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富良野市議会 平成23年第2回定例会 2011年6月21日

山部地域観光振興について

2011年6月21日、富良野市議会の一般質問で、関野常勝議員が「山部地域観光振興について」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。

質問者
関野常勝 議員
答弁者
市長 能登芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 関野常勝

-登壇-さきの通告に基づきまして、山部地域観光振興について御質問をさせていただきます。冒頭にこの度の東日本を襲った大地震、さらには、原発事故という複合の大災害により、日本経済を取り巻く環境は一段と厳しさを増し、地域の経済活動や雇用対策などに深刻な影響をもたらしております。さて、当山部地域も人口減少や少子高齢化など多くの課題を抱えております。山部地区の人口につきましては、昭和 41 年の合併市政施行時には、約 6,600 人でしたが、平成 8 年には約 3,000人までに減少し、本年 5 月末の人口は 2,222 名となっております。このままではやがては、限界集落に向かっていくんではないかと心配をしておるところでございます。このような状況の中、住民が危機感を持ち、山部地区の将来の活性化を地域ぐるみで推進を図るため、平成 8年当時の山部商工会会長でありました渡辺忍様を中心として、山部地区総合振興協議会が設立をされました。そのときの方針内容は、地域の特性を生かし立案されており、中でも太陽の里の大規模整備がいまなお継続しております。宿泊施設、パークゴルフ場、またキャンプ場の利用客が近年大幅に増えております。さらには、山部地域観光振興計画の資料にもありますように、山部地区の景観を含めた富良野市が環境に優しいまちのアンケートでは、全国 2 位となっております。このことは、地域ととりましても名誉なことであり、その雄大な農村景観、自然景観を生かし、富良野市の将来のまちの姿であります農村観光環境都市への形成においても、山部地区は中心的な観光スポットとしても発信をしております。このほかにも、山部地域にはいいものがたくさんあります。農村景観や山岳景観などの空間に加え、生涯学習センター、リサイクルセンター、芦別岳、桜を含む日本の宝庫、東京大学演習林など学習や体験の機能を備えた施設も充実しております。しかしながら、これらの観光資源は、市民講座やイベントなどの地域住民を中心として活用されており、観光客を受け入れる組織体制が整っていないのが現状であります。また、観光客を対象としての宿泊施設は 1 件しかなく、冬の営業もしていないこともあり、滞在型観光の推進には大きな弱みでございます。さらにはキャンプ場、パークゴルフ場、野球場など多くの人が利用されるのですが、そのことにつきましても温浴施設がないのもマイナスの要因であると考えております。また、地域住民の方も富良野の奥までふろに入りにこなければならないという不便さを感じており、温浴施設の新設が必要であると私は考えております。話が前後いたしますが、昭和 41 年頃地元の有志の人が集まり、まちの活性化を図るため、ぬか風呂の温浴施設を建設をいたしました。この施設は、芦別岳のふもとにあり、登山者の宿泊場所、また地元住民の憩いの場として、多くの方に親しまれていました。特におがくずを利用したぬかサウナはブームとなりまして、地元の方はもちろん、地方の方の御利用もかなりありました。しかし、時代の流れで家庭に風呂が普及しはじめ、利用客は減少に向かい、いつの間にか取り壊されてしまいました。ですが現在の温浴施設では、使われ方が多様化し、時代の変化に対応した施設をつくることで、観光客、また住民の滞在時間を伸ばし、高齢者の文化交流、若者の雇用の確保など地域経済の活性化につなげていく必要があります。おがくずをリサイクルで利用し、ぬかサウナを新しい感覚で取り入れることにより、差別化を図れる温浴施設を提案し、質問を終了させていただきます。このことにつきまして、市長に見解をお伺いしたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-関野議員の御質問にお答えをいたします。山部地域観光振興についての温浴施設の新設についてでありますが、現在、山部地域の振興につきましては、平成22年2月に策定いたしました山部地域観光振興計画に基づき、観光を切り口とした地域の活性化に向け、取り組みを進めているところであります。芦別岳など雄大な自然景観や美しい農村景観を生かし、農業体験を初め、リサイクルセンターでの環境学習、パークゴルフ場や野球場などを活用したスポーツ活動、キャンプ場や登山道などによる誘客を進め、滞在時間を伸ばし、観光客に楽しんでいただく取り組みを進めるとともに、市民の森林環境学習の場として、東大演習林と地域交流協定を提携をしているところであります。現在、市内にはハイランドふらのや民間などの既存の温浴施設があり、多くの市民や観光客に利用されているところであり、山部地域への温浴施設の新設となりますと、他施設との競合や冬期間の誘客が難しいことが予想されるなど、経営的には厳しい状況になることが想定されます。このような状況を踏まえ、山部地域におきましては、既存施設の有効活用や施設整備により、観光客の滞在時間の拡大を進めるとともに、市民交流の場としての利活用も、考えていく必要があると考えているとこでありますが、御質問の温浴施設につきましては、今後、民間による取り組みの可能性の状況を見ながら、山部地域の関係する団体と十分協議を重ねなければならない課題であると、このように考えているところでございます。

再質問 12番 関野常勝

再質問をさせていただきます。山部地域を何とかしたいという市長のお気持ちは、ただいまの答弁で伝わってきました。また、温浴施設については、将来的な課題として考えていくべきではないかとのお話だったと思います。以上のことを踏まえまして、私はこれから山部地域の皆さんと活性化に向けて話し合っていきたいと思います。そこで、再質問を再度させていただきたいと思います。ただいまの答弁の中で市長は、既存施設の有効活用や施設整備という話がありましたが、市長に具体的な考えがあれば、お聞かせ願いたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

関野議員の再質問にお答えをさしていただきます。既存施設という状況の中にですね、一つは、いま、ふれあいの家の中では、シャワーしか活用されてないというのが現状であります。先ほど関野議員の御質問ありました、これからどの程度の観光客が、ここ 2、3 年で集客が出てくるのか。そういうこともにらみあわせながら、シャワーから温浴にする施設的なものも、考えていく必要性があるのかなと、そのように考えているのと、もう一つは、いま山部市街地の温浴ということで、いきいきセンターを活用した浴場の関係があるわけでございますけども、これをいま、ある程度のお風呂を持っていない世帯と、このような限定するような形で、進めてきているとこでございまして、将来これらについてもですね、いま、利用人員が少しずつ少なくはなってきておりますけども、全体的な運営の状況から考えてみて、これらの整備拡充的なものも今後考えていく必要性があると、このようにいま考えているとこであります。そこで、温浴施設に限定するんでなく、将来やはり山部が富良野観光の大きな拠点の 1 場所となるような、そういう努力を行政と、そして地域と一体となってやっていくことが、先ほど御質問にありました集落の限界にならないような状況づくりをしていく。こういうことが、それぞれ都市との交流の中で、山部からいろんな形で発信をできる、そういう状況づくりをつくってまいりたいと、このように考えているとこでございます。

出典:富良野市議会 平成23年第2回定例会 2011年6月21日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる