富良野市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日
(1)山部地区の活性化について/(2)市立富良野図書館における読書機会の創出を図る取り組みについて/(3)図書館運営について
2017年12月12日、富良野市議会の一般質問で、渋谷正文議員が「山部地区の活性化について」「市立富良野図書館における読書機会の創出を図る取り組みについて」「図書館運営について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 若杉勝博、教育委員会教育部長 山下俊明が答弁しました。
- 質問者
- 渋谷正文 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 若杉勝博、教育委員会教育部長 山下俊明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 渋谷正文
-登壇-おはようございます。さきの通告に従いまして、順次、質問いたします。最初に、山部地区の活性化について伺います。山部商店街は、戦前、戦後の復興期から高度成長期にかけて、まちの顔として商店街を中心に活動が展開され、また、催事などの開催や地域の活性化を担い、そして、地域コミュニティーを形成する場としても、これまで地域振興や地域社会に貢献する取り組みを積極的に行ってまいりました。しかしながら、人口減少や少子高齢化の進展、さらには、経営者の高齢化による後継者問題を初め、集客力の低下、店舗等の老朽化や空き店舗の発生など、いわゆる空洞化が進行し、商店街はその活力を失いつつあり、放置することができない状況となってきていると感じております。一方、富良野市内においては、平成15年度から、衰退する中心市街地の活性化に向け、駅前再開発事業の推進を皮切りに、民間主導によるフラノマルシェ事業は、まちなかのにぎわい創出のため、行政と民間が一体で推進し、建設投資効果、消費効果などは大変大きく、中心市街地の活性化や魅力を高めることに大きく貢献しているところであります。このような情勢を踏まえ、富良野市として次に重点を置くのは、山部地区の活性化であると考えます。行政と協働して、適切な商店街へのアドバイスや商店街形成などの方向性はもちろんのこと、山部地区の商店街の生き残りに向けた重要な局面を打開するための魅力ある地域づくり、商店街づくりに行政と山部商工会や商店街との協働で取り組む時期に来ているのではないでしょうか。ここで、三つの点をお伺いします。一つ目に、今後の山部商店街振興対策をさらに踏み込んで行うべきと考えますが、見解を伺います。二つ目に、空き地となっている山部の市有地は、地域振興のために活用すべきと考えますが、見解を伺います。三つ目に、空き店舗を活用したにぎわいの創出、住民を引きつけるような店舗、コミュニティーの交流施設としての活用を検討してはどうか、見解を伺います。2件目は、市立富良野図書館における読書機会の創出を図る取り組みについてお伺いします。読書は、効率的に情報や知識を得ることができます。また、読書を通じて想像力が磨き上げられ、物事を多面的に捉えられるようになり、何より、読書は人生に彩りと深みを与えるものであります。今回の一般質問をするに当たり、利用者の方々に話を伺ってみますと、以前から挨拶はありましたが、最近は挨拶に温かみがありますとの声や、授乳設備を備えた専用スペースの設置、図書消毒器の設置や借りた図書を記録できるどくしょのきろくを導入するなど、随分と利用しやすくなったと好意的な声が聞かれました。これは、大変喜ばしいことであります。今後も、ニーズに基づく改善を積み重ね、利便性が高く快適な、よりよいサービスを目指してほしいと願うところです。さて、このたび、図書館サービスの向上を図るため、図書館情報システムを更新し、新機能を提供するとあって、私はとても期待しておりました。確かに、スマートフォン専用画面による検索、予約、利用照会といった機能がふえましたが、更新された図書館ホームページのデザインは無機質で、心がときめくものではありませんでした。市民への情報提供について、蔵書検索だけではなく、読書推進のための提案や図書館のイベント、図書に関するサービスを総合的に発信することができるホームページが必要であり、そこには、読書に関心を持たせるようなデザイン性を有してよいのではないでしょうか。インターネットやメールが発展する時代であるからこそ、人の温かみが感じられるホームページのデザインを保持し、開かれた富良野図書館として情報を発信してほしいと思います。ここで、四つの点を伺います。一つ目に、富良野地域の核となる図書館として、ホームページ及び新機能の評価を伺います。二つ目に、ホームページ管理はどのような業務体系の中で行われているのか、伺います。三つ目に、中・高生向けに読書に関心を持たせることを考慮してはどうか、見解を伺います。四つ目に、総合的にホームページのデザインについて検討の余地があると思います。見解を伺います。次に、障がい者への読書機会の取り組みについて伺います。平成28年4月から障害者差別解消法が施行され、図書館のサービス環境が障がい者の利用を妨げているときに、障がいのある利用者が、障がいのない利用者と実質的に対等な利用ができるようにするための合理的配慮と呼ばれる個別の対応措置を提供し、そのことによって実質的に対等な権利を保障することが公立図書館と国公立の大学及び学校の図書館、図書室においても義務づけられました。このことを踏まえ、三つの点をお伺いします。一つ目に、市立富良野図書館は、設備、資料、提供サービス、職員のスキルにおいて、検討を経て、これまでどのような対策を講じてきたのか、お知らせください。二つ目に、実質的に対等な権利を保障するため、計画的な環境整備が必要と考えますが、今後の整備計画について伺います。三つ目に、障がいのある方に対し、どのような周知を行って読書の機会を広げようとする考えを持っているのか、お伺いいたします。次に、高齢者への読書機会の取り組みについて伺います。平成25年度国語に関する世論調査(文化庁)によりますと、1カ月に本を1冊も読まないとする年齢層は、70歳代が一番高く約6割となっています。読書意欲が低下していることが裏づけられるデータであると言えますが、一方、図書館における高齢者サービスは、図書館利用に困難のある人々といったような福祉的アプローチが強く、自立して活動的に生活する高齢者のニーズとの間にずれが生じてきているのでないかということを国立国会図書館の調査は示しております。このことから、今後の高齢者への読書機会の取り組みは、年齢だけを基準として、一定の年齢以上の者を一まとめにして画一的に特別の施策を講ずるのではなく、年齢だけで別扱いせず、できるだけ高齢者の多様な実態に応じた施策を講ずることが必要であると考えます。ここで、三つの点をお伺いします。一つ目に、高齢化に伴う読書意欲低下について、どのように現状を認識し、分析しているのか、お伺いします。二つ目に、分析に基づき、図書館は、設備、資料、提供サービス、職員のスキルにおいてどのような対策を講じているのか、お知らせください。三つ目に、高齢者にどのような周知を行って読書をする意欲を持たせようとしていくのか、お伺いいたします。3件目は、図書館運営について、最初に蔵書管理についてであります。平成27年第4回定例会の総務文教委員会事務調査報告書の中で、本棚と本の関係を管理するという概念を持ち、2次元カラーバーコードなどの蔵書を管理するツールを用い、蔵書の管理に際して作業の軽減、簡素化を図るなど、新たなシステムの構築が必要であると報告しています。しかしながら、その後の動きが見えてこないことから、今回、二つの点をお伺いいたします。一つ目に、図書館が手狭になってきているとお聞きしています。現在の蔵書管理の状況についてお伺いします。二つ目に、作業の軽減、簡素化を図るなど新たなシステムの構築が必要との委員会報告を受け、必要性の是非を含め、その後の検討経過はどのようなことになっているのか、お知らせください。次に、図書館司書の充実についてです。さきの第3回定例会において、図書館司書の充実による学校図書館との連携強化について質問をしたところ、市立図書館における図書館司書の配置は1名であり、学校図書館担当教員の来館や電話での相談が中心となっているとの答弁がありました。図書館司書は、すぐれたサービス実績をつくり出し、ひいては、図書館を利用する住民の図書館に対する期待をつくり出していくために必要な人材であります。しかしながら、いかに協力体制があるとはいえ、図書館内での仕事が多く、学校現場まで出向くことができていないのが現状であり、連携を図ろうにも効果的には図り切れていないのが実態のようです。ここで、二つの点をお伺いします。一つ目に、図書館における司書のあり方及び配置について、基本的な考え方を伺います。二つ目に、富良野市子どもの読書推進プラン第2次計画の具体的な取り組みの中で、図書館司書の充実による学校図書館との連携強化を挙げています。課題と今後の整備計画について伺います。以上、第1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-おはようございます。渋谷議員の御質問にお答えいたします。1件目の山部地区の活性化についての、魅力ある地域づくり、商店街づくりについてであります。最初に、商店街振興対策についてでありますが、山部地区におきましては、商店や事業所が減少しており、空き店舗は、国道38号線沿道だけでも10軒以上あると把握いたしているところであります。本市では、平成24年度から実施しております中小企業振興総合補助金におきまして、山部地区も対象に店舗の改修や家賃の補助等を実施してきており、今後も引き続き支援をしてまいります。また、山部商工会は、小規模事業者支援法に基づく経営発達支援計画を昨年に策定いたしまして、国の計画認定を受け、小規模事業者を支援する事業を開始したところでございますので、市といたしましても、山部商工会の取り組みと連携しながら支援してまいります。次に、既存施設や空き地となっている市有地の活用についてでありますが、山部の市有地の空き地につきましては、これまでも地域要望を踏まえ検討してきた経緯があり、山部厚生病院跡地につきましては、平成24年度から、さくら公園として地域が主体的にかかわり、花壇整備が行われてきているところであります。このほか、寿光園跡地や公営住宅紅い実団地跡地につきましては、行政での利活用が見込めないことから、未利用財産利活用基本方針に基づき、公平・公正な財産活用と処分を図るため、未利用財産として市民等に公表してまいりました。昨今、外資系投資家等による問い合わせがあったことから、本年度、改めて、山部地区総合振興協議会を通じ、地域での利活用希望の有無を確認したところでありますが、地域からの要望はありませんでしたので、今後、民間活力による利活用を一層進めるため、公売の準備を進めてまいりたいと考えているところであります。また、花畑等により観光客が立ち寄りたいと思われる景観づくりにつきましては、民間企業と山部商工会が連携し、株式会社ノザワのグラウンド跡地をひまわり畑に整備し、観光スポットとする取り組みが進められております。次に、空き店舗を活用したにぎわい創出についてでありますが、これまでも行政として事業拡大支援、新規出店家賃補助などを行ってきておりますが、にぎわい創出につきましては、事業を継続していくために、地域の主体的な取り組みが不可欠であります。山部商工会や地域の団体からは、空き店舗対策、空き家対策を行いたいという意向も聞いておりますので、市といたしましてもこうした取り組みに対して支援をしてまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-おはようございます。渋谷議員の御質問にお答えいたします。2件目の市立富良野図書館における読書機会の創出を図る取り組みについての1点目、ホームページのデザインについてであります。本年度は、読書推進サービス向上のために図書館情報システムを更新し、10月にはホームページにスマートフォン専用画面を公開、また、12月には読書通帳サービスを開始しております。現時点では多くの御利用をいただいているところであり、今後も、利用者の声を聞きながら課題整理や改善を図ってまいります。また、ホームページを介して図書館を自分の本棚として利用し、本の評価やレビューの登録、公開も可能となるマイ本棚機能を準備中であり、中・高生の読書推進に対して効果を期待しております。次に、ホームページの管理はどのような業務体系の中で行われているのかということでありますが、地域情報係に更新データを送付、あるいは、直接、定型フォームに入力することで、速やかな情報更新を可能としております。また、デザインにつきましては、年齢や身体的制約、利用環境などに関係なくアクセスできるよう、ウエブアクセシビリティーへの配慮を最優先したものですが、今後も市民への情報提供を進めるために調査研究を行ってまいります。次に、2点目の障がい者への読書機会の取り組みについて及び3点目の高齢者への取り組みについてでありますが、あわせてお答えいたします。設備につきましては専用駐車スペース、玄関スロープ、自動ドア、多目的トイレの設置、車椅子、拡大読書器、ルーペ、老眼鏡、補聴器、車椅子用閲覧机の配置、資料では大活字本と録音図書の整備、提供サービスでは社会福祉協議会の宅配本サービスとの連携、職員の技能では、今年度、図書館の色覚情報を確実に伝えるためのカラーユニバーサルデザインと効果的な図書館のサインについての研修を受けて共有を図るなど、さまざまな取り組みを行っております。しかし、個々の社会的障壁を完全に除去することは困難であることから、来館の際の職員による個別サポートなど、その都度、合理的配慮に基づくサービスを提供しております。今後も、障がい者の読書機会をふやすための環境整備について、先進的な事例を調査するなど、研究を行ってまいります。また、周知につきましては、福祉関係機関・団体や担当部署と連携を図りながら取り組むとともに、より効果的な方法を研究してまいります。次に、3件目の図書館運営についての1点目、蔵書管理についてであります。市民の多様化するニーズに対応するため、蔵書数は平成28年度末で12万7,682冊と年々増加しておりますが、蔵書管理は、1冊ずつバーコードを張り、図書館情報システムにより適切な管理に努めております。この蔵書管理につきましては、平成27年第4回定例会において、総務文教委員会より、作業の軽減、簡素化を図るなど新たなシステム構築が必要であるとの事務調査報告をいただき、検討を進めているところでありますが、費用が高額となるため、導入には至っておりません。また、全ての蔵書に改めてシールを張る作業があるため、開館しながらの作業は困難であり、長期休館とした上で行う必要があるとともに、新技術は普及に伴って価格が下がる傾向にあることから、効率的な蔵書管理を引き続き行いながら今後も研究を進めてまいります。次に、2点目の図書館司書の充実についてでありますが、司書は、図書館の専門的職員であり、実質的に図書館運営そのものにかかわる重要な存在であると認識しております。現在、司書として正職員1名と臨時職員2名を配置し、資料管理、選書、レファレンスなどの業務とあわせて、学校図書館との連携も行っているところであります。今後、子供の読書活動のさらなる推進に向けて、現在検討中の学校司書の配置とあわせて、図書館司書の人材確保に努めてまいります。以上でございます。
再質問 13番 渋谷正文
それでは、山部商店街振興対策から再質問してまいります。お話を伺いますと、中小企業振興対策については、これまでも行ってきておりまして、今後も支援していく、さらには、山部商工会が小規模事業者などとも新しい取り組みを始めているので、そこと連携して図ってまいりたいというようなことでありました。ということは、これまでとは違った、より山部に合った振興策にも取り組んでいくのか、いっていただけるのかというところを確認したいと思います。新しい山部独自の振興策が可能なのかどうか、ここをお聞きしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答え申し上げたいと思います。一つは、新しい振興対策を構築できないのか、こういう御質問だとお聞きいたしました。現在、御承知のとおり、山部地区におきましては、農業者も一部入って商工会を形成しているのが実態でありまして、商工会の中の農業者につきましては、御承知のとおり、生業として国道38号線・237号線(27ページで訂正)でそれぞれが農産物を販売して生計を維持しているのが現状でございます。そういった中で、商工会に加入し、いかに農産物とそれらの商店との結びつきの中から振興対策を図っていくかということで、私は、山部の振興会の皆さん方が努力しながら、今日、こういう状況に至っているというふうに理解いたしているところであります。そこで、再質問いただきました振興対策の関係でありますが、現在、山部地区においては、一つの社会資源を活用するというのがなかなか難しいわけであります。一時、亡くなられた宍戸さんが中心となってあそこに一つの村をつくりまして、いろいろな形でお客さんを集める施策を講じてきていたわけでありますけれども、それはなかなかきちっと土台に合うような状況での振興にはなかったわけであります。それらを模索しながら、現在、先ほど答弁させていただきました厚生病院跡地のさくら公園の花壇整備も、萩原議員を中心とした形で加わっていただいて、振興策の一つになっている状況もございます。また、新たにノザワ鉱山とも話し合いをさせていただきまして、将来、ノザワの石綿を使ったマグネシウムの肥料的なものの売れ行きががいまは範囲が相当拡大してまいりまして、雇用も8名から10名ぐらいが確保され、営業の順調さがうかがえる状況になってまいりまして、いまは東北のほうにも足を伸ばしてやっております。こういった事業と提携しながら、観光面から言いますと、あそこのグラウンド一面にひまわりを植えるというような形で一昨年ぐらいから実施しておりますが、来年からは山部商工会と連携しながら、まずは人が多く集まるような状況づくりを本格的にしなければならないと考えております。ただ、これは、御質問がありましたが、決して、市がつくるのではないのですよ。行政主導ではなく、地域というのは、地域がどうやって将来を展望するかという観点に立って、市と協働でやる、あるいは、市から支援を受けてやる、こういう形にならなければ、私は、これからのまちづくりというのは大変難しい状況になっていくだろうと感じております。そういう点で、いまは民間のノザワ沢鉱山がかなり真剣に取り組みをしておりますから、こうしたことによって、商工会と連携する中で、これから希望を持ってやっていける大きな要素になっていくだろうと思います。もう一つは、太陽の里の活用であります。太陽の里の桜並木というのは、議員各位もお見えになったと思いますけれども、いまでは百数十本のいろいろな桜が植えられております。そこで、私は、いま、山部の樹木園前でさくらまつりをやっておりますが、来年に向けてこれを少し変更して、できれば太陽の里でやれるような状況づくりも考えてくださいということで振興会にも申し入れているところであります。このように、太陽の里をもっと生かせるような状況づくり、そして、民間企業と提携した形のものが山部のこれからの再生の糸口になるだろう、このように考えておりますので、そういった点で御理解を賜りたい、このように思うところであります。また、先ほど申し上げました答弁の中で、国道237号線と言いましたけれども、38号線も営業しているということで、御理解を賜りたいと思います。以上であります。
再質問 13番 渋谷正文
市長のほうから、新たな展開もお示ししていただいたのかなというふうに思います。私が振興対策について申し上げたのは、従来の中小企業振興対策事業では、山部においてどれだけの方が手を挙げているかと見ますと、それほど多くはありません。私も歩いた中でその実情を見ますと、ハードルが高いとか、いろいろなお話を伺っております。そうしたところから、私は、山部に合った新しい振興対策、メニューが必要ではないかというようなことを考えた次第であります。こうしたことについて、もう一度聞きますが、具体的な協議をする場づくりというのが必要であると思いますが、見解をお伺いしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
再々質問にお答えさせていただきたいと思います。現在の状況では、中小企業等、あるいは零細企業と言っても過言ではないかもしれません。そういった中での市の中小企業振興対策というのは、私は、大変きめ細かくて、全道でもこれぐらいやっている市町村は少ないと思います。現実的に、いま、中小企業の審議会にも、一部改正等も含めて審議をお願いしている部分もございます。ですから、ただいまの御質問にあったような使いやすいということよりも、むしろ、これからはこの資金を使ってどうするのだという意気込みを持っていただかないと、あるから借りるのだ、こういう姿勢では絶対にだめだと思います。商売をやる、事業を展開するということであれば、当然、その資金を活用して拡大するとか、新たなものを構築していくとか、そういう形でなければ、商業というのはなかなか難しいのではないかというふうに私自身は考えておりますので、そういった観点で中小企業対策の事業に充てる状況をつくってまいりたい、このように考えております。以上であります。
再質問 13番 渋谷正文
これは三つの点が重なっていますので、あっちに行ったりこっちに行ったりする場面があることをお許しいただきたいと思います。空き地の関係についてでありますが、これまでも地域の話を伺いながら進めてきているということで、あくまでも地域が主体であるというようなことをおっしゃっていることは、私も十分に承知しております。しかしながら、一方では市が所有する財産であるということもあると思います。これは、市が全く考えを持たないということではないですが、やはり、私としては、その時々における思考をとめてはならないというふうに思っております。こうしたところでしっかりと考えていくためには、一方で、地域振興のために市民や事業者から市有地の有効活用に関する提案を常時受け付けられるような仕組みも必要なのかなと思っております。当事者だけで考えてしまうと、どうしても見方が狭くなってしまうようなところもあります。そうしたことから、意見を広く聴取して、さまざまな視点、知見を入れながら有効的な活用を考えていくことが必要かと私は思っております。見解を伺いたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
続けて、再々質問に私のほうからお答え申し上げたいと思います。未利用財産の活用につきましては、いま御指摘がありましたとおり、市では、どういう活用がこの地域において必要なのかということは、当然、事前に考えて行動しているところでございます。そういう中で、この内陸の山部で、例えば寿光園の跡地の問題を含めて、いまあいているところについて企業が活用できるものは一体何なのだという内部協議も十分にやっているわけであります。しかし、残念ながら、ふらの農協でも、いま、ジュースをつくるために、地元ではなく埼玉県のほうに委託しながら、少なくとも流通経費を削減して商品にはね返らないようにしてやっている状況でございます。ですから、内陸から企業を起こしたり、あるいは招致する中での事業展開というのは、私は、いま現在、大変難しいと言っても過言ではないだろう、このように思っています。特に、北海道は、苫小牧を中心として北広島、千歳、恵庭といった地域しかなかなか企業が入ってこないのが現況でございます。そういう状況を踏まえた中で、富良野として何で企業的なものができるかといえば、やはり、これからは農産物を主体とする6次産業化の意向をなお一層強力にしていかなければならない、そんなふうにも考えております。それには、現在、マルハニチロという事業所が富良野に現存しているわけであります。昔はアスパラを主体とする大量生産をやっていた経緯がございますから、そういう状況を考えたときに、これからはやはり原料を確保できるような状況をどうやってつくっていくか、まずはこれがなければなかなか難しい。ですから、市はもちろん、関係する農業団体を含めて、生産の向上を進める、あるいは作物を拡大していく、そういう中から6次産業化の新しい企業おこしをやり、地元に企業ができるような状況づくりをまずはしなければいけない、企業誘致、企業誘致と言っても、来る条件を満たさなければ来ないわけですから、私は、そういうことを再度構築する中でやっていかなければなかなか難しい、そのように考えます。いまお答えした中で渋谷議員に対するお答えになっているところもございますから、その点で御理解を賜りたい、このように思います。
再質問 13番 渋谷正文
私のさきの質問で、さまざまな視点や知見を入れて、広く提案を受け付けられるような場所、仕組みをつくってはどうかということについてお伺いしたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。市有地の有効活用ということでございます。公有地は、市民の財産でございますので、有効に使っていくということが基本であります。まず最初に、行政として使う見込みがあるのか、行政財産として市民のためにいかに使うか、この検討をいたします。その次に、それがないとすれば、特に学校跡地もそうですが、まずは地域、地元の御意見を聞く、提案を聞く、要望を聞きます。それがなければ、維持していくだけでも経費がかかりますので、民間活力による提案をいただいての利用ということで売却という形で進めています。今回の御質問にありました山部の三つの市有地は、それぞれ平成24年ぐらいから27年まで、地域、山部地区総合振興協議会と協議し、意見交換をさせていただいております。その中で、公営住宅の跡地については宅地分譲をしておりますし、厚生病院跡地につきましては、市と地域でさくら公園として維持管理をしており、寿光園につきましては、市としての利用もない、地域としてもないということで、いまは売却に向けて企業誘致ということも視野に入れながら検討している状況であります。以上であります。
再質問 13番 渋谷正文
いま、これまでに行ってきたことの説明を受けたというふうに捉えておりますが、私は、いままでとは違って、いわゆる第三者といいますか、外部の人たちが見て、ここはこういうふうに使ったらいいよという考えを取り入れられるような仕組みといいますか、提案してもらえる場をつくってはどうかということをお聞きしています。もう一度、確認したいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えさせていただきます。外部から意見を受けて検討するというような内容にもなりますけれども、いま公表しているものは、活用と売却について決めてやる状況になりつつありますが、公告して、この地について外部から意見を聞くというやり方は、私はちょっと理解できないわけであります。地元で活用できないものであれば、その土地や建物をどう利用するかということについて、既に三、四年も前から全国に発信しておりますから、関心のある方々はそれを見て何らかのアプローチをしていただける、こういうことであります。先ほども、企業的なお話は、外国からも一部あったことを御答弁させていただきました。外国からもそういう話があるということは、全く知らしめていないわけではない状況です。当然、窓口は持つ中で、意見があればそれは聞いていく、しかし、その人たちにアプローチして云々というのは、主体性の問題もございます。ですから、行政は、現状においてそれぞれPRできること、あるいは、関係する諸団体との状況づくりの中での意見を参考にしながら進めていく必要性があろう、私はこのように感じているところであります。以上であります。
再質問 13番 渋谷正文
時間のこともありますので、次に進みます。空き店舗を活用したにぎわいの創出についてであります。先ほどの空き地のところ、ヒマワリとかそうした景観づくりというのは、私も、まちなかに隣接しているものほど効果があるものと思います。特に、農地については基本的に人が入れない場所となっておりますので、あえて公園等につくることによって、人が入れる、そして、入れるということは、そこの条件整備も行っていければなというふうに思います。例えば、デッキをつくって、ここで写真を撮るとキガラシやヒマワリがとても美しく撮れるのですと、そういうところも設けてはどうかなというふうに考えております。このように、人のにぎわいをつくるための景観スポットの導入に当たっての予算とか、そうした考え方について少しお聞かせいただきたいというふうに思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えさせていただきますが、それも先ほど答弁しましたが、地域活性化というのは、行政と地域が一体となってやらなければならなくて、市が計画を立ててやるような時代ではないのですね。ですから、いまの御質問にありましたとおり、地域でそういうふうにお花を多目的に活用する中でやるということであれば、当然、御相談を受けるわけですから、それに対しては予算措置的なものも考えていかなければならない、そのように考えているところであります。
再質問 13番 渋谷正文
この件の最後に聞きたいと思います。確かに、地域をデザインする力というのは大変重要なことであります。地域から考えを持ち上げる、このことは私もとても大切なことだと思っております。このことを考えますと、山部地域の歴史、地域資源、人材を生かして、さらには多くの知見を参考にする、交流人口にも支持されるような形づくり、こうしたものが地域から持ち上がってくるためにも、デザインする力を地域に導入できるような予算づけをする、いわゆる環境をつくるということが必要かなというふうに考えております。見解を伺いたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。地域の主体的な考え方が一番大切であるということは、市長からも答弁させていただいたとおりであります。そこで、行政としての支援という意味では、これまで、地元の熱意に応える形で支援をしてきました。一つは地域おこし協力隊員であったり、ことしの予算からは地域おこし企業人、それから、先ほども市長から答弁がありましたように、いまは太陽の里を核とした地域の活性化も模索されている状況でありまして、その地域の思いを受けとめて、市としても地域の活性化に向けてともに取り組んでいるということでございます。以上でございます。
再質問 13番 渋谷正文
次に、図書館のほうに移りたいと思います。まず、ホームページについてであります。ホームページのデザインについて、私は、今回、ちょっと残念だなと思います。私は、人の温かみのあるということを最初に触れさせていただきましたが、本に触れるということは無機質であってはならないと思いますし、人の温かみを感じられるようなものは機械を通してでも実現が可能かなというふうに考えております。これまで、私も総務文教委員会で視察をさせていただきましたけれども、幕別町の図書館の司書の方は、この本を読んでくださいというような感想を含めて、毎日のようにホームページを更新しております。こういうことはなかなかできないことでありますけれども、その業務の中でしっかりと体系を組んで皆さんで行っているところは、私は、すばらしいのかなと思います。先ほど、司書は正職員1名、臨時の方が2名とおっしゃっておりました。3定のときには1名とおっしゃっていましたので、私は、このときの答弁はどうだったのかなとも思いますが、現在の司書の数ではまだまだ不足しているのかなというふうに思っております。これを補うのに、図書館ボランティアの方々を上手に加えてはどうかなというふうに思っています。そうした中で、デザインも含めて、そして内容も含めて、温かみのあるホームページを拡充されてはどうかなと考えております。いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 山下俊明(教育委員会教育部長は2018年3月まで)
ただいまの渋谷議員の再質問にお答えいたします。まず初めに、ホームページのデザインについてでありますが、このホームページは10月から新システムとなりまして、ウエブサーバーを廃止して、以前のデータとはちょっと違う形でのホームページとなっております。このホームページの新機能といたしましては、従来はありませんでしたスマホの専用画面とか、付随する設備として読書通帳というものを兼ね備えたシステムとなっております。ちなみに、11月時点での利用状況ですが、インターネットを介しては941件、スマホ専用画面で646件の御利用をいただいているところであります。また、新システムにかかわりまして、読書通帳を兼ね備えておりますが、12月1日から本格的に使用しております。大変御好評をいただいておりまして、小学校、中学校の児童生徒につきましては、まずは全員に読書通帳を配付しまして、その小・中学生が12月から来ていらっしゃいます。また、これは新システムに付随してということで御説明させておりますが、小・中学校の児童生徒に配付したことによって、保護者や家庭の方もこの読書通帳とは何だろうということで御来館されておりますので、こちらが新システムによっていまあらわれている効果の一つかなと思っております。また、デザインにつきましては、確かに幕別町のホームページはとても見やすいものとなっていると思います。自分は、幕別町のスマートフォンの画面はまだ見ておりませんが、パソコンによるインターネットのホームページは非常にすばらしいものだというふうに感じております。それから、先ほどの教育長の答弁で、地域情報係で更新ということがありました。いままでは市役所のホームページからリンクをして、飛んだ形で図書館のホームページをつくっておりましたが、今回は、市役所のホームページの中に組み入れる形でつくっておりまして、これは、あくまでも迅速に情報の更新を行えることを最優先につくったものであります。また、デザインにつきましては、ウエブアクセシビリティーということでいろいろな方々が見やすくなるような配慮も考えております。例を挙げますと、色弱の方もいらっしゃいますので、デザインに凝る余り、文字が見えづらくなるといったようなデザインの研究も行わなければ、勉強もせずに安易にホームページのデザインを更新していくと、一部の方にとっては逆に見づらく使いづらいホームページとなってしまいます。さらに、業務体系についても、図書館では総務文教委員会の報告を受けて開館時間の延長なども行っているところでありますので、いまいる人材の中で先進事例を見ながらホームページのデザインに関する調査研究を行っていきたいと考えているところです。
再質問 13番 渋谷正文
利用者目線だけではなく、ホームページは全世界の方に通じる内容になっておりますので、いろいろな方に訴えかけるというところをよく検討していただきたいなというふうに思います。次に、障がい者、そして高齢者とあわせて御答弁をいただいたのですが、障がい者は障がいのある方ですが、高齢者は、私がさきに申し上げましたように、福祉的なサービスだけではない方もいらっしゃるということで、一くくりにされて御答弁いただいたのは、私はちょっと残念な内容かなというふうに思っております。障がい者について、実は、視覚障がい者や本を読むのが困難な方にインターネットサービス、いわゆる音読をするサピエというものがございます。名寄市の図書館においては既に導入が図られておりまして、パソコンの使えない方に対し、図書館が中間的な役割として会員に貸し出して人生に彩りや深みを提供しているものであります。こうしたものを導入しながら障がい者の方に向き合ってはどうかというふうに考えます。いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 山下俊明(教育委員会教育部長は2018年3月まで)
いまの渋谷議員の御質問にお答えいたします。高齢者の関係と障がい者の読書推進の取り組みということで、先ほど教育長からあわせて答弁をさせていただきましたが、設備などではいま図書館でふやしております大活字本や録音図書というものがございますので、こちらに視点を合わせて答弁させていただいたところであります。現在ふやしている大活字本につきましては712冊、録音図書につきましては538冊をそろえておりまして、御利用いただいているところであります。先ほどの渋谷議員の御質問にもありましたサピエについても、当然、図書館の業務の中で把握しておりますし、実際に研究もしておりまして、いまは函館や小樽、札幌、苫小牧といった各都市で使用されているということであります。名寄市では、サピエの利用者は現在1名ということもお伺いしております。富良野図書館のほうでも、障がい者や高齢者が利用する際にいろいろな声を聞いているところであります。また、個別配慮ということで、職員がサポートしながら、声を聞きながら日常の業務を行っておりますので、こうした富良野市の利用者の実態とか声を聞きながら、今後、図書館としても先進事例などを研究していきたいと考えております。
再質問 13番 渋谷正文
サピエについては点字データが約18万7,000タイトルあるのに対し、録音図書は約7万2,500タイトルということで、大きな差がありますので、御検討されてはと思います。また、周知について、いわゆる1件の利用しかないということでありました。しかし、多くの障がい者は、図書館にどんな障がい者用資料があり、どんなサービスがあるかということを知らされていない場面があります。これを知らせるということをしっかりしていただいた上で1名だというのであればなるほどなと思いますけれども、私は、そこのところは承服しかねます。それから、高齢者についてでございます。先ほど私は福祉的なアプローチというふうに申し上げましたが、自立して活動的に生活するニーズとのずれを埋める一つの方策として、高齢者が主役となって活躍する場所を図書館に求めてはどうかというふうに思います。高齢者が一緒になって図書館で活動することによって、先ほど申し上げました70歳代の方々の図書、いわゆる読書を進めていく一つの方策になるのでないかと考えております。見解を伺いたいと思います。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
渋谷議員の高齢者に対する読書推進についてお答えいたします。高齢者の方々というのは、確かに健康に差異がございます。元気な高齢者もいらっしゃれば、身体的にいろいろな障がいを抱えられている高齢者もいると思います。ですから、一くくりに考えることはできない、そういったことがあると思います。図書館は、そういったさまざまな人たちに細かく対応するのが基本でありまして、これからもそういったニーズ、要望をお聞きしながら対応していきたい、そのように考えています。以上でございます。
再質問 13番 渋谷正文
時間がどんどん来ておりますので、次に行きたいと思います。図書館の司書の関係についてです。先ほどのシステムと絡めて申し上げますが、システムについては、我々が総務文教委員会で見てきたものは高額ではないというふうに思っておりますし、カラーバーコードのシール張りにつきましては、なかなか仕事につけない方、少しハンディキャップを持たれている方、こうした方々に依頼しながら1年間をかけて整備してきたというような経過もありまして、決して図書館を閉めながら行ったということではありません。こうしたようなところもあわせ考えて、図書館の司書の仕事量を少しずつ減らしながら、外に向かって司書が出向く、私はこうしたことが必要ではないかなというふうに考えております。特に、子供には、こういう本があるのだよというふうに具体的に本を見せて説明したり、学校の調べ学習でも、こういう資料を使ったらいいですよというようなことを行っていくことが私は大切なことだと思います。先ほど教育長も個別に対応するということをおっしゃっておりましたので、私は、一致した考えなのかなというふうに思っております。こうしたことを実現するために、司書が出向けるような体制づくりについて検討していただきたいというふうに思っております。いかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
渋谷議員の御質問にお答えいたします。司書がどんどん外に出向けるような体制づくりというようなことでございます。私は、やはり、限られた人的資源を最大限に生かしていくということも、まちのサイズに合った、ニーズに合った図書館づくりとして大切だと思っております。無尽蔵に人をふやすことにならないという中で、議員がおっしゃるとおり、図書館ボランティアの方もいらっしゃいますし、いろいろなことで活動されたい方もいらっしゃいます。これまで利用者団体と協議しながら進めてきた経過もありますので、そういった中で、図書館が、司書だけではなくて、館長を中心としたチームとして、利用者の皆さんと話し合いをしながら今後もあるべき姿を探していきたい、そのように考えています。以上です。