みんなの議会

富良野市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月17日

経済振興について

2009年6月17日、富良野市議会の一般質問で、広瀬寛人議員が「経済振興について」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。

質問者
広瀬寛人 議員
答弁者
市長 能登芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 広瀬寛人

-登壇-さきの通告に従いまして、順次質問をいたします。市長は、さきの第1回定例議会において、平成21年度市政執行方針を発表されましたが、急激な少子高齢化や昨年秋以降の世界同時不況のあおりを受けた国内製造業、公共工事の減少などにより、厳しい経済環境を踏まえ、地域にふさわしい公共サービスを提供するとともに、地方分権型社会の実現に努力することを表明されました。地域活性化生活対策事業や地域活性化緊急安心実現総合対策事業などを活用した公共事業が、年度をまたぐ形で取り組まれ、市内経済の年度当初の動きに弾みをつける形となり、緊急対策としての初期の目的を成就しているものと考えます。また、定額給付金支給にタイミングを合わせて実施された市内共通商品券にプレミアムをつける事業では、総額1億1,000万円の商品券が、4日間で完売する盛況を見せ、市民の生活防衛意識と市内の経済循環の重要性が顕在化したと思います。公共施策を考察する学問では、公共工事のみならず、自治体、行政機関など公の組織が民間に発注する仕事が地域の経済や雇用、納税と結びつき、経済効果を押し上げ、地域社会を成り立たせる大きな役割を指摘しております。私は1998年にドイツに環境施策の視察に行った際に、建材、建築廃材を処理して、道路資材をつくる企業を視察しましたが、説明員の話では自治体の公共工事発注において、前述の企業が製造する資材を購入することを条件として、自治体が発注を行うことによって、環境施策を担う地元企業を自治体として側面支援するビジネスモデルを見学してまいりました。地方都市経済において、自治体が関与する公金をいかに地域経済に循環させるかは地域のGDPを大きくする大切な視点と考えます。そこで、商工業振興についての第1点の質問といたしまして、市政執行方針で取り上げられている地元中小企業の受注向上に向けた事業推進とは、どのようなものであり、どんな視点から政策立案されたものなのかをお聞かせください。次に、経済統計調査への認識と政策立案の考え方についてお伺いします。前述のとおり、地域経済の促進を図るには、まず現状がどのようになっているのかを把握する必要があると考えます。富良野商工会議所では、毎年、富良野経済統計書を取りまとめ、産業人口や農業、工業、商業の算出額や概要、求人、求職、就職状況、主要家計指標などを年次ごとにとらえております。また、昨年5月に取りまとめられました富良野市観光振興計画では、平成12年と18年に実施された富良野市観光経済調査結果が現状分析と政策立案の大きな要素となりました。この調査項目の中には、各種経費の支払い先、調達先を富良野市内、富良野圏域、その他道内、北海道外などに分けて調査するなど、経済循環指標をとらえる視点でも調査されました。地元中小企業の受注向上は、大いに富良野経済、雇用の基盤強化につながるものと認識をしておりますが、さらに富良野市内のGDPを向上させる施策の立案には踏み込んだ数値把握が定期的に行う必要があると考えますが、その必要性と認識をお聞かせください。次に環境施策との連動についてお伺いします。地球温暖化防止が叫ばれ、京都議定書の各国合意に続くさらなる目標設定を模索する段階となり、環境に配慮し、CO2削減に寄与する技術に対する取り組みや、家庭、企業に対する助成、補助が数多く創設されております。特に住宅用太陽光発電の普及には、本年度だけで経済産業省がシステム購入に対する補助として200億円の手当てがされ、東京都墨田区、武蔵野市、、宮城県岩沼市、茨城県日立市、埼玉県新座市、福井県鯖江市、愛媛県今治市など、50を超える市や区で実施されることになりました。この動きに連動して、住宅設備関連企業が、太陽光発電パネルの設置技術を習得すべく、先進企業への研修など、新たな需要に対応できるよう企業研修や技術開発に取り組みを始めております。私の自宅に太陽光発電パネルを設置しましたのが、3年前になりますが、当時は、北海道内でも数えるくらいの企業しか設置ノウハウを持たず、市内事業者での工事にはなりませんでした。