富良野市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月20日
(1)福祉灯油の対象者拡大について/(2)JR根室線富良野―新得間の廃止後における零号歩道橋横の市道開通について
2023年9月20日、富良野市議会の一般質問で、天日公子議員が「福祉灯油の対象者拡大について」「JR根室線富良野―新得間の廃止後における零号歩道橋横の市道開通について」について質問し、市長 北猛俊、保健福祉部長 柿本敦史、企画振興課長 小笠原竹伸が答弁しました。
- 質問者
- 天日公子 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、保健福祉部長 柿本敦史、企画振興課長 小笠原竹伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 天日公子
-登壇-通告に従い、順次、質問していきます。1件目、福祉灯油の対象者拡大についてお伺いいたします。福祉灯油の正式な名称の事業名は福祉燃料助成事業でありますが、一般的に福祉灯油の名で広く市民の中で認知されておりますので、以下、福祉灯油とさせていただきます。福祉灯油は、北海道が、1974年に、低所得の高齢者や障がい者、ひとり親家庭などに灯油の購入費を助成するために始めた制度でした。その後、北海道は、1998年度からこの制度をやめて市町村に任せるようになり、市町村では現金での支給をしたり灯油券で支給するなど、支給方法や金額、対象者の基準は様々でありますが、この事業は所得の低い人にとって冬の生活を支えるために大変必要な制度となっております。私は、前回のときの質問でも話をしましたが、ある資料によりますと、2019年において福祉灯油事業の実施地は109自治体であり、2021年11月18日において毎年実施しているところは、179市町村の中で7市41町8村の56自治体となっております。その中で、富良野市がこの事業を途切れることなく毎年実施していることは評価をしているところであります。令和2年度から、社会福祉協議会に委託事業となり、支給対象者は自己申請となり、今年度は4回目となりました。灯油は、暖房、風呂、給湯の燃料として1年中使われていますが、特に冬には欠かせません。北海道の家庭灯油価格の動向は、令和(44ページで訂正)2年12月、平均78.4円、令和3年12月、平均112.0円、令和4年12月、平均116.7円、また、令和5年9月19日において、富良野市のある店舗では消費税込みで128円となっております。毎年、値上がりが続いております。値上がりの要因は、ロシアのウクライナ侵攻、円安、主要産油国の減産決定などと言われております。現在、政府は激減緩和措置を取っており、灯油も対象となっておりますので、今後は価格が下がる予定ですが、期限は12月末までとなっております。また、令和4年に近い価格に下がったとしても、価格は高止まりであり、年金高齢者にとっては、冬の暖房のための灯油使用料は、体のためにもあまり減らすことはできませんので、灯油代の支出は多くなっております。また、令和5年に入り、物価や賃金の上昇に対応するために、国民年金は、3年ぶりに、満額かけた人で68歳以上、月1,234円、67歳以下、月1,434円引き上げられましたが、毎日必要とされている食費の値上がりが大きく、物価の上昇率には追いついておらず、実質的には目減りしていると言われ、生活が苦しくなっております。このような生活状況であることから、次の質問をいたします。1点目、灯油代、食料品など物価が高騰している中、年金は物価や賃金の動きによって改定されたとしていますが、物価に追いついていない現状であります。政府は、灯油代においても激変緩和措置を取ることにしておりますが、高止まりであります。富良野市は、低所得者を対象に暖房用燃料の一部を福祉灯油として支給していますが、事業の委託先、富良野市社会福祉協議会との話合いの中での課題はないのか、また、支給実績者の推移についてお伺いいたします。2点目、富良野市は、福祉灯油対象者基準を生活保護法による最低生活費の1.1倍以下としています。対象は高齢者が多いと思われますが、昨今、生活が苦しくなってきている状況から、基準範囲を就学援助と同じく1.3倍以下に段階的に取り組むことはできないのか、お伺いいたします。2件目、JR根室線富良野-新得間廃線後における零号歩道橋横の市道開通について。1件目、JR根室線富良野-新得間の廃止に伴う対応についてでありますが、今年度の第2回定例会において、坂口議員の質問に対しての答弁として、令和6年3月31日をもって根室線富良野-新得間の鉄道事業が廃止されることによる廃線後の駅舎などの利活用の考えについては、JR北海道との協議を開始するには至っていないとしており、今後、JR北海道側の意向を確認した上で、市民の方々などから広く御意見、御要望をお聞きしながら方向性を見定めてまいりたいと考えておりますと述べております。これらを踏まえて、富良野-新得間の廃止が決まりましたので、昭和57年9月後から閉鎖していた市道春日栄町線の開通に早く取り組んでいただきたい思いで質問をいたします。昭和57年9月に完成された零号歩道橋においては、栄町側は、目の不自由な人からすると音が違ってきているそうです。このことからも、傷んできており、修理も必要になってくると思いますし、また、廃線の話が出る前のことですが、市民から、汽車の通行も少なくなっているので道路に戻してほしいと要望がありました。また、春日町にあるふれあいセンターは、富良野市内全体の唯一の福祉避難所でありますが、駅西側の人が行く場合には、もし大雨時の場合、富良野市春日町5、富良野中央跨道橋を利用したくても、大雨時、冠水注意の表示がありますので危険になります。そのようなことからも、車椅子でも通行できるように、また、高齢者が冬の歩道橋を渡る負担を少なくするように、開通に向けての質問をいたします。1点目、富良野-新得間のJR廃線を機に、零号歩道橋横の市道春日栄町線を開通することは、災害時における避難場所への通行の利便や日常生活においても負担が少なくなります。また、昭和57年9月完成の零号歩道橋は傷んできている状況であります。零号歩道橋横市道春日栄町線開通に向けて早く取り組むことが生活向上につながると思います。今後の対応について、お伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。
質問 12番 天日公子
先ほど、家庭灯油価格の動向について、令和と言わなければいけなかったところを平成と申し上げましたので、訂正させていただきます。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-天日議員の御質問にお答えします。1件目の福祉灯油の対象者拡大についてでありますが、本事業は、冬季の暖房燃料の需要期に当たり、厳しい生活環境にある世帯を対象とし、生活条件の緩和と生活意欲の助長を図ることを目的として暖房用燃料費の一部を支給しております。本市が実施主体となり、富良野市社会福祉協議会へ委託し、申請受付及び支給事務を行っております。事業実施における課題につきましては、委託先である富良野市社会福祉協議会では、チラシの全戸配布による周知を図り、申請漏れを防ぐための対応を行っておりますが、申請期限を過ぎてからのお問合せもあるため、様々な媒体を活用したさらなる周知が必要であると考えております。また、支給者につきましては、平成30年度から令和3年度までは100世帯前後で推移しておりましたが、令和4年度は144世帯に増加しております。次に、支給基準についてでありますが、令和3年度、4年度には、支給額を1万円から1万5,000円へ増額いたしました。本事業は、北海道による地域づくり総合交付金の対象事業となっているため、支給対象基準の拡大につきましては、支給額も含め、今後の北海道の動向を注視してまいります。2件目のJR根室線富良野-新得間の廃止後における零号歩道橋横の市道開通についてでありますが、JR根室線富良野-新得間の鉄道事業廃止後の鉄道敷地等の取扱いについて、JR北海道に意向を確認したところ、富良野駅構内のうち、布部方面の一部について、貨物列車や観光列車などの入替え線として現在の設備を引き続き活用することを検討しているとの返答を受けております。特に、貨物列車が一時的に待機するためのエリアとして活用することを想定した場合、かなりの路線長が必要になると予想されますが、具体的な範囲等については、現在のところ未定とのことであります。廃止後の鉄道敷地に新たな道路が敷設され、平面での往来が容易なものとなれば、日常生活など様々な場面で利便性が向上するものと認識しておりますが、根室線、富良野線の両線が貨客を取り扱うに足る機能を引き続き維持していくためには、一定程度の設備の確保が必要という鉄道事業者側の事情も理解できるところでございますので、廃線後の鉄道敷地を活用した道路等の開通につきましては、JR北海道側の意向を踏まえ、整備の可能性について検討してまいりたいと考えております。以上です。
質問 12番 天日公子
福祉灯油につきましては、富良野市社会福祉協議会に委託されておりまして、先ほど申請漏れを防ぐためにいろいろ今後も対応していくということをお聞きいたしました。申請するに当たりまして、令和2年度以降から申請制度になっておりますが、その申請制度のメリットをどのように捉えているのか、お聞きいたします。
答弁 保健福祉部長 柿本敦史
天日議員の再質問にお答えいたします。福祉灯油が申請方式に変わった件に関してのメリット等という御質問でございます。令和2年度に申請方式に変えた際に、富良野市社会福祉協議会と、申請方法の支給額の要綱策定や配分世帯の考え方、周知の方法、灯油価格の状況とか社会情勢の動向を踏まえて打合せを行ってまいりました。その結果、現在の形になってございます。申請方式に変更した際には混乱はなかったと考えておりまして、申請方式にしたことによって、対象者の生活相談や困窮者支援につながるといった効果も見られたというふうに考えてございます。以上でございます。
質問 12番 天日公子
続きまして、福祉灯油の対象者拡大についてということで私は質問したつもりでおりますが、答弁が金額の動向についてというふうに承ったのですが、その件についてはいかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 柿本敦史
天日議員の再質問にお答えいたします。支給対象基準の拡大という御質問でございますが、先ほど市長が答弁した部分といたしましては、支給対象基準の拡大につきましては、支給額も含め、対象基準も含めて今後検討してまいりたいというふうに御答弁させていただいております。以上でございます。
質問 12番 天日公子
支給額については、北海道の動向を見て検討していくということは分かるのですが、対象者拡大については、1.1倍以下を1.3倍以下までに段階的に対象者を拡大していくということは、これは北海道の見解を待たなくても富良野市で検討していくことができると思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 柿本敦史
天日議員の再々質問にお答えいたします。北海道の地域づくり総合交付金の部分としましては、高齢者等の冬の生活支援事業になりますが、人口1万人から3万人未満の交付額は、支給額の2分の1で上限60万円という設定がされてございます。ということは、交付基準額が120万円を北海道のほうでは想定しております。私どもは、1万円掛ける120世帯分ということで、大体、北海道のほうも120世帯ぐらいを想定しての交付基準の上限額となってございます。いまのところ、北海道のほうが令和3年度、令和4年度に対しまして60万円の上限額を90万円にということで改定されたのに伴いまして、1万円を1万5,000円に上限額を上げて給付させていただいてきておりますが、これは、世帯数を横に広げるのか、対象世帯の中で交付額を上げるのかというところは私ども市町村の裁量となってございますので、そのところは、今後の北海道の交付金の要綱の決定を踏まえてどのような形にしていくのかということは、令和5年度のこの事業を開始する際までに検討していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
質問 12番 天日公子
2件目の春日栄町線の市道の開通についてでございます。これにつきましては、JR北海道との話合いの中では、やはり、貨物の入替えにおいて距離を取るので市道の開通は難しいということでありましたが、その後でも、市道開通によって市民の利便性も増すということも理解していただいておりますので、今後、JRと十分に話し合って取り組んでいただきたい、そして検討していただきたいと思っております。もしできましたら、私は素人なのですが、簡単な遮断機とか、それから、止まれの標識とか、そういうもので対応できないのかどうかも含めて検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 企画振興課長 小笠原竹伸
天日議員の再質問にお答えいたします。春日栄町線の開通に向けて、例えば、簡単な遮断機や止まれ標識での対応はどうだろうかというような御質問と受け止めさせていただきました。現在、新たな踏切を設けようとした場合についても、実は、せんだって、JRのほうにその可能性について質問させていただきましたが、JR側からの回答としましては、現在、国の許可基準が非常に厳しいものを課せられているため、新規の踏切の設置は極めて困難であるという回答を得ております。したがいまして、開通の可能性があるとすれば、やはり、JR側がそこの敷地を使用しませんという後のお話になろうかなというふうに思いますので、引き続き、JR側の判断を待ちたいというふうに考えております。以上です。
質問 12番 天日公子
いまのお話をお聞きしまして、今後も、積極的に開通に向けて取り組んでいただきたいと思っておりますので、対応を期待しております。(発言する者あり)
質問 12番 天日公子
開通に向けて、大変困難だという理由をお聞きいたしました。でも、まだこれから情勢も変わってくることもあると思いますので、引き続き丁寧な対応をお願いしたいと思っております。そういうことで、行政もこれについて十分な検討をしていただきたいと思います。答弁いただきたいと思います。
答弁 市長 北猛俊
天日議員の再質問にお答えさせていただきます。平面での交差交通が可能なように努力せよということでございました。状況については先ほど御答弁をさせていただいておりますが、JR側の構内をどのように活用するかというのがまだ決定されておりませんので、なかなか難しい話であるというのは御理解をいただいたかというふうに思います。ただ、天日議員が頑張れということでございますので、一生懸命考えますけれども、物理的に難しいものも出てこようかと思います。例えば、貨車が何十両と連結されておりますから、それを分けて入替えができるというようなことが可能になれば距離も短くなりますし、いま言われたように、平面交差が可能なところが出てくるかとは思っております。あるいは、駅構内の形がどうなるかということも今後の中では条件として出てくるかと思っておりますので、そうしたあらゆる可能性を否定することなく、今後も、平面交差可能なようにJRにも申入れをさせていただき、また、自治体側としても努力をしてまいりたいと思っておりますので、ひとつ御理解のほどをよろしくお願いいたします。以上です。