富良野市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
(1)共創のまちづくりについて/(2)企業版ふるさと納税を使った市民提案型事業の制度化について/(3)学びのまち推進課について
2025年6月17日、富良野市議会の一般質問で、松下寿美枝議員が「共創のまちづくりについて」「企業版ふるさと納税を使った市民提案型事業の制度化について」「学びのまち推進課について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 関澤博行、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。
- 質問者
- 松下寿美枝 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 関澤博行、教育委員会教育部長 佐藤保
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 松下寿美枝
-登壇-おはようございます。通告に従い、一般質問いたします。1件目、共創のまちづくりについて。1項目め、共創のまちづくりに向けて。私は、共創とは、行政と市民がそれぞれの力と思いを生かし合い、地域の未来を共に築いていく営みであると捉えています。平成23年度からスタートした第5次富良野市総合計画の中では、将来像として、「安心と希望、協働と活力の大地『ふらの』」、まちづくりのテーマに「住み続けたいまち、そして、子どもたちに誇れるまちをめざして」が掲げられていました。その後、令和3年度に策定された現在の第6次富良野市総合計画の中では、共創という言葉が基本構想の中でこのように説明されています。「少子高齢化・人口減少など、急速に社会構造が変化し、地域やコミュニティの課題が複雑化しています。従来の方法のみでは限界があり、行政の力だけでは課題を十分に解決することは困難になってきています。未来において、より良い社会をつくり出していくためには、行政と民間事業者と市民とが、より高度な形で協働していく必要があります。実際に、官民共創の流れは世界的なものになってきています。『共に新たな価値を創造していく』ことで、課題解決につながっていく『コト』が生まれることこそが『共創』の概念です」。このように、第6次富良野市総合計画では、共創を未来思考の課題解決の鍵として位置づけていることが読み取れます。これまでも、本市では、市民参加ルール条例などにより、市民参加や様々な場面での市民協働を推進してきたところですが、この共創は、従来の協働をさらに進化させたものであり、本市の持続可能な地域づくりにとって鍵になる視点であると考えます。あわせて、共創の取組を重ねていったその先に、自分たちのまちの課題を自分事として考えていこうという市民がさらに増えていったとき、20年後、30年後の本市は、いまよりもさらに活気にあふれ、元気なまちでいられるのではないかと、想像するとわくわくする気持ちにもなります。また、共創の対象は、子供や若者、地域、企業、障がい当事者など、多様な主体であり、多様な声を生かしていくことが求められます。まず、本市として共創のまちづくりをどのように位置づけ、今後どのように推進していこうとしているのか、考えを伺います。2件目め、企業版ふるさと納税を使った市民提案型事業の制度化について質問します。共創のまちづくりを進めていく中で、企業版ふるさと納税の活用は、具体的な取組、手段の一つだと考えます。第6次富良野市総合計画の中では、重点原資①、未来への原資、未来への原資を生み出し続けるの項目の中で、10年後の目指す状態に、「多様なつながりにより、市民や行政などのチカラを集結させ、未来への原資を独自に生み出し続けている」とし、主な施策の中では、戦略的かつ共創的に自主財源を確保する体制の構築、戦略的かつ共創的な自主財源の創出の2点を上げています。本市の取組としては、ホームページでの広報、民間が提供する寄附企業とのマッチング支援の活用、クラウドファンディング型ふるさと納税の実施などを行ってきています。そこで、質問に入ります。1点目、こうした目標、10年後に目指す姿に向かう中で、現在の取組について、本市としてどのように評価されているのか、伺います。さらに、共創のまちづくりをより推進していくための一つの手段として、市民からの提案と企業版ふるさと納税を効果的に結びつける仕組みを制度として整えることも有効ではないかと考えます。今回、私が提案する制度は、企業版ふるさと納税を活用した地域活性化事業の提案を募集している三重県鳥羽市や、北海道内の北広島市でも取り組まれているものであります。市民と企業がそれぞれの立場から地域にできることを考え、実際に形にできる土壌を整えるものです。10年後、あのときに提案してよかったと振り返る市民がいて、また、このまちに関われてよかったと語る企業がいる、そんな未来を目指せるのではないかと可能性も感じています。質問の2点目。未来のための自主財源を生み出し続けるための仕組みを強化していくために、市民からの提案と企業版ふるさと納税を効果的に結びつける仕組みを制度として整えることも有効でないかと考えます。こうした制度構築の方向性について考えを伺います。ここからは、社会教育、人づくりの視点から、共創を支える人材と学びの環境づくりについて伺います。質問の3件目、学びのまち推進課について。1項目め、学びのまち推進課について。今年度より、これまで社会教育という名前がついていた係が学びのまち推進課へと名称変更され、また、しばらく無人となっていた中央公民館に職員が常駐されるようになったことは、大きな前進であると受け止めております。しかし、中央公民館の現状を見ますと、休館日が日曜、月曜、開館時間が18時までという設定になっており、働く世代や市民グループにとって利用しにくい状況があるのではないか、また、市民の学びと交流の拠点としての位置づけに照らし、条例との整合性の観点からも様々な見直しも必要になってくるのではないかと考えております。教育執行方針の中でも、社会教育を通じた持続的な地域コミュニティーの基盤形成に向け、社会教育士をはじめとした社会教育の専門指導者の育成、地域課題の解決や自己実現に向けた活動に多くの市民が参画できる環境を整えるとともに、安全で快適な環境整備を進めていくとありました。そこで、以下、質問をします。1点目、中央公民館に職員を再配置するまでの経過と、その判断の背景について伺います。2点目、学びのまち推進課という新たな名称に込められた目的やビジョンについて、今後の方向性をどのように描いているのか、伺います。3点目、今後、中央公民館を地域の学びや交流の拠点としてどのように活用していくのか、市民との協働を生かした取組についての考えを伺います。2項目め、子ども未来づくりフォーラムについて。平成19年から始まった子ども未来づくりフォーラムは、子供たちが自らの立場からまちづくりについて自由に考え、意見を出し合い、自主的に社会参加をすること、そして市政への関心を高めることを通じ、富良野市の未来を担う青少年を育てていくことを目的に実施されてきました。現在の取組について、そうした子供の主体性や自由な学びがどのように発揮されていると捉えているのか、評価についてお伺いします。現在の子ども未来づくりフォーラムは、発表の場としての役割が中心となっているように見受けられますが、せっかくの子供たちの自由な発想や提案をその場限りで終わらせるのではなく、地域や行政の取組につなげていくことができれば、より実効性のある学びと社会参加につながると考えます。教育行政評価報告書の中でも、今後の課題として、郷土への理解と愛情を育み、将来、まちの担い手として成長できるキャリア教育、人材育成を主眼に置いた事業展開の継続と挙げられています。子供たちの提案を地域の活動や行政施策に接続していくようなつなぎのアプローチについてどのように考えているのか、お伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-おはようございます。松下議員の御質問にお答えします。1件目の共創のまちづくりについてでありますが、本市では、第6次富良野市総合計画において、共創をまちづくりの基本アプローチの一つとして位置づけております。人口減少など、複雑かつ多様な課題に対し、市民、行政、企業、団体など多様な主体が連携し、共に考え、共に行動し、新たな価値を創出していく考え方に基づくもので、これまで、太陽の里における共創プロジェクトなどに取り組んできたほか、令和7年3月には富良野市共創まちづくり推進指針を策定し、理念などを定義づけ、公表してまいりました。共創のまちづくりとは、共通の目的の下に、対話を重ね、地域の課題を共に解決していく取組でもありますので、前例にとらわれず、市民の皆様と対話を重ねながら、柔軟で挑戦意欲を持った姿勢で取り組むことが大切であると認識しております。また、市民や地域の皆様にも、自分たちの地域は自分たちでよくするという意識の下、世代や立場を超えて参加いただき、対話と実践を通じた共創のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。本年度の取組といたしましては、職員一人一人が共創の意識を持ちながら日々の業務に生かせるよう、職員研修などによる共創のスキルの習得と定着に取り組むほか、共創まちづくり推進事業などによりさらなる共創の推進に取り組んでまいります。2件目の企業版ふるさと納税を使った市民提案型事業の制度化についてでありますが、将来にわたり持続的なまちづくりを行っていくためには、自主財源の確保が必要であり、第6次富良野市総合計画においても、戦略的かつ共創的に自主財源を確保する施策を実施することとしております。この間、自主財源確保の取組として、ふるさと納税では、生産者や事業者の皆さんと協力し、地場産品や地域の魅力を発信しながら、ふるさと応援寄附金の確保に努めてまいりました。また、企業版ふるさと納税では、マッチング支援等も活用しながら、本市のまちづくりを市外企業にPRしながら御支援をいただいております。次に、企業版ふるさと納税を使った市民提案型事業の制度化についてでありますが、本年度から取り組む共創のまちづくり推進事業は、地域や行政が抱える課題の解決に向けた提案を企業や市民団体等からいただいた公益的事業にふるさと応援基金を財源として支援、助成するもので、本市の新たな共創の形を模索する事業であります。本事業を含め、本市のまちづくり施策が市外の企業にも共感をいただき、企業版ふるさと納税をはじめとする御支援をいただけるよう、引き続きPRに努めるとともに、企業版ふるさと納税を財源とする市民提案型事業の制度につきましても調査研究してまいります。以上です。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-おはようございます。松下議員の御質問にお答えいたします。3件目の学びのまち推進課についてでありますが、中央公民館につきましては、令和5年1月より社会教育施設として図書館と併設し、兼任職員を配置することで、社会教育係と連携して公民館活動を推進してまいりました。そうした中で、多様化、複雑化する教育ニーズに対応するため、本年4月に教育委員会の組織体制の改編を行い、従来の教育振興課から社会教育分野を分離し、世代を超えた多様な市民が主体的に学び続け、つながりを深め、地域づくりに参画できるよう取組を進めることを目的に、学びのまち推進課を設置し、あわせて、職員については中央公民館係を兼任とし、本年5月より中央公民館を置く市立図書館に事務所を移転したところであります。学びのまち推進課では、富良野市教育振興基本計画に基づき、家庭、地域の教育力の向上、学校との連携、協働の推進、人々の暮らしの向上と人生100年時代を見据えた学びのまちづくりを推進してまいります。次に、中央公民館の地域の学びや交流の拠点としての活用と市民との協働を生かした取組についてでありますが、中央公民館は、ことぶき大学や市民講座の場として活用するなど、学習の機会の創出や市民活動の支援、交流の促進などの取組や、各種団体・サークル活動や研修の場として御利用いただいております。今後も、様々な知識や経験を持つ利用者、団体が交流し、連携する機会創出を図り、学び合い、支え合う人づくりができる仕組みづくりを進め、市民が自ら集い、学び、つながる公民館となるよう、引き続き努めてまいります。2項目めの子ども未来づくりフォーラムについてでありますが、本事業につきましては、市内全小学校を対象に、子供たちが学習活動や自分たちの暮らす地域などについて仲間同士で考え、調べたことを発表することにより、社会性やリーダーシップ、コミュニケーション能力などを育み、あわせて、様々な地域学校協働活動を通して地域の課題解決に向けた方策を自ら考え、発表することで、郷土への理解と愛情を育み、将来のまちの担い手として育つこと、他校の実践や表現方法などを学び、今後の取組に生かしていくための情報交流の場とすることを目的としております。本事業の評価でありますが、学校における学習活動だけではなく、地域の協力による体験活動などを基に、子供たちの視点で考え、発表することで、深い学びや自己肯定感が醸成され、その後の授業などにおける学びに向かう積極性につながるとともに、ふるさと教育、キャリア教育としても効果的な取組であると考えております。また、発表のテーマと内容は、社会問題や地域課題の解決に向けたものが多く、会場には、一般市民や団体をはじめ、市及び市議会の関係者なども聴取していることから、本事業の開催が地域づくりの一助になることを期待しているところであります。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
順次、再質問させていただきます。1件目の共創のまちづくりについて質問をさせていただきます。先ほどの御答弁では、共創という言葉をまちづくりの基本アプローチの一つとして位置づけているということで、これまでの取組についても答弁をいただきました。いま、第6次富良野市総合計画の中で、高度な形で協働していくというものが共創だということで言われております。この高度な形での協働というのが、どちらか一方的なものではなくて、また、市長も先ほどの答弁の中で、前例がないことにも取り組むとおっしゃっていただきました。これまでに取り組んだことがないことも含めて、やはり、行政と市民が共に考え、共に行動していくということだと考えておるのですが、これまでの協働ということと、共創という部分が高度な協働になるということで、どのように変わっていくと捉えているのか、お伺いいたします。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。第6次富良野市総合計画でうたっている協働と共創の関係かというふうに思います。先ほど松下議員の御質問の中でもありましたけれども、富良野市としては、第5次富良野市総合計画の中で協働をうたってまいりました。協働につきましては、そちらにも記載があるというふうに思いますけれども、行政と市民が同じ目標や課題に対して複数の組織や個人が協力して活動すること、共創と異なり、新しい価値の創造よりも既存の課題解決や目標達成を重視することが多いというふうに一般的には言われております。その一方で、共創に関しましては、異なる立場や視点を持つ個人が連携し、新しい価値やアイデアを生み出すプロセス、また、そこから新たな取組を創造することというふうになっております。その中で、高度な協働というような書き方、言い回しでございますけれども、その点につきましては、第5次富良野市総合計画、それぞれ単発で取り組んでいるわけではございません。第5次富良野市総合計画の成果、評価をもって第6次富良野市総合計画に発展していっているというようなことで考えております。そういった点からも、第5次富良野市総合計画で進めてきた協働、市民と行政が共に活動、協力すること、それを一歩進めて、さらに御意見やアイデアを積極的にいただく、そのことによって新たな価値を生み出すということが新しく目指した共創だと考えてございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
高度な協働の部分が、これまでの協働からさらに一歩進めて、積極的に共に協力していくといった意味も含まれているということで理解しました。私も、共創のまちづくりを推進していくためには、共に考えて、共に知恵を出し合っていく、そして、前例がないことにも向かっていくというのは非常に必要なことであると思います。新しいまちづくりの推進事業もスタートするところではありますが、実際に制度を整えていくだけではなくて、現場で市民や企業とどう関わっていくかといった行政の姿勢も重要なものではないかと感じています。例えば、市内の企業や市民団体が外部の助成金などを活用して地域課題の解決に取り組もうとする際に、申請の段階で市としての関与や行政の協力が得られるのか、今後、そういった協力の意思表示が求められる場面もあります。行政が、やはり、そうした市民団体が申請に行ったときに、主体的に耳を傾けて、必要に応じて連携の姿勢を示すということも共創を支える上で欠かせない役割だと思うのですが、一方で、中には、やはり、これまでは、前例がないから難しいといった理由で、そういった企業や団体からの熱意というものが十分に生かされていなかったこともあったのではないかと、そういった声も伺っています。やはり、共創を本気で進めていかなければいけない、そうしたときには、こうした市民や企業からの呼びかけに対しても、全庁的に前向きに関与して共に考えていく姿勢が私は必要だと思っています。このような共創の姿勢、それを市として庁内全体にどう根づかせていこうとお考えか、その考えについてお聞かせください。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。市民や企業からの声をどう具体的に市として受け入れていく体制をつくるのかというように受け止めをさせていただきました。先ほど市長の答弁でもお話させていただきましたけれども、令和7年度の取組としてという中で、職員一人一人が共創認識を持ちながら日々の業務に生かせるよう、職員研修などによる共創のスキルの習得と定着に取り組むということで答弁させていただきました。こちらの職員の研修でございますけれども、第6次富良野市総合計画が新たに始まりました令和3年度から継続して職員研修を実施しています。その中では、共創の概念や、対話の仕方でありますとか、そういったことも含めて研修を行ってきているところであります。そういった一人一人の職員に考え方を理解してもらうというところからがまずスタートではないかというふうに思っていますし、市民や企業からの声を窓口の段階でしっかり受け止めるというような体制をつくれるように、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
これまでの研修を含め、様々な研修をされていく中で、概念、また対応の仕方を含め、研修していくということで、今後さらに定着して、どんどん、いろいろな場面で変わっていくのかということを感じております。次に、この質問の続きなのですが、やはり、全庁的にそういった姿勢を根づかせていくということも大事な柱ではあるのですが、この共創のまちづくりを進めていくためには、私は、市民自身、このまちで暮らしている人たちが、共創という概念は自分にも関係があることなのだと、自分事として考えてもらえることを実感できるような工夫が必要だと思っております。ちょっと話がそれるのですが、市長はよく健幸都市とおっしゃってくれていて、その健幸都市という言葉をたくさん発していただくことで、やはり、いま、歩く方が増えたりとか、そうした啓発にもつながっていたり、あと、いま、ふらのりという地域公共交通の一つが出てきたときに、やはり、ふらのりというオンデマンドのタクシーを目にするということから、あのふらのりは何なのかという、目にすることから関心を持ってもらえることも増えてきているということは、私の耳にも届いています。そうした意味でも、共創という言葉、なかなかこれは分かりにくいとおっしゃる方もいます。そうした意味では、それを分かりやすく伝えるキャッチコピーや、何かアイデア、これから、それが、共創のまちづくり推進事業が一つのきっかけにはなっていくのかと思うのですが、そうしたまちづくり事業にアンテナが立たない方にも含めて伝わるような市民に向けた共創の伝え方、そうした工夫、取組の方向性などを市としてどのように考えているのか、お考えがあればお聞かせください。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。共創という考え方、また言葉を市民にどう分かりやすく伝えていくのかということだと思います。第6次富良野市総合計画策定に当たりましては、ワークショップを重ねてこの考え方の骨子を組み立ててまいりました。この100人ワークショップの取組自体が、まずは共創の取組からスタートしたというふうに考えてございます。加えまして、令和5年度になりますけれども、共創×デジタルの取組ということで、富良野市DX推進計画策定に当たりまして、仕事、子育て、シニア、ケア従事者、学生という五つのテーマでワークショップを開催して、DXをそういった生活や仕事にどう生かしていけるのかというような、そういった取組も行ってきて、その結果、富良野市DX推進計画を策定してきたということがございます。また、先ほど市長も答弁させていただきましたけれども、令和7年度から取り組みます共創のまちづくり推進事業につきましては、まさに共創ということを前面に出して、市民の方々、また企業の方々から様々な事業やアイデアをいただくということで取組を進めているところでございます。先ほど松下議員からありました伝えるキャッチコピー、そういったアイデアというところにつきましては、引き続き受け止めて研究をしてまいりたいというふうにと思いますけれども、本市といたしましては、具体的な動きも含めて、市民の方に、広報紙ですとか、そういったところに共創という言葉を積極的に出していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
やはり、広報紙など、結果も含めて目に見える媒体で周知していくということも、市民の機運の醸成というのですか、意識の醸成、そうしたものには必要だと思いますので、ぜひ、これからの事業だと思いますので、取り組んでいただけたらと思います。それから、次の企業版ふるさと納税に関する再質問に入らせていただきます。こちらは、財源の活用ということで、持続的なまちづくりには必要な財源であるということで、様々な取組について説明をいただきました。こちらのこれまでの取組については理解しているところです。その質問の二つ目のほうに入らせていただきます。市民提案と企業版ふるさと納税の制度化については、こちらは調査研究していくという御答弁でした。共創の視点から見ると、いまの企業版ふるさと納税というのは、いまある本市のホームページでは募集しますという形で企業に向けて募集している形になっているのですが、いま、市民からの提案でのまちづくり事業というのを行うに当たっては、これから先にも様々な形の提案があるかと思います。市民や企業の声がより具体的に制度に反映されていく、また、共に共創というまちづくりを育てていくという視点からも、私は、制度という仕組みがあったほうがよいと思います。やってみたいという市民の思いと企業を結びつけるということは、例えば、市民一人の力でどこかの企業とマッチングしてもらうということは非常に難しいという、個人の取組では難しい部分もあります。なので、こうした制度を、市民からの提案も含めた制度として構築していくこと、それは、これからの事業の継続性であったりとか、また透明性であったりとか、そういうところも担保されるかと思っております。なので、こうした制度を検討していきますということだったのですが、私は、制度として受皿が必要だと思っているのですが、この制度を、共創の仕組みの中に制度として私は形にしていくことが必要だと思うのですが、共創のまちづくりに資する制度だといまのところお考えかどうか、そのあたりについて市としてどのような視点をお持ちか、お伺いいたします。
答弁 総務部長 関澤博行
松下議員の再質問にお答えいたします。企業版ふるさと納税を使った市民からの提案を生かすような仕組みづくりに対する考え方ということでございますけれども、松下議員から御提案のありました企業版ふるさと納税を活用した取組についても共創の新しい形の一つだというふうに考えてございます。その一方で、令和7年度から本市が行います共創のまちづくり推進事業につきましても、市民や企業の方との共創を進める事業ということになってございます。企業版ふるさと納税を使った制度の構築ということも、市長の答弁の中で、研究させていただきますということで答弁させていただきました。その部分に関しましては、企業版ふるさと納税という制度が、いまの個人版のふるさと納税よりも年限が区切られている制度であるということが1点ございます。そういった点も含めて、令和7年度から本市で取り組む共創のまちづくり推進事業ということで、こちらの事業に関しましては、財源を、企業版ふるさと納税ではございませんけれども、ふるさと応援基金を活用しまして、提案があり、こちらで採択させていただいた事業につきましては、上限を設けますが、100%を助成して取り組んでいただくということになってございます。共創を進めるというところの考え方は一緒で、ただ活用しようという財源の違いというふうに考えてございますので、そういった考え方で、今後、企業版ふるさと納税の活用についても研究はしてまいりますけれども、まずは、ふるさと応援基金を活用した事業を進めてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
共創のまちづくりにつきましては了解いたしました。続きまして、学びのまち推進課に関する質問に入らせていただきます。先ほど、多様化、そして複雑化しているニーズもあり、また、世代を超えた多様な市民の学びの場として中央公民館、そして、職員を配置してやっていく、また、家庭、地域、学校との連携、学びをつくっていく、そういった答弁をいただきました。そういった中央公民館を場として、新たなビジョンというか、これまでの取組を推進していくといった答弁だったかと思います。いま、中央公民館と図書館併設ということでありまして、条例が2本あると理解しています。いま、どちらかといえば、多分、図書館条例のほうにのっとって施設運営をされているのかと感じているところですが、いまの開館日ですとか時間の設定を見ると、やはり、市民活動、例えば、働いている方が夜に活動したい、また日曜日に相談に行きたいといった場合の対応、そういった部分も、市民の学びと交流を支える拠点としてはもう少し十分に生かせるような方法はないのか、検討が必要かと思います。公民館条例との関係性の整理、また、位置づけについてはどのように考えているのか、お伺いいたします。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
松下議員の再質問にお答えいたします。学びのまち推進課がこの5月に図書館に事業所を移して、いま、中央公民館と一緒に、その場所で執務を取っているというところで、図書館の条例と中央公民館の条例の関係という御質問でございます。いま、中央公民館につきましては、図書館という施設の運営の中で貸し館を行っているところでございます。これは、ほかの公民館につきましても、生涯学習センターとかもそうなのですけれども、いま、中央公民館の活動でございますけれども、夜間の使用ですとか、あと、日曜の相談というところで、その辺の整合性というか、その利用についての利便性とか、そういった御質問かと思います。まず、貸し館をしている施設、市で運営している施設というのは、ほかにも、市の複合庁舎の1階部分、文化会館もそうですし、あと、ふれあいセンターですとか、そちらのほうも夜間の貸し館というところをやっております。また、女性センターも貸し館をしております。それぞれ夜間の使用も可能なところであります。過去の松下議員からの御質問にもございましたけれども、そのときも利用状況というのがどうなのだろうというところがありました。その間も調べていっているところでございますが、夜間の使用というのが伸びてはいないところでございますということで、新たに夜間を開ける施設を市全体として見たときに、それが効率的なのかというと、やはり、使えるところは使っていく、そちらのほうの利用率を上げていくということが大事ではないかというふうに考えております。また、日曜日の相談というところでございますけれども、こちらの学びのまち推進課、兼任で中央公民館の職員でございますが、いま、図書館の休館日が月曜日でございますので、月曜日は図書館自体を閉めるというところで休みに充てております。また、日曜日は休みに充てているわけですけれども、火曜日から土曜日までの勤務というふうにしてございますので、これまで、土曜日、日曜日ということで勤務体制、その日はお休みということでやっておりましたけれども、いま、土曜日も職員がいるということでいきましたら、相談しやすい体制というのは少なからずとも向上したのかというふうに考えております。公民館と図書館の条例の関係でいきますと、いままでどおり図書館条例の中で施設の貸し館業務というのをやっていくのが現時点では適当ではないかというふうに考えております。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
ただいま中央公民館のほうが図書館条例の中で運用されていくという説明をいただきました。また、夜の利用についても、夜間の利用の活用が伸びていない状況もあるといったことも答弁でいただきましたが、いまの学びのまち推進課の取組としても、これから市民活動を増やしていきたい、そういった思いがあるのであれば、様々な視点から、例えば、市民のニーズを把握するだとか、夜に集まれる講座を増やしてみるだとか、そういった取組も必要だと思うのですが、この夜間の利用が少ないことに関しての分析、どのように行っているのか、お伺いいたします。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
松下議員の再質問にお答えいたします。市の施設の夜間の利用が増えていない、その分析をしているかというところでございますけれども、私ども学びのまち推進課のほうでも、稼働率が増えていっていないということに関しましては、やはり、市民の皆様方の夜間の利用が増えていない、この課題というのは、全体的に、公民館利用というか、そういった活動を増やしていくことというのも必要かというふうに現時点で考えているところでございます。なかなか細かな分析というところまでは、いま、できていないところでございますけれども、学びのまち推進課の取組としては、市民の皆様方が自ら学んでいく、そのきっかけづくりということでございますので、土日の活動もありますけれども、夜間の活動、そういったところも、市民の自主的な活動の後押しができればと考えております。ただ、そういった学ぶきっかけの創出というところはこれから考えていかなければならないのですけれども、ニーズがどこにあるのか、どういったところに市民の方々の関心があるのかとか、そういったところは、講座とか、そういった開催の中で深めていくものかというふうに考えているところでございます。以上です。
再質問 2番 松下寿美枝
自主的な活動の後押しも必要ではないかということであったりとか、自ら学ぶきっかけをつくっていくことの必要性ということも答弁の中にはあったかと思います。稼働率を増やすからというわけではなくて、これまでも、先ほど私が質問しましたとおり、共創ということを考えたときに、私は、この学びのまち推進課の取組は、人をつくる、人を育てる、そういった意味では非常に重要な位置づけだと思っています。そうした中で、今後、中央公民館が地域の学びや交流の拠点としてまた本格的に機能していくためには、いま、自主的な活動の後押しも必要ではないかということで、私は、講座を提供するだけではなくて、例えば、市民の主体的な活動や企画を支える体制づくり、また仲間づくりを支援する、そういった取組も必要だと思っています。例えば、自主企画講座です。自分たちで学びのテーマを持って企画できるということがなかなか知られていないということも、一つ、私の中では少しもったいないと思っている部分であって、そういった部分を積極的にアナウンスしていくことも必要ではないかと考えています。そうした市民の活動の後押し、また、活動したくなるきっかけをつくっていく、そうした取組が必要だと思います。私は、市民活動の情報を、例えば、一元化して共有や発信できる場所の確保、あそこの場所でしたらできるかと思っています。また、そうした活動を可視化するような広報紙だったりとか、人同士をつなぐネットワークづくり、そうした市民との協働を支えるための環境整備もどんどん進めていく必要があるのではないかと思いますが、こちらについてのお考えをお伺いいたします。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
松下議員の再質問にお答えいたします。学びのまち推進課ができて、市民同士のつながりとか、そういったきっかけづくり、また、そういった自主企画をする講座とか、なかなか、まだまだ広がっていないというか、知られていない部分がある、そういったところをアナウンスしていくことも必要ということで、様々な御指摘、今後に向けてのお話があったところでございます。いま、この5月に中央公民館、図書館のほうに学びのまち推進課が移って、そこで拠点としている、活動されている団体とかもございます。そういったところのつなぎ、少し広げるところ、そこにはやはり職員がいるからこそできることもあろうかと思います。いま、松下議員からるるお話あったところ、そういった視点も、今後、学びのまち推進課、こちらの課の仕事を推進していくところでは、そういった視点も取り入れながら今後進められればと考えております。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
今後の学びのまち推進課の取組については、私は、非常に期待を持って、自分もまちづくりに関わっていきたいと思っております。最後の質問になろうかと思います。子ども未来づくりフォーラムに関してです。私は、発表の場だけではもったいない、次につなげていく視点も必要ではないかと質問させていただきました。例えば、発表した子供たちの声を拾い上げる、学校評価とはまた別な社会教育としての視点で、この子供たちがまちづくりに関わって発表することによってどんなことを得られたのか、そういったことを、例えば子供たちから意見を聞いてみるとか、また提案を拾い上げていくなどの庁内連携を仕掛けとして学びのまち推進課が取り組んでいくような、そういった姿勢も必要だと思われます。そういったことが子供たちの社会参加を育てていく視点になるかと思うのですが、いま教育委員会ではどのようにお考えになっているのか、改めてお聞かせください。
答弁 教育委員会教育部長 佐藤保
松下議員の再質問にお答えいたします。子ども未来づくりフォーラムについて、いまは発表の場にとどまっている、それを広げる手段、そういった質問かと思います。この子ども未来づくりフォーラムという事業につきましては、青少年教育の一環として取り組んでいるものでございます。ですから、この事業の目的、狙いというのは、先ほど教育長答弁にもございましたけれども、学習活動、自分たちが暮らす地域などについて仲間同士で考えていく、調べたことを発表することによって、社会性、リーダーシップ、コミュニケーション能力などを育んでいくというところが一つあります。また、他校の実践とか、表現方法など、そういったものも学んでいくという場でございます。それで、今後の取組に生かしていくための学校同士の情報交流の場、そういったことを目的として実施しているものでございます。ですから、教育委員会として、この後、さらに展開というところで考えていきますと、先ほども、重複してしまいますが、青少年教育の中で取り組んでいる事業ということであります。昨年の事例でいきますと、富良野市の文化会館サンエーホールという大きな舞台でそれぞれ子供たちが発表している、これは、この間も継続しているところですが、そういった舞台に立つということも青少年教育の一環でございます。発表する児童については、これから地域社会のつくり手として、そういった意識を持って感じられているところもありますので、未来をつくる子供たちの人材育成というところに主眼を置きながら、教育委員会としては、今後もこの事業について継続していきたいと考えてございます。以上でございます。
再質問 2番 松下寿美枝
人材育成も含めて、今後こういった発表の場を継続していく、そういった御答弁でもありました。本市が目指しているのは共創のまちづくりということで、それは、教育委員会も併せて富良野市の取組として目指していくべきものではないかと考えております。こういった未来づくりフォーラム、発表の場だけではなくて、子供たちとの共創の入り口、そういった視点もあるかと思います。こういった場を大事に次に生かしていく、そういったコーディネートもできるのがまた学びのまち推進課の役割かとも思いますが、そういった子供たちの声を共創のまちづくりに生かす、その視点からの考えを、もう一度、御答弁お願いいたします。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
松下議員の再質問にお答えいたします。これまで教育部長がお答えしていたのは、あくまで青少年教育の範疇でのお答えだったわけですけれども、そこから一歩飛び出してというふうなことでありますけれども、今回の御質問の青少年教育、子ども未来づくりフォーラムは、まさに、行き着く先というのは共創のまちづくり、それを担う人材育成につながっていくということであります。少し私の答弁は青少年教育から外れてしまいますけれども、その後どうするのかということになると、やはり、社会教育活動、公民館だけではありません。いろいろな社会教育施設だとか、あるいは地域、公民館活動も施設だけでやるのではなくて、いろいろなフィールドワークもあります。ですから、そういった中で、学びの成果を子供たちと地域の人たちが一緒になって考え、行動するという、そういったこともあるのかというふうに考えております。まさに地域学校協働活動にフィードバックするという、そういった視点なのかなと思いますけれども、そういった中でつなげていけるような、そういった社会教育活動、そういったことにしていく必要があるというふうに認識しております。以上でございます。