このたび、富良野市で取り組んだ住宅改修工事に対する助成金制度では、100万円を超える住宅改修を市内の登録事業所が施工することに対して、20万円を助成するもので、6月11日の新聞報道では、既に申し込みが30件を超える勢いと報じられておりました。市民みずからの取り組みによる住環境向上と市内事業者の仕事、雇用に寄与する投資を促す大変すばらしい取り組みと考えております。富良野市では、太陽光発電システムに対する補助金制度は、まだ創設されておりませんが、太陽光発電システムに限らず、小型風力発電や住宅用太陽熱温水器、家庭用燃料電池、コージェネレーションシステム、住宅用ガス発電給湯器、住宅用CO2冷媒ヒートポンプ給湯器、住宅用潜熱回収型給湯器などに積極的に助成金を出し、環境施策と地域企業の経済振興を誘発しようとする取り組みが目立つようになってきました。環境モデル都市に選ばれた下川町では、地域の特質を生かした林業を基盤に、循環型社会の構築に官民が一体となって取り組んでおります。昨年は、屋久島に1位の座を譲りましたが、2年連続して環境に優しいイメージ都市、全国1位を獲得した富良野市こそ、総合的な環境施策立案と地元企業にその方向性を示し、技術開発習得を促し、経済振興に環境施策という切り口を活用すべきと考えますが、富良野市としての見解はいかがでしょうか。また、自治体が率先して公的施設に環境を配慮した設備投資を行い、市民、住民に対する環境意識向上とデータ収集、施工技術のレベル向上と経済振興を図る取り組みが見受けられてきました。熊本県合志市では、小学校1校につき10キロワット程度の発電システムを導入するほか、長野市では、冬季オリンピックのスケート会場であったエムウェーブへの設置に向けた調査を開始しました。私は、今後の公的施設建設や改修などの際には、環境に配慮した設備の導入経費とランニングコスト、回収期間などを必ず設計段階で検討し、比較対照して設計資料を決めていくような仕組みづくりが肝要と考えますが、見解をお聞かせください。3点目に、新規就労対策についてお伺いします。今春の卒業生には、内定取り消しなど厳しい経済環境が新社会人になろうとする方々まで及び、既存の雇用現場でのリストラ、派遣切りなどとあわせて、就業機会が著しく縮小する様相を呈しております。そのような中、富良野市では、厚生労働省委託事業である地域雇用創造推進事業に手を挙げ、富良野広域圏経済活性化協議会を立ち上げ、外国人、長期滞在観光客向け人材育成、雇用促進事業に取り組まれております。これは、観光事業者への教育による新規雇用の拡大を目的とした雇用拡大メニューと主に求職者を対象に地域の将来に必要な専門技能講習を行うことによって、地域求職者の就職支援及び在職者のスキルアップを目的とした人材育成メニューと、これらのメニューに参加した事業者と求職者を結びつけた地域雇用を創造する就職促進メニューの三つで構成されております。世界の観光地に目を向けますと国内、国外を問わず、長期滞在観光客にガイドやアウトドアレッスンに限らず、包括的にサービス提供を行い、快適な滞在をサポートするコンシェルジュのような職業の方がおり、観光地を支える重要な役割を果たすとともに、地域に密着した雇用の場となっております。日本でもようやく屋久島を初め、幾つかの観光地に年収1千万円を超えるプロのコンシェルジュが誕生してきました。富良野広域圏経済活性化協議会が講師として招聘した方々からの発言では、年間を通しての観光客誘致が可能なリゾート地は、世界にも多くはなく、富良野圏域の潜在的な可能性は極めて高いと評価されています。またその反面、世界のリゾート地では、自治体と地域住民がしっかりとしたリゾート地としてのあるべき姿を共有する仕組みをもって、戦略的に仕掛けているが、富良野にはまだその仕組みができ上がっていないと指摘をされています。行政やふらの観光協会、そして実務を担う富良野広域圏経済活性化協議会も前述の雇用促進プログラムについて広報をされていますが、いまだに市民や富良野で就業を希望する方々に広く浸透しているとは言えない状況と思われます。大変有益な委託事業をさらに踏み込んだ周知活動により、地域特性を生かして一人でも多くの就労やキャリアアップにつなげつなげるべきと考えますがどのようにお考えでしょうか。最後に、市内の各関係機関と連携した体制づくりについてお伺いします。さきの新聞報道にもありましたが、富良野市教育委員会が小学校から高校生まで小中高一貫の勤労、就業体験を円滑に推進することを目的とした富良野市キャリア教育推進会議が立ち上げられ、小学校から高校生まで子供の発達段階に応じたさまざまな産業や職業体験を可能とする仕組みと考えております。また、市長室トークで富良野市に移住した市民9名と市長が農業振興策について意見交換されたことについても、報道されましたが、画家や喫茶店経営者、新規就農者など多彩な顔ぶれと、彼らの経験した外の世界や視点を新規就労対策に生かさない手はないと感じます。感性豊かな子供たちが、今勉強している語学や自然科学、生物、植生、歴史文化やスキーや登山を代表とするアウトドア体験技術を生かして、海外の人々に富良野圏域のすばらしさを伝えるプロのガイドになり、この地で就労できる可能性を感じてもらえたならば、学ぶことの意義や目標意識が芽生え、充実した学生生活になるのではないかと考えます。農業や観光など地域特性を生かした就労現場を創造するためにも、多くの分野の方々や組織と有機的連携を図ることが肝要と考えますが、見解をお聞かせください。以上をもって、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-広瀬議員の御質問にお答えをいたします。1件目の経済振興についての1点目の商業振興についてでありますが、地元中小企業の受注向上に向けた事業推進につきましては、市内経済が循環するためには、地元事業者がより多く、さまざまな事業を受注するとともに、市外事業者との取引よりも市内事業者間取引をより多くすることが重要であるものと考えております。その一つといたしまして、地元企業の受注機会拡大を図る上からも、本市といたしまして御質問ありましたとおり、富良野市住宅改修促進助成条例に基づく、市民の住宅リフォームに対して助成を行う事業を実施しているところであります。本事業につきましては、住宅の改修などの建築事業者だけではなく、内外装や板金、施設設備事業者と多種多様な建築関連事業者が受注できる事業であり、また助成対象となる事業者を市内事業者に限定したことから、より広く地元経済の活性化に効果があるものと考えているところでございます。本年度におきましては、実施件数50件を予定し、5月18日から受け付けを実施しているところでございますけども、6月9日現在で30件の申請を受け付けているところでございます。また、市発注の事業における地元事業者からの納入推進についてでございますが、本市の事業発注におきましては、資材の種類や数量、さらには技術上の課題もあるかと思いますが、市内経済が循環されるためにも、地元資材を供給するよう要請を行っているところでございます。次に、経済統計調査につきましては、国においての経済の状況や動向を調査することを目的に、国勢調査を始め商業統計や工業統計調査など、国や道の各種調査が実施をされているところでございます。しかし、これら国等の調査を結果につきましては、すべて所管省庁へ報告され、国の段階で整理、公表になるまで約1年から2年かかり、それまでは一切公表活用ができないこととなっていることから、時間的な遅れなど活用しにくい調査となっているのが現状でございます。このようなことから、本市におきましては、単独の市内の経済調査といたしまして、平成12年と18年に富良野市観光経済調査を実施し、観光業における観光客の消費動向や市内事業者の労働力や原材料の市内調達状況等も調査を行い、観光が市内経済に及ぼす経済波及効果を推定したところでございます。平成18年度調査結果におきましては、観光関連産業での総売上高が301億円、市内消費波及額は569億円、雇用は3,231人の効果があることが示され、本市の基幹産業としての位置づけが明確になったところであり、また、さらにこれらの調査結果を踏まえながら、より一層の観光振興を図るため、平成20年5月に富良野市観光振興計画を策定し、各種施策を実施をしているところでございます。このように経済についての調査を行うことは、商業や観光等の課題抽出や施策立案に大変重要で、かつ必要なものと考えており、富良野市観光経済調査につきましては、今後とも定期的に実施するとともに、調査の結果につきましても、観光はもとより市内の商業振興への資料としていきたいと考えているところでございます。しかしながら、これらの調査を実施する中では、市内事業者の経営内容に関する回答が含まれるなど調査が難しい場合もあることから、新たな調査を実施するのではなく、市内の多くの業者が関わる観光産業について行う観光経済調査の調査項目を見直すことにより、市内経済状況が把握できるよう内容の拡充を図りながら、観光経済調査を実施してまいりたいと考えているところでございます。また、本年は緊急雇用創出事業を活用して、富良野商工会議所と連携し、商店街の活性化に向けた調査を新たに実施する予定となっております。次に、2点目の環境施策との連動についてでございますが、地球温暖化防止対策等助成制度の構築につきましては、近年、ゆとりと豊かさを重視するライフスタイルの変化などから、エネルギー需要が増加することが見込まれており、化石燃料の使用に伴って排出される二酸化炭素の増加が地球温暖化の要因とされ、エネルギー利用の効率化と環境にやさしい新エネルギーの導入が求められております。国では、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法により、太陽光などの新エネルギー利用設備に対して助成を行い、北海道では、北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例を定め、新エネルギー等の開発導入等を総合的に進めています。本市におきましても、国や道のエネルギー対策や地球温暖化防止対策に対して、地域レベルから積極的に貢献していく考えであります。現在市では、地域特性に合った新エネルギーの導入を模索中であり、今後多様な新エネルギーに関する助成制度の構築を図りながら、地域での資機材の開発や生産、新たな雇用を生み出し、地域活性化につながる地球温暖化防止対策に取り組んでまいります。次に、自治体施設の温暖化防止施工技術の導入検討につきましては、温室効率効果ガスの90%以上を占める二酸化炭素の大部分は、電気や化石燃料を焼失することにより発生をしています。本市では、本庁舎を含めた公共施設等において、むだなエネルギーを少しでも減らすため、節電や暖房等の温度管理を徹底し、省エネルギーの取り組みを実践をしているところでございます。今後、公共施設の建設及び更新に当たりましては、設計、管理段階から環境の取り組みにも配慮するとともに、建物の高断熱、高気密化に関する技術の導入や太陽光等の新エネルギー導入の可能性及び費用対効果について地元企業と連携し、調査研究を進めてまいります。3点目の新規就労対策についてでありますが、本市の地域特性といたしましては、基幹産業として農業と観光業があり、ともに北海道を代表する地域となっているところであり、この産業を継続し維持するためにも、農業の担い手や観光業への就労が大変重要となるところでございます。本市といたしましては、圏域の経済活性化及び雇用の拡大を目指し、富良野圏域5市町村の行政及び経済団体等、23団体で構成されます富良野広域圏経済活性化協議会が、厚生労働省の委託事業であります地域雇用創造推進事業、通称新パッケージ事業を平成20年12月より実施し、雇用拡大や人材育成に取り組んでいるところでございます。この事業内容は、今後の観光振興としての長期滞在型観光地形成に向け、体験観光や環境、健康などの新しい観光スタイル、観光メニューを開発するとともに、滞在観光へのサービスを提供することを目的としているところでございます。また、これらのサービスを担う人材育成とその人材の雇用により、新たな観光メニューを提供し、魅力ある観光地を目指しているところでございます。さらにこの事業を取り組んでいる地域を対象とした地域の特色ある農畜産物の資源を活用し、商品化を目指す等の地域雇用創造実現事業及び新パッケージ事業により、育成された人材を活用する民間事業者の創造を支援する雇用創造先導的創業奨励金計画につきましても、平成21年1月から取り組んでいるところでございます。これらの事業の周知についてでありますが、新聞、ラジオ、ホームページ、関係雑誌等を活用して行っているところでございます。さらに周知の拡大につきましても、この事業の実施主体である富良野広域圏経済活性化協議会が沿線5市町村及び観光協会、商工会、JA、建設業協会等多様な団体で構成されていることから、これらの団体を通して各事業者へ通知を図るとともに、今後ともさらなるPRに努めてまいります。また、将来富良野地域で観光を担う人材を確保するためにも、各世代の市民や子供たちに対して職業体験を通じて、仕事に対する知識やコミュニケーション能力を高めるインターンシップや社会人、職業人として自立する能力を高めるキャリア教育などを通じて、職業としての観光産業への認識を高めてもらうことが必要でありますので、各関係機関との連携を図ってまいりたいと思います。以上です。

質問 3番 広瀬寛人

まず最初に市内の経済循環についての重要性の認識につきましては、私が考えるところと市長が今御答弁いただいたところは同じ方向であるということで、私自身は大変喜んでおりますが、その中でですね、まず、今回の住宅改修のように市内の事業所に経済効果を波及する、こういった事業は、今後ともですね、こういう厳しい経済現況下にありますので、こういう施策については、さらに検討いただきたいというふうに思っておりますが、もう1点が、いわゆる行政としての公金、公金としての助成金や補助金、委託金などを支払って事業を行っていただいている指定管理者を含めて、委託先、こういったところには、そこからそのお金をお渡しして、仕事をお願いした以上、そこから先の部分については、そこの事業所の工夫によって事業を効率的に推進をしていく。これが本来の姿であるというふうに考えますが、やはりそこのお金の出先、出元が公のところであるという以上は、そういった市内循環に配慮するような姿勢っていうのは大切なことだというふうに思います。これは決して強制ができるものではないですが、そういった委託事業、補助事業など、受ける団体にもそういったことをあわせてお願いするような考え方というのは私は重要だと思いますが、市長としての見解をお伺いいたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問にお答えを申し上げたいと存じます。一つ目の、市が行っている助成金あるいは補助金、委託含めた事業の中で、これらの助成している事業者に対し、やはり今御質問あったとおり、この事業を行うことによって、市内における経済活性化が図れる状況もございますから、私もただいまの御質問には同感であり、これらの問題につきましても、市といたしましても、これらのそれぞれ助成金、それから補助金、委託料の状況の中でですね、事業効果が地元でそれぞれの資材なり、あるいは目的達成に使うものについての循環的な市内における状況づくりをですね、私たちの方もそれらについては、御要請をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。

再質問 3番 広瀬寛人

次に経済調査の部分についての再質問をさせていただきます。先ほどの御答弁の中では、経済調査の重要性、そしてその結果を施策に反映させる大切さの部分についての認識は、私と同じ方向だということで答弁をいただいておりますが、その中で、観光事業についての平成12年と18年の数字、これをですね、私も目を通さしていただいた中でやはり数値による政策立案、そしてその公費を投入することの検証みたいなものを、情報開示をですね、さらにしていくことによって、その方向性が市民が納得いただけるものになっていくのかなというふうに考えております。私今手元に持ってますのは、12年と18年の観光に関する部分での事業所の各種の経費の調達先、支払い先ということで調査をしている結果でございますが、平成12年には観光関連事業所で市内調達が35.9%であったものが、平成18年には46.2%に上昇している。市内での経済循環が図られている。逆に、北海道外への調達先、支払い先が平成12年に21.4%が、11.4%に下がっている。やはり行政も含めて官民一体となっていろいろな施策を打っていく中で、その効果がこういった調査によって検証がされる。検証がされるということは、さらに次の施策を打っていく段階の非常に説得力を持つ材料というふうになると考えます。今、市長の御答弁では新たな経済調査についてなかなか難しい要素が幾つかあるということで、今の既存の調査を活用していくということで御答弁をいただきました。本日の日本経済新聞の北海道欄には、北海道の観光の情報について集約と開示がスムーズにいってない、時間がかかっているのでこれを解決して早目に開示をして、事業所、各行政体に有効利用していただくように姿勢を変えていくという記事が出ておりましたが、やはりこういったことも含めまして、富良野でも商工会議所を含めて多くの団体でそういった経済統計数値をとっております。これを上手にですね、集約をして施策につなげていく、また関連団体にその結果を周知していくということが重要であるというふうに考えますが、見解をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問にお答えをさしていただきたいと存じます。私もそれぞれ実績を調査して、その結果に基づいて次の段階でどういう情報を提供し、それぞれ情報を得た中でどういう事業の展開ができるかということが私の考え方もそういう方向にある状況でございます。そういった中で今、現実に本市の場合、色々な統計調査もございますけども、特に経済調査にかかわる統計というのは、あまり多くないんですね。そして、そういう調査に基づく実態の中でですね、調査を協力していただけない状況の調査もございます。ですから一つには、経済効果の上がるような観光的なものが主体的になっていることは否めない状況であるというふうに認識をいたしております。しかし富良野には、商工会議所、あるいは山部商工会等がございますから、それらの類するような状況の中でですね、連携する中で調査結果というものを十分交換をしながら、あるいは情報開示しながら、それらの対応にあたる情報をですね、お互いに提供し合うということは、私は、これは大変大切なことだというふうに、これも認識をいたしております。そういう状況を踏まえながら、今後においてもそれらの調査につきましては、それぞれ情報開示、情報提供、そしてそれらについては十分関係機関もしくはそれぞれ市民にも公にしていかなければならないと、こういう考え方で今後進めてまいりたいと、このように考えているとこでございます。

再質問 3番 広瀬寛人

次に、環境施策との連動についての部分で一点お伺いをさせていただきます。先ほどの御答弁の中で、地球温暖化防止対策が地域活性化につながるという認識で、その方向で進めてまいりたいということでの御答弁をいただきました。大変うれしい限りであります。富良野市のホームページ、先週までですか、新着情報というところで、各種企業への助成についてのメニューが掲示されておりました。その中に、中小企業の競争力強化促進事業というメニューが掲載されておりまして、これは4月15日から6月10日までの締め切りということでありましたが、その内容の中にですね、産業人材育成支援事業というものがございまして、いわゆる新しい分野、新しい技術への技術習得に対して、先進企業や研修機関等へ従業員を派遣する場合の経費の補助だとか研究費の補助をするというメニューが載っておりました。これは仮定の話なんですが、例えば富良野市がこれから環境施策に重点的に取り組むということで、今後、太陽光発電等そういった助成がなされるような方向性が、やはり事業所がですね、感じられればこういった補助事業、助成事業を活用して技術習得、そして技術開発に努める動機づけになろうかというふうに思います。市長は、いろいろな商工会議所や観光協会いろんな公の立場の中で、ごあいさつ、発言をされる機会が多いと思います。具体の話ではなくて、方向性として、富良野市の施策がこういう方向ということを話しながら、民間企業にもその技術習得を含めて前向きな取り組みを促すための方向性をリーダーシップとして発揮されると、地元企業としてもそれに歩みを同じくしてですね、技術開発だとか技術習得に積極的になるのではないかというふうに考えますが、そのあたりについての御見解をお伺いしたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

広瀬議員の再質問にお答えを申し上げたいと思います。環境についての行政のあり方を含めた対応でございますけども、私も富良野市の現況における御質問にありましたとおり、環境に優しいまちということで、東京のブランド社が発表しております状況では、一位ということでございました。その意味はどういう意味かということで、私も考えてみているんですけども、一つにはこれだけ自然景観に恵まれた空気の澄んだところに住んでいて、そういう恵まれた状況で生活している人たちの状況を含めた中の環境に優しいと、それからもう一つは、本市のやはり地道ながらですね、ごみに対する市民の御協力によってリサイクル活動というのが、全国でも先駆けて実施いたしました分別収集が、90%の回収リサイクル率ということで、これがかなり全国的に評価をされていると。こういう状況でございます。そういうことを一つの何ていいますか、指標として、これから新たに今、国も全力であげてる環境対策をどうしていくかということに移るわけでございますけども、私もこれから本市においては、恐らくまず、公共施設に対する太陽光の問題、これらについては、私もこれについては、今年そういう状況づくりをしてみたいなという、そういう意向を持っております。その中で、経過としていい面がどういう状況になっていくのか、あるいはメリット、デメリット的な状況がどういうふうなのか、あるいは北海道の場合少し寒冷地ですから、それぞれ状況によっては、大きく変化することも考えられますけども、今の現状ではそういうような状況を含めてですね、事業者にはどの程度これらに関心を持った事業所がどれぐらい出てくるのか。こういうような状況の中でですね、私もこれらの問題については、やはり強い関心を持って対応していかなければならないのかなと、そういう状況に現在、気持ち的にはそういう状況であるということで、御答弁をさしていただきたいとこのように思うとこでございます。

出典:富良野市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月17日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる