みんなの議会

浜中町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日

町の人口減に歯止めをかけ、終の棲家として移住者を全国に募る政策について

2021年9月8日、浜中町議会の一般質問で、加藤弘二議員が「町の人口減に歯止めをかけ、終の棲家として移住者を全国に募る政策について」質問し、企画財政課長 佐々木武志、税務課長 梅村純也、教育長 佐藤健二が答弁しました。

質問者
加藤弘二 議員
答弁者
企画財政課長 佐々木武志、税務課長 梅村純也、教育長 佐藤健二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 加藤弘二

質問通告に従いまして一般質問をしたいと思います。題は町の人口減に歯止めをかけ、終の棲家として移住者を全国に募る政策について。私は漁業・農業・商業後継者へ就業交付金など、福祉の分野から援助できないかとかそういう質問をしてきました。取りも直さずこれは何とか浜中の人口減に歯止めをかける施策はないか、そういうことから出てきたものです。今回は人口減に歯止めをかける施策の一つとして、都会で働く勤労者の老後は、大自然の浜中町へ移住・定住を目指して来町してくださることを心から歓迎したい。今回着目したことは、都会で60歳65歳で定年を迎えた方々が、浜中町に移住してきてこの大自然の中で終の棲家として、浜中町に移住していただくのはどうだろうか。という発想です。最初に霧多布の市街だけを見ると、私が来た37年前は約500戸の人達が住んでいましたが、今年は住んでいる戸数が300戸を割るところまで来ているのではないでしょうか。質問ですが、現在、霧多布の市街地に住んでいる戸数は何戸でしょうか。また、空き家になっている戸数は何戸でしょうか。お願いします。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。霧多布市街に住んでいる戸数につきましては、データが町にございませんので、あくまで住民基本台帳上の業務区での世帯数でお答えしたいと思います。今年の8月末現在霧多布市街の世帯数は、霧多布1区から4区、水取場を合わせまして411世帯となっております。また、空き家の戸数でございますけれども、町で実施した令和2年度空き家等調査によりますと、昨年11月現在27戸と把握しているところです。

質問 5番 加藤弘二

私は300戸くらいで300を割るのではないかなと予想していましたが、100戸まだ残って400戸以上もあるという。私自分で戸数を数えたのです。来た時は500戸、最近数えたところ300戸でぎりぎりかなというところで、数え方は簡単なのです。共産党が時々、全戸配布のチラシを撒いています。来た時は500枚もあれば余るほど軒並み人々が住んでいました。最近300枚持って全戸配布をやりましたがそれでも余りました。そういう数でやりましたから、実際に住んでいる数といえば私の方が正確なのかなと思っています。2つ目なのですが、空き家になってしまった霧多市街の敷地を更地にしてしまって、200坪、300坪、500坪の規格で安価で売り出し、そこに平屋の30坪、40坪の家を建てて、木を植え園芸を楽しみ、花を植え花を楽しみ、野菜を育て食卓を自家製野菜で飾り、健康で文化的な生活をするのはいかがでしょうか。そこで、霧多布市街の土地の価格はそれぞれあるでしょうが、平均して1坪でいくらか。300坪でどのくらいの値段になるのか教えていただきたいと思います。

答弁 税務課長 梅村純也(税務課長は2026年3月まで)

土地の価格についてお答えします。売買実例などをもとに、不動産鑑定士が鑑定評価した鑑定評価書によりますと、霧多布地区の平均は1平米で5500円、1坪で1万8150円、300坪で544万5000円となります。以上でございます。

質問 5番 加藤弘二

霧多布では、1坪で1万8150円という価格なのですけれども、都会に住んでいる親戚にいくらかと聞いたところ、桁が2桁くらい違うよと、1坪で300万円から400万円するよと言われて、本当に比較にならないほど高くて買って住むなどできない状態だという返事が返ってきました。これ幸いにどうせ寿命まで生きるのだから住みよい場所に住んではどうかという考えはさらに進んできます。浜中町の陸地の半数は、海に面し引き潮の時は幅100mの砂浜は4キロにも連なり寄せては返す波の砕ける様は地球の心音にも感じられる。残りの半数は、広大な牧草地で乳牛が育つ大酪農地帯と木々が生い茂る大地であります。豊かな自然を満喫することができると思うが、都会の密集した生活、地下鉄なんかに乗ると凄くごみ臭いような臭いまでしてくる。そういう中で暮らす人たちが、空気の綺麗な浜中町に自然を満喫できる、そういうところに移住してくるというのはどうかと。私は訴えたいのですが、町としてはどのように感じておられますか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。本町でございますけれども、霧多布湿原を中心に多くの岬などを有する海岸線、広大な丘陵原野や森林が広がるなど、また、漁業と酪農業を基幹産業とした自然豊かな町でございます。そのように移り住む人たちにとっては、夏は特に涼しく冬は雪も少ないことからとても住みやすい環境にあるのではないかと認識しております。以上です。

質問 5番 加藤弘二

ここにいらっしゃる役場の職員の皆さん、ほとんどの人がここで生まれ育った人たちです。今企画財政課長は自然が豊かでどうのこうのと言いましたけれども、普段ここで生まれた人は今の課長のように表現するというのは、何こんなもんだべというような調子でないのですけれども、さすが企画財政課長で私の考えと同じようにやはり浜中町の自然をグッと持ち上げてアピールできるということは、それって私はとっても素晴らしいことだなと感動しています。また、日常生活は不便でないか。あんなずっと寂しい所に行って不便ではないかと言えば、電気屋さんはあるし、食料品店はあるし、呉服屋さんもあるし、さまざまな商店があって日常生活を送るには不便をさほど感じることはないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。浜中町も人口減少、あるいは後継者の関係などによりまして一時期よりも商店などの件数は確かに減少しておりますけれども、日常生活を送る上では一通り揃っておりますので、不便を感じることはないのではないかと認識しております。以上です。

質問 5番 加藤弘二

私も不便でないかなと思って不便なことをずっと探したのですけれども、不便はないのですよ。当たり前に生活できる。無いのが一つありまして、映画館というのは無いのですよね。1000円出して映画が観られるということが。でもたまに小さなところで映写会などやるのもありますから、普段の生活には全く欠けるところなく生活できるというのがここだと思います。それでは、5点目は交通の便はどうなのだろうということですが、自家用車は軽自動車1台あれば用が足りると思うのですが、よくお年寄りの人が、釧路にいるのを見かけます。それは、朝6時前後の始発に乗りまして釧路まで行って、病院に行ったり、用を足したり、何かかんかしてまた最後の夕方6時頃来るバスに乗って帰って来る方や、あるいは駅に6時何分かの茶内や浜中のJRの駅行って、一番の電車で釧路まで行って用を足して、また、同じ夕方に帰ってくるということでは、何も無理をしないでもちょっと我慢すれば、釧路まで往復できるという、そういう交通の便もちゃんと整っているのではないかなと思うのですが、町の皆さんはどんなふうに感じておられますか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。軽自動車で用が足りるかどうかという点につきましては、その方の使い道次第かと考えますけれども、道東含めまして北海道という地域の特性上、例えば浜中町であれば町外の医療機関に通院する際など移動の距離が非常に多くなる場合もございますので、住むとすれば自家用車があった方が便利かと思います。以上です。

質問 5番 加藤弘二

年をとると大きい乗用車はいらないのですよ。軽自動車でも十分なのです。次に移ります。具体的には、役場に移住・定住係を設置してはどうか。この係で土地や建て売り住宅の購入についてサンプルを示す。そういうのが移住・定住に繋がると思うのですが、これについてはいかがですか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。現在、移住・定住に関する業務につきましては、企画財政課企画調整係が行っているところでございます。併せて土地や建て売り住宅の購入についてのサンプルをということですけれども、その場合宅地として使える町有地の確保等が必要になりますし、町有地にサンプル住宅を建て実際に販売するとなりますと、行政というか町単独で行うことは難しくて、現状としましては移住を希望される方が民有地を購入して家を建てていただく方法の方が望ましいのではないかと考えております。

質問 5番 加藤弘二

企画財政課長が言ったように、こちらで交渉するのではなくて、窓口は作るけれども、土地を求める場合は土地を所有している人に直に対話して決めた方がいいのではないかということでありました。でも、そういうやり方もあるし、あるいは建設会社と浜中町が共同で浜中町に移住者をたくさん迎えるために、町民の皆さんに協力をお願いして、土地を提供してくださるような、そして家を建てるならこういう家を建てたほうがいいよとかアドバイスしてくれる人などもいて、そういうのはどうですかと聞きましたけれども、浜中町が音頭をとって業者やあるいは町民の皆さんと話をして何かその方法を一つの方程式のような形で作っていく。そういうような取り組みができればいいなと私は思っております。もしやるとすれば、この施策をどんなふうに進めるかについては、やると決まったらさまざまな形で浜中町として検討していただくということをここで私が要望したいと思います。次に私がどうして浜中町でこんなことをやるべきと思ったのは、私自身が学校の教師をやってきて最初に20代で標茶町に住んで14年で2つの学校をやって、厚岸町で1つの学校を6年やって、それから霧多布中学校にやってきました。霧多布中学校の印象が、とっても良かったのです。噂はとっても悪かったのですけれども、子供たちと会ってみたら大変素直で恥ずかしいことも平気で言うし、何か人間らしいところがいっぱいあってとっても良かったので、子供たちだけはでなくて親たちもざっくばらんで凄く良かったので、私は霧中4年目にして家を建てる決意をしまして家を建てました。その時に土地を探したのですが、本当に自分の建てたい土地はだめだったので、琵琶瀬の方に土地を持っている人に聞きました。そしたら定置の親方でして「加藤さん好きなだけ広く建てていいから。俺の土地だから何坪あってもいいから。どうでもいいから建てろ」と言われて「そうですか建てさせてもらいます」と言ったら「加藤さん本当に住みたい所はどこよ」と言ったので「いや、本当に住みたいと所は朝日が枕元から上がって、夕日が西に真っ赤に染めて落ちる、今建っている所なのですけれども。あそこに住みたい」と言ったら「それ誰の土地だと」言ったので「誰々の土地だと」言ったらすぐ電話をとって「おい、誰それ先生がここに永住すると言っているが聞いているか」「はい。聞いています」「え、断った」「何でだよ」「いや、親から貰ったばかりの土地なので、貸したり売ったりする立場にない」「いいんじゃないかずっと住んでいるのだから貸してやれよ。いいのか。先生いいってよ。いくらで貸してくれるか聞いているぞ」「分かんない」「300坪を1年5万円でどうだ」「うん」「それにせよ」値段まで決めてくれまして良いとこだなと思いました。一番私の住みたい所に住まわしてもらったという経験があるので、私は住みたいと都会からやってきた人たちと、でっかい気持ちで、おう、来たか。よし。楽しんでくれやって、そういう感じで誰でも向かい合ってくれるようなところが浜中町ではないのかなと思います。浜中町民の人間性を売りにして、土地300坪で1000万円、建物は平屋40坪で3000万円、諸経費含めて5000万円建て売り住宅で永住しませんか。例えばの話ですけれども、こうやって売り出すのはどうですかということです。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。住宅の提供ということに関してでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、土地の確保など町単独で行うことは非常に難しく、現状としましては先ほど申しましたけれども、移住を希望される方が民有地を購入して家を建てていただくのと変わらないと考えておりますので御理解いただきたいと思います。

質問 5番 加藤弘二

財政課長が言われましたように、こちらに向かってくる方が土地を買いたいと来たときにどこに相談したらいいか明確になれば、その方と買いたいという人と直接交渉になるかなと思いますので、どこで音頭を取ってやるかというと、私は浜中町が音頭を取ってやってくれたらいいなと思ったりもします。また浜中町が重荷であれば、そういう会社を今言った方向で浜中町町民がそうやって迎える準備を町民でやっていくということでさまざまな皆さんの考えで考えられるのではないかなと思います。次に移ります。条件は移住して住民税、各種健康保険税の支払う人に限ると。初年度は10戸で人口増20人、10年かけて100戸で人口も200人増。こんなふうにして10年かけて100戸を目標にやってみれば、夫婦2人で200人、家族を入れると凄くなる。税金を計算する人は、これはいいなって所得税から道民税から色々な税金が家族でやって来れば入ってくるし、年寄りを相手にしてこういうのはどうですかと売り込みますけれども、中には子連れで都会の勉強でなくて田舎で子供を育てたいということもあると思うのですよね。そういう点でお年寄りに呼び掛けるけれども、退職者の退職金で建物を建てて住むというメリットのほかに、町としては建て売り住宅で土地付きで利益を上げる。その上、移住者に道民税、住民税、固定資産税住んでいる限り税収がある。税収が大幅に確保されるという点で、喜んでもらって税金で豊かに暮らすと町も良くなるという。しかも、浜中町は漁業と酪農の町で人口の52%が漁業と酪農の生産者であるという。これは確か全道一の一次産業の従事者ということですよね。そういうこともあって、町では活きの良い魚が年中売られている。浜中産の牛肉や豚肉が手に入るという、住だけでなくて衣食の部分も満たされていると。9点目なのですけれども、人口が減ると今まで頑張ってきたお店屋さんも建設会社さんも大変です。人口が増えていくからこそ、そこに町ができる。人間の生きる場所として浜中町に人口を増やして活性化し、100年前にニシン場、昆布場を求めてやってきた、あの賑やかな街づくりをみんなの英知を集めて作っていくのはどうだろうか。今回は、住みよい町、浜中町。そこに気の合う人達で移住してくるということで、この計画を進めるというのは、いかがでしょうかという点です。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。町としましては、人口減という公の大きな課題に対しまして、これまでも町民の皆様から色んな御意見いただきながら色々な施策を講じてまいりました。現在もそうでございます。ただし、浜中町人口ビジョンでも人口減になっていくという推計でございます。現状、人口を増やすということはやはり並大抵のことでありませんけれども、総合計画、総合戦略を基本として引き続き対策に取り組んでまいりたいと考えております。

質問 5番 加藤弘二

課長の方から人口ビジョンということも出てきましたけれども、今までの経過からすれば、人口がどんどん減っていくと見てしまうのですけれども、そこに何か石を投げて発想転換して、こんな形で売り出したら浜中町にやってくる家族もいるのではないのかなと思うので、今までのビジョンに何か良いヒントがあれば、それでやっていくと是非成功させて、減っていく人口から増えていく人口に取り戻していくような方策を町民みんなで考えるというのはどうでしょうか。10番目なのですけれども、これは田舎で子供たちの教育はどうなのだということなのですけれども、ここ数十年で浜中町出身の大学進学状況も素晴らしい成果を上げています。自然の豊かさ、人間の純朴さ、子供たちが教わる教育レベルの高さを私たちは高く評価するとともに、先人たちの努力の賜物が現在の浜中町に繋がっていることを更に自覚して、人口を増やして住みよい浜中町にしたらどうかという考えなのです。これは教育のことですから、私は教育の町浜中町と言っても過言ではないと思うのですが、これをもっと現在あるところプラスにして考えて、浜中町の教育を高めていくという点については、教育長はいかがお考えでしょうか。当然の話ですみません。

答弁 教育長 佐藤健二

今5番議員さんが、浜中町の高い教育政策を評価してくださいまして、非常にありがたく思っているのですが、やはり浜中町は自然の豊かさ、それと議員さんもおっしゃられているように、ここに住む人々の良さを土台としながら、これまでも先人の人たちが教育を脈々と継続して進められております。ただ、私たちはこれまでの財産を土台にしながらも、今やはり教育に求められている施策を十分にこの町でも対応しながら、小学校から中学校、高等学校あるいは社会教育に向けて、そういう面で教育環境をより一層、私たち教育委員会としては整備することをまず大事にしながら、そこに人口ビジョンより浜中町の人を増やすというようなことを進めていっていただければなと考えております。以上です。

質問 5番 加藤弘二

どうもありがとうございます。そうようなことで産業や文化や、今、教育長が言われたとおり教育もまだまだ夢のあるこれからの町だと思うので、皆で力を合わせることによって人口増にやはり向けていく、人口が増えてくると店屋もたくさん物を揃えておかないとならない。家を建てるとなると家を建てる人達の仕事もたくさん増える。活性化がぐんと広がると思うので、どうか加藤の質問というか提言というか、これのひとかけらでも引っ張り出して、活性化と人口増に繋がるように進めていただくことを希望して質問を終わります。

出典:浜中町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる