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羽幌町議会 平成24年第3回定例会 2012年6月21日

持続可能な行政経営、まちづくりの実践について

2012年6月21日、羽幌町議会の一般質問で、森淳議員が「持続可能な行政経営、まちづくりの実践について」質問し、町長 舟橋泰博、財務課長 三浦義之、総務課長 井上顕が答弁しました。

質問者
森淳 議員
答弁者
町長 舟橋泰博、財務課長 三浦義之、総務課長 井上顕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 森淳

私からは、持続可能な行政経営、まちづくりの実践について質問させていただきます。現在羽幌町財政における歳入面を見ますと、過疎化の進行がとまらず、経済活動の縮小による町税収入の落ち込みが続いております。また、国の財政状況も好転せず、地方交付税は一時のような急速な減少傾向は小康状態ではありますが、今後の伸びは期待できず、将来的には不安要素が大きい現状であります。一方、歳出面では、産業活性化、地域医療、社会福祉の充実など多くの課題が山積しております。財政を破綻させず行政運営を進めていくためには、基本原則である最少の経費で最大の効果を上げることを実践していくほかに有効な手だてはないと考えております。また、そのためには将来を見据えた新たな長期財政計画が必要だと思います。本年まちづくりの基本理念、基本目標を明示し、その実現に向けて総合的な指針として第6次羽幌町総合振興計画、平成24年から33年度を策定いたしましたが、財政面では今後3年間の実施計画が付記されたのみでありまして、不十分と言えると思います。また、羽幌町過疎地域自立促進市町村計画、平成22年から27年度を持っておりますが、この計画は事業実施における過疎債利用のための期間限定的な計画と言えまして、唯一財政面を中心とした長期計画といたしましては平成18年策定の自立と共生へのまちづくり計画が挙げられます。この計画は、3町村合併協議会が解散した後、まちづくりは自立と自主を基本に据え、歳入歳出の平成27年までを大胆に予測し、財政破綻をさせない意思を示した画期的な計画でありました。しかし、大きな支出を伴う羽幌小学校改築が含まれていない点、平成25年から27年度にかけて普通建設事業費、道路等公共事業に係るすべての経費が3年間で9億8,000万等と見積もっている点も含めて今では現実と離反している部分が多くなっております。以上の観点から以下の質問をいたします。1、自立と共生へのまちづくり計画と過去、平成18年から23年の予算執行状況の差異について、またどう評価しているかをお聞きします。2、新たな長期財政計画の必要性をどう考えているか。3、近年急速に地方自治体に導入が進んでいる公共施設マネジメント、計画に改築、大規模補修が含まれていない老朽化施設、具体的には羽幌町庁舎、旧児童会館ほか多くの社会教育施設等を含んでの導入についてどう考えているかお聞きします。4、義務的経費、中身としては人件費、公債費、借金、扶助費等と投資的経費、公共施設整備等以外の一般行政経費、通常町民サービスに充てる等の経費でありますが、の確保についてどう考えているか。5、持続可能な行政経営、まちづくりの実践のために最も必要なことは何であると考えているか。以上、5点について質問いたします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

森議員のご質問にお答えをいたします。羽幌町の長期財政計画といたしましては、平成18年9月に作成した自立と共生へのまちづくり計画があり、平成27年度までの財政推計を示し、町税等の歳入や人件費等の歳出、年度末基金残高及び職員推計を記載しております。しかし、計画作成から5年が経過し、経済状況や社会状況の変化により計画と執行状況に差異が生じておりますので、このような状況を踏まえご質問にお答えをいたします。1点目の自立と共生へのまちづくり計画と過去の予算執行状況の差異について、またどう評価しているのかでありますが、平成23年度につきましては決算書を作成中のため18年度から22年度までの5年間の状況とさせていただきますので、ご了承を願います。まず、歳入につきましては、町税がやや減少傾向にありますが、交付税や国・道支出金の増額により計画よりも8.5%、23億8,400万円多い歳入を確保しております。一方、歳出においては、人件費や公債費、繰出金、普通建設事業債などの抑制により計画とほぼ同程度の歳出となっており、0.9%、2億6,100万円多い歳出となっております。収支計画では、5年間で10億3,800万円の赤字となっておりますが、決算では10億8,500万円の黒字となっております。また、基金については、計画では15億6,000万円の基金残高の予定でありましたが、それよりも18億5,800万円多い34億1,800万円を積み立てております。このような状況から評価をいたしますと、歳入においては国の雇用対策による交付税や地域活性化対策による国・道支出金などの増加により歳入の確保が図られた要因もありますが、歳出においては人件費を初めとする歳出抑制やまちづくり計画での計画的な事業実施等により健全な財政運営を行っているものと評価しております。次に、2点目の新たな長期財政計画の必要性をどう考えているのかについてでありますが、羽幌町の長期財政計画については1点目でご説明申し上げました自立と共生へのまちづくり計画があります。この計画は、平成18年に作成したものであり、財政推計においては決算との差異が生じておりますが、基本的な考えについては現状でも通用する内容となっております。このような中、本年第6次羽幌町総合振興計画を策定し、平成33年度までの基本構想、基本計画を示し、実施計画では向こう3カ年ごとの事業計画を毎年度見直しすることとしております。この総合振興計画を財政面で補完する形で実施計画と整合性を保ちながら、33年度までの長期財政計画を作成し、健全財政を構築することが重要と考えております。次に、3点目の公共施設マネジメントの導入についてでありますが、現在多くの地方自治体では公共施設の老朽化が一斉に進行し、その建て替えや大規模改修に要するコストが今後の財政運営にも多大な影響を及ぼすことが大いに危惧されており、本町においても例外ではなく、今後における重大な政策課題であると考えております。議員もお話しのとおり、公共施設マネジメントにつきましてはその取り組みの第一歩である公共施設白書を作成する市区町村が全国的に急増していると聞いております。山積する行政課題の中、こうした手法の導入についても視野に入れ、検討していかなければならないと考えておりますが、これらが本町になじむかどうかも含め、事例等も調査していく必要があります。しかし、現有施設の実態把握や課題の洗い出し、今後における施設のあり方などマネジメント視点を取り入れた公共施設維持管理について我が町の財政状況をかんがみたとき、避けて通れないものでありますので、導入の可否を含め検討させていただきたいと存じます。次に、4点目の義務的経費と投資的経費以外の一般行政経費の確保についてでありますが、財政構造の弾力性を判断する指標の一つとして経常収支比率があります。この比率は、地方交付税などの収入がどれくらいの割合で義務的経費に充てられているかを見るものでありますが、この割合が低いほど一般行政経費の確保が図られることになります。本町においては、18年度で91.5%、22年度で84.3%と5年間で7.2%減少していることから、一般行政経費の確保が少しずつではありますが、図られていることになります。要因として公債費で8.2%、職員定員の適正配置等による人件費の削減で4.5%の減少となっておりますが、扶助費については0.5%増加となっている状況にあります。また、比率の分母となる経常一般財源総額の中で主となる地方交付税や町税などにおいて、約7割を占める地方交付税の増加も要因として挙げられます。このようなことから一般行政経費の確保については、義務的経費ではありますが、その支出をしっかりと見きわめ、適正な支出となるよう努めるとともに、公債費においては適正な起債計画を進めること、歳入においては自主財源である町税の収納率の向上等による財源確保に努め、財政全体を見通した計画的な財政運営を図ることが健全な財政に結びつき、その結果一般行政経費の確保につながるものと思います。次に、5点目の持続可能の行政経営、まちづくりに最も必要なことは何かについてでありますが、先般策定いたしました第6次羽幌町総合振興計画にもまちづくりの重点課題として3点の取り組みについて登載してありますように、課題実現のための基本的な考え方として、町民と行政が共通の認識のもと意見やアイデアを出し合いながら協働によるまちづくりを進めていく必要があります。また、行財政運営の健全化も不可欠であり、公共施設の維持管理、整備などの大きな歳出要因を見据えた計画や行政評価制度などによる事務事業の効率化を図りながら本町の実情に合った行政運営を推進し、まちづくりを進めていく必要があります。これら2点が持続可能の行政経営、まちづくりの実践のため最も必要なことであると考えております。以上、森議員に対する答弁とさせていただきます。

質問 1番 森淳

ただいまの質問に対しての町の意図と方向性につきましては、おおむね理解することができました。具体的な確認を含めて再質問をさせていただきたいと思います。まず、1番目の質問であります自立と共生へのまちづくりに関してですが、この中で人件費等の歳出抑制ということになっておりますが、具体的な職員数がこの計画と現状、流れについてどうなっているか、まずお聞きしたいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

人件費等についてどうなっているかということでお答えいたします。まちづくり計画と実績との差異が生じておりますが、このまちづくり計画での職員の推計については職員適正化計画というものを18年に策定しておりまして、それを基本として推計されております。推計と実績比較ということでは、平成18年度で推計150人に対して実績が同数の150人であります。19年度以降は、推計と減少しておりますので、人数のみ減少分をお話しいたします。平成19年においては2名、平成20年においては4名、平成21年度においては4名、平成22年度で6名の減少となっております。平成18年度と平成22年度を比べた場合、職員数については15人の減少という形になっております。これを金額的に申し上げますと、平成18年と22年の比較では1億2,000万円減少しているという状況になっております。

質問 1番 森淳

今18年からというふうに聞こえたのですけれども、平成17年から22年、私の調べでは22年まで職員定員適正化計画というのを立てて、これとの整合性を含めながら進めていたという認識ですが、平成22年終了後、昨年で終わっておりますが、その職員適正化計画にかわるもの、もしか進めるものが現在考えとしてあれば、確認したいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。ただいまのご質問の羽幌町職員適正化計画につきましては、ご指摘のとおり、17年度から22年度初日までの5年間ということで作成した経過がございます。これにつきましては、国のほうからこうした計画を作成しなさいというご指示がございまして、本町も取り組んでおりますが、その後この計画の義務づけはございません。それで、近年地方公務員の制度改革によりまして定年制の延長も含めまして若干流動的なものでございまして、その分見据えて本町についても今後どうするかということについてただいま検討している最中でございます。以上でございます。

質問 1番 森淳

先ほどの財政課長の答弁にあるように、人件費等についても財政の負担にならないように今まで努力されたということが理解できますが、平成20年度の財政課の分析報告ではまだ類似団体、これはちょっとわかりづらいですけれども、同じような町のということですが、道内市町村の平均よりはまだ上回っているのだという報告をなされております。それ以降現状においてその類似団体、道内市町村の平均との比較についてお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。私が今ちょっと調べたところによりますと、平成23年4月1日現在の状況でございますが、類似団体別職員数の状況ということで、20年当時今議員がお話しのとおり高い状況にあったということなのですが、23年4月1日では道内におきましても類似団体の中でも低くなってございます。ちなみに、北海道で今類似団体では江差町、それと長万部町、新得町、弟子屈町、人口規模や産業構造など類似を比較しまして、その中でも北海道で低いのが江差町、次に低いのが羽幌町となっております。以下、長万部、新得、弟子屈に関しましては羽幌町より高い状況となっております。

質問 1番 森淳

本計画につきましては、質問の際にも触れさせていただきましたけれども、やはり行政的にはなかなか不透明なことについて踏み込んでいけないという体質を持っている中、財政破綻をさせないということを優先的にかなり大胆な計画でありましたし、そのことの精神がいまだに続いているというのは後の答弁にもありました。私も全くそのように思っております。そういうことも含めて、2点目の新たな財政計画の必要性についてお聞きしたいと思います。この中では、はっきり新しくつくりますという答弁だったと理解いたしました。33年度までの長期財政計画を作成するということでありますが、これはどういう準備をしてどこからスタートしたいと現時点で考えているか確認したいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

2点目の長期財政計画の作成ということに関しましては、第6次羽幌町総合振興計画が平成33年度までという計画で定まっております。この計画を補完する形で平成24年度中に長期計画を作成いたしまして、25年度から平成33年度までの分を長期計画として定めたいと思っております。

質問 1番 森淳

前述の自立計画との比較で、中身的にもほぼ同様のものなのか、新たに何か加えることを今考えているのかということがあれば、お聞きしたいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

平成18年につくりましたまちづくり計画、この基本的な理念につきましてはほとんど利用することが可能でありまして、それを基本に財政計画を推計していきたいと思っておりますが、ただその中には公共施設マネジメント的な考え、例えば先ほど質問もありました大規模な施設、それ関連の状況も考慮しながら入れていくべきだなということで、その辺も踏まえた形でつくっていこうと思っています。

質問 1番 森淳

3点目の質問にも係るのですが、いわゆる6次羽幌町総合振興計画の中の公共施設の大幅改修の中には先ほど例として述べた旧児童会館ほか多くの社会教育施設、武道館その他もろもろは入っていないということを委員会等で報告受けておりますが、さきに言った役場庁舎、これはいわゆる総合振興計画の中に入れているのか確認して、次の質問に移りたいと思います。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。役場庁舎の改築にかかわります計画は、総合振興計画には入っておりません。総合振興計画には、庁舎の耐震化委託という部分の計画を平成25年度の予定で現在登載しております。

質問 1番 森淳

そこで、3番目にかかわってくるわけですが、答弁は理解をしながらもこれから検討していくという答弁だったと思います。ただ、現実に羽幌町の現状を見ますと、まずちょっと私の持っている資料は非常に古くて大変恐縮なのでありますけれども、2007年に出た、北海道建設新聞社が北海道の市町村にアンケートをとって、その結果が載っております。その中で北海道全市町村の中で30年以上の面積比率が高いのが1、室蘭、2、羽幌、ほかあと2つ、5割を超えるのがこれを含めた8市町村ですから3町村、圧倒的に羽幌町はその当時、2007年当時で北海道の中でも公共施設が老朽化しているというデータが載っておりました。そこで、まず、これはもうちょっと古いですから現状の、2011年でも10年でも構いませんけれども、中で30年以上の建物の面積比率と現状について大ざっぱでもわかるものがあれば、お聞きしたいと思います。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

30年以上経過した建物についての面積ということで、現在手元にはその資料は持ち合わせておりませんけれども、最近新公会計という制度が導入されまして、公共的な施設の面積ですとか評価額ですとかすべてデータ化されておりますので、それらをもとに面積比率、それから建築年も含めましてデータ化をして、それは作成をしたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 1番 森淳

そもそも公共施設マネジメントというものが今急速に入っていると、その前段の計画が公共施設白書、これもいろんな言い方が実はあるのですけれども、なっている理由というのは羽幌町の場合は先ほど北海道の中でもトップクラスに施設が老朽化していると。事実この5年間でも特老は新しくなりましたけれども、あと中学校が耐震化したわけですが、鉄筋の基本的な限界というのは50年ぐらいと言われていますけれども、例えば児童会館というのはもう50年、四十七、八年たっていますし、現実に見られた方はわかると思いますけれども、壁が抜け落ちて中の鉄筋がむき出しになっているというような現状があります。その上で先ほどの長期計画をつくっていく中でもっと先の、ここ10年間、今載っていないということでしたから、もっと先にどのぐらいかかるのだということを基本的に押さえなければ、やはり一つ一つの政策の取捨選択等にも間違いが起きたり、違う方向にいったりする可能性があると思います。また、違うメリットとしては、まだ縦割り行政というのがよく言われていまして、自分の担当課の建物については例えばそこの認識をして予算要求等をするという部分がありますけれども、やはり全職員が共通認識を持つことによって総合的に公共施設の物を考える土壌ができる、進んでいるところはそれとは別な課をつくったりしているところもあります。それは、地域の実情、職員数がありますから、そういうようなことをもう既に今からスタートしていかなければならないと思います。それから、後の質問に少し係るのですが、住民の理解を得るということも非常に大事なポイントでありまして、こういうものをつくって住民に提出して、この町にはこれだけのものを直さなければいけない、しかも場合によっては壊してしまう、全部を常に新しく建てたり補修したりすることも必ずしもできない部分もありますので、そういう住民とともに理解を深めるという意味でもこういうマネジメントというか、公共施設の白書でもいいのですが、つくっていく意味合いがあると思いますので、ぜひ前向きに長期計画と並行しながらでもいいですが、かなりモデルももうできていますし、今の時代、いわゆるさっき言ったソフトがそれに当たるかどうか私はわかりませんけれども、そういうものも普及していますので、前向きに検討していただきたいと思います。そこについて改めてちょっと確認の質問したいと思いますので、どなたか発言をお願いいたします。

答弁 財務課長 三浦義之(財務課長は2017年3月まで)

今議員お話しされたとおり、新長期財政計画をつくるにおいてはいろんな要素を含めながら考えていかなければなりません。単純に歳入歳出だけではなくて、これからの施設の恒久的な維持管理も含めながら、全体的なことで全庁舎的にそれらもデータの共有化を図りながら、そして職員だけではなくて町民の方にもその中身を知っていただいて、どうするべきなのかという情報の共有化も図りながらしっかりした長期計画を作成していきたいと思っております。

質問 1番 森淳

長期計画は長期計画で、マネジメントに係るもっと超長期計画というのですか、そういうものについても検討をお願いしたいと思います。いろいろ今もうたくさんやっていますので、多いところは100ページとか200ページの膨大な資料をつくってやっているところもあるのです。町民向けには概要版という形で五、六ページにかなりコンパクトにうまくわかりやすくつくっていますけれども、そういうのもぜひ参考にされていただきたいと思いますし、最近マネジメントという名称のほうでやっているところでは人口3万弱ぐらいの過疎に進んでいる、埼玉県なのですけれども、過疎に進んでいるところなんかもやっていますので、小さい町の部分もぜひ参考にして進めてもらいたいなと思います。次の質問なのですけれども、一番最初の部分ともかかわるのですけれども、現実に今自主自立計画をつくった当時と比較して財政状態は決して悪いとは私は認識しておりません。ここに書かれているとおり、やはりその時期の前の数年間、国の政策で一方的に地方交付税もしくは国・道支出金ですか、絞るに絞られて、このまんまいってしまったら、あの計画どおりにいってもう町は破綻するかもしれないというような時代があったのですけれども、繰り返しになりますけれども、交付税、ここに書いているとおり、国・道支出金がかなりの部分がいろんな理由があってふえた部分として今の財政があるという認識は共通であります。その上でちょっと羽幌町財政の今までの用語としてはなじまない用語を使ったのではないかなという思いがあるので、改めてここで言う一般行政経費というのは、私の言いたいところ、ざっくりとした話なのですけれども、ここに書いた以外に要するに一般行政経費は、投資的経費、これもわかりづらいのですが、ハード設備、それから一般行政経費というのはソフト事業に関する経費、石川県でこういう分け方しています。それで、私が言いたいのは、先ほどみたいに計画をどんどんつくったときに、今すぐ必要なものだとか、それから目には見えるのだけれども、その状況に応じてどうしてもそういうものに我慢させたりしわ寄せする傾向が余り極端に出ると、本来はソフト、ハードあわせてまちづくりがあるわけですから、その部分に対して常に意識を払ってもらいたいという意識づけも含めての質問でありましたけれども、答弁に関しては十分考えていますということですし、今まで見ていても全く考えていないというようなことをしたことはないと思います。ただ、最近ちょっといろんな心配な要素が出てきていますので、あえて実は加えさせていただきました。これについては、深くこれ以上進めませんので、次にいきたいと思います。最後の質問のまちづくりのために最も必要なことは何であるかというふうに聞いているわけですが、実践に対して本当に必要なことといったら、例えば町政執行方針にかかわるようなものだとか、何時間もかかっても言い尽くせない部分があると思います。そこをあえて最も必要なことはということで絞らせていただきました。この答弁の中で、いわゆる第6次総合振興計画の中の重点課題として3点の取り組みに記載してありますと。これ手元にありますけれども、この重点課題を3点に絞って1、2、3とつけたのは、これは住民アンケートの中で住民が一番心配していたり、期待していたりということを町としても重点課題として前面に押し出して解決していくぞという内容になっていると思います。そういう意味では、この3点ということを見た町民は期待感を持てるのではないかなと思います。ただし、答弁の中でその課題実現に対して具体的なものということの一つとして協働によるまちづくりを進めていく必要がありますと、意見、アイデア云々ですが、私自身町長が以前から協働によるまちづくりということは私なりの理解をしていたつもりではありますが、多くは言いませんけれども、最近の執行状況等政策を見るときにちょっと疑問に思う点も実はあります。ここで改めて町長の考える協働によるまちづくりというのはどういうことか、この場で急に聞いた話ですから、できる限りで結構ですけれども、まず改めてお聞きして次の質問したいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

お答えをいたします。協働という言葉を使いながらいろいろ方針の中で、執行方針も含めて言い続けてきております。いわゆる行政と住民の方々の力を合わせていこうではないかと、また細かな部分でいろんな意味で住民がなすこと、また行政がなすことといろんな意味で力を合わせてやっていくという、そんな形の中でこの厳しいというか、この言葉が出てきたときというのは先ほど森議員のお話の中にも出ておりましたとおりやはり地方財政がどんどん、どんどん逼迫して厳しくなってきた時代によくこの言葉が出てきたわけであります。いまだにやはりそういう状況がある意味では続いているわけでありますので、そういった意味で支え合いながら、また力を合わせながらということで、何にということではなくして、まちづくりにということでここの答弁の中でまずはこれを入れさせていただきました。もっとそれをかみ砕くのであれば、今回の総合振興計画の中での重点課題3つ、こういうところになるのかなというふうには思っております。

質問 1番 森淳

それでは、町長おっしゃる協働ということで今具体的に進めている作業と申しましょうか、ことが、これを言い出してからの間でも結構ですけれども、あれば、これが協働ということでやっていますということでお聞きしたいと思います。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

なかなか具体的にということよりも、みんなで動いていこうということでボランティアの活動だとかさまざまな、いわゆる制度としては指定管理だとかいろんなものもございますけれども、いろんな意味で民間の方々の力を利用したり、そしてまたそれを運営する中で住民の方々に参加していただいたりというようなことで、言ってみれば何がということよりもソフトの部分での協働ということが今のところ大半の動きかなと。我々の役割としては、やはり住民の方々にいろんな意味で喚起するということも必要でありますし、そんなことも含めながら協働という形を整えていきたいという、いわゆるソフトの部分での考え方というふうにご理解していただければよろしいかと思います。

質問 1番 森淳

この協働というのは、協力の協ということでともに働くということではないですけれども、まずやっぱり住民と行政が簡単に言うと一緒の気持ちで、それぞれできる分野はもちろん違うわけですが、やっていくことによって厳しいものを、先ほども言いましたけれども、我慢するものは我慢する部分も出たり、この部分に関しては無理してもやっていこうとか、いろんなことができるのではないかと、そういう行政といわゆる住民との垣根をなくして進めていきたいというのが町長の言う協働ではないかなと思ってまいりました。その上で、具体的なことはちょっと難しいので、私なりに、たまたまなのですけれども、ここに北海学園の経済学部の教授の内田和浩教授という方の縮小社会における地域社会の持続可能な発展に対する一考察という論文がありまして、その中に北海道公民館史を手がかりにというサブテーマがついています。幾つもモデルケースを使っているのですが、圧倒的に多くのページを羽幌町公民館の経緯について論文を書いています。非常に中身はおもしろいです。そもそも初めの館長が町長、渡部町長でした。次の、半年ぐらいでかわったのですけれども、今川北の法流寺の住職のおじいちゃんが館長になっていまして、そこから皆さん、役場職員のある程度の年齢の方は覚えていると思いますが、岡和田氏、教育長をやって公民館、それから中井氏等がいわゆる公民館運動という形の中で現状の児童会館まで至る経緯の中でさまざまなことをやっていることが事細かに出ているのです。本人たち割と早くに亡くなっていますから、その取材としてはS氏、T氏となっているのですけれども、どう考えても社会教育畑のS氏、T氏というのは須郷さんと高山峯雄さんなのです。みんな生き生きとして過去のことを書いています。個別のことは申しませんけれども、私がそこで感じたのは行政と住民が、昭和22年からのスタートですから、本当にどっちも豊かでない時代の中、お互いに知恵と工夫を出し合って、汗もかいて一緒に公民館活動を充実させてきたということが書かれています。具体的に今でも名前だけ残っていますけれども、いずみ号なんかを、図書館いっぱいつくれないから、いわゆる移動公民館とかいって、それこそ7,000キロ、8,000キロ走ったなんていう例も出ています。これは一例であります。それから、私の記憶の範囲ですけれども、例えば前に議会副議長やられました松井さんなんかが焼尻行って地元の人と一緒にそれこそトラクターに乗って牧場整備して、それが今のいわゆるめん羊牧場の基礎になっています。そのように当時、時代は多少今と違いますけれども、職員が住民と一緒になって、しかもお互いに熱意をぶつけるような環境があったのだなということなのです。だから、ここで言う協働が悪いとかなんとか言うわけではないのですけれども、それが実際に協働しているという感覚を住民が持てるようなものというのはまだまだ不十分ではないかなと思っております。そこで、職員のふだんの、町長含め、議員も含めてですけれども、やっぱり日常の業務等の意識をいろんな意味で変えていくということも、ちょっと拡大解釈に聞こえるかもしれませんけれども、私のテーマであります一緒になって持続可能なまちづくりに対しては非常に重要なポイントでないかなと個人的に思います。そのことも含めて町長に最後にそういう観点からの質問をいたしまして、最後にいたします。お願いします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

公民館の昔の中で随分古くからのお話で、それだけ注目されていたいろんな意味での活動があったということで、少し懐かしい名前も出てきましたけれども、いろんな意味で難しい時代というか、住民と行政、また多くの方々の協力があって物事が成り立つというさまざまな事業、また取り組みがあります。今最後のほうに出てきましたけれども、やはり行政と住民の方が一体となったという形、その中にはやはりいろんな意味で情報の共有も含まれるでしょうし、お互いの共通理解というか、共通認識の中でということが最終的な形の上での目標になるのかなというふうに思います。ただ、そういう意識をどのようにして呼び込むかと、つくり上げるかというところの難しさはありますけれども、やはりこの時代、大変な厳しい時代が続くということもありますし、ある意味では少子高齢という中ではより以上にその力を合わせることが必要だというふうにも思います。そういった意味も含めて今議員がおっしゃられたさまざまな形の中で協力体制という意識を強めるような取り組み、そしてその醸成に我々も努めていきたいというふうに思います。

出典:羽幌町議会 平成24年第3回定例会 2012年6月21日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる