みんなの議会

浜中町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月5日

嶮暮帰島利用について

2026年3月5日、浜中町議会の一般質問で、三膳時子議員が「嶮暮帰島利用について」質問し、商工観光課長 赤石俊行、副町長 石塚豊、町長 齊藤清隆が答弁しました。

質問者
三膳時子 議員
答弁者
商工観光課長 赤石俊行、副町長 石塚豊、町長 齊藤清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 三膳時子

通告に従いまして、質問させていただきます。嶮暮帰島利用について質問させていただきます。浜中町の大自然を象徴した嶮暮帰島があります。1971年のことですけれども、作家の故畑正憲氏が電気、ガス、水道のない嶮暮帰島で1年間、熊と一緒にサバイバル生活をした無人島記を執筆しました。1972年に浜中町へ移住し、ムツゴロウ動物王国を設立しました。町内に設立されたムツゴロウ動物王国は、動物たちとの触れ合いの番組の「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」として20年もテレビ放映された人気番組でした。もう40年以上にもなりますが、いまだムツゴロウファンがこのまちを訪れることもあり、無人島記が書かれた当時、昆布漁で嶮暮帰島を使っていた漁師も今はいない、文字どおりに本当の無人島であることを説明すると、嶮暮帰島の雄大さに驚くお客様も多いです。昨年、長きにわたり嶮暮帰島の魅力を伝え、自然を愛し、浜中町の観光に尽力され、渡船をなりわいにしていた方が亡くなりました。私も何度も嶮暮帰島に行かせていただきました。季節の花や鳥、景色などを楽しませてもらい、希少な動植物の勉強もしましたし、養殖ウニ現場を見学しながら嶮暮帰島へ渡り、海辺のランチとしてウニ丼をつくって食べるというモニターツアーも行ったことがありました。私は、今後も、貴重な動植物の生息地の場所、また、浜中町にとって大きな観光資源の一つと捉えていることから、下記の質問をします。浜中町は、平成3年―1991年に嶮暮帰島の一部を購入しています。その経緯と目的をお答え願います。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

それでは、お答えいたします。まず、嶮暮帰島を購入した経過についてです。議員がおっしゃるとおり、平成3年1月に売買契約によって購入しておりますけれども、当時、土地開発公社からの申出によって4筆の土地、合計で22万6707平米を購入しております。この購入によって、島内の町有地は合計32万9994平米となりまして、島全体の面積52万7606平米に対して町有地の占める割合については約62%となったところです。購入の目的としましては、自然環境の保全のためでございまして、当時、開発目的で民間事業者が購入したいということもあったことから、町で買い受けてこの自然をそのままの状態で保全していこうという目的で購入したものです。

質問 4番 三膳時子

目的と経緯は分かりました。嶮暮帰島が今もそのままで残っていることで、自然を守るという目的はまあ果たされているのかなと思います。次の質問です。購入から35年がたっています。35年がたって、町として、嶮暮帰島の管理や上陸の申請を受けていると思うのですけれども、申請の受理の状況はどのようになっているのでしょうか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えいたします。管理の状況としましては、先ほど議員がおっしゃったとおり、長年にわたって携わってこられた方、そして、町の観光担当職員、湿原センターの職員とで、毎年、春に1回、遊歩道のごみ拾いや草刈りなどを実施しております。また、上陸するに当たっての申請についてですけれども、町有地に入り込むということでは上陸に当たっての申請を提出していただいているところです。受理の状況に関し、令和4年から7年までの実績を申し上げますと、令和4年が52回で181人の上陸、令和5年が40回で135人、令和6年が41回で85人、そして、令和7年につきましては、先ほど申し上げた事情もございまして、環境省の巡視調査の1回のみの上陸となっております。

質問 4番 三膳時子

このくらいの受理数があったのだと改めて書き留めました。嶮暮帰島上陸は、ホームページなどで見て、電話での連絡が来るのでしょうか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

先ほど申し上げたツアーを行っていた方に申請書を出して許可しているものですから、それで件数や人数を把握しているということです。

質問 4番 三膳時子

申請書をもらっているだけなのですね。ホームページなどを見ていると、電話では相談だけで、申請書は役場に取りに来てくださいという案内なのですか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

議員がおっしゃったとおり、任意の様式でも結構ですので、上陸したいということが分かるよう、まずは担当にご連絡をいただきたいということです。

質問 4番 三膳時子

嶮暮帰島に渡りたい、行ってみたいという人が申請の仕方や役場に言えばいいのかを分かっていないのです。先ほど言いましたガイド業務を一緒にやってくれている人のところに直接言う人のほうが圧倒的に多かったのではないかなと思うのです。そういう人もいれば、役場に窓口として電話をかけたら、役場からそちらに連絡してくださいと、丸投げと言ったらおかしいですけれども、そういうような答えでしたという事例も聞いたのです。窓口としてちゃんとした対応ができていなかったのではないかと思うのですけれども、心当たりはありますか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えいたします。上陸したいと思うお客様は、基本的には町で直接受けているわけではございません。渡船を行っている事業者が町に対し、こういうお客さんがあったので、上陸しますと申請するものですので、お客さんは渡船を行っている人に連絡するということです。

質問 4番 三膳時子

長きにわたり嶮暮帰島をガイドしてくれた人がいたということでは、行政側もちょっとは楽していたかもしれませんね。ただ、そういうこともありまして、現在、嶮暮帰島に行きたいという連絡をする方がいなくなったのが現実なのです。そこで、周知の仕方をしっかりと決めておかないといけないと感じていまして、改めて窓口として受けるルールなどを決めてほしいと思っています。感じているところはあると思うのですけれども、どういうふうに思っているでしょうか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

昨年、こういったことを長くなりわいにしていた方が亡くなられたということで、現在、渡船をしていただける業者がいなくなったということです。町として、そういう商売を直接することは難しいですので、新たな業者が出てきてくれることを期待せざるを得ないのかなと思っているところです。

質問 4番 三膳時子

ぜひ、そういう方がまた出てきてくれることを祈りたいと思います。我がまちの観光の一つとしての重要な観光資源を案内、PRしてくれる方がぜひ生まれてほしいなと思います。では、次の質問に移ります。観光だけではなく、嶮暮帰島は、貴重な動物であるコシジロウミツバメやトウキョウトガリネズミがいます。「トウキョウ」となっていますが、これは北海道で見つけられたのでしょうかね。蝦夷と江戸の書き間違えか読み間違えでトウキョウトガリネズミになってしまったのですけれども、嶮暮帰島はこの生息地でして、初めてトウキョウトガリネズミが生きたまま捕獲できたところなのです。そこに立ち会わせてもらったのが私なのです。ネズミが大嫌いだったのに、それを見ていてくれと言われて、とんでもないことだったのですけれども、嶮暮帰島はそういう場所なのです。多摩動物公園とパートナーシップ協定を結んでいるかと思うのですけれども、パートナーシップ協定はどのような状況になっているか、お伺いします。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えいたします。コシジロウミツバメにつきましては、平成11年、12年、13年と、生息する動植物に関する情報が少ない嶮暮帰島でございますので、そういった動物の生息状況の一端を明らかにする目的で現地調査を行った経過があり、野生生物総合研究所で調査をしておりました。トウキョウトガリネズミにつきましては、ご承知のとおり、平成19年から東京多摩動物公園とパートナーシップ協定を締結しまして、現在まで継続をしておりますので、トウキョウトガリネズミの調査についても、これまでも引き続き実施してきたところです。令和9年には協定締結より20年を迎えますけれども、これまでも多摩動物公園内で浜中町の特別展示やパネル展を実施していただいた経過がございますし、昨年7月には東京動物園友の会の方々が浜中町のツアーを実施してくれました。当日は町長からも歓迎の挨拶をさせていただきまして、私どもも送迎などを手伝うなど、これまで、非常に友好的にパートナーシップを継続させていただいているところです。来年は協定20周年を迎えますので、記念事業として多摩動物公園で浜中町のPRイベントを実施できないかということで、現在、多摩動物公園サイドとの協議を進めているところです。

質問 4番 三膳時子

コシジロウミツバメは、穴を掘るツバメです。私が初めて嶮暮帰島に渡らせてもらって、これがそうだよねと巣などを見せてもらったのですけれども、たしか、巣があるということで嶮暮帰島の歩く道のルートを決めた経緯もあると思うのです。野生生物総合研究所の方が来て、一緒に調査に行きましたし、トウキョウトガリネズミの関係で多摩動物公園とパートナーシップ協定を結んでもう20年にもなるのですね。来年、新たにパートナーシップ協定を結ぶということですが、どこでもそうなのですけれども、今、世代交代しているのです。多分、多摩から来る方も若い方だと思いますが、今後も長くパートナーシップ協定を続けてほしいですし、よりよいものを結んでほしいなと思っています。昨年、友の会というツアーの方たちが来たときには、町長をはじめ、とても友好的にお迎えしてくれたということは聞いておりました。すごく感激して帰られたのですけれども、友の会の人たちはツアーのメインとして嶮暮帰島に渡りたかったのです。トウキョウトガリネズミの生息地がこの無人島だよということで皆さんが集まってツアーに参加してくれたのです。トウキョウトガリネズミを研究している方が窓口になってガイドもしてくれるということで、皆さんは楽しみにして来てくれたのですけれども、嶮暮帰島に渡るがとても難しかったらしいのです。やり取りをしているうちに、これ以上、ツアーがごたごたするのは嫌だからということで、結局、嶮暮帰島に渡るのを断念したと聞きました。友の会は、東京の動物園協会の動物園が大好きな人たちの集まりで、今回は北海道の無人島にトウキョウトガリネズミを見に行けると集まってくれたのです。今後とも、毎年というわけではないでしょうけれども、ずっとつながると思うのです。だから、そのときのためにちゃんとしたルールをつくっておき、行きたいという連絡が入ったら、ごたごたしないで、簡素な手続で行けるようにして、何とか嶮暮帰島に渡らせてあげられる方法を考えられたらいいなと思うのです。今後も、そういうことがあると思うので、そういうことをお願いしたいし、窓口のルールを決めてほしいといいますか、ちゃんとしたところがあったらいいなと思います。次の質問に入ります。私は、町内で嶮暮帰島利用委員会というものがあったと思っているのですけれども、窓口としては分かっていますか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

嶮暮帰島利活用委員会の設立ということではなかったのですけれども、平成15年に利用に係る検討会という名目で開催された記録がございます。もしかすると、有志の方などが任意でいろいろな話をされたのかもしれませんけれども、その平成15年の検討会のことではないかと思っております。当時、エコツーリズム研究会という任意の団体がございまして、現在は解散していますけれども、この研究会から利活用をできないかというお話があり、この検討会をもって話し合われたということでして、この島の動植物と保護と共生を重点に置いた利活用の考え方を役場内の関係課と調整するという趣旨で話し合われまして、嶮暮帰島に上陸する際のルール、要綱が作成されました。この際、参加した構成員は、役場内の関係部署である当時の管理課、農林課、水産課、町民課、教育委員会の生涯学習課、商工観光課のほか、外部からは、野生生物総合研究所から1名、鳥獣保護区管理員1名を含めて全員で13名がこの検討会に参加しました。

質問 4番 三膳時子

先ほどの質問の続きですけれども、検討会というものがあったというお答えでした。検討会には、水産課、町民課、商工観光課などの皆さんが参加されたというお答えでしたけれども、この検討会はここに至るまで何度かやったことがあるのでしょうか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えいたします。委員会の設立ではないので、継続していたわけではなく、記録として残っているのは平成15年、16年あたりにこういう話合いがあったということです。

質問 4番 三膳時子

それであれば、改めて嶮暮帰島を利用する会なり委員会なりをぜひつくってほしいのです。そこでちゃんと嶮暮帰島利用の新ルールをつくり、今、ガイド業をしている方、漁師で免許を持っている方など、誰が渡してくれるのかがしっかり分かるようにしてほしいと思うのですけれども、そういうお考えはありますか。

答弁 副町長 石塚豊

ただいま議員から改めて利用の検討会を立ち上げてはというお話がございました。前回、利用に係る検討会をつくったのは、当時、ここを利用したいという事業者の方がいらっしゃいまして、当然、町有地もあるということで、嶮暮帰島の利用のルールを定めるためでした。今まで、そのルールに基づいてきていたということです。ただ、昨年、不幸なことがございまして、今は嶮暮帰島に渡す事業者の方が全くいないということです。そういう状況において、嶮暮帰島の利用について今後どうしていくかについては、町が主体となっていろいろな関係者の方と十分に協議し、利用するのか、利用にするにしても事業者の方がいなければ利用できませんし、渡すのにもハードルがありますので、そういうことも含め、検討会に向けての協議をさせていただきたいと考えております。

質問 4番 三膳時子

協議をしていく会をつくるなり、考えてくれるというお答えと受け止めていいのですか。

答弁 副町長 石塚豊

現在あるルールの上に、今後、関係者の方に集まっていただき、どうしたらいいかという協議はさせていただきたいと考えています。その中で、例えば、会をつくる、今後どうしていきましょうという話になればそちらに向かっていくと思いますけれども、そういう話合いをする場をまずは設けたいと思っております。

質問 4番 三膳時子

協議の場を設けて、そこから委員会なり何なりということでしたが、何で2回するのでしょうか。関わっている方たちは知れていますよね。そういう人たちにお声がけして協議会をやって、その中でもう一回つくるということですか。2回しなくてもいいのではないかと私は思うのですけれども、どういう考えですか。

答弁 副町長 石塚豊

嶮暮帰島は特殊な地域であり、一般の方は簡単には行けませんよね。今は、ある程度の資格や許可をもらった方でないと、観光客の方にしても渡すことができない場所なのです。そういうところですので、まずは、利用するしないも含め、一旦、協議をしていきましょうということです。誰でもすぐに行けるような場所であれば、その利活用についてどうしましょうということになります。例えば、事業者の方がいらっしゃれば、その方を中心として嶮暮帰島の活用を図れると思うのですけれども、そういう方がいらっしゃらないとすれば、研究目的で入ることはできるものの、そこを事業やなりわいとして利用することになれば活用はできませんので、まずはそういうことができるのかどうかを協議させていただきたいということです。委員会や検討会をつくらないということではなく、まずは協議をしていきたいということです。その中で委員会的なものをつくりましょうという話になれば、その場でできますし、そういう流れで進めていきたいということです。嶮暮帰島は、町有地もありますけれども、民有地もあって、以前、民有地に入り込んでトラブルみたいなものもあったという話も聞いています。利活用については慎重にやっていきたいということでございますので、その点はご理解をいただきたいと思います。

質問 4番 三膳時子

うるさいですけれども、では、今、協議会で考えている方たちはどういう方たちですか。

答弁 副町長 石塚豊

前回設置した検討会のメンバーもいらっしゃいますし、観光に携わっている方やツアーに携わっている方、あるいは、ナショナルトラストなどの関係者の方という意味です。具体的なものははっきりと申し上げられませんが、そういう関係者と協議をしていきたいということです。

質問 4番 三膳時子

協議会なり委員会なりが同じようなものでないかなと思うのです。協議会なら協議会でいいのですけれども、呼びかける人たちで今後どうするか、どういうルールで使っていくかを話し合ってくれればいいと思うのです。今まで、平成15年に検討会があって、それ以来、何となく使ってきたのでしょうけれども、これから新しく使いたい方やガイド業を我がまちで始めた方もいますよね。カヌーやカヤック、また、平成15年のときとは違う利用の仕方をする方たちも出てきています。ちゃんとしたルールづくりをしていくためにそういう方たちと改めて検討してほしいですし、そういう会をつくることを考えてほしいと思っているのですけれども、考えてくれるのでしょうか。

答弁 副町長 石塚豊

今までは、そこを利用している事業者の方がいらっしゃって、ルールにのっとって事業運営をされていました。しかし、その方は現在いませんので、改めて、皆さんに集まっていただき、嶮暮帰島の利活用や利用の仕方を含めて協議をしていき、その中で協議会や検討会をつくりましょうということであればつくって取組を進めていきたいと考えておりますので、その点はご理解をいただきたいと思っております。

質問 4番 三膳時子

前に多く使っていた方が現在はいないということなのですけれども、生前、彼は何回も改めてルールづくりをしていかないとなと窓口の観光課などに話していたそうなのです。それがスルーされていたというか、なかなかそこまでは至らなかったという経緯があるものですから、しつこく聞きました。ぜひ、協議会を必ずやってください。次の質問です。その検討会なり協議会ができたとして、観光資源の視点や希少な種を残すということについて、まちとしてどういうふうにしたいというお考えはありますか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

5番目の質問になろうかと思います。ご存じのとおり、これまで、東京多摩動物公園とのパートナーシップ協定を継続してきたわけですけれども、引き続きトウキョウトガリネズミのモニタリングを継続していきたいという動物園側の意向もございますので、これまで同様に続けていきたいと思っておりますし、環境省の巡視についても実施されていきます。多摩動物公園とは、昨年、浜中町ツアーがございました。なかなか調整がつかず、上陸する案が消えてしまったようですけれども、その辺は承知しておりませんでした。まだ具体的なものはないのですけれども、話し合って、できることがあれば全面的に協力してやっていきたいと思っております。先ほどもお話ししましたけれども、渡船を行っていた業者がなくなってしまったのが現状ですので、新たにそういった事業者が出てくることを期待しているわけです。いずれにしても、何かできることがあれば多摩動物公園とも協力してやっていきたいと思っております。

答弁 町長 齊藤清隆

ただいま担当課長から答弁させていただきました利活用の件についてです。まずは、平成3年に嶮暮帰島の一部の62%に当たる部分を購入したわけですが、自然を守るということは、これまでもそうですし、これからもそうであると考えております。また、多摩動物公園との学術的な調査研究につきましては今後とも継続してもらいたいと考えております。昨年、突然、渡船をやられた方が亡くなり、彼を頼りに来る観光客も多くいる中での訃報でしたので、町としても本当に残念に思っているところですが、幸い、彼の遺志を受け継いで継承してくれる方がいるということも耳にしております。平成16年5月に嶮暮帰島の利用に関する要項は定まっていまして、上陸に対するルールは決まっております。しかし、先ほど副町長からは苦しい答弁となってしまいましたけれども、前段で言ったとおり、上陸してすぐの平地の部分は個人の所有地でありまして、一部、学術研究や調査での上陸は認めるけれども、観光ツアーなどには使わないでくれという方もおりますので、再度、個人の所有者とも話をしながら、なるべくスムーズに上陸ができるようにしていきたいと思います。浜中町を代表する無人島でして、絶景でありますので、たくさんの方に見ていただきたいと考えております。まずは、後継の方が一日も早く免許を取得し、なるべく早くに渡せるように町としても支援してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

質問 4番 三膳時子

町長から答弁をもらったから立たなくてもいいかなと思ったのですけれども、私の言いたいことがまだあったものですから立ってしまいました。嶮暮帰島は、町有地は上のほうで、下のほうの上陸するところが私有地なのです。だから、検討委員会ではどういうふうに利用するかというルールづくりをしててくれればいいなと思いますし、こういうことができたらいいなというポジティブな会にしてほしいのです。できないことができるような観光をしてほしいと思っているのです。乗船するところが私有地ですが、私有地の地主も高齢になってきているのです。だから、まちが借りる、買うなど、何か手だてをしてほしいと思うのです。上陸するところがないので、足元はまちがしますというようなことをお願いしたいと思います。観光でいえば、無人島を歩こう、無人島へ渡ろう、無人島で星を見るなど、施設をつくらないで歩くだけで観光できるのです。施設をつくるのにお金がないという答弁が多いですけれども、ただ歩くだけでいいのです。日本でいえば、屋久島は何時間もかけてただ歩いて帰ってくるだけですし、海外でいえば、ニュージーランドのミルフォード・トラックというところは世界で最も美しい散歩道をうたい文句として人を呼んでいるわけです。ここにいる方たちにも、嶮暮帰島に行ってみたいという方や小さいときに渡ったという方たちがいると思うのです。まずは、地元の人たちでイベント的に嶮暮帰島に行ける日をつくるなど、みんなで利用することを考えてほしいです。無人島ですから、免許がないと駄目、渡してくれる人がいないと駄目など、ちょっとしたハードルはあると思います。先ほど5番議員も高校生などの若い方がスキルアップとして免許を取ってくれるのを全額助成してはどうかと言っていましたよね。半額ぐらいかな、全額なのだなと思って聞いていたのですけれども、そういうことは浜中町だからできると思います。ああいう無人島があるところはそうそうないので、大いに活用してほしいです。希少な種を残すということも考えてほしいのですけれども、近年、嶮暮帰島にエゾシカが渡っているということなのです。それは大変だと思いますし、そういうことも頭に入れていかないとなりません。無人島は、熊もいないし人もいない、独り占めできる場所ですので、これからもっと利用できるのではないかと思っているのです。ここで、町長、どうですかと聞きたかったのですけれども、先ほどお答えをいただきましたので、やめますが、検討委員会や協議会を利用する人たちに声をかけてぜひやってほしいと思います。以上で終わります。

答弁 町長 齊藤清隆

最後ということですので、お答えをしたいと思います。まず、検討会という名前も出ましたけれども、事業者がいないことにはと副町長からも再三答弁をしたと思います。後継してくれるガイドがいると思いますので、その方とも協議しながらとなりますし、上陸地点の平地は個人の所有地であります。また、議員が言われたとおり高齢となっておられます。お二方については東京に在住しておりますので、そういった方に接触し、学術研究以外の用途で使わせていただきたい旨の話もさせてもらいたいと思っております。それでもかなわなければ、先ほど議員も言われたとおり、購入といった手法も考えなければならないのかなと思います。まずは、個人の所有者の方に一日も早く接触し、町の意向、それから、今後の観光も含めたルール決めについてお話をさせてもらい、その回答を得た上で、今後、現れるであろう事業者と一緒に話をしたいと思います。もう既にルールはありますので、それに向けて取り組んでまいりたいと思っております。(4番三膳時子議員、自席へ着く)

出典:浜中町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月5日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる