを考えていますということですか、もう一度説明していただけますか。
答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)
答弁させていただきます。令和5年12月に答弁した内容についてですが、地域医療担当者連携会議の開催時期が先月の2月26日ということで、その間にマイナ保険証の取扱いなどもできましたけれども、令和6年度の配付に間に合うように変更の具体的な協議ができなかったのが事実です。医療機関や救急隊等とも詰めていたのですけれども、担当者間で日程設定ができず、結果的に2月になってしまいました。その点は対応が遅れてしまって申し訳なかったと思います。いずれにしても、終末医療の関係になってきます。特に、様式の見直しについては、ほかの自治体を見ると、すごく簡易なものになっています。例えば、緊急情報の中で既往歴や現病歴、緊急連絡先などの限られたものの記載になっているところもあり、それも含めて様式の見直しをしたほうがいいのではないかということです。なお、令和7年度は早めに会議をやる予定ですので、その際にできれば7年度の配付前にやりたいなと思っています。また、配付方法についてですが、ほかのまちを見ると手挙げ方式で、65歳以上の独居の老人の方や見守りが必要な方などに配付しているようです。具体的に言えば、釧路町や釧路市はそうなっています。実際に利用してもらうという意味では、取捨選択も含め、考えていかねばならないかなと担当では思っていましたので、それも含め、令和7年度の配付方法について、遅くなりましたけれども、改めてマイナ保険証の様式変更と併せて検討していきたいと考えております。
答弁 保険課長 久野義仁(保険課長は2026年3月まで)
質問の中で人生会議のお話がございました。昨年11月に人生会議に係るオンライン会議が釧路市で開催されるということで、何とか同時視聴できないかとこちらからお願い申し上げたところ、快く受けていただきました。時間がない中で、本来であれば、議員が言われたとおり、全町民対象の研修会にしたかったのですけれども、まずは町議会議員、それから、地域に携わってくださっている民生児童委員に知識をといった意味でお伝えしたいと考えました。今後、この人生会議に伴う講演会は引き続きやっていきたいなと思っていますし、もちろん、議員が言われたとおり、全町民向けの人生会議の講演会に係り、講師を派遣していただけそうなので、そういったものも活用しながら、皆さんの前で様々な事例を持っている先生からの講演をしたいと思っております。また、アドバンス・ケア・プランニングのシートについてです。命のバトンを活用するかどうか、今は申し上げることができないのですけれども、診療所の加藤医師とも協議させていただきながら、どういったシートが浜中町で一番望ましいのか、案を練っている最中です。一つ例を挙げると、いざ自分の意思が伝えられなくなる前に家族と本人が話し合って様々なことを取り決めておくためには、現在、生活にどういった楽しみや希望があるのか、もしも大きな病気や大きなけがをしたらどうしてほしいのか、もしも介助が必要になったときにどこで過ごしたいのか、もしも病状が進み、最期の時期が近くなったらどう過ごしたいのか、また、自分の意思が伝えられなくなったときに誰に思いを代弁してもらうのかなどをACPのチェックシートの中で記載してもらうようにしたいと思っています。利活用の方法については、先ほど健康保険課長からもあったとおり、命のバトンなのか、それとも別な形で皆さんに周知していくのか、協議させていただきたいと思います。
質問 4番 三膳時子
令和7年度に向けていろいろと考えてくださっているということはよく分かりました。昨年11月に行った講演会に私も参加させていただいたのですけれども、多分、令和7年度も考えてくれているのだろうなと思いました。ただ、もっと精度の高い講演会だったらいいなと思います。参加し、講演者のリアルな声が聞きたかったなというのが感想ですが、今お答えになっていただいて、よかったと思います。命のバトンの使い方については、受け取った方に令和6年度のときも聞いたのですけれども、命のバトンが来たら、もう65歳か、これをもらうのだみたいな感じで、改めて年を直接言われたというような感想をもらいました。でも、命のバトンをもらって、自分の健康なり家族との話合いを命のバトンを通じてできれば配付している価値もあるのかなと思っておりました。令和7年度の使い方や配付のことを考えてくれているということをお聞きしましたので、これで終わります。