みんなの議会

羽幌町議会 平成24年第5回定例会 2012年9月19日

ふるさと教育の推進と地域資源の活用について

2012年9月19日、羽幌町議会の一般質問で、小寺光一議員が「ふるさと教育の推進と地域資源の活用について」質問し、教育長 石川宏、町長 舟橋泰博、学校管理課長 熊木良美、産業課長 江良貢、町民課長 藤岡典行、総務課長 井上顕が答弁しました。

質問者
小寺光一 議員
答弁者
教育長 石川宏、町長 舟橋泰博、学校管理課長 熊木良美、産業課長 江良貢、町民課長 藤岡典行、総務課長 井上顕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 小寺光一

私からふるさと教育の推進と地域資源の活用について質問いたします。今年は羽幌町開基115年になり、また羽幌、天売の両小学校が開校120周年を迎えました。歴史の浅い北海道の中にあっても本町は100年以上も続く歴史と文化を持ち、また自然環境が豊かで、天売、焼尻島を含むほかの地域にない特色を持ったすばらしい地域であると思います。そして、農業、漁業の第1次産業と観光業が盛んな町でもあります。羽幌町は、近年多くの課題もある中、各施設や環境の整備等も行い、町民とともにさまざまな分野で発展してきました。しかし、人づくりへの施策がおくれていると思われます。まちづくりは人づくりという言葉のとおり、まちづくりを考える上で地域を愛する人づくりは大変重要な施策であると考えます。そのためにもふるさとの自然風土、歴史、文化、産業に関する理解を深め、ふるさとに対する誇りや愛着を育むふるさと教育の推進が不可欠だと思います。北海道教育委員会も北海道教育推進計画の中にもあるふるさと教育の独自プログラムを作成し、推進を進めています。羽幌町でもふるさと教育を推進することにより、子供たちだけではなく大人も今よりも主体的に地域とかかわりを持ち、地域への関心、意欲が高まり、地域に必要な人材を育成していくことにつながると考えます。それが将来地域の力となり、羽幌町の未来への大きな魅力と希望になっていくためにふるさと教育を推進すべきと考えます。そこで、次のとおり4点質問します。1点目、ふるさと教育を推進することにより地域に対する意識の変化、各産業への活力や連携、また総合的な地域力の拡大につながり、町の将来を考える上で重要な要素と考える。農業、漁業、観光、教育、環境などさまざまな連携を通して、町が総合的な方向性を示すことが必要と思う。今後ふるさと教育の活用や取り組む計画があるのか。2点目、羽幌町には観光分野でも重要な役割を担っている天売、焼尻両島がある。平成25年4月には新しい港とともにフェリーターミナルが完成し、新しい高速船も就航の予定である。また、北海道が推進する羽幌町エコアイランド構想実証プロジェクトも今年度から行われる。地域の資源を正しく理解し、有効に活用することも大切であると考える。ぜひこの機会に多くの町民が島に渡り、地元のすばらしい環境を体験する機会やふるさとのよさを再発見する機会をつくるべきと考えるが、計画はあるのか。また、島の活用についての具体的な取り組みはあるのか。3点目、地元の子供たちに学校教育の中でふるさと教育を行うことが大切だと考える。現在もさまざまな形で地域の施設を活用し、文化、産業団体と一緒に取り組んでいるが、今後も計画的に一貫性を持った形でふるさとを学ぶ機会を継続していただきたい。また、子供たちが天売、焼尻を訪れる機会をつくり、ふるさとのすばらしさを体験できることは大切だと考える。しかし、現在は両島を訪れることができていない。今後島に渡ることにはさまざまな課題があるとのことだが、それをどのように取り組んでいくのか。4点目、地域づくりのためには人材育成や教育が大切だと考える。現在は人づくり事業補助金が間接的にサポートしている状態である。町が主体となって積極的に人材の育成やふるさと教育を計画し、実践していくことも必要と思われるが、どうか。

答弁 教育長 石川宏(教育長は2013年3月まで)

小寺議員のご質問にお答えしますが、質問2点目、町民が離島へ渡る機会の提供及び島の具体的な活用及び4点目、積極的な人材育成とふるさと教育の実践につきましては、私の答弁の後、町長からご答弁申し上げます。それでは、1点目のふるさと教育の活用や取り組む計画についてでありますが、北海道教育委員会では平成20年に北海道教育推進計画を策定し、基本目標に社会で生きる実践的な力の育成、基本方向に社会の変化に対応し、新しい時代を切り開く力を育む教育の推進、そして施策の方向性にふるさと教育の充実を掲げ、自分が生まれ育った地域の豊かな自然や伝統、文化に親しむことなどを通してふるさとへの愛着や誇りを育み、地域社会の一員としてふるさとに生きる自覚の涵養に努めると提起されています。言いかえれば地域の人、もの、ことを活用し、地域の人たちとのかかわりを通して子供たちの豊かな心を育もうとするものであります。そこで、町内の学校における取り組み状況ですが、各学年ごとの教育課程における総合学習の時間を主に活用し、身近な草や木を含む自然体系に関する探究、田植えや稲刈り、芋掘り、水産加工などの体験学習、郷土芸能の伝承、環境問題に関する研究など地元関係者の大きな協力を得ながら、ふるさと教育を広く捉えた形で取り組んでいる状況にあります。また、今年度は羽幌中学校におきまして北海道教育委員会からふるさと教育推進協力校として指定を受け、アイヌの人たちの歴史、文化をテーマとした学習が展開されており、昨年度には天売小中学校が天売島における環境保全などについて、さらに焼尻小中学校でも北方領土と焼尻の歴史、文化など積極的に教育実践が展開されております。今後とも各学校の主体的経営を尊重しつつ、各方面の協力を得ながら、地域の教育資源を有効活用することでふるさと教育を推進したいと考えております。次に、3点目の島へ渡ることの課題とどのように取り組んでいくのかでありますが、議員から昨年6月の町議会において教育の中で地元にあるすばらしい自然を体験する機会の提供についてのご質問があり、羽幌小学校5学年を対象とした宿泊研修に関する内容として過去から現在の実施状況及び当時における課題などをご説明させていただきました。天売島、焼尻島における自然体験学習の提供につきましては、両島とも雄大な自然の美しさ、厳しさを兼ね備え、動植物と島民の共存、離島という特殊な環境など最も身近で恵まれた学習の場であるとの考えは変わるものではありません。しかしながら、50名以上に及ぶ参加児童などへの安全な食事の提供や健康管理、夏季の観光時期との重複による支援体制の確立、気象条件に委ねざるを得ない日程調整など多くの課題が提起され、余裕のない現在の教育課程において離島での宿泊研修を行うことは効率性、経済性、さらに安全性などを考慮した場合極めて厳しいと考えております。ただ、貴重な自然環境に恵まれた離島を訪れ、ふるさとへの愛着心を育むことは大切なことと思いますので、宿泊を伴わない日帰りの研修などによる実施の可能性について学校と協議するほか、社会教育事業の中で希望者を募り、離島を訪問する学習機会の提供事業などを検討したいと考えております。私からの答弁は以上とさせていただきます。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

続きまして、私から小寺議員のご質問2点目、町民が離島へ渡る機会の提供及び島の具体的な活用について及び4点目、積極的な人材育成とふるさと教育の実践についてお答えをいたします。まず、2点目の町民が離島へ渡る機会の提供及び島の具体的な活用についてでありますが、町の活性化を図る上でみずからが住んでいる地域を知り、また見詰め直すことは大変重要なことと理解をしております。島へ渡る機会の提供につきましては、来春羽幌港の中央埠頭が完成し、新フェリーターミナルの供用開始、さらには新たな高速船が就航いたしますことから、何らかの施策が必要と考えております。このためフェリー運航事業者や関係機関との連携のもと高速船の利用促進策を初め天売、焼尻両島のすばらしさを知る機会の拡充に向け、さまざまな施策の検討を進めてまいります。また、島の活用につきましては、天売島において自然に優しく環境に配慮した島の活性化を目指し、エコアイランド構想の実現に向け、本年と来年度の2カ年にわたって本町、留萌振興局及び民間企業等との協働により実証試験を行うこととしております。エコ観光の推進や再生可能エネルギーの活用などのさまざまな可能性について調査研究するとともに、企業などの協力を得ながら、自然エネルギーに係る実験を学校授業として取り組むことなどについて協議していきたいと考えております。次に、4点目の積極的な人材育成やふるさと教育の実践についてでありますが、現在本町が行う人材育成の一つとして人づくり事業基金制度があります。本制度は、個人及び団体の積極的な事業実施をサポートするものとして多くの皆さんに活用され、特にここ2年は申請件数が増加し、本制度も浸透しているものと考えており、人材育成については積極的に取り組むべきものと理解しているものの、町が主体的となることによってそのやる気をそいでしまう可能性も考えられます。このため町民の主体的な活動に当たっては、補助制度などの情報提供や助言等に努めるとともに、町民と行政がそれぞれ主体性を持ち、連携、協力して行うものについては相互理解のもと取り組む考えでおりますことから、人材育成に当たっては町民の皆さんの積極性を引き出すことを主眼に取り組んでまいりたいと考えております。なお、ふるさと教育の計画的な実践については、1点目の質問に対する教育長からの答弁をもってこの質問に対する答弁とさせていただきます。以上、小寺議員に対する答弁とさせていただきます。◎会議時間の延長

再質問 3番 小寺光一

私のほうから再質問させていただきます。まず、1点目のふるさと教育の推進ということで、ふるさと教育という言葉は教育用語の一つということで私のほうは認識しているのですが、ただ今回私の質問した内容に関しては教育だけではなくて、もっと広い意味でのふるさと教育というのを考えています。質問の中にも触れましたが、農業だとか漁業、観光、その中の一つとして教育というのもあるのかなと、そういう認識でスタートしたいと思います。まず、ふるさと教育、総合的な面で私は見ています。子供だけの学校教育だけではなく、社会教育、またはそれに伴うふるさと教育という大きな枠組みを考えた中で、さまざまな自分の中でも問題が出てきたように感じます。その中で、まず1点目質問したいと思います。町長が答弁の中で、ふるさと教育の取り組みについては学校教育ということで触れてはいるのですけれども、町としてのふるさと教育、それは子供だけではなくて、大人も含めた取り組みというものは現段階で考えていらっしゃるでしょうか。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

議員のご質問にお答えをいたします。町としてふるさと教育という、大人に対してどう考えているのかということですけれども、単純に大人の方々にふるさと教育といういわゆるふるさとを知って、さまざまなよさを発見していただくとか、さまざまなこの目標についての取り組みをどうしているのかという質問ですか。ということでありますけれども、ある意味では大人の方々にふるさとのよさというのは難しいことであります。今まで大人の方々が培ってきたふるさとへの思いとか、ふるさとのよさという自分の感覚の中で自主的に動ける状況にあるというふうにも思います。そんな中でですので、やはりそういう教育を新たな考え方として持っているかということにつきましては、さまざまな生涯学習だとかいろんな取り組みの中で大人の方々については一応の取り組みというのでなくて形をなしてきているのかなというふうに思っております。

再質問 3番 小寺光一

1点目については、回答が教育長のほうからあったのですけれども、教育的な分野の回答はいただいたのですけれども、私は町が総合的な方向性を示すということで、町の方向性を知りたかったものですから町長にお伺いしました。学校教育の関係でいいますと、各学校、小学校も中学校も含めてふるさと教育には今のできる可能な限りの時間内で施設を使って各学年ごとに取り組んでいることは私も知っています。ただ、その中でふるさと教育の推進という言葉が出たのは、昨年の同じこの議会の中で教育長が今後ふるさと教育の推進に努めていきたいということで答弁があったものですから、1年過ぎて私のほうでその言葉を受けてどのように推進していったのかというのを知りたくて、今回大きな話題として、課題として、質問の大きなものとして取り上げてみました。この1年間でふるさと教育の推進、推進というのは現状でとどまるのではなくて、1つ、2つと進めていくことを推進と私は認識しているのですけれども、この1年間でどのように推進していったかお答えいただければと思います。

答弁 学校管理課長 熊木良美(学校管理課長は2014年3月まで)

お答えいたします。ふるさと教育につきましては、各学年ごとに総合学習の時間を中心に展開しているところであります。その中におきましても先ほど話が出ていました副読本等を使った中でのふるさとにおいての歴史、文化、そういうような中身を重点的にやっているというようなことでは伺っております。ただ、毎年推進というようなことで着実にそれが伸びていくかというような部分でいくと、学年によってはその部分の繰り返し、あるいは掘り下げた部分もあるというようなことでは聞いております。以上です。

再質問 3番 小寺光一

ありがとうございます。答弁の中で、教育長がこれからも私のほうでそういう認識で、その前には学校教育のみならずいろいろな形で取り組めることがないか、私のほうでもそういう認識で考えていきたいということを答弁されています。これは、教育長が個人的に考えるということなのでしょうか、それとも教育委員会として会議体の中で議題を上げて考えていったというような流れなのでしょうか。

答弁 教育長 石川宏(教育長は2013年3月まで)

その辺は、多分前回の質問の中で宿泊研修の部分、身近にある離島をふるさと教育というか、地域を知る、愛着を持つという意味の中からそういうことが必要なのではないかというような中で、そういうことも含めて何か取り組むことができないかということでお答えしたのだというふうに記憶しています。今そういうことでお話しして、先ほども答弁させていただきましたが、今前回からそれ以上進んでいないと言ったら怒られますが、何か具体的に取り組む事業が始まったというものはございませんけれども、答弁の中でお話ししましたようにこれから宿泊等は伴わなくても、島も含めた中で日帰りでも何とかできないのかとか、また社会教育事業の中で子供たちを連れていくことはできないのかということでこれからまた来年に向けて検討してまいりたいということで考えております。

再質問 3番 小寺光一

昨年の質問から一歩進んだ中で、宿泊はちょっと厳しいけれども、日帰りはどうかだとか、社会教育の立場からと、さまざまな膨らみがきっと出てくると自分も認識しています。ぜひできないと言うのではなくて、先ほど町長の答弁もありましたし、教育長の答弁もあったとおり誰もが島のすばらしさを認識しているわけですから、それをどういう形で成功というか、実行できるようにやっていくかというところが大事だと思っています。宿泊を伴わないということですけれども、できたら自分としたら本当に宿泊をして過ごすこともとても重要だと思っています。すぐにはならないことかもしれませんけれども、日帰りから始まって、やっぱり泊まってウトウを見るだとかいろいろなことというのはまたこれから出てくると思いますので、ここで日帰りができるので、これでいいというのではなくて、よりよい形としてぜひ教育委員会の中でも論議をしていっていただきたいなと思います。続いてですが、それに伴うふるさと教育、前回も私の質問の中で羽幌の子供たちが島に渡っていないのではないかということで、そのときは実数がわからず、半分以上の子がということで私も質問したのですけれども、先日小学校、中学校、高校にアンケートをお願いしに行ったのですけれども、結果的に教育委員会のほうでとっていただいたということで資料があります。これは、総児童数ではなくて調査数ということで、一応小学校のほうでは314人中天売島の訪問者が60人、焼尻島の訪問者が55人、約5分の1の子供たちが島に渡っています。中学校に関しては、回答数は155名中41名が天売島を訪問し、焼尻島へは43名、高校においては苫前、初山別も含めてですけれども、181名中68名が天売を訪問し、焼尻島には63名訪問しています。具体的にどのような形ということは触れませんけれども、やはり行っている子が少ないのが数字的に見て現状があるのではないかというふうに思います。この数字、もちろん教育委員会のほうでお持ちだとは思うのですけれども、数字を見てどのような感想を持たれるでしょうか。教育長お願いします。

答弁 教育長 石川宏(教育長は2013年3月まで)

私のこの数字を見た率直な感想であります。今議員のほうから例えば羽幌小学校ですと天売訪問は60人、2割ぐらいというのでしょうか。あと、焼尻では55人、2割を切る十七、八%。これは、調査によって、これ重複しているのであればこの数なのですが、私は天売しか行ったことない、焼尻しか行ったことないということでカウントすれば何らかの形で島へ行った人は115人いるともとれる数字なのかなとも思うのですが、その辺は別として、多くもないし、このぐらいだったのかなというのが率直な感想であります。

再質問 3番 小寺光一

そうですか。自分としては、ぱっと見たときにはやっぱり少ないなという、これが20年前にとればどういう結果になったかなということを想像していました。島に渡れない理由の一つに生徒数が、20年前のことでしたけれども、多くて対応がし切れない、前回の答弁では100名以上が当時食事をすることに対して応援が大変だということがありました。それで、私のほうでも平成5年から緑の村だとか道立施設に移ったということで、その当時の生徒数は全体で、小学校ですけれども、592名、現在、ちょっと平成22年の資料なのですけれども、生徒数が328名。その学年によってはばらつきはあるとは思うのですけれども、生徒数も減っています。また、観光客の繁忙期で忙しくて支援ができないということだったのですが、平成4年段階で島への観光客が3万9,662名、平成22年で1万5,121名と半分近く観光客が減っている状況にあります。フェリーの利用者に当たっては、平成4年時点では10万3,574名、平成22年で3万6,189名。島に渡る人も少ないですし、フェリーの利用者も少なくなっている。子供も少なくなっている。その中で、本当に島が対応し切れないのか、現状で。20年前は3万9,000人いた観光客のことで大変でしたけれども、今の段階では半分以下に落ちている段階で本当に支援ができないのか、そういうような疑問も持っています。羽幌町としても多くの方が島に渡っていただけることは、観光面でも産業においてもとても重要なことだと思います。学校として50人の食事が安全に提供できないところということで、行くことができないということで答弁があったのですけれども、それは今後ほかの学校が、羽幌町以外の学校が島に行く場合に50名以上は対応できないので、受け入れを拒否していくのか、それともそれをどう対応して受け入れていくのか。地元の子でできないのであればほかの学校でも難しいのかなとは思うのですけれども、何年か前に高校を受け入れたこともあると思いますけれども、今後この50名の食事の提供ですとかそういう面についてどのように対応していく考えでしょうか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

質問にお答えします。天売島、焼尻島の例えば学生、小学生、中学生等々の宿泊研修等で対応するとすれば、今の段階では旅館等々の分宿という手法しかとれないかなというふうに判断をしています。一時研修センター等で宿泊研修等々も行っていたようでありますけれども、なかなか現状ではそれもお風呂だとかいろんなケースで、食事の関係とかも含めて厳しいものがあるかなという認識でおります。今言ったように旅館等々の分宿、あるいは大きなホテル等であれば対応も可能でしょうけれども、ちょっと厳しいものがあるかなという認識はしております。以上です。

再質問 3番 小寺光一

最初に断っていたとおり、ふるさと教育を考える中で本当に各産業にまたがる議題になってきますので、今産業課のほうで答えていただきました。ただ、本当にこれからはそういう対応もしていかなければいけないというときに、ふるさとに住む、地元に住む子供たちが行けない島になってしまわないかと。それで、よその子を島のほうへ連れていくようなことがまたできなくなってしまうのではないかというすごく懸念があります。ぜひふるさと教育、羽幌の子だけですけれども、それを考えた中でいろいろな産業に波及していくことがたくさん出てきますので、町としても全体の意識として教育だけではなく、観光だけではなくという分野で分けるのではなくて、町として進むべき方向をあわせていただけたらなというふうに思っています。続いてですが、町民が島に渡る、これは学校の子供たちに限定しているわけではなくて、なぜこれを提案したかというと本当に来年4月というのは羽幌にとっても大きな、島にとっても大きな話題がある年かなと思っています。先ほど子供たちがどれぐらい行っているかという推移で、私は少ないという認識ですけれども、子供が行っていないということは大人も子供を連れていくことができていないのではないかなというふうに思っています。何人かのお父さん、お母さんに島について聞いたところ、やはりフェリーの運賃が高いですとか、子供を連れて家族で行くには本当に何万円という、金銭的なことですけれども、負担が多いので、連れていくことができないということを話でよく聞きます。何らかの施策が必要である、重要であるということで答弁があったのですけれども、ぜひ来年の4月までに何らかの対策というか、来年1年だけでもいいですし、本当にきっかけになるようなものを考えていただけたらなというふうに思っています。現段階で何かそのような具体的なものではないのですけれども、そういう形、計画等はありますでしょうか。

答弁 町民課長 藤岡典行(町民課長は2013年3月まで)

お答えをします。考え方としては、答弁書に盛り込んだとおりであります。具体的に今こういう事業を企画しておりますということは、残念ながらまだお答えできない段階でございます。答弁書にありますとおり、やはり高速船の就航を記念した何らかの施策ということで、大枠で考えますと新船就航の記念キャンペーン的なものを実施できないかということで考えておりまして、今現在検討を進めて、関係機関とも協議を始めたところでございます。いろいろこの新船の就航に際しましては、運輸局等々でも地元の交通機関とタイアップしたツアーの計画があったり、あるいは沿岸バスさんでもモニターツアーのようなものを企画できないかという提案もされております。また、先ほどございました運賃に関して申しますと、現行の事業者が今企画物として実施している運賃割引、高速船も含めた運賃割引ですけれども、夏休みの親子割引ですとか、団体の宿泊研修割引等々がございますので、これら等も勘案しまして、競合しないような形での調整をしながら、何らかの有効な施策を考えたいなというふうに思っております。

再質問 3番 小寺光一

よく町民の人と話したときに天売、焼尻の方はもちろん生活でフェリー高速船を使うことで生活では本当に大事な機関だと。島民割引という制度もあって、それを使用している。それを使用してもやっぱり持ち出しもあって大変だという話もあります。島民も羽幌の町民だと私は思っていますので、例えば島民割引ではなくて町民割引のような大きな割引を考えて、毎回ではなくて、例えば羽幌町のこっちのほうに住んでいる人は年に1遍ですとか、期間を決めて1年に1回、来年のみとか、いろんな形をとることができると思います。そのような施策で、予算も使いますけれども、それによってまた二度三度訪れる人がいたりだとか、その人たちが天売、焼尻のすばらしさを伝える機会になるとも私は思っています。ぜひ来年の4月でなくてもっと早くてもいいのですけれども、せっかく新年度から新しくなりますので、それにあわせた中で予算組みなり、そのような計画を上げていただけたら観光においても島にとってもみんないいのではないかというふうに考えていますので、ぜひそのような計画で進めていただきたいというふうに思います。続いてですが、人づくりに関してです。人づくり基金、それもふるさと教育の一環であると私は認識しています。羽幌の人が、大人も子供もですけれども、それぞれがスキルアップすることによって、ひいては地域にとっていい影響が与えられるのではないかというふうに考えています。ただ、残念なのは今積極的に民間団体、個人がそれぞれ申請したものに関してサポートというのではなくて、町として自主的な形で、答弁の中でありましたけれども、やる気をそぐような、そのようなやる気をそぐ可能性があると考えられるというので、やる気をそぐような、町が主体となることでやる気をそいでしまうようなことなのかなと。もし今までそのような事例で個人なり、団体がやる気をそぐ可能性があったのであればどういうものがあったのか、またはそのやる気をそぐという意味はどういう意味で考えられているのでしょうか。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。やる気をそぐという言葉は、あくまで物の考え方です。この根本には、答弁書に書かせてもらいましたとおり、自主性を重んじたい。特に成人等の部分につきましては、先ほど出ましたが、成人講座だとかいろんな部分で町が主催した事業もございます。ただ、この人づくり事業というのは、あくまでも自分たちが何かをしたい、そういうことをこの人づくり基金を使って私たち行政がお手伝いしたいという発想から生まれたものなものですから、具体的にやる気をそいだ事例はございませんが、そうした懸念があるということでこういう答弁になったと考えております。以上でございます。

再質問 3番 小寺光一

今回に関しては、人づくり事業補助金を例に出して話したのですけれども、全般として、町全体として、ここにもありますけれども、積極性を引き出すということではなくて、町も先頭に立って走っていただけるような、こういう形で町を進めていくと、そのためには町民のみんなが必要なのだと、そのために計画があったり、予算立てがあったりすると私は思っています。町民がなかなか一歩を出せないのであれば、やっぱり町なり、町長なりが主導権を持ってこういう町にしていくと、そのために協力してくれというような積極的な取り組みというのが自分はあったらいいなというふうに考えています。町長はどのようにお考えですか。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

大枠での質問なのか、ちょっとなかなか難しいご質問であります。先ほどの人づくり事業基金については、やはり総務課長のほうから言われたとおり住民の自主的な物の考え方から積極的な使い方をしていただきたいというようなことで、行政の関与というか、行政が主体的な動きを余り強く前面に出ないようにというようなことで人づくり委員会の主体性にお任せしているというところもございます。今議員それ以降の質問ということでお話しなされたこと、なかなか難しい質問ですけれども、いわゆる町民の方々にこの羽幌町のふるさとのよさを発見していただくとか、愛着心だとかそんなものの醸成だとか、またふるさとに生きるそのための意欲の喚起だとかとさまざまなふるさとを思う気持ちの中での姿というものはあるというふうに思います。一つ一つの事業の中でそれを形づくって町民の方々に提供するとかという動き、なかなか今議員の質問の中で想像は発想として出てきません。と申しますのもやはりふだんからそういう形の中で住民の方々を巻き込むさまざまな事業展開をしているというふうに考えている部分もございまして、質問の不足だというふうに思います。いま一度わかりやすい質問があれば、その答えることにも絞っていけるのかなというふうに思っていますけれども、よろしくお願いします。

再質問 3番 小寺光一

どう質問していいかわからなくなってしまいました。自分の質問の仕方が悪かったのか、難しかったのか、ちょっとわからないのですけれども、自分としては町がどういう方向に進んでいきたいのか、そのためには何が必要なのか、そういうことを考えたときに今回質問したふるさと教育というのを念頭に進んでいったらいいのではないかという提案でした。それは、もちろん学校教育にもかかわることですし、各産業にもかかわることですので、町長がふるさと教育は大事だということはお答えいただいているので、それを具体的な形にぜひそれぞれの分野で波及させていただけたらなというふうなお願いの気持ちを込めて、質問ではないのですけれども、意見として終わりたいと思います。

出典:羽幌町議会 平成24年第5回定例会 2012年9月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる