みんなの議会

富良野市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日

(1)防災対策について/(2)人口減少対策について

2020年3月9日、富良野市議会の一般質問で、本間敏行議員が「防災対策について」「人口減少対策について」について質問し、市長 北猛俊、総務部長 稲葉武則が答弁しました。

質問者
本間敏行 議員
答弁者
市長 北猛俊、総務部長 稲葉武則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 本間敏行

-登壇-さきの通告に従い、順次、質問させていただきます。防災対策について。昨年、行政事例調査で、平成16年の中越大地震を経験した新潟県小千谷市に防災対策の調査に行きました。平成16年10月23日17時56分、最大震度7の地震が起き、23日だけで震度5以上の地震が11回、余震が153回も起き、その後も11月10日まで震度5以上の地震が7回あり、地震発生当日は、風があり、とても寒く、段ボールや防寒着で寒さをしのぎ、市役所の駐車場にも避難者が詰めかけていた、災害対策本部もすぐ設置されましたが、防災計画どおりには動かなかったと聞いております。災害当時の小千谷市は、人口4万702人、世帯数1万2,706世帯、面積155.12平方キロメートル、被災状況等は、死亡者が19名、負傷者は重軽傷者を合わせて785人、家屋の被害は、全壊622棟、大規模半壊が370棟、半壊2,386棟、一部損壊7,514棟、合計1万892棟、孤立地区は21地区431世帯、1,472人で、6日後には孤立解消となった。避難所数は136カ所、避難者数は2万9,243人、その他ライフラインの被害は、道路、上下水道、電気、ガス等に及ぶ大災害であった。小千谷市の検証として、初動対応の問題点は、情報収集と伝達方法が思いのとおりいかず、地震に対応できる防災無線の設置が整っていなかった。また、電話回線がパンク状態になるため、災害時優先電話、衛星携帯電話が有効と考えられた。災害対応として、1台1万円の防災有線機器を、平成23年度に、消防団員、町内会長または自主防災会長、民生・児童委員、市内関係施設に1,060台を先行配置し、平成24年度は、全世帯及び全事業所約1万3,000台を配置した。また、衛星携帯電話(イリジウム携帯)を孤立するおそれのある山間地域へ20台、市役所へ2台、消防本部へ1台と、衛星携帯電話(ワイドスターⅡ)を各住民センターに5カ所、市役所へ1台配置した。避難者が人口の7割以上のため、備蓄食料では到底足りない状況であり、10月末で寒さも厳しい折、各家庭における災害時のポータブルストーブの備蓄も整っていなかった。小千谷市の防災計画による避難所は、職員配置の基幹避難所12カ所、避難所52カ所の計64カ所の予定であったが、実際、災害時の避難所設置は、公の施設42カ所、町内集会施設18カ所、民間施設76カ所に設置、合計136カ所となる。民間施設の中には、寺、駐車場、車庫、空き地、畑のビニールハウスも避難所として使用した。自主的避難所の設置により、想定の倍以上となり、把握が困難で、情報伝達の方法に苦慮した。また、要支援者の対応について、安否確認の困難性、特養、老健、ケアハウス、障がい者施設の受け入れ協定について対応が整っていなかった。しかし、小千谷市の人口に対し、消防団員数が737人と多く、献身的な協力により、負傷者、要援護者の救出・救助活動に活躍した。この検証を参考にすると、初動対応と消防隊員の協力が大変大事であることに気づかされた。本市は、幸い、大きな地震の経験もないため、検証もなく、防災計画ガイドマップはありますが、地下に断層が走っているため、震度6以上の地震が来たときには災害計画のとおり動けるのか、心配であります。小千谷市も、災害の後、問題点を分析し、防災計画の見直しを行っています。私たちは、事例調査をもとに、小千谷市の貴重な経験と検証結果を参考にしなければなりません。地震発生後の初動対応の問題点として、当市は、面積が広く山間地域もあり、災害時には市民に対して行政による伝達方法のあり方を考えるべきです。自分自身の命を守るとともに、近隣町内会の方、避難行動が一人でできない要支援者に対する支援制度等、自助、共助の体制が整っているのかが人命を守る一番の問題点と考えます。そこで、6点質問させていただきます。1点目に、災害には、風水害、地震、雪害、噴火、停電等がありますが、初動対応として情報収集と伝達が大きな問題になると考えております。設置費はかかりますが、住民の命を守るため、防災無線の設置の考えはあるのか、お伺いいたします。2点目に、本市は、面積も広く、山間地域の市民も多く、災害時の情報収集と伝達の手段として衛星携帯電話の必要性を考えますが、常備の考えはあるのか、お伺いいたします。3点目に、自助努力で備蓄食料として3日間の備蓄があっても、災害の種類によっては避難の状況により備蓄の使用ができない場合も想定されます。避難所の備蓄食料として、アルファ米、毛布、飲料水等の備蓄の考えはあるのか、お伺いいたします。4点目に、冬期間の災害時には、備えつけのストーブの使用ができないことも考えられます。ポータブルストーブと3日分ぐらいの灯油の備蓄を市民に対して啓蒙啓発する考えはあるのか、お伺いいたします。5点目に、災害時は、共助として地域の自主防災組織があるところとないところがありますが、実際に災害に直面したときに機能するかによって、市民の命を左右すると言われています。組織をつくるだけではなく、指導等により組織の機能充実の考えはあるのか、お伺いいたします。6点目に、防災物品購入に対する補助金、防災訓練の実施補助、市防災訓練への参加補助等の活動負担金についての考えはあるのか、お伺いいたします。続きまして、人口減少対策について。国立社会保障・人口問題研究所の人口減少予測によると、富良野市の人口は、2040年度に1万4,000人、2045年度は1万2,000人と予測されています。これは、将来の社会情勢や地域経済、産業等を参考にしたシミュレーションの結果で、現実的な予測だと思います。総務省が公表した2019年度上川管内23市町村の人口移動報告により、転出超過の1番は旭川市1,046人、2番目は士別市227人、3番目は愛別町224人、4番目は富良野市200人、5番目は名寄市165人となっています。23市町村のうち、転出超過になっていないまちは東川町だけです。来富した東川町の町議は、国道、上水道、鉄道の三つの道がないまちと謙遜していましたが、なぜ人口がふえるのか。産業も少ない農業のまちです。旭川市に隣接している立地条件を生かし、子育て世代を優遇する政策を打ち出し、東川町に呼び込んでいるのではないかと思います。子育て支援の充実として、市町村がこぞって中学生までの医療費無償化を行っています。行っていないまちは、上川管内の23市町村のうち、旭川市、名寄市、上富良野町、富良野市の4市町だけです。多くの市民、議員や商工連盟の方々も、中学生までの医療費無償化を支持しています。出生率の低い富良野市において、三、四人の子供を育てている保護者がいます。本市から出ていかれる前に、素早く行うべきと考えます。そこで、1点質問させていただきます。市長は、公約で、子育てするなら富良野市でと言われましたが、現在、子育てしている保護者や市民は、中学校までの医療費無償化を望んでいます。市長になられて2年間がたちましたが、いつになったら実行するのか、お伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-本間議員の御質問にお答えします。1件目の防災対策についての1点目、災害に対応できる防災無線の設置についてでありますが、災害が発生、または発生が予想される場合におきましては、市民へいち早く情報を伝えることが大切であり、情報伝達手段の多重化は重要な課題と考えております。本市におきましては、情報伝達の方法としまして、戸別受信機による同報系の防災行政無線についても検討いたしましたが、多額の整備費用が必要であり、コミュニティFMを活用した情報伝達方法を推進することとし、平成29年度より、FM放送の難聴エリア解消に向け、取り組んでいるところであります。2点目の衛星携帯電話の常備についてでありますが、非常災害時の通信確保につきましては、富良野市非常通信対応マニュアルに従い、通常ルートが使用できない場合には、非常ルートにおいて北海道災害対策本部と連絡をとることとしております。その際は、優先順位の高い非常ルートから順に運用することとしており、一般の電話回線が使用できない場合は、北海道総合行政情報ネットワークの衛星無線回路を通じた通信を想定しているところであります。また、北海道総合通信局では、災害対策用の移動通信機器として衛星携帯電話の貸し出しをしており、活用も選択肢の一つとしております。衛星携帯電話につきましては、人工衛星を通して通信を行えることから、通信途絶の心配がなく、災害に強い情報伝達手段であると認識しておりますが、地形や建物など障がい物による通信の中断があることや、機器の購入費用や維持費用などの負担も勘案しながら、必要性について検討してまいります。3点目の避難所の備蓄食料についてでありますが、本市の食料備蓄の考え方としましては、以前は、応急生活物資の供給に関する協定に基づき、市内外の取扱業者に対して、食料の供給を要請することとしておりましたが、一昨年の北海道胆振東部地震による大規模停電時には、流通が停止し、物資の調達が困難となったことを教訓に、現在は、非常食などの備蓄や防災資機材の計画的な整備を進めているところであります。また、各家庭においても、非常食や飲料水の備蓄について周知を図ってまいります。4点目のポータブルストーブと灯油の備蓄についてでありますが、冬期間の暴風雪により停電が発生する可能性があることから、懐中電灯、ラジオ、防寒具、ポータブルストーブ、灯油などの準備を市民に呼びかけているところであります。また、北海道胆振東部地震による大規模停電の事例があることから、電池式のポータブルストーブの準備が必要であると考えており、昨年発行した防災ガイドマップや出前講座などにおいて、冬期間に発生する災害への備えとして、ポータブルストーブと燃料の備蓄について、より一層、市民周知に努めてまいります。5点目の自主防災組織の機能充実についてでありますが、大規模災害が発生した際、関係機関による応急活動が一時的に低下し、地域における活動が困難になることが予想されることから、自主防災組織による自発的な防災活動が重要であります。本市としましては、これまで、自主防災組織の設立に向けて、各自治会への設立要請や出前講座による啓発を行い、現在までに44団体が設立されております。設立後の支援としまして、自主防災組織が行う防災訓練への参加や出前講座の実施、また、防災講演会の開催などの支援を行ってきておりますが、継続的な取り組みができていない地区もあることから、引き続き、組織率の向上への取り組みとともに、研修や訓練支援などにより、地域防災力の向上に努めてまいります。また、地域における防災リーダー育成のため、北海道地域防災マスター認定研修会を本市で開催するよう、上川総合振興局と協議を行っているところであります。6点目の自主防災組織に対する活動負担金の考えについてでありますが、本市におきましては、各連合会が行うコミュニティー活動に対して、地域づくり推進補助金により防犯・防災などの活動に対して助成しているところでありますので、自主防災組織が行う防災普及行事や防災研修会などに対しましても、地域づくり推進補助金を活用し、支援を行ってまいります。また、防災物品の購入に対する市単独の助成は現在行っておりませんが、他団体が実施する助成事業の活用が見込める場合には、その制度の周知を図ってまいります。2件目の人口減少対策についての子育て支援の充実についてでありますが、子ども医療費助成については、総合的な子育て支援策の一つとして、富良野市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略で掲げた小学校就学前の無償化に加え、平成31年4月診療分より、高額な負担の伴う入院医療費について、中学生まで所得制限を設けず無償化したところであります。あわせて、令和元年度から、子供の健康を守るため、任意予防接種助成を行い、疾病の重症化予防を進めているところであります。子ども医療費助成については、今後も保健事業や各種施策とあわせ、安心して出産、子育てできる環境づくりを進めるために、総合的な支援策の中で検証、検討を進めてまいります。以上です。

質問 15番 本間敏行

防災関係の1点目から4点目は了解いたしました。5点目の自主防災組織についてですが、議会報告会や市民からの声で聞くことですが、防災組織をつくれ、つくれと市のほうから要請は来るのだが、自分のところでやる人がいないのだ、そういう場合はどうしたらいいのか、そういうところの考え方も役所に指導してもらえないかと。やる人がいれば、やり方は自分たちで考えられると思うのですけれども、やる人がいなくて困っていると。まず、いまの件についてお答えください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

本間議員の再質問にお答えします。自主防災組織を担う方がいないというような質問だったかと思いますが、もちろん、やれるところは率先してやっていただいていますし、市としてもフォローさせていただいているところでございます。ただ、やれないというところでありますけれども、少しでも地域の力を発揮させるような形はどうしても必要だというふうに思っていますので、地域のほうとお話をさせていただくことにはなると思いますけれども、何らかの形で自分たちがみずから共助できるような形で対応できるように、市の役割と地域の役割を明らかにさせていただきながら、粘り強く設立に向けて啓発をさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

いまの意見もわかるのですが、その町内によっては、年寄りばかり残っていて、活動したり助けることもできない状況になっているので、そういう町内の場合は、近隣の町内会と合併を勧めてみたらどうでしょうか。そこら辺をお答えください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

本間議員の再質問にお答えします。町内会というのは、自主組織ですので、いまの本間議員がおっしゃいました意見というのも考えられると思います。ただ、近隣の様子もございますので、そういう観点も含めながら、できないところの支援策についても改めて検討させていただきたいと思います。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

いまの件は了解しました。自主防災組織のことで、もう一点だけあるのですが、市民が自主防災組織をつくって、要支援者を避難させてあげたいので、対象者を市役所に聞きに行ったら、要支援者の名簿とかそういうことは個人情報保護法の関係で言えないから、自分たちでやってくださいと言われたらしいのですけれども、そこら辺についてはどういうように返答をしたのか、教えていただきたいと思います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

要支援者の名簿につきましては、私どものほうでも介護保険関係を含めて把握しているところでございます。ただ、全てをお知らせするということでなくて、必要があればお知らせする形になりまして、お知らせしてもいいという本人の同意をいただいた後にお知らせをさせていただいているところでございます。そちらのほうを御理解いただきながら、必要の都度、要支援者については各地域防災組織にもお知らせしているところでございます。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

いまの件ですが、小千谷市では、平成16年に災害があって、20年度から、避難行動時に要支援者を支援する体制として、市のほうで支援者のところにお伺いして、支援は必要ですかと、それに対する条件を同意書でもらって、それを自主防災組織のほうに流しているのです。そういう努力をしないと、ただぽつんと聞きに行っても、個人情報保護法があるし、俺は要らないとか、そういうことにもなりますからね。そういう面では、やはり、市の協力があってこそ、これが実現するのでないかと思うのです。それで、平成31年度の小千谷市の経過を言います。全対象者数が2,294名のうち、同意書数は1,553名で68%であったと。同意をもらえなかった人はどうするのですかと言ったら、仕方ありませんと。私たちは、訪ねていって同意を求めたのですが、同意は得られなかったので、そのことについて私たちはお答えできませんとはっきり申しました。だから、そういうことを要支援者に対してはっきり言って、私たちは協力しますよと言って、それで同意をもらえなかったら、それはもう仕方がないと思います。各町内会の中で、進んだところはもうそういうぐあいにやっております。私の知っているところの一つの例では、毎年、同意書をもらって、そして、もらえないところも1件、2件あります。それは仕方がないと思います。相手がそれを求めていないのだから。でも、いまの段階で言ったら、やっぱり市役所がそういうような形で支援者全体に当たって、同意を求めるか、求めないか、要るか、要らないかという確認をするべきだと思うのです。それをして、各町内会にある自主防災組織に、こういう方から支援を求められています、ひとつよろしくお願いしますというような形で流していけば、全部が全部ではないですよ、いまできているところの中でうまくいくのではないかと考えております。その点についてどうですか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

本間議員の再々質問にお答えします。いま、小千谷市の例をお伺いしました。その中で、市が率先的に同意をとるべきでないかというところだと思います。私どもとしては、現在の方法としまして、送っている部分がありますけれども、いまの例をお伺いしましたので、どのような形が効果的なのかというところも踏まえながら、同意の方法については整理をさせていただこうというふうに思ってございます。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

小千谷市では、112町内会あって、自主防災組織は95組織で100%です。これはなぜかといったら、先ほども前置きで話をしましたけれども、地震では初動対応が大事だと。例えば、ここも自衛隊さんが駆けつけてくれるまでといったら2時間ぐらいかかりますよね。そういう流れの中で、初動的な町内会の助け合いが大事だということです。それにすごく気づいたからです。最初は、そんなになかったのです。100%ではなかったのです。ところが、ここを100%にすることで相当な人命を救えるということを小千谷市でも考えていたのです。そういう経験を私たちはしたことがないから、だから、私たちとしては、そういうものを参考にしてどんどん進めなければならないと思うのです。先ほども言いましたけれども、44団体ですよね。100%を目指して進んでいってほしいと思うのですが、そこら辺の意気込みをお聞かせください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

本間議員の御質問にお答えします。先ほども御答弁させていただいていますが、現段階で44組織でございます。こちらにつきましても、決してこの数字に甘んじるのではなく、私どもとしては、基本的には全市を網羅できるような形が望ましいと思っていますので、先ほども申しましたように啓蒙していきたいと思います。今回も、防災組織のための地域の防災リーダーについても、みずから自助、共助、公助をするために、防災講演会とあわせて、昨年、防災的な部分を啓蒙するために北海道地域防災マスターの認定を予定していました。しかし、災害のためにできなかったということがございますので、今回、上川総合振興局とも改めて協議をさせていただいて、ことし開催していただけるようにさせていただいてございます。そういうものを使いながら、防災の大切さ、また、防災の組織力の大切さをもっともっと訴えていきたいというふうに思ってございます。また、改めて、新年度になると思いますけれども、市の広報で毎月定期的に防災に関する情報を流す計画をしてございます。その中で、防災組織の大切さ、または自助の大切さも踏まえて、皆さんに啓発させていただきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

5番目は納得いたしました。6点目ですが、防災の物品です。物品と言っても大したものではないのですが、私が市民からよく聞かれるのは、自主防災組織ができているけれども、その防災組織自体も年寄りなのだそうです。その年寄りが年寄りを助ける。何かあったときに、おんぶしていくわけにはいかない。そういうときに、夏場はリヤカー、冬場はプラスチックの大きいそり、そういうものを買ってほしいというような話を3カ所ぐらいから聞いています。そういうものを購入する考えはあるのかどうか、お聞かせください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

本間議員の御質問にお答えします。地域づくり推進補助金の活用により、防災関係の補助をさせていただいているところでありますけれども、いまおっしゃいましたリヤカー、そりなどにつきましては、単発というよりも、市全体のことだというふうに考えます。その場合、先ほどの答弁でも他団体が実施する助成活用ということでお答えをさせていただいていますけれども、市全体で取りまとめながら、そういう補助を活用させていただきながら、物品を購入してそろえるというふうに私どもも考えてございますので、その辺の需要調査等は行ってまいりたいというふうに思ってございます。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

いまの返答は、買うということでなくて、需要調査をしてから考えるということですか。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

本間議員の再々質問にお答えさせていただきますが、まずはそれぞれの自主防災組織の需要調査を行わせていただいて、そこで次に購入の手当てについて検討したいということでございます。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

その調査は早くしていただきたいと思います。年寄りが年寄りを避難させるという待ったなしの状況です。ゆっくり考えられていて、もし災害が来たときはどうするのか。そんなに高いものでもないです。市民が一番求めているのは、共助として助けるのに運ぶ手段がない、おんぶすることが難しい。そういう流れの中で、いま、僕が聞いたのです。だから、調査はしてもいいですけれども、いつごろまでにその考え方を出してくれるのか。防災組織はそれを早くと言っていますので、そこら辺をもう一回確認したいと思います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

需要調査のスケジュール感だというふうに思っていますが、それにつきましても、いまお話をいただきましたので、早急に対応するということでお答えをさせていただきます。市全体でどのくらい必要なのか、改めて需要調査をさせていただいて、予算も関係のあることでございますので、その中でスケジュール感を出していきたいというふうに思ってございます。以上でございます。

質問 15番 本間敏行

防災関係は、以上で納得いたしました。あと、人口減少対策ですが、1点だけお伺いいたします。市長は、人口減少と中学校までの医療費無償化は関連性がないとお思いか、その点についてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 北猛俊

本間議員の再質問にお答えさせていただきます。議員がいま質問されたことと直接関係するかどうかわかりませんけれども、人口減少の中で、子供たちを産み育てるということがいかに大事かということについては、出生率で言えば、住民が6,000人から8,000人ぐらいのある小さなまちでありますけれども、住民のみんなが、お年寄りから子供まで、そして、子育てをしているお父さん、お母さん方も、地域で子育てをしていくという意識をはっきり明確にされているところは、出生率も上がっているというふうにお聞きいたしております。出生率の関係で言うと、富良野市では1.3ちょっとというふうに思っておりますが、そのまちでは2.8あるそうです。この出生率を上げていくには子育てに優しいまちということで、議員が御指摘されておりますけれども、子育てするなら富良野市でと言えるまちをつくっていくには、まずその部分が大切かというふうに思っております。しかしながら、議員の御指摘にあった人口減少の関係については、このまちでも、やはり、働く場所がないと、そこで育った、そこで教育を受けた、そして、その地域が大好きな子供たちも、そこに住み続けるということにはなかなかなっていないようであります。やはり、このまちでも、いまは全国どこのまちもそうかというふうに思いますけれども、人口減少が続いているというのが実態のようであります。したがいまして、以前、議員から御指摘いただいたときにもお答えさせていただきましたが、子供たちの医療費無償化も含めて、子供・子育ての部分を総合的に考えていきたいというふうに思っております。この総合的というのは、産み育てるというところから始まりますから、妊娠期のお母さん方の健康づくり、そしてまた、健康な子供を産んでいただいて、その子たちを健やかに育てていく、そうした総体の取り組みの中で、子育てするなら富良野市でと言えるような子育てに優しいまちづくりを進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 15番 本間敏行

いま、市長から答弁をいただきましたが、私は、決して、市長が子育て支援をおろそかにしているということを言っているわけではなくて、ただ、やっぱり、先ほども前置きで話をしましたが、どこのまちでも医療費無償化というのはやっています。平成30年に、3人の議員が6月、9月、12月とこの医療費の問題を質問しています。なぜそういうような問題が出てきているかといったら、市民から出てきているからです。4人、5人と育てている人たちの給料が上がっていないのです。上がっていない中で、大変だと。ほかのまちではそうやっているけれども、なぜ富良野はしないのですか、そういうような疑問を投げかけられて、平成30年は、一遍に3人が6月、9月、12月と質問しているはずです。それから、もう2年がたっていますね。そういう中で、いまは、本当に大きなまちであっても、高校まで医療費の無償化をしなければならないところまで出てきているそうです。なぜかというと、近隣でそういう政策を打たれると、家を持っていない人たちは動いてしまうのです。5人というのは珍しいと思いますけれども、3人、4人と子供がいて、年間の医療費を考えると、やはり、給料の少ない家庭では大変だと。そういう流れの中で、こういう考え方が起きている。だから、僕が先ほど市長に聞いたのは、富良野の人口は減っていっていると思いますから、そこら辺を市長は考えているのですかということを確認したかったのです。だから、何も救済をしていないとは言っていません。ただ、私はそこをどうして考えられないのかなと思って、再度確認したのです。もう一度だけ確認できますか。

答弁 市長 北猛俊

本間議員の再質問にお答えさせていただきます。人口減少にかかわって、医療費の無償化は必要だという御指摘かというふうに思いますが、議員もいまおっしゃっておられたとおり、近隣のまち同士が、まちの魅力を上げると言うことが適当か、差別化をすると言うことが適当かはわかりませんけれども、そうした差をつけたいという思いの中で医療費を議論されているのではないかというふうに思います。ただ、私が考えるのは、医療費を無償化するというまち同士の競争には参加する気はないということで、前段もお答えさせていただいたかというふうに思っております。いま、無償化をすることが人の移動をとめるというような御指摘がありましたけれども、それでは、子育ての医療費が無償化になっていないから、富良野から出ていったという方は何人おられますか。こちらはアンケート調査でありますから、実態を全て捉えているわけではないかというふうに思いますが、傾向としてお聞きいただければ、平成30年で言えば、子育ての制度をもってどこかのまちに引っ越されたという方は、お聞きしている範囲ではゼロであります。その前の年に2件あったようでありますが、これも、子供の医療費無償化がないからそのまちに行ったということではないようにお聞きいたしております。なおかつ、アンケート調査でありますから、これも前段で申し上げたように100%ではないというふうに思っておりますけれども、子育ての取り組みが充実しているからということで富良野に入ってきている方もおられる。これは、その制度だけで来ているのか、仕事の関係があって来ているのか、答えておられる方のパーセントは少ないですから、それが移動されている方の全ての意向だということではないですけれども、一方では、そうした医療制度だけではなくて、子育て総体を見て富良野市というふうな思いを持っていただける方もおられるのだということも御理解いただきたいというふうに思います。そういった中で、何を優先してやっていくかということになろうかと思います。いまは、医療費だけで人口減少ということでお話しされているからお話しするのですけれども、どこを優先するかということも一つの施策だと思います。全てをやるということにはならないわけですから。優先されるところで言えば、子育ての中で言うと、障がいを持って生まれる子供たちというのも大変多くなってきております。そうした子供たちを養育していく施設、そしてまた、保育をしていく施設、ここも、いま、幼稚園も含めてそういった対応はとられているというふうに思いますけれども、まさにそうした子供たちをどうやって育てていくか、あるいは、健全な成長につなげていくかというところの取り組みが問われているのだというふうに僕は思います。いまのコロナウイルスでありますけれども、病気にかからないことをまずは優先するのではないでしょうか。コロナウイルスにかかったから、それを治せ、それを何とかせよというのも対策の一つかもしれませんけれども、いま、市では、まずはこれにかからない、防ぐ取り組みということで進めさせていただいております。また優先順位のところに戻りますけれども、病気になったときの対応も大事だとは思いますけれども、それよりもまず健康で健やかに育っていただける、そうしたまちをつくっていくというのが何より優先されることではないかというふうに思っておりますので、健幸都市を実現させていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

出典:富良野市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる