豊浦町議会 令和7年定例会3月会議 2025年3月6日
豊浦町への移住希望の現状と豊浦町の移住者に対する姿勢及び制度について
2025年3月6日、豊浦町議会の一般質問で、阿部和之議員が「豊浦町への移住希望の現状と豊浦町の移住者に対する姿勢及び制度について」質問し、町長 杉谷佳昭、建設課長 佐藤一貴が答えました。
- 聞いた人
- 阿部和之 議員
- 答えた人
- 町長 杉谷佳昭、建設課長 佐藤一貴
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 阿部和之
議長のお許しが出ましたので、質問をさせていただきたいと思います。先ほど、渡辺議員からも空き家のことについていろいろとご質問がございましたので、ちょっと重なるところはあるかと思いますが、ご答弁をよろしくお願いしたいなと思っております。まず最初に、北海道の総合計画が手に入りましたので、ちょっと見ると、まず、北海道の力が日本、そして世界を変えていく、一人一人が豊かで安心して住み続けられる地域をつくるということでございますので、それにのっとって、豊浦町も、北海道の中の一市町村として活動しているというふうに思っていますので、まず、ここのところは確認されているのではないかと思います。私がなぜ住宅のことについていろいろお聞きするかと申しますと、私の今の仕事は、某私立学校にここの構造改革特区という、地域とともに学校づくりをしていくという活動の中で、たまたま今の町長である杉谷さんと一緒に活動しながら豊浦町に私立学校を持ってきたという前提がございますが、その中でも、やはり、家をどうするかという問題は非常に大き いです。当初は、先日、残念ながら奥様が亡くなられました山田幸男さんと最初にここに来たときには、数軒の家を見つけていただいて、こういうところがあるから相談に乗ってあげるよというような形で、我々の今の学校に関係する者が住みかを見つけられたという経過がございます。それから、当初はまだ空き家バンクもなくて、訪ねてこられる方は学校を当てにしながらということで、まちといろいろ相談をさせていただいて、いろいろ、公住だとか、町営住宅だとか、そういうところを、実は、私に鍵を預けていただきながら、私が全軒を回って、住宅の紹介をさせていただいたというような経過がございました。今は、幸い、そういうこともなく、空き家バンクとか、住宅情報も載っておったりするので、そういう意味では少し手が引けたのですが、では、どうなのかというところでの質問です。まず、1問目は、豊浦町への移住希望者の現状と豊浦町の移住者に対する姿勢及び制度についてお聞きします。一つ目は、豊浦町に移住したいと考えていらっしゃる方の問合せが、この前、100件もあるよというようなお話もちらりと聞いたことがあるのですが、その現状についてお聞きします。二つ目は、同様に、どのような移住、生活のプランであると把握しているか、お聞かせ願いたい。三つ目は、今まで多くの方が移住を実現されているが、豊浦町での生活に満足されているか、把握されているならばお聞きしたい。四つ目は、豊浦町では、移住者向けに、空き家バンク制度、持家住宅取得奨励金、住宅リフォーム券事業、ふるさと住宅就職奨励金等、様々な制度があるが、おのおのの実績についてお聞きしたい。五つ目は、豊浦町移住相談ワンストップ窓口として、従来サービスによって複数に分かれていた窓口を総合窓口を設けて1か所で整えることによって、移住希望者にどのような形で寄り添えるようになったのかをお聞きしたい。六つ目は、豊浦町に移住したらと考えていらっしゃる方が移住を実現できない原因として、豊浦町が整えなければならない制度があると考えられるのか、お聞きしたい。先ほども言いましたけれども、私も北海道に移住して22年でございます。豊浦町で言えば15年になったのかなと思いますが、豊浦町として、移住者が増えることについてどのようなお考えがあるのかお聞きしたい。もちろん、受け入れていただいているのが前提だと思いますが、移住者を、これからの豊浦町の未来をつくっていく仲間として受け入れていただけるのか、お聞きしたい。それから、第6次豊浦町総合計画後期基本計画の2023年度から2027年度において、移住・定住、観光・交流の政策2として、移住・定住の促進に向けた取組の推進、現状と課題、目指す方向性に、豊浦町とともに、構造改革特区を申請し、国より認可を受けて設立した私立学校の実績についていろいろと記載されていることがないような気がするのです。あくまでも、私立学校のことについても前面に押し出していただいて、もしかすると、移住促進をする一つのファクターとして利用されてはいかがかなということでございます。
町の答え 町長 杉谷佳昭
1点目、豊浦町への移住希望の現状と豊浦町の移住者に対する姿勢及び制度についてお答えいたします。一つ目の本町への移住希望者の問合せの現状についてですが、移住に関する相談は、令和5年度は13件となっております。二つ目の移住・生活プランの内容についてですが、シュタイナー学園いずみの学校への入学や定年後のセカンドライフを過ごすことが主な理由となっております。三つ目のこれまでの移住者が本町での生活に満足されているかについてですが、移住された方を対象としたアンケート調査などは実施しておりませんが、様々な機会を通じて個別にお聞きした中では、本町での生活におおむね満足されているものと承知しております。四つ目の移住者向けの様々な制度の実績についてですが、令和5年度実績としては、空き家バンク制度では、利用者登録数、空き家を買いたい、借りたい方は42件、物件の登録数は14件、成約は7件となっております。持家住宅取得奨励金の交付実績は11件、うち、道内からの移住者は3名となっております。とようら住宅リフォーム券事業につきましては、52件に対し、合計510万円の助成、助成対象工事総額としては3,584万円となっております。UIJターン新規就業支援事業の交付実績はありません。五つ目の豊浦町移住相談ワンストップ窓口の効果についてですが、複数の部署に関連する相談には、関係する職員は可能な限り同席するなどの対応を行うことにより、相談者の利便性の向上とともに、心的な負担の軽減につながるものと考えております。六つ目の移住に関して本町が整えなければならない制度についてですが、特に、移住者のニーズにマッチした住宅不足の解消や就業場所の確保があるものと考えております。七つ目の移住者が増えることについてですが、人口減少が続く中、移住者の増加は、過疎化の進行が抑制されるだけではなく、経済的な側面や社会的な側面からも本町にとって大きな効果があるものと考えております。今後も、移住を希望される方に本町を選んでいただけるよう取組を進めてまいります。八つ目の移住者を仲間として受け入れることについてですが、私としましては、移住者の皆様も含め、町民がワンチームとなって前に進みたいと思っております。九つ目の第6次豊浦町総合計画後期基本計画において、私立学校の実績について記載されていない点についてですが、総合計画、基本計画は、基本構想において掲げた目標の実現のため、進むべき方向性を明確にし、具体的な取組の基本方針を示したものです。私立学校への入学を理由に本町へ移住されるケースは承知しておりますが、それ以外の理由で移住される場合であっても、良好な住宅、宅地の確保が移住・定住施策の最重要課題であると考え、基本計画に記載しているところでございます。
議員の質問 3番 阿部和之
では、今のご答弁の中から幾つかご質問させていただきたいと思います。まず、一つでございますが、要因として、私立学校の入学というのは、全国的に見てもなかなか稀有な形だというふうに承知しております。それから、本校ができたことによって、札幌市に、北海道では珍しく、小学校の私立学校が2校できました。そこにも移住者が来ているという現状をもって、人が動く可能性の一つとして、私立学校という選択もあるのかなと思っております。もちろん、町との合意の中で進めていくという、先ほど、構造改革特区ということで申請をしたと申しましたけれども、そういう意味では、町のその当時の要請というものが、現在のこの町で今も言われているようなことは、全部、構造改革計画の中に含まれておりますので、若干読ませていただきます。こうした少子高齢化、生活環境の複雑化、価値観の多様化などに伴い、新しい問題や激しい社会変化の中で、豊浦町では、地域と連携したふるさととの関わりを重視する教育活動を実施し、町の基幹産業である農業、漁業の体験、芸術文化体験などの事業を行っているというような文言も出てきて、いろいろな関係性を持って学校を進めていくのだということが網羅されています。実際に、我々の展開の中には、国際交流という下に外国語教育もやっておりますので、本町のこれまでの国際交流事業のさらなる活性化も期待できたり、欧米など、老人福祉分野においてのシュタイナー教育の背景となる哲学に基づく活動の実績もあるという文言も入れていただいて協調していくというお話もされていたので、今後ますますそういう関係が整っていくことを希望しております。現在も、十何年間かの歴史の中で、本校の関係者が商工会の理事にも随分なられているという現実もございますし、自治会の活動でもいろいろなことになってきているということですので、それがうまく流れになればということですが、現実問題として、毎年、そういっぱいはこの頃は来ないのですが、四、五家庭は必ず豊浦町のほうに入っている現実がございます。公営住宅などをお勧めいただいて住んでいるという状況もありますが、やっぱり、相談段階で諦めてしまう方もいらっしゃるのです。要は、情報がなくて、住む家がないので行けませんということで、残念ながら来られない方がいらっしゃるのです。さらに言うのであれば、私どもは豊浦町と一緒に構造改革特区を取ったので、他町村に行くのは本当は残念なことであって、現在も洞爺湖町に家を構える方が大変多いのです。それは、本来だと、豊浦町に住居を構えたいけれども、場所がないとか、物がないということでほかの地域を探されるという方がいらっしゃいます。そこで、一つは、町営住宅の利活用、リフォームということで、本校の校長もリフォームをされたという話を聞いておりますが、その中でも、そういうような活動として、古いもの、現在は使われていないのだけれども、それをお金をかけてリフォームすることによって貸し与えるようなことができるのではないかということで、室工大の眞境名教授ともお話をさせていただいていますけれども、そういうような利活用、リフォームの開発ができるのではないか、この土地にはそういう可能性があるよということをおっしゃられていただいています。では、それを実現するためにどんな方法があるのか。例えば、西胆振の住宅の相談所がありますけれども、まちづくり相談でも豊浦町とも提携をさせていただいていますし、伊達でも、つい最近、提携をするということも出ていまして、そういう意味では、移住者の相談窓口みたいなところを民間でも持つようになってきていますので、そういうところも利用して、全て町にお願いとは思っていませんので、そこら辺で協働してやっていくような土壌づくりを進めていただきたいということです。なぜこんなことをさらに言っているかというと、前回、私がここに立ったときは、ふるさと納税について言いました。ふるさと納税の場合は、外貨を集めるということでございます。今回の空き家対策も、基本的には、町にお金を持ってくる方法の一つとして提案をしているわけで、まだまだ細部にわたって調整しなければならないことがありますけれども、先ほど町長も言っているように、いろいろなことをするためには、まずは負債を整えていくのだということで、何年かしたら、道の駅を建て替えますとか、ほかの建物も建て替えなければならないものが豊浦町にいっぱいあるのは皆さんもご存じだと思うので、そういうところにお金が回るようなことというのは、一つは外貨を得てくる、それから、新しい方が入ってきて町を活性化することによってお金の流れが生まれるという道筋を地方でも持たなければならないのかなと思います。ちょっと漠然としている話でございましたが、今の形のお金の動かし方をどう思われるか、町長にお聞きしたいです。
町の答え 町長 杉谷佳昭
今、議員がおっしゃられたとおり、シュタイナー学園につきましては、私が企画課にいたときに、一緒に構造特区ということで申請等、夜遅くまで事務をしたという思いがありますが、そういうことで来ていただいたということがあります。住宅等につきましては、現在も、町有住宅とか、公営住宅とか、空き家バンクを通じて、シュタイナー学園以外の方々についても利用して住んでもらっているという状況になっていますので、これについては、引き続き同じような形で対応していきたいと思っています。ただ、先ほどもお話ししているとおり、遊休施設については、住宅等も使えるものであれば積極的に使っていただいて、そこに住んでいただければ家賃をいただき、もし買っていただけるのなら契約してお金を払っていただくということで、令和7年度はそういうことで進んでいきたいと思っていますので、また連携しながら一緒にやっていきたいなという思いでおります。
議員の質問 3番 阿部和之
ありがとうございます。そういうふうに言っていただければ、大変ありがたいです。先日、建設課の課長と私どもの学校生徒の父母が話し合うような場を設けさせていただきました。そのときの意見で、私も気づかなかったことなのですが、船見 などに高層の建物がありますね。そこで、政策空き家なのかは分かりませんが、人がいなくなったらもう入れませんよと閉じていって、だんだん誰も住まないようにして解体に持っていこうとするのですが、多分、在籍している年月があるから、そのマックスを取っていただいて、そこに入りたいよという人を入れてほしいのです。なぜかというと、一番学校に近いところで、そこを求めている人が非常に多いからです。これはもう事実なので、ちゃんと約束の中に、最高年限、今残られている方が例えば5年いますよと言ったら、5年間までそこは使わせますよみたいな契約を取ればいいと思っているのです。そうしたら、ほかのところに、その間に別のところに行ったりとか、それは絶対お金がかからない話ですから、今まで住んでいた部屋をほかの人に貸すわけですから、若干の修繕は必要かもしれませんが、本当に僅かなお金でそこを利用して住んでいただけるというふうになると思うのです。もちろん、昔みたいに雇用促進住宅とか、そういうものを新しくつくってくださいよというのはなかなかもう言えない時代であることは分かっていますが、そういうちょっとの工夫で利用できないかと思っております。空き家バンクとか、住宅も、昔に比べたらすごく丁寧な資料になっています。皆さんはもう住宅をお持ちだから見ないかもしれませんが、私は日常的に、どこが空いているのかなというふうに見たりします。そういう意味でも、分かりやすい公有の住宅地、その船見などはこれにはもう載っていないのです。あくまでも閉鎖するよというところは念頭にはなくて、浜町とか、幾つかの旭町の住宅とか、そういうふうに載っていると思っています。それで、よくよく見ると、うちの学校を卒業している親が空けるところが空いてきているのです。それを順繰りに使うというのがこれからの知恵だと思っていますので、そこのところは、年々、子どもが入ってくるという状況が、私は10年先でも20年先でもあり得ると思っています。そうしないと、私立学校であるうちの学校は経営できませんから、そういう意味では、人が必ず入ってくるよという状況というのはほかに豊浦町の中にないのです。それほど実績がないのであれば、うちの学校をうまく利用していただくのが一つの手なのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
町の答え 建設課長 佐藤一貴
せんだって、皆様方から様々なご提案というか、アイデアというか、いろいろ承りました。その中で、今、1棟、名前の上がった建物の話が出たかと思います。そういった工夫、アイデアもあると思います。これは、考えていくというか、課に戻って、関係する2係と一緒に協議しまして、これはどうなのだろうかということで、今後、さらに研さんを積んでいって、そういうふうになるかどうか、ここではお答えできませんけれども、そういった考え方も勉強していきたいと思っています。ただ、今、政策空き家となるような公営住宅については、やはり老朽化がかなり進んでいるものが多いです。そういう中で、これも人の価値観ですから、人によっては、そういった住宅でも、例えば、先ほど議員がおっしゃられましたが、年数を区切ってでも住みたいのだということがあれば、今後の検討ですけれども、そういった考えにもなるのかもしれません。そこは、またしっかりと考えて、しかるべきときにお答え申し上げられればなと思っておりますので、よろしくお願いします。
議員の質問 3番 阿部和之
私どもも最初に東雲に特公賃ができたときに、入居者を募ったら入りたいと言った人が2名いたのです。しかし、最初に入った途端に、建材の臭いで駄目だと言って諦めた方が何人もいるのです。ですから、新しい建物は、設備はいいかもしれないけれども、中にはそういうものが苦手な方もやってくるということをちょっと念頭に入れていただければありがたいです。もちろん、建築法で、使わないとかいろいろありますけれども、中には細かい方もいらっしゃいますので、そういうような視点も持ってお迎えしていただければありがたいと勝手に思っています。次に、住宅の施策について何点かお聞きしたいと思います。空き家対策、空き家バンクによる空き家の利活用推進に資するとともに、NPO法人住まいの相談西いぶりとの協定の締結などの専門的なアドバイスを受けられる体制づくりの今後について、どのような形でそれが熟成していくのか、お聞きしたいというふうに思います。