富良野市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月13日
次代を担うこどもたちをみんなで育むまちづくりについて
2018年12月13日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「次代を担うこどもたちをみんなで育むまちづくりについて」質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、経済部長 後藤正紀、総務部長 稲葉武則、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。
- 質問者
- 大栗民江 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、経済部長 後藤正紀、総務部長 稲葉武則、教育委員会教育部長 亀渕雅彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 大栗民江
-登壇-通告に従い、一般質問します。1件目は、次代を担う子供たちをみんなで育むまちづくりについてお伺いします。1項目めは、子の看護休暇についてです。子ども・子育て支援法では、一つに、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本認識のもとに、家庭、学校、地域、職域、その他の社会のあらゆる分野における全ての構成員がおのおのの役割を果たすとともに、相互に協力して行わなければならないと基本理念を定めています。少子化による人口減少社会に突入し、あらゆる業界にて人材不足が叫ばれる中、子育て世代や女性への就労支援の取り組みが加速しております。国では、仕事で活躍している女性も、家庭に専念している女性も、全ての女性がその生き方に自信と誇りを持ち、輝ける国づくりを目指しており、自治体に対しては、女性の活躍に関して相談や助言などを行うよう求めています。富良野市子ども・子育て支援事業計画では、「子どもの幸せ 子育ての喜び-協働・感動の子育て支援をめざして-」と基本理念を定め、五つの基本的視点に基づき、六つの基本目標を柱として取り組まれています。その中の一つとして、仕事と生活の調和実現の視点(ワーク・ライフ・バランス)には、「働き方の見直しを進め、仕事と生活の調和を実現することは、結婚や子育て希望を実現するための取組みの一つとして、また、少子化対策の観点からも重要です。地域の企業や自治体などの関係者が連携して、ワーク・ライフ・バランスの実現に取り組みます」とされ、基本施策と推進事業が示されております。国の制度では、子育てと仕事の両立を支援するため、休暇制度が設けられており、育児休業や子の看護休暇などがあります。子の看護休暇とは、小学校就学前の乳幼児が病気やけがをした場合の看護、または予防接種や健康診断を受けさせるために、養育者の父や母が取得できる休暇で、就学前の子が1人の場合は1年に5日、2人の場合は10日まで、時間は1日または半日単位での取得が可能な休暇制度です。子の看護休暇は、労働者から申し出があった場合は取得させることが義務づけられておりますが、その休暇が有給か無給かということに関しては各企業の方針に委ねられており、そもそも子の看護休暇制度自体を知らない、また、無給のため、年次有給休暇で済ますことも多く、産前産後休業や育児休業に比べ、看護休暇など職場復帰後の両立支援は浸透していないように感じます。そこで、各企業にはさまざまな理由や事情があると思いますが、子の看護休暇の認知度や実施率、育児休業、看護休暇の導入の実施状況についてお伺いします。幼稚園や保育所など集団生活をしている時期の子は、よく風邪を引いたり病気に感染することが多く、育児休業の後、職場に復帰しても、仕事と育児の両立に戸惑う共働き世帯が増加しています。厚生労働省では、職業生活と家庭生活の両立支援や女性活躍推進での支援、事業所内保育施設を導入し、両立支援を進める事業主に対し、助成金を支給する制度が設けられております。中小企業事業者のみを対象とした制度では、育児休業を取得、職場復帰させた事業主への育休取得時・職場復帰時支援や代替要員確保時支援に加え、職場復帰後支援では子の看護休暇制度や保育サービス費用補助制度が拡充されております。市として、子育てと仕事の両立支援に向かってどのような対応、支援ができると考えられるのでしょうか。ワーク・ライフ・バランスに向けた企業への啓蒙、支援についてお伺いします。2項目めは、子育てしながら働きやすい職場づくりについてです。子育て支援や、職場と家庭の両立支援の支援サービスと同じくらい、若い世代が働き続けるには、働きやすい職場づくりが重要ではないかと考えます。次世代育成支援対策推進法の改正に伴い、有効期限が延長されたことを受け、本市においては、次世代育成支援対策推進法に基づく富良野市特定事業主行動計画の第二次前期計画を策定されております。一方、女性活躍推進法が制定され、女性活躍推進法に基づく富良野市特定事業主行動計画、富良野市女性活躍推進プランが策定されています。次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法の両法律の趣旨を踏まえ、相互に密接な関係があるため、両計画をあわせて特定事業主行動計画を策定された自治体もあります。このような自治体の中、郡山市では、同行動計画のお題目に、私から始めるプログラムというテーマを掲げ、大きく記載し、「『生まれ変わっても、もう一度ここで働きたい』、そう思える職員を一人でも増やしたい。『私もお父さん、お母さんみたいに郡山市役所で働きたい』、そう思える職員の子供を一人でも増やしたい。市民の皆さんが元気になるには、その元気に負けない位、職員が元気になる必要があります、元気を生み出す職場は、誰かがつくるものではなく、自分達でつくるものです、『まず、私から始めます』、この気持ちで職員一人ひとりが当事者となって取り組みます」と、冒頭に述べられ、続いて、「ここに記載したプログラムがやるべきことの全てではありません。『私から始める』意識が自発的に一人ひとりの職員に芽生え、職員が健康であり、働きやすく、仕事で自己実現を図れるような職員総活躍の職場をつくるための最初の一歩をまとめました」と表表紙に記されています。本市においても、子育てしながら働きやすい職場づくりを市内企業に求めていくためにも、まずは、この上司のもとで、この同僚とともに、仕事を続けることができてよかったと感じる働きやすい職場づくりを市役所が率先して推進されることが必要と考えます。そこで、市において、働き方改革の推進や、子育てしながら働きやすい職場づくりにどのように取り組んでいるのでしょうか。次世代育成支援対策推進法に基づく特定事業主行動計画の取り組み等の状況が公表されておりますが、実績と課題、取り組みについてお伺いします。3項目めは、3世代同居・近居への支援についてです。核家族化の進行に伴い、共働き世帯がふえており、子育てと仕事の両立、子育てと介護のダブルケアなど、子育て家庭を取り巻く環境が大きく変化する中にあって、子育て世代への支援強化が重要になっていると考えます。富良野市子ども・子育て支援事業計画では、子ども・子育て支援事業計画策定のアンケート調査から、日常的に子育てにかかわっている方は、父母ともが最も多く、次いで、幼稚園、祖父母の順となっており、日ごろ、子供を見てもらえる親族、知人は、緊急時には祖父母等の親族に見てもらえるが最も多く、次いで、日常的に祖父母等の親族に見てもらえるとなっております。また、第7期富良野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定の市民ニーズ調査では、病気で寝込んだときに看病や世話をしてくれる人の割合は、配偶者が最も多く、次いで、別居の子供、兄弟、親戚、親、孫の順となっており、あなたが看病や世話をしてあげる人の割合では、配偶者が最も多く、次いで、兄弟、親戚、親、孫、別居の子供となっております。この両計画の調査結果から、子育て世代は、祖父母など親族に対して協力を求め得る傾向にあることが見られます。一方、高齢者の男性は、配偶者への依存が最も高く、高齢者の女性は、別居の子供や兄弟、親戚、親、孫に看病や世話をしてあげたり、してもらったりしていることが多く、祖父母などが子育ての手助けに協力することが望ましいと見受けられます。ひとり親世帯、独居高齢者世帯、介護が長時間必要となる世帯などの増加に伴い、今後さらに介護や医療などの社会保障に関する負担の増大が見込まれます。また、地域社会においても、人間関係の希薄化が進むとともに、高齢者の子や孫とのかかわりも、密度の薄いものでよいという意識が膨らんでおり、家族間や地域間扶助の一層の脆弱化が懸念されています。このような中、同居、近居で子育てや介護を助け合うことによって、弱まりつつある家族のきずなを深めるきっかけにつながる制度として、2世代、3世代の同居、近居の取り組みが各地で広がっております。そこで、各自治体にて取り組まれている同居・近居支援について、本市ではどのような見解をお持ちでしょうか。3世代同居・近居への居住環境を図ることは、薄れ行く家族や地域における世代間扶助のきずなが濃くなり、子育てや介護などの自助、共助を強め、ひいては健康寿命の延伸にもつながると考えます。さらに、第2子以降の出産をためらっている2人目の壁、3人目の壁を解消する一助にもつながると考えます。子育て支援や介護支援の面からも、本市でも3世代同居・近居支援を行うべきと考えますが、見解をお伺いします。4項目めは、企業とともに子育て世代を応援する取り組みについてです。次世代育成支援対策推進法の有効期限が平成37年3月末まで延長され、企業、団体に対し、仕事と子育ての両立ができるようにするための行動計画を策定するよう求められています。その企業が推進するべき働き方改革の一つの取り組みに、くるみん認定制度があります。くるみん認定とは、次の世代を担う次世代の子供たちが健やかに育つ環境をつくるための支援に熱心な企業を国が認定し、子育てサポート企業として示され、認定マークが与えられます。くるみんマークと呼ばれています。このくるみんという愛称は、赤ちゃんを優しく温かくおくるみで包むことをあらわしたもので、マークは、赤ちゃんが大事に包まれるおくるみと、職場ぐるみ、会社ぐるみの二つのくるみの意味が込められています。さらに、子育て支援に熱心に取り組む企業は、プラチナくるみん認定を受けることができます。子育て支援推進事業主としてPRするほか、加点評価や優遇措置などが適用されます。また、女性活躍推進法に基づき、女性が働きやすい環境づくりを積極的に推進する働き方改革の一つの取り組みに、えるぼし認定制度があります。えるぼし認定は、女性が働きやすい職場環境であることを示す認定マークが与えられ、女性活躍推進事業主としてPRするほか、加点評価や優遇措置などが適用され、両立支援等助成金の制度が設けられております。また、北海道では、家庭と仕事を両立しやすい、男女がともに働きやすい職場づくりに取り組む北海道あったかファミリー応援企業や、女性の活躍や子育て支援に積極的に取り組む北海道なでしこ応援企業の認定制度があり、加点評価や優遇措置などが適用されます。そこで、企業にとってもメリットとなるこれらの認定制度ですが、本市での状況についてお伺いします。子育てしながら働き続けたいと考えている女性は、特に、企業の持つ認定マークの意味は知っておきたいところです。市民への周知についてお伺いします。子育てするなら富良野市でと発信できるまちづくりを目指す本市として、今後の対応、考え方についてお伺いします。5項目めは、ファミリー・サポート・センターにおける病児、病後児の対応についてお伺いします。私は、平成28年第2回定例会におきまして、子育て世代を応援する取り組みについて、病児保育がなくてお困りの声や、病児保育事業を行っている沿線のこどもサポートふらのの取り組みを通し、富良野市ファミリー・サポート・センター事業の充実と病児保育の方向性について一般質問しました。その時点の答弁では、軽度の病児保育、あるいは治りかけになってきている病後児保育については、提供会員と依頼会員が内容を確認しながら行っている状況とともに、病児保育となれば、さらに一層の部分があるので、その内容等を検討しながら話し合いを進めさせていただきたいとの御答弁でありました。その後、こども未来課が保健福祉部から教育委員会に移管され、組織・機構改革が行われておりますが、現在までの進捗状況についてお伺いします。子ども・子育て支援事業計画策定のアンケート調査では、日常的、緊急時に祖父母や友人、知人に見てもらえる環境の親子がいる一方で、誰にも見てもらえない、いずれもいない、そのような環境下の親子の存在も明らかになっています。ひとりで悩みを抱えて孤立とならないよう、地域の手で、いざというときの心の支えとなって親子が安心感を持てる子育て支援として、病児、病後児への支援はこれからますます必要性が求められると考えます。そこで、本市の病児・病後児保育の拡充についてお伺いします。また、ファミリー・サポート・センター事業の役割の中に病児を取り組む考えはいかがでしょうか。ファミリー・サポート・センターと連携した支援について御見解をお伺いします。以上、1回目の質問といたします。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-大栗議員の質問にお答えいたします。次代を担う子供たちをみんなで育むまちづくりについての1点目、子の看護休暇についてであります。育児休業及び看護休暇は、法により制度化されておりますが、具体的な制度内容は、それぞれの事業所が就業規則等で規定し、運用しております。本市のしごと情報サイト、フラノ・ジョブスタイルに登録している76事業所のうち、21事業所が育休制度ありと明記しておりますが、その取得状況については把握しておりません。また、看護休暇制度ありと登録している企業は、現在、ありません。次に、子育てと仕事の両立支援に向けた企業への啓発、支援については、本年度より、フラノ・ジョブスタイルにおいて、子育て中の女性の就業を促すため、特集記事の発信などの情報発信を強化しております。また、登録された事業所の就労条件をわかりやすく公開するため、賃金水準や福利厚生、休暇制度の有無などで絞り込み検索する機能も新たに付加したところであります。子育てする世代が働きやすい環境をつくることは、人材を確保する観点から重要と考えておりますので、子育てと仕事の両立を積極的に支援しようとする企業の情報を広く発信してまいります。2点目の子育てしながら働きやすい職場づくりについてでありますが、次世代育成支援対策推進法に基づき、本市におきましても、平成17年度から平成26年度を計画期間とする富良野市特定事業主行動計画を策定し、職員の子育てと仕事の両立のための取り組みを進めてきたところであり、さらに、法律の有効期限の延長に伴い、平成27年度から平成31年度までの第2次富良野市特定事業主行動計画前期計画を策定し、法律で定める特定事業主として次世代育成支援対策を実施しているところであります。第2次富良野市特定事業主行動計画前期計画の策定に当たっては、職員17名による特定事業主行動計画策定・推進委員会で検討し、国の行動計画策定指針に即して、男性の子育て休暇の取得促進、働き方改革の見直しによるワーク・ライフ・バランスの推進などを重点に、21の推進項目を設定し、さらに、推進目標として、育児休業取得率、男性の育児参加休暇の取得、年次有給休暇の取得、時間外勤務等の上限時間の4項目に関して達成状況を把握するため、数値目標を設定したところであります。また、市独自で作成しております職員のための子育てサポートブックを、子育て中の職員だけではなく、全職員を対象に周知し、全ての職員がともに協力し合い、職場全体で取り組める職場環境づくりに努めてきたところであります。第2次富良野市特定事業主行動計画では、数値目標を設定した4項目について、推進状況を毎年把握するとともに、法律に基づき、達成状況を市のホームページにおいて公表しているところでありますが、平成29年の状況といたしましては、配偶者出産休暇及び育児参加休暇の取得率では66.7%、育児休業取得者は2人で、うち女性が100%、男性はゼロ%、年次有給休暇の取得率は55.2%、時間外勤務等の上限設定時間を超えた職員が13名という状況になっております。これらの結果を受け、本年6月には、組織改編を含め、課、係の業務量の実態に配慮した人事異動を行い、さらに、各部課長に対して、一層のマネジメントによる個々の業務量の平準化とともに、推進確認票、チェック票の活用による職場環境の改善に努めております。今後も、行動計画推進のため、毎年の実施状況の把握に努めるとともに、平成32年度からの第2次行動計画後期計画につきましては、国や他の自治体の動きも参考に策定してまいりたいと考えております。次に、3点目の3世代同居・近居への支援についてでありますが、家庭における子育てや介護には、家族の支援が非常に重要であり、高齢化や核家族化の進行により、子育てや介護に不安を抱える市民もいると認識しております。このため、本市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の施策として、3世代同居の促進を目的として、平成28年度から住宅リフォーム事業を拡充して補助を行っておりますが、さらに、子育てや介護に必要な家族の支援を必要とする世帯に対し、3世代同居・近居に関する新たな補助制度を平成32年度の実施に向けて検討してまいります。以上です。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。4点目の企業とともに子育てを応援する取り組みについてでありますが、次世代育成支援対策推進法に基づき、次世代育成支援対策の総合的かつ効果的な推進を図るため、国は行動計画の策定指針を示し、地方公共団体は特定事業主行動計画を策定、また、正社員数が100人を超える企業は一般事業主行動計画を策定し、国に届け出なければならないとされています。国は、行動計画を届け出た事業主のうち、積極的に仕事と子育てに取り組んでいる企業に対し、平成19年から、次世代認定マーク、通称くるみんの認証を行うとともに、平成27年4月からは、既にくるみん認定を受け、子育てと仕事の両立支援に高水準で取り組んでいる企業へは、プラチナくるみん認定を始めたところであります。また、北海道は、独自の認定制度として、北海道あったかファミリー応援企業へ登録し、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定するなど、一定の要件を満たした企業に対して、北海道なでしこ応援企業認定を行っているところであります。企業は、この認定を受けることにより、子育てサポート企業としての社会的認知や企業イメージの向上が期待できることが大きなメリットとなっております。富良野市内の企業の認定状況ですが、国の認定制度に基づく認定企業はありませんが、北海道の認定制度については、北海道あったかファミリー応援企業に5社が登録、なでしこ応援企業に1社が認定されております。今後も、市内企業に対し、子育てと仕事が両立できる子育てに優しい企業づくりに向け、国や道の子育てに関する認定制度の周知をするとともに、子育てを応援する地域活動への協力を働きかけてまいります。次に、5点目のファミリー・サポート・センターにおける病児、病後児の対応についてでありますが、本市におけるファミリー・サポート・センターは、平成26年8月に事業がスタートし、会員数は、平成26年度の86名から、現在では154名まで拡大し、塾や幼稚園などへの送迎など、会員相互援助活動を中心とした地域子育て支援活動を行っております。また、今年度は、事務所を保健センターから民間施設に移転し、気軽に会員が立ち寄り、さまざまな子育てに関する情報交換などができる環境を整えたところであります。病児、病後児の対応につきましては、事業開始からこれまで、軽度の回復期にある病後児の預かりを受け入れてきたところであり、平成26年度は3件、平成27年度、28年度はそれぞれ2件ずつの実績があり、現状においても受け入れは可能であります。今後の取り組みとしては、提供会員をふやすための研修の充実、医療機関との連携などにより、受け入れ体制の充実に努めてまいります。以上でございます。
質問 10番 大栗民江
それでは、1項目めの子の看護休暇についてお伺いしてまいりたいと思います。76事業所のうち、21企業で育休があって、取得したかどうかはわからない、また、看護休暇はゼロという答弁でございました。やはり、これから仕事と家庭の両立支援をしていく中では、市内の企業の皆さんとの連携、また、こういう両立支援に対しての普及啓発も大事だと思うので、そのことに関しての考えについて、また、育休ありという企業が21企業という答弁でしたが、この育休制度の中身で1歳を超えるような育休制度を規定している企業はございますか。
答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)
大栗議員の再質問にお答えいたします。企業の育休あるいは看護休暇等の状況でございますけれども、現在、フラノ・ジョブスタイルにおきまして産休、育休という項目で検索できるようにいたしまして、その結果、21事業所等がヒットしたという状況でございます。ただ、看護等のそれぞれの中身については、そこまで明記している企業はございませんので、いまのところ、把握してございません。いま、議員からお話がありましたとおり、子の看護休暇等も含めまして、雇用者として企業の福利厚生の条件の充実がこれからますます必要になってくると思いますので、各関連団体等とも連携しながら普及啓発等に努めてまいりたいと思います。以上です。
質問 10番 大栗民江
次に、子育てしながら働きやすい環境づくりについてお伺いいたします。市のほうでも取り組み状況が公表されており、育休制度のほか、さまざまな実績などの答弁もございました。ただ、第1次の前期計画から見ますと、やはり、どれも環境が下がっているなという感じを受けるところでございます。市のホームページに載っている状況では、第1次の前期計画での年次休暇の平均取得日数は11.8日でございましたが、今回、目標として年13日を立てていながら、平成29年度は10.7日、また、第1次の前期計画では、時間外の上限の勤務者は2.2人でしたが、現在、29年度は13人となっております。やはり、市においても、働きやすい環境づくり、職場づくり、また、そういう上司のもとで休みをとりやすい雰囲気の職場であるべきだと思うのです。いま、ワーク・ライフ・バランスにおきましては、イクボスという取り組みが広がっておりますが、上司みずからがそういうような宣言をしながら、そういう環境づくり、職場づくりを行っていくということに関しましてはいかがでしょうか。
答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)
大栗議員の再質問にお答えいたします。市のホームページで公表しております平成29年度の富良野市特定事業主行動計画の取り組み状況ということだと思いますが、大栗議員がおっしゃっているように、第1次の計画と、現在、第2次の計画を推進しておりますけれども、数字的には下がっているところでございます。これにつきましては、先ほども市長からお話しさせていただきましたけれども、私どもも、毎年、17名の推進委員会で推進状況を把握しながら、その結果に基づき、私が推進委員長になっておりますので、私から各職場に対して、この推進目標について徹底するとともに、特定事業主ということとあわせて、働き方改革という意味からもこの計画の推進をもっと積極的に行うように伝えているところでございます。いま、御質問に出ていたイクボスということについては、直接の上司ということになれば、私どもの年代ではイクボスにはなりませんけれども、その下の年代も含めて、もっと全体に休暇をとりやすいような職場についてはもっともっと普及していきたいと思いますし、そういう環境を醸成してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。
質問 10番 大栗民江
ただいま、部長からイクボスに関しての答弁がございました。ちょっと市役所の職場を離れますが、富良野市内におきましても、イクボス宣言をしていらっしゃる企業や団体がありまして、富良野では、平成30年11月現在、1団体16企業が働きやすい職場づくり、働く人に寄り添った雇用環境の整備に努めております。そういった中では、企業、団体、行政と家庭の皆さんで力を合わせていきながらそういう環境づくりを整えていくために、知事みずからとか、市長あるいは教育長みずから宣言していらっしゃるところもございます。部長クラスはちょっと難しいのでしょうけれども、市みずから子育てしやすいまちづくりなのだ、行政もこうなのだということで、そういうような宣言をしていく取り組みはいかがでしょうか。
答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)
大栗議員の再々質問にお答えいたします。イクボスの関係につきましては、富良野青年会議所を中心に講演会等をやっているということは十分把握していますけれども、私自身、内容を深く承知させていただいておりません。推進している青年会議所等も含めて、市役所としてどのような形ができるか、また改めて検討させていただきたいというふうに思ってございます。以上でございます。
質問 10番 大栗民江
共同で宣言できればいいなという期待を託してまいりたいと思います。青年会議所が中心にやっておりますが、イクボス富良野企業同盟の目的というのは、やはり働く人に寄り添った雇用環境の整備と生産性の向上を図っていくということです。経過としては、イクボスの取り組みは、子育て世代だけの問題ではなくて、介護時代を迎える昨今においてもとても重要なテーマであり、人手不足のこの時代に、イクボスのいる企業、そういった風土のある企業が求められているとして、富良野地域全体で、そういった機運を高め、それぞれの会社で意識改革と環境整備をしていくことで優秀な人材がこの地に定着していくものと考え、イクボスの取り組みをスタートされております。そういった中では、行政としても、市内の企業に元気を求めていくのであれば、トップみずから本当にそういうまちづくりを目指し、イクボスですから上司ですので、イクボス宣言のほうではぜひ力を入れていっていただきたいと思いますが、市長、どうでしょうか。
答弁 市長 北猛俊
大栗議員の質問に御答弁させていただきます。イクボス宣言の関係についてでありますが、議員が御指摘の趣旨については十分に理解させていただきます。しかしながら、イクボスに取り組んでおられる方々の思いからすると、そこの気持ちを、そしてまた行動を尊重するのが行政の役割かなというふうに思っております。それからすると、行政が改めて宣言してイクボスを推進するというよりは、協働のまちづくりも含めて、そうした方々、団体への支援といいますか、応援することが行政側の立場というふうに思っておりますので、そのように御理解いただきたいと思います。
質問 10番 大栗民江
わかりました。支援を期待するところであります。続きまして、企業とともに子育てを応援する取り組みについてでございます。富良野市においては、北海道あったかファミリーとなでしこ応援企業の認定を受けている企業があることがわかり、安心したところでございます。くるみんなどはちょっとハードルが高いのですが、北海道におきましては、100名という人数もなく、一人でもいいという規定になっております。こうした子育てを応援する企業がふえていっていただきたいと思うのですが、子育てを応援する、女性の就労を応援する、両立支援を応援することに関して、富良野市独自の対応、また、考えはございますか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
大栗議員の再質問にお答えいたします。子育てを応援する企業に対して独自の市の施策を考えていないかということでございますけれども、正直、現在のところは考えてございません。ただ、子育てと仕事の両立をしていくということは本当にこれから大切だと思っておりますし、企業側が優しい企業として宣言していくことは、人材確保の面からも非常に重要だと思っておりますので、これらをPRできる制度について、企業のほうにもまた周知をするような取り組みを進めてまいりたいというふうに考えてございます。以上です。
質問 10番 大栗民江
女性が働きやすくて活躍できる、そういう両立支援の職場環境づくりを目指して、全国の自治体でも、市独自でさまざまな助成金を創設して取り組んでいるところもございます。村上市では、女性就労環境向上事業補助金を創設いたしまして、働きやすい職場環境の改善を行い、ワーク・ライフ・バランスの充実に努めているところでございます。富良野市としても、教育委員会ではございますが、働く環境ということになると、経済部などとの横断的な取り組みが大事かなと思うのですけれども、市独自の取り組みに関して横断的に取り組んでいくという考えはいかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
大栗議員の再質問にお答えいたします。先ほどからも、子育て支援に対しましては、市役所内で横断的に協議し、検討していくと答弁させていただいておりますので、その一つとして、そういうことができるかどうかもあわせて考えていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 10番 大栗民江
先ほどに戻りますが、イクボスのところでも企業への支援という答弁が市長からございました。そういう中で、くるみんですとか、えるぼし、また北海道のなでしこ、あったかファミリーはハードルが高いけれども、富良野市として頑張ってくださっている企業への支援も大事ではないかなと思うところです。そこに関しまして、経済部長、お願いいたします。(発言する者あり)
質問 10番 大栗民江
それでは、5項目めの質問に参りたいと思います。ファミリー・サポート・センターにおける病児、病後児の対応について、研修の充実、受け入れ体制の充実に努めていくという御答弁をいただいたところでございます。ファミリー・サポート・センターについては、やはり、この事業の内容をわかりやすく市民に周知していくべきだと考えているところです。例えば、子供が幼稚園や学校に行っている間、2時間ほどでも働きたいという方がいたときには、依頼会員としてファミサポに登録していて就労先がオーケーしてくれれば、就労先にお子さんを連れていって見てもらうことも可能だし、本市のファミサポでは依頼会員が会社の福利厚生を使って利用することも可能になっています。そういった中で、病後児に加えて、病児も研修の充実を図っていくということでありますが、ただ、送迎だけではなくて、不定期の就労で使うことも可能だということも周知していくべきではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
大栗議員の再質問にお答えいたします。ファミサポ事業の周知の方法ということだと思います。これにつきましては、6月の大栗議員の一般質問の中でも答弁させていただいておりまして、市の広報やホームページ、あるいは、つくったチラシを幼稚園や保育所などに配付しながら事業を周知しております。そういう中で、いま、大栗議員から、もう少し内容を詳しくという意見がありましたので、周知の方法についてその辺も考えながら進めていきたいというふうに考えてございます。以上です。