みんなの議会

富良野市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月18日

(1)社会教育団体の育成・支援について/(2)社会教育施設機能の充実について

2024年9月18日、富良野市議会の一般質問で、松下寿美枝議員が「社会教育団体の育成・支援について」「社会教育施設機能の充実について」について質問し、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保が答弁しました。

質問者
松下寿美枝 議員
答弁者
教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 佐藤保

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 松下寿美枝

-登壇-通告に従い、一般質問いたします。1件目、社会教育団体の育成、支援について。1項目め、子供会の現状について。子供会は、学校教育課程外で行われる社会教育の一部であり、主に青少年や成人を対象とした組織的な教育活動に該当します。本市の子供会の発展の歴史は1966年に遡ります。1966年、昭和41年に富良野町と山部町が合併し、富良野市が誕生したときに、未来の子供たちの健全育成を願い、富良野市子ども会育成連絡協議会が発足しました。過去の歴史をひもときますと、昭和59年、富良野市社会教育委員会議では、青少年団体の育成に関する基本方針についてや、学習方法の改善と社会教育施設の活用についてなどの内容で答申が出され、子供会や公民館の在り方についても、当時の現状や課題が述べられていました。その答申の中では、当時の子供会の数が、富良野市の単位子供会が99単位あり、会員数が約3,100名、子供会を指導している育成員は350名と記録されていました。また、当時から、富良野市子ども会育成連絡協議会の活動や運営が非常に充実したものであり、各役員や育成委員の関わりも高く評価されていましたが、地域によっての組織づくりの課題や指導者の養成、参加促進のための啓発など課題も多く、青少年健全育成の大きな柱となる子供会活動の充実、育成を図ることは、今日の急務であるとも書かれていました。その後、時代が平成へと変わり、平成19年、富良野地区子供会の解散などを経て、平成29年には50周年の記念誌が発行されていますが、そのときには、子供会の数は31団体となっています。その後の社会教育、社会体育中期計画の中では、5年ごとの計画の中で、少年教育として子供会などの少年教育の充実、進展を図ってきていました。その中で、問題点や課題として、子供会の組織の再編、子供や地域のニーズに応える事業展開の必要性、地域指導者の養成、啓発、広報などの課題が挙げられており、その都度、課題に向き合い、様々な取組を進めてきたとは考えますが、組織の再編や指導者養成の課題は、現在に至るまで大きく変化はしていません。昭和、平成、令和、また、コロナ禍を経て、社会情勢は大きくさま変わりし、現在は、人口減少、少子化、地域コミュニティーの希薄化などにより、将来の予測が困難な時代となっています。子供の人数の推移に関しては、令和5年に出されている富良野市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する改正指針の中の児童生徒数の推移を参考にしますと、小・中学生の人数は、平成29年に1,661名だったが、令和4年には1,371名、将来予測として出されている数値は、令和10年には1,148名とさらに減ることが予測されています。これからの予測不可能な未来に向かっていく中で、青少年の健全育成を考えたとき、教育執行方針にもあったように、一人一人の子供たちが自分のよさや可能性を認識し、多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越えることの必要性は、私自身も共感するところですが、そのためには、子供たちを対象として社会的公共心の育成ができる社会教育的な場が必要であり、その一つが子供会活動だと考えます。また、地域での活動を通じて、地域の人たちと関わった体験や思い出は、時間の経過とともに郷土愛へとつながっていくことも考えられます。以上を踏まえて、1項目めの質問です。子供会は、単なる子供同士の集まりではなく、いま必要とされている社会的能力を育てられる公共の場であると考えます。また、子供会が地域に対して開かれた存在であることで、地域のボランティア活動や地域行事の積極的な参加などの機会を通じ、子供会が地域のつながりをつくる核の一つとなり得るのではないかと考えます。少子化や活動の停滞などで、組織がない地域もあると聞いています。子供会の現状についてアンケート調査も行っていますが、結果と分析についてお知らせください。2項目め、子供会の今後の在り方について。社会情勢が目まぐるしく変化していく中、社会教育に求められる役割やニーズは、刻々と変化していると考えます。本市では、小・中学校にコミュニティ・スクールを導入し、地域の教育力を学校に生かす取組を進めています。コミュニティ・スクールは、学校運営協議会と地域学校協働活動の二つの車輪で、学校、保護者、地域住民による三位一体の体制を構築し、地域とともにある学校づくりに励んでいます。子供会活動は、地域の中で異年齢の集団での遊びを通じ、様々な社会性を身につけることにつながる活動ですが、それは、地域学校協働活動とも重なる部分のある活動だと考えます。ほかのまちでは、子供会の活動を地域学校協働活動の取組として行っている地域も出てきています。子供会の活動がない地域のことや、少子化、様々な担い手の不足、今後の地域コミュニティーの在り方を考えたときに、新しい考え方も必要だと考えます。以下、質問いたします。1点目、子供会がない地域も含めて、今後の子供会の育成、支援をどのように考えているのか伺います。2点目、育成員等、子供会に関わる人の育成、支援についての考えを伺います。3点目、地域で組織をつくれない場合、地域学校協働活動などの協議体を活用することについての考えを伺います。2件目、社会教育施設機能の充実について。1項目め、中央公民館の社会教育施設としての在り方について。中央公民館の在り方については、以前、令和5年第3回定例会で一般質問しました。そのときの答弁では、公民館活動は、場所ありきではなく、これからの社会課題、地域課題について学ぶ場を用意しながら、きっかけづくりをしていくこと、また、社会教育団体同士の横のつながりや、ICTを活用したつながりを含めた仕組みづくりをしていきたいとの答弁をいただきました。公民館は、昭和の時代には青年団や婦人会などの社会教育団体がターゲットの社会教育であり、平成の時代には多様化する個人がターゲットとなる生涯学習というように、時代とともに求められる役割が変化してきていると考えます。理想とする公民館は、地域の核となる施設であり、果たすべき役割は持続可能な地域づくりに貢献することだとも考えます。本市においては、新庁舎建設後、図書館の3階を中央公民館として活用されるようになりました。小学生から高齢者まで幅広い年代の人が利用しており、公民館祭りの会場としても活用されています。ふだんは自由に使える部屋と貸し会議室となっていますが、集まる、学ぶ、つなぐという公民館機能を発揮するためには、そこに人づくり、まちづくりの意図を持った社会教育に精通した人がいて、市民の生涯学習の拠点となることも必要だと考えます。社会教育施設としての中央公民館の今後の在り方を伺います。また、富良野らしい公民館活動のビジョンがあればお知らせください。以上で、1回目の質問といたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-松下議員の御質問にお答えいたします。1件目の社会教育団体の育成、支援についての1点目、子供会の現状についてでありますが、地域における子供の数が減少していることや、塾や習い事、少年団や部活動への参加による子供の多忙化などによる子供会組織の縮小、それに伴い、育成員も減少している状況となっております。このことから、富良野市子ども会育成連絡協議会や各地区単位子供会組織の将来を見据え、今後の在り方を検討するため、令和5年、市内全町内会を対象に子供会実態調査を実施したところであります。この調査では、回答いただいた122団体のうち、子供会があると回答された町内会は21団体でありました。また、活動内容については、ラジオ体操、クリスマス会などのイベントの実施、廃品回収、清掃活動といった事業が挙げられた一方で、子供会があるとしながらも、活動が行われていないという回答も、少数ながらあったところであります。2点目の子供会の今後の在り方についてでありますが、今後の子供会の育成、支援についての考えにつきましては、少子化やコロナ禍後の現状などの情報を富良野市子ども会育成連絡協議会と共有し、協議を進めているところでありますが、活動が停滞している地域につきましては聞き取り調査を行うなど、各地域の現状を把握しながら、今後の方向性など支援の在り方について検討してまいります。次に、育成員等、子供会に関わる人の育成、支援についての考えについてでありますが、これまで、青少年育成に携わる子供会の役員などを対象に、富良野市子ども会育成連絡協議会主催による研修会などが開催されておりました。現在は育成員が減少していることや、コロナ禍の影響もあったことにより、市内の子供を対象とした行事への関わりを呼びかけるといった取組にとどまっているところであります。こうした現状を踏まえ、リーダー研修会などの行事への関わりを広げていくことから、各地域間の交流を促進するなど、子供会活動への参画の機会の確保を図ってまいりたいと考えております。次に、子供会がない地域における地域学校協働活動などの協議体を活用することについての考えについてでありますが、協議体につきましては、富良野市地域学校協働活動推進委員会が、市内五つの地区ごとに地域と学校が連携、協働し、地域全体で子供たちの多様な学びや育ちを支援していることから、子供会がない地域における青少年健全育成推進の在り方について、研究してまいります。2件目の社会教育施設機能の充実についての中央公民館の社会教育施設としての在り方についてでありますが、中央公民館につきましては、市民が集い、学び、つながる場として、ことぶき大学や市民講座の会場として活用するなど、学習の機会の創出や市民活動の支援、交流の促進などに取り組んでいるところであります。市民の生涯学習の拠点づくりに向けては、図書館が読書活動を通じた文化教養を高める機能を有することから、中央公民館と図書館との一層の連携強化を進めるとともに、様々な知識や経験を持つ利用者、団体が交流し、連携する機会創出を図る中で、学び合い、支え合う人づくりができる仕組みづくりを進め、市民が自ら集い、学び、つながる公民館となるよう努めてまいります。以上です。

再質問 2番 松下寿美枝

それでは、順次、再質問させていただきます。1件目、1項目めの子供会の現状について、アンケートの結果を先ほど伺いました。21団体の子供会があることや活動内容、ラジオ体操やクリスマス会、廃品回収などの活動が行われている一方では、町内会に活動があるか知らないということや活動の内容が分からない、そういった結果であったと理解しました。この結果を分析され、また、分析の結果、そして、見えてきた課題があればお知らせください。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えいたします。アンケート結果、その分析、課題というところかと思います。このアンケート調査については、188の町内会に出しまして、回答があったのが122町内会、そして、21団体に子供会があるというところでございます。この分析結果を富良野市子ども会育成連絡協議会と共有しながらというところではあるのですけれども、その中で、やはり、各町内会での子供会、子供育成員の減少が進んでいる、これにどう対策していくのかというのが今後の課題として見えています。また、富良野市子ども会育成連絡協議会に加入している子供会があるのですけれども、その現状の把握、また、なかなか停滞しているところとかもありますので、そういったところを聞き取りながら、また富良野市子ども会育成連絡協議会の加入促進を進めていくというふうな、課題解決方法とまではいかないのですけれども、まず、そういったところから進めていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 2番 松下寿美枝

分析の結果と課題解決に向けた考え方というところでは、富良野市子ども会育成連絡協議会に参加しているところの現状把握ですとか、連絡協議会と協議を進めていくといった答弁をいただきました。私も調べていく中で、年々、子供会の団体数というのは減っている、それは子供の数が減っているのに伴って社会的に減っていくものなのかもしれないのですが、こういった活動は、私は非常に大事な活動だと思っています。町内会の中で活動があるか分からない、また、活動を知らないといった部分では、2項目めの子供会の今後の在り方のほうに移らせていただくのですが、やはり、町内会や地域を基盤とした組織を活動母体としている、そういったところと連携していくということが、地域のコミュニティーの再生ですとか、そういったところにもつながっていくのではないかと考えています。例えば、町内会に出向いて子供会に関わる活動の理解を求めるなどの視点はいかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えいたします。町内会に出向いて、子供会の活動等を周知というか、知ってもらう機会をつくるべきではないかという御質問でございました。まず、この子供会を青少年教育、それと、青少年健全育成の取組、こういったところで行政の役割というところを考えますと、やはり自主的な活動、そこに青少年教育、青少年健全育成の取組の一つとして、行政として、その団体を支援していくことを基本的に考えているところでございます。一町内会に出向いて、これを周知していくということは考えてはございませんけれども、町内会にも青少年育成の部会みたいなところもありますので、そういったところに関しましては、市全体の子供を対象としたリーダー研修会といった機会に案内、周知するなど、まず、そういったところから進めております。いまのところ、町内会に出向いての周知活動というのは、行政として行うかと問われますと、そこは、いまのところは考えていないところでございます。以上でございます。

再質問 2番 松下寿美枝

子供会が任意団体だということは、私も承知しているところなのですが、やはり、社会教育の分野として、過去には、少年教育といったところで、子供会の育成、また、団体の支援、そういったところも計画的に進めてきたところもあるかとは思います。社会教育行政として、この子供会の存在というのですか、子供会があるということが、地域にとって、どのようなメリットがあるかとか、社会教育において子供会の必要性というのをどう捉えているのか、お伺いします。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えいたします。この子供会の社会教育行政の中の位置づけでありますけれども、子供会というのは、先ほどの繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、青少年教育、青少年の健全育成という観点からは非常に大事な団体だと思っております。自主的な団体ではございますけれども、そこには、連絡協議会というものを組織されておりまして、そこの役員の方とも連携を図りながら進めているところでございます。ただ、先ほど来、やはり課題としては、停滞しているところもあるといったところをどういった支援をしていくかというところでございます。社会教育の中の位置づけというところでいきましたら、やはり、青少年の教育の推進、育成、充実といったところと考えております。以上でございます。

再質問 2番 松下寿美枝

社会教育としては、子供会の活動が青少年の健全育成に必要な分野だということで、共通理解があるものだと感じました。2点目の質問に移ります。育成員等の子供会に関わる人の育成、支援についての考えで、先ほどの答弁では、コロナ禍もあったり、人が減ったりなどしていく中で、研修がなかなかできていない、また、今後はリーダー研修や地域間の交流などを行っていきたいといった答弁をいただいたかと思います。こうした人材育成に関しても、私は計画的に取り組んでいくべきではないかと感じております。子供会が減っていく中で、それでも大切な活動だという位置づけがあるのであれば、以前の少年教育、社会教育、社会体育計画では、5年間のスパンを持って、少年教育というところで目標を持って、取り組んでいたことがうかがえております。いま、教育計画のほうでは、子供会という言葉もなかなか出ない、非常に大きな計画の中で取組が進められているかとは思うのです。個別の計画を立てて、長期的な目標を持って取り組むということも必要ではないかと思うのですが、お考えについてお聞かせください。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えいたします。青少年教育ですとかに、個別の計画が必要ではないかというような御質問だったかと思います。令和3年からの5か年計画で、教育振興基本計画を立てまして推進しております。その中の青少年健全育成というところで、この子供会の取組、支援というところも加えさせていただいているところであります。大きな意味で青少年の健全というところで考えていきますと、いろいろな経験というのが、やはり子供の頃は必要だと思っております。そのような中で、その計画の中で青年の主張大会、これは学校教育の中ですけれども、子ども未来づくりフォーラム等も行っております。また、健全育成の中では、補導センターの運営ですとかもありますし、経験、子供たちが遊びながら集うところでいけば、児童館、児童センターの取組等が入っております。その中の子供会の活動というところで、そこの支援というところで掲げているところであります。そこで考えますと、個別の計画というところではなく、社会教育の中の両方、いま、学校教育等とかも併せた計画にはなっているのですが、一体的な計画の推進というところで進めているところでございます。そういったところで、いま、個別の計画を立てるというようなことは考えてはいないところでありますけれども、青少年健全育成というところは非常に大事なところでありますので、しっかり推進していきたいと考えております。以上でございます。

再質問 2番 松下寿美枝

それでは、3点目の質問に移ります。地域で組織をつくれない場合、地域学校協働活動などの協議体を活用することについての考えを伺いました。いま、市内五つの地域で、この地域学校協働活動が行われているという答弁をいただきました。また、そこでの子供会の活動ですか、在り方を研究していくということだったのですが、やはり、少子化や担い手の不足、様々な要因で子供会活動が成り立たたなくなってきているということは、もう現実としてある中で、これから、地域学校協働活動との親和性が非常に高い、受皿になり得るのではないかということで質問したのです。研究していくということですが、私は、地域学校協働活動と親和性が高いと思ったのですが、そうではなく、子供会に代わるような教育活動があればお知らせください。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えさせていただきます。いま、地域学校協働活動等ということで、そういったところが子供会の受皿ということがございました。この地域学校協働活動というところは、市が推進員ということで委嘱しながら、学校とともに進めていっているところでございます。子供たちが様々な経験をする機会を設けていくというところでいけば、子供会の活動などもそうですけれども、この地域学校協働活動を推進していくところでも、子供たちの経験を積むというところでいけば、一致するところがあるとは思いますが、子供会の受皿となる組織であるかというところで考えますと、これは、やはり、学校と地域が一緒に子供たちの健やかな成長を進めていくというところでございますので、一致する部分と、子供会を運営していく受皿ということには少しなってこないのかというふうには思っております。ただ、子供たちが成長する過程でいろいろな経験、そういった場面をつくっていくところは、この地域学校協働活動の中では行っていくものであります。ですから、繰り返しにはなるのですが、ここが受皿になるかというとならないと思っております。ただ、経験していくということを考えていく、研究していくということであれば、どういったことを子供たちに経験させるのがよいのか、そういったことを考えていくところは、一緒にやれるところであるとは思います。以上でございます。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

ただいまの松下議員の再質問に対して、少し大きな視点から部長答弁について説明させていただきます。やはり、地域社会は、少子化、高齢化、人口減少ということで、町内会自体もコミュニティー活動がなかなか難しくなってきています。そういった中で、どうやって地域ぐるみでこれからの子供たちを育成していくのかといった視点が必要なのではないかと思います。国が出している第4期の教育振興基本計画、御覧になっているかとは思いますけれども、その中でも、地域、そして学校、それから、多様な子供たちを支える、例えばNPOだとか、いろいろ、子供会もありますけれども、少年団活動だとか、いろいろな子供たちを育む、そういった組織、団体というのが地域にある。そういったところが力を合わせながら地域の子供たちを育む、そういった体制づくりが必要になってくるということで、子供会も当然、活性化が必要です。だけれども、うまく連携を図りながら、子供たちの活動の場、先ほど部長からもお話がありましたけれども、体験活動をはじめとした様々な地域社会とのつながり、活動といったものが、議員が、当初、御質問の中で言われていました社会性だとか、あるいは自己肯定感などといったものを育むことにもつながってくるというふうなことで、地域全体でいろいろな形をどうつくり上げていくのかというふうなことの中で大切なことは、やはり、子供たちの体験の場づくりを地域全体で行っていくということであります。御質問の趣旨は子供会ということですから、子供会と連携を図ってやっていくということで、富良野市子ども会育成連絡協議会とも十分議論を深めながらやっていくのと同時に、ないところに対してどのように対応するのか、広域で何が取り組めるのか、そういったことも含めて議論をさせていただき、そして、もう一つは、それ以外の組織、団体とも連携を図るといった視点で、それぞれの地域で子供たちを地域全体で育める状況づくりを研究してまいりたい、そのような趣旨でございます。以上でございます。

再質問 2番 松下寿美枝

今後、地域ぐるみで子供を育てていくという視点からいろいろな形を模索する、研究していくといった答弁をいただきました。これは急がなければいけないのかと、私は個人的には思っている次第であります。それでは、2件目の質問に移らせていただきます。社会教育施設機能の充実についてということで、先ほど、中央公民館の社会教育施設としての在り方を質問したのですが、図書館との一層の連携といった答弁をいただきました。図書館とは文化、教養の部分で親和性があるということですとか、私も行きやすい場所、一人でも行きやすいし、市民の方が誰でも来られる場所ということでは、非常に親和性が高いかと思っております。一層の連携とは、どのようなイメージを連携に持たれているのか、お聞かせいただきたいです。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えいたします。社会教育施設としての中央公民館と図書館の一層の連携とは、どういったイメージを持っているかというような御質問だったかと思います。先ほどの教育長の答弁でもありましたけれども、図書館は読書活動を通じた文化、教養を高める機能を有するもの、また、図書館の建物内に団体が集まれる公民館という施設の機能も入れたものというところでございます。そこでいきますと、社会教育団体と図書館、そこではサークル活動もされている団体もございます。そういったところが、一緒に、また、そこに学習スペースなども設けていますので、いろいろな年齢層の市民が集うというか、来られる場所というふうになってきています。もともと図書館もそういうところではありますけれども、そこに社会教育団体ですとか、サークル活動をされている団体等が集ってくるというところであり、市民同士の交流が生まれる場面も、少しできているのかというふうに思っております。一層の連携というのは、建物の中でのそういった交流活動が生まれるということを考えているところでございます。また、そこでのイベント等のときも、団体同士がつながっていくということも期待しながら、進めているところでございます。以上です。

再質問 2番 松下寿美枝

図書館と公民館の連携については、様々な人が集まって、市民同士のつながりが生まれたり、サークル活動が行われているといったことだったのですが、図書館は本と人が出会うという場所だと理解しています。公民館は、例えば、本があるのであれば、本を介して人と人が出会うような、そのようなイメージで私は公民館を理解しているのです。私は質問の中でも伝えたのですが、まずはそういったつながりを生むためにも、社会教育に精通した人が公民館にいるということが、非常に大事なのではないかと考えております。そういった図書館や公民館の一層の連携を進めていく上で、そこに生涯学習の拠点となるような場所をつくっていくために、社会教育に精通した人が、どなたかがいる、そういう人の配置についてはどのようにお考えか、お伺いします。

答弁 教育委員会教育部長 佐藤保

松下議員の再質問にお答えいたします。中央公民館に社会教育に精通した人の配置が必要ではないかという御質問であったと思います。いま、社会教育を推進している社会教育係については、市の複合庁舎の2階、教育委員会の教育振興課にございます。そこで社会教育団体の支援ですとか、助言などをしているところなのですが、あくまでそのきっかけづくりというところでは、精通している人がいるというところではありますけれども、そこは常駐するということではなく、社会教育、指導主事とか、そういった配置を社会教育係にしており、そこでの相談支援体制というものがいまもありますので、中央公民館への生涯学習支援を行う者の配置というところ、常駐はいまのところはしておりませんが、引き続き、社会教育係のほうで行っていく、そういったふうに考えております。以上です。

再質問 2番 松下寿美枝

なかなか人がいないという中では、そこに常駐で配置するというのは、難しいというのは理解するところです。しかしながら、先ほど答弁をいただいたように、学び合う、支え合う、人づくりができる、つながる公民館、公民館の場に限らずという答弁を以前にもいただいたところではありますが、私は、そういったつながる公民館ですとか、人づくりという仕組みをつくっていくということを考えたときには、やはり、社会教育人材というのは、非常に必要なのではないかと思っています。いま、きっと社会教育係の方が様々な活動のコーディネートなどを担ってくださっていると思うのですが、例えば、NPO団体ですとか、社会教育活動に参加されているような団体の方たちに、社会教育士という資格もございます。そういった資格を取得していただきながら、社会教育的な観点を持った人を、社会教育課、係だけ、教育委員会の職員だけではなくて、地域にも広めていくという視点も、今後の公民館活動の仕組みを考えていく上で必要かと私は考えているのですが、そういった考えについてはいかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

松下議員の再質問にお答えいたします。教育委員会の職員だけではなくて、それ以外、市民の中からも、リーダー的な人材を育てるといった趣旨だというふうに理解させていただいているわけですけれども、当然ながら、公民館をはじめとした社会教育施設の利用者は、市民が主体で、自ら課題を見つけ、学び、そして交流し、絆を深めると、主役は利用者、市民でございます。そういった中で、リーダー的な人材を育成していくことを支援するというのは、社会教育、教育委員会の重要な仕事であるというふうに考えております。具体的には、いろいろな市民からのリクエストだとか、地域の課題といったことをテーマとした勉強会、あるいは、いろいろな意見交換する場づくりというふうなことで、教育委員会、専門的な知見を持った人材がそういったコーディネートをしながら、でも、主役は利用者である市民、地域住民であるといった中で、学び、交流する中で具体的な活動あるいは組織化していきたいということになると、やはり、そこで適切な助言、そこに常駐しなければいけないということではなくて、いろいろな局面で活動あるいは組織化に当たって助言する人材を確保しておけばよいのかというふうに考えております。そういった中で連携を促していく、そして、具体的な活動がどんどんできていく、そういった自走をする、市民、住民、利用者が自ら活動するような、そういった状況づくり、これが公民館の理想形だというふうに考えております。そういったことを、教育委員会に社会教育主事がおりますので、そういった人材を中心に支援してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 2番 松下寿美枝

社会教育的な観点を持った人を育成していくのはどうだという私の質問だったのですが、最終的に自走する市民が増えてきてくれて、社会教育の活動が活発になっていったらいいと、私も非常にその理想には共感するところであります。最後の質問になるのですが、富良野らしい公民館のビジョンについて、先ほどの答弁で私が少し聞き漏らしてしまった部分があるのですが、再度、お知らせください。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

松下議員の再質問にお答えいたします。特色ある公民館といったことだと思いますけれども、特色、これは行政自らつくり上げるものではなくて、やはり、公民館を利用している、関わっている、そういった市民の皆さん、住民の皆さんが、お互いに学び合い、話し合い、そして、そういった中で、どのような形の活動をしていくのかということが、最も重要だと思います。富良野市の特に中央公民館については、そういった活動を妨げない身近な存在である、そういった公民館づくりをする、このことが、富良野ならではの、地域住民の皆さんの自らの意思で公民館づくりに携わっていただける、関わっていただける、そういった状況になり、それが結果として、特色ある、富良野らしさがある公民館になると信じておりますので、御理解いただければと思います。以上です。

出典:富良野市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月18日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる