みんなの議会

浜中町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月4日

第3期子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた動きと適切な課題認識について

2024年9月4日、浜中町議会の一般質問で、國井葵議員が「第3期子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた動きと適切な課題認識について」質問し、健康福祉課長 渡部直人、茶内・浜中支所長 細越圭一、保育所長 中山和生、町長 齊藤清隆が答弁しました。

質問者
國井葵 議員
答弁者
健康福祉課長 渡部直人、茶内・浜中支所長 細越圭一、保育所長 中山和生、町長 齊藤清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 國井葵

通告に従いまして、ご質問させていただきます。第3期子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた動きと適切な課題認識についてご質問いたします。現在、浜中町では、第2期子ども・子育て支援事業計画にのっとり、子育て福祉政策が実施されています。この計画の実施期間は令和2年度から令和6年度であり、令和7年度からは計画が更新されることとなります。この子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた動きと適切な課題認識について、順を追ってご質問させていただきます。まず、計画更新に向けたニーズ調査が本年1月から2月にかけて、就学前児童の保護者228人、小・中学生の保護者359人に向けて実施されました。この回答数に関しては、事前にいただいたニーズ調査結果の資料より、配付数587部、回収数288部、白票を含め、有効回収数は277部、回収率は47.2%という結果と把握しています。また、同様に、第2期の計画策定に向けて2018年に行われたニーズ調査では、就学前児童の保護者の回収率は52%、小・中学生の保護者の回収率が43.9%と、ほぼ同程度の回収率であったと把握しています。ここで、まず一つ目のご質問をさせていただきます。第2期子ども・子育て支援事業計画において、前回のニーズ調査を受けて実施したことについてご回答をお願いいたします。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

ご質問にお答えいたします。現在、浜中町第2期子ども・子育て支援事業計画は、令和2年度からのものであり、令和6年度は最終年度を迎え、子ども・子育て支援事業における教育、保育の量の見込みと提供体制や地域子ども・子育て支援事業について、子育て事業の振り返りを実施しているところであります。また、第2期計画の期間内においても、国の動向や新たな課題への対応などにより施策の見直しを行っているところですが、その際、ニーズ調査を踏まえて取り組むべき施策についても検討されているところであります。第2期計画の三つの基本目標の実現に向けて、子育て支援の各種施策を推進しているところでありますが、新規拡充された事業の主なものを申し上げますと、基本目標1では、全ての家庭の子育てを支援する環境づくりとして、保育料の軽減、僻地保育所の給食開始、3歳以上の給食・副食費の無償化など、保護者の経済的な負担の軽減、ファミリー・サポート・センター事業や放課後児童クラブ移送サービスの開始など、利便性を勘案した施策が実施されております。基本目標2では、子育てをまち全体で支える環境づくりとして、安心して外出できる環境の整備では、公共施設の整備として、霧多布湿原センターへの授乳室を設置、総合文化センターへのキッズコーナーなどの新設、町内公園等の遊具の増設など、子育て世帯が安心して出かけられるような事業が実施されております。基本目標3では、母と子の健康を支える環境づくりとして、不妊治療費助成事業の拡充、交通費助成の実施、産後ケア事業の拡充、新生児聴覚検査、乳幼児1か月健康診査への助成など、妊産婦や乳幼児への切れ目のない保健対策の充実のための事業が実施されております。

質問 3番 國井葵

今回答していただきました実施した施策や支援については、第2期子ども・子育て支援事業計画に記載されているもの、また、記載されていなくても実施してくださったものがあると思います。これらの施策について、民生費、衛生費の子育て関連のものとして、当初予算のみではありますが、過去10年分ほどを追ってみました。先ほどご回答をいただきましたように、子ども医療費の無料化、また、近年では、産前・産後ケア、予防接種の助成、不妊治療の助成なども含めると、子育て政策への予算充当額は格段に上がっていると把握します。今回、私自身も、個人の活動として、浜中町の子育て世帯を中心にアンケート調査を独自に実施させていただきました。そのアンケートの概要ですけれども、実施期間は今年の7月30日から8月17日の約3週間です。調査方法ですが、アンケート用紙への記入、または、ウェブフォームへの回答です。回答件数は全部で50件となりました。もちろん、行政のニーズ調査のように母数の大きいわけではありませんが、私自身、可能な限りの町民の具体的な声を聴取したいという思いで取り組ませていただきました。ここからは、自身の取ったアンケートを独自アンケートと呼ばせていただきますが、その結果と行政によって行っていただいた第2期と第3期のニーズ調査の結果についても織り交ぜながらご質問をさせていただきたいと思います。行政が実施した第2期と第3期のニーズ調査の質問の中で浜中町の子育てのしやすさについての設問があったかと思います。第3期の調査、つまり、今年度の分ですが、未就学児のお子さんを持つ保護者に対する浜中町で子育てがしやすいかという設問で、そう思う、どちらかというとそう思うと回答した方が39.1%で、第2期の調査よりも5.2%減少している結果です。また、就学児童のお子さんを持つ保護者では、そう思う、どちらかというとそう思うと回答した方が44.8%で、こちらも第2期調査よりも17.3%減少した結果です。先ほども述べましたように、子育て施策や支援に関しては決して安くない予算を充てていただいていると思いますし、増額している傾向もあると思います。それでも、なお、浜中町の子育てのしやすさという点について、未就学児、就学児のお子さんを持つ保護者ともに第2期の調査よりも残念ながらポイントが低下しているという結果となってしまっています。この結果についてご質問させていただきますが、第3期の調査において浜中町の子育てのしやすさに対するそう思う、どちらかというとそう思うと回答した方が減少した理由、要因をどのようにお考えになるか、ご回答をお願いいたします。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。第3期子ども・子育て支援事業計画の策定に当たりまして、子育て家庭の現状とニーズを把握するための基礎資料として、国の示すモデル調査表に基づき、家庭状況、子育て環境、教育・保育事業、放課後児童クラブに関する項目、浜中町の子どもの育ちをめぐる環境と子育てのしやすさや満足度について、令和6年1月から2月にかけて、未就学児及び小・中学生のお子さんを持つ保護者を対象に、ウェブによるアンケート調査を実施しております。回収結果についてですが、今、議員のおっしゃったとおり、587件中277件で、有効回答率は47.2%となっております。ポイントで言いますと、先ほど言われたとおり、就学前のお子さんを持つ保護者では5.2%、小・中学生のお子さんを持つ保護者では17.3%の減となっております。このアンケート結果の意見、提言という項目を見ますと、教育、保育、医療、経済的な支援の充実、子育て環境など、様々な支援を求める傾向がうかがわれます。乳幼児を含む就学前のお子さんを持つ保護者のもので言いますと、経済的な支援や家庭へのサービスが計画期間内に拡充されておりますけれども、サービスを利用していない家庭や経済的な支援の恩恵を受けていない家庭もあり、世代によって受けている、受けていないということがありますので、特に小・中学生のお子さんを持つ保護者の率は下がったのかなと思っております。また、ニーズの多様化もあります。一般的には、小・中学生になると経済的支援を求めますし、個別の教育のことが子育て支援では重点化されると思いますので、全体として子育てのしやすさの満足度が低下したのではないかと考えております。

質問 3番 國井葵

ご回答をいただいたような考えられる要因について、私も同様に思うこともありますが、私が要因をどのように考えたかです。例えば、無償化政策については、一定の家庭への経済効果や支援効果はあると思っています。しかし、その中で、例えば、子ども医療費の無料化に関しては、当初、浜中町独自で取組を始めましたが、近隣町村でも同様の施策が行われました。また、開始当初よりも町民にとってより身近なものとなったことで他町村などと差別化された政策だと感じにくくなったのではないかなと思います。また、保育料の無償化は国による政策も絡んでおりますので、浜中町で子育てがしやすくなったとの実感に直結しにくいのではないかと考えています。もちろん、支援や制度の拡大、例えば、産前・産後ケアなどは利用者の満足度も非常に高く、私も周囲のお母さん方からの声を聞いておりますが、よい制度が増えてきたとも感じております。ただ、人々が求めている子育てのしやすさ、中でも重要な浜中町で子育てがしやすいかという充実度に関しては経済支援以外の要素がもっと必要なのではないかと私は分析しています。私が取った独自アンケートでも同様に浜中町は子育てがしやすいと思うかという質問を投げかけました。そのうち、とても思う、思うと答えた方が16%、思わない、全く思わないと答えた方が72%という結果になりました。もちろん、母数が違うので、この数字が揺るぎないものだとご提起したいわけではなく、総体的に見て子育てがしやすいという実感には残念ながらつながっていない現状があるのではないかと感じています。また、この独自アンケートでは、子育てのしやすさという点について、任意で理由の回答欄も設けてみました。トータルの回答数が50件のうち、理由を記載してくださった方は37人であり、任意の記述回答の設問をほかにも幾つか設けてみたのですが、その中では最も多い回答数となりました。一例を挙げますと、例えば、保育所の運営改善を求めるもの、医療体制、小児科への不安、遊び場や集まる場所がないこと、交通の不便さなど、様々なご意見をいただきました。なお、先ほど質問に対し、ニーズの多様化もあると推察しているというご回答もいただきました。しかし、私が今の浜中町の子育て環境の改善について最も重要だと思うのは、適切な課題認識だと思っています。このニーズ調査で重要なのはなぜそう思うのかということだと思っています。これこそがまちの子育てに対する課題を明確にする要素であったと私は思いますし、最も重要な町民の皆さんの声だと捉えています。この点に関して、次の質問に移行しながら議論させていただきますが、私は、ニーズの多様化に関して理由を調査する必要があると考えています。多様なニーズがある中、例えば、何を優先し、どういう課題があると分析するのか、また、どのような策を打つのか、こういった取組こそが環境改善の第一歩になると考えます。その一方で、今回、第3期計画に向けてのニーズ調査に関しては各設問への記述回答の欄はありませんでした。回答者が思いを述べられるところは最終質問としての自由記載欄で、一括して書くという方式のアンケートだったと思います。選択式の回答結果について、いろいろな要素がある、いろいろな要因があると考えているとおっしゃっておりましたが、まちの子育ての課題だと認識してしまうのは少し安易に感じます。再三にはなりますが、なぜ満足していないのか、どのようなことを不便に感じているのか、または、住んでいる地区の特有の課題であるかもしれませんし、保護者の職業による子育ての課題など、様々なニーズがある中で原因と理由、そして、優先順位などを追跡調査するか、または、精査しなければ適切な課題認識ができないと考えます。今現場にいる職員の皆さんは日頃から利用者の方のニーズを聞いたり、いろいろな制度を模索していたり、尽力してくださっていることは重々承知しているところですが、細かなニーズに追われ、そこに予算を充当していくというやり方は効果的、効率的な解決方法ではないのではないかなと考えています。現場対応で解決するものなのか、その人にとっての個別なケアが必要なのか、また、根本的な解決を見いださなければならないのか、子育てを取り巻く環境については、部署や特性など、大変多くの要素が複雑に絡み合っていると思います。今述べてきましたニーズや理由という点について、次の質問に移らせていただきますが、先ほど申し上げましたように、今回のアンケートでは記述回答方式は取られず、最終質問に自由記載欄を設ける方式でした。それでは、その自由記載欄にどのような記載があったのか、件数や具体的な要望、また、行政が今回行った各質問の理由や保護者の詳しい要望について、その性質のふるい分けと計画への反映方法をどのようにするのかについてご回答ください。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

ご質問にお答えします。第3期子ども・子育て支援事業計画の作成に当たっては、今回、ニーズ調査で教育・保育環境の充実など、子育て支援についてのご意見やご提案をいただきました。就学前のお子さんを持つ保護者から28件、小・中学生のお子さんを持つ保護者から42件、合わせて70件寄せられているところであります。ニーズ調査の意見の内容等を見ますと、子どもの遊び場、親子で楽しめる場所などの公共施設の整備、子どもの送迎、小児科などの地域医療体制に関する要望、保育料の無償化や子育て世帯への経済的支援の拡充などでありました。子育て環境全般に当たり、支援の充実を求める意見や提言が寄せられているところです。一方で、医療費の無料化、保育費や給食費の無償化への支援やスポーツ関係のフォローに対する感謝の意見もありました。現在、子ども・子育て会議でこのことについて議論しているところですけれども、ニーズ調査の結果を踏まえながら計画に取り組むべき事項について協議、整理してまいりたいと思っております。そして、最終的に子育て事業の担当課にお伝えをさせていただきまして、事業の優先度、体制、財源なども含めて検討し、最終的には第6期浜中町まちづくり総合計画などとの整合性を図りながら第3期計画の事業項目について審議することとなります。次に、今回の記述式の回答欄についてです。ウェブ調査により実施したのですが、コンサルとも話した中で、入力時間が長くなるということから簡素化を図ったことで、適切な課題認識と議員がおっしゃられたことや各項目についてのふるい分けができておりませんので、事務局で整理させていただき、担当課と子育て会議の中で協議してまいりたいと考えております。

質問 3番 國井葵

ただいまご回答の中にありました子ども・子育て会議については後段で再度ご質問させていただきたいと思います。まず、自由記載欄のことについてです。今回は70件あったということでしたが、恐らく、様々なご意見が挙げられていたのかなと思います。そこで、具体的なことについて再質問を2点ほどさせていただきます。集まれる場所や遊び場の整備について要望が多く挙げられていたと思います。その中でも、町民の皆さんからの声として私がいただいたものですけれども、茶内の公園のブランコが今は使用できない状態になっています。これに関してはこの計画とは別のものとなるかと思いますが、今直面している課題である茶内公園のブランコの修繕をどのように進めていくかについてお考えがありましたらご提示ください。また、ほかにも多く見られたのが保育所の運営改善についてです。例えば、保育所のほかにも子育て支援センターや児童クラブなど、日常的な子育て関連施設の運営の見直しは、この計画の立案にかかわらず、日頃から毎日行っていける行政が運営している機関の底上げの機会だと思っています。5年間の計画の策定のためのアンケートに集約するのではなく、単年度ごとなど、定期的に保護者の皆様から意見を集約する機会があったほうがいいのではないかなと考えております。学校であれば学校評価アンケートを毎年行っていますので、行政が運営している保育所をはじめとした子育て関連施設について、年度ごとに利用者を対象としたアンケート調査などを実施するということは検討できないでしょうか、ご回答をお願いします。

答弁 茶内・浜中支所長 細越圭一

ご質問にお答えいたします。まず、茶内ふれあい広場の使用禁止になっている遊具についてご説明を申し上げます。こちらは茶内自治会が設置しました遊具になっておりまして、現在、使用中止になっているのが遊動木と木製大型2人乗りブランコの二つとなっております。禁止になった理由についてですが、令和6年3月に遊具劣化点検を実施した結果、遊動木は支柱の割れ、傷、座板の割れ、手すりの割れ、折れがあったからです。また、木製大型2人乗りブランコは、支柱の腐朽、傷、つり金具の摩耗により撤去推奨となったことから、立入禁止テープによって使用禁止としました。ただ、それだけでは分からないということで、5月に看板を設置し、使用禁止を周知しております。こちらは自治会の所有物でありますが、危険でありますので、年度内には撤去したいと考えております。そして、今後ですが、自治会からブランコ設置の要望が令和5年度にもございましたので、それを含め、新年度予算編成のときに検討してまいりたいと考えております。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

個別の話になりますけれども、児童クラブの運営に関するニーズの把握についてです。現在、日常的に子どもの様子について保護者と情報の交換や共有を行っていますし、年度初めには保護者説明会などを実施し、意見交換を行っているところですけれども、議員のおっしゃるとおり、利用実態も含め、ニーズの把握や適切な課題認識を持つことが事業の運営にも役立つものと考えておりますので、児童クラブの運営上、利用者の満足度向上につなげるための取組として、年に1回かもしれませんが、定期的にアンケートを行うことも考えたいと思います。保護者にとって身近な施設ではありますけれども、直接会うとお話ができないというケースも中にはあるので、そういったニーズの把握の仕方についても検討したいと思っております。また、全体的な会議の在り方についてです。先ほど子ども・子育て会議の話をしましたけれども、今回の計画策定に当たりましては、保護者3名をはじめ、子ども・子育て支援、福祉、教育、保健などの関係者15名の委員で構成される子ども・子育て会議において策定委員会を開催しておりますので、後段に質問もありますけれども、ここでの意見反映も含めて、活用が図られればなと思っております。

答弁 保育所長 中山和生

それでは、保育所についてお答えいたします。保育所では、父母会の役員会や総会、個人面談、また、朝と帰りに保護者が送迎されますので、そのときにご意見を頂戴するほか、疑問に思っていることを聞くことがあります。匿名のアンケート調査についてですけれども、事実と異なる勘違いのほか、どこの保育所へのご意見かが分からないなど、誤解が生じるようなものが多いのかなと考えております。特に、自由記載欄にそういったものが多いように感じています。アンケートによる調査もいいのですけれども、匿名ではこちらから内容の確認ができません。また、記載したのだから対応してくれるだろうという回答者の期待に対し、こちらが何を言っているのかが分からず、その内容の確認ができず、対応ができなかったというようなことになれば、行政の不信感が広がっていくものになるのかなと考えています。保育所では、子ども一人一人に関わるすごく大事なことなので、誤解のないようにしっかりと人対人での対話によるご要望やご意見をしっかりと聞き取っていきたいと考えております。保育所のお便りにもささいなことでも気づいたことや心配なことがありましたら職員までお話しくださいという記載をさせていただいております。地域の方から所長にも話を聞いてほしいのだということで、環境整備で草刈りをやるから人が集まるというときにそこにお邪魔し、保護者からお話を聞いたこともございます。今後とも多くの声を直接聞きたいと考えておりますが、アンケートのやり方も含め、いろいろと考えていきたいと思います。

質問 3番 國井葵

ただいま保育所長からいただいた回答についてですが、アンケートの実施を前向きに考えているというお考えでしょうか。今回のニーズ調査では、どこの保育所の方の声なのかが分からなかったということですよね。そうであれば、先ほど健康福祉課長がおっしゃってくださったように、ニーズのふるい分けが必要なのではないでしょうか。どこからの声かが分からないものについては利用者からダイレクトに聞くいい機会だとおっしゃってくださいましたが、保育所ごとでのアンケート調査を単年度ごとに実施できれば、どこの保育所からの意見だという吸い上げもしやすくなると思いますし、そういったことで現場の声を反映していただければと思います。直接言えないこともあると思うというような回答を先ほど健康福祉課長からいただきましたので、父母会レベルではなく、やはり、日頃利用しているところでどういった改善が必要なのか、または、どう伸ばしていけばいいのかについて年度ごとに、というのも、保護者の年代もどんどん変わっていくわけですので、そういった経過を追っていただきたいと考えておりますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 保育所長 中山和生

議員のおっしゃいますとおり、先ほど言われておりました現場対応で済むものなのかということがあります。また、ニーズというのは年によって変わっていくものだと思っておりますので、アンケートの取り方をはじめ、先ほどおっしゃられましたように、保育所ごとに取るということも含め、これから考えていきたいと思っております。

質問 3番 國井葵

次の質問に移らせていただきたいと思います。第3期子ども・子育て支援事業計画の策定については、子ども・子育て会議で意見集約や素案の審議を行うこととなります。この会議の回数や会議で出た意見の集約後の素案の提示の機会などについてご回答をお願いします。先ほどメンバー構成などについては言っていただきましたので、簡潔にで構いません。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

第3期計画の作成に関わる子ども・子育て会議は4回の開催を予定しております。令和5年12月に第1回会議を開催し、計画策定の概要、ニーズ調査のアンケート内容についての協議を行ったところです。そして、令和6年になってからですが、先日、8月29日に会議を開催し、ニーズ調査の報告及び第2期計画における主要施策の実績について協議を行ったところです。今後の会議開催の予定ですが、11月に第3期計画の骨子案を協議するとともに、令和7年2月までには第3期計画案を協議することとなっております。第3期計画の作成に当たっては、国のこども大綱などや新たな施策の展開なども踏まえて検討し、策定することとなります。また、ニーズ調査の結果については、各施策担当課等で浜中町まちづくり総合計画、健康福祉、教育分野などの子ども・子育て関係事業の計画や方向性などとの整合性や検討の結果などを踏まえた上で最終的には第3期計画の骨子案を策定する11月をめどにまとめてまいりたいと思っております。その際、喫緊の動向やニーズの対応の確保についても検討をすることになりますが、いずれは施設や公園を管理している課とも情報共有しながらやっていきたいと考えております。そして、最終的には、子ども・子育て会議において、令和7年2月までに第3期計画案の審議をいただきます。なお、計画についてはパブリックコメントを行う予定になっておりますし、あわせて、先ほど言った各担当課と最終調整しながら最終案を委員に確認していただいた後、令和7年3月に第3期子ども・子育て支援事業計画をまとめる予定です。

質問 3番 國井葵

子ども・子育て会議は8月29日に行われたということでしたが、まず、8月29日に実施された会議ではどういった意見が出たのかについて再質問をさせていただきます。また、子ども・子育て会議で意見が出され、それが計画へ反映されたものがいずれは計画素案となり、パブリックコメントも行うということだったのですけれども、パブリックコメントを行う前に、議会や関連議員といいますか、委員会をはじめとしたところに提示していただく機会があるかについても回答をお願いします。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

8月29日の子育て会議で出た意見についてです。主に保護者から出た意見をお話しさせてもらいたいと思います。なお、ニーズ調査を見ての意見、感想です。生の数字として出てきた数字のほか、長かったものを1行か2行に意見をまとめて委員に提示しております。基本的には事前に配ったのですけれども、まとめたものは当日配付になりましたが、それを説明しました。そうしたことを経ての主なご意見について申し上げます。例えば、子どもを持つ親としての気持ちは分かるが、実際にやろうとすると難しいものが結構多い、遊び場については安全面からの管理の課題もあるのではないか、人の子を見るという責任があるので、親が責任を持って対応できることもあるのではないかというご意見がありました。親御さんからすると、自分の子どもは自分で見ることも親の責任ではないかということです。そして、人が足りないということに対してのご意見ですが、例えば、家にいる方や資格のある人が潜在的にいるのではないか、そういう方をそういう場に引っ張り出すような施策はないのかというようなご意見もありました。具体的に言うと、町外から来た専業主婦の方など、子育てが終わりかけといいますか、子どもが大きくなった方で子育て経験のある方ということです。今、保育所では助手を募集していますので、そういった啓発方法の話も出ております。また、サービスをしたくても対応する職員がいないということに対する意見についての皆さんの感想がありました。それから、最終的には子どもが安心、安全に生活できることが一番ではないか、今の状況に満足できていないから不満が強くなっているというご意見がありました。我が子は大切ですけれども、子育て全般を見ての意見や提言があればということで、自分の家庭のことだけではなく、全般の子育てのしやすさを保護者に見ていただきたいという広い視野からの意見もいただいております。さらに、先ほどのとおり、2月をめどに最終的に案となりますけれども、委員に諮った上での開示になってしまうと思いますし、その審議状況にもよります。ただ、社会文教常任委員会ではご説明をさせていただこうと思っております。個別の内容については動いているものでありますし、原課と調整中のものもありますので、調整しながら開示時期をお示ししたいと思います。とはいえ、パブリックコメントを2月中にやりたいと思っていますので、そこに何とか間に合わせようとは考えております。また、新年度からやろうとなりますと予算に関わるものも出てくると思いますので、11月ぐらいまでには形はつくりたいと思っております。なお、開示の方法は別として、計画をつくった後でも引き続き検討しなくてはならないものもあると思っております。

質問 3番 國井葵

ただいまのいろいろなご意見が出たというお話やこれからの策定に向けた動きについてお話がありました。現在、子ども・子育て会議が稼働している状況だと思うのですが、それを踏まえ、最後の質問をさせていただきたいと思います。第3期子ども・子育て支援事業計画をより実りのあるものとするためには、役場、関係部署の連携が必須であると考えます。子育て環境の改善、子育て福祉政策に特化し、第3期のニーズ調査の追跡調査やさらなる審議を行う委員会やプロジェクトなどを行政内部で組織する意向はありますでしょうか。

答弁 健康福祉課長 渡部直人(健康福祉課長は2025年3月まで)

現在、子ども・子育て支援事業計画につきましては、先ほどお話ししましたとおり、子ども・子育て会議で協議しておりますけれども、行政の機関としましては、保育所や子育て支援センター、教育関係で言うと、生涯学習担当と指導室、健康福祉課の母子保健担当、児童福祉担当なども委員として入っております。第2期計画の主要施策の実績から、今、継続、拡充、縮小、廃止という評価について、ニーズ調査報告書を基に各担当で情報共有しているところです。今後、第3期計画の策定に向け、各担当課と協力しながら詰めていくことになりますけれども、子育て支援の関係者と課題を共有し、連携しながら対応してまいりたいと思っております。いずれにしましても、適切な課題認識が一番大切だと考えております。子ども・子育て会議につきましては、計画の策定だけではなく、議員が先ほどおっしゃいましたが、定期的な意向把握ということもあります。5年間というスパンの中で実質2年ぐらいしか活動はしていませんので、残りの3年間は進捗状況の管理や計画に必要なもの、また、国の制度等の見直しをはじめ、子育て関係については新規のものがどんどん入ってきています。先ほど議員がご指摘のとおり、保育料の無償化などもあり、どんどんレベルを上げていくのですけれども、さらに上げていかなければなりません。ただ、そうしたことが満足度につながってくると思いますので、浜中町の子育て支援の環境をどう改善するかを含め、適宜、子ども・子育て会議を使い、取り組んでまいりたいと思っております。

質問 3番 國井葵

子ども・子育て会議の位置づけや動きについてです。設置要綱に記載されていることなどを踏まえると、回答をいただいたように、計画策定に向けた動きのほかに、保育施設などの利用定員に関すること、また、保育支援施策の実施状況、子ども・子育てに関することを調査、審議する会議として設置されていると認識しています。先ほどいただいた答弁のように、この会議を活用していくということは可能な手法だと思うのですけれども、例えば、先ほどの委員の方からいただいたニーズ調査へのご意見、また、実質2年ほどしか稼働していなかったということからも分かるとおり、実態としてこの会議が計画策定のための動きにとどまってしまっているのではないかと考えますし、子育て課題を積極的に改善するための会議になっているのかです。先ほど、アンケートへの自由記載について、回答時間の短縮を図ろうとしたということ、また、ウェブ調査による詳細ニーズの把握の難しさを感じているというようなご回答がありましたが、そういったことからも、この会議のみでは町全体としての子育て課題の適切な認識の共有は難しいのではないかと考えています。ここで私が提起したプロジェクトや組織は、民間とはかけ離れているといいますか、同じようにはいかないかもしれませんが、この計画実施期間の中で恒常的に稼働するようなチームを意図しています。立案した計画について掘り下げた調査を行ったり、追跡調査を実施したり、そういったことはもちろん、町全体としての子育て環境の改善をどう組み立てていくのか、こういったことを能動的に協議するような各課が連携したチームが必要だと思っています。先ほども述べたのですけれども、現場対応なのか、個別のケアなのか、子育てという言葉一つをとっても、公共交通機関まで関連するものや医療体制も含むもの、学校といった教育分野も含め、広く関連してくることから、この点に関しては、子育てに限らず、町全体として、地域や該当する世帯、町民から声を直接吸い上げる組織や機会が必要だと考えています。この声を直接聴取する機会がここ数年減っているという現状もあるかと思います。例えば、以前はまちづくり懇談会というものが行われていたかと思うのですが、これについても参加者が集まりにくいといったことや儀礼的になってしまうといった課題もあったかと推察しています。ただ、行政と町民が直接対話する本当に貴重な機会であったのではないかなとも感じています。直接対話というのは要望や困ったことを上げることのみが目的ではないと私は考えていて、行政が考えた施策や方針を主体的に町民に開示するといったことも重要な意義だと考えます。仮に、まち全体の子育てという漠然としたテーマではなくても、子育てに関するこうした課題についてといったようなことでも構わないので、提案したようなチームが組織され、稼働させていくことが重要だと考えます。また、先日行われた学校適正配置・適正規模の説明会に私も参加させていただきましたが、そのテーマに興味関心を持った保護者をはじめ、地域住民の方も多く参加してくださっていたと思いますし、直接の意見のやり取りができていたという点で非常にいい場だったなと私は感じております。こういった町民の皆さんとの活発な意見交換ができる場がなければ、先ほどから述べていますように、適切な課題認識、また、それに対する問題の解決方法を見いだすことがどんどん先送りされてしまって、その結果、必要な施策や解決方法の実施も先送りされてしまうというのが現在の浜中町の大きな課題だと捉えています。私が子育て環境の改善について強く要望しているのは、自身が当事者だからという理由だけではないですし、子育て世帯への過剰なといいますか、優遇したような、大幅な予算充当を求めているわけでもありません。浜中町が安心して子どもを産み育てられるという実感を持って生活できるまちにならなければならないと思っているからですし、そうならなければ、最も大事とされている1次産業の根幹も揺らぐと考えているからです。新規就農者の方も漁業承継者の方も新たにこのまちに住んでくださる移住者とされる方々もこのまちを支える肝になっていく世代だと思うのです。その世代の方が子育てができない、子育て環境がよくないということを理由にこのまちを後にしてしまう実態が現に発生しています。それは3月の定例会での一般質問の医療体制のところでも述べさせていただきましたが、私はそれを危惧しています。子育て世帯もそういったことで離れていきますし、医療課題、福祉課題、介護課題に直面した高齢者も都市部に行ってしまっています。そうして人口がどんどん減ってしまっています。今、手を打たなければ、浜中町の存続そのものが本当に危ぶまれるという感じすら私は持っております。政策や予算面だけではなく、他町村にある子育て制度、他町村にある子育て施設がこのまちにはないということで移住してきた方からはより色濃くその不便さを訴えられると思いますし、浜中町ではできないのだよねと言っていては、その方たちの選択肢としてはこのまちから離れていくというものになってしまうのです。この現状から目をそらさず、早急に手を打たなければならない時期だと思いますし、人口の減り幅から見れば、もしかすると、その時期はとうに過ぎていると言われてもおかしくない現状だと私は思っています。そんな中でも改善を求める声が多いのが子育て環境についてです。子育てのしやすさについては、私の独自アンケートでは72%がしづらさを感じていると回答してくださったのですが、一方で、これからも浜中町で子育てをし続けたいと思いますかという設問に対し、約半数の方がとても思う、そう思うとも回答してくださっている現状があります。この結果は本当に尊いものだと感じていますし、町民の皆様の町への思いや愛着をむげにしてはならないと思っています。要望があれば出向く、傾聴してくださるという姿勢はもちろん必要ですけれども、主体的な町民との対話の機会をつくっていただくことを私は強く望みます。最後になりますけれども、子育てに関する先ほど述べたような行政内部の組織づくり、また、町民との対話の機会づくりについて町長のお考えを示していただき、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 齊藤清隆

ただいまのご質問にお答えしたいと思います。本当に厳しい意見をいただいたと考えておりますけれども、まず、子ども・子育て支援事業計画に関わっての質問でございました。前回のニーズ調査、そして、今回のニーズ調査もそうですし、議員が独自に行われたアンケート調査でもそうであるとのことでしたけれども、今、本町で子育て世代が本当に望んでいるニーズが見えたと思っております。キーワードとしては三つございまして、公園、児童館、小児科といったワードがアンケートの自由記載欄からも読み取れています。何といいましても、公園につきましては、屋内も含め、たくさんの子どもと親御さんが集え、コミュニティーの場となる場所です。そして、児童館につきましては、児童館まで行かないまでも、就労の有無にかかわらず、そして、仕事が休みの日であっても自由に子どもが預けられる場所です。最後に、土日も子どもを診療してくれる医療機関が必要ということが結果から見てとれます。これまで、児童館と小児科については、財源、そして、人為的にも難しいという答弁をさせてきていただいておりましたけれども、本当に越えなければならないハードルがたくさんあると考えております。私も子育てをした経験者ですので、そういったニーズ調査の結果については重々承知しておりますし、町としてもつくってあげたいと思っておりますが、まず、横断的なプロジェクトや組織づくりの前に、今回のニーズ調査の追跡調査に関わって、町長と子育て世代の親御さんたちとの懇談の場を設けさせてもらいたいと思っております。その場で、今後、子育て施策として必要だと思うことについて意見や提言をいただきながら今後の施策に生かしていきたいと思っています。いずれにしても、行政だけでは行き届かない、目の届かない部分もあります。そういったことも考えますと、子育て世代の皆さんと一緒に子育て施策をつくり上げていきたいという思いでございますので、ご理解を願いたいと思います。

出典:浜中町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月4日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる