みんなの議会

富良野市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月20日

(1)子育て支援について/(2)ふるさと納税について

2016年6月20日、富良野市議会の一般質問で、天日公子議員が「子育て支援について」「ふるさと納税について」について質問し、市長 能登芳昭、保健福祉部長 鎌田忠男が答弁しました。

質問者
天日公子 議員
答弁者
市長 能登芳昭、保健福祉部長 鎌田忠男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 天日公子

-登壇-通告に従い、順次、質問をしてまいります。1件目は、子育て支援について。少子化対策について。富良野協会病院は、地域センター病院として、富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村の住民の命と健康を守る総合病院であります。平成28年4月1日から富良野協会病院における産婦人科の医師体制が常勤医師2名から1名になりました。出張医師の勤務も決まったようですが、産科による分娩件数を月10件から12件程度に抑制し、また、リスクのある分娩は旭川厚生病院を紹介するとしております。このことは、妊婦や、これから出産を考えている人、女性全体に大きな不安と衝撃を与えており、極めて憂慮する事態と思われます。地域センター病院として、産婦人科の常勤医師2名体制に向けての医師確保については、市も協会病院と連携しながら、道や関係医療機関への要望に取り組んでいると思いますが、きょうに至るまでの経過はどのようになっているのか、少子化対策の環境整備としては、常勤医師の2名体制が必要と思いますが、富良野市はどのように考えているのでしょうか。既に、富良野協会病院で出産したくても、旭川に行っている人がいると聞いております。富良野協会病院で、来月、初めての子供を出産するという方は、富良野で出産できるのでとてもよかった、市の保健師の訪問も大変助かりましたと感謝しておりました。このような話を聞くと、近くに分娩できる病院と保健師たちの訪問、助言があり、喜んで出産できることで、富良野が安心して住み続けられるまちとなるのではないでしょうか。また、富良野で出産ができなくなることは、富良野市が目標とする年間出生数180人に影響はないのか、心配です。富良野協会病院に3月まで常勤医師が2人いてくれたことは、この地域にとって大変ありがたいことで、安心して出産できる環境でした。しかし、現在は、分娩制限があり、富良野市で出産したくても、ほかの病院へ行かなければなりませんので、その負担は相当に大きいものです。働いている人、上に子供がいる人、遠くに行くとなりますと、時間もかかりますし、お金もかかります。もしかしたら、健診を受けないことも考えられます。若い世代は、余り収入も多くありませんので、子供を安心して出産するために、妊婦の精神的、経済的負担の軽減を図ることが必要であると思います。以上のことから、質問いたします。1点目は、子供を安心して産み育てる環境づくりに対する市長の基本的な考え方について、2点目は、富良野市の産婦人科体制の現状と課題はどのようになっているのか、市の目標出生率1.8に向けての支障はないのか、3点目は、分娩制限により、やむを得ず市外に通院しなければならない状況がある中で、産科の遠距離通院者に対する交通費助成の考えはないのか、お伺いいたします。次に、インフルエンザワクチン助成について、子供に対するインフルエンザ予防接種料金の助成についてお聞きいたします。過去には、インフルエンザ流行対策として、子供に対するインフルエンザワクチンの集団接種が実施されてきました。しかし、インフルエンザの流行を十分に制御することができないとワクチンの有効性の疑問視、また、まれに接種による副反応によって重い後遺症があることから、予防接種による健康被害者に対する救済措置が強く求められるようになりました。こうした社会情勢の変化を踏まえ、平成6年に予防接種法が大幅に改正され、インフルエンザワクチン接種については、定期接種から任意接種となり、これによりインフルエンザワクチンの接種率はさらに低下した経緯があります。ところが、1990年代になりまして、インフルエンザワクチンの接種が高齢者に対して有効であるという認識が高まり、調査の結果、インフルエンザによる入院や死亡に関して70%から90%の有効性があることが証明され、高齢者にインフルエンザワクチンを接種することが重要な対策として確立され、平成13年に予防接種法が改正されました。65歳以上の高齢者及び60歳から64歳の心臓、腎臓、呼吸器などに障がいのある方についてのみ、法に基づいた形での定期接種が採用されることになり、65歳以上の高齢者に対し、インフルエンザワクチンの接種が実施されることになりました。子供に対するインフルエンザワクチン予防接種の有効性については、ワクチン株と流行株が一致したときは70%から90%と言われています。型別に見ると、A型の有効性は80%前後で、B型は、一般的にA型より低く、50%前後と報告されています。このような経過でありますが、厚生労働省のホームページでは、感染について、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません、発症については、抑える効果が一定程度認められます、また、重症化については、特に基礎疾患のある方や重症化する可能性が高いと考えられている高齢の方の予防には効果があるとされております。最近、働いているお母さんの話を聞きますと、子供が3人いるが、早く治ってもらわないと仕事に行けないので、お金が高いけれども、重症化しないように子供全員がインフルエンザワクチンを受けざるを得ない、そして、金額が高いので、受けたくても受けられない人もいるのではないか、少しでも助成してほしいと言っておりました。保育所の先生の話でも、ワクチンを受けている子供は高熱が出ないと話されております。学校教育においても、各学校では、予防のために、手洗い、うがいを励行していることと思いますが、平成27年度は3小学校、3中学校が学年閉鎖をしており、28年度に入り、1小学校が学校閉鎖をしております。学年閉鎖、学校閉鎖は、学校にとっても授業のおくれにもつながり、授業時間の確保には大変苦労していると思われます。また、長引きますと医療費の増加にもつながります。学年閉鎖や学校閉鎖を減少させるためにも、また、受験シーズンとインフルエンザの流行期間が重なっていることからも、受験生を抱える保護者にとっては家族全員が予防接種を受けなければならないこともあり、子育て中の家庭においては非常に大きな経済的負担であります。また、昨年度から、インフルエンザワクチンの接種は、3価ワクチンから4価ワクチンになり、それに伴って接種料金が値上げされました。富良野保健所のホームページにも、インフルエンザワクチン予防接種は、インフルエンザによる重篤な合併症などを予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待されていますとあります。富良野市も、子供のインフルエンザの予防接種を受けやすくする環境を整備する必要があると思いますので、予防接種を希望する家庭には料金の助成などの措置をするべきと考えます。質問ですが、インフルエンザ接種を希望する児童生徒への助成として、特に受験を控える中学3年生に対するインフルエンザワクチン接種の助成についてお伺いいたします。2件目は、企業版ふるさと納税への対応について。改正地域再生法が4月14日に成立し、ふるさと納税の企業版が本年度からスタートしております。企業版ふるさと納税は、企業が社会貢献の一環として応援したい本社所在地以外の地方自治体の地域活性化事業に寄附すると、寄附の3割に当たる額が地方税の法人住民税と法人事業税、国税の法人税から差し引かれ、納めている税金の額によって差し引く上限が定められておりますが、これまで認められていた分と合わせて約6割が軽減されます。寄附の対象は、効果が高いと国が認定した事業であり、募集するとしています。対象事業が夏ごろに決まる見通しで、企業が多い東京などに偏る税収を地方に移すことで、地方創生を後押しするのが狙いです。国は、地方自治体への企業寄附の総額が現状の年間200億円から2倍の400億円にふえると見込んでおり、自治体の取り組みが課題となるとしております。また、自治体は、寄附してくれそうな企業に働きかけができるとされています。富良野市の場合、総合戦略にある登山コース整備事業が対象になると考えますが、いかがでしょうか。質問の1点目は、市として、企業版ふるさと納税の導入についてどのように考えているのか、2点目は、企業版ふるさと納税を受けるために地域再生計画を申請する考えはあるのか、お伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-天日議員の御質問にお答えをいたします。子育て支援についての1点目の少子化対策についてであります。安心して子供を産み育てる環境づくりは、少子化と人口減少が続く中で、本市が将来にわたって活力を持って持続するために、次代の富良野を担う若者や子供たちが、本市に生まれて、また、定住していく上で欠くことのできない基盤であり、産婦人科医と診療体制の確保はそのための施策の一つとして認識をしております。そのような中で、道内におきましては、出産ができる医療機関のない市町村が多く占める中で、地域センター病院である富良野協会病院では、常勤医師2名体制の安定した産婦人科の診療体制が維持されてきたところであります。本年4月から常勤医師が1名となりましたが、北海道大学産婦人科等により設立されております一般社団法人WINDと、旭川厚生病院から出張医の派遣を受け、産婦人科の診療体制が維持されているところであります。また、去る6月8日には、北海道とWINDとの間で、北海道における地域分娩体制維持に関する協定が締結をされ、本協定における支援先医療機関の一つに富良野協会病院が指定され、この協定により産科診療体制の維持に向けた支援が行われることになりました。本市の総合戦略におきましては、人口減少対策での目標を定めておりますが、地域センター病院では、分娩での影響が可能な限り発生しないように努めており、今後とも安心して出産できる体制を維持できるように、市としても支援をしてまいります。産科医療機関への通院交通費の助成につきましては、これまでも産科受診者の判断で市外の医療機関にかかられている方も見受けられますが、北海道とWINDが協定を締結し、今後も地域センター病院の診療体制を維持することとしておりますので、その運営に影響を与えないよう動向を見きわめることが必要と考えているところであります。次に、2点目のインフルエンザワクチン助成についてであります。インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を抑える効果が一定程度認められ、最も大きな効果は重症化の予防と言われておりますが、その効果も100%ではなく、その予防には日常的な感染対策が大切であるとされております。インフルエンザの発症を予防する有効な方法といたしましては、体の抵抗力を高めるために十分な休養とバランスのとれた栄養をとること、外出後の手洗いの励行、人込みへの外出を控え、外出時はマスクを着用することなどの方法があり、まずはこれらの予防対策を学校や家庭で実行することを周知徹底することが重要と考えているところであります。受験を控える中学3年生にとりましては、入学試験時におけるインフルエンザの罹患はもとより、風邪等の疾病にかからないよう体調を管理することが大切であり、市といたしましては、インフルエンザの発症予防において、児童生徒に対し、日常生活における予防方法の周知徹底を優先して行うこととし、インフルエンザワクチン接種費用の助成については現在考えておりません。次に、2件目のふるさと納税についての企業版ふるさと納税の対応についてであります。企業版ふるさと納税は、地方公共団体が地域再生計画を作成し、内閣総理大臣の認定を受けた場合に、当該計画に記載されたまち・ひと・しごと創生寄附活用事業に寄附を行った企業に対して課税の特例措置を講ずる目的で、平成28年度税制改正において創設された制度であります。市といたしましては、法人からの寄附による民間資金を活用して、富良野市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけた事業が実施できることは有効であると認識をしているところであります。しかし、企業版ふるさと納税は、国の補助金や交付金の対象となる事業に寄附を充てることができないことや、内閣府への認定申請時点において、1社以上の寄附を行う法人の見込みが立っていること、内閣府から地域再生計画の認定を受けるまでに事業予算の議会議決を経ていることなど、さまざまな条件が設定をされております。今後これらの条件をクリアし、企業版ふるさと納税制度を活用できるよう、地域再生計画の策定、本市の地方創生戦略事業の中で全国の企業にアピールできる効果の高い事業の選択等を検討してまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。

質問 8番 天日公子

1点目の子育て支援について質問させていただきます。ただいまの市長の答弁によりますと、北海道における地域分娩体制維持に関する協定が結ばれて、富良野市も、出張医については十分手当てができ、その結果、いままでと同じ常勤医2人体制ではないけれども、いままでと同じ体制がとれるということをお聞きして、大変よかったなと思っております。ただ、出張医につきましては、いま、産科医が少ない中で、いつ、どこで情勢が変わっていくか、本当にわからない状況にあります。私たち女性としては、そういう点について大変心配しておりますが、現状として体制が整ったということは本当によろしいかなと思っております。1点ですが、いま現在、旭川に行っておられる方、協会病院から地方の病院に行かれる方についても、富良野で分娩したいということになりますと、戻って診療を受けることができるのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

天日議員の再質問にお答えいたします。いま、市長より、情勢経過等を説明させていただいたところでありますが、北海道とWINDが協定を締結いたしまして、出張医の確保が確実にできる体制ができたところであります。地域センター病院である協会病院における分娩体制につきましては、常勤医が1名と、曜日によって出張医に来ていただくような形で実際に進めておりまして、議員の質問の中にも分娩が10件から12件とありましたが、4月、5月段階では協会病院からもそういうような話でお伺いをしておりました。いま、協会病院の努力によりまして、月の分娩についてはおおむね15件程度に拡大して進めていきたいということでお伺いしております。協会病院における分娩につきましては、過去の実施状況を見てみますと、平成24年から2人体制になったところでございますけれども、その段階ではおおむね年間210人程度が分娩をしておりました。いま、月15人ということでございますので、180人程度の受け入れができるような状況になっていると伺っております。いま、里帰り等の部分もあるかと思いますが、富良野沿線以外のまちからも50人ほど受けているような状況です。そういう部分で勘案していきますと、富良野市にいる市民の方はある程度受診できるような状況になっているかなと考えております。いま現在、旭川の方にお医者さんを変えて、行かれている方を受け入れられるかどうかについては、時期によっては受け入れられるという状況もありますので、協会病院ともう一度相談していただくようなことになるかなというふうに思っております。以上でございます。

質問 8番 天日公子

月15件の分娩ができるようになったということで、月に2人でも3人でも多くなることは、富良野で安心して子供が産めることを意味すると思っております。もう一件、お聞きいたします。今回、出張医が決まりまして産科医2人の体制になっておりますけれども、出張医の確保については大変なお金が必要であると聞いております。平成21年度に富良野市として産婦人科医師確保のために助成をした経過がありますが、今回については、そのようなことは考えているのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

天日議員の再々質問にお答えいたします。出産、分娩にかかわる産婦人科の診療体制でございますが、2人体制にはなりました。ただ、常に出張医が来て2人体制ということまではなかなかなり得ていないところなのかなというふうに見ております。そこで、この支援についてでございますけれども、産婦人科医につきましては、ほかの診療科目より出張単価が非常に高い状況であります。また、分娩にかかわる手当等の部分も、協会病院よりもほかの都市は高いところでありまして、そういう部分では負担が相当大きくなると協会病院からも報告を受けております。この件につきましては、平成22年、23年に、一度、支援をさせていただいておりますが、沿線の協議会の中でも報告を受けておりまして、支援等については今後の状況を見定めた中で検討していくことになるかと思います。以上でございます。

質問 8番 天日公子

わかりました。富良野市としては、先ほどの市長の答弁でも常勤医2人体制が望ましいということでお話しされておりましたが、その常勤医2人体制になるために、富良野市としては今後具体的にどのような進め方をしていくのか、お聞きいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

天日議員の再々質問にお答えいたしたいと思います。現在、産婦人科の状況というのは大変厳しく、道内においても物すごく厳しい状況でありまして、現実的に、市立や町立の病院でも行えないところが多く出てきております。私どもも、独自の病院を持っていない中での運動でございますから、職員がそういう情報を得られるような状況をつくっていかなければならないということが一つです。それから、二つ目には、道とWINDが契約した中で、現実的に道のほうでも補助金制度を考えております。ですから、いま保健福祉部長からお答えをさせていただいたとおり、道と、それから市も含めた中での支援体制を築いていかなければないというのが現状であります。今後、医師確保をどうするのだという御質問ですけれども、私が聞いている範囲では、やはり、札幌市、旭川市には現実に産婦人科医がいるわけですが、それを常勤としてこちらに向けることは全く困難と言っても過言ではないような状況でございますから、これらについては、地域センター病院と位置づけをする道に対しまして強く要請を行っていくことと、知人、友人を通じて産科のお医者さんの情報収集しながらそれに当たるしかないというのが現況であります。

質問 8番 天日公子

富良野市で情報収集しながら、北海道などといろいろ相談しながらやっていく、それから、知人や友人をたどって医師の確保を図っていくということでした。富良野市は、産婦人科医を確保するという心が本当に決まっておりますから、医師の確保については、お金も出すし、友人、知人に対しても、北海道だけではなく、日本国中で募集するような形になっていただければいいなというふうに思っております。そのようなことで、産婦人科は、産科だけではなくて、婦人にとって一生にかかわることでありますので、この点についてはぜひ理解をしていただき、富良野市としてできることに全力で取り組んでいただきたいと思います。2点目でございます。インフルエンザワクチンについて、いま、助成はしないというお話でありましたけれども、富良野市の沿線のワクチンの接種はどういう状況なのか、市長は理解していますでしょうか。

答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)

天日議員の再々質問にお答えいたします。沿線の予防接種の状況ということでございますが、正直なところ、詳細については把握してはおりません。ただ、予防接種については、A類、B類ということで、感染の広がり等を含めて、その目的に応じた中で行っておりまして、当然、A類疾病である集団感染につきましては、いまでも重点的に定期接種をやっているところであります。B類のインフルエンザにつきましては、先ほど議員からの質問にもありましたとおり、やはり、高齢者は罹患をした後に重症化することが非常に多いということで、国もそういう方向で動いてきているところであります。ただ、子供、中学生に関しては、感染をする部分では、その年限りで重症化がほとんど見られない、少ないという状況もありますので、やはり、かからないという意味での予防を重点にして進めさせていただいておりますが、そういう部分では、中学生については予防接種を実施しないと判断をさせていただいている状況であります。以上でございます。

質問 8番 天日公子

ほかの地域の話をするのは余り好きではないのですが、富良野沿線ということでお話しさせていただきます。上富良野では、1歳から13歳まで、それから、13歳から高校生までということで、課税世帯については助成ということで1,000円、非課税については無料、1歳から13歳におきましては2回目は無料ということであります。また、中富良野につきましては、満6カ月から中学校3年生まで全額の助成であります。南富良野につきましては、乳幼児期から高校生が全額助成という形になっております。そのような中で、他の市町村がやっているから富良野市がやるべきだということではなくて、今回、私が中学校3年生に対する助成はいかがでしょうかという話をさせていただきましたのは、中学校3年生をざっと計算してみますと200名ぐらいおります。全額補助ではなくても、1,000円としたら年間20万円ぐらいの助成金になるわけです。そういうことで、このインフルエンザワクチンについても、富良野市も子育て支援を頑張っていますよという体制をぜひ見せていただければと思っております。先ほどの手洗い、うがいの励行については、本当に大切なことだと思っております。でも、なおかつ、それでもなってしまうものですから、インフルエンザワクチンを受けることによって重篤化を防ぐことを理解していただければと思っております。そういう点で、再度、答弁をいただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

天日議員の再々質問に、再度、私からお答えをさせていただきたいと思います。予防接種の状況ですけれども、特に中学3年生と限定した御質問だったわけでありますが、市政の運営の中で、なぜ中学3年生だけに限定して実施するのか、公平性を欠くのではないかという問題が一つございます。ですから、私は、行政を預かる者としてそういう判断で物を進めるわけにはいかないと判断をいたしております。現在、先ほどから御答弁させていただいている中で、インフルエンザというのは毎年流行するということはないわけです。やはり、現実的に、家庭あるいは学校において手洗いやうがいを習慣づけて繰り返すことによって意識の高揚というものが高まってくるわけですね。ですから、まず、そういうことを前提とした運動展開をやるべきだ、私はこのような考え方であります。そういうことで、公平さを欠くということでは、なぜ中学3年生だけを限定してやるのか。受験云々というお話もありましたけれども、私は、市民を相手とする行政の中で公平を欠くということは、執行上、やはり好ましくないあり方だと考えておりますので、現在のところは考えていないという御答弁をさせていただきました。以上です。

質問 8番 天日公子

市長から、中学3年生に限定すると公平性に欠けるというお話でありました。そうであるならば、インフルエンザワクチン接種の希望者に対しては、本当は幼児から高校卒業くらいまで助成すべきだということで質問すればよかったのかもしれません。今回、私が中学校3年生に限定したのは、やはり、受験の前ですから、親たちも大変心配しておりますし、ワクチンを受けないで風邪を引かないのが一番いいのですけれども、もしかしたらなるかもしれない、それも、初めからことしはインフルエンザが起きない年とか、起きる年とはわからないものですから、どうしても親はインフルエンザワクチンを受けて予防するという考えになります。そういう中で、インフルエンザワクチン接種については、やはり、料金が高くなってきているので、少しでも支援をお願いしたいという声があったものですから、そういう点で質問したわけです。まさか、市長から公平性に欠けるからという答弁が来るとは思っていなかったので、私はどうも公平性に欠けるということについて理解できないのですが、いかがでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

天日議員の再々質問にお答えをさせていただきます。公平性がわからないということは、私自身もわからないです。いま御質問があった親の気持ち的なことはわからないことはありません。でも、現実的に行政を行う上においては、いろいろな立場の人がいるわけです。それから、当然、予算的なものもございますし、一度やりますと、途中でやめるわけにはいかないわけです。そういう総合的な判断をしながら、実際にこれからの状況づくりをするためには、先ほど御答弁を申し上げましたとおり、まず、基本的な励行としてうがいをする、手洗いをする、学校ぐるみで、家庭ぐるみでそういう状況づくりをしていくという啓発、啓蒙をやるということが最初の基本であると私は思います。質問を受けましたから、それではそういう状況づくりをやりますということではなく、私は、やはり、行政を預かる者として、もう少し全体のことを考えた上での啓発、啓蒙をやっていきたい、このように考えておりますので、御理解を賜れば幸いと思います。

出典:富良野市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月20日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる