富良野市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日
(1)JR北海道の路線見直し問題について/(2)市道の補修について/(3)看護専門学校の運営について
2019年6月19日、富良野市議会の一般質問で、渋谷正文議員が「JR北海道の路線見直し問題について」「市道の補修について」「看護専門学校の運営について」について質問し、市長 北猛俊、企画振興課長 西野成紀、建設水道部長 小野豊、看護専門学校長 澤田貴美子が答弁しました。
- 質問者
- 渋谷正文 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、企画振興課長 西野成紀、建設水道部長 小野豊、看護専門学校長 澤田貴美子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 渋谷正文
-登壇-おはようございます。昨晩、山形県沖で大変大きな地震がございました。被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復旧、復興がなされますことを祈っております。それでは、さきの通告に従いまして、順次、質問をいたします。最初に、JR北海道の路線見直しの問題についての3路線区維持について伺います。JR北海道の路線見直し問題で、JR北海道が存続を目指す単独維持困難な8線区である富良野線と根室本線の富良野―滝川間に対し、JR北海道は、これら8線区の年間赤字額を120億円としており、そのうち、3分の1はJR北海道が負担するが、残り3分の2の年間80億円は、2021年度以降、国、北海道、沿線自治体の支援を想定しております。北海道や沿線自治体にとって重い負担でありますが、これをそのまま拒否してしまうと廃止になってもやむを得ないとの印象を持たせてしまう可能性を否定できません。また、東鹿越―新得間の41.5キロメートルは、2016年8月の台風による長期不通が続いております。JR北海道は、この区間を含む富良野―新得間の81.7キロメートルの2020年度中の廃止を沿線自治体に申し入れていると一部の情報から聞こえてきておりますが、財政支援はおろか、国を巻き込んでの存続に向けた支援策等については語られることがありません。焦点となっている議論の最大の難関は、JR北海道と地元自治体との信頼関係をきちんと築くことができるかにあるのではないでしょうか。現在、本市では、安心して住めるまちづくり、暮らしやすいまちづくりに向けて、精力的に取り組んでいるところであります。ついては、6点について伺いますので、お答えをいただきたいと思います。一つ目に、8線区の負担内容と富良野―新得間の廃線申し入れの経過について伺います。二つ目に、JR3路線区ごとに将来を見据えた市の考えについて伺います。三つ目に、エレベーター設置等の富良野駅の利便性を高める必要性の認識、そして、市の取り組みについて伺います。四つ目に、路線維持のためにも市民意識をより一層高める必要があると考えますが、市の認識と取り組みについて伺います。五つ目に、富良野市が負担できる範囲はどの程度まで見込んでいるのか、示すことができる範囲で考えを伺います。六つ目に、路線廃止は、都市計画、交通、生活に大きな影響を及ぼします。富良野―新得間の路線廃止に伴う影響についてお伺いします。2件目は、市道の補修の計画的な修繕の必要性について伺います。市内の道路は、毎年整備しているところですが、交通状況の変化や舗装の経年劣化などから、舗装の維持管理費が増大していくことが考えられます。そして、舗装の老朽化の進行に対し、修繕が追いつかない現状があり、対応に不満を持たれる市民の声があることをまちを歩いて感じ取っているところです。今後において、限りある予算の中で、効果的な修繕を行うため、また、維持管理費の平準化を図るためには、橋梁やトンネルと同じように、壊れてから修繕する従来の事後保全型から、壊れる前に修繕する予防保全型への維持管理の転換が求められるのではないでしょうか。路線ごとに診断結果を踏まえた措置を行うことで、道路舗装の長寿命化や舗装の維持修繕費のライフサイクルコストを縮減できることが期待できるものと考えます。ここで、五つの点をお伺いします。一つ目に、平成27年4定の経済建設委員会調査報告は、市道及び道路環境の整備についてでありました。舗装修繕の計画策定と住民合意について、その後の検討状況について伺います。二つ目に、道路舗装の老朽化が進む中で、多発する損傷を把握し切れていないのではないでしょうか。市道ごとの路面の損傷状況と危険箇所の把握について伺います。三つ目に、舗装修繕について、道路の補修材を提供する等、軽度の補修は地域との協働で行うことが可能ではないでしょうか、見解を伺います。四つ目に、現在、市が管理する道路について、計画的かつ効率的な維持管理の考え方をまとめた道路維持の管理方針は策定されているのか、伺います。五つ目に、計画的な維持管理を行うことによって、将来的な修繕費等の平準化、縮減を図り、さらに、道路の安全性を確保するためにも、長寿命化に向けた道路補修の計画づくりと補修工事の実施が求められると考えますが、見解を伺います。3件目は、看護専門学校の運営についての看護人材の養成についてであります。看護専門学校は、富良野地域の保健、医療及び福祉領域に働く専門職のうち、看護師の不足は以前より重要な課題であり、その解消を図ることを目的として、平成6年4月に現校舎と学生寮が開設されております。25年が経過し、医療従事者に対する社会的需要はますます増加するものであり、看護専門学校が果たす役割はとても大きいと言えます。地域に貢献できる看護師を輩出し続けるためにも、多くの努力を期待するところであります。ここで、五つの点をお伺いします。一つ目に、看護専門学校が開校して25年が経過し、総括として、これまでを振り返る所見をお伺いします。二つ目に、医療の高度化に伴い、大学に行く人が多くなってきていることを踏まえ、ここ数年の受験、入学、退学、地元就職の傾向と、その対策、努力について伺います。三つ目に、一般会計の運営費と職員人件費から歳入の入学金と授業料を差し引くと、看護専門学校運営の収支はどのような状況になっているのでしょうか。資金の運用の状況を明確に示す必要があるのではないかと考えますが、見解を伺います。四つ目に、学校の学習・生活環境の整備は欠かせないことから、施設改修、投資の計画を立てて行うべきと考えます。今後の対応策について伺います。五つ目に、今後の看護専門学校運営において、地域に根差した交流、社会貢献のあり方、そして、看護人材の養成について伺いまして、第1回目の質問といたします。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-おはようございます。渋谷議員の御質問にお答えします。1件目のJR北海道の路線見直し問題についての3路線区維持についてでありますが、JR北海道が昨年10月20日の関係者会議において提出した5年間の収支見通しでは、単独で維持することが困難な8線区の営業損益が年間114億円から118億円になると示しております。また、本年4月9日に発表した中期経営計画2023では、国鉄清算事業団債務等処理法の規定により、国の支援が2020年度までとされていることから、2021年度以降において、当期純利益が190億円台の赤字になると示しており、本市としても、その内容についてJR北海道から説明を受けたところであります。御質問の1点目でありますが、単独で維持することが困難な8線区の2021年度以降の支援内容についてはまだ明らかにされておらず、また、JR北海道から、2020年度中に根室本線の富良野―新得間を廃線するという申し入れを受けた事実はございません。次に、2点目の3路線ごとの将来を見据えた市の考え方については、富良野線はインバウンド需要が見込める観光路線、根室本線の滝川―富良野間は貨物列車が運行する物流やフラノラベンダーエクスプレスが運行する観光路線、根室本線の富良野―新得間は、災害時の代替ルートや広域観光周遊ルートの可能性がある路線であり、さらに、3路線とも、通院、通学、通勤など、市民生活に必要不可欠な社会インフラであると認識しております。次に、3点目のエレベーター設置等、富良野駅の利便性向上については、多くの観光客が重たいスーツケースを持って跨線橋の階段を上りおりしている状況にあることから、JR北海道に対して、再三、エレベーターの設置について要請しているところであります。次に、4点目の市民意識を高める取り組みについては、本年4月に、JR北海道と沿線市町村とで策定した根室本線アクションプランや富良野線アクションプランに基づき、利用促進やマイレール意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。次に、5点目の本市の負担については、2019年度と2020年度の2年間に限り、JR北海道に対する緊急的かつ臨時的な支援として、本市は、単年度、150万円を予算計上する予定であり、2021年度以降については、国や地方の役割分担、地域負担の額、地方財政措置のあり方などについて、道や沿線市町村と連携し、国に対して法改正を求めていく必要があると考えております。次に、6点目の路線廃止により想定される影響については、現段階において、鉄路の維持存続に向けて取り組んでいることから、廃止した場合に想定される駅周辺の土地利用や交通アクセスについては検討しておりません。次に、2件目の市道の補修についての1点目、計画的な修繕の必要性についてであります。平成27年4定の経済建設委員会調査報告後の検討状況につきましては、舗装の修繕は劣化の著しい箇所を優先に、また、地域から要望を受けている箇所を含め、修繕工事を行ってきておりますが、修繕計画の策定は行っておりません。本市の舗装道路は、昭和50年代より路盤改良を行わず、防じん処理的に行った舗装箇所が多く、年々、劣化の激しい道路が増加していることから、今後は現状調査を行いながら計画的に進めてまいります。次に、2点目の市道ごとの路面の損傷状況と危険箇所の把握についてでありますが、毎年、降雪前に、次年度以降に大きく損傷が予測される箇所を抽出し、融雪後には危険箇所のパトロール調査を行い、安全確保に努めているところであります。次に、3点目の軽度の舗装修繕における地域との協働体制の可能性についてでありますが、以前より、地域住民からの道路の陥没や亀裂等の情報により、職員による簡易的な補修を行ってきているところであります。過去には、町内会単位に簡易的な補修や穴埋め程度を依頼してはという話もありましたが、実施には至っていないことから、今後、地域とも協議をし、検討してまいります。次に、4点目の道路維持の管理方針の策定についてでありますが、富良野市単独の管理方針は策定しておりませんが、平成21年に北海道が策定した公共土木施設の維持管理方針を参考に、維持管理に努めているところであります。次に、5点目の長寿命化に向けた道路補修の計画づくりと補修工事の実施に関する見解についてでありますが、道路は、橋梁や公園施設の構造物とは違い、耐用年数は特に決められておらず、改良を行ったアスファルト舗装の道路でも寿命を考える上での耐用年数は10年とされております。傷みの激しい道路が年々増加する中、部分的な補修には限界もあることから、計画的な実施に向け、検討してまいります。次に、3件目の看護専門学校の運営についての1点目、看護人材の養成についてでありますが、富良野看護専門学校は、富良野圏域の保健、医療、福祉の充実に向け、市民の健康と福祉に貢献できる看護師養成を目的に平成6年に開校したところであります。看護師国家試験合格状況は、本校の合格率平均は97.6%であり、全国平均の89.7%を上回っており、ここ2年間では100%、合格をしております。これまで722名の卒業生を輩出しておりますが、地域の看護師不足は依然として解消されていない現状にありますので、今後においても、富良野地域に就業し、定着を目指す看護師養成に向けて取り組んでまいります。次に、2点目のここ数年の受験、入学、退学、地元就職の傾向とその対策についてであります。受験者は、少子化により減少傾向にあり、また、他校併願者が多く、辞退率が高い状況にありますが、入学者としては定員の30名をおおむね確保しております。なお、退学者総数は73名の9.2%で、直近5年間では8名の5.3%と減少傾向にあります。地元就職者は、722名の卒業生のうち、222名の30.7%が市内の病院等に就職しており、直近5年間では46名の33%で増加傾向にあります。今後も、就職説明会、指定校推薦入学、修学資金貸付制度、市内小・中学校や高校への働きかけを継続し、地元就職者の増加に努めてまいります。次に、3点目の本校の収支状況については、平成29年度一般会計の歳出では、看護専門学校費に4,992万5,000円、職員人件費に1億3,177万8,000円の経費を要し、歳入では、授業料、入学検定料、入学料、雑入を合わせて3,139万3,000円となっております。本校の設立は、看護師不足の解消を図るのみではなく、少子高齢・人口減少対策にも大きく寄与しているものであり、本市の重要な施策として設置、運営を行っており、今後においても、行政総体の施策の一つとして一般会計において運営を行ってまいります。次に、4点目の施設改修については、富良野市総合計画後期基本計画において、校舎外壁等工事を令和2年度に実施予定であり、今後も、経年劣化に伴う箇所を修繕、整備し、学習環境の維持に努めてまいります。次に、5点目の学校運営については、今後も、本校の教育理念、目的に基づき、教育カリキュラムを企画、評価するなど、富良野地域で活躍できる優秀な看護師養成に向けて実践してまいります。また、市内の中学校、高校、ことぶき大学との交流、模擬患者役での授業への市民参加など、地域に根差した活動、交流を継続してまいります。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
それでは、順次、再質問をさせていただきたいと思います。非常に前向きな答弁をいただいております。その中で、まず、1点目は、JR北海道の問題についてでございます。たくさんの情報をいただいたと思っております。こうして市長から発信される言葉というのは大変重たいものであります。私は、具体的な市長発信のプレスリリースを、継続的にというか、タイミングよく行ってはいかがかと考えますけれども、どうでしょうか。
答弁 市長 北猛俊
渋谷議員の再質問にお答えさせていただきます。JR問題に関する情報発信ということでありますが、市民の皆さんにも、そしてまた、広く地域にも広めていかなければならない大きな課題だというふうに認識させていただいております。根室本線対策協議会等、関係する会議が開かれるたびに取材の申し入れもございますので、その都度、それらに誠実に応えながら情報発信に努めてまいりたいというふうに思っております。
再質問 9番 渋谷正文
ホームページ等でも、鉄路対策ということでお示しされているのかなというふうに思います。報道を使いますと、どうしても新聞等で流してしまうことになって、具体的にこういう姿勢であると、富良野市から発信されているのかどうかとういことが、どうも流されてしまうのではないか、そういう形に捉えられてしまうことのないように私は提案したつもりでございます。鉄路の活性化とまちづくりを提案するところで、根室本線対策協議会のお話をいただきましたが、この根室本線対策協議会には、上富良野町と中富良野町は入っておりません。でも、札幌への移動や物流のことを考えますと、富良野沿線、富良野地域として足並みをそろえることが必要ではないのかなというふうに私は思います。宗谷本線のほうへ目を向けますと、26自治体が協力し、鉄路対策を行っているということでありますので、私は、富良野地域でもスクラムを組んで取り組んでいくことを考えることが大切かなというふうに思っております。根室本線のほうでは占冠村は後に入ったという経過がありますので、上富良野町や中富良野町についてもそうした考えは持たれないのか、見解を伺います。
答弁 市長 北猛俊
沿線自治体の連携ということで御質問をいただいたかと思います。根室本線の関係につきましては、滝川から新得までということで、いま、占冠村については御指摘がありましたが、新得町も後発で根室本線対策協議会に入っていただいております。なぜ入ってきていただいたかということですけれども、新得町も、当然、根室本線の列車がとまる駅でありますし、根室本線の存続はもちろん、地域の経済にも大きく影響するという考えを持たれてこの対策協議会に入っていただきました。いま御指摘をいただいた中富良野町、上富良野町の関係でありますが、人の移動ということもございますけれども、農産物の輸送ということで考えれば、いま、農協は広域になっておりますから、当然、関心は持っていただいているというふうに思っております。その中で、連携ということでありますが、根室本線は根室本線対策協議会があり、富良野線についても対策協議会ということで旭川から富良野までとなっておりますので、そうした対策協議会のレベルの中で連携されていると思っております。そのため、根室本線対策協議会に中富良野町と上富良野町に入っていただくことの重要性というのは、考えられなくはないですけれども、現実的には、やはり、富良野線は富良野線、根室本線は根室本線ということで、双方が協力や情報共有をしながら取り組むことが大事かなと思っておりますので、この後の対応についてもそのような形で進めさせていただきたいというふうに思っております。
再質問 9番 渋谷正文
私は、札幌への移動、物流のことを考えますと、やはり、富良野地域全体で根室本線をしっかりと支えていくことが必要だというふうに考えておりますので、ぜひとも御検討をいただければと思っております。次に、JR北海道ではアクションプランの第1期というものを出しております。私は、それを見まして、利用促進、そして経費削減に努め、2017年の線区別収支を維持すること、この実現こそが将来の線区維持につながるものだというふうに読み取っております。逆に言えば、2019年、2020年のアクションプランがしっかりできなければ、2017年の線区別収支を維持できなければ、廃線の可能性がぐっと出てきてしまうのでないかと危惧しております。まず、この3路線における収支の抜本的な改善が本当にできるのかどうか。中間報告ではできないというふうに書いておりますけれども、この見解について、もう一度伺いたいと思います。
答弁 企画振興課長 西野成紀(企画振興課長は2019年12月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。アクションプランで掲げております2年間での収支改善の見通しにつきまして、それがクリアできなければ廃線に向かうのではないかとの御質問についてでございます。私は、先週の水曜日、国土交通省鉄道局のある課長補佐とお話する機会がありました。そのときのお話では、この収支状況が改善されなかったら、即、廃線というわけではないというふうに伺っております。また、この2年間、JR北海道と地域が一体となって、利用促進、さらにはマイレール意識の醸成に取り組むことが大切であり、そうした取り組みが2021年度以降の法改正につながるのではないか、このようなお話を伺っているところでございます。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
すぐにつながるものではないということで、少し安心しました。ただ、ここで、私たちの地域が気持ちを緩めてはいけないのかなというふうに思っております。JRの利用について、しっかりと市民意識を高め、アクションプランの達成に向けて、地域全体で成果が出るように努めていかなければならないと認識しています。本当にいまが頑張りどきなのですね。ここでしっかりと取り組むことが重要だということは、いまの答弁で十分に認識させていただきました。いまの答弁の中で、2021年度以降の法改正ということがありましたが、これは、地方財政措置のことも含めておっしゃられているのかなというふうに思っております。私たちは、路線維持、あるいは、路線を支えていくことを考えていきますと、地方財政措置の内容が明らかになって初めて、JR北海道に対してこれだけのことができますという金額が示せるのかなというふうに思っております。いまは、これがないゆえに、いまの市の財政ではここまでしかできない、あるいは、全くできないと言わざるを得ない、こういうような状況を生んでいるのではないかなというふうに思っております。そうしたことを踏まえますと、やはり、2021年以降の地方財政措置の確かな足がかりとなるよう強く要請していくことが求められると考えておりますが、見解を伺います。
答弁 市長 北猛俊
渋谷議員の再質問にお答えさせていただきます。地方財政措置の関係でありますが、2021年度以降のことだと捉え、お答えさせていただきます。2021年度以降の財政措置の部分につきましては、まだ定まっておりません。仮に地方負担が求められるようになったときには、その負担に耐えられるような状況にはないということから、地方財政措置を検討していただきたいということであります。現状では、先ほど御指摘いただいたアクションプランも含め、2021年度からは北海道の公共交通機関としての機能を維持していただくという意味から、まずは国に対して負担を求めていくべきというふうに思っておりまして、一つ一つの段階をクリアしながら進めてまいりたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
再質問 9番 渋谷正文
一つ一つの段階を踏まえてということでありますが、言葉だけでは、私も、そして市民の方も、どうしても見えなくなってきてしまうのかなというふうに思います。こうしたことは、しっかりと見えるように伝えることが大切かなというふうに思っておりますので、そうしたところも御検討いただければと思います。また、市ができることということでは、先ほど、三つ目に、エレベーターの設置と富良野駅の利便性について質問させていただきましたが、再三、JR北海道側に要請しているけれども、なかなか動きが出てこないという答弁をいただきました。エレベーターの設置については、これまでも議会中で言ってきましたし、観光客、そして年齢を重ねた方々の乗降の難しさについては早急に改善していかなければならないというところでは一致していると思います。こうしたことは、先ほどのアクションプランを初め、JR北海道とともにいろいろと考えていく、地域づくりをしていくという観点からすると、私たちのまちが負担してでもエレベーターの設置を考えていくことが重要ではないか、急いでやっていくことが大切ではないかというふうに私は考えますが、こうした考えについて見解を伺いたいと思います。
答弁 企画振興課長 西野成紀(企画振興課長は2019年12月まで)
富良野駅舎のエレベーターの設置についての渋谷議員の再質問でございますけれども、エレベーターの設置につきましては、富良野市としても大変重要だという認識を持っております。昨年1月に供用開始となりました深川駅、そして、昨年4月に供用開始となりました伊達紋別駅にはエレベーターが設置されましたので、北市長みずからそうした駅舎へのエレベーターの設置状況を視察した中で、JR北海道に要請を行っているところでございます。そうした中で、JR富良野駅に対するエレベーターの設置については、富良野市として負担をしてでもお願いしたいと、先月の5月29日、JR北海道の幹部が来たときに、北市長みずからがそうした申し入れをしているところでございます。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
ぜひとも頑張っていただきたいと思います。鉄路の問題については、活性化とまちづくりの提案というところでもう一つ質問させていただきます。鉄路収入だけでは3路線区の維持がなかなか難しいといいますか、これから人口が減少していく中、利用促進については本当に市民も頑張っていかなければいけないところであります。ただ、輸送収入だけではなし得ない富良野のできることというのがあるのではないかなというふうに私は思っております。JR北海道では、ホテルや不動産事業について事業として持っております。観光地としてこうした富良野の可能性を提案することについて、富良野側からも行っていくべきではないかなというふうに考えておりますが、どうでしょうか。
答弁 企画振興課長 西野成紀(企画振興課長は2019年12月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。現在、多額の赤字を負っているJR北海道につきましても、JR北海道総体といたしましては、JRタワーまたはJR駅舎開発などによる不動産収入の幾分かを本体のほうに回しながら改善を図っているところでございますけれども、そこがなかなかうまくいかない状況でもございます。JR九州につきましては、鉄道収入以上に、不動産収入の売り上げによって一部上場したという実績もございます。こうしたことも踏まえて、富良野でも観光需要、ホテル建設等もありますので、今後の収支改善を図るためにも、やはり観光の入り込み客数やインバウンドの増加も見込む必要があると。幸いにして、富良野駅につきましては、フラノラベンダーエクスプレス、さらには、富良野・美瑛ノロッコ号も運行されております。そういう中で、アクションプランでは、四半期に一度、JR北海道とも協議をするような状況になっておりますので、今後、インバウンド、観光客を見込める提案につきましては、逐次、お話し合いをしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
実は、JR北海道では、長期経営ビジョン未来2031という中で三つの戦略を示しております。その一つに開発・関連事業の拡大による事業構造の変革というものを掲げておりますが、そこでは、北海道に滞在いただくお客様に最高のおもてなしを提供し、「訪れてよし、北海道」を支えるとありまして、ホテルの多棟化と言って、いろんな場所に建てていくことを考えているようです。ただ、候補地例には富良野ではない観光地の名前が記載されております。こうしたことから考えると、私は、これからの富良野のまちづくり、そして富良野の可能性を提案することで、JR北海道とともに歩んでいく、そういうことも路線維持に向けて大切なことではないかなということで御提案をさせていただいております。改めて、JR北海道の長期経営ビジョン、2031に向けてという考え方を踏まえて、お考えを聞きたいと思います。
答弁 市長 北猛俊
渋谷議員の再質問にお答えさせていただきます。いま御提案いただいたことについては、内容等をまだ十分に理解しておりませんので、それらを精査させていただいて、次の取り組みの検討をさせていただきたいというふうに思っております。これは、ホテルで終わるのか、また違う企画があるのか、そんなことも重要なことになってくるかなというふうに思っておりますので、そのような対応を図っていきたいというふうに思います。
再質問 9番 渋谷正文
富良野―新得間の路線廃止に伴う部分については話がない、そうした申し入れがないということですから、これについては聞かないで、次の質問に移らせていただきたいと思います。市道補修の計画的な修繕の必要性についてでございます。今回、著しい補修が必要な場所、あるいは、地域要望の中で損傷を把握して進めていくというような答弁をいただきましたが、実は、遅いという声が非常に聞かれるのです。声を上げているのに対応が遅いということなのです。この遅い原因はどういうところにあるのか、人員が少ないのか、あるいは、予算がなかなか難しいのか、こういうようなところをお知らせいただければなと思います。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。舗装の補修の対応が遅いということかと思います。融雪後に、職員によるパトロール、あるいは、市民からの通報等もあってことしの損傷箇所等の現場を確認し、舗装業者の手配をいたします。ただ、雪解け後からの依頼となりまして、市内全域ということで非常に補修箇所が多いのですが、対応する業者のほうもそんなに人数がいないということもあって、順次行っていく関係で、地域によっては遅くなってしまうといったようなことは考えられるかと思います。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
いまのお話ですが、市の担当はいろいろな場所をパトロールされていると思いますけれども、それは充足されているという認識でしょうか、もう一度お伺いします。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。パトロールに要する市職員の数といったことかと思います。市職員につきましては、日ごろからパトロールを行っていますが、パトロールだけで専属に定期的に回ってという意味では足りていないところもあるかと思います。ただ、雪解けからパトロールを始めていますので、そういうことからすると、職員数がそんなに少ないといったような認識ではございません。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
パトロールの人員は不足しているようなことはないですという答弁をいただきました。しかし、ここを直してほしいというような情報がインプットされますと、今度は、早急にアウトプットをして、早く対応しなければならないと思うのですね。しかし、ことしの状況を見ていますと、5月の終わりぐらいから始まったのかなというふうに思っております。ただ、融雪期は、3月ぐらいから路面が見えてきて状況を確認できるところからすると、これでは時間がかかり過ぎているのではないか、これが市民の思いといいますか、そういうふうに見えるのです。そうした思いにどう対応できるかが、市の役割かなというふうに思っております。舗装は舗装業者に依頼するということでしたけれども、では、いつごろ舗装業者に依頼し、舗装業者はどれぐらいため込んで5月末から始まっているのかなど、こうした状況についてもう少し整理立ててお答えいただければと思います。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えいたします。舗装補修業者に対する依頼については、雪解け後から職員によるパトロールを行っていますが、基本的には、4月以降から指示し、業者にも各路線を確認していただき、修繕箇所数やそのボリュームを報告していただいて、それを確認した上で作業に取りかかります。それから、いまのお話の中で、5月下旬ごろということがありましたが、先ほど申したように、場所によってはそのぐらい遅くなることもあるかとは思います。ただ、舗装を直すときというのは、融雪後すぐですと、舗装の下の路盤に凍結が入っているものですから、本格的な補修という意味ではゴールデンウイーク明けから始まるのが通常であります。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
どうしても凍害というか、しばれていることがありますので、工事を進める上で、おそらく路盤改良ではなく、表層の部分ということで言われているのかなと思いますが、そうしたところについてはゴールデンウイーク明けに行うというようなことはわかります。それゆえに、小さい穴などの補修を地域の方々と協働して行っている事例が白馬村のほうではあるのですね。こういうふうに、なかなか手が回り切らないところについて、大切な道路インフラを守っていくため、そして、安全・安心のまちづくりに資するために、地域の皆さんといろんな形で協力をしている事例があります。そうしたこともしっかりと研究していただいて、これからにつなげていただければということを言いたくて、三つ目として地域との協働のことをお話しさせていただいたところであります。ぜひとも、こうしたことを研究していただきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えいたします。舗装補修における軽度の補修に対する地域との協働の可能性についてであります。いま申し上げたように、舗装の補修は5月からということですが、舗装を発見した際、簡易アスファルト合材による穴埋めについては、できる限りの処置として職員で行っているところです。ただ、これは、あくまでも最終的な補修工事の前の応急的な措置というふうに考えてございます。いま、地域との協働ということですが、もしお願いできるということであっても、いま申し上げた補修前の簡易的な応急措置になろうかというふうに考えております。また、地域の協力を得て行うということに関しては、例えば、簡易アスファルト合材の配付とか、また、交通安全対策といったことが大きな課題としてあるのかなというふうに考えてございます。この点につきましては、ほかの事例等を調査し、検討してまいりたいというふうに思っております。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
道路の部分については最後にしたいと思います。簡易舗装の修繕については、年間で大体2キロメートルほどでしょうか、昨日の答弁の中でそのように聞きましたが、将来を考えると、やっぱり不足していると思いました。そういう中で、実施者と、やっていることを監視する側の両方がしっかりとわかるためにも、事業の見える化が必要であり、そのためにも事業の計画づくりが必要になってくるのかなというふうに思います。橋梁やトンネルのようなインフラとは違って、市道の修繕についてはほぼ単費で行っているものかなというふうに思っております。予防保全型で修繕を図ることにより経費を縮減するというのは、実際に橋梁やトンネルで行われていることでありますので、道路についても、単費で行われているものであるからこそ、費用の縮減を図っていくことが大切ではないかなというふうに思っております。そういうことから、私は年次的な計画の必要性を感じておりますけれども、見解を伺います。
答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えいたします。道路補修における計画的な補修に関する長寿命化計画という意味でしょうか、いま、御質問の中にもありました舗装の修繕については、基本的には単独費での対応となります。計画的な修繕、全面的な打ちかえといったような意味での補修についてお話ししますと、長寿命化計画による計画的な補修をやったとしても、かなりの費用がかかるというふうに考えています。また、その手法についても、起債等があるようなことも聞いております。ただ、起債で取り組むに当たっては調査が必要になり、この調査にもかなりの費用がかかるといったようなことがあります。ただ、計画的な修繕は必要だと考えてございますので、起債と財源の確保についても検討してまいりたいというふうに思います。以上です。
再質問 9番 渋谷正文
看護の人材の養成についてお伺いいたします。小学生、中学生、高校生に、そしてまた高齢者など、地域に向けて触れ合いの場を設けていくことはとても大切なことだというふうに僕は思っております。看護学校では、これまで、医療の担い手として大切だという建学の精神があったというふうに思っておりますが、これからの時代は、地域とともにそうした人材をつくり上げていく、我々も地域の人材として看護学生を支えていく、そして、看護学校にあるいろいろな知見や若い力を地域づくりに生かしていくことも大切なのかなという思いで、今回、質問させていただいております。まず、小学校の高学年からキャリア形成をする上でも、また、地域医療を支える担い手を芽生えさせるためにも、学生たちみずからが声を上げて対応することが双方にとっていい影響を与えるのではないかなというふうに思っております。こうした取り組みについて検討されてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 看護専門学校長 澤田貴美子(看護専門学校長は2022年3月まで)
渋谷議員の質問にお答えさせていただきます。小・中学生に看護学生から看護のことを周知するということでございますが、市のまちづくり出前講座の登録、それから、4月開催の小・中学校の校長・教頭会におきまして周知をしております。実際には、山部中学校の1年生が看護専門学校に来まして、職業体験の一環として、看護師とは何か、あるいは、学校の様子や授業で行っていることを実際に体験していただいたりしております。また、西中学校におきましては、看護学生が学校にお邪魔して、看護専門学校の学習の状況などをお話しさせていただいたり、中学生との交流会も持っております。いま、中学校2校でございますが、小学生に向けてもお話する機会があれば計画していきたいというふうに考えております。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
時間が少なくなってきましたので、簡潔に申します。ホームページの情報改定についてであります。看護専門学校のホームページは、ほかの学校のものを見ると、ちょっと見劣りするのではないかなというふうに思います。いまの若い人たちですから、何かあったときにスマホなどでぱっと情報を検索するわけですから、そうしたところも改善が必要だというふうに考えますが、見解を伺います。
答弁 看護専門学校長 澤田貴美子(看護専門学校長は2022年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。ホームページについてでございます。ホームページにつきましては、渋谷議員が御指摘のとおり、わかりづらいということは認識しております。一度に項目を見られないようなこともありまして、そういうところを改善するという意味で、最近では「看心ふらの」をホームページに掲載しておりまして、そこで学生の1年間の学習の様子を3回にわたりアップしておりますので、そういうものを見ていただいたり、ホームページについては、さらにわかりやすくなるよう検討し、オープンキャンパス等でも、その様子を示したりというようなことも考えておりますので、その辺を含めて、今後検討していきたいと思います。以上でございます。
再質問 9番 渋谷正文
身近に若い人材がたくさんいらっしゃいますので、そうした声をしっかりと受けとめて改善を図っていただければなというふうに思っております。実は、富良野市では、これまでも、1億3,000万円というとても大きな費用負担をしながら、市立病院を持たないまちとして、最大限、医療と福祉の領域に取り組んできているまちだということを認識していただきたく、そうした数字を示させていただいたところであります。しかし、地元に就職される方は年間10名ほどでしょうか。こうしたところから見ると、地域に貢献する人材というのは、一概に費用対効果だけで、はかれるものではありませんけれども、より便益を求めていくこと、いろんな形でまちに貢献するものが看護専門学校にあってもよいのかなというふうに私は思っております。それは、先ほど申し上げましたように、健康のことですとか、学校側の知見を上手に市民の皆さんに伝えていくことといいますか、そういうような考えを持たれている先生がいらっしゃいます。また、ハンドマッサージなど、自分のできることを看護学校生がしっかりと地域の方々に施すことにより、スキンシップ、コミュニケーションが非常にとれまして、私もまちを歩いていて、あれはよかったねというようなことを聞かせていただいております。こういうようなことを一つ一つ積み重ねていき、内発的に抱える、やっぱり、この地域でといいますか、私たちは富良野の地で看護師としてしっかりと働いていきたいという気持ちを沸き立たせられるような仕組みづくりが大切ではないかなというふうに私は思っております。ですから、看護専門学校では、勉強だけではなく、地域とのつながりをしっかりと大切にしていただきたいということを申し上げたところであります。こうしたことをしっかりと踏まえてこれからの学校運営をしっかりとしていただきたいというふうに思っておりますので、改めて決意のほどを述べていただきたいと思います。
答弁 看護専門学校長 澤田貴美子(看護専門学校長は2022年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。2022年にカリキュラム改正があります。そのカリキュラム改正の趣旨のところでも、地域に根づいた看護学校づくりをするようにという方針があります。富良野看護専門学校につきましては、これまでも、地域の皆様、ことぶき大学の皆様、それから若い女性の皆さんにも協力をいただき、演習、講義等に参加していただいております。富良野看護専門学校といたしましては、これからも、地域の皆様に学生を育てていただきながら教育をしていくという方針のもと、今後も皆様とともに教育をしていけたらと思っております。以上でございます。