富良野市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月20日
(1)自然環境の保護について/(2)教育委員会制度の改革について
2014年6月20日、富良野市議会の一般質問で、今利一議員が「自然環境の保護について」「教育委員会制度の改革について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。
- 質問者
- 今利一 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 今利一
-登壇-通告に従いまして、順次、質問してまいります。質問の第1点目は、自然環境保護について、希少動物、植物の保護についてであります。ここ富良野にも多くの動植物が存在し、私たち人間が存在することを可能にしていることは既に周知の事実であります。ところが、その大切な動植物が自然災害あるいは人間のエゴや生産活動によって失われようとしております。富良野市は、富良野芦別道立自然公園、東大演習林などに囲まれ、貴重な動植物の宝庫でもあります。富良野市開庁100年記念誌の表紙にこう記されております。「十勝連峰の最南端に位置する富良野岳と夕張山系の最高峰芦別岳、この二つのいただきの間を大河空知川がとうとうと流れ、東大演習林の樹海がどこまでも続きます。北海道の中でも、自然密度の濃いのがここ富良野なのです」と、このように記されるほど自然が豊かな地域であります。例えば、芦別岳に生息するツクモグサは、芦別岳に春を告げる花とされ、北海道でも限られた場所でしか見ることもできない高山植物であります。芦別岳には、このほかにもミヤマアズマギクなども見ることができます。また、原始ヶ原には、富良野岳の中腹に広がる高層湿原があります。高層湿原とは、低温のため植物が枯れても腐食土にならず、次第に積もり積もって湖全体が水面より高く盛り上がったもので、北海道でも最大級の高層湿原であります。ここには、サワラン、ワタスゲが存在し、麓郷の中学生が、毎年、原始ヶ原パトロール登山を行っているところでもあります。次に、東大演習林でありますが、面積は富良野市の3分の1を占め、世界有数の原生林を維持しております。樹海と呼ばれる森は、ヒグマ、エゾシカなどがすみ、エゾモモンガ、エゾライチョウ、ナキウサギ、シマフクロウなどの貴重な動物が存在し、特に国の天然記念物でありますクマゲラは、本州の北部のごく一部と北海道の森にすむ富良野を代表する鳥で、東大演習林の象徴ともいうべき鳥であります。また、空知川の支流の鳥沼公園には、絶滅危惧種、希少動物に指定されているイバラトミヨ、カワシンジュガイ、ヒメギフチョウが存在しております。このように、富良野には多くの動植物が存在して私たち人間と生活をともにしているわけですが、なぜ、いま野生動植物を保護しなければいけないのか。何のためにこうするのか。それは、先ほども言いましたが、私たち人間が生活する上で、野生生物から多くの恩恵を受けているからであります。私たちの生活は、農作物や魚介類などの食品を初め、医療や科学などでもさまざまな生物を利用しています。また、多様な野生生物が生息している環境は、自然との触れ合いを通じたレクリエーションや文化芸術を生み出す糧として、心に潤いと安らぎを与えてくれております。このように、私たちは、多様な生物から直接または間接に多くの恵みを受け取って暮らしておりますが、その中で、少しでも歯車が狂うと、多くの外来種が示すように大きなゆがみにつながるおそれがあることから、野生生物の保護と維持可能な土地の利用が必要なわけであります。夏のスタミナ食として愛されているニホンウナギが、12日、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種と分類されました。昨年の環境省の指定に続き、国際的にも危惧されるものとなったわけであります。そこで、本題に入ります。布礼別神社山に生息する希少動物、植物についてでありますが、このたび、最高裁判所の政教分離の判断に従い、布礼別の氏子会へ布礼別神社山が無償譲渡されたところであります。これによって、そこに生息する希少動物の管理はどうなっていくのか。いままで管理している側の人たちは高齢化し、布礼別小学校の子供たちの人数は減少する傾向の中、非常に危惧される部分があります。このことについてどのような見解をお持ちか、今後の管理方法などについて市長にお聞きいたします。なお、今回、この地域に住む希少動物の実名を使わず代名詞を使うのは、この動植物の保護を目的としたものであります。以前、私の一般質問で、市長の答弁でこうした希少動植物が減少した原因の一つに、コレクターやマニアによる乱獲があることを挙げられておりました。さらに、富良野市議会のユーストリームでの配信により、全国のより多くの人に知らせることになるわけであります。このことにより、こうした希少動物の乱獲に一層拍車をかける危険性があることに配慮したためであります。希少動植物の生息または生育に関する情報の公開については、希少動植物の保護に関する市民の皆様の理解や自発的な保護の意識の高まりが期待される一方、生育情報が広まり、過剰な捕獲が行われる危険性もあるわけであります。次に、教育長にお尋ねいたします。さきの質問の内容と同様の質問であることから、重複を避け、この希少動植物の教育素材としての利用について質問いたします。布礼別小学校のみならず、他の学校へ広げていく考えはあるかどうか。以前、市長からは、今後活用されるものと考えるとの答弁がありました。この答弁後の取り組みと今後の資源の教育的活用についてお尋ねいたします。次に、教育行政改革、教育委員会と行政の関係についてお尋ねいたします。教育委員会制度を見直す改正地方教育行政法が、13日、参議院本会議で可決、成立いたしました。これは昨日の日里議員の質疑の中にもありましたが、改正地方教育法は、教育行政に対する首長の権限を強めるほか、自治体の教育方針について首長と教育委員会とが協議をする総合教育会議の設置を義務づけるのが柱であります。教育委員会制度は、戦前の中央集権的な教育行政の反省から、地方の教育行政においては、首長から一定の距離を置いた独立した行政機関である教育委員会制度が昭和23年に導入されました。これは、教育の政治的中立、安定性を確保しつつ、住民の意識と社会の良識を教育行政に反映させようとする制度であります。今定例会でも、教育委員会が提出した条例があり、私としては、これまで同様、教育委員会が教育委員会としての機能を果たしていくという思いから、こうした総合教育会議としての取り組みが富良野市の教育にとって本当に必要なことかどうか、考えさせられるところであります。むしろ、改正地方教育行政法により、時の為政者に権限が集中することが懸念され、さきにも述べましたように、中央集権的な教育制度の構図が生んだ過去の苦い経験、戦争を引き起こした構図が再現されていくのではないでしょうか。こればかりでなく、さきに成立した特定秘密保護法案、いま、閣議決定されようとしている集団的自衛権の行使容認、さらには憲法9条の改悪など、こうした改悪案が数多く検討され、そして成立しているいま、こうしたことが戦争への呼び水にはならないか、こんなことを考えるのは私だけでしょうか。改めまして、国の教育行政改革に対する認識と今後の富良野市の対応の考え方について市長にお尋ねいたします。あわせて、教育長に対しましても、地方教育行政法の改正による本市の今後の学校教育活動への影響についてお尋ねし、1回目の質問といたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-今議員の御質問にお答えします。1件目の自然環境の保護についての1点目、希少動植物の保護についてであります。布礼別神社に生息しております希少動植物につきましては、近年、生息数が減少し、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている希少種であります。過去に上富良野町の生息地においてマニアにより乱獲され、絶滅した経緯があり、平成22年1月にNPO法人日本蝶類保護協会事務局の金子尚史氏により、布礼別神社においても同様の行為が行われ、上富良野町の事態を懸念して生涯学習センターに相談があったところであります。その後、布礼別小中学校、市博物館、金子氏の三者で希少動植物の保護に向けて打ち合わせを行い、布礼別小中学校児童生徒会及び布礼別小中学校PTA名義で啓発看板を設置することとなりました。看板の設置は、平成23年4月22日に、布礼別神社氏子会の協力、立ち会いのもと、布礼別神社境内入り口に設置をし、採集自粛を呼びかけるとともに、環境教育として自然観察に活用している旨を周知し、マニアによる乱獲の防止を図ってきているところであります。次に、食草の保護管理につきましては、成長するために必要な食草が神社境内に大きな群落としてありますが、境内は、毎年、定期的に布礼別神社氏子会により下草刈りがなされているため、食草が雑草に覆われることなく、個体数を維持できている状況にございます。この下草刈りについては、以前は希少動植物の幼虫が成長する6月に実施されてきたものを、啓発看板設置後は7月に変更し、生育サイクルへの影響を低減するよう配慮をしていただいているところであり、さらに、採集者がいた場合には、希少性や、環境教育の自然観察地であることを説明し、注意喚起してもらうようお願いをしているところであります。希少動植物の保護には、食草を含めた生息環境全体を保全することが必要でありますので、今後も、布礼別神社氏子会を初め、地域の方々に協力をいただきながら管理を進めてまいります。次に、2件目の教育委員会制度の改革についての1点目、教育委員会と行政との関係についてお答えをいたします。教育委員会制度の改革につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が国会におきまして審議されていたところでありますが、去る6月13日に参議院本会議において可決、成立したところであります。改正の趣旨につきましては、教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、首長との連携の強化を図るとともに、地方に対する国の関与の見直しを図ろうとするものであります。改正の概要では、教育委員会制度の改革により、教育長と教育委員長を一本化した新たな責任者としての教育長を首長が議会の同意を得て任命し、教育長が教育委員会を代表することとなり、教育行政の責任の明確化が図られることとなります。また、首長が主宰し、首長、教育委員により構成される総合教育会議が設けられ、教育の振興に関する施策の大綱の策定、教育条件の整備等、重点的に講ずべき施策、緊急の場合に講ずべき措置について協議、調整を行うこととされており、平成27年4月1日に施行されることとなっております。今後における富良野市の考え方でありますが、教育委員会制度の改革後も、教育の中立性を保ちながら、地方教育行政は教育委員会を引き続き執行機関と規定しておりますので、本市の教育行政につきましては、今後も法に基づいて教育委員会において学校、家庭、PTA、地域の協力をいただきながら進めてまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-今議員の1件目の自然環境の保護についての2点目、教育素材としての活用方策についてお答えいたします。布礼別神社は、希少動植物に加え、その生息地が神社という環境のため、私たちの生活の場にもかかわることが多く、身近な存在であり、さらに、良好な自然環境を形成し、自然の不思議やおもしろさを身近に体感できるということから、自然観察の場として子供からお年寄りまで非常に活用しやすい立地にあると言えます。このため、生涯学習センターにおきましては、布礼別神社をフィールドとして、平成23年に富良野の自然に親しむ集いを、平成25年には布礼別地区放課後子ども教室において、さらには、布礼別小学校では授業において希少動植物の観察会を実施してきたところであります。教育委員会といたしましては、希少動植物の生態や希少性を児童生徒並びに市民に情報発信するために、今後も引き続き小学校の総合的な学習の時間などへの協力や観察会を実施してまいります。このことにより、マニアの乱獲から希少動植物とその生息環境を守る大きな力にもつながるものと考えております。次に、2件目の教育委員会制度の改革についての2点目、教育委員会制度の改革における学校教育に対する考え方についてお答えいたします。教育委員会制度の改革につきましては、先ほど市長からの答弁にもありましたとおり、首長と教育委員から成る総合教育会議の設置や、現在の教育委員長と教育長を一本化した新たな教育長の任命などがございますが、それ以外につきましては、いままでどおり、政治的中立性、継続性、安定性を確保するため、地方教育行政は教育委員会を引き続き執行機関とし、職務権限も従来どおりとされているところであります。教育委員会といたしましては、これまでも、第5次富良野市総合計画を基軸に、第2次学校教育中期計画を策定し、小・中学校の教育に関する学習指導や、集団活動などの実践計画を提示しながら、本市の特色ある学校教育の実現に向けて取り組んでいるところであります。今後におきましても、全ては子供たちのためにを合い言葉に、地域の子供たちは地域全体で守り育てるという考えのもと、引き続き、富良野市校長会、教頭会を初め、富良野市PTA連合会など教育関係団体と連携を図りながら、将来を担う子供たちが心身ともに健やかに育つことのできる教育環境の整備、学校運営に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 7番 今利一
それでは、市長にお尋ねしていきたいというふうに思います。今回、私は、いわゆる実名を使わなかったことに関して、いろいろと資料を調べたり、あるいは、実は決してマニアの方ではないと思いますが、富良野市内の方々から、その名前を使うのをやめてくれと、そういう名前を使うことによって乱獲が助長される可能性があるということがあったものですから、私は実名を使うのはやめたわけであります。私は、ここで、1点、物すごく疑問に思っているのは、実は、こういった絶滅危惧種とか希少動物に関する市民への教育というか、あるいは、保護に対する意識が非常に欠けているのではないのかなというふうな気がいたしますけれども、市長はこの件に関してどのようにお考えなっているか、お聞きしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
今議員の再質問にお答えを申し上げたいと思います。いま、お話がありました布礼別神社山の希少動物の関係ですけれども、非常に希少価値を有し、富良野市に生存している小動物の関係ですが、私も、それぞれの機関、あるいはそれに通ずる団体、さらに市民等に対して、保護に関する啓蒙啓発はやらなければならない、そのような考え方を持っております。先ほど今議員もお話ししていましたけれども、特定の名前を出すことによってマニアがさらに訪れてくることがありまして、過去にも、希少価値がなくても、カブトムシなどでは全国から布礼別に相当来ているというお話も聞いています。そういうことを考えますと、原則はやはり保護することを考えているということで御理解を賜りたいと思います。
質問 7番 今利一
保護するということで受けとめましたけれども、これは平成13年だというふうに思いますが、富良野市環境保全基本計画というものを立てられていて、そこの中で野生動植物の保護に関してということがあります。これも私が実名を明かさない理由の一つになったことでありますが、現在、富良野市内の動植物に関する情報が非常に不足している状況にある中で、その基本計画の中の1項に、今後は動植物の生態に関する調査を実施していくつもりだということが書かれておりまして、そうしたことがネックになって、いま、希少動物が乱獲されているのではないのかというふうに思うわけであります。私は、先ほども言いましたように、市民にこの情報をどう周知させていくかということが非常に大きな問題だと思いますけれども、この点に関して、どういう形で市民周知を図っていくかという部分について、もう一度、御答弁願いたいというふうに思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
今議員の再々質問にお答え申し上げたいと思います。ただいま私も前段でお話しさせていただきましたけれども、保護するということは、一つは公共的な立場でどうあるべきなのかということであります。そういう状況を考えてみますと、調査するような御提言があったわけでありますが、それでは、調査する動植物はどういう位置づけで市民等に啓発をしていくのかという問題に当たるわけであります。ですから、私どもが保護するという観点から申し上げますと、やはり、教育委員会における小・中学生の観察会とか、あるいは、市民の観察会を開いて、そして、そのときにお話し申し上げる啓発方法も一つの方法ではないかというふうに考えます。当然、全国に発信する中で、いま、情報の伝達ということでは早く周知できますけれども、お話にもありましたとおり名前を出さないということでありますから、この問題については、それらのことも十分考え合わせながら、いま申し上げた状況の中で保護していく、こういう形で御理解をいただければ幸いである、このように思います。
質問 7番 今利一
私は、いわゆる保護という観点とはちょっと違いまして、市民に周知をさせることによって、市民の監視の目を育てていく必要があるのではないのかなというふうに思うわけです。それは、先ほども申し上げましたけれども、布礼別地区というのは人口がどんどん減っていく状況にあります。もう一つは、小学生など子供たちも少なくなってきています。いわゆる動植物、希少動物を知った人たちが少なくなる中で、どうやって保護するのかというのはやはり大きな大きな問題なってくるというふうに思うのですね。そのためには、やはり、市民の監視の目というか、関心を持ってもらって監視の目を引き出せるというふうな方法をとっていかなければ、市長が言う保護活動になかなかつながっていかないのではないのかなという感じがいたしますけれども、その点に関してはいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
今議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。いま、かなり範囲を狭めた御質問のように感じるわけでありますけれども、布礼別小学校だけに的を絞るのではなく、富良野市全体の小・中学校の中で啓発啓蒙していくような状況づくりをしていく必要性があるという観点でお話をしているわけです。私は、その地域だけで守るという考え方は持っておりません。はっきり言って、名前を出さないで保護するということは大変なことなのですよ。保護のしようがないわけですよ。また、その動植物を特定しないでやるということになったら、数を並べてやるようなことも一つの方法でしょう。ですから、先ほども御答弁させていただきましたが、そういう総合的な中で、それぞれの団体、あるいは小・中学校に対して啓発啓蒙していくと、いま、市が保護するという大局的な観点から考えるとそのような状況になるだろうと考えているところです。
質問 7番 今利一
ただいまの質問ですけれども、教育長は、この点に関してはいかが、どんなふうに捉えておられますか。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
今議員の再質問にお答えいたします。希少動物の保護に関して、市民の監視の目についてでございます。やはり、教育委員会の立場ですから、これは環境教育といった中で考えていく必要があります。富良野市環境基本条例が平成13年に制定されていますが、その中の第21条で、「市は、環境の保全及び創造について、市民、事業者及び民間団体が理解を深めるとともにその活動が促進されるように、環境の保全及び創造に関する教育及び学習の推進を図るものとする」と、すなわち、希少動植物については総合的に対応していく必要があるとあります。これは、例えば、事業者においては、環境を守るためにどういう形で事業を行ったらいいのかといった部分について考えていく、あるいは、民間においては、それぞれ環境を守る団体がございますので、そういった立場の中で、その地域にとって必要なことは何かということを考えていく、そして、教育委員会は、環境教育ということで、小・中学生、あるいは大人を含めた親子の観察会などで対応するなど、それぞれが目的を持って進め、連携を図っていくことが必要だというふうに私は考えております。以上でございます。
質問 7番 今利一
それでは、続きまして、支援策に関してです。保護についてきちんとやっていかなければならないということと同時に、実は、先ほども質問の中で言いましたが、非常に子供たちが減り、あるいは、地域が高齢化してきているということであります。今後、こういった希少動物の保護に関しての具体的な支援策といったものを何か考えておられますか、お尋ねいたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
今議員の支援策についての質問にお答えをさせていただきたいと存じます。一つは、先ほど大局的な角度から保護するということで申し上げたわけであります。それでは、保護に対する支援策の中で、現実としてどの団体がどういう状況で保護にかかわっていくか、こういう問題も出てきます。それから、先ほど教育長から答弁がありましたが、学校で観察会などいろいろやるときにかかる経費についてはどう持つのか、こういう問題も出てくるだろうと思います。学校教育の上においてやる場合は、やはり学校で予算をとることも必要でしょう。そういう中で、支援するということは、一つの団体なり個々の対象がいなければ支援できないわけであります。ですから、これらの問題というのは、先ほど御質問の中で、地域で高齢者が多くなる、あるいは人口が少なくなってくるということでございましたけれども、そういう状況も考え合わせながらその対応を考えていくべきではないか、いまはこのように考えております。
質問 7番 今利一
続いて、教育長にお尋ねしたいと思います。実は、平成23年第2回の定例会の中で、市長は、教育活動につなげていきたいというふうなことで答弁されておりました。ただ、生涯学習センターのミュージアムを持っておりますけれども、市民周知というか、そういった意味では非常に少ないのではないのかなというふうな思いが一つあります。そういう中で、希少動物の指導という言葉はおかしいかもしれませんけれども、他の学校においても周知徹底させるというお考えについて、もう一度お聞きしたいと思います。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
今議員の再質問にお答えいたします。まず、1点目です。周知、PRといった情報発信が少ないのではないかというふうなことでございますが、生涯学習センター、博物館のホームページで、適時、発信しておりますけれども、これについても、よりわかりやすい形を今後も求めていきたいというふうに考えております。それから、もう一つ、学校に出向いての部分等につきましては、学校現場では、教育指導要領に基づいて創意工夫をしながらカリキュラムをつくっている中で、非常に時間数が限られているという状況がございます。そういった中で、学校側からはなかなか動きがとれない部分もあろうかと思いますので、これにつきましても、前回の答弁と同じような形になると思いますが、生涯学習センターの職員が現地に出向く、学校に出向く中で指導する、あるいは、いろいろな情報を伝えていく、そういったことをしながら情報発信に努めていきたい、そのように考えております。以上でございます。