みんなの議会

富良野市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月26日

子育てしやすいまちづくりについて

2018年6月26日、富良野市議会の一般質問で、大栗民江議員が「子育てしやすいまちづくりについて」質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、保健福祉部長 若杉勝博、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。

質問者
大栗民江 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一、保健福祉部長 若杉勝博、教育委員会教育部長 亀渕雅彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 大栗民江

-登壇-通告に従い、一般質問をします。1件目の子育てしやすいまちづくりについてお伺いします。1項目めは、出産前後の母子の支援についてお伺いします。妊娠、出産は女性にとって命がけの大事業で、その後の育児は、24時間365日体制です。現在は、イクメンという言葉が一般的となり、男性も育児休暇が取得できるなど、環境は変わりつつありますが、まだ十分とは言いがたい現状があります。近年は、出産による入院期間も短くなっており、退院して自宅に戻れば、待ったなしの育児が始まり、母である女性に多くの負担がかかってきます。退院後は、実家に里帰りしたり、どちらかの祖母がお産扱いに来てくれたりといった例が多いところですが、最近は、祖父母世代も仕事を持っていたり、介護を受けていたりと、なかなか支援をお願いしづらく、転勤者や移住者など近親者が近隣にいない母親はサポートを期待できない環境にあります。マタニティブルーや産後鬱、育児ノイローゼに加え、最近では、産後クライシスという言葉も耳にする時代となりました。出産を機に夫婦のすれ違いが生じる産後クライシスの先には、家族間のトラブルや離婚、別居、最悪の場合は子供への虐待へとつながってしまいます。厚生労働省が5年に一度行っている全国母子家庭等調査では、母子家庭になったときの末子の年齢は、平成18年度は31%が0歳から2歳、平成23年度は34.2%が0歳から2歳、平成28年度は38.4%が0歳から2歳と、ともに0歳から2歳が1位との調査結果が報告されております。共働き世帯やひとり親世帯、核家族がふえる中で、以前よりも母子が孤立しやすく、安心して子を産み育てる環境づくりは行政支援がキーポイントになっており、出産前後の母子の支援が最も必要な時期にケアを受けられるように体制を整える必要があると考えます。そこで、初めに、富良野市の近年の出産の状況についてお伺いします。次に、全国の市町村で介護の組み合わせを子育てに転用するなど幾つかのタイプの事業や、また、その組み合わせで行われている産前産後サポート事業について、本市の見解をお伺いします。産後の母親の不安や孤立感を軽減する産後ケア事業について、本市の見解をお伺いします。産後鬱は、約10人に1人が経験するとされており、厚生労働省が実施した調査では、初産の場合は産後2カ月ごろまでの発症が多く、特に産後2週間が高かった点を重視し、出産後の健診2回分の助成を行い、母親の身体面や精神面を把握し、産後の早期支援につなげていく産婦健康診査事業を平成29年度より実施されております。新たな助成事業は、産後ケア事業を実施することなど一定の要件がありますけれども、子育てするなら富良野市でと発信できるまちづくりを目指している富良野市に資する事業と考えますが、市としての見解をお伺いします。本市がこれらを事業化するにはどのような課題があり、そして、どのようにしてクリアを目指していかれるのか、お伺いします。2項目めは、切れ目ない子育て支援環境、富良野版ネウボラの整備についてです。富良野市子ども・子育て支援事業計画では、策定に当たって、就学前児童833名を対象として調査が行われ、多様な子育てニーズの調査結果が発表されております。回答者の子供の年齢は、0歳が16.7%、1歳が11.5%、2歳が19%、3歳が15.1%、4歳が17.4%、5歳以上が20.3%で、兄弟は、1人が32%、2人が45.6%、3人が12.8%、4人が2.9%、5人が0.5%の属性です。そして、平成27年度から平成31年度の同計画は、状況の変化により、必要に応じて見直すとされています。計画では、五つの基本指針を上げられ、妊娠、出産、育児の切れ目のない支援の視点では、子育て支援と働き方改革の一層の強化に加え、新たに妊娠、出産、育児支援の切れ目のない支援に取り組むとされています。幼児期から成人まで、産前産後、子育ての切れ目のない支援では、日本版ネウボラ構想が各地で展開されています。ネウボラとは、フィンランド発祥の子育て支援拠点のことで、助言、アドバイスの場という意味を持ち、妊婦から就学前までの全ての家族を切れ目なくサポートする相談支援の制度とされております。妊娠や子育て中の親たちが必要な全ての支援をワンストップで受けられ、子育てや生活上の相談など心の支えになってもらえる拠点として、子育て世代包括支援センター、日本版ネウボラが広がりを見せております。現在、さまざまな機関が個々に行っている妊娠期から子育て期にわたる支援について、ワンストップ拠点、子育て世代包括支援センターを立ち上げ、切れ目のない支援が実施できるよう、おおむね2020年度末を目途に全国展開を掲げています。このような流れの中で、本市では、福祉部局の保健センターにあったこども未来課を教育委員会の図書館に移行されております。そこで、乳幼児期から学童期にわたり、子供たちの発達、発育の心配など、子育てへの不安を感じる保護者に対して、子供の特性を理解したかかわり方や育児ができるための教育と福祉の融合について、どのように取り組まれ、今後どのように強化されていかれるのでしょうか。子ども・子育て支援事業計画のアンケートで、子育てに関する日ごろの悩み、気になることとの問いに対する回答の上位三つは、1位は病気や発育、発達に関することが44.3%、2位は子供をしかり過ぎているような気がするが31%、3位は食事や栄養に関することが35.9%で、広域利用に関して、今後利用したい子育て支援事業は地域子育て支援拠点事業の希望が46.4%という結果になっていることからも、相談したいと思ったときにタイムリーに相談し、必要な支援につなげる仕組み、それにあわせて、できるだけ多くの妊婦や親子が子育て支援拠点につながる仕組みを広げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。子育て世代包括支援センターの整備では、2017年4月現在、525市町村、1,106カ所で実施されており、道内では20市町、22カ所で実施されております。地域の実情に合わせ、事業形態も一体型や個々に行う形態など多様で、ステージも妊娠から出産までの妊婦ネウボラと出産後から子育て期までを対象とするこどもネウボラを開設している千歳市ほか、各自治体の実情に沿って行われています。本市において、子育て支援の中でいままで行ってきた支援を妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない体制に整え、拠点をつくる必要があると考えますが、子育て世代包括支援センター、富良野版ネウボラの整備についてどのように取り組んでいかれるのでしょうか。今後の方向性についてお伺いします。3項目めは、ファミリー・サポート・センター事業の利用者支援についてお伺いします。ファミリー・サポート・センター事業は、お手伝いする提供会員、サポーターは、子育て経験を生かした市民が有償ボランティアという形で子供やそのお母さんたちとかかわりながら、地域ぐるみで子育てを応援しようという市民力を生かせる場となっており、提供会員、依頼会員双方の喜びの声をお聞きすることがあります。このファミリー・サポート・センター事業は、全国各地で設置が進み、運営方法や報酬、活動時間、援助対象児など、地域の実情に合わせてさまざまなパターンがあります。富良野市では、富良野市白菊会に委託し、おおむね生後3カ月から6年生までを対象として、7時から19時まで、平日は30分300円、土・日・祝日、時間外は350円で行われています。富良野市子ども・子育て支援事業計画策定のアンケート調査では、日中の定期的な保育や病気以外に、私用、親の通院、不定期就労などの目的での事業の利用希望は、利用したいが44.3%となっており、利用したい方170名の利用目的は、私用、リフレッシュ目的が67.6%、冠婚葬祭、学校行事、子供や親の通院が61.8%、不定期の就労が34.1%と報告されています。このことからも、子育てで頑張る母親たちが一人で背負い過ぎないよう、上手に息抜きができる利用環境や不定期の就労につながる支援体制が必要と考えます。そこで、ファミリー・サポート・センター事業の現状と実績についてお伺いします。本市では依頼会員が提供会員に支払う報酬は一律となっておりますが、子育て世帯の経済的負担を考えると、利用しやすい状況を整えてあげることが必要と考えます。ファミリー・サポート・センターの利用者支援事業と事業周知の推進について、考えをお伺いします。4項目めは、全天候型屋内遊戯施設についてお伺いします。全天候型遊戯施設については、昨日、一般質問があったところですが、私が平成27年第2回定例会で行った一般質問では、子ども未来づくりフォーラムでの提案や、子ども・子育て支援事業計画策定時に実施したアンケート調査に寄せられた屋内施設の整備には、要望者によって意見が異なるため、具体的な内容をさらに調査、確認し、内容によっては既存施設を活用した試行などで市民ニーズの検証を行う必要があるとの考えを示され、今後も検討を深めた上での具体的な対応策を判断していきたいとの御答弁がありました。その後、3年が経過しますが、改めて、今後の方向性、対応策についてお伺いします。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-大栗議員の質問にお答えいたします。子育てしやすいまちづくりについての1点目、出産前後の母子の支援についてであります。本市の出生状況は、平成29年度で144人であり、初産が44%、経産が56%となっております。また、母の出産年齢は、30代前半が37%で最も多く、次いで20代後半の28%となっております。近年は、核家族化し、自分の親などから離れたところで出産することもふえております。また、親を頼れない妊産婦も少なくないことから、産前産後の対応を家庭のみに任せるのではなく、生活している地域でさまざまな関係機関や人が支援し、孤立を防ぐことが重要であります。本市においては、産前産後のサポートとして、母子健康手帳交付時の保健指導、新生児訪問、乳児家庭全戸訪問、乳幼児健診など、保健師が妊娠、出産、子育てに関する相談支援を行っており、育児がうまくできない、身近に支援者がいないなど個別の支援が必要なケースについては、家庭訪問や来所による相談の機会をふやし、サポートをしております。また、初めての育児で不安が多い初産の母親を対象に新米ママの交流会を実施し、保健師、栄養士が母親の不安や悩みを傾聴し、相談支援を行うとともに、仲間づくりの機会として母親の孤立感の軽減に努めており、本市では、母子保健事業において産前産後のサポート体制が整備されているものと認識しており、今後もこれらの取り組みを継続してまいります。また、産後ケア事業につきましては、必要性は認識しておりますが、受け皿となる産科医療機関と人員確保や体制整備などについての協議が調っていないことから実施には至っておりませんけれども、今後も協議を継続してまいります。また、産後ケア事業とセットで実施することが望ましい産婦健康診査事業についても協議を継続してまいります。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-大栗議員の御質問にお答えいたします。1件目の子育てしやすいまちづくりについての2点目、切れ目ない子育て支援環境、富良野版ネウボラの整備についての教育と福祉との一体的な対応、現状と課題についてであります。昨年4月に、富良野市の子供たちを総合的に育てるという観点に立ち、0歳から18歳までの教育、保育、子育て支援などの一元化を図るため、保健福祉部が所管していた保育、教育、子育てなどの業務を教育委員会に移管し、就学前から就学後への切れ目のない子育て支援を行っており、教育委員会、福祉関係部署などとの情報共有と連携を密にし、事業の推進を行っているところであります。次に、相談内容のコーディネート機能の充実と体制強化であります。子育て支援に係る相談窓口につきましては、妊娠期から出産、子育て、就学前の教育、保育、就学期など、子供の発達段階や支援の内容により、関係部署が連携し、適切に対応しているところであります。事案によりましては、部署を横断したり、外部機関と協力するなど、課題解決を図っているところであり、今後も、相談窓口相互が情報共有、連携し、有機的な対応ができるよう体制強化を図ってまいります。次に、子育てに係る切れ目のない支援、子育て世代包括支援センター、富良野市版ネウボラについてであります。児童福祉法などの改正により、市町村は、妊娠期から子育て期にわたる総合的相談や支援を切れ目なく実施する子育て世代包括支援センターを必要に応じて設置するよう努めることとされました。本市では、現在、担当及び関連する部署において、妊娠前から就学に至るまで児童の発達段階に応じた子育て支援を連携協力して行っているところであります。今後も、総合的で切れ目のない子育て支援体制の充実に向け、先行している自治体の状況などを調査研究してまいります。3点目のファミリー・サポート・センター事業の利用者支援についての、利用者負担の軽減と事業周知の推進についてであります。地域子供・子育て支援活動であるファミリー・サポート・センター事業につきましては、平成26年8月に発足し、現在、154名の会員で活動を行っているところであります。相互援助活動も年々増加し、平成29年度では215件、267名の利用があったところであり、地域の子育て支援事業として着実な活動が行われていると考えております。事業推進に当たりましては、市は、運営する上で必要な事務所賃料、人件費及び消耗品費などについて、事業運営委託費として受託者に委託しており、このことが円滑な事業実施への支援となっているところであります。利用者負担の軽減についてでありますが、事業開始当初における報酬額については、先行した他団体の事例を参考に1人当たり350円に設定されておりましたが、その後、利用者が支払う報酬額については、依頼者と受託者の話し合いにより決定することを基本としていることから、会員間の利用促進に向けた協議の結果、平成28年4月より1人当たり300円に軽減されたところであります。また、事業内容の周知につきましては、会員向けの会報誌の発行、市ホームページへの掲載、幼稚園、保育所などへ直接訪問し、事業PR、また、公共施設などにおけるポスター掲示及びパンフレットの配布を行っているところであり、今後も活動の充実と利用の促進に向けた周知に努めてまいります。4点目の全天候型屋内遊戯施設についての今後の方向性であります。屋内遊戯場の設置に係るニーズにつきましては、児童館などでの自主的運営による施設利用を希望される市民のほか、平成25年度に実施した子ども・子育て支援事業計画策定時のアンケート調査、子育て支援センター利用者との懇談やアンケート調査などから、設置希望があることは把握しているところであります。現在、乳幼児の親子が集い遊べる屋内施設として子育て支援センターがあり、ひよっこサロン、ふれあい広場、子育てサロン、ふれあい合同広場、ふらのっこクラブなどを保健センターとスポーツセンターサブアリーナで実施しているところであります。また、幼児クラブは、山部・東山・麓郷地区で、月1回、地域の公共施設を利用して活動しており、子育て支援センターが活動支援をしているところであります。センターで実施している各種事業の開設時間や開設曜日の拡充につきましては、利用者との懇談やアンケート調査を行いながら取り組んでまいりました。具体的には、平成26年度から実施しているパパ広場、平成27年度から実施している公民館フェスタにおけるすくすく遊びの広場や、平成28年度から実施している土曜開放など、事業の拡充を図ってきたところであります。また、公共施設を利用した取り組みとしては、ファミリー・サポート・センターと子育て支援センターが共催で児童館を利用したつどいの広場を開催するとともに、市内の育児サークルでも自主的に児童館を利用した活動を不定期に行っているところであります。さらに、小学生においては、児童館や放課後子ども教室において、さまざまな体験活動の場を設けているところであります。今後も、既存公共施設の有効利用の推進を図るとともに、総合的に検討してまいります。以上でございます。

再質問 10番 大栗民江

それでは、出産前後の母子の支援について、1項目めから再質問してまいりたいと思います。今後もいろいろと協議をしていくという御答弁でございました。妊産婦への支援の充実ということでは、北海道においても、平成30年から34年を目指した第3期自殺対策行動計画が設定されておりますが、その中では、出産後、間もない時期の産婦については、産後鬱の予防などを図る観点から、産婦健康診査で心身の健康状態や生活環境などの把握を行い、産後の初期段階における支援を強化し、産後に心身の不調または育児不安を抱える者などに対しては、退院直後の母親等に対して心身のケアや育児のサポートなどを行い、産後も安心して子育てができる支援体制を確保しますということで、道ではこのような計画のもとで進んでおります。また、美瑛町におきましては、平成30年4月から産後の産婦健康診査事業に取り組み、産後母子ケア事業にも着手しております。今後もさまざまなことに対して協議を継続していくという御答弁でしたが、私は、出産前後の妊産婦への支援の充実が本当に大事になってくると考えておりまして、私が1回目で質問させていただいた事業化に向かっての課題のクリアということとあわせて、その見解をお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 若杉勝博(保健福祉部長は2020年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。産後ケア、産婦健康診査ということで、いずれも不安な時期の重要な事業であるということは、先ほど市長からも認識を示させていただきました。富良野の現状としては、その受け皿となる医療機関との協議が調っていないために、今後もということでお答えさせていただいております。いま、まさに大栗議員がおっしゃるように、沿線からも期待の強いこの事業については、産後鬱、ひいては新生児の虐待防止という目的で、退院後2週間と1カ月後という2回の健診ということで、国庫補助もございます。しかし、先ほどお話ししましたように、現状としては、まだ協議が調ってきていないところでございますので、今後とも協議を継続させていただきたいと考えております。以上であります。

再質問 10番 大栗民江

わかりました。御答弁の中で、市のサポート体制として、初産の方を対象に新米ママの交流会を開催しているということでございました。ただ、これは初産の方が対象ですので、経産婦の方は対象となりません。これは、もうちょっと門戸を広げていくべきではないかと思いますが、考えをお伺いします。

答弁 保健福祉部長 若杉勝博(保健福祉部長は2020年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えさせていただきます。新米ママの交流会は、基本的には第1子を出産した母親の交流会ということで、年4回ほど実施させていただいております。同じ新生児を持つ母親が集まることで、不安解消にもなりますし、保健師、栄養士が不安や悩みを聞いたり、助言を行ったりしている事業でございます。そして、この交流会終了後も、OB会という形で自主的に月1回程度の集まりを持って母親が参加されております。その中では、数年たちますと第2子がということもあろうかと思います。そうした最初の入り口の部分については、今後、ちょっとお時間をいただきながら検討させていただきたいと思います。以上でございます。

再質問 10番 大栗民江

次に、2項目めの切れ目のない子育て支援環境の整備についてお伺いいたします。ここも御答弁いただきましたが、相談内容をつなぐ機能といいますか、コーディネート機能の充実と体制強化の中で、母子保健コーディネーターの配置について本市ではどのように進めていかれているのか、お伺いいたします。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えさせていただきます。切れ目のない子育て支援という部分の母子保健コーディネーターの関係でございます。これにつきましては、先ほど答弁をさせていただきましたように、こども未来課が中心となっていましたが、昨年、保健福祉部から教育委員会に移行し、0歳から18歳までの切れ目のない支援ということで、いま、進めているところでございます。その中では、昨年の人事異動では看護師資格を持つ職員が異動してきたり、本年6月の人事異動では保健師の資格を持つ職員が配置されたりしておりますので、今後、そうした者が全体のコーディネーター役を務めていくように考えているところでございます。

再質問 10番 大栗民江

続きまして、3項目めのファミリー・サポート・センター事業の利用者支援に移りたいと思います。この中では、活動の充実と利用の促進に向けて周知されていくという御答弁でございました。ファミリー・サポート・センター事業というのは、一応、研修は受けておりますが、保育士ではない普通の市民の方が見てくれる事業でありますので、そういうことで利用を控えている方もいらっしゃいます。そこで、事業周知のスタートといたしまして、例えばお試し券とか子育て応援券のようなことを考えると利用者支援につながると思うのですけれども、このような考えはいかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えさせていただきます。ファミリー・サポート・センター事業の関係で、より使いやすくするために、初期の段階でお試し券等を配付してはどうかということでございますが、現在のところ、その配付等については考えておりません。ファミリー・サポート・センターは、平成26年に開設いたしまして、年々、利用がふえ、会員も増加しているところでございます。さらに年数を重ねることによって、受け入れる側もいい形で受け入れられるようになりますし、サービスを向上できると思っておりますので、その辺をより周知していって、利用しやすい形にしていきたいというふうに考えてございます。

再質問 10番 大栗民江

本市の実績といたしましては215件という報告がございましたが、利用されている方は、大体は30分以内の幼稚園などの送迎の方が多い状況ではないかと考えております。ですから、200件あっても、30分で300円だと10万円にも満たない金額です。開始当初は先行自治体に合わせて1人350円でしたが、参考にされている自治体では町民割引などがあり、本当に安い金額で利用しやすい制度になっております。ファミリー・サポート・センター事業は、各市町村で好きなように取り組んでいけますので、本当にいろいろなことをされております。人口減少という中にあって、本当に子供を産み育てやすい環境を整えるために、また、不定期の就労をしていきたいという方もいらっしゃいますから、経済的負担の軽減を図る観点から、もうちょっと力を入れて取り組んでいくべきではないかと考えますが、お伺いいたします。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えいたします。ファミリー・サポート・センターの利用料の関係でございます。利用料につきましては、委託する側と受ける側との話し合いの中で決めることになっております。その中で、教育長の御答弁にありましたように、当初は350円だったものが、少しでも利用しやすいようにということで300円に下がっております。あわせまして、市としましても運営先に対して事務所の賃料や人件費等に相当する分を支援しておりますので、今後は、そういった中でファミリー・サポート・センターの運営母体において料金を考えていっていただきたいと思っております。

再質問 10番 大栗民江

今回、市長から、次代を担う子どもたちをみんなで育むまちづくりということで、子育てするなら富良野市でと発信できるまちづくりを目指してまいりますという所信表明をいただいたところでございます。そして、富良野市ではファミリー・サポート・センターの事務所費などで支援しているということでした。しかし、全国の自治体では、例えば、3歳までの未就学児には2時間無料券を配付するとか、妊娠中の方々も利用できるとか、さまざまな取り組みをしております。そういった中で、子育てするなら富良野市でとは言えないようなちょっと弱い支援ではないかと考えますが、御答弁をお願いいたします。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

大栗議員の再々質問にお答えいたします。ファミリー・サポート・センターの運営のあり方については、ことしから新たに使いやすい民間の事務所をお借りすることができましたし、会員の皆さんの御協力、御努力によってさまざまな内容が充実されてきております。私も現場で中心となって運営に携わっている方々とお話をさせていただいておりますが、その中では、サポート券という話ではなくて、皆さんにより知ってもらうこと、対応をしっかりやっていくことが重要であるということでした。また、春先の話し合いの中では、例えば、交流イベントを開いて、受益者だけではなく、サポートする側の方々も含めたいろいろな方々に参加していただいてはどうかという話もありました。このように、安全・安心な子育て環境のために、行政だけではなくて、地域住民、市民もひっくるめて市民総ぐるみで協力し合い、新しい公共という枠組みで対応していく、それがファミリー・サポート・センターだと考えておりますので、今後もそうした理解を深めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 10番 大栗民江

趣旨は理解いたしました。富良野市のファミリー・サポート・センターの利用料は、30分300円と一律でございます。しかし、母子家庭の方とか、住民税非課税の方とか、利用したいけれども、経済的な面で利用を控えている方もいらっしゃいます。そういう中で、本当に一律の料金でいいのかということも視野に入れていただきながら、相互に助け合うファミリー・サポート・センター事業の今後の活動の展開を期待するところであります。続きまして、全天候型屋内遊戯施設についてお伺いいたします。屋内遊戯施設につきましては、既存公共施設の有効利用も考えていきながら、総合的に判断していきたいという御答弁でございました。いま、市で行っている保健センターやサブアリーナの事業におきましては、ちょっと縛りがあるのですね。幼稚園や保育園に入っている子は使えないとか、ほかの広場の登録者はだめとか、つどいの広場も、月1回で月曜日ですけれども、ひよっこサロンも月曜日で日にちがかぶってしまうということがあります。利用したいと思っても、こうした縛りがある中で、2人とか3人のお子さんがいらっしゃる方は兄弟と一緒に利用できないとか、特に、夏休みや冬休みといった子供が長期の休みでストレスがたまるようなときにも利用できないという現状があります。ほかの自治体では、子育て支援センターの設置とともに、子育て親子ひろばのひなたっ子、はらっぱ広場、ごろごろ広場というような遊びの広場を設置されていて、そこには、お年寄りから子育てのお母さんたちも集まって、誰でも利用できる体制で取り組んでいるところもあります。本市においても、そうした利用の縛りを外して、いつでも、誰でもみんなが集える場が求められていると考えるところですが、いかがでしょうか。

答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)

大栗議員の再質問にお答えさせていただきます。全天候型遊戯施設の関係でございます。現在、いろいろなニーズを考えてやっているのですが、いろいろな縛りがあって利用しにくいところをどのように考えるかということだと思います。利用される方々によってニーズはそれぞれ違う中で、一つの施設で全てを賄うにはいろいろなリスクも伴うというふうに聞いてございます。そういう中で、現在は、それぞれ区分を分けさせていただいて、いろいろなものに対応できる体制をとっているところであります。ただ、先ほど答弁をさせていただいとおり、全天候型も含めまして、利用者のニーズがあることは把握しておりますので、今後、また総合的な形で検討してまいりたいというふうに考えてございます。以上です。

答弁 保健福祉部長 若杉勝博(保健福祉部長は2020年3月まで)

ありがとうございます。先ほどの岡野議員の再質問への答弁の中で、保険者努力支援制度に係る答弁で訂正させていただきたいと思います。国からの保険者努力支援制度による交付金について、都道府県分と市町村分ということで、市町村の分は市にという趣旨でお答えしました。しかし、実際は、国からは保険者である道に交付金として入り、道からは各市町村に交付金として入ることになる。そして、富良野市の納付金は幾らですという形になりまして、富良野市の健康づくりに関する努力が反映されてくるということになってございますので、訂正させていただきたいと思います。おわび申し上げます。

出典:富良野市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月26日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる