みんなの議会

富良野市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月17日

(1)保育所再編における新たな施設の計画について/(2)北の峰、山部、東山地域観光振興計画について

2013年6月17日、富良野市議会の一般質問で、今利一議員が「保育所再編における新たな施設の計画について」「北の峰、山部、東山地域観光振興計画について」について質問し、市長 能登芳昭、商工観光室長 山内孝夫が答弁しました。

質問者
今利一 議員
答弁者
市長 能登芳昭、商工観光室長 山内孝夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 今利一

-登壇-おはようございます。通告に従いまして、順次、質問してまいりたいと思います。最初に、保育所再編後の新たな施設の利用者の意見聴取についてお伺いいたします。どの親も、どんな人でも、我が子のみならず、いい子に育ってほしいと望む気持ちは、みんな、一律であると思います。本来、人間は、もともといい人になれるようになっているようでありますが、特別すぐれた親でなくても、普通の親に育てられれば、いい人に育つそうであります。ところが、思春期には、余りいい子だと格好悪いという感覚があって、その時期を悪ぶりながらすり抜ける人が多い。すり抜けた後、最近は、もとに戻れない人が多いようです。いい人に戻りにくい原因の一つに、子供時代の思い出が余りないことが原因と言われております。周りの人との触れ合いやさまざまな体験で満ち足りた記憶が少ないために、そのまま、それが大人になってからの価値観や考え方の基準になるわけであります。子供だったころの感覚を持つ、このことは人間にとって重要なことだとわかります。自分が小さかったことを思い出すことによって、小さな者、弱い者をかばってあげようとする気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。こんなことがありました。ある学生が我が家に実習に来ました。5人の学生が我が家にグループ住まいの1週間でありました。そんなに文句も言わず、日中は農作業、夜は私につき合い、飲み会と、過ごしておりました。その飲み会のある席で、先生希望の学生が、飲んだ勢いで、俺は小さいときにいじめられたから先生になったらいじめでやると言ったのです。おいおい、ちょっと待ってくれよと言いながら、その場はそれで終わりました。このように、小さいときの記憶というのは、とてもとても重要なわけであります。木の上で暮らしていた我が祖先の猿が草原におりて敵に食べられずに生き延びたわけは、子だくさんであったり、群をつくれてコミュニケーションがとれたからだと言われております。若い人の間では、いま、携帯メールが主要コミュニケーションのツールになっていますが、メールではなかなか心情は伝わりません。これからは、言葉によるコミュニケーションの重要性を知っている人が、それを伝えていかなければならないと思うのであります。人と人とがつながって言葉ができ上がります。いまは、話をしない子がたくさんいると聞いております。テレビやビデオに話しかけても反応がない。それなら、いっそのこと、黙っているほうがいいと本能的に感じるのだそうであります。こうして考えると、幼稚園、保育所は非常に重要な場所です。コミュニケーションの苦手な世代に我が世代がコミュニケーションの重要性をきちっと教えられる場所であるはずであります。コミュニケーション、これは、通信の情報の伝達であります。情報を送り手側から受け手側に伝えることであります。未来のための保育所づくり、未来の富良野を背負って立つ子供たちの家づくり、この情報が保育所に通わせる親の人たちに伝わり、そして、それらの家づくりに参加し、子供たちの未来を語る、そんなことが大切ではないでしょうか。こうした本来の市民参加の形、これが協働のまちづくりではないでしょうか。しかし、そんな形になっていないのは、なぜでしょうか。市長は、選挙公約の中で、確かに、まちの中に保育所をつくると明言いたしました。それと同時に、情報の公開、市民参加、そして協働のまちづくりを唱えたはずであります。あの請願署名運動は、親が子供に対していい子であってほしい、いい子に育ってほしいという一心での親の願いだというふうに私は捉えております。さきに述べたように、市民、理事者側として、しっかりとコミュニケーションをしていかなければならないと思うところであります。もう一度、言いますが、新保育所建設に当たり、利用者の意見をどのように聴取していくのか、市長の見解をお伺いするところであります。次に、私は、統合保育所に対してお伺いいたします。統合保育とは、健常者、障がい者を一緒になって保育していくというものであります。その重要性というのは、いま、述べたとおりであります。新保育所を建設するに当たり、統合保育をどのようにするかは語られていません。また、保育所建設に当たり、こうした保育の中身について語ることは、いままでもなく、どのように行われていくのか、方向性が見えていない状態にあります。健常児、障がい児の統合保育の今後の方向性についてお伺いいたします。次に、通告の観光振興計画についてお尋ねいたします。山部を皮切りにして、このところ三つの観光計画が発表されました。その序章には、市長が常日ごろ言われている農村環境観光都市の形成があります。山部の観光計画では、訪れる人や住んでみたいと思う人を優しく迎え入れる魅力あふれる山部、東山については、農村環境観光都市のように地域として多様な旅行者のニーズに対応できる四季を通じた観光振興策を目指すとしております。観光の政策として、豊富な北の峰観光振興計画においては、スキー場を中心にした19目に及ぶ具体的な戦略が報告されておりますが、いままでのとおり観光協会が力を入れてきた要素が高いように思うのであります。強いて言うのであれば、スキー場斜面、耕作放棄地のところに花観光、花を植えるということと、朝日ヶ丘公園を中心にした全天候型の屋内遊戯場施設やスポーツ施設、キャンプ場としての利用の検討とあります。いずれにせよ、三つの観光振興計画の目玉となるのは一体何なのか、これらの地域でどのような事業を展開しようとしているのか、お伺いいたします。次に、地域高規格道路の完成後における地域の振興計画についてお伺いいたします。市長は、地域高規格道路期成会会長として、地域高規格道路の推進を積極的に進めておりますが、プラスの面ばかりではないと思われます。実際、富良野道路完成後の北の峰は、北の峰の地域観光、景観をアピールするものではなく、トンネル道路になってしまうのであります。この三つの観光計画のうち、地域高規格道路の件で語られているのは山部地域だけであります。山部の振興計画の中では、今後開通予定の富良野から旭川道路の開通により、スムーズな観光客の移動が可能になる、観光客に来ていただけるような魅力を発信していく必要があると書かれております。スムーズな移動ができるということは、そこに立ち寄る可能性もないと判断され、今後の商業、農業の姿をどのように捉えているのか、また、三つの地域は、点での発展を、連携により、点を線にし、面にしていくことが重要であると考えますが、どのような地域振興を図っていくのか、市長にお伺いいたします。次に、計画遂行に当たり、市民参加についてであります。計画書の中には、「地域の人たち」という表現が多く使われております。観光計画推進に当たっては、地域の住民の皆さんが主役となる取り組みが必要と考えますが、地域の方々はどのようにかかわっていくのか。北の峰地域住民のみならず、市民の皆さんは、この地域振興計画を全く知らない人もいるわけであります。また、東山、老節布、西達布といったそれぞれの課題を持った地域もあります。どのように推進していくのか、お伺いいたします。また、地域で頑張ってやっている方々、こだわりを続けてやっている人もおります。そんな人たちをどのように支援していくのか、お伺いいたします。最後に、地域にある多くの課題と地域観光計画とのかかわりについてお尋ねいたします。一つ目は、地域課題解決のため、地域観光計画はどのように地域の活性化を図ろうとしているのか。二つ目に、農業と観光の連携は欠かせないものがあります。富良野市の観光において、今後、どのような取り組みがなされ、発展させていくのか、お伺いいたします。三つ目に、これら地域において交通網手段の問題があります。その場所で、ゆっくり観光する、ゆったり観光行するといったことが考えられます。ウオーキングやサイクリングといったものがそれでありますが、ただ、漠然と歩くのではなく、そこにルート設定、ルート案内がされていたり、そのほか、紹介する案内や案内板があると和むと思いますが、これらの案内板の整備をどのように考えているのか、お伺いし、第1回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-今議員の御質問にお答えをいたします。1件目の保育所再編における新たな施設の計画についての1点目、施設計画の策定に当たり、利用者からの意見聴取についてでありますが、経過を含めた御答弁をさせていただきます。(仮称)総合こども園の建設計画については、建設計画の公表後、富良野こどもの未来を守る会から富良野市議会に対して提出された総合こども園(仮称)の建設見直しに関する請願について、平成24年第1回富良野市議会定例会において採択をされ、地方自治法第125条の規定による請願の送付を3月21日付で受け、その処理の経過及び結果について、同法同条に基づき、5月21日付で報告をさせていただいているところであります。この間、市といたしましては、市民参加手続を行う中で、地域懇談会、各種団体との意見交換で951名の参加をいただいて意見交換をさせていただき、さらに、パブリックコメントでは72名の方からの意見提出をいただくなど、多くの市民や団体より御意見をいただいてまいりました。これらの結果、共通した意見としては、交通、防犯、駐車場、園庭の狭さ、環境等の課題に集約をされたところであり、いずれの課題についても解決することが可能であるとの判断により、昨年6月の第2回定例会において、東4条街区に新たな保育施設を建設することについて行政報告を行い、8月には、保育所の保護者に対して文書により建設場所の決定をお知らせしたところであります。新たな保育施設の具体的な設計作業におきましては、子供たちが健やかに育まれる環境づくりを基本とする中にあって、長年、保育業務に携わり、保育所内での乳幼児の状況を最も理解、熟知し、また、日ごろより保護者と接し、保護者の意向を十分踏まえた中央保育所並びに麻町保育所から保育士が4名参加をし、13回の話し合いにより設計図を作成してきたところであります。今後、市街地再開発事業のこれまでの経過や今後の予定、課題とされていた交通、防犯、駐車場、園庭の狭さ、環境等の改善方策、さらに、施設設計の概要について、中央・麻町保育所を利用している保護者を対象に説明会を開催する予定でございます。2点目の健常児、障がい児の統合保育の実施についてであります。市の保育所では、健常児と障がい児を同じクラスで保育を行う統合保育をこれまでも実施しており、障がい者や発達のおくれなど支援の必要な子に対して、保育士の追加配置を行い、現在、認可保育所においては19名、僻地保育所では2名の受け入れをしているところであります。統合保育は、ノーマライゼーションの考え方のもと、同年代の子供たちにとって当たり前の生活を障がいのある子供たちにおいても可能な限り実現させるために必要な支援を提供するものであります。また、同じクラスでの保育によって、時間と空間を共有し、相互に影響しながら生活することから、集団行動の規律による協調性が身につく、障がいのない子供が思いやりを持ち、偏見を持たないようになるなど、大きな効果があるものと認識をしております。このため、統合保育につきましては、保育所再編後においても引き続き実施をいたしたいと考えているところであります。次に、2件目の北の峰・山部・東山地域観光振興計画についての1点目、計画策定における各地域の方向性についてであります。山部地域と東山地域におきましては農村地域であり、北の峰地域につきましては、地域住民に加え、観光客が共存している地域であるため、それぞれの資源や特色を生かした地域の主体的な取り組みを基本に推進を図る必要性があることから、山部地区におきましては、農業体験や農産品をめぐるツアーや直売所といった農業を中心とした取り組みに加え、リサイクルセンターや森林を活用した環境学習、スポーツ施設の利活用、地域住民を講師とした山部@まるごと体験村の各種体験などにより、交流人口の拡大を図り、活力ある農業振興、地域住民との交流による地域活性化を目指しているところであります。東山地域におきましても、農業体験や自然景観を生かしたウオーキングイベントの開催、直売所による農産品のPRなどを中心に取り組みを進めており、農業と自然景観を生かした交流人口に地域活性化を目指しているところであります。北の峰地域におきましては、富良野市の観光が始まった出発点の地域であり、スキー場を初め、演劇工場、自然塾など多くの観光資源や宿泊施設が存在するとともに、移住者も居住する地域であります。核となる富良野スキー場では、夏、冬を通した取り組みや花観光の推進、スポーツイベント、飲食店との連携、各種体験など、住んでよし、訪れてよしの地域づくりに向け、観光客と地域住民の交流による地域活性化を目指していきたいと考えているところであります。次に、2点目の地域高規格道路完成後における3地域の振興についてであります。現在、建設中の地域高規格道路の完成により、救急や災害への対応、農産物の流通や観光客の移動など、利便性の向上が図られるものと考えております。そのような中、観光面では、見る、食べる、体験する、人に出会うなどといった観光客が観光地を訪れる理由や目的があることから、3地域においてもしっかりと地域資源を生かし、訪れてよしの仕組みをつくっていくことが重要であると考えております。次に、3地域の連携についてであります。個人・団体旅行においては、市内の各地域で宿泊をし、富良野の四季折々の自然景観や体験、各種イベントなどを堪能されており、特に修学旅行では、北の峰地域に宿泊をし、山部や東山の農業者の協力により農業体験を行っているところであり、本年度は2,441名を受け入れる予定になっております。また、生涯学習センターにおける富良野市の歴史や文化の学習、東大演習林の環境学習、ウオーキング、サイクリングや、地域ならではの食の提供など、3地域の特色を生かしながら連携を深めていくことが地域の振興につながっていくものと考えているところであります。次に、3点目の計画遂行に当たっての市民参加と連携についてであります。3地域の観光振興計画の策定に当たりましては、地域住民や関係団体などと十分な意見交換を行い、地域の現状や課題を把握するとともに、目指す方向性や各種方策など、地域と一体となって計画を策定してきたところであります。現在、各地域では、活性化を最優先の取り組みとして活動を続けており、山部地域におきましては、NPO法人山部まちおこしネットワークや山部@まるごと体験村などの取り組み、さらに、クリエーターズマーケットや菊花展などのイベント開催、東山地域におきましても、樹海の里もりあげ隊やNPO法人樹海の里ネットワークなどによるウオーキングイベントやふるさと祭りなどの取り組みが、現在、推進されているところであります。また、北の峰地域におきましては、北の峰地域振興対策協議会を核として、各種団体などが連携をし、花観光や西岳登山、雲海の展望など、地域が一体となった取り組みを進めているところであります。今後も、地域での取り組みに対しましては、地域が主体的に活動できるよう側面的な協力支援を行ってまいりたい、このように考えているところであります。次に、4点目の地域課題につきましては、みずからによる解決に向けた取り組みや努力が重要であると認識をしております。また、地域観光振興計画の取り組みにつきましては、地域と行政などが連携することにより、地域の活性化につながっていくものと考えております。次に、農業と観光の連携につきましては、農業を育て、観光でもてなすことを基本に、修学旅行を初めとする農業体験の受け入れや、生産者と飲食店などが連携したグリーンフラッグ事業が展開をされているところであります。今後は、豊富な農畜産物を生かした6次産業化の取り組みや受け入れ体制の整備など、さらに地域の魅力を高めて連携することにより、地域の活性化が図られていくものと考えております。次に、ウオーキングやサイクリングといった観光のルート設定や案内板の整備につきましては、既存のマップなどの活用を行うとともに、関係機関などと協議し、調査研究をしてまいります。以上であります。

質問 7番 今利一

まず最初に、再編後の新たな利用者の意見聴取についてであります。市長が、いま、おっしゃった冊子ですが、何週間か前に我々にも御説明していただきましたけれども、説明会を開くというふうなことは、いまの御答弁でわかりました。ただ、問題なのは、私が思っているのは、実は、専門家である保育士が4名ほど入って新たな施設のことに関していろいろとレクチャーをしているというふうなことはわかるわけでありますけれども、私は、やはり、市民参加、いわゆる協働のまちづくり、協働で施設をつくっていくと。これから、富良野市民のために、富良野市民の将来を担う子供たちのために、私たちは何を残していくのかということが非常に重要な部分だというふうに思うのです。そのためには、施設をつくるに当たって、多くの人たちの意見を聞くという方向が重要だと思っております。例えば、我々市民連合は士別に行ってきました。そのときに課題として見えてきたのは、保育士が、これがいい、あれがいいということで二十数回にわたって会議を開いて施設をつくった、しかし、それでも、やはりこうすればよかった、こうやってやったほうがいいというふうな課題は残ったと、そのときは非常に残念がっておりました。そういった意味からすれば、私は、市民の皆さん、いわゆる親の人たちがそこに参画して、意見を聞いて施設をつくり上げていくということが非常に重要になってくるのではないかというふうに思いますけれども、市長の考えをお伺いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再質問にお答えをさせていただきたいと存じます。市民参加の定義づけのお話でございます。情報開示と市民との対話というのは、私の市政運営の基本的な考え方であります。議会において、再三、今議員から御指摘がありますけれども、市民参加の意義の中で、直接的にお話し合いをする状況づくりも大切なことであります。しかし、ある程度の状況づくりが満たされるような状況の中において、総合的な判断をするという状況の中においては、それぞれ現場の保育士の意見というものは大変尊重しなければならない課題であります。私どもといたしましては、先ほど答弁させていただきましたとおり、これからも建設に当たっての内容等については、保護者とも十分御意見を聞きながら進めていきたいというのが基本でございます。これにはそれぞれ予算的なものも制約される問題もあるでしょう。あるいはまた、3世代交流という、市街地の中で―昨年の議会でも、また市民懇談会でもいろいろ出ていました。そういう世代の交流の中で、まちのにぎわいを取り入れる、これも、先ほど御質問があったように、子供たちの将来にとって、お年寄りとの話を得ることは大きく成長していく過程において必要性のあるものであるというふうに私は認識をいたします。ですから、そういう状況を十分踏まえた中で、市民対話と情報開示というものは適切な時期に適切に開示し、お話合いをしていく、こういうことがこれからも行政を行う上の基本姿勢であるとお話し申し上げ、さらに、私の考え方についてお答えをさせていただいた次第であります。以上であります。

質問 7番 今利一

私は、いまの市長の答弁で、市民参加というのは非常によくわかったような気がいたします。ただ、少なくとも、先ほども私が言いましたように、では、協働のまちづくりとは一体どういうことなのか。いま、市長が言うように、親の人たちを集めて意見を聞くということをするか、しないかは、いまの答弁ではわかりませんけれども、そういった意味では、やるというふうなことを伺っていいのかどうかわかりませんが、それも、いま、半信半疑です。でも、親の人たちの意見が設計に反映されたりしていくのでしょうか。先ほども市長の答弁にありましたように、4人のプロがいるからいいのだということではなくて、いろいろな問題点を持った親御さんたちがいるというふうに私は思っております。例えば、私は、統合保育の話もしました。障がいを持った人たちもいます。そういう人たちの意見というのは反映されていくのかどうなのか、協働のまちづくりというふうな意見を含めて、その辺を御答弁願いたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。協働のまちづくりというお話でございますけれども、当然、協働のまちづくりというのは、行政を運営する大きな一つの柱であります。今議員の御質問を聞いていると、全て個々の人の意見を聞かなければまちづくりは進まないように私には聞こえるわけであります。一つのまちづくりというのは、大きな団体を通して個人の意見を吸い上げた上で団体としての意見として聞く場合もございます。それから、地域懇談会でやっている地域の課題の中で個人の考え方でお話しされる方、あるいは、将来の展望に立ってお話しされる方、それについての意見交換は、これは協働のまちづくりの意見交換会として大変貴重な意見の場としての捉え方であります。ですから、全部の市民の意見を聞くということは到底できないことであります。私は、既に7年を経過しているわけですけれども、地域懇談会は毎年実施しております。お話をしたいということで御案内を申し上げても、集まらない現況も最近は見えているわけであります。ですから、私としては、間接的であっても、コミュニティ推進員を配置しながら、いろいろな角度で連合会を通じて町内会と話し合いをさせている、これも一つの話し合いのまちづくりなのです。ですから、御質問から、直接的に言わなければ、これはまちづくりの対話ではないという受けとめ方をするわけですけれども、私としては、ただいま申し上げました全てのお話を通じて、団体であろうが、個人であろうが、そういう総合的な判断においてまちづくりというのは協働でやるものである、私はこのように理解し、実施してきているところでございますので、その点は、今議員におきましてもひとつ御理解を賜りたい、このように思うところであります。

質問 7番 今利一

全ての意見を聞けというふうに捉えて、私の発言がそういうふうな発言であったとすれば、それは申しわけないと思っています。ただ、この問題に関しては、市長が最初にるる経過を説明していただきました。問題はそこなのですね。市民のほうは、簡単に言えばしこりが残っているのですよ。そのしこりを解消するというのは、理事者側がみずから行ってそのしこりを解消していかなければならないというのが理事者側なり市長自身ではないでしょうか。私はそう思うのです。ちゃんとやっていただきたいという言葉は変ですけれども、また、誤解を招いてはいけないと思いますが、そのしこりを、できるだけ市民の皆さんに理解していただけるような、そういう姿勢をとっていただきたい。私の言う協働のまちづくりというのは、そこにあるのではないかなという感じがするのですけれども、市長の考えをお聞きいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再々質問にお答えさせていただきたいと思います。今回の問題につきましては、議会に請願が出された問題で、議会が採択をしたわけです。ですから、これは、いま、お話がありましたけれども、当然、議会人としてもこの問題については責任の一端があるというふうに感ずるわけであります。ですから、それぞれの議員におきましても、125条で調査し、御回答申し上げた状況の中で、そういう誤解をしている状況の人がいるのであれば、それぞれの議員が議員としての御説明もする必要性があるのではないか、このように私は感ずるところであります。そういう意味で、私は今議員の御質問にお答えをさせていただきますけれども、現実に誤解をしている人たちについて説明を付す、こういうお話でございますが、私は、先ほど御答弁させていただいたとおり、保護者については、8月に全員のもとに経過を含めたお答えを文書でお届けしている状況でございますから、私は、それぞれの保護者は誤解をしている状況にはならないのではないだろうかと。そういう一つの手段を怠るのであれば、いま、御質問があった経緯の中でそうだというふうに言わざるを得ません。しかし、細心の注意を払いながら、それぞれの方々に、それぞれの立場に立って文書回答をさせていただいていることですから、私は、これほど親切に対象者に当たっているということはなかなか―私としても、それぞれの考え方に基づいて指示をし、担当の部でも指示された状況の中でお話し合いをさせ、あるいは、文書についても御説明をさせていただいている、こういう経過でございます。それ以上のことをやれ、あるいは、誤解しているからさらにお話をすべきだという御意見に対しては、これからの状況の中で御説明をさせていただいて理解を求めていく、これが私の考え方でございますので、御理解を賜りたい、このように思うところでございます

質問 7番 今利一

いま、市長の言われたことですけれども、私は、責任があるからこうして一般質問をしているわけであります。そういうふうに理解していただきたいというふうに思います。考え方が違うということよりも、私がさっき言ったのは、しこりなのですよ。それを取り除くのは理事者側ではないのかというふうなことを私は申し上げているのです。文書で答えを申し上げたというよりも、いわゆる面と向かってというか、先ほどの1回目の質問で言いましたが、コミュニケーションをとるということが非常に重要だと思うのです。先ほど言いましたけれども、人間は言葉があります。その言葉と言葉がぶつかり合っていろいろな意見を発していくということが重要ではないのですか。私は、それが協働のまちづくりだというふうに考えているのですけれども、御答弁をお願いします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

再三の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。誤解を招く、あるいは、説明不足がある、反対する理由に答えていない、こういうことが誤解を招く状況づくりになっているのかという感じはいたしますけれども、私どもといたしましては、今回の建設場所についてはそれぞれ賛成する方も反対する方もいたわけであります。全員の反対ではないということも、これは、今議員も御理解をしていただきたいと思います。そういう状況の中での話し合いで説明をさせていただいたわけであります。私は、現実の問題として、富良野こどもの未来を守る会の皆さん方とも、最終会においては3時間にわたってお話し合いをさせていただいた経緯があります。再三再四のお話し合いをして、最終的に3時間に及ぶお話し合いをして御理解を賜ったというふうに感じていたわけでありますけれども、さらに、いま御質問を受けた中では、誤解を得ているのではないかというお話であります。しかし、私どもといたしましては、そういう理解はいたしておりませんので、その点は、今議員におきましても私どもの御説明に対してひとつ御理解を賜りたい、このように思うところであります。

質問 7番 今利一

先ほど言いましたけれども、誤解ではないのですよ。しこりが残っている、そのしこりをどういうふうに解決するかなのですよ。理解してもらえないでしょうか。私は、そういうふうなことが、いま、人間にとって重要だということを一般質問の最初にしたのですよ。最初の言葉なのですよ。その心情をわかってやってくださいよ。私は、そこが重要ではないかというふうに思っております。これ以上、何度、市長と話しをしても意見のすれ違いが生じるだけの話になってしまうのでないかというふうに思いますので、この件に関してはやめにします。ただ、一部の親御さんがそういうふうなことになっている、だから、そのしこりを取り除くためにやってほしいということであります。次に、地域観光振興計画についてに移らせていただきます。東山、山部と北の峰に関して質問いたしました。いずれにせよ、東山、山部、北の峰は、先ほども言いましたように北の峰に関しては観光の要素が非常に大きいわけです。そういった部分では、観光施設なんかもきちんとありますし、非常に安心して見ていられると言ったら変ですけれども、そういった意味ではいいのではないのかなという感じがします。でも、このままでいってはだめですね。ある意味では、攻めていかなければならないというふうなことなのだろうと思うのです。ところが、3地域の計画書を見せていただいたときに、では、攻めていくのは一体何なのか。私流に言わせると、目玉は一体何なのだろうというふうに感じるのです。その辺で、先ほど山部と東山に関しては農業だから農業の振興を図っていくというのはわかるのです。そこで、どこをどういうふうにしてやっていくのか、具体的にどうなのかという部分をお聞きしたいと思います。

答弁 商工観光室長 山内孝夫

地域観光振興計画のそれぞれの地域についてどのように取り組むかという御質問かと思います。まず、観光推進計画全体の構成についてお話し申し上げたいのですが、全体を網羅している形の中に富良野市観光推進計画というのがございます。その中で、四つの柱、滞在型、通年型の推進や受け入れ環境、それから、誘客持続可能な推進という大きな柱の中に、20ほどの具体的な戦略としてこのように全体を網羅した中で進めようということで組み立てがなされています。この全体計画の地域版として、山部、東山、北の峰ということで地域計画としてそれぞれ起こしています。例えば、20戦略のうち、それは全体を網羅してございますので、それをベースに、山部地域においては13、東山地域においては14、北の峰地域においては19ということで、地域資源、それから、これからその地域でどのように展開していくのかということを含めた特徴を生かしながらつくっているのが地域の推進計画というような構成になっております。そのような中で、先ほど答弁させていただいたとおり、例えば、山部、東山においては、やはり農業が基幹というところが一つ重きにありますので、それをベースとして、農業者たちと連携をしながら、また地域活性化をどのように図っていくのかという視点での取り組みを主な重点取り組みとして行っております。また、北の峰地域においては、農業されている方もおられますけれども、先ほど答弁を申し上げましたように、富良野観光の出発の地域でもございます。そのような中で、それぞれ宿泊施設、それから、住んでおられる方、いろいろな方がございますので、その方たちと十分な意見交換を行いながら一緒に全ての計画をつくってきました。これは、3計画ともそうです。いわゆる地域主体で物事を組み立てなければならないので、まず地域の意向を十分掌握して、その思いをどのように反映させていくのかというのが地域計画となります。では、目玉が何か、具体的にどうなのかというのは、先ほどお答えいたしましたように、山部であればクリエーターズマーケットや菊花展など、それぞれ地域の思いがあって取り組んでいます。それから、いま、山部の体験村はNPO法人でスタートしましたけれども、非常に積極的にかかわっていただいております。先ほどの答弁の中では全体的な話だったのですが、現在、農業委員、それから、農業にかかわる議員にも手伝っていただきながら、農業で生産されたものを今度はいかに商業のほうにつなげるかということで、積極的に飲食店、旅館関係の方を含めて議論をしながら、意見交換しながら、どうやったらうまくお客さんが富良野に来て喜んでいただけるのかという取り組みをずっと行っております。そのような中で、本年度も、例えば、山部であれば越冬野菜ということで、いままでなかった新たな取り組みも地域の農業者の協力を得ながら進めています。また、旅館では、仕入れは基本的に富良野の野菜を中心に取り入れましょうということで、いろいろな取り組みを進めていただいております。いわゆる最終的な考え方は、イメージとして言いますと、目標として言いますと、いわゆる住んでいいまち、住んでよし、それから訪れてよし、この二つをテーマにお話ししていきたい、そして、それに向かってオール富良野で取り組みをやっていきたいというのが全体的な概念の考え方です。ということで、細かい点につきましては、先ほど第1回の答弁でお話を申し上げたのが主たる概要で、その地域を生かした取り組みを行うというような状況で進めているということでございます。

質問 7番 今利一

先ほど、私は1回目の質問の中に入れましたけれども、北の峰は非常に素材が高い。観光地としては、全国的に非常に名高いものがある。それを今後どうやっていくのかといった部分で、スキー場のランディングバーンを花畑にするとか、あるいは、耕作放棄地を花観光にするというふうなことを具体的にここで述べていますね。私は、そういったものがやっぱり山部や東山に必要なのだと思うのです。いま、山部のことに関しては、クリエーターズマーケットが一つと、それから、山部@まるごと体験村というふうなことをおっしゃいました。東山に関しても、越冬野菜をやっていくのだというふうなことを言っております。だけど、それだけで本当に足りるのかなと。非常に課題が多い中で、そういった意味では、もっと率先してこれとこれをやっていこう、そのためには、地域住民を巻き込んでいかなければならない、そういう姿勢が必要ではないかと私は思うのです。次の次になってしまいますけれども、そういった意味では、非常に重要なものなのだろうというふうに思っております。次の質問に移ります。先ほど、地域高規格道路ということを言いましたけれども、地域高規格道路に関しては、述べているのは山部だけなのです。課題はもう見えているのです。先ほど言いましたけれども、北の峰地区においては、トンネルの中で素通りしてしまうのではないかということも考えられるどころか、もうそういうふうな格好で進んでいますよね。私は、これで本当にいいのかというふうな部分があるのです。素通りするということは、この富良野もさよならと行ってしまう可能性もあるわけですよ。その辺の部分をどういうふうに解消していくのか、先ほどの問題と絡みますけれども、その辺はどういうふうに考えておられるのですか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。北の峰の観光振興と高規格道路との兼ね合いでございますけれども、もう既にルートが決まっているわけであります。ですから、当然、このルート決定については長年にわたっていろいろな議論があったわけで、これはもう今議員も御承知の上での御発言だというふうに感じます。そういう中で、北の峰地域というのは、観光ばかりでなく、将来、富良野に来て住んでいただけるような地域の場所としても好まれている地域であるというふうに私どもは認識をしております。移住、定住の協議会においても、いま、そういう状況の中で、北の峰地域について住んでいただけるような状況づくりもしていかなければなりません。なぜ、そういう状況づくりが必要か。北の峰地域は、観光地域であるとともに、居住地域であります。ですから、多くの方々に住んでいただく状況づくりもあわせてやっていかなければならない地域である。そして、既に農振の除外地域についても実施をしているわけであります。農業振興地域を外すということは、地域の農地を減らすということにもつながっていくわけでありますけれども、地域の発展を支えていくということであれば、そういう状況も富良野地域においては必要性があるという判断で現在まで来ているわけでございます。ですから、いま、御質問にあった中で、それぞれ高規格道路という形の中で素通りというお話がありましたけれども、もちろん富良野市におりる場所というのはちゃんと決められておりますから、そこからおりてくる状況づくりよりも、富良野におりなければならないような状況をつくっていくということが大事なことであって、そういう状況づくりをする一つの起点が北の峰観光振興計画に基づいて実施していくのですよと、こういうふうに御理解をしていただければ幸いである、このように思います。

質問 7番 今利一

農振地域を外すという部分に関しては、私は、農業委員会の会長に、いまは通告していませんから、また後ほどということで、次回の質問にしたいというふうに思います。最後の地域課題というふうなことについて移りたいと思います。東山振興計画の中では、こんなふうに書かれております。東山地域観光計画の弱みというところで、7項目あります。その7項目は、宿泊施設、商店が少ない、核となる観光スポットの整備が不十分である、農業と観光が結びついてない、JRのアクセスがない、活躍する人が固定化している、こういう課題が与えられているのです。この課題を解決することが振興計画につながるのだろうと私は思っているのです。地域要望でも何でもないのです。市長が書いた7項目をきちんと解決することによって、東山地域の観光は上がっていくというふうに考えますけれども、その辺はいかがですか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の御質問にお答えをさせていただきたいと存じます。私は、今議員のお話を聞いていると、全て行政が計画を立てて市が実施するのだというふうに聞こえてなりません。地域振興計画というのは、地域がついているということは、地域の人たちがみずから立ち上がって、将来、そこに恒久的に子々孫々まで農業をやっていく状況づくりをどうやってつくっていくかというのが一つの課題の取り組みなのです。いま、観光振興計画をつくったから農業が栄えるというような状況ではないわけであります。基本は、農業をやることによって、それに付加価値を高めるものが観光であり、環境であり、そういうふうに融合する形の中でまちづくりを行うというのが私の基本的な考え方でございます。ですから、当然、いまお話があった件につきましては、買い物の関係につきましては、もう既に2年前に実態調査をやって25名の方々から聴取をいたしました。そのうちの5名の方々が、みずからが富良野のまちまで来て買い物ものができるような状態にしてくれという御意見があったわけであります。しかし、現実的には、そういうことはできないわけですから、いま、市民生協なりでそれぞれお応えできるようなバスを走らせてやっているというのが、これは、その後の結果、行政としてもお願いをした一端でございまして、それが、いま、普及して東山の家庭までも運んでいただける、こういう家庭までの状況づくりができた、こういうことでございます。これと観光振興計画とを一緒にするような中身ではないということでございますので、この点、ひとつ御理解を賜りたいと思います。もう一つは、東山がこれから農業を基盤とする中で、私は、トウモロコシの価値というのは相当高い状況にございます。ですから、私は、このトウモロコシを年間通してできるような、これは将来の夢かもしれません。しかし、これは、やる価値が十分ございますので、そういうことが地域の振興につながる経済的なものも、1例を挙げましたけれども、これは課題に対するこれからの取り組みだと理解をしているところでございますので、今議員におきましても、どうかひとつご協力方をお願いを申し上げて、答弁とさせていただきたいと思います。

出典:富良野市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月17日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる